JP6285879B2 - 鞍乗り型車両のボディカバー構造 - Google Patents

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Description

この発明は、鞍乗り型車両のボディカバー構造に係り、特に、燃料タンク及びシートの下方における車両の側部を覆う大型のボディカバーに関する。
パワーユニットの上方に燃料タンクを配置し、その後方にシートを配置し、パワーユニットへ燃料を供給するスロットルボディをパワーユニットの後上部へ配置するとともに、車体の左右を覆うボディカバーを、燃料タンク及びシートの各下方を車体の前方から後方まで延び、さらにスロットルボディの側方まで含めて覆うように大型にしたものがある。
特開2013−226978号公報
ところで、ボディカバーを単一部材で構成し、かつ大型化すると、より多くの部分及び部品を単一部材で覆うことができる。しかし、大型化した単一部材を成形するには、成形機の大型化、成形時におけるそり等の変形の発生、寸法精度の低下等を伴うことがある。また、このような大型部材を塗装するとき、全体を塗装する場合には重量や費用が増加し、部分的に塗装をする場合にはマスキングの手間がかかる。さらに部分的に傷ついたり破損した場合でも全体を交換しなければならないので、交換費用が増加した。
上記課題を解決するため、鞍乗り型車両のボディカバー構造に係る請求項1に記載した発明は、前輪及び後輪を支持する車体フレーム(10)と、車体フレームに搭載され、後輪を駆動するパワーユニット(16)と、パワーユニットの上側に配置されたニーグリップ部材(18)と、このニーグリップ部材(18)の後方に配置されたシート(20)と、
シート及び/又はニーグリップ部材下方の車体側面で運転者の脚に挟まれる場所を覆うボディカバー(22)とを備えた鞍乗り型車両のボディカバー構造において、
前記ボディカバー(22)は、互いに別体の本体部カバー(50)とサブカバー(60)で構成され、前記本体部カバー(50)の下縁に沿って前記サブカバー(60)が所定の幅をもって前後方向へ延びているとともに、
前記パワーユニット(16)は、運転者のケーブル(75a・75b)を介する操作で駆動力を調節する駆動力調節部(70)を備え、
前記ボディカバー(22)は、前記駆動力調節部(70)を側面と前面から覆う調節部保護壁(68)を備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、上記請求項1において、前記本体部カバー(50)は車体色に塗装され、前記サブカバー(60)は着色樹脂で成形された樹脂色であることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1又は2において、前記駆動力調節部(70)は、前記ケーブルを支持するケーブルステー(76)を備え、
前記調節部保護壁(68)と前記駆動力調節部(70)との間隔は、前記調節部保護壁のうち前記ケーブルステー(76)に対面する保護壁端部(68c)と前記ケーブルステー(76)との間で最小となることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、上記請求項1〜のいずれか1項において、前記本体部カバー(50)と前記サブカバー(60)は車両内側方向からの締結により結合され、前記本体部カバー(50)は複数ケ所の係合のみで車体へ取付けられ、
前記サブカバー(60)の車体に対する締結固定ケ所は1ケ所のみであることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、
前輪及び後輪を支持する車体フレーム(10)と、車体フレームに搭載され、後輪を駆動するパワーユニット(16)と、パワーユニットの上側に配置されたニーグリップ部材(18)と、このニーグリップ部材(18)の後方に配置されたシート(20)と、
シート及び/又はニーグリップ部材下方の車体側面で運転者の脚に挟まれる場所を覆う
ボディカバー(22)とを備えた鞍乗り型車両のボディカバー構造において、
前記ボディカバー(22)は、互いに別体の本体部カバー(50)とサブカバー(60)で構成され、前記本体部カバー(50)の下縁に沿って前記サブカバー(60)が所定の幅をもって前後方向へ延びているとともに、
油圧ブレーキの作動油タンク(77)を前記ボディカバー(22)に覆われる位置に備え、
前記ボディカバー(22)には、前記作動油タンク(77)が臨む覗き窓(64)が、前記ボディカバー(22)の一般面から前記作動油タンク(77)方向へ一段近づいた面に設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ボディカバーを本体部カバーとサブカバーとで構成し、それぞれを別体にしたので、一部品の大型化が抑制され、成形機の大型化、成形時の変形(そり等)及び寸法精度の低下を防止できる。また、部分的に傷ついたり破損したときは、傷ついたり破損した方だけを交換すればよいので交換費用を抑制できる。
