JP6280851B2 - 放射線断層撮影装置及びプログラム - Google Patents

放射線断層撮影装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6280851B2
JP6280851B2 JP2014200729A JP2014200729A JP6280851B2 JP 6280851 B2 JP6280851 B2 JP 6280851B2 JP 2014200729 A JP2014200729 A JP 2014200729A JP 2014200729 A JP2014200729 A JP 2014200729A JP 6280851 B2 JP6280851 B2 JP 6280851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scan
data
scan data
view angle
angle range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014200729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016067637A (ja
Inventor
萩原 明
明 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2014200729A priority Critical patent/JP6280851B2/ja
Priority to PCT/US2015/050902 priority patent/WO2016053644A1/en
Priority to US15/514,895 priority patent/US10537297B2/en
Publication of JP2016067637A publication Critical patent/JP2016067637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6280851B2 publication Critical patent/JP6280851B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Clinical applications
    • A61B6/503Clinical applications involving diagnosis of heart
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/025Tomosynthesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/541Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving acquisition triggered by a physiological signal

Description

本発明は、放射線断層撮影装置により被写体を心拍に同期して撮影する技術に関する。
放射線断層撮影装置による撮影法の一つとして、心臓を撮影対象とした心拍同期撮影が知られている。この心拍同期撮影では、1心拍周期ごとに心臓の変動が小さい期間を狙ってスキャン(scan)を行うこととし、このようなスキャンを、スキャン領域を変えながら複数回繰り返し行うことにより、心臓を含む撮影範囲の全体をスキャンする。また、このようにして得られたスキャンデータ(scan data)に基づいて、撮影範囲内の各スライス(slice)について画像再構成を行う。より具体的には、例えば、次に示すような方法により行われる。
まず、心電計等の心拍計を用いて被検体の心拍波形をほぼリアルタイム(real time)で計測する。心拍波形におけるR波から次のR波までの心位相を0%〜100%として、心臓の拡張期のほぼ中心に相当する70%程度の心位相のところにスキャンの基準時刻を設定する。基準時刻とは、画像再構成に必要なガントリ(gantry)回転角度分すなわちビュー角度分のスキャンデータを収集する期間の基準となる時刻である。そして、この基準時刻を中心とした所定の時間幅、例えば0.24秒程度の期間において、撮影範囲の一部をスキャン領域としたスキャンを行う。これを複数の心拍に渡って1心拍ごとにスキャン領域をずらしながら繰り返し行うことにより、撮影範囲の全体をスキャンする。
ここで、スキャンの基準時刻は、1心拍周期内において1つのみ設定される。スキャン方式は、アキシャルスキャン(axial time)または低ヘリカルピッチ(helical pitch)例えば0.2以下のヘリカルピッチによるヘリカルスキャン(helical scan)である。また、1心拍ごとのスキャンによるデータ収集には、時間分解能を優先して、180度+放射線ファンビーム(fan beam)角分のビュー角度範囲のスキャンデータを収集するハーフスキャン(half scan)法が用いられる(特許文献1,段落[0020]等参照)。ハーフスキャン法は、セグメントスキャン(segment scan)法あるいはパーシャルスキャン(partial scan)法ともいう。これらは、実際の心拍周期すなわちR−R間隔が0.75〜1.2秒程度であり、心臓の動きが小さい小変動期、例えば拡張期が、その心拍周期の25%分程度であること、ガントリ回転速度の上限が現状で0.35秒/回転程度であること、被検体を載置するテーブル(table)の極端な高速移動は現実的でないこと等を考慮すると、常識的な条件となる。
