JP6287779B2 - 電子機器、及び、印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示部材及び入力部材を備えた電子機器、及び、印刷機構を更に備えた印刷装置に関する。
電子機器の静電気ノイズ対策として、電子機器にシールドを施す方法が実施される場合がある。この場合、静電気ノイズの耐性を高めるために、シールドはグランドに適切に接続されることが好ましい。例えば特許文献1は、FPCをシールドするための導体皮膜をグランド部に接続する部材として、グロメットを使用する方法を開示する。グロメットは、導電粒子が混ぜ込まれた絶縁性の弾性部材からなる。操作筐体の開口部にグロメットが圧入された場合、グロメットの導電粒子は、FPCの導体皮膜と、操作筐体のグランド部とを接続する。
特開2011−114721号公報
特許文献1に記載された方法では、グロメットを使用する必要があるため、機器のコストが増大するという問題点がある。又、特許文献1に記載された方法では、機器の組み付け工程でグロメットを開口部に圧入する必要がある。このため、組み付け工程が煩雑になるという問題点がある。
本発明の目的は、コストを抑制し、且つ、組み付け工程を容易化しつつ、静電気ノイズ対策を実現できる電子機器、及び、印刷装置を提供することである。
本発明の第1態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の一部分である表示部分に配置された表示部材と、前記筐体のうち、前記表示部分と異なる部分の一部分である入力部分に配置された弾性部材であって、前記入力部分に設けられた複数の穴部に挿通する複数のキー部分、及び、前記複数のキー部分を連結する連結部分を有する入力部材と、前記筐体の外側から内側に向かう方向の力が前記複数のキー部分のそれぞれに作用した場合に、前記複数のキー部分のそれぞれの押下を検出するための検出部分及びグランドを有し、前記入力部材と対向する制御基板と、導電性を有する板状の部材であって、前記表示部材の少なくとも一部分に対向する表示側部分、前記制御基板の前記グランドと前記連結部分との間に配置され、前記制御基板の前記グランドと電気的に接触して導通する入力側部分、及び、前記表示側部分と前記入力側部分との間を延びる延設部分を有する導電性部材と、前記制御基板と前記入力部材とを圧接する圧接部材とを備えたことを特徴とする。
第1態様によれば、電子機器は、制御基板と入力部材とが圧接部材によって圧接されることによって、押下された複数のキー部分のそれぞれを検出部分が検出可能となり、使用可能となる。又、導電性部材の入力側部分は、圧接部材によって制御基板と入力部材とが圧接された状態で、制御基板のグランドと接触する。なお、入力部材は弾性を有し、導電性部材の入力側部分を、制御基板のグランドに対して強く押し付ける。このため、導電性部材の入力側部分と、制御基板のグランドとは、電気的により確実に接続する。
又、導電性部材の表示側部分は、表示部材の少なくとも一部に対向する。このため、導電性部材は、表示部材を静電気ノイズから遮蔽するためのシールドとして作用する。ここで上記のように、導電性部材の入力側部分は、制御基板のグランドと電気的により確実に接続する。このため、導電性部材は、静電気ノイズのシールドとして適切に機能する。
なお、導電性部材の入力側部分は、制御基板と入力部材とを圧接部材によって圧接する過程で、制御基板のグランドに接触する。このため、電子機器の組み付けの過程で制御基板と入力部材とを圧接部材によって圧接した場合、同時に、導電性部材の入力側部分を制御基板のグランドに接触させることができる。従って、電子機器の組み付けを容易化しつつ、静電気ノイズに対するシールド効果を実現できる。又、電子機器は、板状の簡単な構成を有する導電性部材を静電気ノイズに対するシールドとして用いることによって、コストを抑制しつつ静電気ノイズ対策を実現できる。
第1態様において、前記表示部材は、表示素子が配置された素子部分と、前記表示素子を駆動する駆動部分と、を有し、前記導電性部材の前記表示側部分は、前記駆動部分の少なくとも一部に対向してもよい。この場合、導電性部材は、表示部材のうち特に駆動部分に対する静電気ノイズを適切にシールドできる。
第1態様において、前記延設部分は、前記入力側部分及び前記表示側部分と交差する平面に沿って延びる交差部分を備えてもよい。この場合、導電性部材は、表示側部分及び入力側部分と同一平面に沿って延びる部分と、交差部分との交点部分で、曲折する。この場合、導電性部材は、曲折する交点部分を、制御基板のグランド側に入力側部分を付勢するためのばねとして作用させることができる。従って電子機器は、導電性部材の入力側部分を制御基板のグランドに更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
第1態様において、前記延設部分は、前記表示側部分から延びる第1延設部分と、前記入力側部分から、前記第1延設部分の延びる方向に沿って延びる第2延設部分と、前記第1延設部分のうち前記表示側部分と反対側の端部と、前記第2延設部分のうち前記入力側部分と反対側の端部との間を繋ぐ第3延設部分と、を有してもよい。この場合、導電性部材は、第1延設部分及び第2延設部分を、制御基板のグランド側に入力側部分を付勢するためのばねとして作用させることができる。従って電子機器は、導電性部材の入力側部分を制御基板のグランドに更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
第1態様において、前記入力側部分の、前記第2延設部分の延びる方向である延設方向と直交する方向の長さは、前記第2延設部分の前記延設方向と直交する方向の長さよりも長くてもよい。この場合、導電性部材の入力側部分の位置が、延設方向と直交する方向にずれた場合でも、制御基板のグランドに入力側部分を適切に接触させることができる。
第1態様において、前記入力側部分の前記延設方向と直交する方向の長さは、前記第2延設部分の前記延設方向と直交する方向の長さの倍であってもよい。この場合、導電性部材の入力側部分の位置が延設方向に大きくずれた場合でも、制御基板のグランドに入力側部分を適切に接触させることができる。
第1態様において、前記入力部材は、前記第3延設部分が通過する切欠き部分を有していてもよい。第3延設部分が入力部材に接触しない状態で、第3延設部分は、制御基板のグランド側に入力側部分を付勢するためのばねとして作用する。従って電子機器は、導電性部材の入力側部分を制御基板のグランドに更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
