JP6286738B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域に入賞口が設けられ、遊技領域を流下する遊技媒体が入賞口に入賞した場合に、所定の遊技価値が付与される遊技機に関する。
この種の遊技機としては、発射装置から発射されて遊技領域を流下する遊技球が入賞口に入賞した場合に賞球等が払い出される(遊技価値が付与される)パチンコ遊技機等の遊技機が従来から知られている。
パチンコ遊技機における入賞口には、大入賞球装置(特別可変入賞球装置とも呼ばれる)によって大当たり時に開放される大入賞口や、普通可変入賞球装置(所謂電動チューリップ)によって開放され、入賞が大当たりの抽選の契機となる始動入賞口や、常時開放している一般入賞口等がある。
特許文献1には、上記した常時開放している一般入賞口(普通入賞口51)が、遊技領域において大入賞球装置の側方に近接して配置されるとともに、遊技球の流下方向で大入賞球装置の上流に配置されるパチンコ遊技機が開示されている。
特開2011−224113号公報
この種のパチンコ遊技機では、大入賞球装置や普通可変入賞球装置が開放させる入賞口の上側に、上記特許文献1で説明したような一般入賞口を設け、設計上、大入賞球装置や普通可変入賞球装置が開放させる入賞口よりも先に、一般入賞口に遊技球が入賞し得る構成にすることが望まれる場合がある。
しかしながら、上記のように普通可変入賞球装置等が開放させる入賞口の上側に一般入賞口を設けた場合には、一般入賞口は、設置に際して入賞した遊技球を排出する排出経路が必要となるため、その周囲の遊技部品を配慮して、排出経路を形成しなければならず、排出経路の設計自由度が制約され、その構成を煩雑化せざるを得ない状況が生じる場合がある。
また、上記のように普通可変入賞球装置等が開放させる入賞口の上側に一般入賞口を設けた場合には、普通可変入賞球装置等が開放させる入賞口の上側に設けられる一般入賞口以外の遊技部品の設計自由度も制約されてしまう。
また、一般入賞口を大入賞球装置や普通可変入賞球装置の上側に設けた場合には、一般入賞口に入賞せずに流下した遊技球が、大入賞球装置によって開放される入賞口又は普通可変入賞球装置によって開放される入賞口に入賞するか否かという状態になるだけであり、遊技球の動きに遊技者の注目を集めることができるようにして、遊技の興趣を向上させることにも改善の余地がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、可変入賞装置によって開閉される入賞口よりも先に所定の入賞口に遊技媒体が入賞し得る構成とするといった設計上の要望を満足しつつ、これら入賞口等を含む遊技領域に設ける遊技部品の設計自由度を確保でき、かつ遊技の興趣を向上できる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の請求項1に係る遊技機は、遊技領域(例えば実施形態における遊技領域3A)に設けられた入賞口に遊技媒体が進入した場合に、遊技価値が付与される遊技機(例えば実施形態におけるパチンコ遊技機1)であって、第1入賞口(例えば実施形態における第2始動入賞口13b)と、前記第1入賞口よりも下方であって、前記遊技領域における縁部側に配置された第2入賞口と、前記第1入賞口に、遊技媒体が進入しない又は進入し難い閉状態と、遊技媒体が進入し易い開状態とに変化する可変入賞装置(例えば実施形態における普通可変入賞球装置14)と、前記遊技領域における前記第2入賞口が設けられる領域の近傍であって、該第2入賞口に遊技媒体が入賞可能な位置へ遊技媒体を誘導する誘導通路(例えば実施形態における誘導通路50)と、前記遊技領域を左側領域と右側領域とに隔てる飾り部材と、前記遊技領域に設けられ、遊技媒体が通過可能な始動領域とを備え、前記誘導通路への遊技媒体の流入口(例えば実施形態における流入口50A)は、前記第1入賞口よりも上方に設けられ、前記遊技領域は、透明部材によって形成され、前記遊技領域の背面側には、演出部材が設けられ、前記可変入賞装置は、前記始動領域を遊技媒体が通過したことに基づいて、前記開状態に変化可能であり、前記始動領域、前記第1入賞口及び前記第2入賞口は、前記右側領域に設けられ、前記始動領域は、前記誘導通路への遊技媒体の流入口及び前記可変入賞装置よりも上方に設けられている。
本発明では、可変入賞装置によって開閉される入賞口よりも先に所定の入賞口に遊技媒体が入賞し得る構成とするといった設計上の要望を満足しつつ、これら入賞口等を含む遊技領域に設ける遊技部品の設計自由度を確保でき、かつ、遊技媒体が可変入賞装置の上流直前に至った際に、遊技媒体が第1入賞口に入賞するか、誘導通路を通して第2入賞口に入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。
詳しくは、この種の遊技機では、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口(第1入賞口)及び可変入賞装置の上側に、他の入賞口(第2入賞口)を設計上、設けることが望まれる場合がある。
しかし、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口(第1入賞口)の上側に他の入賞口を設ける場合には、これの排出経路を設ける必要があることから、周囲の遊技部品を避けるようにして、この排出経路を形成しなければならず、排出経路の設計自由度が制約され、排出経路を煩雑化せざるを得ない状況等が生じ得る。具体的には、他の入賞口(第2入賞口)の排出経路を、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口(第1入賞口)の排出経路を避けるように形成しなければならず、煩雑化せざるを得ない状況等が生じ得る。
これに対して、本発明では、可変入賞装置の下側であって遊技領域の縁部側に上記した他の入賞口(第2入賞口)を設けるとともに、誘導通路の流入口を、遊技媒体の流下方向で可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口(第1入賞口)の上流に設ける。
これにより、他の入賞口(第2入賞口)の排出経路は、周囲の遊技部品の影響で設計自由度を制約されることが抑制されるとともに、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口の上側に設けられる遊技部品は、上記の他の入賞口の影響で設計自由度を制約されることが抑制される。
