JP6285404B2 - 結露防止機能を有するレーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ装置に関する。
レーザ装置内部の温度差または湿度等に起因して、レーザ装置の内部に結露が発生することがある。結露が発生すると、電気的短絡が発生したり、部品の汚染または腐食を引起こしたりする原因になり得る。
レーザ装置またはその他の一般的な電子機器において、結露を防止することを目的とした種々の技術が提案されている(特許文献1〜5参照)。
特開2001−326410号公報 特開昭61−079285号公報 特開2003−060268号公報 特開2012−024778号公報 特開平03−252199号公報
結露を確実に防止できるレーザ装置が求められている。
本願の1番目の発明によれば、レーザ発振器と、前記レーザ発振器に駆動電流を供給する電源部とを備えたレーザ装置であって、当該レーザ装置の外部の冷却水供給装置から当該レーザ装置の内部の発熱部品を冷却するために冷却水が供給されるように構成されており、前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の侵入流量を所定の値以下に抑える密閉度を備えた筐体と、前記レーザ装置の内部の空気を除湿する除湿器と、前記レーザ装置の内部の空気の湿度を検出する湿度検出器と、前記レーザ装置の内部の空気の温度を検出する第1温度検出器と、前記レーザ装置の外部から供給される冷却水の温度を検出する第2温度検出器と、前記湿度検出器および前記第1温度検出器による検出結果から、前記レーザ装置の内部の空気の露点を算出する算出部と、前記第2温度検出器による検出結果および前記算出部によって算出された前記露点から、前記冷却水を前記レーザ装置の内部に流し始める流入開始条件、または前記電源部から前記レーザ発振器に駆動電流を供給して、前記レーザ発振器においてレーザ発振を開始する発振開始条件を満たしているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に従って、前記冷却水供給装置から供給される冷却水の配管に設けられた開閉弁の開閉、または前記電源部から前記レーザ発振器への駆動電力の供給を制御する制御部と、を備えており、前記制御部は、前記判定部が、前記算出部によって算出された前記露点と、前記第2温度検出器によって検出された冷却水温度とを比較して、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係と、(レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度)≦(冷却水温度)≦(レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度)の関係の両方の関係が満たされたと判定した時点において、前記配管に設けられた前記開閉弁を開放して前記レーザ装置の内部に冷却水を流し始めるとともに、前記レーザ発振器に駆動電流を供給してレーザ発振を開始させるように構成されており、レーザ発振中においては、前記冷却水供給装置は、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度から前記レーザ発振時の冷却水温度の上限限許容温度までの第1所定温度範囲内に制御された冷却水の供給を継続するように構成されると共に、前記除湿器は、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が維持されるように継続して除湿を行うように構成される、レーザ装置が提供される。また、上記構成において、前記レーザ装置は、前記レーザ装置の内部の空気の温度を調整する空気温度調節器を更に備えており、前記制御部からの指令に基づいて、前記空気温度調節器によって、前記第1温度検出器によって検出される前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度と略同温度の下限値、または前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度よりも高温の下限値を有する第3所定温度範囲内に入るように制御され、前記レーザ装置の内部の空気の温度が前記第3所定温度範囲内に入った後は、前記レーザ装置の内部の空気の温度が前記第3所定温度範囲内から逸脱しないように制御される。また、前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記空気温度調節器によって、前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されるようになっており、前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部温度あるいは前記筐体の温度を検出する第3温度検出器を備えており、前記第3所定温度範囲が時間的に変化する条件として設定され、前記第3所定温度範囲の下限温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度に第2所定温度差を加えた温度と、前記第3温度検出器によって検出された温度から第3所定温度差を引いた温度とのうちのいずれか高い方の温度に設定されており、前記レーザ装置の内部の空気温度が前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御される。
本願の2番目の発明によれば、レーザ発振器と、前記レーザ発振器に駆動電流を供給する電源部とを備えたレーザ装置であって、当該レーザ装置の外部の冷却水供給装置から当該レーザ装置の内部の発熱部品を冷却するために冷却水が供給されるように構成されており、前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の侵入流量を所定の値以下に抑える密閉度を備えた筐体と、前記レーザ装置の内部の空気を除湿する除湿器と、前記レーザ装置の内部の空気の湿度を検出する湿度検出器と、前記レーザ装置の内部の空気の温度を検出する第1温度検出器と、前記レーザ装置の外部から供給される冷却水の温度を検出する第2温度検出器と、前記湿度検出器および前記第1温度検出器による検出結果から、前記レーザ装置の内部の空気の露点を算出する算出部と、前記第2温度検出器による検出結果および前記算出部によって算出された前記露点から、前記冷却水を前記レーザ装置の内部に流し始める流入開始条件、または前記電源部から前記レーザ発振器に駆動電流を供給して、前記レーザ発振器においてレーザ発振を開始する発振開始条件を満たしているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に従って、前記冷却水供給装置から供給される冷却水の配管に設けられた開閉弁の開閉、または前記電源部から前記レーザ発振器への駆動電力の供給を制御する制御部と、を備えており、前記制御部は、前記判定部が、前記算出部によって算出された前記露点と、前記第2温度検出器によって検出された冷却水温度とを比較して、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係と、(レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度)≦(冷却水温度)≦(レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度)の関係の両方の関係が満たされたと判定した時点において、前記配管に設けられた前記開閉弁を開放して前記レーザ装置の内部に冷却水を流し始めるとともに、前記レーザ発振器に駆動電流を供給してレーザ発振を開始させるように構成されており、レーザ発振中においては、前記冷却水供給装置は、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度から前記レーザ発振時の冷却水温度の上限限許容温度までの第1所定温度範囲内に制御された冷却水の供給を継続するように構成されると共に、前記除湿器は、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が維持されるように継続して除湿を行うように構成されるレーザ装置が提供される。