JP6284364B2 - リチウム二次電池の正極活物質 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム二次電池(リチウムイオン二次電池と称されることもある)の正極活物質に関する。
リチウム二次電池における電池特性を向上するために、正極活物質の構成に関し、様々な試みがなされている(例えば、特開2009−117241号公報、特開2010−232091号公報、等参照。)。
しかしながら、上記した従来技術のいずれにおいても、優れたレート特性(ハイレート特性)と、実用的に充分な耐久性(サイクル特性)とを、ともに達成するまでには至っていない。本発明は、かかる課題に対処するためになされたものである。
本発明のリチウム二次電池の正極活物質は、内部に気孔を有している。すなわち、本発明のリチウム二次電池の正極活物質の粒子又は膜の内部には、多数の気孔が形成されている。本発明の特徴は、かかる気孔の内壁が導電性膜によって被覆されていることにある。
前記導電性膜は、正極活物質に対して0.01〜5wt%含まれていることが好適である。これにより、充分な導電性付与の効果が得られる。また、かかる含有量においては、リチウムイオン透過は阻害されない。したがって、良好なレート特性と良好なサイクル特性とが両立する。
前記導電性膜は、典型的には、導電性物質(当該導電性膜に導電性を付与するための物質)と有機バインダーとを含有している。この場合、前記導電性膜中における前記有機バインダーの含有率は、1〜60wt%であることが好適である。これにより、充分な導電性付与の効果が良好に持続する。また、かかる含有量においては、リチウムイオン透過は阻害されない。したがって、良好なレート特性と良好なサイクル特性とが両立する。
前記導電性膜の平均厚さは、30〜1000nmであることが好適である。これにより、充分な導電性付与の効果が得られる。また、かかる導電性膜の平均厚さにおいては、リチウムイオン透過は阻害されない。したがって、良好なレート特性と良好なサイクル特性とが両立する。
前記導電性物質としてのカーボン成分は、ファイバー状であることが好適である。この場合、導電性物質であるファイバー状のカーボン成分同士が絡み合うことで、当該導電性膜における形状保持性能が高くなる。この結果、サイクル特性が向上する。
前記導電性物質は、結晶性を有するカーボンであることが好適である。結晶質カーボンは、微結晶の集合体である。このため、結晶質カーボンを用いた場合は、非晶質カーボンを用いた場合に比べて、充放電に伴う正極活物質の体積変化が緩和されやすく、以てサイクル特性がよりいっそう向上する。
本発明のリチウム二次電池の正極活物質が粒子状あるいは膜状である場合に、当該粒子あるいは膜の外表面における前記導電性膜の被覆率が50%以下であることが好適である。かかる構成においては、リチウムイオン透過は阻害されない。したがって、良好なレート特性が得られる。
前記気孔の開口部は、前記導電性膜によって覆われていてもよい。この場合、前記開口部が前記導電性膜によって覆われているものの割合は、多数の前記気孔の全数のうちの1〜50%であることが好適である。これにより、リチウムイオン拡散性能が低下しないようにしつつ、前記導電性膜の形状保持性が高くなる。したがって、良好なレート特性と良好なサイクル特性とが両立する。
かかる構成においては、前記正極活物質の内部に形成された前記気孔の内壁が、導電性を有する連続的な膜である前記導電性膜によって被覆されるため、前記正極活物質(前記粒子又は膜)全体の導電性が確保され、以てレート特性が向上する。
また、充放電サイクル中のリチウムイオンの出入りに伴う結晶格子の伸縮によって前記正極活物質内に発生する応力が、前記気孔によって良好(均一)に開放される。これにより、前記正極活物質内のクラックの発生が、可及的に抑制される。なお、充放電サイクル中のリチウムイオンの出入りに伴う結晶格子の伸縮(体積変化)によって前記正極活物質にクラックが生じた場合であっても、電気的に孤立することで充放電に寄与できない部分の発生が、前記導電性膜の存在によって可及的に抑制される。これにより、容量低下が可及的に抑制され、良好なサイクル特性も得られる。
前記正極活物質内における前記気孔の存在割合(すなわち空隙率)については、低すぎると、前記気孔による内部応力の開放効果や前記導電性膜による前記正極活物質の内部的な導電性の向上効果が減殺されてしまうことでレート特性及びサイクル特性が低下するものと考えられる。一方、空隙率が高すぎると、いびつな形状の前記気孔が多くなり、均一且つ連続的な前記導電性膜の形成が困難となることでレート特性及びサイクル特性が低下するものと考えられる。この点、前記正極活物質の空隙率は、3〜30%(典型的には20%付近)が好適であるものと考えられる(但し、本発明は、当該範囲の空隙率に限定されない)。