そのうえ、主として靴により傷つきやすい下部を別体のサブカバーとすることにより、交換の可能性が高い部品とそうでないものとに分けることができる。
また、駆動力調節部を側面と前面から覆う調節部保護壁を備えたので、走行中に前方や側方から異物(泥水・埃等)が駆動力調節部へ付着しにくくなる。このため、駆動力調節部の良好な調節を維持できる。また、駆動力調節部が斜め前方からも見えなくなり、外観性が向上する。
請求項2の発明によれば、商品性から必要となる本体部カバー部分だけ塗装し、サブカバーを塗装せずに樹脂色のままとすることにより、塗装による重量・費用を削減できる。
また、主として靴により傷つきやすい部分であるサブカバーを塗装しないので、塗装の傷がなくなるとともに、仮に表面に傷がついても目立たなくなる。そのうえ、傷ついて交換する可能性が高いサブカバーのコストを、塗装しないことにより低く抑えることができる。
請求項の発明によれば、片持ち状態の調節部保護壁が車幅方向内方に押されて変形しても、調節部保護壁と駆動力調節部との間隔が、保護壁端部とケーブルステーとの間で最小となっているので、ケーブルステーがストッパをなし、保護壁端部がケーブルステーへ当接することにより、調節部保護壁が所定以上に内方へ移動することを阻止できる。このため、調節部保護壁が駆動力調節部と干渉することを防止できる。
請求項の発明によれば、本体部カバーとサブカバーは車体内側から結合され、かつ一ケ所のみの締結で車体側へ固定されるので、この締結部を工具で外さなければ、本体部カバーもサブカバーも取り外せないから防犯性が高い。逆に、1ケ所の締結を外すだけで、本体部カバーとサブカバーとを取り外すことができるので、工具があれば取り外しが容易迅速になる。
請求項の発明によれば、ボディカバーを本体部カバーとサブカバーとで構成し、それぞれを別体にしたので、一部品の大型化が抑制され、成形機の大型化、成形時の変形(そり等)及び寸法精度の低下を防止できる。また、部分的に傷ついたり破損したときは、傷ついたり破損した方だけを交換すればよいので交換費用を抑制できる。
そのうえ、主として靴により傷つきやすい下部を別体のサブカバーとすることにより、交換の可能性が高い部品とそうでないものとに分けることができる。
また、作動油タンクが工具なしには取り外せないボディカバーに覆われるので、作動油タンクに対するいたずらを防止できる。覗き窓はボディカバーの一般面から1段と作動油タンク側へ入っているので目立ちにくくなる。また、覗き窓が作動油タンクに接近するので、作動油タンクを覗きやすくなる。
実施形態に係る自動2輪車の側面図 ボディカバー部分の拡大側面図 図2から本体部カバーとアウターシュラウドを取り去った状態を示す図 図3からサブカバーとインナーシュラウドを取り去った状態を示す図 図2におけるタンクシュラウド部分の拡大図 ボディカバー部分の分解組付図 図2における7−7線断面図 図2における8−8線断面図 図2における9−9線断面図
図1は本実施形態に係る自動2輪車の右側面図である。なお、本願において、前後・左右・上下・内外の各方向は本願発明の適用される車両の各方向を基準とする。
この車両は、車体フレーム10の前後に前輪12と後輪14を支持し、前輪12と後輪14の中間部にて車体フレーム10の下方にパワーユニット16を支持している。
パワーユニット16の上方には、燃料タンク18が配置され、その後方にはシート20が配置されている。
燃料タンク18及びシート20の下方かつパワーユニット16の左右側面上部を覆うように、ボディカバー22が設けられている。ボディカバー22の上縁部は燃料タンク18及びシート20の各下縁部に沿っている。
ボディカバー22は、シート20及び/又は燃料タンク18下方の車体側面で、シート20に跨座した運転者が燃料タンク18の側面を両膝で挟んでニーグリップするとき、運転者の脚に挟まれる場所を覆うカバー部材である。また、この実施の形態における燃料タンク18が本願発明のニーグリップ部材に相当している。
燃料タンク18の前部左右はタンクシュラウド24に覆われている。タンクシュラウド24は燃料タンク18の側部を覆う本体部24aと燃料タンク18の前端下方へ延出して車体前部の左右を覆う下方延出部24bを備える。ボディカバー22の前端部はタンクシュラウド24の下方延出部24bへ接続して連結している。ボディカバー22の後端部は後輪14の上方を覆うリヤフェンダ29に接している。
車体フレーム10は斜め下がり後方へ延びるメインフレーム10aと、その前端部に設けられたヘッドパイプ10bと、ヘッドパイプ10bから斜め下がりに後方かつパワーユニット16の前方へ延びるダウンフレーム10cと、メインフレーム10aの後端部に設けられて下方へ延出するピボットプレート10dと、メインフレーム10aの後端部から斜め上がり後方へ延びるシートレール10eと、このシートレール10eとピボットプレート10dとを斜めに連結するバックステー10fとを備える。このバックステー10fにはリヤフェンダ29が取付けられている。リヤフェンダ29はバックステー10fを覆っている。