また、前記除湿器が前記除湿器に流入する空気を露点温度以下に冷却し、前記除湿器内の結露部に結露させることにより除湿する方式の除湿器であり、前記レーザ装置は、前記除湿器から流出する空気を加熱する加熱部を更に備えており、前記加熱部は、前記制御部によって、前記第1温度検出器によって検出される前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度と略同温度の下限値、または前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度よりも高温の下限値を有する第3所定温度範囲の下限温度よりも低温にならないように略最小限の加熱を行うように制御される。また、前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記加熱部によって、前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されるようになっており、前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部温度あるいは前記筐体の温度を検出する第3温度検出器を備えており、前記第3所定温度範囲が時間的に変化する条件として設定され、前記第3所定温度範囲の下限温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度に第2所定温度差を加えた温度と、前記第3温度検出器によって検出された温度から第3所定温度差を引いた温度とのうちのいずれか高い方の温度に設定されており、前記レーザ装置の内部の空気温度が前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御される。
本願の3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明に係るレーザ装置において、前記除湿器が、前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の浸入流量を所定の値以下に抑える筐体の密閉度と、前記レーザ装置の許容環境条件とから想定される前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部に浸入する単位時間当たりの最大水分量を上回る除湿能力を有することを特徴とする。
本願の4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明に係るレーザ装置において、前記除湿器は、前記冷却水供給装置から前記レーザ装置の内部に冷却水を供給している間は、除湿を継続するように構成されることを特徴とする。
本願の5番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明に係るレーザ装置において、前記除湿器が、前記レーザ装置の内部の空気の露点が前記第1所定温度範囲よりも低温の第2所定温度範囲内に入るように制御され、前記露点が前記第2所定温度範囲内に入った後は、前記露点が前記第2所定温度範囲内から逸脱しないように制御されることを特徴とする。
本願の6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明に係るレーザ装置において、前記レーザ装置に対して完全停止指令が出された場合を除いて、前記レーザ装置に対して起動指令が出ていない期間も、前記湿度検出器、前記第1温度検出器、前記算出部、前記判定部および前記制御部によって、常時、または所定の時間間隔で、前記レーザ装置の内部の空気の湿度と温度を監視し、前記レーザ装置の内部の空気の露点に前記第1所定温度差を加えた温度が、前記第1温度検出器で検出された前記レーザ装置の内部の空気の温度より高くなると、前記除湿器が自動的に運転を開始して除湿を行う機能を有することを特徴とする。
本願の7番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明に係るレーザ装置において、前記レーザ装置は、前記発熱部品に対して略同位置または上流側の前記冷却水配管の配管内の冷却水の温度、あるいは前記発熱部品に対して略同位置または上流側の前記冷却水配管に熱的に接する部材の温度を検出する第4温度検出器を更に備えており、前記レーザ装置に対して完全停止指令が出された場合を除いて、前記レーザ装置に対して起動指令が出ていない期間も、前記空気の露点に前記第1所定温度差を加えた温度が、前記第4温度検出器で検出された温度および前記第1温度検出器で検出された前記レーザ装置の内部の空気の温度のうちの少なくともいずれか一方よりも高くなると、前記除湿器が自動的に運転を開始して除湿を行う機能を有することを特徴とする。
これら並びに他の本発明の目的、特徴および利点は、添付図面に示される本発明の例示的な実施例に係る詳細な説明を参照することによって、より明らかになるであろう。
1番目の発明に係るレーザ装置によれば、閉空間の露点は、除湿や外部から加湿しない限り、空気の温度が変わっても変化しないので、一度、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が成り立ち、冷却水温度が第1所定温度範囲内に制御されていると、筐体の隙間から侵入し得る水分より除湿器の除湿能力が上回っていれば、筐体内の空気温度が低下した等の理由で除湿器を停止しない限り、この関係は成立し続け、結露は発生しない。結露が発生しなくなるので、結露防止や結露予防のために冷却水やレーザ発振を停止する必要がなくなる。更に、上記レーザ装置によれば、一般に除湿能力の高い除湿器は空気の冷却作用を伴うが、空気温度が下がり過ぎて、レーザ装置内の湿度が上昇するのを防止でき、また、環境温度が上昇した場合、除湿機能を維持したまま、レーザ装置内の空気の温度が上昇するのを防止することができる。また、更に、上記レーザ装置によれば、レーザ装置筐体の外壁温度が下がり過ぎて、レーザ装置の外壁に過度の結露が発生することを防止しながら、レーザ装置内の湿度が上がり過ぎたり、結露したりすることも防止できる。
2番目の発明に係るレーザ装置によれば、閉空間の露点は、除湿や外部から加湿しない限り、空気の温度が変わっても変化しないので、一度、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が成り立ち、冷却水温度が第1所定温度範囲内に制御されていると、筐体の隙間から侵入し得る水分より除湿器の除湿能力が上回っていれば、筐体内の空気温度が低下した等の理由で除湿器を停止しない限り、この関係は成立し続け、結露は発生しない。結露が発生しなくなるので、結露防止や結露予防のために冷却水やレーザ発振を停止する必要がなくなる。更に、当該レーザ装置によれば、一般に除湿能力の高い除湿器は空気の冷却作用を伴うが、空気温度が下がり過ぎて、レーザ装置内の湿度が上昇するのを防止でき、また、環境温度が上昇した場合、除湿機能を維持したまま、レーザ装置内の空気の温度が上昇するのを防止することができる。また、更に、当該レーザ装置によれば、除湿器と空気温度調節器を別に設けることなく、結露を確実に防止でき、レーザ装置の小型化、低コスト化が可能になる。また、更に、当該レーザ装置によれば、レーザ装置筐体の外壁温度が下がり過ぎて、レーザ装置の外壁に過度の結露が発生することを防止しながら、レーザ装置内の湿度が上がり過ぎたり、結露したりすることも防止できる。
3番目の発明に係るレーザ装置によれば、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係がいったん成り立つと、冷却水温度は第1所定温度範囲内に制御されるので、筐体の隙間から侵入し得る水分より除湿器の除湿能力が上回っていれば、筐体内の空気温度が下がったから等の理由で除湿器を停止しない限り、この関係は成立し続けて結露は発生しない。
4番目の発明に係るレーザ装置によれば、確実に結露が防止できると共に、コンプレッサを使用した除湿器の場合、オンオフによるコンプレッサの劣化を防止できる。
5番目の発明に係るレーザ装置によれば、除湿器による電力消費が節約できる。またインバータ制御等により除湿器に対して負荷のかからない方法で制御すれば、除湿器の駆動時間が短くなり、消耗を抑えることができる。
6番目の発明に係るレーザ装置によれば、レーザ装置の移動等のためにレーザ装置を完全に停止する必要がある場合を除いて、レーザ装置内の空気の露点および温度を監視して、露点に第1所定温度差を加えた温度がレーザ装置内の空気温度より高温にならないように除湿器を運転することによって、レーザ装置を起動していない時にもレーザ装置内での結露を防止できる。