また、他の入賞口(第2入賞口)の遊技媒体の受け入れ口が、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口(第1入賞口)の上流に実質的に位置することになる。
これにより、本発明では、可変入賞装置によって開閉される入賞口よりも先に所定の入賞口に遊技媒体が入賞し得る設計上の要望を満足しつつ、これら入賞口等を含む遊技領域に設ける遊技部品の設計自由度を確保できる。
また、遊技媒体が第1入賞口に入賞するか、誘導通路を通して第2入賞口に入賞するかの振り分けがなされる場合には、この振り分けに遊技者の注目を集めることができるため、遊技の興趣を向上できる。
またさらに、本発明では、誘導通路の流入口によって、第2入賞口の遊技媒体の受け入れ口が第1入賞口の上流に実質的に位置することで、第2入賞口への入賞率の調整(計算)が容易になり、そして、第2入賞口の入賞率を容易に調整(計算)できることで、第1入賞口の入賞率の調整も容易になる。これにより、遊技機の設計を効果的に進めることが可能となる。
すなわち、本発明では、1通りの第2入賞口の入賞率を定めた上で、遊技領域上で障害部材や誘導部材を適宜配置する等して、第1入賞口が所望の入賞率となるように調整できるため、可変入賞装置によって開閉される第1入賞口の入賞率も調整(計算)し易くなる。これにより、本発明では、遊技機を設計する上で、極めて重要な事項である入賞率の調整(計算)が容易になることで、遊技機の設計を効果的に進めることが可能となる。
なお、第2入賞口が、本発明のように何ら誘導されることなく、可変入賞装置(第1入賞口)の下側で遊技媒体を進入させると、可変入賞装置の開状態と閉状態とで、第2入賞口の入賞率が変化し2通りとなり、第2入賞口の入賞率の調整(計算)が煩雑になり、可変入賞装置によって開閉される第1入賞口の調整も煩雑になる。
また、本発明の手段1に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機において、
前記可変入賞装置は、大当たり遊技状態で開状態となる大入賞装置(例えば実施形態における特別可変入賞球装置20)であることを特徴とする。
この場合、大入賞装置及びこれが開放する第1入賞口の上側の遊技部品の設計自由度を確保できるとともに、遊技媒体が大入賞装置の上流直前に至った際に、遊技媒体が大入賞装置によって開閉される第1入賞口に入賞するか、第2入賞口に入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。また、大入賞装置が開閉する入賞口の入賞率の調整も容易になる。
本発明の手段2に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機において、
前記可変入賞装置は、前記遊技領域に設けられ遊技媒体の通過に応じて抽選を行う進入口(例えば実施形態におけるゲート17B)の抽選結果に応じて開閉し、遊技媒体が入賞した際に大当たり抽選が行われる入賞装置であることを特徴とする。
この場合、所謂電動チューリップ及びこれが開放する第1入賞口の上側の遊技部品の設計自由度を確保できるとともに、遊技媒体が電動チューリップの上流直前に至った際に、遊技媒体が電動チューリップによって開閉される第1入賞口に入賞するか、第2入賞口に入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。また、電動チューリップが開閉する入賞口の入賞率の調整も容易になる。
本発明の手段3に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機において、
前記可変入賞装置は、前記遊技領域に2つ設けられ、一方は、大当たり遊技状態で開状態となる大入賞装置(例えば実施形態における特別可変入賞球装置20)であり、他方は、前記遊技領域に設けられ遊技媒体の通過に応じて抽選を行う進入口の抽選結果に応じて開閉し、遊技媒体が入賞した際に大当たり抽選が行われる入賞装置(例えば実施形態における普通可変入賞球装置14)であり、
前記誘導通路における遊技媒体の前記流入口は、遊技媒体の流下方向で2つの前記可変入賞装置の上流に設けられていることを特徴とする。
この場合、大入賞装置及びこれが開放する入賞口、並びに、所謂電動チューリップ及びこれが開放する入賞口の上側の遊技部品の設計自由度を確保できるとともに、遊技媒体が大入賞装置又は電動チューリップの上流直前に至った際に、遊技媒体が大入賞装置又は電動チューリップによって開閉される入賞口に入賞するか、第2入賞口に入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。また、大入賞装置及び電動チューリップが開閉する各入賞口の入賞率の調整も容易になる。
本発明の手段4に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機又は手段1〜3に係る遊技機のいずれかの遊技機において、
前記誘導通路における前記流入口は、樹脂材料から形成されていることを特徴とする。
この場合、第2入賞口の入賞率を安定させることができる。
本発明の手段5に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機又は手段1〜4に係る遊技機のいずれかの遊技機において、
前記遊技領域の遊技媒体の導入部(例えば実施形態における導入部7A)は、該遊技領域における左側に設けられ、
前記遊技領域の中央側には、表示装置(例えば実施形態における演出表示装置12)が配置され、
前記遊技領域には、前記表示装置の周囲に囲む装飾部材(例えば実施形態におけるセンター飾り枠体15)が設けられ、
前記装飾部材は、前記遊技領域の中央から右側に向けて張り出して形成され、
前記第1入賞口、前記第2入賞口、及び可変入賞装置は、前記遊技領域における前記装飾部材の右側に設けられることを特徴とする。
この場合、装飾部材によって遊技部品の設置スペースが制約される遊技領域における右側の領域において、遊技部品の設計自由度を好適に確保できる。
本発明の手段6に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機又は手段1〜5に係る遊技機のいずれかの遊技機において、
前記遊技領域が形成される遊技板(例えば実施形態における遊技板31)は、光を透過する透明板により構成され、
前記誘導通路の背面には、発光手段(例えば実施形態における発光装置36)が設けられることを特徴とする。