図1Aは、本発明の一実施形態の適用対象であるリチウム二次電池の一例の概略構成を示す断面図である。 図1Bは、本発明の一実施形態の適用対象であるリチウム二次電池の他の一例の概略構成を示す斜視図である。 図2Aは、図1A及び図1Bに示されている正極板の一例の、拡大断面図である。 図2Bは、図1A及び図1Bに示されている正極板の他の一例の、拡大断面図である。 図3は、図2Aに示されている正極活物質膜、あるいは図2Bに示されている正極活物質粒子の、断面の走査電子顕微鏡写真である。 図4は、図2Aに示されている正極活物質膜、あるいは図2Bに示されている正極活物質粒子における外表面近傍を拡大した断面図(概略図)である。 図5は、一変形例の導電性膜を拡大した断面図(概略図)である。
以下、本発明の好適な実施形態を、実施例及び比較例を用いつつ説明する。なお、以下の実施形態に関する記載は、法令で要求されている明細書の記載要件(記述要件や実施可能要件等)を満たすために、一応出願時において最良と考えられる本発明の具体化の単なる一例を、可能な範囲で具体的に記述しているものにすぎない。
よって、後述するように、本発明が、以下に説明する実施形態や実施例の具体的構成に何ら限定されるものではないことは、全く当然である。本実施形態や実施例に対して施され得る各種の変更(modification)の例示は、当該実施形態の説明中に挿入されると、一貫した実施形態の説明の理解が妨げられるので、可能な限り末尾にまとめて記載されている。
1.リチウム二次電池の概略構成
図1Aは、本発明の一実施形態の適用対象であるリチウム二次電池1の一例の概略構成を示す断面図である。図1Aを参照すると、このリチウム二次電池1は、いわゆる液体型であって、正極板2と、負極板3と、セパレータ4と、正極用タブ5と、負極用タブ6と、を備えている。
正極板2と負極板3との間には、セパレータ4が設けられている。すなわち、正極板2と、セパレータ4と、負極板3とは、この順に積層されている。正極板2には、正極用タブ5が電気的に接続されている。同様に、負極板3には、負極用タブ6が電気的に接続されている。
図1Aに示されているリチウム二次電池1は、正極板2、セパレータ4、及び負極板3の積層体と、リチウム化合物を電解質として含む電解液とを、所定の電池ケース(図示せず)内に液密的に封入することによって構成されている。
図1Bは、本発明の一実施形態の適用対象であるリチウム二次電池1の他の一例の概略構成を示す斜視図である。図1Aを参照すると、このリチウム二次電池1も、いわゆる液体型であって、正極板2と、負極板3と、セパレータ4と、正極用タブ5と、負極用タブ6と、巻芯7と、を備えている。
図1Bに示されているリチウム二次電池1は、巻芯7を中心として正極板2、セパレータ4、及び負極板3の積層体を巻回してなる内部電極体と、上述の電解液とを、所定の電池ケース(図示せず)内に液密的に封入することによって構成されている。
2.正極の構成
図2A及び図2Bは、図1A及び図1Bに示されている正極板2の一例の、拡大断面図である。図2A及び図2Bを参照すると、正極板2は、正極集電体21と、正極活物質層22と、を備えている。すなわち、正極板2は、正極集電体21と正極活物質層22とを互いに接合(積層)した状態に形成されている。
図2Aにおいては、正極活物質層22は、正極活物質の焼結体からなる自立膜である正極活物質膜22aから構成されている。ここで、「自立膜」とは、形成後(典型的には焼成後)に単体で取り扱い可能な膜をいう。図2Bにおいては、正極活物質層22は、正極活物質の焼結体からなる粒子である正極活物質粒子22bと、この正極活物質粒子22bを分散状態で支持するとともに導電助剤を含有する結着材22cと、から構成されている。
図3は、図2Aに示されている正極活物質膜22a、及び図2Bに示されている正極活物質粒子22bの、断面の走査電子顕微鏡写真である。図3に示されているように、正極活物質膜22a及び正極活物質粒子22bの内部には、多数の気孔221が形成されている。また、かかる気孔221の内壁は、導電性膜222によって被覆されている。
