JP6281889B2 - ワックス型射出成型用のクランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワックス型射出成型用のクランプ装置に関し、特に、ロストワックス精密鋳造におけるワックス型射出成型におけるゴム型の固定に使用されるクランプ装置に関する。
主として貴金属を用いた装飾品・アクセサリー・ジュエリーなどは、小さくて複雑、更に精密な形状をしている。このような製品を大量に生産したいという要望があり、ロストワックス精密鋳造法がこの業界で発達してきた。もちろん、上記以外の精密工業用部品製造においても応用可能である。
ジュエリー製造業界におけるロストワックス精密鋳造は、次のような工程を有する。
第一工程は原型を製作する工程。
第二工程は原型と同じ形状の空洞を有するゴム型を製作する工程。
第三工程はゴム型に熔解したワックス射出し、これを取り出すことで原型と同じ形状のワックス型を製造する工程。一般には、第三工程を繰り返して行うことで、多数のワックス型が製造される。
第四工程は第三工程で製造した多数のワックス型をワックス棒周辺にワックス型の湯道端部を熔解しつつ樹状に取り付け、これを筒状の耐熱容器内に装着して石膏を流し込み、石膏型を作成する工程。
第五工程は電気炉又はガス炉その他を用いて、低温で石膏型の内部にあるワックスを熔解流失させ、中温で空洞内部に付着したワックスを完全に燃焼させ、更に温度を上げることで石膏型が貴金属を流し込んだときの衝撃に耐えうる強度を出した後、貴金属を流し込むに適した温度まで下げて待機する焼成工程。
第六工程は原型と同じ空洞を沢山持つ石膏型内部に貴金属を流し込む鋳造工程。
第七工程は、貴金属が固まった時点で、石膏型を急速に水冷することで、ばらばらに石膏を割り、樹状の貴金属を取り出し、余分な部分を切り取り、原型と同じ形状の貴金属を磨く仕上げ工程。
図1を参照して第二工程のゴム型の製造方法を説明する。第二工程では、作成したいゴム型3の大きさに応じたサイズの型枠(不図示)と、原型1と、部品2(湯道2aと湯口2b)を使用する。型枠の下をプレートで塞ぎ、下半分にシリコンゴム加硫前の材料を入れ、その上に、原型1に部品2を接着したものを配置し、その後、上半分に加硫前の材料を入れ、枠の上部をプレートで塞ぎ、プレスしながら温度を上げて加硫する。加硫性のゴムの代わりに二液固化型のシリコンゴムを使用しても良い。
シリコンゴムが固まってゴム本来の弾性を持つようになったら、ゴム型3を前記の枠から取り出してジグザグの切り込み3cを入れ、原型1とこれに接着した部品2を取り出して、ゴム型を上ゴム型3aと下ゴム型3bに分離する。これにより、内部に原型1及び部品2と同形状の空洞4を有するゴム型3が得られる。このような切り込み3cを分離面全体に入れることにより、上下のゴム型3aと3bを合わせたとき、正確に合わせることができ、内部の空洞形状も正確に再現できる。
このような切り込み3cはまた、ゴム型3にワックスを射出してワックス型を作成する際、真空引きと加圧したワックスのシールを容易にする作用も有する。ワックス型をゴム型3から取り出す場合、合わせ面(切り込み)3cから上ゴム型3aを分離した後、下ゴム型3bを変形させながら取り出し作業をすると、複雑な形状のワックス型であっても、壊さずに容易に取り出すことができる。場合によっては、ゴム型内部を幾つかに分割したり、中子を入れることもある。
原型は様々な大きさがあるため、ゴム型もそれに合わせて大きさと厚みは様々に変化する。また、ゴム型の耐久性や、ワックス型をゴム型内部から取り出すときの難易度に合わせて、ゴムの硬度も変えることが多い。
図2、図3に、第三工程で使用されるワックス型射出成型機とクランプ装置の概念図を示す。
ワックス型射出成型機6は射出ノズル7を有し、基本的に射出ノズル7からゴム型内の空洞4を真空引きする機能と熔解したワックスを加圧して射出する機能を持つ。更に良質なワックス型を歩留まりよく大量に生産するため、溶解ワックスの温度制御と射出ノズルの温度制御、射出圧力の制御、真空引き時間の制御、射出時間の制御等の機能を要求される場合がある。
クランプ装置5は、ゴム型3を載置台9とクランプ駆動装置11で駆動されるクランププレート10で挟み込んでクランプ力(クランプ力F1、クランプ反力F2)を作用させ、射出ノズル7と湯口4aを上下左右で位置合わせし、ゴム型3を押しつけ力F3で射出ノズル7に押しつけてシールする。その状態で、射出ノズル7からゴム型3の空洞4内にワックスが注入される。
原型1の体積や形状は様々であり、従って原型から製作したゴム型3、3′の上から見たときの縦横の長さと横から見たときの厚みもまた様々なものになる。そこで、これに対応して、熔解したワックスを適切にゴム型内の空洞4へ射出し、所定のワックス型を製作するためには、図2の基本的な機能に追加して更に必要な機能が発生する。
