JP6283239B2 - 太陽エネルギー収集パネルの固定構造及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽エネルギー収集パネルの固定構造及び方法に関する。
従来、太陽エネルギー収集パネルの固定構造では、勾配屋根面の勾配方向に複数の太陽エネルギー収集パネルが順に固定され、太陽エネルギー収集パネルの水上側端部と水下側端部がそれぞれ固定される固定具を用いている。
特許文献1には、勾配屋根面に添設されてネジ等で固定される第二固定部材と、第二固定部材の上面に取付けられて太陽エネルギー収集パネルの水上側端部の枠体又は水下側端部の枠体が固定される第一固定部材との組合せによって、固定具を構成するものが開示されている。
特許文献1では、複数の太陽エネルギー収集パネルを勾配屋根面の最も水下側となる軒側から最も水上側となる棟側に向けて下記i、iiの如くに順に固定している。このとき、各太陽エネルギー収集パネルの水上側端部と水下側端部を固定する各固定具(第一固定部材と第二固定部材の組)の全てが、第一固定部材より第二固定部材を水上側になるように配置した状態で勾配屋根面上にねじ等で固定される。
i. 太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具(第一固定部材と第二固定部材の組)を第一固定部材より第二固定部材を水上側に配置して勾配屋根面上に固定し、その後、当該固定具に当該太陽エネルギー収集パネルの水下側端部を係合する。
ii. 上記iの太陽エネルギー収集パネルの水上側端部が固定される固定具(第一固定部材と第二固定部材の組)を該太陽エネルギー収集パネルの水上側端部に係合し、第一固定部材より第二固定部材を水上側に配置して勾配屋根面上に固定する。
上記i、iiの太陽エネルギー収集パネルの固定構造を、勾配屋根面の軒側(水下側)から棟側(水上側)に向けて順に固定される複数の太陽エネルギー収集パネルについて繰り返す。これにより、各固定具(第一固定部材と第二固定部材の組)の第二固定部材は、その上に太陽エネルギー収集パネルが固定されて該第二固定部材が上方空間に対して遮られる前段階で、勾配屋根面に添設され、ネジ等で確実に固定される。
また、固定具と太陽エネルギー収集パネルとは係合のみで固定されるため、固定作業が簡易で済む。
特許4975893号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、固定具と太陽エネルギー収集パネルとが係合により固定されるため、水上・水下の両固定具を屋根面に固定した後では、その間にパネルを取り付けることができない。また、太陽エネルギー収集パネルの水下側端部を固定具に係合した状態では、固定具の屋根面固定部の上方がパネルで遮られてしまい、屋根面への固定作業ができないので、まず、水下側の固定具を屋根面に取り付けてから、パネルの水下側端部を固定具に係合させる必要がある。これらの理由から、複数の太陽エネルギー収集パネルを勾配屋根面に固定する順番は、前記のように、水下側から水上側に順に固定するように限定される。つまり、既に固定されている太陽エネルギー収集パネルの水下側に、別の太陽エネルギー収集パネルを固定することができない。
一方、ユニット建物等では、工場生産率を高めるために工場において屋根ユニットに極力多くの太陽エネルギー収集パネルを固定しておくことを志向するが、諸事情により、一部の太陽エネルギー収集パネルは現地にて固定せざるを得ず、工場で固定した太陽エネルギー収集パネルの水下側に現地で別の太陽エネルギー収集パネルを固定する必要がを生じることがあるが、この場合、上記従来技術は採用できない。
本発明の課題は、係合によって太陽エネルギー収集パネルが簡易に固定でき、固定する順番の限定も緩和できる太陽エネルギー収集パネルの固定構造及び方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、勾配屋根面の勾配方向に複数の太陽エネルギー収集パネルが並んで固定される太陽エネルギー収集パネルの固定構造であって、太陽エネルギー収集パネルの水上側端部と水下側端部がそれぞれ固定される固定具が設けられ、固定具は、勾配屋根面に添設されてネジ等で固定される屋根面固定部と、屋根面固定部から起立して太陽エネルギー収集パネルの水上側端部又は水下側端部が係合して固定されるパネル固定部と、からなり、水上側と水下側の太陽エネルギー収集パネルの接続部では、水上側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部と水下側太陽エネルギー収集パネルの水上側端部とが共通の固定具で固定され、少なくとも水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具は、屋根面固定部がパネル固定部より水下側になるよう配置され、水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具以外の他の固定具では、屋根面固定部がパネル固定部より水上側になるよう配置されているようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具と、これ以外の他の固定具とは、同一の部品とされているようにしたものである。
(請求項1)
(a)勾配屋根面の軒側に固定される水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具は、屋根面固定部がパネル固定部より水下側になるように配置される。従って、この太陽エネルギー収集パネルは水上側端部を、既に屋根面の水上側に固定されている他の固定具のパネル固定部に係合して先に固定した状態下で、当該太陽エネルギー収集パネルの水下側端部がこれに対応する固定具のパネル固定部と係合する姿勢に当該固定具を位置付けつつ当該固定具を屋根面に添設し、当該固定具のパネル固定部より水下側にあって当該太陽エネルギー収集パネルにより上方を遮られていない屋根面固定部をその上方からネジ取付け作用等することにより、当該屋根面に簡易かつ確実に固定される。
