JP6236027B2 - 遊技機 - Google Patents
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遊技球が流下可能な遊技領域(23)が前面側に形成された遊技盤(20)を備える遊技機において、
前記遊技盤(20)を保持する本体枠(12)に対して開閉可能に組み付けられ、前記遊技盤(20)を透視保護する透視保護板(13b)を備える前枠(13)と、
前記遊技盤(20)に配設され、前記遊技領域(23)に入賞口(32a)を開口させる切欠部(36c)が形成された装飾体(34)と、
前記遊技領域(23)に対して前記入賞口(32a)を閉鎖する閉鎖位置および該入賞口(32a)を開放する開放位置に変位可能な開閉手段(48)と、
前記入賞口(32a)に入賞した遊技球が通過する球通路(58)と、
前記球通路(58)を通過する遊技球を検出する検出手段(59)と、
前記閉鎖位置の開閉手段(48)および前記球通路(58)の前側を覆うカバー部材(61)とを備え、
前記本体枠(12)に対して前記前枠(13)を閉成した状態で、前記カバー部材(61)の前面と、前記透視保護板(13b)の裏面との離間間隔が、遊技球1個分より小さい幅に設定され、
前記カバー部材(61)における前記球通路(58)の前側を覆う位置に、該球通路(58)における前記検出手段(59)より上流側に連通する開口部(62b)を前後に開口するように設け、
前記開口部(62b)は、前記本体枠(12)に対して前記前枠(13)を閉成すると共に前記開閉手段(48)が閉鎖位置にある状態において遊技球が前記遊技領域(23)から移動し得ない非遊技領域に位置して、前記本体枠(12)に対して前記前枠(13)を開放した状態で遊技球を前側から前記球通路(58)に通入可能に構成され、
前記開口部(62b)の大きさは、遊技球の1個分より大きく2個分より小さく設定され、
前記開口部(62b)は、該開口部(62b)の下端が前記球通路(58)の底面から上方に遊技球の1個分以上の距離だけ離間して前記カバー部材(61)に形成することで、前記開放位置の開閉手段(48)で案内されて前記球通路(58)内を移動する遊技球の移動経路から外れて位置するよう構成され、
前記カバー部材(61)に、凹凸による光拡散処理または非透明の装飾が施されると共に、前記開口部(62b)は、該カバー部材(61)に施された前記光拡散処理の形態または前記装飾を模した形状で開口するよう形成され、
前記カバー部材(61)は、前記閉鎖位置の開閉手段(48)を挟む上下位置で前記装飾体(34)に固定されると共に、該カバー部材(61)は、前記閉鎖位置の開閉手段(48)より前記遊技領域(23)側に位置する突部(44)の前側まで延在して該突部(44)に固定され、
前記カバー部材(61)は、前記切欠部(36c)より上流側において前記突部(44)から離間する前記装飾体(34)の領域画成壁(46)と該突部(44)および前記閉鎖位置の開閉手段(48)との間に画成されている前記遊技領域(23)の一部を、該カバー部材(61)の裏側を遊技球が通過可能な状態で前側から覆うよう構成されたことを要旨とする。
また、開閉手段および球通路の前側を覆うカバー部材に、前後方向に開口するように開口部を設けたので、賞球確認作業に際して遊技球を前側から簡単に球通路に通入することができる。
また、遊技中に開放した開閉手段で案内されて球通路内を移動する遊技球が開口部から外部に出てしまうのを防止し得る。
また、カバー部材における閉鎖位置の開閉手段から離れた端部を突部に固定すると共に、該閉鎖位置の開閉手段を挟む上下両側でカバー部材を装飾体に固定して、カバー部材を開閉手段から離間させる行為をし難いよう構成したので、不正器具等を用いてカバー部材を開閉手段から強制的に離間させて、該カバー部材と開閉手段との対向面間の隙間を広くして針金等を侵入させる不正行為を抑制することができる。
更に、開口部を、カバー部材に設けられた光拡散処理の形態や装飾を模した形状で開口するよう形成して、該開口部が形成されていることを認識することが困難に構成したので、該開口部を標的とした不正行為を行うことを思いつくのを抑制することができる。
前記カバー部材(61)は、前記閉鎖位置と開放位置との間を変位する開閉手段(48)の変位領域の前側を覆うように延在し、
前記入賞口(32a)は、前記遊技盤(20)の前面と前記カバー部材(61)との間において前記遊技領域(23)に対して横向きに開口し、
前記球通路(58)における遊技領域(23)から横方向に離間する下流端に前記検出手段(59)が設けられ、
前記開口部(62b)は、前記検出手段(59)から横方向にずれて設けられ、
前記開閉手段(48)は、前後方向の軸回りに回動自在に支持されて、前記カバー部材(61)の裏面に沿って開放位置と閉鎖位置との間を回動するよう構成されていることを要旨とする。
これによれば、開閉手段の開放位置までの広い領域をカバー部材で覆うようにしたので、開閉手段に対するアクセスを更に困難にして、遊技中のゴト行為による賞球の不正獲得を抑制できる。
また、所謂吊り球ゴトと称される不正行為によって開口部から球通路に通入させた遊技球は、検出手段で直接検出させ得る位置に吊り下げられないので、該遊技球によって短時間で検出手段を何度も検出状態とするのを抑制することができる。