第1態様において、前記筐体は、内側に突出する第1突出部分を内側の壁面に有し、前記延設部分は、前記第1突出部分の少なくとも一部分に沿って配置される曲折部分を有してもよい。この場合、電子機器の組み付け時、曲折部分を第1突出部分に接触させることによって、筐体に対する導電性部材の位置決めを容易化できる。
第1態様において、前記グランドは、前記制御基板の周端近傍の一部に少なくとも配置されたベタ配線であってもよい。この場合、導電性部材の電位をグランドによって安定化させることができる。従って、電子機器は、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
第1態様において、前記導電性部材の前記表示側部分は、前記表示部材の少なくとも一部に両面テープで固定されてもよい。この場合、表示部材に対する導電性部材の位置を安定化できる。
第1態様において、前記入力側部分は、前記制御基板と近接する向きに突出する第2突出部分を備えてもよい。この場合、導電性部材の入力側部分と制御基板のグランドとを更に適切に接触させることができる。
本発明の第2態様に係る印刷装置は、第1態様に係る前記電子機器と、印刷媒体に印刷を行う印刷機構とを備えている。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
テーププリンタ1を上方且つ前方左側方から見た斜視図である。 筐体2を下方且つ後方右側方から見た斜視図である。 上筐体3を下方且つ後方右側方から見た分解斜視図である。 上筐体3を下方且つ後方右側方から見た斜視図である。 上筐体3の平面図である。 除電板9の斜視図である。 除電板9の平面図である。 上筐体3を下方且つ後方右側方から見た斜視図である。 変形例における除電板9の入力側部分93の拡大斜視図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図示された装置の構成は、その形態のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1〜図3を参照し、本発明に係る印刷装置の一例であるテーププリンタ1の概略構成について説明する。以下の説明では、図1の右上側、左下側、右下側、左上側、上側、下側を、それぞれ、テーププリンタ1の右側、左側、前側、後側、上側、下側と定義する。また、テープカセット10(図2参照)の各方向の定義は、テープカセット10がテーププリンタ1に装着された状態におけるテーププリンタ1の各方向の定義に倣うものとする。
図1に示すテーププリンタ1は、着脱自在なテープカセット10(図2参照)を装着し、テープカセット10に収容されたテープ11に文字、数字、図形等のキャラクタを印刷することができる印刷装置である。テープ11は、例えば、一方の面が加熱によって発色する印刷面であり、他方の面に接着剤が塗布されて剥離紙が貼り付けられたサーマルタイプの印刷媒体である。
テーププリンタ1は筐体2を備える。筐体2は、平面視、左右方向が長い略矩形状である。筐体2は、上下方向に厚みを有し、角部が丸みを帯びた箱状である。筐体2は樹脂製である。筐体2は、上筐体3、下筐体4、及び、カバー21を備える。上筐体3は、筐体2の上側の板状部材(以下、「上側板2A」という。)を含む。下筐体4は、筐体2の前後左右の側壁、及び、下側の板状部材(以下、下側板2B(図2参照)を含む。筐体2は、上筐体3と下筐体4とを上下方向に組み合わせて箱状に構成される。上筐体3内には、後述するキーパッド5、キー基板6、メイン基板7、液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)8、除電板9等(図3参照)が組み付けられる。下筐体4内には、後述する印刷機構28、切断機構13(図2参照)等が組み付けられる。カバー21は、筐体2の底部に取り外し可能に取り付けられる。カバー21は樹脂製である。カバー21は、下筐体4の、下側板2B(図2参照)全体を覆う。
筐体2の上側板2Aは、入力部分25及び表示部分26を有する。入力部分25は、上側板2Aのうち、平面視、前後方向の中央よりも後寄りの位置から前側の部分である。上筐体3内に組み付けられるキーパッド5(図3参照)に設けられた複数のキー部分51は、入力部分25において筐体2の外部に露出する。テーププリンタ1は、種々の指示の入力をキー部分51によって受け付ける。
表示部分26は、上側板2Aのうち、平面視、入力部分25よりも後側の部分である。表示部分26は、入力部分25よりも上側に突出する。表示部分26には、透明または半透明な樹脂で板状に形成された窓部27が設けられる。窓部27は、前側が下方に傾斜する。窓部27の下側には、上筐体3内に組み付けられるLCD8(図3参照)が配置される。LCD8は、窓部27の傾斜に表示画面を沿わせ、水平方向に対して傾斜した状態で上筐体3内に組み付けられる(図4参照)。
筐体2は、左側の板状部材(以下、「左側板2D」という。)の後部に、カットレバー12を備える。カットレバー12は後側部分が下筐体4に軸支され、前側部分が左右方向に移動する。カットレバー12は、下筐体4内の切断機構13(図2参照)に連結する。切断機構13は、印刷済みのテープ11を所定の長さで切断する。切断機構13によるテープ11の切断が行われないとき、カットレバー12の前側部分は左側板2Dよりも左方に突出した状態に配置される。
図2に示すように、筐体2の下側板2Bの右側前部には、バッテリー収容部23が凹部状に形成される。バッテリー収容部23には、テーププリンタ1に電力を供給する図示外のバッテリーが収容される。下筐体4の下側板2Bの左側後部には、カセット装着部22が凹部状に形成される。カセット装着部22は、テープカセット10の外形形状に合わせた形状に形成される。カセット装着部22には、テープ11を収容するテープカセット10が上下方向に沿って装着される。
カセット装着部22の左側後部にガイド板22Aが設けられる。ガイド板22Aは、凹部底面から下方へ突出する板状である。ガイド板22Aの厚み方向は、前後方向に配置される。ガイド板22Aは、テープカセット10がカセット装着部22に装着される際に、テープカセット10に形成された挿通部10Bに挿通される。ガイド板22Aは、カセット装着部22に対してテープカセット10を位置決めする。