即ち、水上側太陽エネルギー収集パネルを固定した後に、水下側太陽エネルギー収集パネルを固定することができるようになり、固定する順番の限定が緩和される。
(b)上述(a)の水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具以外の他の固定具では、屋根面固定部がパネル固定部より水上側になるように配置される。従って、上述(a)の水下側太陽エネルギー収集パネルの水上側端部は、上述の通り、その水下側端部より先に当該他の固定具に固定される。そして、上述(a)の水下側太陽エネルギー収集パネル以外の太陽エネルギー収集パネルは、その水下側端部が固定される当該他の固定具が屋根面固定部をパネル固定部より水上側に配置されて屋根面上に固定された状態下で、その水下側端部が当該固定具のパネル固定部に固定される。そして、当該太陽エネルギー収集パネルの水上側端部が固定される更に他の固定具が屋根面固定部をパネル固定部より水上側に配置されて屋根面上に固定された状態下で、その水上側端部が当該固定具のパネル固定部に固定されるものになる。
即ち、水上側太陽エネルギー収集パネルは、従来技術とおりの標準的な構造で固定できる。多数の太陽エネルギー収集パネルを固定する際には、慣れた作業で固定でき、作業性が良い。
(請求項
(c)水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具と、これ以外の他の固定具とは、同一の部品とされている。従って、固定具の部品の標準化を実現できる。
図1は太陽エネルギー収集パネルの工場における固定状態を示す模式図である。 図2は太陽エネルギー収集パネルの現地における固定状態を示す模式図である。 図3は、図1の水下側(左下側)において屋根面に固定済の固定具と太陽エネルギー収集パネルとの係合過程を示す模式図である。 図4は、図1の水上側(右上側)において屋根面への固定前の固定具と太陽エネルギー収集パネルとの係合過程を示す模式図である。 図5は、図2の水下側(左下側)において屋根面への固定前の固定具と水下側太陽エネルギー収集パネルとの係合過程を示す模式図である。
太陽エネルギー収集パネル10の固定構造は、図1、図2に示す如く、屋根勾配面Rの勾配方向に複数の、本実施例では上下2段をなす2個の水上側太陽エネルギー収集パネル10Hと水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを並べて固定するものである。
このとき、本実施例では、ユニット建物を構成する屋根ユニット(又は屋根パネル)1の勾配屋根面Rにそれらの太陽エネルギー収集パネル10H、10Lを固定するものとする。そして、屋根ユニット1を工場から現地に移送するための吊り具が、棟側では屋根ユニット1における棟側の鉛直材の外側面に取付けられ、軒側では屋根ユニット1における軒側の勾配屋根面Rに取付けられることとの関係上、勾配屋根面Rの棟側(水上側)に固定される太陽エネルギー収集パネル10Hは工場で固定され(図1)、勾配屋根面Rの軒側(水下側)に固定される太陽エネルギー収集パネル10Lは現地で固定される(図2)。
太陽エネルギー収集パネル10(10H、10L)は、図4に示す如く、平面視で矩形状とされるパネル本体11の外周に外枠12を固定化されて備える。太陽エネルギー収集パネル10は、外枠12の下端部から枠内方に張り出した板状着座部13を備えるととともに、外枠12の水上側と水下側の各上端側外周部から枠外方に張り出した舌片状端部14(水上側端部14Uと水下側端部14D)を備え、端部14の張り出しの先端に上向き突起14Aを備える。
また、本実施例では、太陽エネルギー収集パネル10(10H、10L)の水上側と水下側に位置することとなる水上側端部14Uと水下側端部14Dがそれぞれ固定される固定具20を用いる。本実施例では、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dが固定される固定具20と、これ以外の他の固定具20(水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14U、及び水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dが固定される固定具20、並びに水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uが固定される固定具20)とが、同一の部品とされている。固定具20は、図3に示す如く、勾配屋根面Rに添設されてネジ30で固定される屋根面固定部21と、屋根面固定部21の一端側に接合されて屋根面Rに載置される屋根面載置部22と、屋根面固定部21及び屋根面載置部22から起立し、太陽エネルギー収集パネル10の水上側端部14U又は水下側端部14Dが係合して固定されるパネル固定部23とを備える。固定具20は、屋根面固定部21、屋根面載置部22及びパネル固定部23を有する図3の横断面を図3の紙面直交方向に沿う長手方向に延在して構成される。尚、本発明の固定具20において、屋根面載置部22を備えることは必須とされない。
固定具20の屋根面固定部21は、長手方向に延びる箱状断面をなし、勾配屋根面Rに載置される底部21Aと、底部21Aの上部に位置する台座部21Bを備え、底部21Aにネジ孔hを備え、台座部21Bにネジ込み操作孔jを備える。屋根面固定部21は、長手方向に沿う複数位置にネジ孔h及びネジ込み操作孔jを備える。
固定具20の屋根面載置部22は、長手方向に延びる箱状断面をなし、勾配屋根面Rに載置される底部22Aと、底部22Aの上部に位置する台座部22Bを備える。