また、画像再構成は、設定された基準時刻を1単位として行われる。つまり、1心拍ごとのスキャンにより収集されたスキャンデータからは、そのときのスキャン領域内のスライスについてのみ画像再構成を行う。これは、撮影対象が心臓という比較的速くて複雑な動きをする部位であるため、スライスごとの画像再構成に用いるデータの収集期間を極力揃えて、その変動が体軸方向に並ぶ各スライスの再構成画像上に現れないようにするためである。
また、1心拍ごとのスキャンにおけるスキャン領域は、時間的に隣り合うスキャン同士の間において、そのスキャン領域の一部が重複するように設定される。これは、次のような理由による。1心拍ごとのスキャンとしてハーフスキャンを行う場合、そのスキャンデータに基づいて画像再構成を行うと、図10に示すように、スキャン時の検出器のスライス方向(z軸方向)における両端部付近では、スライスの再構成面方向において実質的に互いに対向する投影データ(以下、対向データという)が不足し、ある領域ではデータが全くないミッシングコーン(missing cone)領域が生じる。そのため、このような両端部付近におけるスライスの再構成画像では、コーンビームアーチファクト(cone beam artifact)が顕著に現れる。そこで、1心拍周期内のハーフスキャンのスキャンデータからは、そのスキャン領域より僅かに内側の領域についてのみ、画像再構成を行うようにする。つまり、図11に示すように、1心拍ごとのスキャンにおけるスキャン領域は、隣り合うスキャン領域の一部が重複するように設定される。このように、従来の心拍同期撮影では、ハーフスキャンを行うことによる不利益を低減するため、隣り合うスキャン領域を一部重複するように設定している。
それでも、条件によっては、各スキャン領域の両端部付近においてミッシングコーンが依然として存在するため、その両端部付近におけるスライスの再構成画像には、コーンビームアーチファクトが発生する。したがって、体軸方向の各位置におけるスライスの再構成画像を体軸方向に並べて3次元画像を生成すると、スキャン領域の境界付近においてバウンダリアーチファクト(boundary artifact)が発生する。
これを解決する方法の一つとして、隣り合うスキャン領域同士の境界付近における画像については、その周辺のスライスの再構成画像を参照して補正したり(特許文献2,要約参照)、これらの再構成画像を単純にあるいは適応的に合成して生成したりすることにより、画像の不連続性を低減する方法がある。例えば、スキャン領域同士の境界付近における画像について、その付近の一方寄りのスライスの再構成画像と他方寄りのスライスの再構成画像とを1:1の割合で重み付け加算して画像を生成する。
特開2004−202246号公報 特開2001−076169号公報
しかしながら、一般的に、画像空間で補正を行ったり、画像を単純に混ぜ合わせたりすると、空間分解能が劣化してボケた画像になるリスク(risk)がある。
このような事情により、放射線断層撮影装置による心拍同期撮影にて得られた画像において、空間分解能の劣化を抑えつつ、バウンダリアーチファクトを低減させることが可能な技術が望まれている。
第1の観点では、
被検体の周りを回転する放射線源及び検出器を含むデータ収集系を用いて前記被検体の心拍同期撮影を行う放射線断層撮影装置であって、
前記被検体の体軸方向における第1の位置を中心とした第1のスキャン領域を前記被検体の心拍に同期してスキャンする第1のスキャンにより第1のスキャンデータを得るとともに、前記第1のスキャン領域に隣接または一部が重複しており前記体軸方向における第2の位置を中心とした第2のスキャン領域を前記心拍に同期してスキャンする第2のスキャンにより第2のスキャンデータを得るよう、前記データ収集系を制御する制御手段と、
前記第1の位置と前記第2の位置との間におけるスライスに対応した画像を、前記第1及び第2のスキャンデータを用いて再構成する再構成手段であって、前記第1及び第2の位置に対する該スライスの位置に応じて前記第1のスキャンデータのビュー(view)角度範囲における使用率と前記第2のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率とを決定する再構成手段と、を備えた放射線断層撮影装置を提供する。
第2の観点では、
前記再構成手段が、前記スライスの位置が前記第1の位置に近いほど前記第2のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率を低くし、前記スライスの位置が前記第2の位置に近いほど前記第1のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率を低くする、上記第1の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第3の観点では、