この場合、装飾効果が高まる。
本発明の手段7に係る遊技機は、請求項1に係る遊技機又は手段1〜6に係る遊技機のいずれかの遊技機において、
前記遊技領域が形成される遊技板は、光を透過する透明板により構成され、
可動物(例えば実施形態におけるサブ演出表示装置16)が前記透明板の背面から所定位置に移動することを特徴とする。
この場合、装飾効果が高まる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 上記パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 遊技盤の上部左側の拡大図である。 遊技盤の下部右側の拡大図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の正面図である。なお、以下の説明で用いる図において、「上」、「下」、「左」、「右」はパチンコ遊技機1の方向を示している。また、パチンコ遊技機1の前後方向は、図1の紙面手前側を「前」とし、図1の紙面奥側を「後」とする。
パチンコ遊技機1は、縦長の矩形状に形成された遊技枠2と、遊技枠2に着脱可能に取り付けられた遊技盤3と、で主に構成されている。遊技枠2は、遊技盤3を着脱可能に収容する収容部を有する縦長の方形枠状の台枠4と、台枠4の左側部前面側に、上下方向に沿って延びる軸線を軸中心として開閉可能に設けられたガラス扉枠5及び下扉枠6と、を備えている。
遊技盤3は、台枠4に収容された状態でガラス扉枠5によって覆われている。ガラス扉枠5には、遊技盤3に形成される遊技領域3Aを遊技者側から視認可能とする略円形状のガラス板5Aが設けられている。なお、ガラス板5Aは、光を透過するのであれば、例えばアクリル樹脂等からなるもので代替してもよい。
遊技領域3Aは略円形状の領域とされ、遊技盤3の前面には、遊技領域3Aの周囲(周縁部)を回り込むように延設された円弧状のガイドレール7が設けられている。図中符号8は、打球発射装置を示しており、この打球発射装置8は、遊技領域3Aよりも下側の位置であって台枠4の下部右側に収容され下扉枠6によって覆われている。打球発射装置8から発射された遊技媒体としての遊技球は、ガイドレール7によって遊技領域3Aの上部左側領域に案内される。
下扉枠6の上部には、打球供給皿(上皿)9が設けられ、下扉枠6において、打球供給皿9の下側には、打球供給皿9に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿10(下皿)や、遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)11が設けられている。
遊技者が操作ノブ11を回転操作することで、打球発射装置8から遊技球が発射され、打球供給皿9に貯留された遊技球は、打球発射装置8が遊技球を1発発射し終える度に、順次、打球発射装置8に供給される。パチンコ遊技機1では、打球発射装置8から発射された遊技球が、ガイドレール7を通過して、遊技領域3Aに打ち込まれることで遊技が行われる。
遊技領域3Aの中央側には、演出表示装置12が配置され、演出表示装置12は、それぞれが演出用の飾り図柄(演出図柄)を可変表示する複数の可変表示部を有している。遊技領域3Aにおける演出表示装置12の下側には、第1始動入賞口13aが設けられている。第1始動入賞口13aに入賞した遊技球は、排出経路を介して遊技盤3の背面に導かれ、第1始動口スイッチ及び第1入賞確認スイッチ(図示略)によって検出される。なお、遊技領域3Aの中央とは、正面視で略円形状の遊技領域3Aの中心位置を含む領域のことを意味する。
また、遊技領域3Aのうちの右下側の領域において、第1始動入賞口13aの右上側の位置には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口13bが設けられている。第2始動入賞口13bに入賞した遊技球は、排出経路を介して遊技盤3の背面に導かれ、第2始動口スイッチ及び第2入賞確認スイッチ(図示略)によって検出される。
第2始動入賞口13bは、普通可変入賞球装置14によって開閉され、この普通可変入賞球装置14は、開放条件の成立に応じて、第2始動入賞口13bを、遊技球が進入しない閉状態から、遊技球が進入し易い開状態に変化させる装置である。本実施形態における普通可変入賞球装置14は矩形の板体を有し、この板体を上下方向に沿った起立状態とすることで第2始動入賞口13bを閉じ、板体を、その下部を軸中心に起立状態から前側に向けて回転させることで、第2始動入賞口13bを開放させる。
普通可変入賞球装置14は、ソレノイド(図示略)によって駆動される。普通可変入賞球装置14が第2始動入賞口13bを開状態とすることによって、遊技球が第2始動入賞口13bに入賞可能になり、遊技者にとって有利な状態になる。
なお、普通可変入賞球装置14が開状態になっている状態では、第1始動入賞口13aよりも、第2始動入賞口13bに遊技球が入賞し易い。また、普通可変入賞球装置14が閉状態になっている状態では、遊技球は第2始動入賞口13bに基本的に入賞しないが、入賞はしづらいものの入賞することが可能な(遊技球が進入し難い)構成としてもよい。なお、図1においては、普通可変入賞球装置14が、第2始動入賞口13bを閉状態とした状態が示されている。また、遊技領域3Aには、遊技球の挙動を変化させたり、遊技球を入賞球装置に誘導したりする釘等が設けられている。
また、遊技領域3Aには、演出表示装置12の周囲を囲う装飾部材であるセンター飾り枠体15が設けられている。センター飾り枠体15は、詳細は後述する遊技盤3を構成する遊技板31に形成された開口の周縁を囲うように取り付けられており、装飾等が設けられている。
また、このパチンコ遊技機1では、演出表示装置12の4角の前側にそれぞれサブ演出表示装置16が設けられている。演出表示装置12は前後方向で、遊技盤3の遊技板31から後側に離間し奥まった位置に配置されており、サブ演出表示装置16はそれぞれ前後方向で、遊技板31と演出表示装置12との間に配置されている。さらに、本実施形態では、演出表示装置12の左上角部、左下角部、右下角部の前側に配置されたサブ演出表示装置16がそれぞれ、その一部を遊技板31の背面に位置させている。
サブ演出表示装置16は長方形状であり、可変表示部を有し、演出表示装置12と連動して演出画像を表示する等の演出を実行可能となっている。さらに、本実施形態では、サブ演出表示装置16が基準位置から所定位置まで移動可能となっているが、これの詳細は後述する。