ゴム型3は必ずしも厚さが一定とは限らず、またクランププレート10と載置台9は完全な平行ではないため、クランプ駆動装置11とクランププレート10は球面軸受部によりクランププレート10を揺動可能に支持するフローティング機構13で結合するのが一般的である。
ゴム型3をクランプし適切にシールする上で、ゴム型合わせ面3cに均一な面圧を加える必要がある。そのためゴム型の全面に平均して力を加えてクランプすることが望ましい。ゴム型3,3′は大きさがいろいろであるため、クランプ力F1の作用点(クランプ駆動装置11)をある範囲R1内で移動させる必要がある。
ここで、クランプ力F1の作用点を移動させるときに、クランププレート10がクランプ駆動装置11と一緒に移動してしまうと、クランププレート10が射出ノズル7と干渉したり、またはゴム型3,3′上面の全面をクランプできなくなる等の不都合を生じる。これを防ぐための構造としてクランププレートガイド15a,15bが必要であり、クランププレート10が上昇下降する領域(ストローク)全部に渡ってこのクランププレートガイド15a,15bが設けられている必要がある。
上下移動機構5bは、異なる厚さを有するゴム型3,3′の湯口4aを射出ノズル7の高さに合わせることができるように、載置台9の高さをある範囲R2で調整するものである。
前後移動機構5cは、載置台9を前後方向に移動させるためのものである。前後移動機構5cにより、ゴム型3,3′の湯口4aを射出ノズル7方向へ移動して押しつけ力F3を発生させることにより、第三工程におけるゴム型3内部の空洞4の真空引きと内部へワックスを射出する際の圧力のシールを行うことができる。
また、空洞4の形状やワックスの性質に合わせて射出ノズル7からのワックスの射出圧力を変更するために、及び/又は、ワックスの射出圧力に負けないように、クランプ力F1や押しつけ力F3を調整する必要がある。ただし、クランプ力F1や押しつけ力F3が過大になると、ゴム型3が変形するため、原型に近いワックス型を取ることができなくなる。
国際公開第2013/038448号
上記の通り、異なる厚さを有するゴム型3,3′の湯口4aを射出ノズル7の高さに合わせるため、載置台9の高さ調整が必要となる。
従来技術における載置台9の高さ調整は、主に、下記の方法1、2により行われていた。
方法1は、横から(図3に示す方向から)湯口4aと射出ノズル7を目視しながら、上下移動機構5bで載置台9を上昇・下降させる方法である。この方法は、ゴム型3と射出ノズル7を覗きながらの作業であり、その間隔はかなり狭く、横からでは湯口4aも見えにくいので、なかなか困難な作業である。
方法2は、ゴム型3の厚みを予め測定してICタグ等に記憶しておき、載置台9に載置したゴム型3の厚みから湯口4aと射出ノズル7の高さを一致させるために必要な載置台9の移動距離を算出し、抵抗式ポテンショメーター又はロータリーエンコーダー等で載置台9の位置を測定しつつ、上下移動機構5bにより載置台9を移動させる方法である。方法2では、ゴム型3の厚みを個別に一々正確に測定し、それを入力して記憶させるのに手間が掛かる問題がある。何万個もストックしてあるゴム型3に全て番号を付けたり、ICタグを付けたりする必要があるため、作業は非常に手間が掛かる。これらの作業は、一般の作業員にはできず、管理者が行う必要があるため、コスト増への影響も大きい。
なお、方法1、2で使用されるクランプ装置5は、載置台9とクランプ駆動装置11を含めたクランプ機構部5aの全体を上下移動機構5bにより上昇・下降させる構造である場合が多い。すなわち、クランププレート10は、クランプ駆動装置11の作動によって上昇・下降するとともに、上下移動機構5bの作動によっても上昇・下降する。
また、上下移動機構5bとしては、一般に、手動ネジ又は電動ネジ或いは空気圧駆動で載置台9を上昇・下降させる方式が使用される。ただし、方法1に関しては、図4に示すように、基準面18に設置するブラケット16に上下に延びる長穴16aを形成し、クランプ機構部5aから突起するロッド16bを長穴16aに挿入し、長穴16a内のロッド16bの位置により高さ調整をしてからボルト等によって高さを固定する構造の装置が使用される場合もある。