前輪12は左右一対のフロントフォーク27の下端に支持され、フロントフォーク27はヘッドパイプ10bへ回動自在に支持され、ハンドル28にて操向される。
パワーユニット16はエンジン30と伝動部32とを備え、後輪14をチェーン駆動する。エンジン30は空冷式であり、エンジン30の一部であるシリンダヘッド31の背面から吸気し、前面から排気管34により排気する。
燃料タンク18はメインフレーム10a上に支持され、シート20はシートレール10e上に支持される。
ピボットプレート10dにはピボット35により、リヤスイングアーム36が前端を揺動自在に支持され、リヤスイングアーム36の後端に後輪14が支持されている。
リヤスイングアーム36の後部とシートレール10e間にリヤサスペンションを構成するリヤクッションユニット38が設けられている。
ピボットプレート10dの下部には側方からステップホルダー40が取付けられている。ステップホルダー40の前部上端がボディカバー22の下端へ接するとともに、後方へ長く延出し、その後端に同乗者用ステップ42が取付けられている。
ピボットプレート10dの下端部には、ペダルアーム44の後端が回動自在に支持されている。ペダルアーム44はパワーユニット16の下部前端近傍まで前方へ長く延出し、その前端にブレーキペダル46が設けられている。
ペダルアーム44はリアブレーキ(図示省略)を操作するためのものである。本実施形態においてリアブレーキは機械式のドラムブレーキであり、ペダルアーム44にブレーキロッド44aが連結されており、ペダルアーム44を踏むとブレーキロッド44aを前方へ引いてリアブレーキを作動させる。なお、本例では、フロントブレーキが油圧式であり、さらに前後ブレーキ連動システムが採用されている。本例における前後ブレーキ連動システムは、ペダルアーム44の回動により油圧を発生させてフロントブレーキへ油圧を供給することにより前後のブレーキ力を適正配分するようになっている。ペダルアーム44の前後方向中間部でパワーユニット16の下部後端近傍に、運転者用のステップ48が設けられている。
以下、ボディカバー22について詳細に説明する。図2は、図1においてボディカバー22部分を中心に拡大した図であり、ボディカバー22は、互いに別体の本体部カバー50とサブカバー60とで構成されている。本体部カバー50は目立ちやすいボディカバー22の上部に相当する部材であって商品性から塗装が必要とされている。サブカバー60は運転者の靴により傷つきやすいボディカバー22の下部に相当する部材であり、本体部カバー50の下縁に沿って所定の幅をもって前後方向へ延びている。
本体部カバー50とサブカバー60はそれぞれ樹脂製であるが、本体部カバー50は車体色(例えばシルバー)に塗装されている。サブカバー60は樹脂色(着色樹脂で成形されたままの塗装されていない製品の色、例えばブラック)になっている。
タンクシュラウド24の下方延出部24bは、本体部24aと連続するアウターシュラウド25と、これと別体のインナーシュラウド26で構成されている。
図3はボディカバー22のうち本体部カバー50及びタンクシュラウド24のうちアウターシュラウド25だけを取り去った状態を示す。但し、実際のボディカバー22に対する着脱操作においては、本体部カバー50がサブカバー60と裏側から締結されて一体化されているので、サブカバー60を車体側へ残して本体部カバー50だけを取り外すことはできない。
仮定であるが、本体部カバー50だけを取り外すと、燃料タンク18の後端部かつシート20の前端部下方に配置されているエアクリーナ71が現れる。エアクリーナ71は、ピボットプレート10d、シートレール10e及びバックステー10fで囲まれた略三角形の空間内に配置されてエンジン30へ清浄空気を供給する装置であり、大半部分を本体部カバー50で覆われ、残りの一部をサブカバー60で覆われている。
さらに、燃料タンク18の下部には、本体部カバー50における上部の取付対象である燃料タンク18の側面下端部に下方へ突出形成されているフランジ19が現れる。また、タンクシュラウド24のインナーシュラウド26も現れる。
フランジ19には本体部カバー50の上縁部内側に設けられた係合突起(後述)が係合する長穴状の係合孔19b及び丸穴状の係合孔19cが設けられ、それぞれに対応する形状のグロメットラバー19d及び19eが取付けられている。
また、本体部カバー50における下部の取付対象であり、本体部カバー50の下部内側に隠れていた、サブカバー60の上縁部をなす上部側のフランジが現れ、ここに連結凹部67a、67b、67cが前方から後方へ間隔を持って順に形成されている。
なお、図3における下方延出部24bは、アウターシュラウド25を取り去った状態のインナーシュラウド26を示し、後端部には後方へ突出するフランジ26aが形成され、ここに係合孔26bが設けられている。係合孔26bには本体部カバー50における前端下部が係合により取付けられる。
インナーシュラウド26は、燃料タンク18のフランジ19における前端部に設けられた係合孔19aの外側へ重なり、インナーシュラウド26の内側へ突出形成されている係合突起26cを係合孔19aへ差し込むことにより、燃料タンク18の前端下部へ係合される。係合突起26cは簡略化して表記してある。
