JP6282809B2 - 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 - Google Patents

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Description

この発明は、表示機構、この表示機構を備えた時計用ムーブメントおよび時計に関するものである。
腕時計等の機械式時計は、時刻を表示する機能に加えて、装飾品としての機能も有している。このため、従来から、例えば時針や分針、秒針、曜針等の指針による時刻や曜日等の情報の表示について、意匠性を向上させるために、特殊な表示機構を備えた機械式時計が知られている。
例えば、特許文献1には、回転軸に取付けられていて表示すべき値のインジケータを有する、予め選択された径路のアナログ表示装置(表示機構)であって、インジケータの自由端が回転軸まわりの回転に伴って予め選択された径路に従うように構成された、インジケータのための制御装置を有するアナログ表示装置が記載されている。
インジケータの制御装置は、回転軸に取り付けられたガイドアームに設けられた二つのピンに対して摺動する長手方向の溝を含むとともに、ガイドアームに連結されたアームに設けられたピンによってガイドされる横方向の溝を含む。
文字板上の針の移動軌跡は、ガイドアームに対するアームの回転速度および各溝の形状によって規定される。
具体的には、ガイドアームは1時間に1回転し、時計の時針に取り付けられる。アームは、時針によって動かされ、1時間に2回転するようになっている。また、複数のピンは、ガイドアームおよびアームに打ち込まれ、かつ針がガイドアームおよびアーム上に設置されて、第1の溝がガイドアームのピンによって位置決めされた状態で、第2の溝内にアームのピンが配置されるようになっている。このように、第1の溝を用いて針をガイドすることで、針が1時間に1回転する。そして、針の先端は、周方向に回転しつつ、アームに打ち込まれたピンにより径方向に移動させられることで、楕円形状の径路に沿って移動する。
特開2005−17295号公報
しかしながら、従来技術にあっては、第1の溝形状が直線的であり、アームのピンにより所定の周期で針が径方向に沿って移動しつつ、針が回転する構成となっている。したがって、針の指示部の移動軌跡は、ガイドアームの回転中心に対して対称な形状に限定されるため、意匠性に優れた複雑な移動軌跡を描くという点で課題が残されている。また、一般に、針の指示部の移動軌跡を複雑なものとする場合には、表示機構も複雑になる傾向にある。
そこで、本発明は、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、意匠性を向上できる表示機構、この表示機構を備えた時計用ムーブメントおよび時計の提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の表示機構は、時間経過を示すために用いられる指示部と、前記時間経過に応じて、前記指示部の移動速度を異ならせる制御機構と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、指示部の移動速度を異ならせる制御機構を備えているので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。
また、前記制御機構は、第1軸を中心軸とするカム部と、前記カム部の周方向に回転するカム従節ユニットと、を備え、前記カム従節ユニットは、一端部に前記カム部に接する従節部が形成され、前記カム従節ユニットの回転にともなって揺動しながら前記カム部の周りを前記周方向に回転するレバーと、一端部に前記指示部が形成され、他端部が前記カム部の径方向の外側に位置する第2軸周りに回動可能に支持され、前記カム従節ユニットの回転にともなって前記カム部の周りを前記周方向に回転するポインタと、を備え、前記レバーの他端部と前記ポインタの他端部とは、動力伝達部を介して連結されていることを特徴としている。
本発明によれば、制御機構は、第1軸を中心軸とするカム部と、カム部の周方向に回転するカム従節ユニットと、により制御機構が形成されているので、部品点数の少ない簡単な構造とすることができる。また、カム従節ユニットは、一端部にカム部に接する従節部が形成され、カム従節ユニットの回転にともなって揺動しながらカム部の周りを周方向に回転するレバーを備えているので、カム部の外周面の形状を変更することで、レバーの揺動量を任意に設定することができる。また、従節部のカム部に対する相対移動速度を変更することで、レバーの揺動速度を任意に設定することができる。また、ポインタは、第2軸周りに回動可能に支持されるとともに、レバーの他端部とポインタの他端部とが動力伝達部を介して連結されているので、設定されたレバーの揺動量および揺動速度に対応して、ポインタが第2軸周りに回動しながら、カム部の周りを周方向に回転することができる。このように、カム部の外周面の形状および従節部のカム部に対する相対移動速度により、ポインタの指示部の移動軌跡を所望に決定できるので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。
また、前記動力伝達部は、前記ポインタの他端部に形成されたポインタ歯車と、前記レバーの他端部に形成されたレバー歯車と、により形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、動力伝達部は、ポインタ歯車とレバー歯車と、により形成されているので、互いに噛合するポインタ歯車の歯数とレバー歯車の歯数との比を変更することにより、さらに指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。とりわけ、レバー歯車の歯数の比率をポインタ歯車の歯数の比率よりも大きくすることで、ポインタの回動時の揺動量を大きくして指示部の揺動量を大きくすることができ、レバー歯車の歯数の比率をポインタ歯車の歯数の比率よりも小さくすることで、ポインタの回動時の揺動量を小さくして指示部の揺動量を小さくすることができる。このように、カム部の外周面の形状および従節部のカム部に対する相対移動速度に加えて、ポインタ歯車の歯数とレバー歯車の歯数との比を変更することにより、ポインタの指示部の移動軌跡を所望に決定できるので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。
また、前記カム部は、前記周方向の一方側から他方側に向かって半径が大きくなるように形成された主カム面を備え、前記主カム面は、前記レバーの前記従節部を前記第1軸に対して接近離反させる複数の副カム面により形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、主カム面は、レバーの従節部を第1軸に対して接近離反させる複数の副カム面により形成されているので、副カム面の形状を変更することで、レバーの従節部がカム部の主カム面に接した状態でカム部の周りを回転するときに、レバーの揺動量を調整することができる。したがって、例えば、指示部の移動軌跡を例えば曲線状としたり、直線状としたりすることができるので、所望の移動軌跡を描くことができる。