また、演出表示装置12の上側には、センター飾り枠体15の上部の内側から垂れ下がるようにして延びる装飾ランプ19が設けられている。装飾ランプ19は複数の光源を備え、演出表示装置12等と連動して発光し、演出を実行可能となっている。
パチンコ遊技機1では、第1始動入賞口13aまたは第2始動入賞口13bへの入賞を契機に大当り抽選が行われ、大当りに当選した場合には、演出表示装置12において飾り図柄を特定表示結果とすることで、遊技者に大当りである旨が報知される。また、演出表示装置12では、大当り抽選中に飾り図柄を変動させるとともに、大当りに対する期待度に応じた演出などが行われる。この際に、サブ演出表示装置16は、演出表示装置12と連動して演出画像を表示する等の演出を実行する。
第1始動入賞口13aの右側であって、普通可変入賞球装置14の左下側には、特別可変入賞球装置(大入賞球装置と呼ばれる場合がある。また、さらに、広義には大入賞装置と呼ばれる場合もある)20が設けられている。特別可変入賞球装置20は、大当りとなった場合に生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)において、ソレノイド(図示略)によって、大入賞口21を開放状態とする。遊技者は、大当り遊技状態において大入賞口21に遊技球を入賞させることで多くの賞球が得られる。
また、遊技領域3Aにおける左下側の領域には、ゲート17Aが設けられるとともに、遊技領域3Aにおいて、普通可変入賞球装置14及び第2始動入賞口13bの右上側には、ゲート17Bが設けられている。
ゲート17Aまたはゲート17Bを遊技球が通過した場合には、図示しないゲートスイッチによって遊技球の通過が検出され、図示しない普通図柄表示器の表示の可変表示が開始される。例えば、普通図柄表示器は、上下のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われるものであり、例えば、可変表示の終了時に下側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器の下側のランプが点灯して当りである場合には、普通可変入賞球装置14が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、普通可変入賞球装置14の状態は、下側のランプが点灯して当りである場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(第2始動入賞口13bに遊技球が入賞可能な状態)に変化する。
また、遊技領域3Aにおける下側には、一般入賞口18A〜Dが設けられている。本実施形態では、第1始動入賞口13aの左側に、一般入賞口18A,18Bが左右方向で並んで設けられている。また、第1始動入賞口13aの右側に、一般入賞口18C,18Dが左右方向で並んで設けられている。一般入賞口18A〜18Dに遊技球が入賞した場合には、所定個数の賞球が払い出される。
また、遊技領域3Aの最下部にはアウト口22が設けられ、何ら入賞せずに流下した遊技球は、アウト口22から排出されるようになっている。
図1において、符合Xで示す矢印は、所謂「左打ち」を行って、遊技球を狙って打ち込んだ場合の遊技球の軌道を示し、符合Yで示す矢印は、所謂「右打ち」を行って、遊技球を狙って打ち込んだ場合の遊技球の軌道を示している。
遊技者は遊技状態に応じて、「左打ち」や「右打ち」を行い、センター飾り枠体15の左側の領域または右側の領域に向けて遊技球を打ち込むことができる。遊技者は操作ノブ11の回転操作を調整することで、「左打ち」や「右打ち」等の発射の調整を行うことができ、打球発射装置8は、操作ノブ11の回転操作量に応じて、遊技球の発射の勢いを調整することが可能となっている。
本実施形態のパチンコ遊技機1では、遊技領域3Aにおいて左右方向中央よりも右側に特別可変入賞球装置20が設けられているため、右打ちした遊技球が、大入賞口21に入賞する可能性が高くなっている。一方で、左打ちした遊技球は、大入賞口21に入賞する可能性が低くなっている。したがって、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態となり、特別可変入賞球装置20が大入賞口21を開放させる際は、遊技者は「右打ち」をすることで、遊技球が大入賞口21に入賞し易くなる。
また、大当たり遊技状態後に移行する後述する高確高ベース状態及び低確低ベース状態では、遊技者は、右打ちをして、第2始動入賞口13bを狙うことで、遊技球が第2始動入賞口13bに入賞し易くなる。
本実施形態のパチンコ遊技機1における基本的な遊技方法について説明すると、遊技者は、操作ノブ11を操作することにより、打球発射装置8から遊技球を発射する。遊技者は、大当り遊技状態、後述する高確高ベース状態、及び低確低ベース状態でない通常状態では、左打ちで遊技領域3Aに遊技球を打ち込むようにする。
遊技球が第1始動入賞口13aに入り第1始動口スイッチで検出されると、大当りの抽選が行われるとともに、演出表示装置12において演出図柄(飾り図柄)の可変表示が開始される。
大当り抽選の抽選結果が「大当り」となり、演出表示装置12において大当たり図柄が停止されると、大当り遊技状態に移行する。大当り遊技状態においては、特別可変入賞球装置20の大入賞口21が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するまで開放する開放制御が行われる。開放制御は、所定回(所定ラウンド、例えば15ラウンド)継続する。ここで、遊技者は、この大当り遊技状態では、右打ちをすることで、遊技球を大入賞口21に入賞させる可能性を高めることができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機1では、大当り抽選の抽選結果が特別な大当りである場合には、大当り遊技状態後に大当りとすると判定される確率が、通常状態(低確状態)であるときに比べて高くなる確率変動状態(高確状態)で、かつ普通図柄表示器の当選確率も通常状態よりも高くなる「高確高ベース状態」という遊技者にとって有利な状態になる。一方で、大当り抽選の抽選結果が上記した特別な大当りと異なる特定の大当りである場合には、大当り遊技状態後に大当りとすると判定される確率が、低確状態であるものの、普通図柄表示器の当選確率が通常状態よりも高くなる「低確低ベース状態」という遊技者にとって有利な状態になる。