近年になり、イタリアのRiacetech Srlにより、上記課題に対処したワックス型射出成型機(以下、「Riacetech製品」という。)が開発された。図5は、Riacetech製品の概略図を示す。当該製品では、クランプ駆動装置11が基準面18に固定され、射出ノズル7は載置台9とクランププレート10の距離Lの1/2の位置に配置される。また、通常、ゴム型3の湯口4aは、ゴム型3の厚さの中心に位置する。この条件では、図5に示すように、ゴム型3の厚みに関わらず、湯口4aと射出ノズル7の距離Yは、ゴム型3からクランププレート10までの距離Xの1/2である。Riacetech製品では、クランププレート10の下降と載置台9の上昇が、同期してかつ同一速度で行なわれる。これにより、載置台9がX/2だけ上昇し、クランププレート10がX/2だけ下降したときに、ゴム型3がクランプされるとともに、湯口4aと射出ノズル7の高さが一致する。
Riacetech製品は、当業界における長年の課題(方法1,2の課題)を解決したものではあるが、クランププレート10と同期してかつ同一速度でゴム型3を移動させる制御が難しいという問題を伴うものであった。
すなわち、機械から見ると距離Xは未知数であるから、載置台9とクランププレート10のそれぞれをX/2だけ移動させるという制御は出来ない。そのため、載置台9とクランププレート10を、同期してかつ同一速度で移動させることが必須である。一方、ゴム型3に対するクランプ力の可変性や正確性を得るには、クランププレート10の駆動方式は空気圧駆動が望ましいのであるが、空気圧駆動のクランププレート10と同期して且つ同一速度で載置台9を移動させる機構19は、技術的な難度が高く、複雑、高コスト、及び/又は、大型のものとならざるを得ない。Riacetech製品における機構19の内部構造は出願人には不明であるが、同社製品の外観を見る限り、機構19は作業性に支障に来すほど大型の構造であり、同時かつ同一速度を実現することの困難性が伺われる。
本出願には、下記態様の発明が開示される。
型を載置するための載置台、
クランププレート、及び、
前記載置台と前記クランププレートの上下方向の距離を変化させるためのクランプ駆動装置
を具備するクランプ機構部と、
前記クランプ機構部を上下方向に移動させるための上下移動機構
を有し、前記クランプ駆動装置が、前記載置台と前記クランププレートの距離を、第1の距離から、前記第1の距離よりも小さい第2の距離まで変化させたときに、前記載置台と前記クランププレートの間で前記型がクランプされるワックス型射出成型用のクランプ装置であって、
前記上下移動機構は、前記第1の距離と前記第2の距離の差の1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ前記クランプ機構部を上昇させることを特徴とするクランプ装置。
型を載置するための載置台、
クランププレート、及び、
前記載置台と前記クランププレートの上下方向の距離を変化させるためのクランプ駆動装置を具備するクランプ機構部と、
基準面に対して前記クランプ機構部を上下方向に移動させるための上下移動機構
を有し、前記載置台と前記クランププレートの間で前記型がクランプされるワックス型射出成型用のクランプ装置であって、
前記クランプ駆動装置に対する上下方向の位置が固定された固定支点と、
前記クランププレートと一体に上下方向に移動する移動支点と、
前記固定支点と前記移動支点の水平方向の距離の1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ前記固定支点から水平方向に離間した位置において上下方向に移動可能な中間支点と、
一端が前記移動支点に係合し、他端が前記固定支点に係合し、前記一端と前記他端の中間の部位が前記中間支点に係合したリンク部材を更に有し、
前記上下移動機構は、前記基準面に対する前記中間支点の上下方向の位置を概略一定に保つように、前記クランプ機構部を上下方向に移動させることを特徴とするクランプ装置。
クランプ装置は、前記中間支点と一体に上下方向に移動する検知片と、
前記検知片の上下に配置された下スイッチ及び上スイッチを更に有し、
前記検知片が前記下スイッチに接触したときに、前記上下移動機構は、前記クランプ機構部を上昇させ、
前記検知片が前記上スイッチに接触したときに、前記上下移動機構は、前記クランプ機構部を下降させることが好ましい。
前記上下移動機構は、
前記下スイッチにより開閉される空気供給弁と、
前記上スイッチにより開閉される排気弁と、
前記クランプ機構部を駆動するエアシリンダーを有し、
前記検知片が前記下スイッチに接触したときに、前記空気供給弁から前記エアシリンダーにエアが供給されて前記クランプ機構部が上昇し、
前記検知片が前記上スイッチに接触したときに、前記排気弁から前記エアシリンダー内のエアが排気されて前記クランプ機構部が下降することが好ましい。
クランプ装置は、前記クランプ機構部を前後方向に移動させる前後移動装置と、
前記クランプ機構部の前後方向の位置に応じて、前記上下移動手段による前記クランプ機構部の上下方向への移動を禁止する移動禁止手段を更に有することが好ましい。