また、前記カム部は、前記周方向の一方側から他方側に向かって前記第1軸からの前記径方向に沿う距離が大きくなるように形成された溝部を備え、前記レバーの前記従節部は、前記溝部に沿って移動可能な凸部により形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、簡単かつ低コストにカム部を形成することができる。また、レバーの従節部は、溝部に沿って移動可能な凸部により形成されているので、溝部内にレバーの凸部を配置するだけで、溝部に沿って従節部が移動できる。したがって、例えば、カム部に従節部が接するように、従節部をカム部に向かって付勢するための付勢部材が不要となるので、表示機構をさらに簡単な構造とし、かつ低コスト化することができる。
また、前記カム部および前記カム従節ユニットは、前記第1軸周りに前記周方向の一方側から他方側に向かって同一方向に回転し、前記カム従節ユニットは、前記カム部よりも高速回転することを特徴としている。
本発明によれば、カム部およびカム従節ユニットは、第1軸周りに周方向の一方側から他方側に向かって同一方向に回転し、カム従節ユニットは、カム部よりも高速回転するので、カム部に対してカム従節ユニットを相対回転させることができる。また、カム部が1回転する間に、カム従節ユニットがカム部の周りを複数周回することで、指示部の移動軌跡を、カム従節ユニットの周回数に対応した周回数を有する渦巻き状とすることができる。このように、カム部とカム従節ユニットとの回転速度比に対応して、渦巻き状の移動軌跡の周回数を変更できるので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。
また、前記カム部は、筒車に取り付けられ、前記カム従節ユニットの回転速度は、前記カム部の回転速度の2倍であることを特徴としている。
本発明によれば、12時間に1回転する筒車にカム部が取り付けられているので、12時間を1周期とした指示部の移動軌跡を描くことができる。したがって、指示部を時針とする際に好適である。また、カム従節ユニットの回転速度がカム部の回転速度の2倍であるので、渦巻き状の移動軌跡の周回数を2回とすることができる。
また、本発明の時計用ムーブメントは、上述の表示機構を備えたことを特徴としている。
また、本発明の時計は、上述の時計用ムーブメントを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、上述した表示機構を備えることにより、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができる、意匠性に優れた時計用ムーブメントおよび時計を得ることができる。
本発明によれば、指示部の移動速度を異ならせる制御機構を備えているので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構の意匠性を向上できる。
実施形態に係る時計の外観図である。 ムーブメントを裏側から見たときの説明図である。 図2に示すムーブメントの断面図である。 表示機構の説明図であって0時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって1時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって2時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって3時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって4時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって5時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって6時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって7時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって8時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって9時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって10時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって11時を表示しているときの説明図である。 表示機構の説明図であって12時を表示しているときの説明図である。 実施形態の第1変形例に係る表示機構の説明図である。 実施形態の第2変形例に係る表示機構の説明図である。
以下に、この発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
以下では、まず実施形態に係る機械式の腕時計(請求項の「時計」に相当。)およびこの腕時計に組み込まれたムーブメント(請求項の「時計用ムーブメント」に相当。)について説明したあと、表示機構の詳細について説明する。
(時計)
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
図1は、実施形態に係る時計1の外観図である。
図1に示すように、本実施形態の時計1のコンプリートは、図示しないケース裏蓋、およびガラス2からなる時計ケース3内に、ムーブメント10と、時に関する情報を示す文字板11と、分を示す分針5と、秒を示す秒針6と、時針の機能を有し時を示す指示部42を備えたポインタ41と、を備えている。本実施形態の時計1は、とりわけ時の情報の表示について、意匠性を向上させるための特殊な表示機構40を備えた機械式の時計1である。
地板20の図示しない巻真案内穴には、巻真8が回転可能に組み込まれている。この巻真8は、例えば、日付の修正や、時刻表示(時および分の表示)を修正する際に用いられる時計部品である。巻真8の一端部には、時計ケース3の側方に位置するりゅうず9が取付けられている。
巻真8は、巻真案内穴によって回転可能に支持されているとともに、巻真8の延在方向に例えば2段階に引き出し操作可能とされている。この際、巻真8は、地板20の裏側に配置された、おしどり、かんぬきやかんぬきばね等の図示しない切替装置により、延在方向の位置が決められている。
なお、以下の説明では、分針5および秒針6の回転中心を第1軸C1とし、第1軸C1の軸方向と直交する方向を径方向といい、第1軸C1周りに周回する方向を周方向という。また、時計回り方向の上流側を周方向の一方側とし、下流側を周方向の他方側という。また、軸方向から見て、第1軸C1を通るとともに巻真8に沿う軸をX軸とし、図1における右側を+X側とし、左側を−X側とする。また、第1軸C1を通るとともにX方向と直交する軸をY軸とし、図1における上側を+Y側とし、下側を−Y側とする。以下、必要に応じてX−Y直交座標系を用いて説明する。