前記再構成手段が、前記スライスの再構成面における画素を、該画素を通る放射線パス(path)のスキャンデータを逆投影して再構成する際に、該放射線パスの前記再構成面に対する角度に応じて該スキャンデータの重みを変える、上記第1の観点または第2の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第4の観点では、
前記再構成手段が、前記放射線パスの前記再構成面に対する角度が小さいほど該放射線パスのスキャンデータの重みを大きくし、該角度が大きいほど該放射線パスのスキャンデータの重みを小さくする、上記第3の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第5の観点では、
前記第1及び第2のスキャンが、180度+放射線ファンビーム角分のビュー角度範囲のスキャンデータを得るものであり、
前記制御手段が、前記第1のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度と前記第2のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度との差分が90度以上になるよう、前記データ収集系を制御する、上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第6の観点の発明は、
前記制御手段が、前記差分が実質的に180度になるよう、前記データ収集系を制御する、上記第5の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第7の観点の発明は、
前記再構成手段が、前記スライスに対応した画像を、360度分のビュー角度範囲のスキャンデータを用いて再構成する、上記第6の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第8の観点の発明は、
コンピュータ(computer)を、上記第1の観点から第7の観点のいずれか一つの観点の放射線断層撮影装置における各部として機能させるためのプログラム(program)を提供する。
なお、「データ収集系」は、例えば、放射線源、検出器、これらが搭載されるガントリ等を含むものである。
また、「スキャンデータ」は、例えば、投影データである。
上記観点の発明によれば、心拍に同期したスキャンを、そのスキャン領域を変えながら複数回繰り返す心拍同期撮影において、被検体の体軸方向に隣り合う第1のスキャン領域と第2のスキャン領域との実質的な境界を含む領域内の各位置におけるスライスに対応した画像を、第1スキャン領域に対するスキャンにより得られた第1のスキャンデータと第2のスキャン領域に対するスキャンにより得られた第2のスキャンデータとを用いて再構成することとし、この際、第1及び第2のスキャン領域のそれぞれの中心位置に対する当該スライスの位置に応じて第1のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率と第2のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率とを決定するので、第1のスキャン領域と第2のスキャン領域との境界の画像を中心にその境界から離れた画像までを連続的に変化させ、不連続なバウンダリアーチファクトを低減させることができる。また、この画像を求める処理では、単純な画像同士の混ぜ合せではなく、ミッシングコーンによるスキャンデータの不足を補うようにスキャンデータを補完し合って混ぜ合わせた後に、それらのスキャンデータに基づいて画像を再構成することができるので、画像上にいわゆるボケが発生しにくい。その結果として、放射線断層撮影装置による心拍同期撮影にて得られた画像において、空間分解能の劣化を抑えつつ、バウンダリアーチファクトを低減させることが可能となる。
発明の実施形態に係るX線CT装置の構成を概略的に示す図である。 発明の実施形態に係るX線CT装置の心拍同期撮影に関する部分の機能的な構成を示すブロック(block)図である。 発明の実施形態に係る心拍同期撮影の流れを示すフロチャート(flow chart)である。 発明の実施形態に係る心拍同期撮影のタイムチャート(time chart)の第1例である。 発明の実施形態に係る心拍同期撮影のタイムチャートの第2例である。 発明の実施形態に係る画像再構成を説明するための図である。 第1及び第2スキャンデータのビュー角度範囲における使用率の設定例を示す図である。 隣り合う第1スキャン領域と第2スキャン領域との重複領域が比較的大きい場合のデータ収集系のジオメトリ(geometry)を示す図である。 隣り合う第1スキャン領域と第2スキャン領域との重複領域が比較的小さい場合のデータ収集系のジオメトリを示す図である。 従来の心拍同期撮影における課題を説明するための第1図である。 従来の心拍同期撮影における課題を説明するための第2図である。
以下、発明の実施形態について説明する。なお、これにより発明は限定されない。