図4は図3からさらにサブカバー60及びインナーシュラウド26も取り去った状態(すなわち、ボディカバー22及びタンクシュラウド24を全部取り去った状態)を示す。ボディカバー22を全部取り外すと、これに覆われていた、スロットルボディ70、作動油タンク77、工具箱78等が現れる。
また、インナーシュラウド26も取り去られ、図3にてインナーシュラウド26に隠れていた、燃料タンク18のフランジ19における前端部に設けられた長穴形状の係合孔19aが現れる。係合孔19aは下方延出部24bにおけるインナーシュラウド26の取付対象であり、グロメットラバー19fが取付けられている。
スロットルボディ70は、シリンダヘッド31の背面に設けられた吸気ポート(図示省略)に接続されている。このスロットルボディ70には、後方からエアクリーナ71がコネクティングチューブ72を介して接続されている。
また、スロットルボディ70の側面には、スロットルドラム73が回動自在に設けられ、内蔵されているスロットルバルブ74(図8参照)を回動するようになっている。スロットルボディ70部分全体が本願発明における広義の駆動力調節部に相当し、スロットルドラム73は狭義の駆動力調節部に相当する。
スロットルドラム73はスロットルケーブル75a、75bにより正逆方向へ回動される。スロットルケーブル75a、75bの端部は、スロットルボディ70に設けられたケーブルステー76により支持され、他端側はメインフレーム10aに沿って前方へ延び、それぞれハンドルグリップに設けられているスロットルハウジング(図示省略)へ接続されている。
スロットルドラム73の後方かつコネクティングチューブ72の外側方には、前後ブレーキ連動システム用の作動油タンク77がピボットプレート10dへネジ77aでネジ止めされている。作動油タンク77は透明又は半透明のケースからなり、側方から油量を目視できるようになっている。
この作動油タンク77は前後ブレーキ連動システムの連動マスターシリンダ77bにホース77cを介して作動油を供給するものである。
連動マスターシリンダ77bはペダルアーム44(図1)の回動により油圧を発生させ、パイプ77d及びホース77eを介してフロントブレーキへ油圧を供給する。連動マスターシリンダ77bからフロントブレーキへ供給される油圧は、図示しない制御機構により制御され、前後ブレーキ力を適正に配分するようになっている。
エアクリーナ71の下方には、工具箱78が配置されている。工具箱78は、ピボットプレート10dとバックステー10fに挟まれて配置され、側方へ開口する開口部の大部分が、図3に示すように、ほぼサブカバー60の後部により覆われるようになっている。また、サブカバー60の前部により、スロットルボディ70、スロットルドラム73、作動油タンク77等が覆われる。
また、バックステー10fのシートレール10eとの結合部近傍には、リヤフェンダ29と一体に突出形成されてエアクリーナ71の側方まで延びるステー10hが配置されている。このステー10hにはサブカバー60の後端部を係合するための長穴形状の係合孔13が設けられ、その周囲に同形状のグロメットラバー13aが取付けられている。さらに、ステップホルダー40の基部から突出するホルダー取付部41も現れる。ホルダー取付部41はボルト45にて連動マスターシリンダ77bをステップホルダー40へ取付けるための部分であるとともに、サブカバー60を締結するための取付ボス47が設けられている。
図5は本体部カバー50の前端と燃料タンク18及びタンクシュラウド24の下方延出部24bとの接続部を拡大して示す図である。インナーシュラウド26は、予めアウターシュラウド25の内側へ重ねられて締結されており、係合突起26cで係合孔19aへ係合される。インナーシュラウド26とアウターシュラウド25が一体化されたタンクシュラウド24は、本体部24aにて燃料タンク18の側面へ係合される。
図6は側面視状態におけるボディカバー22について、本体部カバー50とサブカバー60に分解するとともに、相互の結合及び車体側への取付を示す図である。併せて、ボディカバー22に近接もしくは重なる、燃料タンク18のフランジ19近傍部及びシート20の一部並びにインナーシュラウド26の一部及びステー101hも各側面視状態で示してある。以下、この図を中心に、本体部カバー50とサブカバー60等の各部を詳細に説明する。
燃料タンク18の下部は、前後方向中間部18aが最も上方へ入り込むように上方へ凸に屈曲する形状をなし、この中間部18a近傍にて、本体部カバー50の前側上縁部51aに形成された上方突部51dがフランジ19へ重なっている。
燃料タンク18の側面下部は前後方向中間部18aから後方斜め下がりに延び、燃料タンク18の後端部18bは、前後方向中間部18aから見て下方へ突出している。