文字板11は、例えば全体として6角形状に形成されており、文字板11の主面の各角部には、分および秒の情報を表す目盛12が設けられている。
文字板11の主面における目盛12よりも径方向の内側は、時に関する情報を示す「0」から「12」までの数字からなるインデックス13が表示された表示領域15(請求項の「表示部」に相当。)となっている。表示領域15には、インデックス13に対応して、午前または午後の0時から12時までの時の情報が表示される。
表示領域15には、「0」から「12」までのインデックス13が、周方向に沿って時計回りに順に並んでいる。本実施形態においては、軸方向から見たとき、(+X,+Y)領域であって、X軸に対して時計周り方向に所定角度ずれた位置に「0」が表示されている。また、「0」以降のインデックス13は、時計回りに方向に順に、第1軸C1からの距離が漸次大きくなるように渦巻き状に並んで配置されており、「12」のインデックス13は、最も径方向の外側であって、+Y軸上に配置されている。また、インデックス13の各数字は、意匠性の向上を目的として、例えばそれぞれ文字板11に円形状に凹み形成された領域に配置されるとともに、周方向に隣り合う数字同士が、直線によって結ばれているように表示されている。
表示領域15には、時間経過を示すために用いられる指示部42と、時間経過に応じて、指示部42の移動速度を異ならせる制御機構50と、を備えた表示機構40が設けられている。指示部42は、制御機構50により表示領域15を移動させられて、時に関する情報を示す「0」から「12」までの各インデックス13を指し示すように構成されている。指示部42および制御機構50を備えた表示機構40については、後に詳述する。
文字板11の表示領域15には、日付を表す数字を明示させる日窓11aが開口している。これにより、時計1は、時刻に加え、日付を確認することが可能とされている。
図2は、図1に示すムーブメント10を裏側(文字板11側)から見たときの説明図である。なお、図2では、分かりやすくするために文字板11を透過して図示している。また、文字板11に表示された数字や線、文字板11に形成された日窓11a、および日車押さえ29を二点鎖線にて図示している。また、分針5および秒針6(いずれも図1参照)の図示を省略している。
図3は、図2に示すムーブメント10の断面図である。なお、図3において、文字板11の地板20側の内面を境界として、文字板11の内面よりも地板20側は、図2におけるA−A1線に沿った断面図となっており、文字板11の内面よりも地板20とは反対側は、図2におけるA−A2線に沿った断面図となっている。
図2に示すように、ムーブメント10は、ムーブメント10の基板を構成する地板20を有している。この地板20の表側の面には、てんぷ、がんぎ車、アンクル等を含む図示しない脱進・調速機構と、四番車、三番車、二番車および香箱車を含む図示しない表輪列と、が少なくとも配置されている。
図3に示すように、地板20の文字板11側には、分車17、日の裏車18および筒車21を含む裏輪列と、日車30と、第1日回し中間車24と、第2日回し中間車25と、日回し車26と、日送り爪27と、日ジャンパ28(図2参照)と、が少なくとも配置されている。また、地板20の裏側には、日車30、第1日回し中間車24、第2日回し中間車25、日回し車26、日送り爪27および日ジャンパ28(図2参照)を押さえる日車押さえ29が取付けられている。また、日車押さえ29の裏側には、文字板11がガラス2(図1参照)を通じて視認可能に配置されている。
四番車、分車17および筒車21は、それぞれ第1軸C1に対して同軸上に配置されている。このうち分車17は、香箱車の回転により、二番車および三番車の回転を介して1時間に1回転するように構成されている。そして、この分車17に分針5が取付けられている。また、四番車は、二番車および三番車の回転を介して1分間に1回転するように構成されている。そして、この四番車から第1軸C1に沿って延設された四番真16に、秒針6が取り付けられている。
筒車21は、分車17および日の裏車18の回転を介して、12時間に1回転するように構成されている。筒車21は、先端側が小径筒部21aとなっており、基端側が大径筒部21bとなっている。小径筒部21aには、後述の制御機構50を構成するカム部51が外嵌固定されている。また、大径筒部21bには、後述の制御機構50を構成するユニット歯車56が外挿されている。
図2に示すように、日車30は、地板20に対して回転自在に取付けられており、全体としてリング状をした部材である。日車30は、開口部の内周縁に沿って複数の内歯30aが形成されている。日車30におけるムーブメント10の裏側(すなわち文字板11側)の主面には、1日から31日までの日付を表す日文字が表示されている。なお、図2においては、日車30に表示される日文字のうち一部のみを図示している。
図3に示すように、筒車21の駆動力は、地板20に対して回転自在に取付けられた第1日回し中間車24および第2日回し中間車25の回転を介して、日回し車26に伝達される。
日回し車26は、日車30を1日に1回(午前0時に達した時点で)、日付1日分だけ回転させて日送りする時計部品であり、筒車21、第1日回し中間車24および第2日回し中間車25の回転に基づいて、24時間で反時計回り方向に1回転するように構成されている。日回し車26の裏側(文字板11側)には、日車30の内歯30aに係合可能な日送り爪27が形成されている。日回し車26が反時計回り方向に回転運動すると、日送り爪27が日車30の内歯30aと係合する。これにより、日回し車26の回転力は、日送り爪27を介して日車30の内歯30aに伝達される。そして、日回し車26は、1回転につき日車30を日付1日分だけ反時計回り方向に回転させる。
第1日回し中間車24には、日車押さえ29よりも裏側(文字板11側)に、ユニット駆動用歯部24aが形成されている。ユニット駆動用歯部24aは、後述のカム従節ユニット55を構成するユニット歯車56と噛合しており、筒車21の駆動力をユニット歯車56に伝達しながらユニット歯車56の回転速度を増加させている。
図2に示すように、日ジャンパ28は、日車30の回転方向の位置を規正する時計部品であって、基端部が地板20の裏側に固定され、先端部が自由端とされた弾性変形可能な日ジャンパばね部28aと、日ジャンパばね部の先端部に設けられた係合部28bと、を備えている。日ジャンパ28の係合部28bは、日ジャンパばね部28aによって日車30の内歯30a側に向かって付勢されるとともに、日車30の内歯30aに係合可能に形成されている。日ジャンパ28は、係合部28bが日車30の内歯30aに係合することにより、日車30の回転を規正している。