上記各発明におけるnは、概略2であることが好ましい。
本願では、上下、前後、左右は、相互に垂直な方向を意味する。ただし、この定義は、厳密なものではなく、発明の効果が達成できる範囲で、柔軟に解釈されるべきである。また、上下方向は、必ずしも鉛直方向を意味しない。例えば、下記実施形態におけるクランプ装置を横置きで使用するような形態では、上下方向は、水平面内の方向であり得る。
図1は、ゴム型の製造方法の説明図である。 図2は、ワックス型射出成型機及びクランプ装置の側面図である。 図3は、ワックス型射出成型機及びクランプ装置の側面図である。 図4は、従来の方法で使用されるクランプ装置の要部正面図である。 図5は、従来の方法で使用されるクランプ装置の要部側面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るクランプ装置5の原理を示す。 図7は、本発明の好ましい実施形態に係るクランプ装置5を示す。 図8は、本発明の他の実施形態に係るクランプ装置5を示す。 図9は、リンク部材34を示す。
図6に、本発明の一実施形態に係るクランプ装置5の原理を示す。
図示のように、クランプ装置5は、クランプ機構部5aと、クランプ機構部5aを上下方向に移動させる上下移動機構5bを有する。クランプ機構部5aは、ゴム型3を載置するための載置台9と、クランププレート10を上下方向に移動させるクランプ駆動装置11を有する。クランプ駆動装置11がクランププレート10を移動させることにより載置台9とクランププレート10の距離が変化する。載置台9とクランプ駆動装置11は、クランプ機構筐体8で固定されており、上下移動機構5bの駆動よって一体に上下に移動する。
初期状態において、クランププレート10は、載置台9からある距離(「第1の距離」という)Lだけ上方の位置にある。様々な厚さのゴム型3のクランプを可能にするため、第1の距離Lは十分大きい値(例えば、最も厚いゴム型3の厚さよりも大きい値)とすることが望ましい。クランプ駆動装置11がクランププレート10を下降させていくと、やがては、載置台9とクランププレート10の間でゴム型3がクランプされる。このときの載置台9とクランププレート10の距離L’を「第2の距離」という。
様々な厚さのゴム型3をクランプ可能とするため、ワックス型射出成型機6の射出ノズル7は、載置台9とクランププレート10の中心(射出ノズル7と載置台9の距離がL/2になる位置)に配置することが最善である。また、通常、ゴム型3の湯口4aは、ゴム型3の厚さの中心に位置する。ここでは、まず、射出ノズル7と載置台9の距離がL/2であり、湯口4aは、ゴム型3の厚さの1/2の位置にある場合について説明する。
ゴム型3をクランプするときのクランププレート10の下降距離(第1の距離Lと第2の距離L’の差)をXとすると、射出ノズル7から湯口4aの距離はX/2であることが、図6に示した数式から判る。
よって、上記の装置配置において、上下移動機構5bがX/2だけクランプ機構部5aを上昇させる構成を採用することにより、湯口4aの高さを射出ノズル7に一致させることができる。
一般的に、射出ノズル7は、球面状の形状を有し、湯口4aは、すり鉢状の形状を有する。したがって、射出ノズル7と湯口4aに多少のずれがあったとしても、両者を押し付けることにより、両者の芯が一致する方向への力がゴム型3に作用する。したがって、当該力によってクランプ機構部5aが移動できるようなクッション性の機構でクランプ機構部5aを支持しておけば、ゴム型3が射出ノズル7に押し付けられた際に、射出ノズル7と湯口4aが自動調芯することができる。湯口4aの半径は、3〜5mm程度であり、射出ノズル7の先端がこの半径内に位置すれば、射出ノズル7と湯口4aは自動調芯される。
よって、本発明において上下移動機構5bがクランプ機構部5aを上昇させる距離(「上昇距離Z」と言う。)は、X/2と完全に一致しなくても、射出ノズル7と湯口4aの自動調芯が働く範囲であれば、本発明の効果は達成される。
また、射出ノズル7は、載置台9とクランププレート10の中心から多少ずれた位置に配置される場合がある。(製造工程における誤差等から、湯口4aの位置がゴム型3の厚み方向の中心からずれる場合もある。)よって、射出ノズル7(及び/又は湯口4a)の位置に応じて、上昇距離Zを調整することが望ましい。
これらを考慮すると、本発明(第1発明)における上下移動機構5bがクランプ機構部5aを上昇させる距離Zは、X/n(ただし、nは、1.5以上、好ましくは1.7以上、より好ましくは1.8以上、特に好ましくは1.9以上であり、かつ、2.5以下、好ましくは2.3以下、より好ましくは2.2以下、特に好ましくは2.1以下)である。本発明(第2発明)における上下移動機構5bがクランプ機構部5aを上昇させる距離Zは、下式(1)の範囲(ただし、Rは6mm、好ましくは5mm、より好ましくは4mm、特に好ましくは3mm)である。