また、開閉手段とカバー部材との隙間を小さくすることができ、隙間から針金等を侵入させる不正行為を抑制し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、複数種類の図柄を変動表示可能な表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
実施例の前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材から所定板厚の略矩形状に形成された平板状の透明板(遊技領域形成部材)であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域23が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域23内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20の裏側に、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材(収容空間画成部材)22が配設されており、該収容空間に、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出手段が設置される。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、該設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体34(後述)の開口部34aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。なお、遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材等の非光透過性の板部材の表面に装飾シール等を貼付したものであってもよい。
前記設置部材22は、図3に示す如く、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板と、該背面板の外周縁部から前方に突出する画壁部22bとから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部22bの開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジにより固定される。そして、設置部材22において遊技盤20との間に画成される収容空間に、各種の発光演出装置や可動演出装置等の演出手段が設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。また、前記設置部材22の背面板には、前記枠状装飾体34の開口部34aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板の裏側に前記表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部22aを介して表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前側に臨むようになっている。
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体34は、図2,図3に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口33の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部35と、該枠状基部35に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域23と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域23の内周を画成する庇状部36と、該庇状部36の後縁から外方に延出する薄板状の台板部37とを備える。そして、前記枠状基部35を装着口33に挿入すると共に台板部37を遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部37をネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体34が遊技盤20に取り付けられる。ここで、前記庇状部36は、図2に示す如く、前記枠状装飾体34(枠状基部35)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って延在するように設けられており、開口部34a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