固定具20のパネル固定部23は、屋根面固定部21と屋根面載置部22の台座部21B、22Bから立ち上がる起立部24を備えるとともに、起立部24の上端部から両側に突き出て一対をなす舌片状係合部25、26を備え、各係合部25、26の突き出しの先端に下向き突起25A、26Aを備える。起立部24は、長手方向に延びる箱状断面をなし、屋根面固定部21の側で立ち上がる正面起立壁24Aと、屋根面載置部22の側で立ち上がる背面起立壁24Bを備える。
固定具20は、屋根面固定部21をパネル固定部23の下部に位置させている。これにより、屋根面固定部21に設けたネジ孔h、ネジ込み操作孔jは、パネル固定部23の舌片状係合部25に係合して固定された太陽エネルギー収集パネル10(10H、10L)により上方空間に対して遮られるものになる。
しかるに、本実施例では、屋根ユニット1の勾配屋根面Rに水上側太陽エネルギー収集パネル10Hと水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを順に固定するに際し、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hと水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの接続部では、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dを水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uとが共通の固定具20で固定される。そして、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dが固定される固定具20は、屋根面固定部21がパネル固定部23より水下側になるように配置される。他の水上側太陽エネルギー収集パネル10Hが固定される固定具20では、屋根面固定部21をパネル固定部23より水上側になるように配置することができる。
以下、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hを工場において屋根ユニット1に固定する工程を第1の工程とし、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを現地において屋根ユニット1に固定する工程を第2の工程として、それらの太陽エネルギー収集パネル10H、10Lの固定手順について説明する。
(1)第1の工程(工場)
i. 水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dに固定される固定具20を、屋根面固定部21がパネル固定部23より水上側になるように配置し、この屋根面固定部21をネジ30で勾配屋根面Rに固定する。
ii. 上述iの固定具20のパネル固定部23に水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dを係合して固定する。即ち、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dを勾配屋根面Rに対する斜め上方から固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部25の下側に差し込み、かつ水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの着座部13を固定具20の屋根面固定部21における台座部21Bの上に載せた後、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hを勾配屋根面Rに平行となる位置まで回転し、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dにおける上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部25の下向き突起25Aに係止可能にする。水上側太陽エネルギー収集パネル10Hは、図3に示す如く、着座部13を固定具20の屋根面固定部21の台座部21B上に載置し、水下側端部14Dを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部25の下側に差し込み、水下側端部14Dの上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部25の下向き突起25Aに係止可能にされ、勾配屋根面Rに平行となる方向、及び直交する方向の双方で固定される。
iii. 他の固定具20のパネル固定部23を上述iiの水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uに係合し、この固定具20の屋根面固定部21をネジ30で勾配屋根面Rに固定する。即ち、他の固定具20の屋根面固定部21を勾配屋根面Rに対する斜め上向きに配置し、当該固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部25の下向き突起25Aが水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uにおける上向き突起14Aに係合する姿勢となるように当該固定具20を位置付けた状態で、当該固定具20を転回させてその屋根面固定部21を勾配屋根面Rに添設させ、ネジ30で固定する。水上側太陽エネルギー収集パネル10Hは、図4に示す如く、着座部13を固定具20の屋根面載置部22の台座部22B上に載置し、外枠12を起立部24の背面起立壁24Bに添わせ、水上側端部14Uを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下側に差し込み、水上側端部14Uの上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下向き突起26Aに係止可能にされ、勾配屋根面Rに平行となる方向、及び直交する方向の双方で固定される。