高確高ベース状態及び低確低ベース状態では、ゲート17Aまたは17Bの通過に基づく、普通図柄表示器の変動時間(変動開始時から表示結果の導出表示時までの時間)を、通常状態よりも短縮して早期に表示結果を導出表示させる制御が行われる。さらには、普通図柄表示器による抽選が当りとなる確率が高められるとともに、普通可変入賞球装置14の開放時間が長くされ、かつ、開放回数が増加するように制御される。
したがって、高確高ベース状態及び低確低ベース状態では、遊技者は、ゲート17A又は17Bを狙うことで、第2始動入賞口13bへの入賞の可能性を高くすることができる。ここで、このパチンコ遊技機1では、ゲート17Bを通過した遊技球が、ゲート17Bの下側に位置する第2始動入賞口13bに入賞し易くなっているため、高確高ベース状態及び低確低ベース状態では、遊技者は、ゲート17Bを狙うように右打ちをすることで、第2始動入賞口13bへの入賞の可能性を高めることができる。
そして、第2始動入賞口13bに入賞した場合には、第1始動入賞口13aに入賞した場合と同様に、大当りの抽選が行われる。なお、本実施形態のパチンコ遊技機1は、大当り後に、高確高ベース状態及び低確低ベース状態に移行する遊技内容のものであるが、例えば、高確状態で、普通図柄表示器の当り確率が通常状態と変わらない高確低ベース状態等に移行させることを遊技内容として含むもの等としても構わない。
図2は、遊技盤3の正面図を示し、以下、遊技盤3の構成について詳述する。
上記した遊技板31は、略矩形状の板部材であり、本実施形態では、ポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂等の透明な合成樹脂等からなる無色透明の部材から形成され、遊技者が遊技板31の背面を視認可能となっている。なお、遊技板31は、透光性のアクリル樹脂等から形成してもよく、また、本実施形態では、遊技板31は無色透明であるが、遊技者が遊技板31を透かしてその背面を視認可能であれば半透明であってもよいし、一部に着色が施されるものであってもよい。
遊技板31の前面には、略円形状をなす合成樹脂等から形成される壁部材32が固定され、この壁部材32によって遊技領域3Aが区画されている。ここで、遊技領域3Aは、壁部材32と、遊技板31のうちの壁部材32によって囲まれる部位と、から形成されている。また、図2においては、説明便宜上、壁部材32にドットを付して示している。
壁部材32の左下部は、一部開放しており、この開放部分から上記したガイドレール7が壁部材32の内側で、壁部材32に沿って延びている。ガイドレール7は2本の金属製の帯状の板材からなり、遊技領域3Aの左上部に位置する端部を開放させて、当該端部に遊技球の遊技領域3Aへの導入部7Aを設定している。
壁部材32の左下部の開放部分は、遊技球の受け入れ口であり、打球発射装置8から発射された遊技球は、この受け入れ口から進入して、ガイドレール7の導入部7Aまで案内されて遊技領域3Aに進入する。
遊技板31には、その中央から広範囲に広がって形成された図中破線で示す開口33が形成されており、上記したセンター飾り枠体15は、開口33の周縁を全域にわたって囲う状態で遊技板31に固定されている。センター飾り枠体15は、開口33の形状に整合した形状に形成され、この例では、略円形状とされている。
ここで、図2には、サブ演出表示装置16が基準位置から所定位置まで移動する様子が示されている。同図に示すように、本実施形態では、各サブ演出表示装置16は、その長手方向を傾斜させた実線で示す基準位置から、長手方向を上下に沿わせる二点鎖線で示す所定位置まで移動させることが可能となっている。
また、本実施形態では、演出表示装置12の左上角部、左下角部、右下角部の前側に配置された各サブ演出表示装置16のうちの、遊技板31の背面に位置する一部が、基準位置において、遊技板31を通して視認可能となっている。そして、これら演出表示装置12の左上角部、左下角部、右下角部の前側に配置された各サブ演出表示装置16は、所定位置において、遊技板31の背面に位置した一部が遊技板31の背面に隠されずに表れるようになっている。
センター飾り枠体15について詳述すると、センター飾り枠体15は、遊技板31の前面における開口33の周縁に沿って当接されるフランジ部15Aと、フランジ部15Aの内側縁部から前側に向けて立ち上がる立壁部15Bと、を一体に有している。センター飾り枠体15は、フランジ部15Aに通過させたネジを複数個所で遊技板31に螺合することで、遊技板31に固定されている。なお、図中では、説明便宜上、フランジ部15Aにドットを付して示している。
センター飾り枠体15の立壁部15Bにおける右上側の部位は、略円弧状に形成され、壁部材32の右上側の部位に一定距離離間した状態で、この壁部材32の右上側の部位に沿って延び、右打ちされた遊技球の通過経路3Rを形成している。通過経路3Rを通過する遊技球は、フランジ部15Aの前側を通過して、遊技領域3Aのうちの右下側の領域に至るようになっている。
なお、本実施形態では、センター飾り枠体15が遊技領域3Aの中央から右側に向けて大きく張り出して形成され、センター飾り枠体15の右側部分と、壁部材32との間の空間は、左側に比べて狭くなっている。
遊技領域3Aのうちの右下側の領域には、上記した第2始動入賞口13b、普通可変入賞球装置14、ゲート17B、一般入賞口18C,18D、及び特別可変入賞球装置20が設けられるが、ここで、本実施形態では、これら各遊技部品が、下側飾り枠体35に設けられている。
本実施形態では下側飾り枠体35が板部材からなり、遊技領域3Aのうちの右下側の領域を形成している。下側飾り枠体35は、壁部材32の右下側の内面に沿って近接する状態で、遊技板31にネジ等で固定されている。
一方で、フランジ部15Aの左上側には、遊技領域3Aに進入した遊技球の流路を変化させる障害部40が形成され、障害部40は、ガイドレール7の導入部7Aに近接する位置に形成されている。
図3には、障害部40が拡大して示されている。以下、障害部40について詳述すると、障害部40は、遊技板31に沿って固定される平面部41と、平面部41から立設され遊技球の流路を変更させる2本の立設部42,43と、を有している。本実施形態では、平面部41がフランジ部15Aの一部として機能し、センター飾り枠体15と一体成形されており、立設部42,43もセンター飾り枠体15と一体成形されている。