前記庇状部36は、図2に示す如く、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域23に打ち出されたパチンコ球が庇状部36上で滞ることなく前記枠状装飾体34の左側方または右側方へ誘導されるよう形成されている。前記開口部34aの上方に臨む庇状部36は、左右方向の所定領域が上側に凸となる略弧状に形成された転動面36aを有しており、該転動面36aの頂部は遊技盤20の左右方向の略中央に位置している。また、庇状部36には、転動面36aにおける左端部(第1球流下経路23a側の端部)に接続して、該転動面36aから所定高さで下がる段部36bが設けられている。そして、実施例では、庇状部36と案内レール21とで画成される遊技領域23において、前記転動面36aの左端部(段部36bの上端)を境界として、該左端部より左側が第1球流下経路23aとされ、該左端部より右側が第2球流下経路23bとされ、前記案内レール21の打出し口21bは、第1球流下経路23aの上方で開口している。また、転動面36aは、前記外レール24から下方(内側)に離間して対向するように位置し、第2球流下経路23bを画成する転動面36aと外レール24との間は、パチンコ球1個分の幅寸法より大きく、かつ遊技球2個分の幅寸法より小さな幅寸法に設定されている。
前記台板部37の前面には、図2,図3に示す如く、前記第2球流下経路23bに臨む位置に、複数(実施例では3つ)の突部43,44,45が突設されており、該第2球流下経路23bを流下するパチンコ球が該突部43,44,45に接触することで、該パチンコ球の流下方向が変更されるよう構成される。各突部43,44,45は、前記盤面飾り部材(内レール)25に対し、パチンコ球が通過不能な間隔で対向し、各突部43,44,45に接触したパチンコ球は盤面飾り部材25から離間する方向に流下方向が変更されるようになっている。実施例では、3つの突部43,44,45について、上側から第1突部43、第2突部44、第3突部45と指称して区別する場合もある。
前記特別入賞部(入賞部)32は、前記遊技領域23(第2球流下経路23b)を流下するパチンコ球が入賞可能な特別入賞口(入賞口)32aと、該特別入賞口32aを開閉する開閉部材(開閉手段)48と、特別入賞口32aを閉鎖する閉鎖位置および該特別入賞口32aを開放する開放位置とに開閉部材48を変位させる駆動手段49とを備える。具体的に、特別入賞部32は、各種部品の基体となる本体50に、前記特別入賞口32aが画成されると共に、前記開閉部材48および駆動手段49が本体50に配設されて、該本体50をユニットとして枠状装飾体34に着脱自在に取り付けられるよう構成される。
前記特別入賞部32には、前記特別入賞口32aに入賞したパチンコ球が通過する球通路58が画成される。具体的には、前記第1画壁51と第2画壁52および前壁50aとによって、特別入賞口32aに連通する球通路58が画成されている。この球通路58は、前記第2画壁52の底壁部52aの上面を底面とする通路であって、該底壁部52aの上面と第1画壁51における第1壁部51aおよび第2壁部51bとの対向間隔(球通路58の上下寸法)は、パチンコ球2個分の幅寸法より大きく設定されている。そして、第1画壁51の第3壁部51cと第2画壁52の下壁部52bとの間に、上下方向に貫通する通出部58aが画成されて、該通出部58aに、前記本体50に配設された特別入賞検出手段(検出手段)59の検出部59aが位置するよう構成される。通出部58aは、底壁部52aの左端側、すなわち球通路58の下流端部に設けられて前記遊技領域23(第2球流下経路23b)から横方向に離間して位置しており、該通出部58aに位置する特別入賞検出手段59の検出部59aは、球通路58における遊技領域23(第2球流下経路23b)から横方向に離間する下流端に位置している。実施例の検出部59aは、上下方向に開放する検出孔であって、該検出部59aをパチンコ球が通過することで該パチンコ球を検出するよう構成されている。そして、特別入賞検出手段59がパチンコ球を検出すると、図示しない制御手段の制御下に所定数の賞球の払い出しが行われるよう構成される。
前記枠状装飾体34には、前記特別入賞部32における閉鎖位置の開閉部材48および前記球通路58の前側を覆うカバー部材61が配設されている。このカバー部材61は、図5に示す如く、平板状のカバー部62と、該カバー部62の後面に設けられて前記排出路60を画成する通路壁63とを備える。カバー部62には、後方に延出する複数のボス部62aが設けられており、各ボス部62aが枠状装飾体34の対応する位置にネジ止めされることで、当該カバー部材61は、カバー部62の裏面が前記特別入賞部32の画壁51,52の前面に当接した状態で位置決め固定される。また、枠状装飾体34に対するカバー部材61の固定状態で、前記通路壁63の後端が枠状装飾体34の前記支持縁部47aの前面に当接し、該通路壁63、カバー部62および支持縁部47aによって前記排出路60が画成されるようになっている。
前記カバー部材61のカバー部62には、前記球通路58の前側を覆う位置に、前後に開口して球通路58に連通する検査用開口部(開口部)62bが形成されており、該検査用開口部62bを介してパチンコ球を前側から球通路58に通入可能に構成されている。球通路58は、前述したように、閉鎖位置の開閉部材48における外側面より左側に位置する非遊技領域(遊技領域外)に位置するものであり、カバー部62における該球通路58の前側を覆う位置に設けられる検査用開口部62bについても非遊技領域(遊技領域外)に位置している。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、特別入賞部の特別入賞口を開閉する開閉部材の前側をカバー部材で覆うよう構成したが、該カバー部材で覆う開閉部材は、始動入賞部の始動口を開閉する開閉部材やその他の入賞部の入賞口を開閉する開閉部材であってもよい。