Figure 0006281889
本発明の重要な利点は、載置台9の移動とクランププレート10の駆動を同期させる必要が無く、載置台9の移動速度とクランププレート10の移動速度に関連(例えば、1:nの関係)を持たせる必要も無いことである。本発明では、Riacetech装置のような複雑化、高コスト化、及び/又は、大型化等の不都合を生じることなく、方法1,2における射出ノズル7と湯口4aの高さ調整に関する問題を解消したものである。
図7は、本発明の好ましい実施形態に係るクランプ装置5Aを示す。
本実施形態のクランプ装置5Aは、図6の原理図に示した構成に加え、移動距離測定機構20及び演算部21を有する。5cは、クランプ機構部5aを前後方向に移動させるための前後移動機構である。
移動距離測定機構20は、第1の距離と第2の距離の差X(ゴム型3がクランプされるまでのクランプ駆動装置11によるクランププレート10の移動距離)を測定するものである。差Xの測定は、クランププレート10の移動を測定することにより行っても良いが、例えば、クランプ駆動装置11の駆動シャフト11a等、クランププレート10と連動して移動する部材の移動を測定しても良い。測定の方法は、リニア抵抗やロータリーエンコーダーを用いた電気的測定方法など、任意である。
演算部21は、移動距離測定機構20が測定した差Xの1/2を算出する機能を有する。上下移動機構5bは、演算部21が算出した距離だけ、クランプ機構部5aを上昇させる。演算部21は、コンピュータ等で構成できる。上下移動機構5bによるクランプ機構部5aの駆動は、演算部21の制御により行うことができる。
上下移動機構5bは、クランププレート10の移動と同期してクランプ機構部5aを移動させても良く、クランププレート10の移動とは非同期でクランプ機構部5aを移動させても良い。例えば、ゴム型3をクランプするところまでクランププレート10を下降させて差Xの1/2を算出し、その後、クランプ機構部5aを上昇させてもよい。
図8は、本発明の他の実施形態に係るクランプ装置5Bを示す。
図8のクランプ装置5Bは、装置筐体30と、クランプ機構部5aと、クランプ機構部5aを上下方向に移動させる上下移動機構5bと、クランプ機構部5aを前後方向に移動させる前後移動機構5cを有する。クランプ装置5Bは、作業台等の基準面18上に設置される。
クランプ機構部5aは、クランプ機構筐体8と、ゴム型3を載置するための実質的に水平な載置面を有する載置台9と、クランプ駆動装置11を有する。載置台9とクランプ駆動装置11は、クランプ機構筐体8に固定されており、上下移動機構5bの駆動により、一体となって上下に移動する。クランプ機構部5aは、クランプ駆動装置11を前後方向に移動させるための移動機構12を更に有しても良い。
クランプ駆動装置11は、クランププレート10を上下方向に移動させることにより、載置台9とクランププレート10の距離を変化させる装置である。クランププレート10を下降させることにより、載置台9とクランププレート10の間でゴム型3をクランプすることができる。クランプ駆動装置11は、例えば、単動エアシリンダーであり、駆動シャフト11aは供給圧Sの供給により下降し、供給圧Sが排気されると、スプリング11bの作用によって上昇する。クランプ駆動装置11は、クランププレート10の上下移動と一体になって上下移動する移動支点11cを有する。本実施形態では、移動支点11cは、駆動シャフト11aに設けられている。
クランププレート10は、実質的に平板状の金属板等により形成される。好ましい実施形態では、駆動シャフト11aとクランププレート10は、クランププレート10を揺動可能に支持するフローティング機構13を介して連結される。
クランプ装置5Bは、クランプ駆動装置11に対して位置が固定された固定支点31と、連結部材32と、リンク部材34を有する。固定支点31は、例えば、クランプ駆動装置11外壁に取り付けたブラケット等に設けられる。連結部材32は、固定支点31と移動支点11cの水平距離Mの1/2だけ固定支点31から離間した位置においてガイド33によって上下方向に案内される。連結部材32には、中間支点32aが設けられている。
図9に示すように、リンク部材34は、一端に形成された軸方向に延びる長穴34aと、他端に形成された円形穴34bと、その概略中間の位置に形成された軸方向に延びる長穴34cを有する。長穴34aは、固定支点31と回転自在に係合し、円形穴34bは、駆動シャフト11aの移動支点11cと回転自在に係合し、長穴34cは、連結部材32の中間支点32aと回転自在に係合する。よって、連結部材32は、クランププレート10と連動して、クランププレート10の移動距離の1/2だけ上下に動く。リンク部材34の傾斜による支点間の距離変動は、長穴34a,34cにより吸収される。