導電性膜222は、気孔221の内壁上に、連続した薄膜状に形成されている。すなわち、気孔221における、導電性膜222よりも「内側」には、電解質(電解液)を収容可能な空間が形成されている。なお、導電性膜222の材質としては、電子伝導性の材質(例えばカーボンや金属、導電性ポリマー)、あるいはイオン伝導性の材質(例えばイオン伝導性ポリマー)が用いられ得る。
3.製造方法の具体的な一例
以下、本実施形態に係る正極活物質(図2Aに示されている正極活物質膜22a又は及び図2Bに示されている正極活物質粒子22b)の製造方法の一つの具体例について、詳細に説明する。
(1)スラリー調製
NiO粉末(粒径1−10μm、正同化学工業株式会社製)75.1重量部と、Co粉末(粒径1−5μm、正同化学工業株式会社製)21.5重量部と、Al粉末(粒径1−10μm、昭和電工株式会社製)3.4重量部と、を粉砕及び混合し、かかる粉砕混合物を大気雰囲気中にて1000℃で5時間熱処理することで、(Ni0.75,Co0.2,Al0.05)O粉末を合成した。
上述のように合成した後でポットミルによりさらに粉砕することで得られた(Ni0.75,Co0.2,Al0.05)O粉末100重量部と、分散媒(トルエン:イソプロパノール=1:1)100重量部と、バインダー(ポリビニルブチラール:品番「BM−2」、積水化学工業株式会社製)10重量部と、可塑剤(DOP:Di(2-ethylhexyl)phthalate、黒金化成株式会社製)4重量部と、分散剤(製品名「レオドールSP−O30」、花王株式会社製)2重量部と、造孔剤(PMMA:品番「MX-80H3WT」、綜研化学株式会社製)13重量部と、を混合した。この混合物を、減圧下で撹拌することで脱泡するとともに、その粘度を3000〜4000cPに調整した(粘度は、ブルックフィールド社製LVT型粘度計で測定した。)。
(2)シート成形
上記のようにして調製されたスラリーを、ドクターブレード法によって、PETフィルムの上に、乾燥後の厚さが50μmとなるように、シート状に成形した。
(3)仮焼成
PETフィルムから剥がしたシート状の成形体を、カッターで50mm角に切り出し、エンボス加工が施されたジルコニア製セッターの中央に載置し、大気雰囲気中にて所定温度(中間焼成体焼成温度)で3時間焼成後、室温まで200℃/hで降温した。
(4)リチウム導入
このようにして得られた(Ni0.75,Co0.2,Al0.05)Oセラミックスシートに、LiOH粉末(関東化学株式会社製)を、mol比率Li/(NiCoAl)=1.1となるように塗布し、酸素雰囲気中(0.1MPa)にて750℃で10時間加熱処理することで、内部に気孔を有した「自立膜」状のLi1.0(Ni0.75Co0.2Al0.05)Oセラミックス板を得た。
(5)導電膜被覆
得られた「自立膜」状のLi1.0(Ni0.75Co0.2Al0.05)O活物質膜を、カーボン分散液(アセチレンブラック:PVDF:NMP=1:1:10で混合したもの)に一部分のみ浸漬し、毛管力を用いて気孔内に分散液を含浸した。さらに、減圧条件(−0.1MPa)とすることで、気孔内に分散液を完全に含浸させた。続いて、分散液から取り出したセラミックス板を、不活性雰囲気下にて120℃で1時間乾燥させることで、気孔内壁が均一にカーボン皮膜でコートされた正極活物質板を得た。
4.評価
上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質の評価方法及び評価結果について、以下に説明する。
(1)空隙率
「空隙率」は、相対密度から計算される値(空隙率=1−相対密度)である。相対密度は、アルキメデス法で求めた焼結体板の嵩密度を、ピクノメータを用いて求めた真密度で除して求めた値である。嵩密度の測定では、気孔中に存在する空気を十分に追い出すために、試料を水中で煮沸処理をした。上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質の空隙率は、20%であった。
(2)被覆量
上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質膜から試料を5mg採取し、採取した試料を白金製試料パンに入れてTG―DTA測定(酸素雰囲気下で室温から1000℃まで1℃/分で昇温)した際の、室温から600℃までの重量減少量から、被覆量(正極活物質板の質量に対する炭素導電膜の質量の割合:重量%)を求めた。得られた被覆量は5重量%であった。