これにより、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hは、水上側と水下側の舌片状端部14(14U、14D)が対応する固定具20のパネル固定部23に係合する状態で、勾配屋根面Rに固定される。
(2)第2の工程(現地)
i. 水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uを工場で固定済の水下側の固定具20のパネル固定部23に係合して固定する。即ち、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uを勾配屋根面Rに対する斜め上方から固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下側に差し込み、かつ水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの着座部13を固定具20の屋根面載置部22における台座部22Bの上に載せた後、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを勾配屋根面Rに平行となる位置まで回転し、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uにおける上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下向き突起26Aに係止可能にする。水下側太陽エネルギー収集パネル10Lは、着座部13を固定具20の屋根面載置部22の台座部22B上に載置し、水上側端部14Uを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下側に差し込み、水上側端部14Uの上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下向き突起26Aに係止可能にされ、勾配屋根面Rに平行となる方向、及び直交する方向の双方で固定される。
ii. 水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dを固定する固定具20のパネル固定部23を上述iの水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dに係合し、この固定具20の屋根面固定部21をネジ30で勾配屋根面Rに固定する。即ち、固定具20の屋根面固定部21を勾配屋根面Rに対する斜め上向きに配置し、当該固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下向き突起26Aが水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dにおける上向き突起14Aに係合する姿勢となるように当該固定具20を位置付けた状態で、当該固定具20を転回させてその屋根面固定部21を勾配屋根面Rに添設させ、ネジ30で固定する。水下側太陽エネルギー収集パネル10Lは、図5に示す如く、着座部13を固定具20の屋根面載置部22の台座部22B上に載置し、外枠12を起立部24の背面起立壁24Bに添わせ、水下側端部14Dを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下側に差し込み、水下側端部14Dの上向き突起14Aを固定具20のパネル固定部23における舌片状係合部26の下向き突起26Aに係止可能にされ、勾配屋根面Rに平行となる方向、及び直交する方向の双方で固定される。
上述(1)、(2)による太陽エネルギー収集パネル10(10H、10L)の固定構造では、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dが固定される固定具20は屋根面固定部21がパネル固定部23より水下側になるように配置された。そして、他の固定具20(水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uが固定される固定具20、及び水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dと水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uが固定される固定具20)は屋根面固定部21がパネル固定部23より水上側になるように配置された。但し、上記の他の固定具20は屋根面固定部21がパネル固定部23より水下側になるように配置されても良い(このとき、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uが固定される固定具20の屋根面固定部21を先に勾配屋根面Rに固定し、次に、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dと水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14Uが固定される固定具20の屋根面固定部21を勾配屋根面Rに固定するものになる)。従って、本発明では、少なくとも水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dが固定される固定具20が、屋根面固定部21をパネル固定部23よりも水下側に配置するものとされる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)第1の工程で固定される水上側太陽エネルギー収集パネル10Hは、その水下側端部14Dが固定される固定具20が屋根面固定部21をパネル固定部23より水上側に配置されて屋根面R上に固定された状態下で、その水下側端部14Dが当該固定具20のパネル固定部23に固定される。そして、当該太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uが固定される他の固定具20が屋根面固定部21をパネル固定部23より水上側に配置されて屋根面R上に固定された状態下で、その水上側端部14Uが当該固定具20のパネル固定部23に固定されるものになる。
