JP2001326410A - 半導体レーザ冷却装置 - Google Patents
半導体レーザ冷却装置Info
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Abstract
導体レーザ冷却装置を提供する。 【解決手段】 レーザダイオードバー1を積層したスタ
ック2に当接するヒートシンク3と、ヒートシンク3に
組み込んだ素子温度センサ4及び表面湿度センサ5と、
ヒートシンク3の内部の冷媒流路に対して冷却水を供給
する冷媒供給機構6と、各センサ4,5からの信号4
s,5s及び飽和水蒸気量のデータに基づき冷媒供給機
構6から冷媒流路への冷却流体供給量を制御するコント
ローラ7とを備え、スタック2の温度が結露発生値に近
いか否かをコントローラ7により判定して、冷媒流路へ
の冷却流体を供給する管路12の流量調整弁11の開度
を調整し、レーザダイオードバー1の冷却に起因した結
露を抑止する。
Description
置に関するものである。
の非接触加工を行なう一手段として、半導体レーザ加工
機を用いている。
高出力である場合には、レーザ素子を冷却してレーザ光
の出射に伴う熱影響を回避する必要がある。
温度や湿度の条件によっては、結露が発生し、素子発光
面に付着した水滴が、レーザ光の出射を阻害してレーザ
素子を破壊したり、あるいは、素子電極付近に付着した
水滴が、給電回路を短絡することが懸念される。
で、レーザ素子の冷却による結露を抑止可能な半導体レ
ーザ冷却装置を提供することを目的としている。
め、本発明の請求項1に記載の半導体レーザ冷却装置で
は、冷媒流路を有し且つレーザ素子に当接するヒートシ
ンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素子温度センサ及
び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷媒流路へ冷却流
体を送給する冷媒供給機構と、各センサからの信号及び
飽和水蒸気量のデータに基づき冷媒供給機構から冷媒流
路への冷却流体供給量を制御するコントローラとを備え
ている。
却装置では、冷媒流路を有し且つレーザ素子に当接する
ヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素子温度
センサ及び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷媒流路
へ冷却流体を送給する冷媒供給機構と、該冷媒供給機構
から冷媒流路へ送給される冷却流体の温度を検出する冷
却流体温度センサと、各センサからの信号及び飽和水蒸
気量のデータに基づき冷媒供給機構から冷媒流路への冷
却流体供給量を制御し且つ当該冷却流体の温度を制御す
るコントローラとを備えている。
ーザ冷却装置では、冷媒流路を有し且つレーザ素子に当
接するヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素
子温度センサ及び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷
媒流路へ冷却媒体を送給する冷媒供給機構と、該冷媒供
給機構から冷媒流路へ送給される冷却流体の温度を検出
する冷却流体温度センサと、各センサからの信号及び飽
和水蒸気量のデータに基づき冷媒供給機構から冷媒流路
への冷却流体の温度を制御するコントローラとを備えて
いる。
ーザ冷却装置では、ペルチェ冷却器を有し且つレーザ素
子に当接するヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込
んだ素子温度検出センサ及び素子表面湿度検出センサ
と、ペルチェ冷却器へ駆動電力を供給する冷却用電源
と、各センサからの信号及び飽和水蒸気量のデータに基
づき冷却用電源からペルチェ冷却器への駆動電力を制御
するコントローラとを備えている。
の半導体レーザ装置のいずれにおいても、素子温度セン
サの信号によるレーザ素子の温度、表面湿度センサの信
号によるレーザ素子表面の湿度、並びに飽和水蒸気量の
データに基づき、レーザ素子の温度が結露発生値に近い
か否かをコントローラが判定して、冷媒流路への冷却流
体の供給を調整する。
ーザ冷却装置においては、素子温度センサの信号による
レーザ素子の温度、表面湿度センサの信号によるレーザ
素子表面の湿度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づ
き、レーザ素子の温度が結露発生値に近いか否かをコン
トローラが判定して、冷媒供給機構から冷媒流路への冷
却流体の温度を調整する。
ーザ装置においては、素子温度センサの信号によるレー
ザ素子の温度、表面湿度センサの信号によるレーザ素子