まず、本実施形態に係るX線CT(Computed Tomography)装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るX線CT装置の構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、X線CT装置100は、操作コンソール(console)1と、テーブル(table)10と、ガントリ(gantry)20とを備えている。
操作コンソール1は、操作者41からの入力を受け付ける入力装置2と、被検体40をスキャンするための各部の制御や画像再構成するためのデータ処理などを行うデータ処理装置3と、ガントリ20で取得したデータを収集するデータ収集バッファ(buffer)5と、画像を表示するモニタ(monitor)6と、プログラムやデータなどを記憶する記憶装置7とを備えている。
テーブル10は、被検体40を載せてガントリ20の空洞部に搬送するクレードル(cradle)12を備えている。クレードル12は、テーブル10に内蔵するモータ(motor)で昇降および水平直線移動される。なお、ここでは、被検体40の体軸方向すなわちクレードル12の水平直線移動方向をz軸方向、鉛直方向をy軸方向、z軸方向およびy軸方向に垂直な水平方向をx軸方向とする。
ガントリ20は、回転可能に支持された回転部15を備えている。回転部15には、X線管21と、X線管21を制御するX線コントローラ(controller)22と、X線管21から発生したX線81をファンビーム或いはコーンビームに整形するアパーチャ(aperture)23と、被検体40を透過したX線81を検出するX線検出器24と、X線検出器24の出力信号をデータとして収集するDAS25と、X線コントローラ22,アパーチャ23の制御を行う回転部コントローラ26とが搭載されている。ガントリ20の本体は、制御信号などを操作コンソール1やテーブル10と通信する制御コントローラ29を備えている。回転部15とガントリ20の本体とは、スリップリング(slip ring)30を介して電気的に接続されている。回転部15は、最高速で0.35秒/回転の回転速度(回転時間)にて回転可能である。
X線管21およびX線検出器24は、被検体40が載置される撮影空間、すなわちガントリ20の空洞部を挟んで互いに対向して配置されている。回転部15が回転すると、X線管21およびX線検出器24は、互いの位置関係を維持したまま、被検体40の周りを回転する。X線管21から放射されアパーチャ23で整形されたファンビーム或いはコーンビーム(cone beam)のX線81は、被検体40を透過し、X線検出器24の検出面に照射される。
なおここでは、このファンビーム或いはコーンビームのX線81のxy平面における広がり方向をチャネル(channel)方向、この広がり角をファンビーム角α、z軸方向における広がり方向もしくはz軸方向そのものをスライス(slice)方向で表すことにする。
X線検出器24は、チャネル方向およびスライス方向に配設された複数の検出素子24iにより構成されている。なお、検出素子24iのチャネル方向の数は、例えば60度の角度範囲において1000個程度、検出素子24iのスライス方向の列数は64列、検出素子24iの配列間隔は、例えば1mm程度である。X線検出器24のカバレッジ(coverage)は、40mmである。
被検体40には、心拍計51が取り付けられている。心拍計51は、例えば心電図を取得する心電計である。心拍計51は、被検体40の心臓の心拍波形Hを測定し、その信号をX線CT装置100に送信する。X線CT装置100は、その信号を受信して被検体40の心臓の心拍波形Hをほぼリアルタイム(real time)でモニタ(monitor)する。
次に、本実施形態に係るX線CT装置における心拍同期撮影に関する部分の機能的な構成について説明する。
図2は、本実施形態に係るX線CT装置の心拍同期撮影に関する部分の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、X線CT装置100は、撮影条件設定部31と、スキャン制御部32と、画像再構成部33と、表示制御部37とを有している。なお、これら各部は、データ処理装置3が記憶装置7に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより機能的に実現される。以下、これら各部の機能について説明する。
撮影条件設定部31は、操作者41による操作に応じて撮影条件を設定する。
スキャン制御部32は、設定された撮影条件に基づいて、被検体40の心拍同期撮影のためのスキャンが行われるように、テーブル10やガントリ20などを含むデータ収集系を制御する。このスキャンの実施により、複数ビューのスキャンデータすなわち投影データが収集される。
画像再構成部33は、スキャンにより収集されたスキャンデータに基づいて画像を再構成する。画像再構成には、例えば3次元逆投影法を用いる。
表示制御部37は、再構成された画像や文字などの情報を画面に表示するようモニタ6を制御する。
次に、本実施形態に係るX線CT装置において実行される心拍同期撮影の処理の流れについて説明する。
図3は、本実施形態に係る心拍同期撮影の流れを示すフロチャートである。