下筐体4の印刷機構28は、テープカセット10からテープ11を引き出し、印刷面に印刷を行う機構である。印刷機構28は、ヘッドホルダ28A、プラテンホルダ28B、図示外の駆動モータ等を備える。ヘッドホルダ28Aは、カセット装着部22の左側端部に配置され、凹部底面から下方へ突出する。ヘッドホルダ28Aは、上下方向へ延びる1枚の板状部材によって形成される。ヘッドホルダ28Aは、厚み方向が左右方向に配置される。ヘッドホルダ28Aの左側面に、図示外のサーマルヘッドが設けられる。サーマルヘッドは、上下方向に沿って一列に配列される複数(例えば64個)の図示外の発熱素子を備える。カセット装着部22にテープカセット10が装着された場合、テープ11は印刷面をヘッドホルダ28Aの左側面に向け、サーマルヘッドと対向した状態に配置される。テーププリンタ1は、各発熱素子への通電を制御し、個々の発熱素子を個別に発熱させることで、テープ11の印刷面にキャラクタを印刷する。
プラテンホルダ28Bは、前後方向に延びるアーム状の部材である。プラテンホルダ28Bは、カセット装着部22の左側壁内に設けられる。プラテンホルダ28Bは、前端部が下筐体4に軸支され、後端部が左右方向に移動する。プラテンホルダ28Bの後端部に、プラテンローラ281が回転可能に軸支される。プラテンローラ281の回転軸は、上下方向に沿って配置される。プラテンホルダ28Bの後端部が左右方向へ移動することによって、プラテンローラ281は、プラテンホルダ28Bのサーマルヘッドに対して近接及び離間する。カセット装着部22の上側、即ち凹部裏側に、図示外の駆動モータが配置される。プラテンホルダ28B及びプラテンローラ281は、図示外の複数のギアを介して駆動モータに接続される。カセット装着部22にテープカセット10が装着された場合、テープ11は、プラテンホルダ28Bのプラテンローラ281とヘッドホルダ28Aのサーマルヘッドとの間に配置される。印刷時、テーププリンタ1は、駆動モータを駆動させ、プラテンホルダ28Bの後側部分を左右方向に移動させて、プラテンローラ281とサーマルヘッドとの間にテープ11を挟む。テーププリンタ1は、駆動モータの駆動を制御し、プラテンローラ281を回転させることで、テープ11をテープカセット10から引き出し、後方へ搬送する。
カセット装着部22に装着されるテープカセット10は、印刷面を内側に向けた状態で図示外のテープスプールに巻回されたテープ11を内部に収容する。テープカセット10は、平面視、略矩形状で、テープ11の幅に応じた厚みを有する。テープカセット10の後部左側には、厚み方向に貫通する挿通部10Bが形成される。テープカセット10がカセット装着部22に装着された場合、挿通部10Bには、カセット装着部22のガイド板22Aが挿通される。テープカセット10は案内部10Aを備える。案内部10Aは、左前角部から左方に突出し、後方へ向けて延びる腕状である。テープ11は、案内部10A内を通り、案内部10Aの後端部からテープカセット10の外部に引き出される。テープカセット10がカセット装着部22に装着された場合、印刷機構28のヘッドホルダ28Aは、前側部分が、案内部10Aと、案内部10Aに対向するテープカセット10の左側壁面との間に配置される。サーマルヘッドはヘッドホルダ28Aの後側部分に設けられており、案内部10Aの後端よりも後側に配置される。
筐体2の下側板2Bのカセット装着部22よりも後側の部分に、筐体2の背面2Cとカセット装着部22とを接続する排出溝24が形成される。排出溝24はカセット装着部22の後部左側、即ちサーマルヘッドの後方に位置する。印刷機構28によって印刷されたテープ11は、排出溝24から筐体2の外部へ排出される。筐体2にカバー21(図1参照)が取り付けられた場合、カセット装着部22、バッテリー収容部23、及び排出溝24の開口は、カバー21に覆われる。
切断機構13は、カセット装着部22内で排出溝24の近傍に設けられる。切断機構13は図示外の固定刃と可動刃を備える。可動刃はカットレバー12(図1参照)に連結する。カットレバー12の前側部分が右側に移動されると、可動刃はテープ11を固定刃との間に挟んで切断し、テープ11の排出溝24から排出された部分を切り離す。
図3に示すように、上筐体3の上側板2Aの入力部分25には、複数の穴部25Aが形成される。複数の穴部25Aのそれぞれは、角が湾曲した矩形状である。複数の穴部25Aには、複数のキー部分51(後述)が筐体2の内側から外側に向けて挿通する(図1参照)。入力部分25の下側の面の後方右側、前方右側、後方左側、及び、前方左側のそれぞれの角に、下方に突出する円筒状の突出部251A、251B、251C、251Dが設けられる。突出部251A〜251Dのそれぞれの下面には、上方に延びる有底筒状の穴が形成される。突出部251A〜251Dのそれぞれの穴には、後述する螺子65A〜65D(図4参照)が螺入される。
上筐体3の上側板2Aの表示部分26には、上下方向に貫通する穴部27Aが形成される。表示部分26の下側の面のうち、穴部27Aの前方には、平坦な平坦部分260が形成される。平坦部分260の下側には、後述する除電板9の表示側部分91が配置される。表示部分26の下側の面のうち、穴部27Aの右側及び左側に、下方に突出する円筒状の突出部261A、261Bが設けられる。突出部261A、261Bのそれぞれの下面には、上方に延びる有底筒状の穴が設けられる。突出部261A、261Bのそれぞれの穴には、後述する螺子651A、651B(図4参照)が螺入される。表示部分26の下側の面のうち、穴部27Aの左端付近の前方に、下方に突出する突出部262が設けられる。突出部262は板状であり、両面が左右方向を向いた状態で前後方向に延びる。
キーパッド5は、弾性を有する弾性部材である。キーパッド5はゴム製である。キーパッド5は、平面板状の部分と、この部分から上方に延びる複数の有底筒状の穴部とを有する。複数の有底筒状の穴部は、複数のキー部分51に対応する。平面板状の部分は、連結部分52に対応する。
連結部分52の平面形状は、上筐体3の上側板2Aの入力部分25の平面形状と略同一である。連結部分52は、後方右側、前方右側、及び、前方左側のそれぞれの角に、上下方向に貫通する円形の挿通部5A、5B、5Dが形成される。連結部分52の左端後方に、円形に切り欠かれた挿通部5Cが形成される。挿通部5A〜5Dには、後述する螺子65A〜65D(図4参照)が挿通される。
連結部分52の後端を左右方向に略3等分した場合のそれぞれの部分のうち中央部分は、後方に僅かに突出する。以下、突出する部分を「突出部分521」という。突出部分521の左端に切欠き部分521Aが形成され、突出部分521の右端に切欠き部分521Bが形成される。切欠き部分521Aは、突出部分521の左端、及び、連結部分52の後端のうち突出部分521の左端から左方に延びる部分によって形成される。切欠き部分521Bは、突出部分521の右端、及び、連結部分52の後端のうち突出部分521の右端から右方に延びる部分によって形成される。