表面の湿度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、レ
ーザ素子の温度が結露発生値に近いか否かをコントロー
ラが判定して、ペルチェ冷却器への駆動電力の供給を調
整する。
示例とともに説明する。
施の形態の第1の例を示すもので、この半導体レーザ冷
却装置は、発光点が多数線状に並んだレーザダイオード
バー1を積層したスタック2に当接するヒートシンク3
と、該ヒートシンク3に組み込んだサーミスタなどの素
子温度センサ4及びセラミック容量型湿度センサなどの
表面湿度センサ5と、ヒートシンク3の内部の冷媒流路
に対して冷却水を供給する冷媒供給機構6と、コントロ
ーラ7とを備えている。
た金属を構成素材としている。
経て送給される冷却水の温度を調整する冷却器10と、
流量調整弁11を有し且つ冷却器10より送出される冷
却水をヒートシンク3の冷媒流路入口へ導く管路12
と、ヒートシンク3の冷媒流路出口より排出される冷却
水を前記のポンプ8へ導く管路13とによって構成され
ている。
冷媒流路に対して送給すべき冷却水の温度を検出する冷
却水温度センサ14が設けられている。
の素子温度検出信号4s、表面湿度センサ5からの表面
湿度検出信号5s、及び予め入力されている飽和水蒸気
量のデータに基づき、スタック2の温度が結露発生値に
近いか否かを判定して前記の流量調整弁11へ開度調整
信号11sを出力する機能と、冷却水温度センサ14か
らの冷却水温度検出信号14s、及び予め設定した冷却
水目標温度に基づき、現時点の冷却水の温度が適正であ
るか否かを判定して冷却器10へ運転制御信号10sを
出力する機能とを有している。
ダイオードバー1のそれぞれに電力を供給するための直
流電源15が接続されている。
ンプ8を作動させると、冷却水が、管路9、冷却器1
0、管路12、ヒートシンク3の冷媒流路、管路13、
ポンプ8からなる閉回路を循環して、レーザダイオード
バー1を冷却する。
5からの検出信号4s,5s、及び予め入力されている
飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2の温度が結
露発生値に近いか否かを判定し、また、センサ14から
の検出信号14s、及び予め設定した冷却水目標温度に
基づき、現時点の冷却水の温度が適正であるか否かを判
定する。
に近くなると、コントローラ7から流量調整弁11にそ
の開度を小さくする開度調整信号11sが出力され、ヒ
ートシンク3への冷却水の流量を制限する。
され、各レーザダイオードバー1の結露が抑止される。
した場合には、コントローラ7から流量調整弁11にそ
の開度を大きくする開度調整信号11sが出力され、ヒ
ートシンク3への冷却水の流量を補い、各レーザダイオ
ードバー1の温度上昇を抑制する。
目標温度の上限値あるいは下限値を逸脱すると、コント
ローラ7から冷却器10へ運転制御信号10sが出力さ
れ、冷却水の温度が補正される。
装置では、素子温度検出信号4sによるスタック2の温
度、表面湿度検出信号5sによるスタック2表面の湿
度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2
の温度が結露発生値に近いか否かをコントローラ7が判
定して、ヒートシンク3の冷媒流路への冷却流体の供給
を調整するので、レーザダイオードバー1の冷却に起因
した結露を抑止することが可能となる。
オードバー1への電力供給量を調整しないので、レーザ
光の出射が不本意に変化することがない。
施の形態の第2の例を示すもので、図中、図1と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
に当接し且つ素子温度センサ4及び表面湿度センサ5が
組み込まれたヒートシンク3と、該ヒートシンク3の内
部の冷媒流路に対して冷却水を供給する冷媒供給機構2
6と、コントローラ27とを備えている。
を介して送給される冷却水の温度を調整する冷却昇温器
20と、開閉弁21を有し且つ冷却昇温器20より送出
される冷却水をヒートシンク3の冷媒流路入口へ導く管
路22と、ヒートシンク3の冷媒流路出口より排出され
る冷却水を前記のポンプ8へ導く管路23とによって構
成されている。
3の冷媒流路へ送給すべき冷却水の温度を検出する冷却
水温度センサ24が設けられている。
らの素子温度検出信号4s、表面湿度センサ5からの表
面湿度検出信号5s、及び予め入力されている飽和水蒸
気量のデータに基づき、スタック2の温度が結露発生値
に近いか否かを判定する機能と、冷却水温度センサ24
からの冷却水温度検出信号24sに基づき、現時点の冷
却水の温度が適正であるか否かを判定して冷却昇温器2
0へ運転制御信号20sを出力する機能とを有してい
る。
ンプ8を作動させると、該ポンプ8から送出される冷却
水が、管路9、冷却昇温器20、管路22、ヒートシン