(表示機構)
続いて、表示機構40について詳細に説明する。
表示機構40は、時に関する情報を示して時間経過を示すために用いられる指示部42と、時間経過に応じて指示部42の移動速度を異ならせる制御機構50とを備えている。また、制御機構50は、第1軸C1を中心軸とするカム部51と、カム部51の周方向に回転するカム従節ユニット55と、を備えている。
図3に示すように、カム部51は、第1軸C1が中心軸となるように、筒車21の小径筒部21aに対して外嵌固定されている。カム部51は、筒車21の小径筒部21aと大径筒部21bとの境界に設けられた段部に突き当てられて軸方向に位置決めされるとともに、ムーブメント10の裏側から小径筒部21aに外嵌された止め座22によって、軸方向の抜けが防止されている。カム部51は、筒車21とともに、筒車21と同一の12時間に1回転の回転速度で、第1軸C1を回転中心として時計回り方向に回転する。
図2に示すように、カム部51の外周面は、時計回り方向(周方向の一方側から他方側)に向かって、渦巻き状に半径が大きくなるように形成された主カム面52と、主カム面52における第1軸C1からの半径が最小となる位置と最大となる位置とを結ぶ段差面54とにより形成されている。
主カム面52は、複数の副カム面53により形成されている。副カム面53は、1時から12時(0時)までのインデックス13に対応して、周方向に並んで12面設けられている。複数の副カム面53は、軸方向から見てそれぞれ所定の曲率を有する凹曲面状に形成されている。本実施形態においては、複数の副カム面53の曲率は、それぞれ周方向にわたって漸次変化するように形成されている。
(カム従節ユニット)
カム従節ユニット55は、主にユニット歯車56と、アーム部58と、レバー60と、ポインタ41と、により構成されている。
図3に示すように、ユニット歯車56は、パイプ部材57を介して筒車21の大径筒部21bに外挿されている。ユニット歯車56は、筒車21に対して相対回転可能とされている。
ユニット歯車56の地板20側の端部は、ユニット歯部56aとなっている。ユニット歯部56aは、第1日回し中間車24のユニット駆動用歯部24aと噛合している。これにより、ユニット歯車56は、筒車21の駆動力がユニット駆動用歯部24aを介して伝達されるとともに、回転速度が増速される。本実施形態においては、ユニット歯車56は、筒車21の2倍の回転速度であって、12時間に2回転するように構成される。
ユニット歯車56におけるユニット歯部56aとは反対側は、筒状部56bとなっている。
アーム部58は、アーム部本体58aが径方向に沿って延在しており、径方向の内側端部がユニット歯車56の筒状部56bに外嵌固定されている。アーム部58は、ユニット歯車56とともに、ユニット歯車56と同一の12時間に2回転の回転速度で、第1軸C1を回転中心として時計回り方向に回転する。
アーム部58の径方向における中間部分よりも外側には、アーム部58に取り付けられたレバー用軸部材59を介して、レバー60が軸支されている。
図2に示すように、レバー60は、レバー用軸部材59による軸支部分からカム部51に向かって、湾曲しながら延出するように形成されている。レバー60における径方向の内側の一端部には、主カム面52および副カム面53に摺接する鉤状の従節部61が形成されている。
レバー60における径方向の外側の他端部には、レバー歯車62が形成されている。レバー歯車62は、レバー用軸部材59を中心とする扇形状に形成されており、外周面には複数の歯部が形成されている。
レバー60は、ポインタ41に設けられた戻しばね46により、ポインタ歯車43を介して従節部61が常にカム部51に向かって所定の付勢力で付勢されている。戻しばね46は、例えば、ねじりコイルバネが採用される。
アーム部58の径方向における外側端部には、アーム部58に取り付けられたポインタ用軸部材44を介して、ポインタ41が第2軸C2周りに回動可能に軸支されている。
ポインタ41は、ポインタ歯車43の筒部43aから延出するように形成されている。
ポインタ41の軸支部分とは反対側の一端部には、指示部42が形成されている。指示部42はリング状に形成されており、内径がインデックス13の各数字の外形よりも大きくなるように形成されている。これにより、リング状に形成された指示部42の内側において、インデックス13の各数字が表示可能とされる。
ポインタ41における指示部42とは反対側であって、ポインタ41の軸支部分に対応する他端部には、レバー歯車62と噛合するポインタ歯車43が形成されている。すなわち、レバー60とポインタ41とは、レバー歯車62とポインタ歯車43とにより形成された動力伝達部35により連結されている。
上述のように形成されたカム部51およびカム従節ユニット55は、不図示の香箱車、分車17および日の裏車18の回転を介して筒車21が回転することにより、第1軸C1周りに回転するようになっている。
具体的には、カム部51が12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転するとともに、カム従節ユニット55が12時間に2回転の回転速度で時計回り方向に回転する。そして、カム従節ユニット55のレバー60は、従節部61がカム部51に付勢された状態で、主カム面52および副カム面53に摺接しながら、アーム部58とともにカム部51の周りを時計回り方向に移動する。
このとき、複数の副カム面53は凹曲面状に形成されていることから、レバー60の従節部61は、複数の副カム面53に沿って、第1軸C1に対して接近離反しながらカム部51の周りを移動する。そして、レバー60は、カム従節ユニット55の回転にともなうレバー60の従節部61の移動により、揺動しながらカム部51の周りを回転移動する。
また、レバー60の揺動による動力は、レバー歯車62およびポインタ歯車43により形成された動力伝達部35を介して、ポインタ41に伝達される。これにより、ポインタ41は、第2軸C2を中心に回動しながらカム部51の周りを時計回り方向に回転しつつ、指示部42の内側に、時に関する情報を示す0から12までの数字からなるインデックス13を表示している。
ここで、本実施形態におけるレバー60の揺動量および揺動速度の変化量は、副カム面53の曲面形状に依存する。具体的には、副カム面53の径方向の変位量が大きいほど、レバー60の揺動量および速度の変化量を大きくすることができる。
また、ポインタ41の揺動量は、レバー60の揺動量(すなわち副カム面53の形状)に加えて、ポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比に依存する。具体的には、レバー歯車62の歯数の比率をポインタ歯車43の歯数の比率よりも大きくすることで、ポインタ41の回動時の揺動量を大きくして指示部42の揺動量を大きくすることができ、レバー歯車62の歯数の比率をポインタ歯車43の歯数の比率よりも小さくすることで、ポインタ41の回動時の揺動量を小さくして指示部42の揺動量を小さくすることができる。