後端部18b近傍の側面は、その前方部分よりも車体中心側へ凹んだ凹部をなし、この部分がニーグリップ部18cになっている。運転者はニーグリップ部18cを両膝で挟むことにより、走行中の姿勢を安定させることができる。燃料タンク18はこの意味でニーグリップ部材になっている。但し、燃料タンク18に代わって別のニーグリップ部材を設けることもできる。
フランジ19には前方から後方へ順に係合孔19a、19b、19cが設けられ、それぞれグロメットラバー19f、19d、19eが取付けられている。
本体部カバー50は、本体前部51と本体後部52とを一体に有する。図2及び図6にも示すように、本体前部51は燃料タンク18の下端部に沿ってシリンダヘッド31の側面前部まで延出し、本体後部52は燃料タンク18の後部及びシート20の前部の各下端に沿うとともに、ピボットプレート10dの側方を覆って下方へ延出する。
本体後部52は上部が略三角形状をなして斜め上がりに後方へ突出する後方突部53をなし、下部は略三角形状をなして下方へ突出する下方突部54となっている。
本体前部51の周囲は、前側上縁部51a、前側前縁部51b、前側下縁部51cをなす。前側上縁部51aは上方へ山形をなして燃料タンク18のフランジ19へ重なるようになっている。前側上縁部51aの前後方向中間部は上方へ突出する上方突部51dをなし、前側上縁部51aは上方突部51dで屈曲し、上方突部51dから前方及び後方へ下がり傾斜している。
前側上縁部51aの内側には前から後へ順に係合突起55a、55bがそれぞれ車体内方へ向かって突出形成されている。各係合突起は簡略化して表記してある。
係合突起55aは係合孔19bに、係合突起55bは係合孔19cにそれぞれ差し込まれて係合され、かつグロメットラバー19d及び19eにて防振される。
前側前縁部51bは、図5に示すように、インナーシュラウド26の後縁上部に形成されたフランジ26aに重ねられて係合されている。この係合部を図中の拡大部Bに断面で示す。前側前縁部51bの内側に係合突起56が車体内方へ突出形成されており、この係合突起56をフランジ26aに形成された係合孔26bへ差し込み係合するようになっている。
前側下縁部51cは外表面が先端へ向かって車体内方へ入り込むように傾斜し、その前後方向中間部内側にボス57aが内方へ突出形成されている。
本体後部52の周囲は、後方突部53の上縁部である後側上縁部52a、後縁部である後側後縁部52b、下方突部54における前後にV字状をなす縁部である後側下縁部52cをなす。後側後縁部52b及び後側下縁部52cは、外表面が先端へ向かって車体内方へ
入り込むように傾斜している。
後側上縁部52aと前側上縁部51aは、本体前部51と本体後部52との接続部58において連続し、この連続部が最も下方へ凹入した部分になり、ここに燃料タンク18の後端部18bが入るようになっている。
後側上縁部52aはフランジ19の後部外側へ重なるとともに、その後方部分は、シート20の側面下端部内側へ重なっている。
後側下縁部52cは、中間部が下方へ凸に屈曲した形状をなし、この屈曲部内側にボス57bが形成されている。
後側下縁部52cの前部は、前側下縁部51cの後端部と接続部59で上方へ凸に屈曲して連続している。
後側下縁部52cの後部は、後側後縁部52bの下端部へ連続する。この後側後縁部52bの後端部(上端部)近傍内側にもボス57cが形成されている。
サブカバー60は、本体部カバー50に対応してサブカバー前部61とサブカバー後部62とを一体に有する。サブカバー60は、サブカバー前部61とサブカバー後部62の接続部60aが下方へ凸の屈曲部をなす。この接続部60aにおける上方側の凹部には下方突部54が嵌合する。
サブカバー60の上縁部は、本体部カバー50の下縁部内側へ重なるフランジをなし、このうち、サブカバー前部61側部分は、前側下縁部51cに重なる前側前部フランジ61aと、後側下縁部52cの前部と重なる前側後部フランジ61bをなす。さらにサブカバー後部62側部分は、後側後縁部52bに重なる後側フランジ62aをなす。前側後部フランジ61bと後側フランジ62aは、接続部60a相当部にて下方へ凸に屈曲して連続し、略V字状をなしている。
サブカバー前部61は、側面視で接続部59に対応する位置で上方へ凸に屈曲し、この屈曲部61cより前方部分が調節部カバー63をなしている。調節部カバー63は調節部カバー本体部63aと延出部68を一体に備える。延出部68は調節部カバー本体部63aの前端部から前方へ延出している。
調節部カバー本体部63aの上縁部は前側前部フランジ61aをなす。
調節部カバー本体部63aは、作動油タンク77の外側方を覆い、作動油タンク77と重なる位置に覗き窓64が開口し、覗き窓64を通して作動油タンク77の油量を外部から目視で点検できるようになっている(図3参照)。覗き窓64は周囲の一般面より内側の作動油タンク77へ向かって一段低くなった面に形成され、作動油タンク77に近接している。
接続部60a近傍の下部は、車体取付部をなし、ここでボルト65によりホルダー取付部41の取付ボス47(図4)へ着脱できるようになっている。ボルト65は 例えばコイン等の工具で回転させるための溝65aが形成されており、ドライバなどの専用工具を用いずに着脱操作可能になっている。