ク3の冷媒流路、管路23、ポンプ8からなる閉回路を
循環して、レーザダイオードバー1を冷却する。
4,5からの検出信号4s,5s、及び予め入力されて
いる飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2の温度
が結露発生値に近いか否かを判定し、また、センサ24
からの冷却水温度検出信号24sに基づき、現時点の冷
却水の温度が適正であるか否かを判定する。
に近付くと、コントローラ27から冷却昇温器20に冷
却水温度を高くする冷却水温度検出信号20sが出力さ
れ、ヒートシンク3へ供給すべき冷却水を昇温させる。
され、各レーザダイオードバー1の結露が抑止される。
した際には、コントローラ27から冷却昇温器20に冷
却水温度を低くする冷却水温度検出信号20sが出力さ
れ、ヒートシンク3へ供給すべき冷却水を冷却し、各レ
ーザダイオードバー1の温度上昇を抑制する。
装置では、素子温度検出信号4sによるスタック2の温
度、表面湿度検出信号5sによるスタック2表面の湿
度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2
の温度が結露発生値に近いか否かをコントローラ27が
判定して、冷媒供給機構26からヒートシンク3の冷媒
流路への冷却流体の供給を調整するので、レーザダイオ
ードバー1の冷却に起因した結露を抑止することが可能
なる。
オードバー1への電力供給量を調整しないので、レーザ
光の出射が不本意に変化することがない。
施の形態の第3の例を示すもので、図中、図1と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
に当接するヒートシンク16と、該ヒートシンク16に
組み込んだ素子温度センサ4及び表面湿度センサ5と、
供給電力に応じてヒートシンク16を冷却するペルチェ
冷却器17と、コントローラ18とを備えている。
れた金属を構成素材としている。
却器17へ駆動電力を供給するための冷却用電源19が
接続されている。
らの素子温度検出信号4s、表面湿度センサ5からの表
面湿度検出信号5s、及び予め入力されている飽和水蒸
気量のデータに基づき、スタック2の温度が結露発生値
に近いか否かを判定して前記の冷却用電源19へ電力調
整信号19sを出力する機能を有している。
却用電源19を作動させ、ペルチェ冷却器17に駆動電
力を供給すると、当該ペルチェ冷却器17が、ヒートシ
ンク16を介してレーザダイオードバー1を冷却する。
4,5からの検出信号4s,5s、及び予め入力されて
いる飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2の温度
が結露発生値に近いか否かを判定する。
に近くなると、コントローラ18から冷却用電源19に
対して、ペルチェ冷却器17への駆動電力を少なくする
電力調整信号19sが出力される。
され、各レーザダイオードバー1の結露が抑止される。
した場合には、コントローラ18から冷却用電源19に
対して、ペルチェ冷却器17への駆動電力を多くする電
力調整信号19sが出力され、各レーザダイオードバー
1の温度上昇を抑制する。
装置では、素子温度検出信号4sによるスタック2の温
度、表面湿度検出信号5sによるスタック2表面の湿
度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、スタック2
の温度が結露発生値に近いか否かをコントローラ18が
判定して、ヒートシンク16に付帯するペルチェ冷却器
17への駆動電力の供給を調整するので、レーザダイオ
ードバー1の冷却に起因した結露を抑止することが可能
になる。
オードバー1への電力供給量を調整しないので、レーザ
光の出射が不本意に変化することがない。
上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得るこ
とは勿論である。
ザ冷却装置によれば下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
に記載の半導体レーザ装置のいずれにおいても、素子温
度センサの信号によるレーザ素子の温度、表面湿度セン
サの信号によるレーザ素子表面の湿度、並びに飽和水蒸
気量のデータに基づき、レーザ素子の温度が結露発生値
に近いか否かをコントローラが判定して、冷媒流路への
冷却流体の供給を調整するので、レーザ素子の冷却に起
因した結露の抑止を図ることができる。
ーザ装置においては、素子温度センサの信号によるレー
ザ素子の温度、表面湿度センサの信号によるレーザ素子
表面の湿度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、レ
ーザ素子の温度が結露発生値に近いか否かをコントロー
ラが判定して、冷媒供給機構から冷媒流路への冷却流体