7番目の発明に係るレーザ装置によれば、レーザ装置外部の空気温度の上昇等に伴うレーザ装置の内の空気の温度上昇時に最も低温になると想定される場所に第4温度検出器を設けて、空気の露点に前記第1所定温度を加えた温度が、第4温度検出器で検出された温度より高くなった場合も、除湿器を運転することによってレーザ装置を起動していない時に、レーザ装置外部の空気温度が急に上昇して露点の高い空気が浸入してきた場合であっても、レーザ装置内での結露をより確実に防止できる。
第1の実施例に係るレーザ装置の構成を示す摸式図である。 第1の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第1の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第1の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第2の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第2の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第2の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第3の実施例に係るレーザ装置の構成を示す摸式図である。 第3の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第3の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第3の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第3の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第4の実施例に係るレーザ装置の構成を示す摸式図である。 第4の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の構成を示す摸式図である。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のタイムチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第5の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第6の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。 第7の実施例に係るレーザ装置の構成を示す摸式図である。 第7の実施例に係るレーザ装置の制御のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。同一または対応する構成要素には、同一の参照符号が使用される。
図1〜図3Bを参照して、第1の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図1は、レーザ装置1の構成を示す模式図である。図2は、制御のタイムチャートであり、図3Aおよび図3Bは、制御のフローチャートである。
第1の実施例では、図1に示したように、レーザ装置1は、レーザ発振器2、電源部3、筐体5、除湿器6、湿度検出器7と、第1温度検出器8、第2温度検出器9、算出部10、判定部11、および制御部12を備えている。レーザ装置1の外部には、冷却水供給装置4が設けられている。冷却水供給装置4は、レーザ装置1の内部の発熱部品を冷却するために冷却水を供給する。
レーザ発振器2は、任意の公知の構成を有するレーザ発振器である。レーザ発振器2は、光学系18を介してレーザ光19を出力する。電源部3は、レーザ発振器2に駆動電流を供給する。
筐体5は、レーザ装置1の外部からレーザ装置1の内部への空気の侵入流量を所定の値以下に抑えるのに必要な密閉度を備えた筐体である。除湿器6は、レーザ装置1の内部の空気を除湿する。湿度検出器7は、レーザ装置1の内部の空気の湿度を検出する。
第1温度検出器8は、レーザ装置1の内部の空気の温度を検出する。第2温度検出器9は、レーザ装置1の外部から供給される冷却水の温度を検出する。
算出部10は、湿度検出器7および第1温度検出器8による検出結果から、レーザ装置1の内部の空気の露点を算出する。
判定部11は、第2温度検出器9による検出結果および算出部10によって算出された露点から、冷却水をレーザ装置1の内部に流し始める流入開始条件、または電源部3からレーザ発振器2に駆動電流を供給して、レーザ発振器2においてレーザ発振を開始する発振開始条件を満たしているか否かを判定する。
制御部12は、判定部11の判定結果に従って、冷却水供給装置4から供給される冷却水の配管に設けられた開閉弁の開閉、または電源部3からレーザ発振器2への駆動電力の供給を制御する。
本明細書において、「除湿器」は、クーラー等のように、「除湿器」とは別の名称で一般的に呼ばれているものを含んでおり、除湿機能を有する全ての機器を含んでいる。図1の除湿器6の近傍に記載された白抜きの矢印は、除湿器6に流入する空気の流れと、除湿器6から流出する空気の流れの方向を例示している。しかしながら、空気の流れの方向は、図示される方向に限定されない。また、図1では、冷却水配管16は太い点線で示しており、冷却水の流れる方向を矢印で例示している。
第1の実施例では、図2のタイムチャートに示したように、判定部11が、算出部10によって算出された露点と、第2温度検出器9によって検出された冷却水温度とを比較して、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係と、(レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度)≦(冷却水温度)≦(レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度)の関係の両方の関係が満たされたと判定した時点において、冷却水配管16に設けられた開閉弁を開放してレーザ装置1の内部に冷却水を流し始めるとともに、レーザ発振器2に駆動電流を供給してレーザ発振を開始させるように構成されている。
レーザ発振中においては、冷却水供給装置4は、レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度からレーザ発振時の冷却水温度の上限限許容温度までの第1所定温度範囲内に制御された冷却水の供給を継続するように構成される。除湿器6は、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が維持されるように継続して除湿を行うように構成されている。
レーザ装置1は、レーザ発振開始後に、冷却水供給装置4または除湿器6の故障と判定される現象が検出されない限り、レーザ装置1の内部の結露防止や結露予防を目的として、レーザ発振を停止させないように構成される。
図1に示される構成を有するレーザ装置1において、開閉弁を開いてレーザ装置1の内部に冷却水を流し始めるとは、開閉弁1(13)が開いた状態から、閉じていた開閉弁2(14)および開閉弁3(15)を開いて、開閉弁1を閉じることを意味している。反対に、開閉弁を閉じてレーザ装置内に冷却水が流れ込まないようにするとは、開閉弁1(13)を開き、開閉弁2(14)および開閉弁3(15)を閉じることを意味している。
制御部12に接続される結線は示されていないものの、開閉弁1(13)、開閉弁2(14)、および開閉弁3(15)は、制御部12からの指令に応答して開閉可能な弁、例えば電磁弁である。開閉弁2(14)および開閉弁3(15)が開いていない状態であっても、冷却水が流れる部分においては、結露する可能性がある。したがって、レーザ装置1の内部のレーザ発振器2等が収納された本体空間と、冷却水が流れる部分とは、隔壁17等で互いに分離しておくことが望ましい。
なお、レーザ装置1の環境温度が低温である等の理由で、冷却水温度がレーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度よりも低温である場合、冷却水供給装置4の仕様によっては、冷却水温度がレーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度に達するまでに時間を要する場合がある。そのような場合は、レーザ発振までの待機時間を短縮するために、図1に示したように冷却水加熱手段27を設けて、制御部12からの指令により、冷却水加熱手段27によって冷却水を加熱してもよい。