前側前部フランジ61aには、ボス57aが嵌合する連結凹部67aが内方へ向かって凹入形成されている。さらに、接続部60a近傍となる前側後部フランジ61bと後側フランジ62aの接続部に連結凹部67bが形成され、後側フランジ62aの後端部(上端部)に連結凹部67cが形成されている。各連結凹部67b及び67cは連結凹部67aと同様に形成されている。
前側前部フランジ61a、前側後部フランジ61b及び後側フランジ62aを、本体部カバー50の前側下縁部51c及び後側下縁部52cの内側に重ねると、ボス57a、57b、57cがそれぞれ、連結凹部67a、67b、67cへ外方から嵌合するので、各連結凹部の底部側から各ボスへ向かって車体内方よりタッピングスクリュー23で締結することにより一体化される(図9の拡大断面部参照)。
次に、図6及び図7〜9を中心にして調節部カバー63について詳細に説明する。
図7は図2の7−7線断面図(タンクシュラウド24は省略してある)、図8は図2の8−8線断面図、図9は図2の9−9線断面図である。これらの図において、調節部カバー63は駆動力の調節部材であるスロットルボディ70の側方を覆う部材である。
延出部68は、調節部カバー本体部63aの前端部と車体内方へ一段低くなる段差をなし、スロットルドラム73の前部からシリンダヘッド31の背面までを覆う略箱状の部分であり、車体内方及び後方へ開放され、本願発明の調節部保護壁に相当する、側壁68a、前壁68b、上壁68c及び底壁68dを有する。側壁68aは、スロットルボディ70の外側方を覆い、前壁68bは延出部68の前端から屈曲して車体内方へ入り込んでいる。側壁68aの上下からは上壁68c及び底壁68dが屈曲して車体内方へ入り込んでいる。68eは調節部カバー本体部63aと側壁68aとの段差部に設けられるリブである。
延出部68は、調節部カバー本体部63aの本体前部51に対する取付部である連結凹部67aよりは前方に位置し、サブカバー60を本体部カバー50へ一体化したとき、本体前部51により強固に支持されず、調節部カバー本体部63aから片持ち状に延出しているため、外側方からの力により本体前部51に対して車体内方へ相対的に変形移動して押し込まれ易くなっている。
図7に示すように、スロットルボディ70は、シリンダヘッド31の背面に対して、車幅方向一側側へ偏って配置され、かつ斜めに接続されている(図9参照)。そのため、スロットルドラム73がシリンダヘッド31の側面よりも外側方へ張り出すことになり、これを覆う延出部68並びに調節部カバー本体部63aがシリンダヘッド31の側面よりも外側方へ張り出して配置されている。
図8に示すように、調節部カバー本体部63a及び延出部68の内側には、スロットルボディ70及びスロットルドラム73が配置されている。スロットルドラム73はスロットルボディ70から側方へ突出する回動軸79を中心に回動自在である。スロットルボディ70内にはスロットルバルブ74が回動自在に設けられている。スロットルバルブ74はスロットルボディ70内へ突出する回動軸79の一端に取付けられ、スロットルドラム73と同軸で連結され、スロットルドラム73の回動により一体に回動する。
図9に示すように、スロットルケーブル75a、75bのスロットルドラム73近傍部は、ケーブルステー76へ支持されている。ケーブルステー76は剛性のある金属部材であり、ネジ76aにてスロットルボディ70へ取付けられている。ケーブルステー76は延出部68が車体内方へ移動するときのストッパをなしている。
延出部68の上壁68cにおける内側縁部は、ケーブルステー76と対面して車幅方向外側に適当間隔をもって重なる位置に配置され、延出部68とスロットルボディ70との間隔は、ケーブルステー76に対面する上壁68cの内側縁部とケーブルステー76との間で最小となっている。このため延出部68が車体内方へ押し込まれたとき、内側縁部がケーブルステー76に当接して車体内方への移動を阻止するストッパ当接部になっている。
このように、調節部カバー本体部63a及び延出部68でスロットルボディ70のスロットルドラム73を覆うことにより、スロットルドラム73に対する前輪12から跳ね上げられた泥や水を阻止して、スロットルドラム73のスムーズな動作を保持することができる。
また、延出部68が片持ち状態であって本体前部51や車体側へ支持されていないため、外側方から内方へ向かって力を加えられると、内側へ変形して移動することにより内方へ押し込まれ易くなる。しかし、上壁68cがケーブルステー76の側方に位置するので、所定量押し込まれると、ケーブルステー76へ当接することによりケーブルステー76がストッパとなって、それ以上の延出部68の変形を阻止することができる。
次に、ボディカバー22の組立及び車体への取付について説明する。まず、本体部カバー50とサブカバー60を一体化してボディカバー22を組み立てる。図6に示すように、サブカバー60の前側前部フランジ61a及び前側後部フランジ61b並びに後側フランジ62aを本体部カバー50の前側下縁部51c及び後側下縁部52cの下に重ね、ボス57aを連結凹部67a、ボス57bを連結凹部67b、ボス57cを連結凹部67cへ嵌合し、車体内側よりタッピングスクリュー23にて締結すると、本体部カバー50とサブカバー60が一体化される。