また、上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質膜から試料を適宜量採取し、これを合成樹脂に埋めた後にCP研磨にて一断面を削り出すことで断面観察用試料を作成し、この断面観察用試料についてSEM観察を行った。この観察画像より、導電性膜(カーボン皮膜)部分の厚さを1粒子あたり4箇所測定し、その平均値を「導電性膜の平均厚さ」とした。得られた平均厚さは、236nmであった。
また、上述の観察画像より、粒子の外周部(空隙部を除く部分)が導電性膜によって覆われている割合を、外表面の被覆率として評価した。得られた被覆率は、35%であった。
さらに、上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質膜から試料を採取して表面SEM観察し、表面に見える気孔(開気孔)のうち、開口部が導電性膜によって塞がれたものの割合を計算し、これを開口部被覆率(%)として評価した。得られた開口部被覆率は、30%であった。
(3)電池特性
電池特性(レート特性及びサイクル特性)の評価のために、以下のようにして、評価用コインセルを作成した。
上述の具体例の製造方法によって製造された正極活物質膜から打ち抜き加工によって直径16mm程度の円形の正極活物質層を形成した。形成した正極活物質層の片面にAuをスパッタリングして正極集電体(厚さ:500オングストローム)を形成することで、正極板を作製した。作製した正極板、リチウム金属板からなる負極、ステンレス集電板、及びセパレータを、集電板−正極−セパレータ−負極−集電板の順に配置し、この集積体を電解液で満たすことでコインセルを作製した。電解液は、エチレンカーボネート(EC)及びジエチルカーボネート(DEC)を等体積比で混合した有機溶媒に、LiPFを1mol/Lの濃度となるように溶解することで調製した。
(3−1)レート特性
0.1Cレートの電流値で電池電圧が4.3Vとなるまで定電流充電し、その後電池電圧を4.3Vに維持する電流条件でその電流値が1/20に低下するまで定電圧充電した後10分間休止し、続いて0.1Cレートの電流値で電池電圧が2.5Vになるまで定電流放電した後10分間休止する、という充放電操作を1サイクルとし、25℃の条件下で合計2サイクル繰り返し、2サイクル目の放電容量の測定値を0.1Cレートの放電容量とした。続いて、放電条件のみを1Cレートの電流値として同様の充放電操作を繰り返し、1Cレートの放電容量を測定した。そして、1Cレートの放電容量を0.1Cレートの放電容量で除した値を百分率で表したものを、レート特性(レート容量維持率)とした。得られたレート特性は、95%であった。
(3−2)サイクル特性
試験温度を25℃として、(1)1Cレートの定電流−定電圧で4.3Vまでの充電、及び(2)1Cレートの定電流で2.5Vまでの放電を、50回繰り返すサイクル充放電を行った。50サイクル目の電池の放電容量を1サイクル目の放電容量で除した値を百分率で表したものを、サイクル特性(容量維持率)とした。得られたサイクル特性は、96%であった。
(4)被覆量と電池特性との関係
上述の具体例の製造方法において、カーボン分散液におけるカーボン量を変更することで被覆量を変更したもの(実験例1及び2)、及び、カーボン導電膜による被膜を行わなかったもの(比較例1)についても、同様に評価を行った。この評価結果を表1に示す。なお、表1中、実験例3は、上述の具体例の製造方法と同一のものである。
表1から明らかなように、カーボン導電膜による被膜を行わなかった比較例1に対して、カーボン導電膜による被膜を行った実験例1〜3においては、レート特性及びサイクル特性が、格段に向上した。
5.実施形態の構成による効果
上述のように、本実施形態の構成によれば、リチウム二次電池1における、優れたレート特性と、実用的に充分な耐久性(サイクル特性)とを、ともに達成することができる。特に、図1Bに記載されているような構成のリチウム二次電池1における、巻芯7を中心とした巻回時に、正極活物質内に万一クラックが発生した場合であっても、かかるクラック発生による容量低下が可及的に抑制されるとともに、良好なサイクル特性も得られる。
なお、特開2009−117241号公報に記載の構成においては、本実施形態(本発明)の構成とは異なり、気孔(空隙)内に導電性微粉末が充填されている。このため、気孔内にて充填された導電性微粉末によって、電解液が空間的に排除されるとともに、リチウムイオンの拡散が阻害される。また、気孔内にて充填された不連続な導電性微粉末による導電性は、本実施形態(本発明)のような連続的な導電膜とは異なり、導電性が低い。したがって、かかる公報に記載の構成によっては、本実施形態(本発明)の構成のような良好な特性は得られない。