逆に、レーザ装置1の外部温度すなわちレーザ装置1の環境温度が高くなった時に、レーザ装置1の内部の空気温度の上昇を抑制するために、図1には記載していないものの、レーザ装置1の内部にラジエータファンユニットが設けられてもよい。ラジエータファンユニットは、ファンを介して供給されるレーザ装置1の内部の空気を、図1の冷却水配管16から分岐した分岐管の表面に形成されたフィンの間に通して除熱する。
閉空間の露点は、除湿したり、または外部から加湿したりしない限り、空気の温度が変わっても変化しない。そのため、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係がいったん成立すれば、除湿器6が、レーザ装置1の外部からレーザ装置1の内部への空気の浸入流量を所定の値以下に抑える筐体5の密閉度と、レーザ装置1の許容環境条件とから想定されるレーザ装置1の外部からレーザ装置1の内部に浸入する単位時間当たりの最大水分量を上回る除湿能力を有していれば、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係を成立し続けさせることができる。
一実施例において、除湿器6は、冷却水供給装置4からレーザ装置1の内部に冷却水を供給している間は、除湿を継続するように構成されてもよい。その場合、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係は成立し続けるので、結露は発生しない。露点が下がり過ぎても特に問題はないので、露点をフィードバックして除湿器6の運転を制御することは必要ではない。
従って、第1の実施例によれば、レーザ装置1の内部において結露しなくなるので、結露防止や結露予防のために冷却水やレーザ発振を停止する必要がなくなる。除湿器6を連続運転することによって、確実に結露を防止できると共に、コンプレッサを使用した除湿器の場合、オンオフによるコンプレッサの劣化が防止できるというメリットもある。
除湿器6は、ペルチェ効果素子を使用した電子冷却式除湿器であってもよい。特に、第1の実施例では、除湿器6は連続運転、あるいはそれに近い運転を行うので、可動部がなく、消耗の少ないペルチェ効果素子を使用した除湿器にすることによって、除湿器6の故障確率を下げることができる。なお、前述した第1所定温度差は正の温度差であり、例えば5℃程度に設定することができる。
第1の実施例では、図3Aおよび図3Bに示したフローチャートに従って、算出部10でレーザ装置1の内部の空気の露点を算出し、判定部11による判定結果に基づいて、制御部12が各種制御を行う。図3Aおよび図3Bにおいて、「Tw」は冷却水温度であり、「Tw1」はレーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の上限温度であり、「Tw2」は、レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の下限温度である。また、「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点、「ΔT1」は第1所定温度差を表している。なお、冷却水供給装置4はフローチャートではチラーと称している。
(ステップS101〜S104)
レーザ装置1に対して起動指令が出されると、まず除湿器6およびチラー4の運転が開始される。レーザ発振を開始できるようになるまでの待機時間を短縮するために、レーザ装置1の使用予定時間に先立って、設定した時間スケジュールに従って、チラー4および除湿器6の少なくともいずれか一方の運転を自動あるいは手動で開始しておいてもよい。その場合、起動指令が出た時点で、除湿器6またはチラー4が既に運転中である場合は、除湿器6またはチラー4の運転開始工程をスキップしてもよい。
(ステップS105〜S107)
レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が冷却水温度Twよりも低温になり、かつ冷却水温度Twがレーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度Tw2からレーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度Tw1の温度範囲を意味する第1所定温度範囲の範囲内に入ると、チラー4からの配管の開閉弁を開いて冷却水の供給を開始し、次いでレーザ発振を開始する。
(ステップS108〜S116)
いったん、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が冷却水温度Twよりも低温になり、かつ冷却水温度Twが第1所定温度範囲内に入った後に、冷却水温度Twが第1所定温度範囲内から逸脱した場合、チラー4の故障と判定される。また、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が冷却水温度Twよりも高温になった場合、除湿器6の故障と判定される。チラー4または除湿器6が故障していると判定された場合、開閉弁を閉じて冷却水がレーザ装置1の内部の隔壁17で包囲された領域以外には流れ込まないようにして、チラー4または除湿器6の故障を表示部21に表示する。
しかしながら、前述したように、チラー4または除湿器6が故障した場合を除き、チラー4がレーザ装置1の内部の発熱量とレーザ装置1の設置許容温度範囲の仕様に対して充分な冷却水の温度調節能力を備えていれば、結露の発生を防止できる。具体的には、第1所定温度範囲がチラー4の冷却水温度調節精度仕様に対して適切に設定され、除湿器6がレーザ装置1の筐体5の密閉度から想定されるレーザ装置1の内部に浸入する単位時間当たりの水分量に対して十分な除湿能力を備えていれば、冷却水温度Twが第1所定温度範囲内に入り、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が冷却水温度Twよりも低温になった後に、冷却水温度Twが第1所定温度範囲内から逸脱することはなくなる。また、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が冷却水温度Twよりも高温になることもないので、レーザ発振の停止指令が出されない限り、レーザ発振が継続される。それにより、冷却水で冷却された部品に結露が発生することを確実に防止できる。
(ステップS117〜S125)
レーザ装置1を完全に停止する場合は、レーザ発振停止、開閉弁の閉鎖、冷却水供給の停止、チラー4の運転停止、および除湿器6の運転停止を順次行えばよい。次にレーザ装置1を起動する際にレーザ発振までの待機時間を短くしたり、レーザ発振を行っていない期間にレーザ装置1の内部の部品に結露するのを防止したりするため、チラー4および除湿器6の少なくとも一方の運転を継続して、再起動指令待ちの状態に切替えてもよい。なお、チラー4の単独運転を継続する場合は、開閉弁を閉じて、冷却水がレーザ装置1の内部に流れこまないようにする必要がある。
第1の実施例において、湿度検出器7と第1温度検出器8による検出結果からレーザ装置1の内部の空気の露点を算出する算出部10の代わりに、湿度および温度から露点を導出できるデータテーブルを記録した記録部を備えていてもよい。その場合、湿度検出器7と第1温度検出器8による検出結果から、データテーブルを参照して、レーザ装置1の内部の空気の露点を求められる。
図4、図5Aおよび図5Bを参照して、第2の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図4は、制御のタイムチャートであり、図5Aおよび図5Bは、制御のフローチャートである。図4、図5Aおよび図5Bに示されるように、本実施例においては、除湿器6が、レーザ装置1の内部の空気の露点が第1所定温度範囲よりも低温の第2所定温度範囲内に入るように制御されると共に、露点が第2所定温度範囲内にいったん入った後は、露点が第2所定温度範囲内から逸脱しないように制御される。
必要以上に除湿を行わないことによって除湿器6による電力消費が節約でき、また、インバータ制御等により除湿器6に対して負荷のかからない方法で制御すれば、除湿器6の駆動時間を短縮でき、除湿器6の消耗を抑えることができるというメリットがある。
図4において、第1所定温度範囲の下限温度から第2所定温度範囲の上限温度を引いた値が、第1所定温度差と略等しいか、または第1所定温度差よりも大きくなるように設定してもよい。このように設定することによって、冷却水温度が第1所定温度範囲の下限温度近くまで下がり、レーザ装置1の内部の空気の露点が第2所定温度範囲の上限温度近くまで上昇した場合であっても、結露を確実に防止できる。