続いて、この一体化されたボディカバー22を車体へ取り付ける。
まず、係合突起56をタンクシュラウド24のインナーシュラウド26に設けられている係合孔26bへ差し込む。さらに、本体前部51の係合突起55a及び係合突起55bを、燃料タンク18のフランジ19に設けられた係合孔19b及び係合孔19cへ差し込む。また、サブカバー後部62に内側へ向かって突出形成されている係合突起66を、リヤフェンダ29から延びるステー10hの係合孔13へ差し込む。
これにより、ボディカバー22は本体部カバー50とサブカバー60が一体となって車体側へ迅速に係合取付される。
その後、サブカバー60の下端部となる接続部60aの下部をボルト65により、ステップホルダー40のホルダー取付部41に設けられている取付ボス47へ締結する。
これにより、ボディカバー22は強固に車体側面へ取付けられ、スロットルボディ70、エアクリーナ71、工具箱78等は外観されなくなる。
また、ボルト65による1ケ所のみの締結と複数の差し込み係合により、ボディカバー22の着脱が容易になる。すなわちボディカバー22の車体に対する締結固定ケ所は1ケ所のみであり、締結の手間を可及的に少なくすることができる。
このように、比較的大型の部材であるボディカバー22を、本体部カバー50とサブカバー60とで構成し、それぞれを別体にしたので、部品の大型化が抑制され、成形機の大型化、成形時の変形(そり等)及び寸法精度の低下を防止できる。また、部分的に傷ついたり破損したときは、傷ついたり破損した方だけを交換すればよいので交換費用を抑制できる。
また、商品性から必要となる本体部カバー50部分だけ塗装し、サブカバー60を塗装せずに樹脂色のままとすることにより、塗装による重量・費用を削減できる。
さらに、主として靴により傷つきやすい部分であるサブカバー60を塗装しないので、塗装の傷つきがなくなるとともに、仮に表面に傷がついても目立たなくなる。そのうえ、傷ついて交換する可能性が高いサブカバー60のコストを、塗装しないことにより低く抑えることができる。
さらに、本体部カバー50とサブカバー60は車体内側からタッピングスクリュー23で結合され、かつボルト65による一ケ所のみの締結で車体側の取付ボス47へ固定されるので、このボルト65を工具で外さなければ、本体部カバーもサブカバーも取り外せないから防犯性が高い。逆に、1ケ所の締結を外すだけで、本体部カバー50とサブカバー60とを取り外すことができるので、工具があれば取り外しが容易迅速になる。
しかも、損傷が生じることがあるボディカバー22の下部を、別体のサブカバー60として本体部カバー50の下方に沿って形成したので、サブカバー60が損傷した場合には、タッピングスクリュー23を外すことにより、本体部カバー50からサブカバー60のみを分離して容易に交換できる。したがって、損傷の可能性があるできるだけ小さな面積部分だけを交換可能にしたので、経済的に優れたものになる。
また、この部分を塗装せず、樹脂色とすることにより、塗装による手間とコストを削減できるので、一層、経済的に有利になる。
そのうえ、主として靴により傷つきやすい下部を別体のサブカバー60とすることにより、交換の可能性が高い部品とそうでないものとに分けることができる。
このボディカバー22の取付状態では、サブカバー60の調節部カバー63がスロットルボディ70のスロットルドラム73及び作動油タンク77を覆うため、これらに対する前輪12からの泥や水を排除できる。
また、スロットルボディ70のスロットルドラム73を側面と前面並びに上下から覆う調節部カバー本体部63a及び延出部68を備えたので、走行中に前方や側方から異物(泥水・埃等)が駆動力調節部へ付着しにくくなる。このため、スロットルドラム73の回動阻害要因を少なくして、そのスムーズな回動を維持し、駆動力調節部の良好な調節を維持できる。また、スロットルボディ70やスロットルドラム73等が斜め前方からも見えなくなり、外観性が向上する。
さらに、調節部カバー本体部63aによる片持ち状態の延出部68が車幅方向内方に押されて変形しても、延出部68とスロットルボディ70との間隔が、上壁68cの内側縁部とケーブルステー76との間で最小となっているので、ケーブルステー76がストッパをなし、上壁68cの内側縁部がケーブルステー76へ当接することにより、延出部68が所定以上に内方へ移動することを阻止するので、延出部68がスロットルドラム73と干渉することを防止できる。
また、覗き窓64により、ボディカバー22を取付けた状態のままで作動油タンク77の油量を迅速に目視確認できる。
しかも、覗き窓64は調節部カバー本体部63aの一般面から1段と作動油タンク側へ入っているので目立ちにくくなる。また、覗き窓64が作動油タンク77に接近するので、作動油タンク77を覗きやすくなる。
さらに、作動油タンク77が工具なしには取り外せないボディカバー22に覆われるので、作動油タンク77に対するいたずらを防止できる。