6.変形例の例示列挙
なお、上述の実施形態や具体例は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の具現化の一例を単に示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態や具体例によって何ら限定されるべきものではない。よって、上述の実施形態や具体例に対して、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、種々の変形が施され得ることは、当然である。
以下、変形例について幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態における各構成要素と同様の構成・機能を有する構成要素については、本変形例においても同一の名称及び同一の符号が付されているものとする。そして、当該構成要素の説明については、上述の実施形態における説明が、矛盾しない範囲で適宜援用され得るものとする。
もっとも、変形例とて、下記のものに限定されるものではないことは、いうまでもない。本発明を、上述の実施形態や下記変形例の記載に基づいて限定解釈することは、出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、許されない(特に出願を急ぐ先願主義の下ではなおさらである)。
また、上述の実施形態の構成、及び下記の各変形例に記載された構成の全部又は一部が、技術的に矛盾しない範囲において、適宜複合して適用され得ることも、いうまでもない。
本発明の適用対象であるリチウム二次電池1の構成は、上述のような構成に限定されない。例えば、本発明は、いわゆる液体型の電池構成に限定されない。すなわち、例えば、電解質としては、ゲルポリマー電解質、ポリマー電解質、無機固体電解質が用いられ得る。また、本発明において利用可能な正極活物質は、上述の具体例に示された組成に限定されない。
上述の具体例にて示したように、「被覆量」、すなわち正極活物質膜22aあるは正極活物質粒子22bにおける導電性膜222の含有量は、例えば、カーボン分散液におけるカーボン量を変更することで適宜調整可能である。この場合、かかる含有量は、0.01〜5wt%の範囲で調整されることが好適である。
また、上述の具体例においては、導電性膜222には、導電性物質としてのアセチレンブラックと、有機バインダーとしてのPVDFとが、1:1の割合で含まれていた。すなわち、上述の具体例においては、導電性膜222における有機バインダーの含有量は、約50%であった。しかしながら、本発明はこれに限定されない。すなわち、有機バインダーの含有量は、導電膜被覆工程における配合比を適宜変更することで、適宜調整可能である。この場合、かかる含有量は、1〜60wt%の範囲で調整されることが好適である。
導電性膜の平均厚さも、上述の具体例の導電膜被覆工程における配合比を適宜変更する(具体的には溶剤量を変更する)ことで、適宜変更可能である。すなわち、上述の具体例の場合、カーボン分散液におけるNMP量を多くすることで導電性膜を薄くすることができる一方、NMP量を少なくすることで導電性膜を厚くすることができる。この場合、導電性膜の平均厚さは、30〜1000nmの範囲で調整されることが好適である。
被覆率も、上述の具体例の導電膜被覆工程において、カーボン分散液に粒子あるいは膜の一部を浸漬させる際に、浸漬させる割合を変更することで(具体的には粒子あるいは膜の外表面の何%をカーボン分散液に浸漬させるかを変更することで)適宜調整することが可能である。この場合、被覆率は、50%以下となるように調整されることが好適である。
開口部被覆率も、上述の具体例の導電膜被覆工程において、カーボン分散液から取り出したセラミックス板を、不活性雰囲気下にて乾燥させる際に、乾燥温度を変更することで適宜変更することが可能である。具体的には、乾燥温度が高い場合、溶媒の揮発が急激に進行して、含浸した分散液がその場で乾燥する。このため、かかる場合、開口部が被覆された気孔の割合が増加する。一方で、乾燥温度が低い場合、溶媒の揮発が徐々に進行して、分散液は気孔内壁にぬれ広がりながら乾燥する。このため、かかる場合、開口部が被覆された気孔の割合が減少する。
図4は、図2Aに示されている正極活物質膜22a、あるいは図2Bに示されている正極活物質粒子22bにおける外表面近傍を拡大した断面図(概略図)である。図4に示されているように、気孔221における開口部OPは、導電性膜222によって覆われていてもよい。