図5Aおよび図5Bにおいて、「Tw」は冷却水温度であり、「Tw1」は、レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の上限温度であり、「Tw2」は、レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の下限温度である。「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点であり、「Td1」は、第2所定温度範囲の上限温度であり、「Td2」は、第2所定温度範囲の下限温度であり、「ΔT1」は第1所定温度差を表している。
図5Aおよび図5Bのフローチャートは、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdが、第2所定温度範囲内にいったん入った後に、第2所定温度範囲内から逸脱すると、除湿器6の故障と判定して(ステップS217〜S218)、レーザ発振を停止し、除湿器6の故障を表示部21に表示するフローが追加されている点において、第1の実施例に対応する図3Aおよび図3Bのフローチャートとは相違する。
図6〜図8Cを参照して、第3の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図6は、レーザ装置1の構成を示す模式図であり、図7は、制御のタイムチャートであり、図8A〜図8Cは、制御のフローチャートである。
第3の実施例に係るレーザ装置1は、図6に示されるように、レーザ装置1の内部の空気の温度を調整する空気温度調節器20を更に備えている。そして、図7に示されるように、制御部12からの指令に応答し、空気温度調節器20によって、レーザ装置1の内部の空気の温度が、第3所定温度範囲内に入るように制御される。そして、いったんレーザ装置1の内部の空気の温度が第3所定温度範囲内に入った後は、レーザ装置1の内部の空気の温度が、第3所定温度範囲内から逸脱しないように制御される。
一実施例において、第3所定温度範囲の下限温度は、第1所定温度範囲の下限温度に対して、略同温度あるいは高温になるように設定される。図7に示される実施例では、第3所定温度範囲の下限温度は、第1所定温度範囲の下限温度よりも高温に設定されている。その場合、レーザ装置1の内部の空気の露点およびレーザ装置1の内部の空気の温度をそれぞれ独立に制御することによって、レーザ装置1の内部の空気の湿度が上がり過ぎることを確実に防止できる。
一般に、除湿能力の高い除湿器は空気の冷却作用を伴う場合が多いが、レーザ装置1の内部の空気の温度が下がり過ぎて、レーザ装置1の内部の湿度が上昇したり、レーザ装置1の筐体5の外壁に結露したりするのを防止できる。また、環境温度が変化した場合にも、除湿機能を維持したまま、レーザ装置1の内部の空気の温度が大きく変化するのを防止して、安定したレーザ装置1の内部環境を実現できる。
本明細書において、「空気温度調節器」は、一般的には空気温度調節器という名称で呼ばれていなくても、流入空気に対して、加熱または除熱を行った後に流出させる機能を有する全ての機器を含んでいる。
図6において、空気温度調節器20の近傍に記載された白抜きの矢印は、空気温度調節器20に流入する空気の流れおよび除湿器6から流出する空気の流れの方向を例示しているが、空気の流れの方向を図6の場合に限定する意図はない。
図8A〜図8Cにおいて、「Tw」は冷却水温度であり、「Tw1」は、レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の上限温度であり、「Tw2」は、レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の下限温度である。「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点であり、「Td1」は、第2所定温度範囲の上限温度であり、「Td2」は、第2所定温度範囲の下限温度である。「Ta」は、レーザ装置1の内部の空気の温度であり、「Ta1」は、第3所定温度範囲の上限温度であり、「Ta2」は、第3所定温度範囲の下限温度であり、「ΔT1」は第1所定温度差を表している。
第3の実施例の図8A〜図8Cのフローチャートは、空気温度調節器20が運転中か否かをチェックして、運転中でなければ運転を開始する(ステップS305〜S306)と共に、レーザ装置1の内部の空気の温度が、第3所定温度範囲内にいったん入った後に、第3所定温度範囲内から逸脱すると、空気温度調節器の故障と判定して、レーザ発振を停止し、空気温度調節器20の故障を表示部21に表示するフロー(ステップS321〜S325)が追加されている点において、第2の実施例に対応する図5Aおよび図5Bのフローチャートとは相違している。
但し、レーザ装置1の内部の空気温度Taが第3所定温度範囲から逸脱しても、冷却水温度Twおよびレーザ装置1の内部の露点Tdが所定温度範囲内に制御されていれば、直ちに深刻な状態になる訳ではないので、表示部21に警告を表示するだけに留めて、直ぐにレーザ発振を停止させないようにしてもよい。
同様に、冷却水温度Twが第1所定温度範囲から逸脱したり、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdが第2所定温度範囲を逸脱したりした場合も、逸脱の程度が予め定めた範囲より軽微であれば、直ぐにレーザ発振を停止せずに、警告メッセージを表示して、冷却水の供給停止またはレーザ発振停止を行わない制御条件に設定してもよい。
また、図8A〜図8Cを参照すれば、レーザ発振を停止するフロー(ステップS327〜S336)も一部変更されている。レーザ装置1を完全に停止する場合は、レーザ発振停止、開閉弁の閉鎖、冷却水の供給停止、チラー4の運転停止、空気温度調節器20の停止、および除湿器6の運転停止を順次行えばよい。
レーザ装置1を起動する際にレーザ発振までの待機時間を短くしたり、レーザ発振を行っていない期間にレーザ装置1の内部の部品における結露を防止するために、チラー4、空気温度調節器20および除湿器6の運転を継続するか、または空気温度調節器20および除湿器6の運転を継続するか、除湿器6のみ運転を継続するか、あるいは開閉弁を閉じてチラー4のみ運転を継続して、再起動指令待ちの状態に切替えてもよい。
図9および図10を参照して、第4の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図9は、レーザ装置1の構成を示す模式図であり、図10は、制御のタイムチャートである。
第4の実施例では、除湿器6が、除湿器6に流入する空気を露点温度以下に冷却し、除湿器6内の結露部に結露させることにより除湿する方式の除湿器である。図9に示されるように、レーザ装置1は、除湿器6から流出する空気を加熱する加熱手段22を更に備えている。図9において、白抜きの矢印は除湿器6に流入する空気の流れと、除湿器6および加熱手段22を経由して流出する空気の流れを模式的に表している。空気の流れる順番は、除湿器6、加熱手段22の順であることが望ましいが、流れの方向が上向きである必要はない。
除湿器6が、除湿を行う際の流入空気の冷却量が多いタイプの除湿器である場合、レーザ装置1の内部の空気の温度が、第3所定温度範囲の下限温度よりも低温にならないように、加熱手段22を制御して略最小限の加熱を行うようにすればよい。それにより、第3の実施例に対応する図7のタイムチャートと同様に制御できるようになる。すなわち、レーザ装置1の内部の空気の露点を第2所定温度範囲内に制御しながら、レーザ装置1の内部の空気の温度を第3所定温度範囲内に制御することができる。
他方、除湿器6が、除湿効率が高く、流入空気の冷却量が比較的少ない方式の除湿器であれば、除湿器6によってレーザ装置1の内部の露点が第2所定温度範囲内に制御されている状態であって、かつ加熱手段22が加熱を行っていない状態でも、レーザ装置1の内部の空気の温度が第3所定温度範囲の上限温度よりも高温になるか、あるいは高温になりかける状態があり得る。
例えば、レーザ装置1の内部の発熱量が増加した時、またはレーザ装置1の外部の温度が上昇した時に、そのような状態になる可能性がある。そのような場合、第3の実施例に近い制御を行いたい場合は、レーザ装置1の内部の露点をそのまま第2所定温度範囲内に制御すると共に、レーザ装置1の内部の空気の温度が第3所定温度範囲の上限温度よりも高温になった状態を許容する選択肢もある。
しかしながら、そのような状態の期間についてだけは、図10のタイムチャートにおいて白抜きの矢印で示される期間のように、レーザ装置1の内部の空気の温度が第3所定温度範囲内に制御されると共に、レーザ装置1の内部の露点が第2所定温度範囲の下限温度より低温になっていても、除湿器6の出力を上げた状態で運転してもよい。