本実施形態では、センター飾り枠体15がポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂等の透明な合成樹脂等からなる無色透明の部材から形成されており、障害部40のうちの平面部41及び立設部42,43も無色透明の部材となっている。
ここで、本実施形態では、立設部42,43の先端に、平面部41上(平面部41の前側)を通過しようとする遊技球が跳ねてガラス板5Aに干渉するのを保護する透明板保護部44が設けられている。換言すれば、ガラス板5Aの遊技板31側に、透明板保護部44は配置されている。
透明板保護部44は板状部材であり、ポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂等の透明な合成樹脂等からなる無色透明の部材から形成されている。このため、図3においては、平面部41、及び立設部42,43が実線で示されているが、実際は、平面部41、及び立設部42,43は、透明板保護部44の背面に位置している。
なお、立設部42は、遊技球の流下方向で、立設部43よりも上流に配置されており、幅広な壁状に形成される一方で、立設部43は棒状に形成されている。
図5及び図6も参照し、平面部41と透明板保護部44との間には、遊技球が進入可能な隙間が形成されており、図3に示すよう、障害部40に差し掛かった遊技球は、矢印Iに示すように、立設部42に衝突して跳ね返って流下したり、矢印II及び矢印IIIに示すように、立設部42の上方を超えて、平面部41と透明板保護部44との間に進入したりする。
立設部42の上方を超えて、平面部41と透明板保護部44との間に進入した遊技球は、その後、立設部42,43に衝突したりして流下する。
透明板保護部44は無色透明であるので、遊技者は、透明板保護部44の背面を通過する遊技球を視認できるようになっている。本実施形態では、透明板保護部44の全体が、透明板保護部44の遊技板31側(背面)を流下する遊技球を視認可能とする視認部として機能するが、これに代えて、透明板保護部44を有色として、透明板保護部44に遊技球よりも径の小さい開口を形成することで、この開口を視認部として機能させてもよい。
透明板保護部44の取付態様について説明すると、図6に示すように、立設部42,43には、その先端から基端側に向けて延びるネジ穴42A,43Aが形成され、透明板保護部44は、貫通させたネジ45がネジ穴42A,43Aに螺合されることで、立設部42,43に着脱可能に支持されている。このような構成では、透明板保護部44の交換作業が容易になる等の利点がある。
なお、図6に示すように、本実施形態では、平面部41は、立設部42,43の基端に亘って形成されている。つまり、立設部42,43の基端の軸方向投影面全域に、平面部41が亘って形成されている。このような構成であると、この立設部42,43の強度が高まる。なお、平面部41から立設部42,43の内部にかけて穴が形成され、平面部41が立設部42,43の基端の軸方向投影面全域に亘って形成されているとはいえず、間欠的であると、立設部42,43の強度は、本実施形態の構成に比較して多少劣ることなる。
そして、図5に示すように、透明板保護部44は、平面部41の縁部に対応して、平面部41の縁部で跳ね上がった遊技球からガラス板5Aを保護するように設けられており、図3に示すように、本実施形態では、透明板保護部44は、正面視で、平面部41の縁部から遊技球の流下方向に延びる範囲に設けられ、平面部41の略全域を覆うように形成されている。
ここで、本実施形態では、平面部41が、比較的広範囲に延在する形状に形成され、種々の方向から平面部41上に遊技媒体が進入するため、透明板保護部44も広範囲に延在する形状に形成されている。
このような透明板保護部44が設けられることで、このパチンコ遊技機1では、ガイドレール7から遊技領域3Aに進入した直後の遊技球が、ガラス板5Aに干渉するのが防止される。
なお、透明板保護部44によって、平面部41の縁部で跳ね上がった遊技球からガラス板5Aを保護するのであれば、透明板保護部44は必ずしも、本実施形態のように、正面視で平面部41の略全域を覆うように形成される必要はない。具体的には、図5に示すように、透明板保護部44は、少なくとも、平面部41の縁部でガラス板5A側に跳ね上がった遊技球の軌道T上に位置するようにして、遊技球とガラス板5Aの干渉を避けるように形成すればよく、本実施形態で説明したものよりも小さくてもよい。
また、本実施形態では、障害部40及び遊技板31がいずれも透明樹脂から形成されているので、障害部40の背面に発光装置を設けて、適宜演出可能なようにしてもよい。
図4を参照し、次に、下側飾り枠体35及びこれに設けられる各種遊技部品について詳述する。
本実施形態では下側飾り枠体35に、一体又は別体で、上記した第2始動入賞口13b、普通可変入賞球装置14、ゲート17B、一般入賞口18C,18D、及び特別可変入賞球装置20が設けられている。下側飾り枠体35は、複数の遊技部品を設けられた状態で、遊技板31に固定されており、このような構成では、組付の効率化を図ることができる。
下側飾り枠体35は、ポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂等の透明な合成樹脂等からなる無色透明の部材から形成され、遊技者が下側飾り枠体35の背面を視認可能となっている。下側飾り枠体35の背面には、破線で示される発光装置36が設けられ、発光装置36は、下側飾り枠体35を通して前側に光を照射することが可能となっている。
本実施形態では、下側飾り枠体35において、右上部にゲート17Bが設けられ、ゲート17Bは、遊技領域3Aのうちの右下側の領域に設けられる各種遊技部品の中で、右打ちの場合の遊技球の流下方向で最上流に位置している。
ゲート17Bの下側には、第2始動入賞口13b及びこれを開閉する普通可変入賞球装置14が設けられ、第2始動入賞口13b及びこれを開閉する普通可変入賞球装置14の下側には、一般入賞口18Dが設けられている。ここで、一般入賞口18Dは、遊技領域3Aのうちの右下側の領域における縁部側に配置され、さらに詳しくは、一般入賞口18Dは、遊技領域3Aの中央を基準として、第2始動入賞口13b及びこれを開閉する普通可変入賞球装置14よりも下側であって遊技領域3Aの縁部側に配置されている。