複数のキー部分51は、それぞれ、平面視にて矩形状である。複数のキー部分51には、QWERTY配列で並んだ文字、数字、及び、各種機能(電源、スタイル設定、書体設定、文字サイズ設定、印刷など)が割り当てられる。複数のキー部分51のそれぞれの上端部の下側面に、下方に突出する突出部51Aが設けられる。特定のキー部分51が押下された場合、筐体2の外側から内側に向かう方向の力が、特定のキー部分51の上端部に作用する。この場合、特定のキー部分51は弾性変形し、特定のキー部分51の突出部51Aは下方に移動する。一方、特定のキー部分51の押下が解除された場合、突出部51Aは復元力によって上方に移動し、元の位置に戻る。
連結部分52のうち、後端部且つ左右方向中心よりも左側には、複数のキー部分51が配置されない平坦部分52Aが形成される。平坦部分52Aの下側には、後述する除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bが配置される。
キー基板6は、キーパッド5の下側に対向する。キー基板6の平面形状は、上筐体3の上側板2Aの入力部分25、及び、キーパッド5の連結部分52のそれぞれの平面形状と略同一である。キー基板6のうち、後方右側、前方右側、後方左側、及び、前方左側のそれぞれの角に、上下方向に貫通する円形の挿通部64A、64B、64C、64Dが形成される。
図4に示すように、キー基板6の挿通部64A〜64D(図3参照)には、螺子65A〜65D(図3参照)が挿通される。螺子65A〜65Dは、キー基板6に形成された挿通部64A〜64D(図3参照)、及び、キーパッド5に形成された挿通部5A〜5D(図3参照)に対して下方から進入し、上筐体3の上側板2Aの入力部分25に設けられた突出部251A〜251Dのそれぞれの凹部に螺入される。これによって、上筐体3の上側板2Aの入力部分25とキー基板6との間に、キーパッド5が挟まれ、キー基板6とキーパッド5とは圧接される。
図5に示すように、キー基板6は、上下両面にパターニングされた両面基板である。キー基板6の上面には、複数の検出部分61及びグランド62が設けられる。複数の検出部分61のそれぞれは接点である。複数の検出部分61は、キーパッド5の複数のキー部分51(図3参照)のそれぞれの下方に配置される。なお、図5では、複数の検出部分61の一部のみが示されており、残りは省略されている。特定のキー部分51が押下された場合、特定のキー部分51の突出部51Aは下方に移動し、特定のキー部分51に対応する位置に配置された検出部分61に接触する。この場合、検出部分61は、突出部51Aが接触したことに応じて通電する。これによって、押下されたキー部分51が特定される。
グランド62は、キー基板6の上面のうち、後端、右端、左端、及び、前端のうち左右両側のそれぞれの内側近傍に配置される。グランド62は、線状のベタ配線である。ここで、ベタ配線とは、通常のプリント基板における信号線の線幅にとらわれない、広範囲の信号線パターンを示す。グランド62は、基準電位に接続される。以下、グランド62のうち、後端、右端、左端、前端のうち右側、及び、前端のうち左側のそれぞれの内側近傍に配置された部分を、それぞれ、「後端グランド部分62A」、「右端グランド部分62B」、「左端グランド部分62C」、「前端右側グランド部分62D」、及び、「前端左側グランド部分62E」という。
キー基板6には、左右方向に並んだ複数の穴66が、前端部近傍の左右方向中央に形成される。図3、図4に示すように、複数の穴66(図5参照)には、複数の信号線67のそれぞれの上端部が接続されている。
図3に示すように、メイン基板7は、キー基板6の下側に対向する。メイン基板7は、キー基板6に対して下方に離隔した位置で、キー基板6と水平に延びる。メイン基板7の平面形状は矩形状である。メイン基板7の前後方向の長さは、キー基板6と略同一であり、左右方向の長さは、キー基板6の略半分である。メイン基板7には、テーププリンタ1全体の制御を司る図示外のCPU等が実装される。
メイン基板7の後端部の右側に支持部材71が接続され、後端部の左側に支持部材72が接続される。支持部材71、72の形状は左右対称である。支持部材71、72は、メイン基板7を、キー基板6に対して下方に離隔した位置で保持する。支持部材71の後端部に、上下方向に貫通する円形の挿通部71Aが形成される。支持部材72の後端部に、上下方向に貫通する円形の挿通部72Aが形成される。
図4に示すように、挿通部71A、72Aには、螺子651A、651Bが挿通される。螺子651A、651Bは、挿通部71A、72Aに対して下方から進入し、上筐体3の上側板2Aの表示部分26に設けられた突出部261A、261Bのそれぞれの凹部(図3参照)に螺入される。これによって、上筐体3の上側板2Aの表示部分26に支持部材71、72が固定されるので、メイン基板7も上筐体3に固定される。
メイン基板7には、左右方向に並んだ複数の穴76が、前端部近傍に左右方向に亘って形成される。複数の穴76には、複数の信号線67のそれぞれの下端部が固定される。キー基板6及びメイン基板7は、複数の信号線67を介して電気的に接続する。メイン基板7に設けられた図示外のCPUは、複数の信号線67を介して、キー基板6から出力された信号を検出する。CPUは、検出した信号に基づいて、複数のキー部分51の何れか押下されたかを特定できる。
メイン基板7の後端には、FPC8Aの一端側が接続される。FPC8Aの他端側は、LCD8(後述)に接続する。メイン基板7及びLCD8は、FPC8Aを介して電気的に接続する。メイン基板7に設けられた図示外のCPUは、FPC8Aを介してLCD8側に信号を出力することによって、LCD8を制御する。
LCD8は、素子部分81及び駆動部分82を有する。素子部分81は、LCD8の前端部近傍を除く部分である。素子部分81には、液晶表示素子が配置される。駆動部分82は、LCD8の前端近傍の部分である。駆動部分82には、素子部分81の液晶表示素子を駆動させるためのドライバが配置される。LCD8の前端に、FPC8Aの他端側が接続される。駆動部分82のドライバは、FPC8Aを介してメイン基板7から出力された信号に基づいて動作し、素子部分81の液晶表示素子を駆動して画像を表示させる。
LCD8の素子部分81は、窓部27(図1参照)を介して穴部27Aから外部に露出する。これによって、素子部分81の液晶表示素子に表示された画像を外部から視認することが可能となる。又、駆動部分82は、穴部27Aの前方の平坦部分260の下側に配置される。
除電板9はステンレス製の板状部材である。図3、図5に示すように、除電板9は、表示側部分91、延設部分92、及び、入力側部分93を有する。表示側部分91は、上筐体3の上側板2A及びLCD8の間に配置される。入力側部分93は、キーパッド5及びキー基板6の間に配置される。延設部分92は、表示側部分91及び入力側部分93を繋ぐ。