第4の実施例では、第3の実施例にように空気温度調節器を備えることなく、第3の実施例とほぼ同様の機能を有することができる。したがって、レーザ装置1の内部の空気の湿度上昇、および冷却水によって冷却された低温部品への結露を確実に防止しながら、レーザ装置1の小型化および低コスト化が可能になる。
なお、第4の実施例において、除湿器6と加熱手段22は、分離した構造である必要はなく、一体化した構造で空気の温度および湿度を個別に制御可能な空気調和器であってもよい。
図11〜図15Cを参照して、第5の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図11は、レーザ装置1の構成を示す模式図であり、図12〜図14は、制御のタイムチャートであり、図15A〜図15Cは、制御のフローチャートである。
第5の実施例に係るレーザ装置1は、図11に示されるように、レーザ装置1の内部の空気の温度が、空気温度調節器20あるいは加熱手段によって、第3所定温度範囲内あるいは第3所定温度範囲の下限温度以上に制御される。また、レーザ装置1は、レーザ装置1の外部温度あるいは筐体5の温度を検出する第3温度検出器23をさらに備えている。
図12および図13のタイムチャートを参照すれば、第3所定温度範囲が、時間に対して変化するように設定される。第3所定温度範囲の下限温度は、第1所定温度範囲の下限温度に第2所定温度差を加えた温度と、第3温度検出器23によって検出された外気温度から第3所定温度差を引いた温度とのうちのいずれか高い方の温度に設定される。レーザ装置1の内部の空気温度は、第3所定温度範囲内あるいは第3所定温度範囲の下限温度以上に制御される。
図12は、第3温度検出器23によって検出された外気温度から第3所定温度差を引いた温度の方が、第1所定温度範囲の下限温度に第2所定温度差を加えた温度よりも常時高かった場合のタイムチャートである。図13は、時間t1からt2までの間、第1所定温度範囲の下限温度に第2所定温度差を加えた温度の方が、第3温度検出器によって検出された外気温度から第3所定温度差を引いた温度よりも高かった場合のタイムチャートである。
なお、レーザ装置1の内部の部品の耐熱特性等の関係で、レーザ装置1の内部の空気温度が上がり過ぎないようにする必要がある場合は、図14のタイムチャートに示されるように、第3所定温度範囲の上限温度を、ある温度より高温にはならないように設定するような設定条件を追加してもよい。なお、第2所定温度差は正の温度差に限定する必要はないが、通常は0〜5℃程度に設定される。また、第3所定温度差は、通常は正の温度差であり、例えば5〜10℃程度である。
あるいは、第3所定温度差は、レーザ装置1の外壁に過度の結露が発生することを防止するために、図11には記載されていないものの、レーザ装置1が、レーザ装置1の外部の湿度を検出する湿度検出器を更に備えていてもよい。レーザ装置1の外部の湿度、および第3温度検出器によって検出されたレーザ装置1の外部の温度から、算出部10がレーザ装置1の外部の露点を算出し、第3所定温度差≒(レーザ装置の外部の温度)−(レーザ装置の外部の露点)の関係式で与えられるように、第3所定温度差を、レーザ装置1の外部環境によって変動する値に設定してもよい。
第5の実施例によれば、レーザ装置1の内部の空気温度をレーザ装置1の外気温度に追随して変化させるので、レーザ装置1の筐体5の外壁温度が低下し過ぎて、レーザ装置1の外壁に過度の結露が発生することが防止できる。また、レーザ装置1の内部の空気の温度が第1所定温度範囲より下がらないように制御されるので、レーザ装置1の内部の空気の温度が下がり過ぎて湿度が上昇し過ぎたり、結露が発生したりするのも防止できる。
なお、第3温度検出器23を、筐体5の温度を検出する位置に設置する場合は、できるだけレーザ装置1の外部の空気温度に近い温度が検出できるように、レーザ装置1の内部の空気、または第3温度検出器23の設置場所以外のレーザ装置1の筐体5の部分からその設置位置に熱が伝わり難いように、断熱材26で囲む等の断熱構造にすることが望ましい。
図15A〜図15Cにおいて、「Tw」は冷却水温度であり、「Tw1」は、レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の上限温度であり、「Tw2」は、レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度、すなわち第1所定温度範囲の下限温度である。また、「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点であり、「Td1」は、第2所定温度範囲の上限温度であり、「Td2」は、第2所定温度範囲の下限温度である。「Ta」は、レーザ装置1の内部の空気の温度であり、「Ta1」は、第3所定温度範囲の上限温度であり、「Ta2」は、第3所定温度範囲の下限温度である。「ΔT1」は第1所定温度差であり、「ΔT2」は、第2所定温度差であり、「ΔT3」は第3所定温度差であり、「To」は、第3温度検出器で検出したレーザ装置1の外気温度を表している。
第5の実施例の図15A〜図15Cのフローチャートは、ステップS421〜S423およびステップS425〜S427が追加されている点において、第3の実施例に対応する図8A〜図8Cのフローチャートとは相違する。
(ステップS421〜S423)
第1所定温度範囲の下限温度Tw2に第2所定温度差ΔT2を加えた温度と、第3温度検出器23によって検出された外気温度Toから第3所定温度差ΔT3を引いた温度との大小を判定して、第1所定温度範囲の下限温度Tw2に第2所定温度差ΔT2を加えた温度の方が小さい場合は、第3所定温度範囲の下限温度Ta2を、外気温度Toから第3所定温度差ΔT3を引いた温度に設定する。
第1所定温度範囲の下限温度Tw2に第2所定温度差ΔT2を加えた温度の方が大きい場合は、第3所定温度範囲の下限温度Ta2を、第1所定温度範囲の下限温度Tw2に第2所定温度差ΔT2を加えた温度に設定する。
このように、ステップS421での判定結果に応じて、第3所定温度範囲の設定を変更する。そして、レーザ装置1の内部の空気の温度が設定された第3所定温度範囲内にいったん入った後に、第3所定温度範囲内から逸脱した場合は、空気温度調節器20の故障と判定する。
図16のフローチャートを参照して、第6の実施例について説明する。図16において、「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点、「Ta」は、レーザ装置1の内部の空気の温度、「ΔT1」は、第1所定温度差を表している。図3Aおよび図3B、図5Aおよび図5B、図8A〜図8C、並びに図15A〜図15Cに記載した制御のフローチャートでは、レーザ発振停止指令が出た後、除湿器6にも運転停止指令が出た場合、除湿器6を停止するにようになっている。しかしながら、本実施例の場合、図16に示されるように、レーザ装置1に対して移動等のために完全停止指令が出された場合を除いて、レーザ装置1に対して起動指令が出ていない期間も、湿度検出器7、第1温度検出器8、算出部10、判定部11、および制御部12が動作状態に維持される。
そして、常時、または所定の時間間隔で、レーザ装置1の内部の空気の湿度および温度を監視し、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が、第1温度検出器8によって検出されたレーザ装置1の内部の空気の温度Taより高くなると、除湿器6が自動的に運転を開始して除湿を行うようにしてもよい。
運転を開始した除湿器6は、除湿器6の運転を開始したレーザ装置1の内部の空気の露点=(第1温度検出器8で検出されたレーザ装置1の内部の空気の温度)−(第1所定温度差ΔT1)を第2所定温度範囲の上限温度として、第2所定温度範囲内に露点を制御するように制御してもよい。
しかしながら、図16に示したように、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が、第1温度検出器8で検出されたレーザ装置1の内部の空気の温度Taよりも高い状態を検知すると、設定された時間にわたって連続運転を行った後に、再度判定して、レーザ装置1の内部の空気の露点Tdに第1所定温度差ΔT1を加えた温度が、第1温度検出器8で検出されたレーザ装置1の内部の空気の温度Taよりも低ければ除湿器6の運転を停止ようにしてもよい。