そして、本実施形態では、下側飾り枠体35に、遊技領域3Aにおける一般入賞口18Dが設けられる領域の近傍であって、一般入賞口18Dに遊技球が入賞可能な位置へ遊技球を誘導する誘導通路50に形成されている。本実施形態において誘導通路50は、下側飾り枠体35と一体成形されている。したがって、本実施形態では、誘導通路50が、ポリカーボネート樹脂やメタクリル樹脂等の透明な合成樹脂等から形成されている。なお、誘導通路50は、別体で下側飾り枠体35に設けられてもよく、この場合も、樹脂材料から形成されるのが好ましい。
誘導通路50は、遊技球を受け入れる流入口50Aを、第2始動入賞口13bの右上側に設定し、この流入口50Aを、遊技球の流下方向で第2始動入賞口13bの上流で開放させている。また、誘導通路50は、遊技球を受け流す流出口50Bを、第2始動入賞口13bの右下側に設定し、流出口50Bを一般入賞口18Dに指向させている。
誘導通路50は、ゲート17Bの下側から左下がりに傾斜し、その後、右下がりに傾斜する略V字状の第1壁部51と、第1壁部51の右下がりに傾斜する辺部の下側から第2始動入賞口13bの右側において下側に向けて延び、その後、第2始動入賞口13bの下側に回り込で左側に向けて延びる第2壁部52と、第2壁部52の下側に向けて延びる部位と略平行に上下方向に延び、遊技領域3Aの外周縁に沿う第3壁部53と、で構成されている。
上記した流入口50Aは、第1壁部51の右下がりに傾斜する部位と第2壁部52の下側に向けて延びる部位の上部とが上下方向で離間することで形成され、流出口50Bは、第2壁部52の下側に向けて延びる部位と第3壁部53の下端部とで形成されている。
このような誘導通路50が形成されることで、このパチンコ遊技機1では、矢印αに示すように、ゲート17Bを通過或いは通過せずに流下した遊技球が、普通可変入賞球装置14の上流直前に至った際に、矢印βに示すように、遊技球が第2始動入賞口13bに向けて流下するか、矢印γに示すように、誘導通路50の流入口50Aに受け入れられて一般入賞口18Dに向けて流下するかの振り分けがなされる。
ここで、本実施形態では、第2壁部52の第2始動入賞口13bの下側に回り込で左側に向けて延びる部位の左端部が、一般入賞口18Dよりも左側に位置しており、第2始動入賞口13bに入賞せずに流下した遊技球は、基本的には一般入賞口18Dに向けて流下せず入賞しないようになっている。
また、上記した発光装置36は、上下方向に長尺に形成され、誘導通路50の背面で、誘導通路50と正面視で重なる位置に設けられている。このような構成では、例えば、遊技者が右打ちをする間に、発光装置36を発光させる等することで、装飾効果及び演出効果を高めることができる。
以上に説明した本実施形態のパチンコ遊技機1では、一般入賞口18Dが、第2始動入賞口13bの下側であって、遊技領域3Aにおける縁部側に配置され、遊技領域3Aには、開放条件の成立に応じて、第2始動入賞口13bを、遊技球が進入しない閉状態から、遊技球が進入し易い開状態に変化させる普通可変入賞球装置14と、遊技領域3Aにおける一般入賞口18Dが設けられる領域の近傍であって、一般入賞口18Dに遊技球が入賞可能な位置へ遊技球を誘導する誘導通路50と、が設けられている。そして、誘導通路50における遊技球の流入口50Aは、遊技球の流下方向で第2始動入賞口13bの上流に設けられている。
この構成により、このパチンコ遊技機1では、可変入賞装置(普通可変入賞球装置14)によって開閉される入賞口(第2始動入賞口13b)よりも先に所定の入賞口(一般入賞口18D)に遊技球が入賞し得る構成とするといった設計上の要望を満足しつつ、これら入賞口等を含む遊技領域3Aに設ける遊技部品の設計自由度を確保でき、かつ、遊技球が普通可変入賞球装置14の上流直前に至った際に、遊技球が第第2始動入賞口13bに入賞するか、誘導通路50を通して一般入賞口18Dに入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。
すなわち、この種の遊技機では、普通可変入賞球装置14のような可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口及び可変入賞装置の上側に、他の入賞口を設計上、設けることが望まれる場合がある。しかし、可変入賞装置によって閉状態と開状態とに変化される入賞口の上側に他の入賞口を設ける場合には、これの排出経路を設ける必要があることから、周囲の遊技部品を避けるようにして、この排出経路を形成しなければならず、排出経路の設計自由度が制約され、排出経路を煩雑化せざるを得ない状況等が生じ得る。具体的には、本実施形態の構成であるならば、普通可変入賞球装置14の上側に一般入賞口18Dを設けた場合、この一般入賞口18Dの排出経路を、第2始動入賞口13bの排出経路を避けるように形成しなければならず、煩雑化せざるを得ない状況等が生じ得る。
これに対して、本実施形態の構成では、普通可変入賞球装置14の下側であって遊技領域3Aの縁部側に一般入賞口18Dを設けるとともに、誘導通路50の流入口50Aを、遊技球の流下方向で第2始動入賞口13bの上流に設ける。
これにより、一般入賞口18Dの排出経路は、周囲の遊技部品の影響で設計自由度を制約されることが抑制されるとともに、普通可変入賞球装置14の上側に設けられる例えばゲート17B等の遊技部品も、一般入賞口18Dの影響で設計自由度を制約されることも抑制される。また、一般入賞口18Dの遊技球の受け入れ口が、第2始動入賞口13bの上流に実質的に位置することになる。
これにより、可変入賞装置によって開閉される入賞口よりも先に所定の入賞口に遊技球が入賞し得る構成とするといった設計上の要望を満足しつつ、これら入賞口等を含む遊技領域3Aに設ける遊技部品の設計自由度を確保できる。
特に、本実施形態のパチンコ遊技機1では、遊技領域3Aの遊技球の導入部7Aが、遊技領域3Aにおける左側(詳しくは上部左側)に設けられ、遊技領域3Aの中央側には、演出表示装置12が配置され、遊技領域3Aには、演出表示装置12の周囲に囲むセンター飾り枠体15が設けられている。そして、センター飾り枠体15は、遊技領域3Aの中央から右側に向けて張り出して形成され、第2始動入賞口13b、一般入賞口18D、及び普通可変入賞球装置14が、遊技領域3Aにおけるセンター飾り枠体15の右側(正確には、右下側)に設けられている。このため、遊技領域3Aにおけるセンター飾り枠体15の右側の領域は、遊技部品の設計自由度が極めて制約される。このような構成において、本実施形態の構成は、有効に機能し、遊技部品の設計自由度を好適に確保できる。
また、遊技球が第2始動入賞口13bに入賞するか、誘導通路50を通して一般入賞口18Dに入賞するかの振り分けがなされる場合には、この振り分けに遊技者の注目を集めることができるため、遊技の興趣を向上できる。