図6、図7に示すように、表示側部分91及び入力側部分93の形状は、平面視にて、左右方向に長い略長方形である。表示側部分91及び入力側部分93の平面は上下方向を向く。図5に示すように、表示側部分91の左右方向の長さは、LCD8、及び、上筐体3の穴部27Aの左右方向の長さよりも僅かに短い。入力側部分93の左右方向の長さは、表示側部分91の左右方向の長さの略1/10である。入力側部分93の右端と表示側部分91の左端との左右方向の位置は略同一である。
図6、図7に示すように、延設部分92は、第1延設部分92A、第2延設部分92B、及び、第3延設部分92Cを有する。第1延設部分92Aは、表示側部分91の左端の前側から左方に延びる。第1延設部分92Aの前後方向の長さは、表示側部分91の前後方向の長さの略1/4である。第1延設部分92Aは、左右方向略中央部に曲折部分92F、92Gを有する。第1延設部分92Aは、表示側部分91から、表示側部分91と平行且つ左方に延び、曲折部分92Fで下方に曲折し、更に、曲折部分92Gで左方に曲折し、表示側部分91と平行且つ左方に延びる。以下、第1延設部分92Aのうち、曲折部分92Fよりも右側の部分を、「第1部分921」という。第1延設部分92Aのうち、曲折部分92F、92Gで挟まれた部分を、「第2部分922」という。第1延設部分92Aのうち、曲折部分92Gよりも左側の部分を、「第3部分923」という。
第2延設部分92Bは、入力側部分93の左端の前後方向中央から、入力側部分93と平行且つ左方に延びる。第2延設部分92Bの前後方向の長さは、入力側部分93の前後方向の長さの略1/2倍であり、第1延設部分92Aの前後方向の長さと略同一である。
第3延設部分92Cは、第1延設部分92Aの前端のうち左側の部分と、第2延設部分92Bの後端のうち左側の部分との間を繋ぐ。第3延設部分92Cは前後方向に延びる。第3延設部分92Cの左右方向の長さは、第1延設部分92A及び第2延設部分92Bの前後方向の長さよりも長い。第3延設部分92Cは、曲折部分92D、92Eを有する。第1延設部分92Aは、第1延設部分92Aから、第1延設部分92Aの第3部分923と平行且つ左方に延び、曲折部分92Dで前方斜め下側に曲折し、更に、曲折部分92Eで前方に曲折し、第2延設部分92Bと平行に延びて、第2延設部分92Bに至る。以下、第3延設部分92Cのうち曲折部分92D、92Eで挟まれた部分を、「第4部分924」という。第4部分924に沿って延びる平面は、表示側部分91及び入力側部分93のそれぞれに沿って延びる平面と交差する。
上筐体3、キーパッド5、キー基板6、及び、LCD8と、除電板9との位置関係について説明する。図5に示すように、除電板9の表示側部分91、及び、第1延設部分92Aの第1部分921は、上側板2A及びLCD8によって上下方向から挟まれる。図8に示すように、表示側部分91、及び、第1延設部分92Aの第1部分921(図6、図7参照)は、上側板2Aの平坦部分260(図3参照)の下側に配置される。図5に示すように、表示側部分91は、LCD8の素子部分81の前端部の一部、及び、駆動部分82の左右両端部を除く部分の上側に配置される。第1延設部分92Aの第1部分921は、LCD8の駆動部分82の左端部分の上側に配置される。表示側部分91及び第1延設部分92Aの第1部分921と、LCD8とのそれぞれの前端の前後方向の位置は、一致する。
第1延設部分92Aの曲折部分92F、92G、及び、第2部分922(図6参照)は、上側板2Aの突出部262(図3参照)の右側面に沿って配置される。第1延設部分92Aの第3部分923(図6参照)は、突出部262の下端の下側を通過して、突出部262よりも左側に延びる。
図8に示すように、第3延設部分92Cの曲折部分92Dは、キーパッド5の切欠き部分521Aの近傍、且つ、キーパッド5の連結部分52が延びる平面よりも上側に配置される。第3延設部分92Cの第4部分924は、曲折部分92Dから曲折部分92Eまでの間を前方斜め下側に延びる。第4部分924は、切欠き部分521Aの後側近傍、より具体的には、キーパッド5の突出部分521の左端の左側を通過する。曲折部分92Eは、キーパッド5の切欠き部分521A(図3参照)の近傍、且つ、キーパッド5の連結部分52が延びる平面よりも下側に配置される。第3延設部分92Cは、曲折部分92Eで前方に曲折し、第2延設部分92Bの左端まで延びる。第2延設部分92Bは、キーパッド5の平坦部分52Aの下側に配置される。
図5に示すように、入力側部分93、及び、延設部分92の第2延設部分92Bは、キーパッド5及びキー基板6によって上下方向から挟まれる。入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6のグランド62のうち後端グランド部分62Aの一部の上側に配置される。入力側部分93の前後方向の長さは、後端グランド部分62Aのうち入力側部分93の下側に配置された部分の前後方向の長さの略2倍である。第2延設部分92Bの前後方向の長さは、後端グランド部分62Aのうち第2延設部分92Bの下側に配置された部分の前後方向の長さと略同一である。図8に示すように、入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キーパッド5の連結部分52の平坦部分52Aの下側に配置される。
図3〜図8を参照し、テーププリンタ1の組み付け工程について説明する。はじめに、上筐体3に対してキーパッド5が配置される。次に、上筐体3に対して除電板9が配置される。このとき、第1延設部分92Aの曲折部分92F、92G、及び、第2部分922が、突出部262の右側面に沿って配置されるように調整されることによって、除電板9の左右方向の位置決めがされる。除電板9の表示側部分91及び第1延設部分92Aの第1部分921は、上筐体3の上側板2Aの平坦部分260に重ねて配置される。除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キーパッド5の平坦部分52Aに重ねて配置される。
次に、上筐体3に対して、キー基板6、メイン基板7、及び、LCD8が配置される。除電板9の表示側部分91及び第1延設部分92Aの第1部分921は、LCD8と上側板2Aとの間に挟まれる。このとき、表示側部分91はLCD8に両面テープで貼付される。これによって、LCD8に対する除電板9の位置は固定される。又、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6とキーパッド5との間に挟まれる。入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6に押し付けられる。