(2) 実施例では、特別入賞部(カバー部材で開閉部材が覆われる入賞部)を、第2球流下経路を流下するパチンコ球が入賞可能な位置に設けたが、該特別入賞部は第1球流下経路を流下するパチンコ球が入賞可能な位置に設けられたもであってもよい。
(3) 実施例では、特別入賞部(カバー部材で開閉部材が覆われる入賞部)を枠状装飾体に配設したが、該特別入賞部は遊技盤に設けられたものであってもよい。
(4) 実施例のカバー部材は、閉鎖位置と開放位置との間を変位する開閉部材の変位領域の前側を覆い得る形状および寸法としたが、閉鎖位置の開閉部材の前側を覆い得る形状および寸法のカバー部材を採用し得る。
(5) 実施例のカバー部材は、開閉部材の前側を覆うカバー部と、球通路から通出されたパチンコ球を排出案内する排出路を画成する通路壁とを設けた構成としたが、カバー部のみの構成を採用し得る。
(6) 実施例では、カバー部材で前側が覆われる開閉部材が配設される部材(本体)と、カバー部材とを別体で構成したが、開閉部材が配設される部材(本体)にカバー部材を一体に形成した構成を採用し得る。
(8) 実施例では、1つの開閉部材によって特別入賞口(入賞口)を開閉するよう構成したが、相互に近接・離間移動する2つの開閉部材によって開閉手段を構成し、該2つの開閉部材が相互に近接した入賞口の閉鎖位置において両開閉部材の前側をカバー部材で覆う構成を採用し得る。
(9) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
13 前枠
13b 透視保護板
20 遊技盤
23 遊技領域
32a 特別入賞口(入賞口)
34 枠状装飾体(装飾体)
36c 切欠部
44 第2突部(突部)
46 上領域画成壁(領域画成壁)
48 開閉部材(開閉手段)
58 球通路
59 特別入賞検出手段(検出手段)
61 カバー部材
62b 検査用開口部(開口部)
Claims (2)
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に形成された遊技盤を備える遊技機において、
前記遊技盤を保持する本体枠に対して開閉可能に組み付けられ、前記遊技盤を透視保護する透視保護板を備える前枠と、
前記遊技盤に配設され、前記遊技領域に入賞口を開口させる切欠部が形成された装飾体と、
前記遊技領域に対して前記入賞口を閉鎖する閉鎖位置および該入賞口を開放する開放位置に変位可能な開閉手段と、
前記入賞口に入賞した遊技球が通過する球通路と、
前記球通路を通過する遊技球を検出する検出手段と、
前記閉鎖位置の開閉手段および前記球通路の前側を覆うカバー部材とを備え、
前記本体枠に対して前記前枠を閉成した状態で、前記カバー部材の前面と、前記透視保護板の裏面との離間間隔が、遊技球1個分より小さい幅に設定され、
前記カバー部材における前記球通路の前側を覆う位置に、該球通路における前記検出手段より上流側に連通する開口部を前後に開口するように設け、
前記開口部は、前記本体枠に対して前記前枠を閉成すると共に前記開閉手段が閉鎖位置にある状態において遊技球が前記遊技領域から移動し得ない非遊技領域に位置して、前記本体枠に対して前記前枠を開放した状態で遊技球を前側から前記球通路に通入可能に構成され、
前記開口部の大きさは、遊技球の1個分より大きく2個分より小さく設定され、
前記開口部は、該開口部の下端が前記球通路の底面から上方に遊技球の1個分以上の距離だけ離間して前記カバー部材に形成することで、前記開放位置の開閉手段で案内されて前記球通路内を移動する遊技球の移動経路から外れて位置するよう構成され、
前記カバー部材に、凹凸による光拡散処理または非透明の装飾が施されると共に、前記開口部は、該カバー部材に施された前記光拡散処理の形態または前記装飾を模した形状で開口するよう形成され、
前記カバー部材は、前記閉鎖位置の開閉手段を挟む上下位置で前記装飾体に固定されると共に、該カバー部材は、前記閉鎖位置の開閉手段より前記遊技領域側に位置する突部の前側まで延在して該突部に固定され、
前記カバー部材は、前記切欠部より上流側において前記突部から離間する前記装飾体の領域画成壁と該突部および前記閉鎖位置の開閉手段との間に画成されている前記遊技領域の一部を、該カバー部材の裏側を遊技球が通過可能な状態で前側から覆うよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記カバー部材は、前記閉鎖位置と開放位置との間を変位する開閉手段の変位領域の前側を覆うように延在し、
前記入賞口は、前記遊技盤の前面と前記カバー部材との間において前記遊技領域に対して横向きに開口し、
前記球通路における遊技領域から横方向に離間する下流端に前記検出手段が設けられ、
前記開口部は、前記検出手段から横方向にずれて設けられ、
前記開閉手段は、前後方向の軸回りに回動自在に支持されて、前記カバー部材の裏面に沿って開放位置と閉鎖位置との間を回動するよう構成されている請求項1記載の遊技機。
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