本実施形態においては、インデックス13の各数字間を移動する際、指示部42が直線状の移動軌跡を描くように、副カム面53の曲面形状およびポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比を調節している。
(作用)
図4から図16は、それぞれ表示機構40の説明図であって、所定時刻を表示しているときの説明図である。なお、図4から図16において、分針5や秒針6、戻しばね46等(いずれも図1参照)の図示を適宜省略している。
続いて、本実施形態の表示機構40の作用について説明する。以下では、表示機構40を構成する指示部42が、時刻0時から動作を開始し、時刻12時を表示した後に動作を終了するまでの作用について、図4から図16を用いて順を追って説明する。
図4に示すように、指示部42が「0」のインデックス13(すなわち時刻0時)を表示する初期状態において、カム部51の段差面54は、(−X,−Y)領域の初期位置に配置される。また、カム従節ユニット55のアーム部58は、(−X,+Y)領域の初期位置に配置される。また、カム従節ユニット55におけるレバー60の従節部61は、複数の副カム面53のうち、段差面54に隣接するとともに最も径方向の内側に位置する第1の副カム面53aに当接している。
次いで、時間の経過にともなって、カム部51およびカム従節ユニット55が第1軸C1周りに回転する。このとき、カム部51は、12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転し、カム従節ユニット55は、12時間に2回転の回転速度で時計回り方向に回転するように構成されている。したがって、カム従節ユニット55の従節部61は、カム部51の周りを周方向に相対的に回転し、第1の副カム面53aに摺接しながら移動する。
このとき、第1の副カム面53aは、凹曲面状に形成されている。したがって、従節部61は、第1の副カム面53aに沿って、第1軸C1に対して接近離反しながらカム部51の周りを移動する。これにより、レバー60は、カム従節ユニット55の回転にともなうレバー60の従節部61の移動により、揺動しながらカム部51の周りを回転移動する。
また、レバー60の揺動による動力は、レバー歯車62およびポインタ歯車43により形成された動力伝達部35を介して、ポインタ41に伝達される。これにより、ポインタ41は、第2軸C2を中心に回動しながらカム部51の周りを時計回り方向に回転する。ここで、本実施形態では、指示部42が各数字のインデックス13間で直線状の移動軌跡を描くように、副カム面53の曲面形状およびポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比を調節している。したがって、指示部42は、「0」と「1」とのインデックス13間を直線的に移動する。
その後、図5に示すように、動作開始からの経過時間が1時間となったとき、カム部51は、初期位置から時計回り方向に30°回転して、段差面54が(−X,+Y)領域に移動する。また、カム従節ユニット55のアーム部58は、初期位置から時計回り方向に60°回転して、(+X,+Y)領域に移動する。また、カム従節ユニット55におけるレバー60の従節部61は、第1の副カム面53aと第2の副カム面53bとの境界部分に当接する。そして、ポインタ41の指示部42は、「1」のインデックス13を表示する。
カム部51およびカム従節ユニット55は、時の経過にともない上記と同様に動作を継続する。このとき、レバー60の従節部61は、主カム面52に摺接しながら移動する。したがって、レバー60の従節部61は、時の経過にともない、第1の副カム面53aに当接していた初期位置よりも径方向の外側に配置される。これにより、レバー60は、時の経過にともない、レバー用軸部材59を中心に初期位置よりも時計回り方向に回転移動した状態となる。
また、ポインタ41の指示部42は、レバー60の初期位置からの回転移動にともなって、初期位置よりも径方向の外側に移動される。これにより、ポインタ41の指示部42は、移動速度を異ならせつつ、時計回り方向に回転しながら径方向の外側に移動するので、第1軸C1からの距離が漸次大きくなるように渦巻き状に配置された「1」以降のインデックス13を表示することができる。なお、図6では指示部42が「2」のインデックス13を、図7では指示部42が「3」のインデックス13を、図8では指示部42が「4」のインデックス13を、図9では指示部42が「5」のインデックス13をそれぞれ表示している。
そして、図10に示すように、動作開始からの経過時間が6時間となったとき、カム部51は、初期位置から時計回り方向に180°回転して、段差面54が(+X,+Y)領域に移動する。また、カム従節ユニット55のアーム部58は、初期位置から時計回り方向に360°回転し、(−X,+Y)領域の初期位置と同じ位置に移動する。また、カム従節ユニット55におけるレバー60の従節部61は、第6の副カム面53cと第7の副カム面53dとの境界部分に当接する。
カム部51およびカム従節ユニット55は、時の経過にともない回転移動を継続する。これにより、指示部42は、「6」以降のインデックス13を表示する。なお、図11では指示部42が「7」のインデックス13を、図12では指示部42が「8」のインデックス13を、図13では指示部42が「9」のインデックス13を、図14では指示部42が「10」のインデックス13を、図15では指示部42が「11」のインデックス13を、それぞれ表示している。
次いで、図16に示すように、動作開始からの経過時間が12時間となったとき、レバー60の従節部61は、主カム面52と段差面54と境界部分であって、第1軸C1から径方向の外側に最も離間した位置に配置される。このとき、レバー60は、レバー用軸部材59を中心に初期位置よりも時計回り方向に、最大角度で回転移動した状態となっている。そして、ポインタ41の指示部42は、レバー60の回転移動にともなって、最も径方向の外側に移動されて、「12」のインデックス13を表示することができる。
次いで、動作開始から12時間が経過した時点で、レバー60の従節部61は、段差面54に沿って径方向の内側に向かって移動し、図4に示すように、初期位置である第1の副カム面53aに配置される。また、レバー60は、従節部61の移動にともない、レバー用軸部材59を中心に反時計回り方向に回動する。そして、ポインタ41の指示部42は、レバー60の回動にともなって、最も径方向の内側に移動されて、再度「0」のインデックス13を表示することができる。
以降、上記動作が繰り返されることにより、指示部42は、複雑な移動軌跡を描きつつ、「0」から「12」のインデックス13を繰り返し表示することができる。
本実施形態によれば、指示部42の移動速度を異ならせる制御機構50を備えているので、簡単な構造で指示部の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構40の意匠性を向上できる。