次に、キー基板6の挿通部64A〜64Dのそれぞれの下側から上側に向けて、螺子65A〜65Dが挿通される。螺子65A〜65Dは、キー基板6の挿通部64A〜64D、及び、キーパッド5の挿通部5A〜5Dを下側から上側に向けて進入し、上筐体3の上側板2Aに設けられた突出部251A〜251Dのそれぞれの凹部に螺入される。螺子65A〜65Dが締められた場合、キー基板6及び上側板2Aに対し、互いに近接する向きに力が作用する。キー基板6及び上側板2Aの間のキーパッド5は圧縮される。この場合、キーパッド5は、キーパッド5の平坦部分52Aとキー基板6との間に挟まれた状態の除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bを、弾性力によってキー基板6に強く押し付ける。これによって、入力側部分93及び第2延設部分92Bと、キー基板6の後端グランド部分62Aとは、電気的に強く接触する。
次に、支持部材71の挿通部71Aに対して、下側から上側に向けて、螺子651Aが挿通される。支持部材72の挿通部72Aに対して、下側から上側に向けて、螺子651Bが挿通される。螺子651A、651Bは、上筐体3の上側板2Aに設けられた突出部261A、261Bのそれぞれの凹部に螺入される。これによって、上筐体3に対して支持部材71、72は固定される。メイン基板7は、キー基板6と平行な状態で保持される。次に、上筐体3に対して、下筐体4が下側から嵌められる。以上によって、テーププリンタ1の組み付け工程は終了する。
以上説明したように、テーププリンタ1は、螺子65A〜65Dが締められたときにキーパッド5とキー基板6とが圧接されることによって、押下された複数のキー部分51のそれぞれを検出部分61が検出可能となる。これによって、メイン基板7に設けられた図示外のCPUは、押下されたキー部分51に対応する文字等を特定可能となり、テーププリンタ1は使用可能となる。又、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キーパッド5とキー基板6とが圧接された状態で、キー基板6のグランド62の後端グランド部分62Aと接触する。なお、キーパッド5はゴム製であり、弾性を有する。このため、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6の後端グランド部分62Aに対して強く押し付けられるので、キー基板6のグランド62と電気的により確実に接続する。
又、除電板9の表示側部分91は、LCD8の素子部分81の後端部の一部、及び、駆動部分82の左右両端部を除く部分の上側に配置される。このため、除電板9は、筐体2の外部から進入する静電気ノイズからLCD8を遮蔽するためのシールドとして作用する。ここで上記のように、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6のグランド62と電気的により確実に接続する。このため、除電板9の電位は安定化するので、除電板9は、静電気ノイズのシールド部材として適切に機能する。
なお、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キー基板6とキーパッド5とを圧接する過程で、キー基板6のグランド62に接触する。このため、テーププリンタ1の組み付けの過程でキーパッド5とキー基板6とを螺子65A〜65Dによって圧接した場合、同時に、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bをキー基板6のグランド62に接触させることができる。従って、テーププリンタ1の組み付けを容易化しつつ、除電板9による静電気ノイズのシールド効果を実現できる。又、テーププリンタ1は、板状の簡単な構成を有する除電板9を静電気ノイズのシールドとして用いるので、コストを抑制しつつ静電気ノイズ対策を実現できる。
なお従来、テーププリンタ1では、除電板9の一部を曲折させ、キー基板6のグランド62側に向かう方向の付勢力を入力側部分93に付与し、この付勢力のみによって、キー基板6のグランド62に入力側部分93を接触させていた。しかしこの場合、入力側部分93に適切に付勢力を付与させるためには、除電板9の表示側部分91をLCD8に強く固定する必要があり、両面テープによる接着だけでは不十分であった。従って、テーププリンタ1の組み付けが煩雑となる場合があった。一方、上記実施形態において、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bは、キーパッド5及びキー基板6によって圧接され、キー基板6に接触する。このため、従来のように、表示側部分91をLCD8に強く固定する必要がない。従って、両面テープにより固定する等の簡単な方法で、表示側部分91をLCD8に固定した場合でも、入力側部分93及び第2延設部分92Bをグランド62に適切に接触させることができる。従って、テーププリンタ1の製造工程で組み付けを容易にできる。
LCD8は、窓部27の下側に配置される。このため、LCD8は、外部からの静電気ノイズによる影響を受けやすい。又、LCD8の駆動部分82には、素子部分81の液晶表示素子の表示制御を司るドライバが配置されているので、静電気ノイズによる影響を特に受けやすい。これに対し、上記実施形態において、除電板9の表示側部分91は、LCD8の素子部分81の後端部の一部、及び、駆動部分82の左右両端部を除く部分の上側に配置される。このため、除電板9は、LCD8のうち特に駆動部分82に対する静電気ノイズを、表示側部分91によって適切にシールドできる。
上記実施形態において、延設部分92は、第1延設部分92A、第2延設部分92B、及び、第3延設部分92Cを有する。第1延設部分92A及び第2延設部分92Bは、何れも左右方向に延びている。この場合、第1延設部分92A及び第2延設部分92Bは、キー基板6のグランド62側に入力側部分93を付勢するためのばねとして作用する。従ってテーププリンタ1は、除電板9の入力側部分93をキー基板6のグランド62に更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