検知片35は、連結部材32の移動方向と直角に連結部材32に固定された部材である。
上下移動機構5bは、エアシリンダー40と、エアシリンダー40内で上下方向に移動可能なピストンロッド41と、エアシリンダー40にエアを供給するエア回路42を有する。ピストンロッド41は、クランプ機構部5aに連結されており、エア回路42からのエアによってエアシリンダー40を上下動させることにより、クランプ機構部5aを基準面18に対して上下に移動させることができる。
エア回路42には、分岐点43を介して、検知片35の上下に設けたエア供給弁44及び排気弁45が接続されている。基準面18に対するエア供給弁44及び排気弁45の位置は固定されている。本実施形態では、エア供給弁44及び排気弁45は、ノーマリークローズ2方弁である。エア供給弁44及び排気弁45は、それぞれ、下スイッチ44a及び上スイッチ45aを有する。下スイッチ44a及び上スイッチ45aは、検知片35の幅(上下方向寸法)よりも若干広い間隔を開けて配置される。すなわち、検知片35が両スイッチ44a,45aの丁度真ん中に位置するときは、検知片35と両スイッチ44a,45aの間に隙間が形成される。検知片35により下スイッチ45aが押し下げられると、エア供給弁44からエア回路42に圧縮エアが供給され、これにより、クランプ機構部5aが上昇する。検知片35により上スイッチ45aが押し上げられると、エア回路42のエアが排出され、これにより、クランプ機構部5aは自重により下降する。
前後移動機構5cは、クランプ機構部5aを前後方向に案内する機能を有する。クランプ機構部5aの前後方向への移動は、電動、空気圧駆動、手押し等、任意の方法で行い得る。
以下、クランプ装置5Bの動作を説明する。初期状態では、クランププレート10は、載置台9から第1の距離Lだけ上方の位置にある。
ゴム型3をクランプする際、クランプ駆動装置11は、供給圧Sの供給により、クランププレート10を下降させる。この下降距離をxとすると、中間支点32a(検知片35)は、x/2だけ下降する。このとき、下スイッチ44aが検知片35により押し下げられ、エア供給弁44からエア回路42にエアが供給されることで、上下移動機構5bは、クランプ機構部5aの全体を上昇させる。クランプ機構部5aがx/2だけ上昇すると、検知片35が下スイッチ44aから離れるため、エアの供給が停止され、クランプ機構部5aの上昇もその位置で停止する。もし、何かの原因でクランプ機構部5aが上昇し過ぎると、今度は上スイッチ45aが検知片35により押し上げられて、排気弁45からエア回路42にエアが排気され、クランプ機構部5a全体が下降する。このように、上下移動機構5bは、クランププレート10の下降による中間支点32aの下降を相殺するようにクランプ機構部5aを上昇させるため、基準面18に対する中間支点32aの上下方向の位置は概略一定に保たれる。
最終的には、クランプ駆動装置11は、ゴム型3をクランプする位置までクランププレート10を下降させる。(このときの載置台9とクランププレート10の距離を「第2の距離L’」という。)その間、上下移動機構5bは、基準面18に対する中間支点32aの上下方向の位置を概略一定に保ちながら、クランプ機構部5aを上昇させる。その結果、最終的には、初期状態からクランプ機構部5aは、第1の距離と第2の距離の差(L−L’)の1/2だけ上昇する。
よって、ワックス型射出成型機の射出ノズル7が、載置台9からL/2の高さに配置されており、湯口4aがゴム型3の厚さ方向の中心に位置するとすれば、クランププレート10がゴム型3をクランプしたときに、射出ノズル7と湯口4aの高さが一致することとなる。射出ノズル7又は湯口4aの配置が上記と多少異なっていたとしても、エアシリンダー40は、上下方向へのクッション作用を有しており、ゴム型3を射出ノズル7に押し付けたときの自動調芯により、射出ノズル7と湯口4aの軸芯のずれは修正される。ゴム型3を射出ノズル7に押し付けたときの射出ノズル7と湯口4aの左右方向での自動調芯を可能にするために、前後移動機構5cは、左右方向へのクッション作用を有し得る。
ゴム型3へのワックス射出を完了すると、供給圧Sが排気され、クランプ装置5Bは、上記と逆の過程を経て、初期状態に復帰する。すなわち、クランプ駆動装置11は、載置台9から第1の距離Lだけ上方の位置までクランププレート10を上昇させ、上下移動機構5bは、クランププレート10の上昇による中間支点32aの上昇を相殺し、基準面18に対する中間支点32aの上下方向の位置を概略一定に保ちながら、クランプ機構部5aを下降させる。その結果、クランプ機構部5aは、第1の距離と第2の距離の差(L−L’)の1/2だけ下降する。