さらに、工具箱78を利用するときは、ボルト65を取り外すだけでボディカバー22全体を車体側から取り外す。これにより、工具箱78の利用が手軽に可能になる。工具箱78を利用するためにボディカバー22を取り外すには、例えばコイン等を工具として締結解除作業をする。このように、ボディカバー22の着脱に工具を必要とすることにより、ボディカバー22及びその内側に覆われている部材がいたずらされにくくなる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されず、種々に変形や応用が可能である。例えば、本体部カバー50とサブカバー60との結合における、上下関係は反対にしてもよく、この場合、連結凹部を本体部カバー50側に設け、ボスをサブカバー60側に設ける。
また、ボルト65による締結もサブカバー60側ではなく、本体部カバー50側とすることもできる。
さらに、ボディカバー22はサイドカバー等、種々な名称のものが可能である。また、燃料タンク18がニーグリップ部材になっているが、燃料タンク18に代わって別のニーグリップ部材を設けることもできる。
また、鞍乗り型車両は、自動2輪車に限らず、3輪以上の車両も可能である。
10:車体フレーム、16:パワーユニット、18:燃料タンク、20:シート、24:タンクシュラウド、50:本体部カバー、60:サブカバー、63:調節部カバー、63a:調節部カバー本体部、64:覗き窓、68:延出部、70:スロットルボディ、73:スロットルドラム、77:作動油タンク、78:工具箱

Claims (5)

  1. 前輪及び後輪を支持する車体フレーム(10)と、車体フレームに搭載され、後輪を駆動するパワーユニット(16)と、パワーユニットの上側に配置されたニーグリップ部材(18)と、このニーグリップ部材(18)の後方に配置されたシート(20)と、
    シート及び/又はニーグリップ部材下方の車体側面で運転者の脚に挟まれる場所を覆う
    ボディカバー(22)とを備えた鞍乗り型車両のボディカバー構造において、
    前記ボディカバー(22)は、互いに別体の本体部カバー(50)とサブカバー(60)で構成され、前記本体部カバー(50)の下縁に沿って前記サブカバー(60)が所定の幅をもって前後方向へ延びているとともに、
    前記パワーユニット(16)は、運転者のケーブル(75a・75b)を介する操作で駆動力を調節する駆動力調節部(70)を備え、
    前記ボディカバー(22)は、前記駆動力調節部(70)を側面と前面から覆う調節部保護壁(68)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両のボディカバー構造。
  2. 前記本体部カバー(50)は車体色に塗装され、前記サブカバー(60)は着色樹脂で成形された樹脂色であることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両のボディカバー構造。
  3. 前記駆動力調節部(70)は、前記ケーブルを支持するケーブルステー(76)を備え、
    前記調節部保護壁(68)と前記駆動力調節部(70)との間隔は、前記調節部保護壁のうち前記ケーブルステー(76)に対面する保護壁端部(68c)と前記ケーブルステー(76)との間で最小となることを特徴とする請求項1又は2に記載した鞍乗り型車両のボディカバー構造。
  4. 前記本体部カバー(50)と前記サブカバー(60)は車両内側方向からの締結により結合され、前記本体部カバー(50)は複数ケ所の係合のみで車体へ取付けられ、
    前記サブカバー(60)の車体に対する締結固定ケ所は1ケ所のみであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両のボディカバー構造。
  5. 前輪及び後輪を支持する車体フレーム(10)と、車体フレームに搭載され、後輪を駆動するパワーユニット(16)と、パワーユニットの上側に配置されたニーグリップ部材(18)と、このニーグリップ部材(18)の後方に配置されたシート(20)と、
    シート及び/又はニーグリップ部材下方の車体側面で運転者の脚に挟まれる場所を覆う
    ボディカバー(22)とを備えた鞍乗り型車両のボディカバー構造において、
    前記ボディカバー(22)は、互いに別体の本体部カバー(50)とサブカバー(60)で構成され、前記本体部カバー(50)の下縁に沿って前記サブカバー(60)が所定の幅をもって前後方向へ延びているとともに、
    油圧ブレーキの作動油タンク(77)を前記ボディカバー(22)に覆われる位置に備え、
    前記ボディカバー(22)には、前記作動油タンク(77)が臨む覗き窓(64)が、前記ボディカバー(22)の一般面から前記作動油タンク(77)方向へ一段近づいた面に設けられることを特徴とする鞍乗り型車両のボディカバー構造。
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