ステップ(step)S1では、操作者41の操作に応じて撮影条件を設定する。撮影条件には、ガントリ回転速度V、被検体40のz軸方向における撮影範囲SR等が含まれる。本例では、ガントリ回転速度Vは0.35秒/回転、撮影範囲SRは心臓を含む150mm程度の範囲を想定する。
ステップS2では、心拍計51を用いて心拍波形Hのモニタを開始する。
ステップS3では、モニタしている心拍波形Hに基づいて心拍周期Tを計測する。例えば、心拍波形Hにおける直近の隣り合う2つのR波の時間間隔を心拍周期Tとして算出する。隣り合う2つのR波の時間間隔の平均を心拍周期Tとしてもよい。
ステップS4では、1心拍周期T分の心位相中における小変動期Eにスキャンに係る基準時刻tmを設定する。小変動期Eは、1心拍周期Tの中で心臓の動きが相対的に小さくなる時期であり、例えば心臓の拡張期である。心臓の拡張期は、おおよそ、心拍波形HにおけるR波を起点とした心位相の50%〜90%の範囲に含まれる。また、基準時刻tmは、画像再構成に必要なガントリ回転角度分すなわちビュー角度分のスキャンデータを収集するデータ収集期間Kの基準となる時刻である。本例では、ハーフスキャン法を用いるので、ハーフスキャン分に相当する180度+X線ファンビーム角α分のビュー角度範囲のスキャンデータを収集するデータ収集期間の基準となる。なお、X線ファンビーム角は、単に「ファン角」ともいう。
ステップS5では、設定された基準時刻を基準として行われる1回分のスキャンとそのスキャン領域とガントリ回転角度(ビュー角度)との対応付けを行う。以下、これについて詳しく説明する。
図4及び図5は、本実施形態に係る心拍同期撮影のタイムチャートの例である。図4は、アキシャルスキャンを行う場合の例を示しており、図5は、ヘリカルスキャンを行う場合の例を示している。これらの図は、横軸に時間tをとり、撮影範囲SR内の各スライスの画像再構成に使用されるスキャンデータDの収集タイミング、心拍波形H、データ収集の基準時刻t0、X線管21のテーブル10に対するz軸方向の位置Z、X線管21の回転角度の位置を表すガントリ角度θ、データ収集のオン・オフ(on/off)DSを表している。
図4及び図5に示すように、ステップS5では、複数のN心拍分のスキャンにより心臓を含む撮影範囲SRの全体をスキャンすることとし、1回目〜N回目までの各スキャンがそれぞれ担当するスキャン領域を決定する。なお、各スキャンのスキャン領域はz軸方向に隣接または一部が重複するようにして並ぶ。また、基準時刻t0を基準とする1回(1心拍)分のスキャンは、アキシャルスキャンでもよいし、ヘリカルスキャンでもよいが、ヘリカルスキャンの場合には、ヘリカルピッチを低くし、例えば0.2以下とする。
また、図4及び図5に示すように、ステップS5では、スキャンにおけるガントリ回転角度すなわちビュー角度(X線管21の回転角度)θが、i回目のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度とその次のi+1回目のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度とで実質的に180度ずれるように設定される。つまり、隣り合う2つのスキャンごとに、1つ目のスキャンと次のスキャンとで、スキャンデータが収集されるビュー角度範囲の中心となるガントリ回転角度θが互いに180度ずれるように制御する。このように制御することで、収集されるスキャンデータのビュー角度の範囲が、それぞれのスキャンでのミッシングコーンを補完するような位置関係を取ることができる。その結果、画像再構成の際に、コーンビームアーチファクトを抑制し、再構成画像におけるz軸方向で不連続となる要素を低減して、バウンダリアーチファクトを抑えることができる。
ステップS6では、モニタしている心拍波形Hにおいて直近のR波を検出する処理を行い、R波が検出されたか否かを判定する。R波が検出された場合には、ステップS7に進む。R波が検出されなかった場合には、ステップS6に戻る。
ステップS7では、R波の検出後、基準時刻t1と対応付けされたデータ収集期間に、アキシャルスキャンを行う。このアキシャルスキャンは、1スライスの画像再構成用のデータとして、180度+ファンビーム角α分のビュー角度範囲のスキャンデータを収集するハーフスキャンである。
また、このアキシャルスキャンは、ステップS5にて決定された対応付けに基づいて、現スキャンが何回目のスキャンであるかに応じて決定されたスキャン領域に対して行われる。このとき、隣り合うスキャン同士、一つ目のスキャンと次のスキャンとでスキャンデータが収集されるビュー角度範囲の中心となるガントリ回転角度が実質的に180度ずれるようにスキャンが行われる。この制御は、計測された心拍波形Hや心拍周期T、X線検出器24のカバレッジ等に基づいて、ガントリ回転速度やテーブル10の移動を制御することにより行われる。
ステップS8では、撮影範囲SRの全体のスキャンデータの収集が完了したか否かを判定する。完了した場合には、ステップS9に進む。完了していない場合には、ステップS6に戻る。