第6の実施例によれば、レーザ装置1を起動していない時にも、レーザ装置1の内部での結露を防止できる効果がある。
図17および図18を参照して、第7の実施例に係るレーザ装置1について説明する。図17は、レーザ装置1の構成を示す模式図であり、図18は、制御のフローチャートである。
第7の実施例に係るレーザ装置1は、図17に示されるように、レーザ装置1の内部の発熱部品に対して略同位置または上流側の冷却水配管の配管内の冷却水の温度、あるいは発熱部品に対して略同位置または上流側の冷却水配管に熱的に接する部材の温度を検出する第4温度検出器24を更に備えている。
レーザ装置1に対して移動等のために完全停止指令が出された場合を除いて、図18に示されるように、レーザ装置1に対して起動指令が出ていない期間も、空気の露点に第1所定温度差を加えた温度が、第4温度検出器24で検出された温度および第1温度検出器8で検出されたレーザ装置1の内部の空気の温度のうちの少なくともいずれか一方より高い場合、除湿器6が自動的に運転を開始して除湿を行うようになっている。
図18において、「Td」は、レーザ装置1の内部の空気の露点であり、「Ta」は、レーザ装置1の内部の空気の温度であり、「ΔT1」は第1所定温度差であり、「T4」は、第4温度検出器24で検出された温度を表している。図18を参照すれば、第7の実施例において、運転を開始した除湿器6の運転を停止する条件は、図16を参照して説明した第6の実施例と同様としている。
レーザ装置1の外部の空気の温度が急激に上昇した場合、水は比熱が大きいので温度上昇が遅く、レーザ装置1の内部の冷却水配管に水は流れていなくても、滞留している水によって、発熱部品を搭載している水冷プレート等、滞留水に接している部分が、レーザ装置1の内部で最も低温になる可能性がある。温度上昇時に最も低温になると想定される場所に第4温度検出器24を設けて、空気の露点Tdに第1所定温度ΔT1を加えた温度が、第4温度検出器24で検出された温度T4より高い場合にも、除湿器6を運転することによってレーザ装置1を起動していない時に、急にレーザ装置1の外部の空気温度が上昇した場合であっても、レーザ装置1の内部での結露をより確実に防止できる。
第4温度検出器24の具体的な設置場所としては、図17に記載したように、発熱源であるレーザ発振器2の上流側でレーザ発振器2に近い冷却水配管でもよい。あるいは、第4温度検出器24は、レーザ発振器2を冷却している部分に設置されてもよいし、またはレーザダイオードモジュールをレーザ光源もしくは励起光源としているレーザ装置においては、レーザダイオードモジュールを装着している水冷プレートの温度を第4温度検出器24で検出するように構成されてもよい。
水冷プレートの温度を第4温度検出器24で検出すると、レーザ発振を開始する前に冷却水が流れて、水冷プレートが実際に所定温度まで冷却されているか否か、また、レーザ発振中も冷却プレートの温度が所定の温度まで冷却されているか否かを確認できるメリットがある。
冷却水温度は正常であっても、冷却水の流量が必要な流量より不足していて、水冷プレートが所定温度まで冷却されないという故障モードを検出するために、図17に記載したように冷却水配管の下流側に流量検出器25を設置して、冷却水流量が所定流量範囲内に入っていない場合は、表示部に冷却水流量不足あるいはチラー故障の表示を行うようにしてもよい。
なお、1つのレーザ装置に対して、冷却水供給装置および除湿器の少なくともいずれか一方が複数個設けられていてもよい。その場合、1つの冷却水供給装置または除湿器が故障しても、冷却水温度およびレーザ装置の内部の空気の露点を、第1所定温度範囲内、第2所定温度範囲内にそれぞれ制御できるようになる。前述した実施例によれば、冷却水供給装置または除湿器が故障しない限り、結露防止のためにレーザ発振を停止する必要がなくなる。
また、複数の冷却水供給装置および除湿器を供えたレーザ装置であれば、1つの冷却水供給装置または除湿器が故障しても、レーザ発振を停止する必要がなくなり、レーザ発振を停止させざるを得ない状況が発生する確率を低減できる。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、当業者であれば、他の実施例によっても本発明の意図する作用効果を実現できることを認識するであろう。特に、本発明の範囲を逸脱することなく、前述した実施例の構成要素を削除または置換することができるし、あるいは公知の手段を更に付加することができる。また、本明細書において明示的または暗示的に開示される複数の実施例の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
1 レーザ装置
2 レーザ発振器
3 電源部
4 冷却水供給装置
5 筐体
6 除湿器
7 湿度検出器
8 第1温度検出器
9 第2温度検出器
10 算出部
11 判定部
12 制御部
13 開閉弁1
14 開閉弁2
15 開閉弁3
16 冷却水配管
17 隔壁
18 光学系
19 レーザ光
20 空気温度調節器
21 表示部
22 加熱手段(加熱部)
23 第3温度検出器
24 第4温度検出器
25 流量検出器
26 断熱材
27 冷却水加熱手段

Claims (7)

  1. レーザ発振器と、前記レーザ発振器に駆動電流を供給する電源部とを備えたレーザ装置であって、当該レーザ装置の外部の冷却水供給装置から当該レーザ装置の内部の発熱部品を冷却するために冷却水が供給されるように構成されており、
    前記レーザ装置は、
    前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の侵入流量を所定の値以下に抑える密閉度を備えた筐体と、
    前記レーザ装置の内部の空気を除湿する除湿器と、
    前記レーザ装置の内部の空気の湿度を検出する湿度検出器と、
    前記レーザ装置の内部の空気の温度を検出する第1温度検出器と、
    前記レーザ装置の外部から供給される冷却水の温度を検出する第2温度検出器と、
    前記湿度検出器および前記第1温度検出器による検出結果から、前記レーザ装置の内部の空気の露点を算出する算出部と、
    前記第2温度検出器による検出結果および前記算出部によって算出された前記露点から、前記冷却水を前記レーザ装置の内部に流し始める流入開始条件、または前記電源部から前記レーザ発振器に駆動電流を供給して、前記レーザ発振器においてレーザ発振を開始する発振開始条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に従って、前記冷却水供給装置から供給される冷却水の配管に設けられた開閉弁の開閉、または前記電源部から前記レーザ発振器への駆動電力の供給を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記判定部が、前記算出部によって算出された前記露点と、前記第2温度検出器によって検出された冷却水温度とを比較して、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係と、(レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度)≦(冷却水温度)≦(レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度)の関係の両方の関係が満たされたと判定した時点において、前記配管に設けられた前記開閉弁を開放して前記レーザ装置の内部に冷却水を流し始めるとともに、前記レーザ発振器に駆動電流を供給してレーザ発振を開始させるように構成されており、
    レーザ発振中においては、前記冷却水供給装置は、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度から前記レーザ発振時の冷却水温度の上限限許容温度までの第1所定温度範囲内に制御された冷却水の供給を継続するように構成されると共に、前記除湿器は、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が維持されるように継続して除湿を行うように構成され
    前記レーザ装置は、前記レーザ装置の内部の空気の温度を調整する空気温度調節器を更に備えており、
    前記制御部からの指令に基づいて、前記空気温度調節器によって、前記第1温度検出器によって検出される前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度と略同温度の下限値、または前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度よりも高温の下限値を有する第3所定温度範囲内に入るように制御され、