また、制御機構50は、第1軸C1を中心軸とするカム部51と、カム部51の周方向に回転するカム従節ユニット55と、により制御機構50が形成されているので、部品点数の少ない簡単な構造とすることができる。また、カム従節ユニット55は、一端部にカム部51に接する従節部61が形成され、回転にともなって揺動しながらカム部51の周りを周方向に回転するレバー60を備えているので、カム部51の外周面の形状を変更することで、レバー60の揺動量を任意に設定することができる。また、従節部61のカム部51に対する相対移動速度を変更することで、レバー60の揺動速度を任意に設定することができる。また、ポインタ41は、第2軸C2周りに回動可能に支持されるとともに、レバー60の他端部とポインタ41の他端部とがレバー歯車62およびポインタ歯車43により形成された動力伝達部35を介して連結されているので、設定されたレバー60の揺動量および揺動速度に対応して、ポインタ41が第2軸C2周りに回動しながら、カム部51の周りを周方向に回転することができる。このように、カム部51の外周面の形状および従節部61のカム部51に対する相対移動速度により、ポインタ41の指示部42の移動軌跡を所望に決定できるので、簡単な構造で指示部42の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構40の意匠性を向上できる。
また、動力伝達部35は、ポインタ歯車43とレバー歯車62とにより形成されているので、互いに噛合するポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比を変更することにより、さらに指示部42の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構40の意匠性を向上できる。とりわけ、レバー歯車62の歯数の比率をポインタ歯車43の歯数の比率よりも大きくすることで、ポインタ41の回動時の揺動量を大きくして指示部42の揺動量を大きくすることができ、レバー歯車62の歯数の比率をポインタ歯車43の歯数の比率よりも小さくすることで、ポインタ41の回動時の揺動量を小さくして指示部42の揺動量を小さくすることができる。このように、カム部51の外周面の形状および従節部61のカム部51に対する相対移動速度に加えて、ポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比を変更することにより、ポインタ41の指示部42の移動軌跡を所望に決定できるので、簡単な構造で指示部42の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構40の意匠性を向上できる。
また、主カム面52は、レバー60の従節部61を第1軸C1に対して接近離反させる複数の副カム面53により形成されているので、副カム面53の形状を変更することで、レバー60の従節部61がカム部51の主カム面52に接した状態でカム部51の周りを回転するときに、レバー60の揺動量を調整することができる。したがって、例えば、指示部42の移動軌跡を例えば曲線状としたり、直線状としたりすることができるので、所望の移動軌跡を描くことができる。
また、カム部51およびカム従節ユニット55は、第1軸C1周りに周方向の一方側から他方側に向かって同一方向に回転し、カム従節ユニット55は、カム部51よりも高速回転するので、カム部51に対してカム従節ユニット55を相対回転させることができる。また、カム部51が1回転する間に、カム従節ユニット55がカム部51の周りを複数周回することで、指示部42の移動軌跡を、カム従節ユニット55の周回数に対応した周回数を有する渦巻き状とすることができる。このように、カム部51とカム従節ユニット55との回転速度比に対応して、渦巻き状の移動軌跡の周回数を変更できるので、簡単な構造で指示部42の複雑な移動軌跡を描くことができ、表示機構40の意匠性を向上できる。
また、12時間に1回転する筒車21にカム部51が取り付けられているので、12時間を1周期とした指示部42の移動軌跡を描くことができる。したがって、指示部42を時針とする際に好適である。また、カム従節ユニット55の回転速度がカム部51の回転速度の2倍であるので、渦巻き状の移動軌跡の周回数を2回とすることができる。
また、上述した表示機構40を備えることにより、簡単な構造で指示部42の複雑な移動軌跡を描くことができる、意匠性に優れたムーブメント10および時計1を得ることができる。
(実施形態の第1変形例)
続いて、実施形態の第1変形例に係る表示機構40について説明する。
図17は、実施形態の第1変形例に係る表示機構40の説明図である。
実施形態の表示機構40は、カム部51が、主カム面52と、複数の副カム面53と、段差面54とを備えており、従節部61が主カム面52および複数の副カム面53に摺接しながら移動していた(図1参照)。
これに対して、図17に示すように、実施形態の第1変形例に係る表示機構40は、カム部151が主カム溝部152と複数の副カム溝部153と段差溝部154とを備えており、従節部161が主カム溝部152、複数の副カム溝部153および段差溝部154に沿って移動する点で、実施形態とは異なっている。なお、以下では、実施形態と同様の構成部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
主カム溝部152は、例えば円盤状のディスク部材の主面に、時計回り方向(周方向の一方側から他方側)に向かって、第1軸C1からの径方向に沿う距離が大きくなるように渦巻き状に形成されている。主カム溝部152は、径方向の内側に湾曲するように形成された複数(12本)の副カム溝部153を周方向に連設することにより形成されている。段差溝部154は、主カム溝部152における第1軸C1からの半径が最小となる位置と最大となる位置とを結ぶことにより形成されている。
また、レバー60の従節部161は、主カム溝部152および副カム溝部153に沿って移動可能な凸部161aにより形成されている。凸部161aは、例えばレバー60における径方向の内側の一端部から、軸方向に沿うようにカム部151に向かって突出形成されている。凸部161aを主カム溝部152内に配置することにより、カム部151が12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転し、カム従節ユニット55が12時間に2回転の回転速度で時計回り方向に回転したとき、従節部161が主カム溝部152および複数の副カム溝部153に沿って移動できる。これにより、ポインタ41の指示部42は、実施形態と同様に動作して、インデックス13を表示することができる。