またさらに、本実施形態のパチンコ遊技機1では、誘導通路50の流入口50Aによって、一般入賞口18Dの遊技球の受け入れ口が第2始動入賞口13bの上流に実質的に位置することで、一般入賞口18Dへの入賞率の調整(計算)が容易になり、そして、一般入賞口18Dの入賞率を容易に調整(計算)できることで、第2始動入賞口13bの入賞率の調整も容易になる。これにより、パチンコ遊技機の設計を効果的に進めることが可能となる。
すなわち、本実施形態の構成であると、1通りの一般入賞口18Dの入賞率を定めた上で、遊技領域3A上で障害部材や誘導部材を適宜配置する等して、第2始動入賞口13bが所望の入賞率となるように調整できるため、第2始動入賞口13bの入賞率も調整(計算)し易くなる。これにより、本実施形態の構成では、パチンコ遊技機を設計する上で、極めて重要な事項である入賞率の調整(計算)が容易になることで、パチンコ遊技機の設計を効果的に進めることが可能となる。
なお、一般入賞口18Dが、本実施形態の構成のように何ら誘導されることなく、第2始動入賞口13bの下側で遊技球を進入させると、普通可変入賞球装置14の開状態と閉状態とで、一般入賞口18Dの入賞率が変化し2通りとなり、一般入賞口18Dの入賞率の調整(計算)が煩雑になり、第2始動入賞口13bの調整も煩雑になる。
また、上記実施形態のパチンコ遊技機1では、誘導通路50における流入口50Aが、樹脂材料から形成されている。このため、流入口50Aは釘のように曲がらないので、
一般入賞口18Dの入賞率を安定させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、所謂電動チューリップである普通可変入賞球装置14が開閉する第2始動入賞口13bの下側に、一般入賞口18Dを設け、第2始動入賞口13bの遊技球の流下方向で上流に誘導通路50の流入口50Aを設ける例であるが、特別可変入賞球装置20及びこれが開閉する大入賞口21の下側に、一般入賞口18Dを設け、大入賞口21の遊技球の流下方向で上流に誘導通路50の流入口50Aを設けるようにしてもよい。
この場合においても、特別可変入賞球装置(大入賞装置)20及びこれが開閉する大入賞口21の上側の遊技部品の設計自由度を確保できるとともに、遊技球が特別可変入賞球装置20の上流直前に至った際に、遊技球が特別可変入賞球装置20によって開閉される大入賞口21に入賞するか、一般入賞口18Dに入賞するかの振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上できる。また、特別可変入賞球装置20入賞率の調整も容易になる。
また、普通可変入賞球装置14が開閉する第2始動入賞口13bの下側で、かつ、特別可変入賞球装置20及び大入賞口21の下側に、一般入賞口18Dを設け、第2始動入賞口13b及び大入賞口21の遊技球の流下方向で上流に誘導通路50の流入口50Aを設けるようにしてもよい。
この場合においては、普通可変入賞球装置14及びこれが開閉する第2始動入賞口13b、並びに、特別可変入賞球装置(大入賞装置)20及びこれが開閉する大入賞口21の上側の遊技部品の設計自由度を確保できるとともに、遊技球が普通可変入賞球装置14又は特別可変入賞球装置20の上流直前に至った際に、遊技球の種々の振り分けがなされることで、遊技の興趣を向上でき、また、各可変入賞球装置の入賞率の調整も容易になる。
また、上記実施形態では、下側飾り枠体35に誘導通路50が一体成形されていると説明したが、下側飾り枠体35と別体とする場合に、例えば、誘導通路50のうちの第3壁部53を遊技領域3Aの縁部に沿うランプ部材とする等してもよい。
また、上記実施形態では、センター飾り枠体15と障害部40とが一体成形されていることを説明したが、センター飾り枠体15と透明板保護部44とを一体成形してもよく、センター飾り枠体15と障害部40と透明板保護部44とを一体成形してもよい。また、センター飾り枠体15と障害部40とを別体としてもよく、センター飾り枠体15と障害部40と透明板保護部44とを別体としてもよい。
また、上記実施形態では、パチンコ遊技機1が右打ちの仕様であるものを説明したが、左打ちのみで、遊技を実行できるパチンコ遊技機においても、本発明は適用可能である。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
3 遊技盤
3A 遊技領域
7A 導入部
12 演出表示装置(表示装置)
13b 第2始動入賞口(第1入賞口)
14 普通可変入賞球装置
15 センター飾り枠体(装飾部材)
16 サブ演出表示装置(可動物)
18D 一般入賞口(第2入賞口)
20 特別可変入賞球装置
31 遊技板
36 発光装置(発光手段)
50 誘導通路

Claims (1)

  1. 遊技領域に設けられた入賞口に遊技媒体が進入した場合に、遊技価値が付与される遊技機であって、
    第1入賞口と、
    前記第1入賞口よりも下方であって、前記遊技領域における縁部側に配置された第2入賞口と、
    前記第1入賞口に、遊技媒体が進入しない又は進入し難い閉状態と、遊技媒体が進入し易い開状態とに変化する可変入賞装置と、
    前記遊技領域に設けられ、前記第2入賞口に遊技媒体が入賞可能な位置へ遊技媒体を誘導する誘導通路と
    前記遊技領域を左側領域と右側領域とに隔てる飾り部材と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技媒体が通過可能な始動領域と
    を備え、
    前記誘導通路への遊技媒体の流入口は、前記第1入賞口よりも上流側に設けられ、
    前記遊技領域は、透明部材によって形成され、
    前記遊技領域の背面側には、演出部材が設けられ
    前記可変入賞装置は、前記始動領域を遊技媒体が通過したことに基づいて、前記開状態に変化可能であり、
    前記始動領域は、前記右側領域へ進入した遊技媒体が通過可能な位置に設けられ、
    前記第1入賞口及び前記第2入賞口は、前記右側領域へ進入した遊技媒体が進入可能な位置に設けられ、
    前記始動領域は、前記誘導通路への遊技媒体の流入口及び前記可変入賞装置よりも上流側に設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
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