ステップS9では、収集されたスキャンデータに基づいて、撮影範囲SR内の各スライスについて画像再構成を行う。撮影範囲SRに割り当てられたz軸方向に並ぶ複数のスキャン領域のうち、両端のスキャン領域における外側半分の各スライスについては、そのスキャン領域に対するスキャンにより得られたスキャンデータのみを用いて画像を再構成する。その他の領域におけるスライスについては、次のような方法で画像を再構成する。
図6は、本実施形態に係る画像再構成を説明するための図である。
図6に示すように、ここでは、z軸方向に互いに隣り合うスキャン領域を第1スキャン領域R1及び第2スキャン領域R2とし、第1スキャン領域R1の中心を第1スキャン中心位置(第1の位置)C1、第2スキャン領域R2の中心を第2スキャン中心位置(第2の位置)C2とする。また、第1スキャン中心位置C1と第2スキャン中心位置C2との間の領域RRであって、第1スキャン中心位置C1と第2スキャン中心位置C2との中間的な位置すなわち第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との実質的な境界BRを含む領域RRに注目する。そして、この注目領域RR内の各位置におけるスライスに対応した画像を、第1及び第2スキャンデータD1,D2を用いて再構成することにする。この際、第1及び第2スキャン中心位置C1,C2に対する当該スライスの位置に応じて第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aと第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bとを決定する。例えば、スキャンデータのビュー角度範囲が180度+ファンビーム角度60度で240度分である場合、使用率100%のときはこの240度分のデータを用いることになり、使用率50%のときは、120度分のデータを用いることになる。使用率a,bの決定方法としては、例えば、上記スライスの位置が第1スキャン領域R1内にあるときは、第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aは100%とし、さらに、上記スライスの位置が第1スキャン中心位置C1に近いほど第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bを低くする。また、上記スライスの位置が第2スキャン領域R2内にあるときは、第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率は100%とし、さらに、上記スライスの位置が第2スキャン中心位置C2に近いほど第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率bを低くする。以下、これら使用率a,bの設定方法についてより具体的な例を示して説明する。
図7は、第1及び第2スキャンデータのビュー角度範囲における使用率の設定例を示す図である。
まず、上記境界BRの位置にスライスAB0を設定する。そして、第1スキャン領域R1内の上記境界BRから第1スキャン中心位置C1までの領域において、最も境界BRに近い側から順に代表的なスライスA1〜A5を設定する。また、第2スキャン領域R2内の上記境界BRから第2スキャン中心位置C2までの領域において、最も境界BRに近い側から順に代表的なスライスB1〜B5を設定する。なお、ここでは、第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aを第1使用率、第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bを第2使用率と呼ぶことにする。
第1スキャンデータD1と第2スキャンデータD2とは、互いに対向するビュー角度を中心として使用する。
スライスAB0,A1,B1においては、第1及び第2使用率a,bは、それぞれ、
AB0:a=100%,b=100%
A1:a=100%,b=100%
B1:a=100%,b=100%
となる。
スライスA2,B2においては、第1及び第2使用率a,bは、それぞれ、
A2:a=100%,b= 75%
B2:a= 75%,b=100%
となる。
同様に、スライスA3,B3においては、
A3:a=100%,b= 50%
B3:a= 50%,b=100%
となり、
スライスA4,B4においては、
A4:a=100%,b= 25%
B4:a= 25%,b=100%
となり、
スライスA5,B5においては、
A5:a=100%,b= 0%
B5:a= 0%,b=100%
となる。
スライスA3〜B3は、ビュー角度範囲として360度分を確保することができるので、これらのスライスでは360度分のビュー角度範囲のスキャンデータを用いて再構成する、いわゆるフルスキャン再構成が行われる。
なおここでは、説明を簡単にするため、スライスの数を少なくし、第1及び第2スキャンデータD1,D2のビュー角度範囲における使用率a,bの変化を25%刻みとした例を用いて説明したが、実際には、スライスの数はより多く、使用率はより細かい刻み幅で連続的に変化させる。これにより、第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との実質的な境界BR付近を中心にその境界付近から離れた画像までを連続的に変化させ、不連続なバウンダリアーチファクトを低減させることができる。また、この処理は、単純な画像同士の混ぜ合せではなく、ミッシングコーンによる対向データの不足を補うようにスキャンデータを補完し合って混ぜ合わせた後に、それらのスキャンデータに基づいて画像を再構成するので、画像上にいわゆるボケが発生しにくい。