実施形態の第1変形例によれば、簡単かつ低コストにカム部151を形成することができる。また、レバー60の従節部161は、主カム溝部152、副カム溝部153および段差溝部154に沿って移動可能な凸部161aにより形成されているので、主カム溝部152、副カム溝部153および段差溝部154のいずれかにレバー60の凸部161aを配置するだけで、主カム溝部152、副カム溝部153および段差溝部154に沿って従節部161が移動できる。したがって、例えば、カム部151に従節部161が接するように、従節部161をカム部151に向かって付勢するための付勢部材(例えば、実施形態における戻しばね46、図1参照)が不要となるので、表示機構40をさらに簡単な構造とし、かつ低コスト化することができる。
(実施形態の第2変形例)
続いて、実施形態の第2変形例に係る表示機構40について説明する。
図18は、実施形態の第2変形例に係る表示機構40の説明図である。
実施形態の表示機構40は、カム部51の外周面が、凹曲面状の複数の副カム面53を周方向に並んで配置して渦巻き状に半径が大きくなるように形成された主カム面52と、第1軸C1からの半径が最小となる位置と最大となる位置とを結ぶ段差面54とにより形成されていた(図1参照)。
これに対して、実施形態の第2変形例に係る表示機構40は、図18に示すように、カム部251の外周面が、凸曲面状の2つの副カム面253a,253bを備えた主カム面252により形成されている点で、実施形態とは異なっている。なお、以下では、実施形態と同様の構成部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
カム部251の主カム面252は、凸曲面状の2つの副カム面253a,253bにより、軸方向から見てハート形状に形成されている。2つの副カム面253a,253bの境界部分のうち、一方の境界部分は、第1軸C1からの離間距離が最も小さい最内部254aとなっており、他方の境界部分は、第1軸C1からの離間距離が最も大きい最外部254bとなっている。なお、図18においては、(+X,+Y)領域に最内部254aが配置され、(−X,−Y)領域に最外部254bが配置された状態となっている。また、レバー60の従節部61は、主カム面252の最外部254b上に位置しており、第1軸C1から径方向の外側に最も離間した位置に配置される。このとき、ポインタ41の指示部42は、レバー60の回転移動にともなって、最も径方向の外側に移動されて、「12」のインデックス13を表示している。
表示領域15には、「1」から「12」までのインデックス13が、周方向に沿って時計回りに順に並んでいる。本実施形態においては、軸方向から見たとき、(+X,+Y)領域であって、X軸に対して時計周り方向に所定角度ずれた位置に「1」のインデックス13が表示されている。また、「1」以降「6」までのインデックス13は、時計回りに方向に順に、第1軸C1からの距離が漸次小さくなるように並んで配置されている。また、「7」以降「12」までのインデックス13は、時計回りに方向に順に、第1軸C1からの距離が漸次大きくなるように並んで配置されている。なお、「3」と「9」のインデックス13は、それぞれ同じ位置に表示されている。
(実施形態の第2変形例に係る表示機構の作用)
続いて、本実施形態の第2変形例に係る表示機構40の作用について説明する。以下では、表示機構40を構成する指示部42が、時刻12時から動作を開始し、再度時刻12時を表示して動作を終了するまでの作用について順を追って説明する。
指示部42が「12」のインデックス13(すなわち時刻12時または0時)を表示する初期状態において、カム部251の最外部254bは、(−X,−Y)領域の初期位置に配置される。また、カム従節ユニット55のアーム部58は、(−X,+Y)領域の初期位置に配置される。また、カム従節ユニット55におけるレバー60の従節部61は、(−X,−Y)領域であって、主カム面252の最外部254bに当接している。
時間の経過にともなって、カム部251およびカム従節ユニット55が第1軸C1周りに回転する。このとき、カム部251は、12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転し、カム従節ユニット55は、12時間に2回転の回転速度で時計回り方向に回転するように構成されている。したがって、カム従節ユニット55の従節部61は、カム部251の周方向に相対的に回転し、第1の副カム面253aに摺接しつつ最内部254aに向かって移動する。
ここで、第1の副カム面253aは、最外部254bから最内部254aに向かって、第1軸C1との離間距離が漸次小さくなるように形成されている。したがって、従節部61は、第1の副カム面253aに沿って、第1軸C1に対して漸次接近しながらカム部251の周りを移動する。これにより、レバー60は、カム従節ユニット55の回転にともなうレバー60の従節部61の移動により、揺動しながらカム部251の周りを回転移動する。このとき、指示部42は、時計回り方向に回転しながら、漸次径方向の内側に移動する。
また、レバー60の揺動による動力は、レバー歯車62およびポインタ歯車43により形成された動力伝達部35を介して、ポインタ41に伝達される。これにより、ポインタ41は、第2軸C2を中心に回動しながらカム部251の周りを時計回り方向に回転する。ここで、本実施形態では、指示部42が各数字のインデックス13間で滑らかな円弧状の移動軌跡を描くように、副カム面253a,253bの曲面形状およびポインタ歯車43の歯数とレバー歯車62の歯数との比を調節している。したがって、ポインタ41の指示部42は、「12」と「1」とのインデックス13間を円弧状に移動する。
指示部42は、時の経過にともない時計回り方向に回転しながら径方向の内側に移動しつつ、「1」以降のインデックス13を表示する。
そして、動作開始からの経過時間が6時間となったとき、カム部251は、初期位置から時計回り方向に180°回転して、最内部254aが(−X,−Y)領域であって、最外部254bの初期位置に対応する位置に移動する。また、カム従節ユニット55のアーム部58は、初期位置から時計回り方向に360°回転し、(−X,+Y)領域の初期位置と同じ位置に移動する。また、カム従節ユニット55におけるレバー60の従節部61は、最内部254aに当接する。このとき、レバー60の従節部61は、第1軸C1から径方向の内側に最も近接した位置に配置される。したがって、指示部42は、レバー60の回転移動にともなって、最も径方向の内側に移動されて、「6」のインデックス13を表示する。
動作開始から6時間が経過した以降、カム従節ユニット55の従節部61は、時間の経過にともなって、カム部251の周方向に相対的に回転し、第2の副カム面253bに摺接しつつ最外部254bに向かって移動する。このとき、指示部42は、時の経過にともない、時計回り方向に回転しながら径方向の外側に移動しつつ、「6」以降のインデックス13を表示する。
そして、動作開始からの経過時間が12時間となったとき、カム部251が1回転するとともに、カム従節ユニット55が2回転して、レバー60の従節部61が、再度主カム面252の最外部254b上に位置する。このとき、ポインタ41の指示部42は、レバー60の回転移動にともなって、最も径方向の外側に移動されて、再度「12」のインデックス13を表示する。