    前記レーザ装置の内部の空気の温度が前記第3所定温度範囲内に入った後は、前記レーザ装置の内部の空気の温度が前記第3所定温度範囲内から逸脱しないように制御され、
    前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記空気温度調節器によって、前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されるようになっており、
    前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部温度あるいは前記筐体の温度を検出する第3温度検出器を備えており、
    前記第3所定温度範囲が時間的に変化する条件として設定され、前記第3所定温度範囲の下限温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度に第2所定温度差を加えた温度と、前記第3温度検出器によって検出された温度から第3所定温度差を引いた温度とのうちのいずれか高い方の温度に設定されており、
    前記レーザ装置の内部の空気温度が前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されることを特徴とする、レーザ装置。
  2. レーザ発振器と、前記レーザ発振器に駆動電流を供給する電源部とを備えたレーザ装置であって、当該レーザ装置の外部の冷却水供給装置から当該レーザ装置の内部の発熱部品を冷却するために冷却水が供給されるように構成されており、
    前記レーザ装置は、
    前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の侵入流量を所定の値以下に抑える密閉度を備えた筐体と、
    前記レーザ装置の内部の空気を除湿する除湿器と、
    前記レーザ装置の内部の空気の湿度を検出する湿度検出器と、
    前記レーザ装置の内部の空気の温度を検出する第1温度検出器と、
    前記レーザ装置の外部から供給される冷却水の温度を検出する第2温度検出器と、
    前記湿度検出器および前記第1温度検出器による検出結果から、前記レーザ装置の内部の空気の露点を算出する算出部と、
    前記第2温度検出器による検出結果および前記算出部によって算出された前記露点から、前記冷却水を前記レーザ装置の内部に流し始める流入開始条件、または前記電源部から前記レーザ発振器に駆動電流を供給して、前記レーザ発振器においてレーザ発振を開始する発振開始条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に従って、前記冷却水供給装置から供給される冷却水の配管に設けられた開閉弁の開閉、または前記電源部から前記レーザ発振器への駆動電力の供給を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記判定部が、前記算出部によって算出された前記露点と、前記第2温度検出器によって検出された冷却水温度とを比較して、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係と、(レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度)≦(冷却水温度)≦(レーザ発振時の冷却水温度の上限許容温度)の関係の両方の関係が満たされたと判定した時点において、前記配管に設けられた前記開閉弁を開放して前記レーザ装置の内部に冷却水を流し始めるとともに、前記レーザ発振器に駆動電流を供給してレーザ発振を開始させるように構成されており、
    レーザ発振中においては、前記冷却水供給装置は、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度から前記レーザ発振時の冷却水温度の上限限許容温度までの第1所定温度範囲内に制御された冷却水の供給を継続するように構成されると共に、前記除湿器は、(露点)+(第1所定温度差)≦(冷却水温度)の関係が維持されるように継続して除湿を行うように構成され、
    前記除湿器が前記除湿器に流入する空気を露点温度以下に冷却し、前記除湿器内の結露部に結露させることにより除湿する方式の除湿器であり、
    前記レーザ装置は、前記除湿器から流出する空気を加熱する加熱部を更に備えており、
    前記加熱部は、前記制御部によって、前記第1温度検出器によって検出される前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度と略同温度の下限値、または前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度よりも高温の下限値を有する第3所定温度範囲の下限温度よりも低温にならないように略最小限の加熱を行うように制御され、
    前記レーザ装置の内部の空気の温度が、前記加熱部によって、前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されるようになっており、
    前記レーザ装置は、前記レーザ装置の外部温度あるいは前記筐体の温度を検出する第3温度検出器を備えており、
    前記第3所定温度範囲が時間的に変化する条件として設定され、前記第3所定温度範囲の下限温度が、前記レーザ発振時の冷却水温度の下限許容温度に第2所定温度差を加えた温度と、前記第3温度検出器によって検出された温度から第3所定温度差を引いた温度とのうちのいずれか高い方の温度に設定されており、
    前記レーザ装置の内部の空気温度が前記第3所定温度範囲内あるいは前記第3所定温度範囲の下限温度以上に制御されることを特徴とするレーザ装置。
  3. 前記除湿器が、前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部への空気の浸入流量を所定の値以下に抑える筐体の密閉度と、前記レーザ装置の許容環境条件とから想定される前記レーザ装置の外部から前記レーザ装置の内部に浸入する単位時間当たりの最大水分量を上回る除湿能力を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のレーザ装置。
  4. 前記除湿器は、前記冷却水供給装置から前記レーザ装置の内部に冷却水を供給している間は、除湿を継続するように構成されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  5. 前記除湿器が、前記レーザ装置の内部の空気の露点が前記第1所定温度範囲よりも低温の第2所定温度範囲内に入るように制御され、前記露点が前記第2所定温度範囲内に入った後は、前記露点が前記第2所定温度範囲内から逸脱しないように制御されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  6. 前記レーザ装置に対して完全停止指令が出された場合を除いて、前記レーザ装置に対して起動指令が出ていない期間も、前記湿度検出器、前記第1温度検出器、前記算出部、前記判定部および前記制御部によって、常時、または所定の時間間隔で、前記レーザ装置の内部の空気の湿度と温度を監視し、前記レーザ装置の内部の空気の露点に前記第1所定温度差を加えた温度が、前記第1温度検出器で検出された前記レーザ装置の内部の空気の温度より高くなると、前記除湿器が自動的に運転を開始して除湿を行う機能を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  7. 前記レーザ装置は、前記発熱部品に対して略同位置または上流側の前記配管内の冷却水の温度、あるいは前記発熱部品に対して略同位置または上流側の前記配管に熱的に接する部材の温度を検出する第4温度検出器を更に備えており、
    前記レーザ装置に対して完全停止指令が出された場合を除いて、前記レーザ装置に対して起動指令が出ていない期間も、前記空気の露点に前記第1所定温度差を加えた温度が、前記第4温度検出器で検出された温度および前記第1温度検出器で検出された前記レーザ装置の内部の空気の温度のうちの少なくともいずれか一方よりも高くなると、前記除湿器が自動的に運転を開始して除湿を行う機能を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のレーザ装置。
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