の温度を調整するので、レーザ素子の冷却に起因した結
露の抑止を図ることができる。
ーザ装置においては、素子温度センサの信号によるレー
ザ素子の温度、表面湿度センサの信号によるレーザ素子
表面の湿度、並びに飽和水蒸気量のデータに基づき、レ
ーザ素子の温度が結露発生値に近いか否かをコントロー
ラが判定して、ペルチェ冷却器への駆動電力の供給を調
整するので、レーザ素子の冷却に起因した結露の抑止を
図ることができる。また、結露の抑止にあたって、レー
ザダイオードバーへの電力供給量を調整しないので、レ
ーザ光の出射が不本意に変化することがない。
載の半導体レーザ冷却装置のいずれにおいても、結露の
抑止にあたって、レーザ素子への電力供給量を調整しな
いので、レーザ光の出射が不本意に変化することがな
い。
第1の例を示す概念図である。
第2の例を示す概念図である。
第3の例を示す概念図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷媒流路を有し且つレーザ素子に当接す
るヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素子温
度センサ及び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷媒流
路へ冷却流体を送給する冷媒供給機構と、各センサから
の信号及び飽和水蒸気量のデータに基づき冷媒供給機構
から冷媒流路への冷却流体供給量を制御するコントロー
ラとを備えてなることを特徴とする半導体レーザ冷却装
置。 - 【請求項2】 冷媒流路を有し且つレーザ素子に当接す
るヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素子温
度センサ及び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷媒流
路へ冷却流体を送給する冷媒供給機構と、該冷媒供給機
構から冷媒流路へ送給される冷却流体の温度を検出する
冷却流体温度センサと、各センサからの信号及び飽和水
蒸気量のデータに基づき冷媒供給機構から冷媒流路への
冷却流体供給量を制御し且つ当該冷却流体の温度を制御
するコントローラとを備えてなることを特徴とする半導
体レーザ冷却装置。 - 【請求項3】 冷媒流路を有し且つレーザ素子に当接す
るヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ素子温
度センサ及び表面湿度センサと、ヒートシンクの冷媒流
路へ冷却媒体を送給する冷媒供給機構と、該冷媒供給機
構から冷媒流路へ送給される冷却流体の温度を検出する
冷却流体温度センサと、各センサからの信号及び飽和水
蒸気量のデータに基づき冷媒供給機構から冷媒流路への
冷却流体の温度を制御するコントローラとを備えてなる
ことを特徴とする半導体レーザ冷却装置。 - 【請求項4】 ペルチェ冷却器を有し且つレーザ素子に
当接するヒートシンクと、該ヒートシンクに組み込んだ
素子温度検出センサ及び素子表面湿度検出センサと、ペ
ルチェ冷却器へ駆動電力を供給する冷却用電源と、各セ
ンサからの信号及び飽和水蒸気量のデータに基づき冷却
用電源からペルチェ冷却器への駆動電力を制御するコン
トローラとを備えてなることを特徴とする半導体レーザ
冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143374A JP2001326410A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 半導体レーザ冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000143374A JP2001326410A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 半導体レーザ冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001326410A true JP2001326410A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18650206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000143374A Pending JP2001326410A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 半導体レーザ冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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