なお、検知片35とスイッチ44a,45aの間隙は、クランプ機構部5aを円滑に上昇/下降させる作用を有する。ただし、これらの間隙やスイッチ44a,45aの遊びの分だけ、クランプ機構部5aの上昇/下降距離と(L−L’)/2は不一致になる。これらの間隔や遊びを小さくすれば、クランプ機構部5aの上昇/下降距離は、より(L−L’)/2に近くなる。エア供給弁44及び排気弁45として、スイッチ44a,45aの移動量と弁開度が比例する弁を使用することによっても、クランプ機構部5aの上昇/下降を円滑化することができる。
また、前後移動機構5cによりゴム型3が射出ノズル7に押し付けられた状態で上下移動機構5bが動作すると、ゴム型3や射出ノズル7等に負荷が掛かる等、好ましくない。これを防止するため、クランプ機構部5aの前方への移動を検知して上下移動機構5bの動作を禁止する移動禁止手段を有することが好ましい。移動禁止手段は、エア回路42における分岐点43とエアシリンダー40の中間に配置されたスイッチ46により開閉される開閉弁47と、クランプ機構部5aの前後への移動と連動して移動する検知片48から構成し得る。クランプ機構部5aが前後方向の原点位置にあるときには、検知片48によりスイッチ46が押されて開閉弁47が開いており、エアシリンダー40とエア供給弁44及び排気弁45が連絡した状態にある。前後移動機構5cによりクランプ機構部5aがある位置まで前進すると、検知片48がスイッチ46から離れて開閉弁47が閉じられ、エアシリンダー40とエア供給弁44及び排気弁45の連絡が遮断される。これにより、ゴム型3が射出ノズル7に押し付けられた状態で上下移動機構5bが動作することが防止される。
以上、好ましい実施形態を説明したが、上記実施形態は例であり、請求の範囲における種々の変更が可能である。
例えば、本発明の効果は、上下移動装置5bが、第1の距離と第2の距離の差Xの1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけクランプ機構部5aを上昇させるように構成することにより達成されることは、図6に関して説明した通りである。したがって、図7のクランプ装置5Aにおける演算部21は、第1の距離と第2の距離の差Xの1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)を算出しても良い。それにより、上下移動装置5bは、当該差Xの1/nだけクランプ機構部5aを上昇させる。また、図8のクランプ装置5Bにおける連結部材32は、固定支点31と移動支点11cの水平距離Mの1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ固定支点31から離間した位置において上下方向に案内されるように構成しても良い。その場合、上下移動装置5bは、第1の距離と第2の距離の差Xの1/nだけクランプ機構部5aを上昇させる。
図8のクランプ装置5Bにおけるエアシリンダー40の代わりに電動モータを使用し、弁44,45及びスイッチ44a,45aを電気式のマイクロスイッチやリミットスイッチに置換しても、同じ原理で作動する上下移動機構5bを実現することができる。マイクロスイッチまたはリミットスイッチの作動により、電動モータが正転と逆転できるように回路を構成し、ネジやラック及びピニオンなどでクランプ機構部5aを上昇/下降させるように構成すれば良い。
本発明は、宝飾品、アクセサリ等の小物や工業製品等の製造のためのワックス型射出成型の際のゴム型の固定に使用されるクランプ装置に適用することができる。
1・・・原型
2・・・部品
3・・・ゴム型
4a・・・湯口
5,5A,5B・・・クランプ装置
5a・・・クランプ機構部
5b・・・上下移動機構
5c・・・前後移動機構
6・・・ワックス型射出成型機
7・・・射出ノズル
8・・・クランプ機構筐体
9・・・載置台
10・・・クランププレート
11・・・クランプ駆動装置
11c・・・移動支点
12・・・移動機構
20・・・移動距離測定機構
21・・・演算部
30・・・装置筐体
31・・・固定支点
32・・・連結部材
32a・・・中間支点
33・・・ガイド
34・・・リンク部材
35・・・検知片
40・・・エアシリンダー
41・・・ピストンロッド
42・・・エア回路
44・・・エア供給弁
45・・・排気弁
44a・・・下スイッチ
45a・・・上スイッチ
46・・・スイッチ
47・・・開閉弁
48・・・検知片