以降、上記動作が繰り返されることにより、指示部42は、実施形態とは異なるさらに複雑な移動軌跡を描きつつ、「1」から「12」のインデックス13を表示することができる。
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
実施形態および実施形態の各変形例の表示機構40は、カム部51,151,251が12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転するとともに、カム従節ユニット55が12時間に2回転の回転速度で時計回り方向に回転するように構成されていたが、カム部51およびカム従節ユニット55の回転速度は、これに限定されない。例えば、カム部51,151,251が12時間に1回転の回転速度で時計回り方向に回転するとともに、カム従節ユニット55が12時間に3回転の回転速度で時計回り方向に回転するように構成されていてもよい。この場合においては、第1軸C1を3周するように、指示部42の移動軌跡を描くことができる。このように、カム部51,151,251およびカム従節ユニット55の回転速度を種々変更することにより、指示部42の移動軌跡を所望の形状とすることができる。
実施形態の表示機構40は、副カム面53が軸方向から見てそれぞれ所定の曲率を有する凹曲面状に形成されていたが、副カム面53の形状は、実施形態に限定されない。例えば、副カム面53が軸方向から見てそれぞれ所定の曲率を有する凸曲面状に形成されていてもよいし、屈曲するように形成されていてもよいし、平面状に形成されていてもよい。さらに、複数の副カム面53の形状が、それぞれ異なる形状となるように形成してもよい。このように、副カム面53の形状を種々変更することにより、指示部42の移動軌跡を所望の形状とすることができる。
実施形態および実施形態の各変形例の表示機構40は、レバー歯車62とポインタ歯車43とにより、レバー60の動力をポインタ41に伝達する動力伝達部35が形成されていたが、動力伝達部35の形態は、実施形態および実施形態の各変形例に限定されない。例えば、ベルトとプーリーとによりレバー60とポインタ41とを連結することにより、動力伝達部35が形成されていてもよい。
実施形態および実施形態の各変形例の表示機構40は、指示部42がリング状に形成されており、指示部42の内側にインデックス13の各数字を表示していたが、指示部42の形状は実施形態および実施形態の各変形例に限定されることはなく、種々の形状に変更が可能である。したがって、例えば、指示部42の形状を針状としてもよい。
実施形態および実施形態の各変形例の表示機構40は、第1軸C1を共通の回転中心軸として、カム部51,151,251およびカム従節ユニット55が回転していたが、カム部51,151,251の回転中心軸とカム従節ユニット55の回転中心軸とが同軸でなくてもよい。
文字板11上のインデックス13の表示の形態は、実施形態および実施形態の各変形例に限定されることは無く、種々変更が可能である。
また、実施形態および実施形態の各変形例の表示機構40は、ポインタ41が時針の機能を有しており、指示部42が時を示していた。これに対して、ポインタ41が秒針の機能を有しており、指示部42が秒を示してもよいし、ポインタ41が分針の機能を有しており、指示部42が分を示してもよいし、ポインタ41が曜針の機能を有しており、指示部42が曜を示してもよい。すなわち、表示機構40は、時の情報を表示する態様に限定されない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・時計 10・・・ムーブメント(時計用ムーブメント) 15・・・表示領域(表示部) 21・・・筒車 35・・・動力伝達部 40・・・表示機構 41・・・ポインタ 42・・・指示部 43・・・ポインタ歯車 50・・・制御機構 51,151,251・・・カム部 52,252・・・主カム面 53,253a,253b・・・副カム面 55・・・カム従節ユニット 60・・・レバー 61,161・・・従節部 62・・・レバー歯車 152・・・主カム溝部(溝部) 153・・・副カム溝部(溝部) 161a・・・凸部 C1・・・第1軸 C2・・・第2軸

Claims (8)

  1. 時間経過を示すために用いられる指示部と、
    前記時間経過に応じて、前記指示部の移動速度を異ならせる制御機構と、
    を備え、
    前記制御機構は、
    第1軸を中心軸とするカム部と、
    前記カム部の周方向に回転するカム従節ユニットと、
    を備え、
    前記カム従節ユニットは、
    一端部に前記カム部に接する従節部が形成され、前記カム従節ユニットの回転にともなって揺動しながら前記カム部の周りを前記周方向に回転するレバーと、
    一端部に前記指示部が形成され、他端部が前記カム部の径方向の外側に位置する第2軸周りに回動可能に支持され、前記カム従節ユニットの回転にともなって前記カム部の周りを前記周方向に回転するポインタと、
    を備え、
    前記レバーの他端部と前記ポインタの他端部とは、動力伝達部を介して連結されていることを特徴とする表示機構。
  2. 前記動力伝達部は、
    前記ポインタの他端部に形成されたポインタ歯車と、
    前記レバーの他端部に形成されたレバー歯車と、
    により形成されていることを特徴とする請求項に記載の表示機構。
  3. 前記カム部は、前記周方向の一方側から他方側に向かって半径が大きくなるように形成された主カム面を備え、
    前記主カム面は、前記レバーの前記従節部を前記第1軸に対して接近離反させる複数の副カム面により形成されていることを特徴とする請求項またはに記載の表示機構。
  4. 前記カム部は、前記周方向の一方側から他方側に向かって前記第1軸からの前記径方向に沿う距離が大きくなるように形成された溝部を備え、
    前記レバーの前記従節部は、前記溝部に沿って移動可能な凸部により形成されていることを特徴とする請求項またはに記載の表示機構。
  5. 前記カム部および前記カム従節ユニットは、前記第1軸周りに前記周方向の一方側から他方側に向かって同一方向に回転し、
    前記カム従節ユニットは、前記カム部よりも高速回転することを特徴とする請求項またはに記載の表示機構。
  6. 前記カム部は、筒車に取り付けられ、
    前記カム従節ユニットの回転速度は、前記カム部の回転速度の2倍であることを特徴とする請求項項に記載の表示機構。
  7. 請求項に記載の表示機構を備えたことを特徴とする時計用ムーブメント。
  8. 請求項に記載の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
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