上記実施形態において、除電板9のうち延設部分92の第3延設部分92Cは、曲折部分92D、92Eによって曲折する。第3延設部分92Cのうち第4部分924は、表示側部分91、及び、入力側部分93が延びる平面と交差する平面に沿って延びる。この場合、除電板9の曲折部分92D、92Eは、キー基板6のグランド62側に入力側部分93及び第2延設部分92Bを付勢するためのばねとして作用する。従ってテーププリンタ1は、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bを、キー基板6のグランド62に更に適切に接触させることができる。このため、テーププリンタ1は、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
上記実施形態において、除電板9の入力側部分93の前後方向の長さは、第2延設部分92Bの前後方向の長さに対して約2倍となる。この場合、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bの位置が前後方向にずれた場合でも、少なくとも入力側部分93をキー基板6のグランド62に適切に接触させることができる。
上記実施形態において、キーパッド5は切欠き部分521Aを有する。切欠き部分521Aは、第3延設部分92Cの第4部分924がキーパッド5に接触することを抑制できる。この場合、第3延設部分92Cの曲折部分92D、92Eのばねとしての作用は、キーパッド5によって阻害されない。従って、テーププリンタ1は、除電板9の入力側部分93をキー基板6のグランド62に更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。
上記実施形態において、除電板9の左右方向の位置決めは、第1延設部分92Aの第2部分922、及び、曲折部分92F、92Gが、突出部262の右側面に沿って配置されるように調整されることによって、実行される。このため、テーププリンタ1を組み付けるときに、第2部分922、及び、曲折部分92F、92Gを突出部262に接触させることによって、筐体2に対する除電板9の左右方向の位置決めを容易化できる。
上記実施形態において、グランド62は、キー基板6の後端、右端、左端、前端のうち右端部、及び、前端のうち左端部のそれぞれの内側近傍に配置される、ベタ配線である。なお、グランド62の線幅は、通常のプリント基板における信号線にとらわれない、広範囲の信号線パターンを示す。この場合、グランド62は、後端グランド部分62Aを介して接触する除電板9の電位をより安定化させることができる。従って、テーププリンタ1は、静電気ノイズに対するシールド効果をより高めることができる。
上記実施形態において、除電板9の表示側部分91は、両面テープによってLCD8に貼付され、固定される。このため、テーププリンタ1は、LCD8に対する除電板9の位置を安定化できるので、テーププリンタ1の組み付け作業を更に容易化できる。
LCD8は本発明の「表示部材」の一例である。キーパッド5は本発明の「入力部材」の一例である。キー基板6は本発明の「制御基板」の一例である。除電板9は発明の「導電性部材」の一例である。螺子65A〜65Dは本発明の「圧接部材」の一例である。第3延設部分92Cのうち第4部分924は本発明の「交差部分」の一例である。左右方向は本発明の「延設方向」の一例である。突出部262は本発明の「第1突出部分」の一例である。曲折部分92F、92Gは本発明の「曲折部分」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記実施形態におけるLCD8は、他の表示デバイスに変更できる。例えば、LCD8の代わりに有機ELディスプレイが使用されてもよい。上記実施形態では、除電板9の入力側部分93及び第2延設部分92Bが、キー基板6のグランド62のうち後端グランド部分62Aに接触した。これに対し、除電板9の入力側部分93のみが後端グランド部分62Aに接触し、第2延設部分92Bは後端グランド部分62Aに接触しなくてもよい。上記実施形態において、テーププリンタ1はキー基板6及びメイン基板7を有していた。これに対し、テーププリンタ1は、キー基板6及びメイン基板7を一体化した1つの制御基板を有してもよい。そして、テーププリンタ1の組み付け工程で、該制御基板とキーパッド5とが圧接してもよい。上記実施形態では、印刷機構28を備えたテーププリンタ1を例に挙げて説明した。本発明は、印刷機構28を備えない一般的な電子機器にも適用可能である。上記実施形態において、キーパッド5の切欠き部分521A、521Bは設けられていなくてもよい。キーパッド5の後端は、左右方向に一直線状に延びていてもよい。
上記実施形態において、LCD8は、素子部分81及び駆動部分82を備えていた。又、除電板9の表示側部分91は、素子部分81及び駆動部分82のそれぞれの一部に対向した。これに対し、表示側部分91は、素子部分81の少なくとも一部にのみ対向してもよいし、駆動部分82の少なくとも一部にのみ対向してもよい。又、表示側部分91は、LCD8全体に対向してもよい。
上記実施形態において、除電板9は、表示側部分91、延設部分92、及び、入力側部分93を有していたが、除電板9の形状は変更できる。例えば、除電板9は、1つの矩形状の板状部材であってもよい。そして、板状部材の一部分がLCD8の少なくとも一部分に対向し、板状部材の他の一部分が、キーパッド5とキー基板6との間に配置されてもよい。
上記実施形態において、入力側部分93の前後方向の長さは、第2延設部分92Bの前後方向の長さの略2倍であった。入力側部分93と、第2延設部分92Bのそれぞれの前後方向の長さの関係は変更できる。例えば、入力側部分93の前後方向の長さは、第2延設部分92Bの前後方向の長さの略2倍よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。入力側部分93の前後方向の長さと、第2延設部分92Bの前後方向の長さとは略同一であってもよい。
上記実施形態において、除電板9の左右方向の位置決めは、第1延設部分92Aの第2部分922を、上筐体3の上側板2Aに設けられた突出部262の右側面に接触させることによって実行された。除電板9の位置決めは、他の方法で実行されてもよい。例えば除電板9には穴が形成されていてもよい。又、上筐体3の上側板2Aには、下方に突出し且つ該穴に挿通可能な大きさの突出部分が設けられていてもよい。除電板9の位置決めは、上側板2Aから突出する突出部分に穴を挿通させることによって実行されてもよい。
上記実施形態において、キー基板6のグランド62は、キー基板6の上面のうち、後端、右端、左端、及び、前端のうち左右両端部のそれぞれの内側近傍に線状に配置された。キー基板6におけるグランド62の配置は変更できる。例えば、グランドは、上記実施形態におけるグランド62に加えて、複数のキー部分51が設けられた層とは別の層(例えば、キー基板6の下側の面)全体に設けられてもよい。