この場合、開口部OPが導電性膜222によって塞がれているものの割合は、多数の気孔221の全数のうちの1〜50%であることが好適である。これにより、リチウムイオン拡散性能が低下しないようにしつつ、導電性膜222の形状保持性が高くなる。したがって、良好なレート特性と良好なサイクル特性とが両立する。
上述の具体例における導電膜被覆工程を、500℃還元雰囲気下においてカーボン分散液を噴霧する方法(但し、この場合、溶剤はNMPからメタノールに変更される。)に変更することで、導電性膜中のカーボンを結晶質から非晶質に変更することが可能である。
また、上述の具体例においては、用いられた導電性物質は「アセチレンブラック」であって、これは、略球状の粒子からなる粉末である。これに代えて、導電性物質としてファイバー状のものを用いることが可能である。
図5は、かかる例における導電性膜222を拡大した断面図(概略図)である。図5に示されているように、かかる導電性膜222は、有機バインダーB中に、ファイバー状のカーボン成分FCが分散した構造を有している。かかる構成によれば、導電性膜222における形状保持性能が高くなる。この結果、サイクル特性が向上する。
図2Aを参照すると、正極活物質層22は、継ぎ目のない一枚の板状(自立膜状)に形成されていてもよい。あるいは、正極活物質層22は、多数の正極活物質板を、二次元的に配置あるいは結合したものであってもよい。
本発明は、上述の具体的な製造方法に何ら限定されるものではない。すなわち、例えば、成形方法は、上述の方法に限定されない。また、成形前の原料を適宜選択することで、上述のリチウム導入工程は、省略され得る。
その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の技術的範囲に含まれることは当然である。
また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。さらに、本明細書にて引用した先行出願や各公報の内容(明細書及び図面を含む)は、本明細書の一部を構成するものとして適宜援用され得る。

Claims (7)

  1. リチウム二次電池の正極活物質であって、
    内部に広がる開気孔を有し、
    前記開気孔の内壁が、電子伝導性の材質によって構成される導電性膜によって被覆されており、
    当該正極活物質は、焼結体からなる自立膜であって、
    当該自立膜の外表面における前記導電性膜の被覆率は、50%以下である、
    ことを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  2. 請求項1に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    前記導電性膜は、当該正極活物質に対して0.01〜5wt%含まれていることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    前記導電性膜は、導電性物質と有機バインダーとを含有し、
    前記導電性膜中における前記有機バインダーの含有量は、1〜60wt%であることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    前記導電性膜の平均厚さが、30〜1000nmであることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    前記導電性膜を構成する導電性物質としてのカーボン成分がファイバー状であることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  6. 請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    前記導電性膜を構成する導電性物質が、結晶性を有するカーボンであることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
  7. 請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の、リチウム二次電池の正極活物質であって、
    多数の前記開気孔の全数のうちの1〜50%のものにて、前記正極活物質の外表面に形成された開口部の外縁が前記導電性膜によって覆われていることを特徴とする、リチウム二次電池の正極活物質。
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