即ち、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hは、従来技術とおりの標準的な構造で固定できる。多数の太陽エネルギー収集パネル10を固定する際には、慣れた作業で固定でき、作業性が良い。
次に、第2の工程で固定される水下側の水下側太陽エネルギー収集パネル10Lは水上側端部14Uを、既に上述の第1の工程で屋根面Rの水上側に固定されている他の固定具20のパネル固定部23に係合して先に固定した状態下で、当該太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dがこれに対応する固定具20のパネル固定部23と係合する姿勢に当該固定具20を位置付けつつ当該固定具20を屋根面Rに添設し、当該固定具20のパネル固定部23より水下側にあって当該太陽エネルギー収集パネル10Lにより上方を遮られていない屋根面固定部21をその上方からネジ取付け作用等することにより、当該屋根面Rに簡易かつ確実に固定される。
即ち、水上側太陽エネルギー収集パネル10Hを固定した後に、水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを固定することができるようになり、固定する順番の限定が緩和される。
(b)ユニット建物を構成する屋根ユニット1等で、軒側の屋根面Rに吊り具を取付けざるを得ない等により、勾配屋根面Rの軒側を含む広い屋根面Rに太陽エネルギー収集パネルを配置して発電量を高めようとするとき、勾配屋根面Rの棟側を含む水上側には水上側太陽エネルギー収集パネル10Hを工場取付けできるものの、軒側(水下側)の水下側太陽エネルギー収集パネル10Lは現地取付けせざるを得ない場合に、棟側(水上側)の水上側太陽エネルギー収集パネル10Hを上述(a)の第1の工程として工場取付けし、軒側(水下側)の水下側太陽エネルギー収集パネル10Lを上述(a)の第2の工程として現地取付けすることにより、勾配屋根面Rの軒側を含む広い屋根面に太陽エネルギー収集パネル10(10H、10L)を配置して発電量を高めることができる。
(c)水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水下側端部14Dが固定される固定具20と、これ以外の他の固定具20(水下側太陽エネルギー収集パネル10Lの水上側端部14U、及び水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水下側端部14Dが固定される固定具20、並びに水上側太陽エネルギー収集パネル10Hの水上側端部14Uが固定される固定具20)とが、同一の部品とされている。従って、固定具20の部品の標準化を実現できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明は、上下3段以上をなす3個の太陽エネルギー収集パネルを勾配屋根面Rの勾配方向に順に固定するものにも適用できる。
本発明によれば、勾配屋根面の軒側を含む広い屋根面に太陽エネルギー収集パネルを簡易かつ確実に固定することができる。
1 屋根ユニット
10 太陽エネルギー収集パネル
10L 水上側太陽エネルギー収集パネル
10L 水下側太陽エネルギー収集パネル
14 舌片状端部
14A 上向き突起
14U 水上側端部
14D 水下側端部
20 固定具
21 屋根面固定部
23 パネル固定部
24 起立部
25、26 舌片状係合部
25A、26A 下向き突起
30 ネジ

Claims (2)

  1. 勾配屋根面の勾配方向に複数の太陽エネルギー収集パネルが並んで固定される太陽エネルギー収集パネルの固定構造であって、
    太陽エネルギー収集パネルの水上側端部と水下側端部がそれぞれ固定される固定具が設けられ、
    固定具は、勾配屋根面に添設されてネジ等で固定される屋根面固定部と、屋根面固定部から起立して太陽エネルギー収集パネルの水上側端部又は水下側端部が係合して固定されるパネル固定部と、からなり、
    水上側と水下側の太陽エネルギー収集パネルの接続部では、水上側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部と水下側太陽エネルギー収集パネルの水上側端部とが共通の固定具で固定され、
    少なくとも水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具は、屋根面固定部がパネル固定部より水下側になるよう配置され
    水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具以外の他の固定具では、屋根面固定部がパネル固定部より水上側になるよう配置されていることを特徴とする太陽エネルギー収集パネルの固定構造。
  2. 水下側太陽エネルギー収集パネルの水下側端部が固定される固定具と、これ以外の他の固定具とは、同一の部品とされていることを特徴とする請求項記載の太陽エネルギー収集パネルの固定構造。
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