上記実施形態において、除電板9の表示側部分91はLCD8に両面テープで貼付された。LCD8に対する除電板9の固定方向は、この方法に限定されない。例えば、除電板9は、表示側部分91がLCD8に接着剤で接着されてもよい。又、除電板9の表示側部分91と上筐体3の上側板2Aとの間、及び、除電板9の表示側部分91とLCD8との間に、弾性部材が設けられてもよい。表示側部分91は、上側板2AとLCD8によって上下方向から挟まれたときに、弾性部材から受ける弾性力によって、位置が固定されてもよい。
除電板9の入力側部分93に、下方に突出する複数の突出部分が設けられてもよい。図9を参照し、変形例について説明する。除電板9の入力側部分93は、下方に突出する複数の93Aが設けられている。複数の突出部分93Aのそれぞれの形状は半球状である。複数の突出部分93Aは、キーパッド5とキー基板6とが圧接された場合に、キー基板6のグランド62の後端グランド部分62Aに特に強く接触する。このように、下方に突出する突出部分93Aが入力側部分93に設けられた場合、入力側部分93とキー基板6のグランド62とを更に適切に接触させることができるので、静電気ノイズに対するシールド効果を高めることができる。なお、突出部分93Aは本発明の「第2突出部分」の一例である。
なお、上記の変形例において、複数の突出部分93Aのそれぞれの形状は、半球状に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、複数の突出部分93Aは、下端が尖った錘状であってもよい。又、複数の突出部分93Aは、下端が平坦な形状を有してもよい。又、複数の突出部分93Aの数は任意の数に変更できる。
1 :テーププリンタ
2 :筐体
5 :キーパッド
6 :キー基板
8 :LCD
9 :除電板
25 :入力部分
26 :表示部分
28 :印刷機構
51 :キー部分
51A :突出部
52 :連結部分
521A :切欠き部分
61 :検出部分
62 :グランド
62A :後端グランド部分
65A、65B、65C、65D :螺子
81 :素子部分
82 :駆動部分
91 :表示側部分
92 :延設部分
92A :第1延設部分
92B :第2延設部分
92C :第3延設部分
92D、92E、92F、92G :曲折部分
93 :入力側部分
93A :突出部分

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一部分である表示部分に配置された表示部材と、
    前記筐体のうち、前記表示部分と異なる部分の一部分である入力部分に配置された弾性部材であって、
    前記入力部分に設けられた複数の穴部に挿通する複数のキー部分、及び、
    前記複数のキー部分を連結する連結部分
    を有する入力部材と、
    前記筐体の外側から内側に向かう方向の力が前記複数のキー部分のそれぞれに作用した場合に、前記複数のキー部分のそれぞれの押下を検出するための検出部分及びグランドを有し、前記入力部材と対向する制御基板と、
    導電性を有する板状の部材であって、
    前記表示部材の少なくとも一部分に対向する表示側部分、
    前記制御基板の前記グランドと前記連結部分との間に配置され、前記制御基板の前記グランドと電気的に接触して導通する入力側部分、及び、
    前記表示側部分と前記入力側部分との間を延びる延設部分
    を有する導電性部材と、
    前記制御基板と前記入力部材とを圧接する圧接部材と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示部材は、
    表示素子が配置された素子部分と、
    前記表示素子を駆動する駆動部分と、
    を有し、
    前記導電性部材の前記表示側部分は、前記駆動部分の少なくとも一部に対向することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記延設部分は、
    前記入力側部分及び前記表示側部分と交差する平面に沿って延びる交差部分を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記延設部分は、
    前記表示側部分から延びる第1延設部分と、
    前記入力側部分から、前記第1延設部分の延びる方向に沿って延びる第2延設部分と、
    前記第1延設部分のうち前記表示側部分と反対側の端部と、前記第2延設部分のうち前記入力側部分と反対側の端部との間を繋ぐ第3延設部分と、
    を有することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子機器。
  5. 前記入力側部分の、前記第2延設部分の延びる方向である延設方向と直交する方向の長さは、前記第2延設部分の前記延設方向と直交する方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記入力側部分の前記延設方向と直交する方向の長さは、前記第2延設部分の前記延設方向と直交する方向の長さの倍であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記入力部材は、前記第3延設部分が通過する切欠き部分を有することを特徴とする請求項4から6の何れかに記載の電子機器。
  8. 前記筐体は、内側に突出する第1突出部分を内側の壁面に有し、
    前記延設部分は、前記第1突出部分の少なくとも一部分に沿って配置される曲折部分を有することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の電子機器。
  9. 前記グランドは、前記制御基板の周端近傍の一部に少なくとも配置されたベタ配線であることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の電子機器。
  10. 前記導電性部材の前記表示側部分は、前記表示部材の少なくとも一部に両面テープで固定されていることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の電子機器。
  11. 前記入力側部分は、前記制御基板と近接する向きに突出する第2突出部分を備えたことを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の電子機器。
  12. 請求項1から11の何れかに記載の前記電子機器と、
    印刷媒体に印刷を行う印刷機構と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
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