Claims (6)

  1. 型を載置するための載置台、
    クランププレート、及び、
    前記載置台と前記クランププレートの上下方向の距離を変化させるためのクランプ駆動装置を具備するクランプ機構部と、
    基準面に対して前記クランプ機構部を上下方向に移動させるための上下移動機構
    を有し、前記載置台と前記クランププレートの間で前記型がクランプされるワックス型射出成型用のクランプ装置であって、
    前記クランプ駆動装置に対する上下方向の位置が固定された固定支点と、
    前記クランププレートと一体に上下方向に移動する移動支点と、
    前記固定支点と前記移動支点の水平方向の距離の1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ前記固定支点から水平方向に離間した位置において上下方向に移動可能な中間支点と、
    一端が前記移動支点に係合し、他端が前記固定支点に係合し、前記一端と前記他端の中間の部位が前記中間支点に係合したリンク部材を更に有し、
    前記上下移動機構は、前記基準面に対する前記中間支点の上下方向の位置を概略一定に保つように、前記クランプ機構部を上下方向に移動させることを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記中間支点と一体に上下方向に移動する検知片と、
    前記検知片の上下に配置された下スイッチ及び上スイッチを更に有し、
    前記検知片が前記下スイッチに接触したときに、前記上下移動機構は、前記クランプ機構部を上昇させ、
    前記検知片が前記上スイッチに接触したときに、前記上下移動機構は、前記クランプ機構部を下降させることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記上下移動機構は、
    前記下スイッチにより開閉される空気供給弁と、
    前記上スイッチにより開閉される排気弁と、
    前記クランプ機構部を駆動するエアシリンダーを有し、
    前記検知片が前記下スイッチに接触したときに、前記空気供給弁から前記エアシリンダーにエアが供給されて前記クランプ機構部が上昇し、
    前記検知片が前記上スイッチに接触したときに、前記排気弁から前記エアシリンダー内のエアが排気されて前記クランプ機構部が下降する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記クランプ機構部を前後方向に移動させる前後移動装置と、
    前記クランプ機構部の前後方向の位置に応じて、前記上下移動手段による前記クランプ機構部の上下方向への移動を禁止する移動禁止手段
    を更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のクランプ装置。
  5. 型を載置するための載置台、
    クランププレート、及び、
    前記載置台と前記クランププレートの上下方向の距離を変化させるためのクランプ駆動装置
    を具備するクランプ機構部と、
    前記クランプ機構部を上下方向に移動させるための上下移動機構
    を有し、前記クランプ駆動装置が、前記載置台と前記クランププレートの距離を、第1の距離から、前記第1の距離よりも小さい第2の距離まで変化させたときに、前記載置台と前記クランププレートの間で前記型がクランプされるワックス型射出成型用のクランプ装置であって、
    前記第1の距離と前記第2の距離の差の1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ前記クランプ機構部を上昇させるように前記上下移動機構を制御する制御手段を更に有することを特徴とするクランプ装置。
  6. 型を載置するための載置台、
    クランププレート、及び、
    前記載置台と前記クランププレートの上下方向の距離を変化させるためのクランプ駆動装置
    を具備するクランプ機構部と、
    前記クランプ機構部を上下方向に移動させるための上下移動機構を有し、前記クランプ駆動装置が、前記載置台と前記クランププレートの距離を、第1の距離から、前記第1の距離よりも小さい第2の距離まで変化させたときに、前記載置台と前記クランププレートの間で前記型がクランプされるワックス型射出成型用のクランプ装置の制御方法であって、
    前記第1の距離と前記第2の距離の差の1/n(ただし、1.5≦n≦2.5)だけ前記クランプ機構部を上昇させる手順を有することを特徴とするクランプ装置の制御方法。
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