また、ここでは、再構成面における各画素をスキャンデータすなわち投影データの逆投影によって再構成する際に、X線パスがその画素を通る対向データについて重み付けを行う。この重み付けは、X線パスのコーン角、すなわちそのX線パスの再構成面に対する角度に応じて行う。一般的には、X線パスのコーン角が大きいほどその投影データに乗算する重みを小さくし、X線パスのコーン角が小さいほどその投影データに乗算する重みを大きくする。これは、原理的に、逆投影する投影データのX線パスが再構成面と平行に近い方向であるほど、再構成される画素の値が精度よく求められるので、再構成面とX線パスとの成す角度が小さいほどその投影データの寄与率を上げるために行うものである。以下、投影データの重み付けの具体例について図を参照しながら説明する。
図8は、隣り合う第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との重複領域が比較的大きい場合のデータ収集系のジオメトリを示す図である。また、図9は、隣り合う第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との重複領域が比較的小さい場合のデータ収集系のジオメトリを示す図である。これらの図が示すジオメトリにおいて、第1スキャン中心位置C1と第2スキャン中心位置C2との実質的な境界すなわち中間に位置するスライスAB0の再構成面における画素pを再構成する場合を考える。図8に示すように、第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との重複領域が大きい場合、X線パスが画素pを通る対向データは、第1スキャン領域R1に対するスキャンの実測データと第2スキャン領域R2に対するスキャンの実測データとにより構成される。また、図9に示すように、第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との重複領域が小さい場合、X線パスが画素pを通る対向データは、第1スキャン領域R1に対するスキャンの実測データと第2スキャン領域R2に対するスキャンの実測データから外挿で得られた外挿データとにより構成される。いずれの場合においても、画素pが再構成面の中心でないとき、その対向データは、X線パスのコーン角が相対的に小さいγ1である投影データP1と、X線パスのコーン角が相対的に大きいγ2である投影データP2とにより構成される。この場合、投影データP1に対する重みW1は相対的に大きくし、投影データP2に対する重みW2(γ1,γ2)は相対的に小さくする。一例としては、重みW1(γ1,γ2)=γ2×γ2/(γ1×γ1+γ2×γ2)、重みW2=γ1×γ1/(γ1×γ1+γ2×γ2)とする。
ステップS10では、再構成された画像を表示する。例えば、撮影範囲SRにおける各スライスの画像をz軸方向に並べた3次元画像におけるMPR画像を生成して画面に表示する。
以上、上記の実施形態によれば、z軸方向に互いに隣り合う第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との実質的な境界BRを含む領域内の各位置におけるスライスに対応した画像を、第1及び第2スキャンデータD1,D2を用いて再構成することとし、この際、第1及び第2スキャン中心位置C1,C2に対する当該スライスの位置に応じて第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aと第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bとを決定する。例えば、上記スライスの位置が第1スキャン領域R1内にあるときは、第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aは100%とし、さらに、上記スライスの位置が第1スキャン中心位置C1に近いほど第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bを低くする。また、上記スライスの位置が第2スキャン領域R2内にあるときは、第2スキャンデータD2のビュー角度範囲における使用率bは100%とし、さらに、上記スライスの位置が第2スキャン中心位置C2に近いほど第1スキャンデータD1のビュー角度範囲における使用率aを低くする。これにより、第1スキャン領域R1と第2スキャン領域R2との実質的な境界の画像を中心にその境界から離れた画像までを連続的に変化させ、不連続なバウンダリアーチファクトを低減させることができる。また、この処理は、単純な画像同士の混ぜ合せではなく、ミッシングコーンによるスキャンデータの不足を補うようにスキャンデータを補完し合って混ぜ合わせた後に、それらのスキャンデータに基づいて画像を再構成するので、画像上でいわゆるボケが発生しにくい。
また、上記の実施形態によれば、スキャン領域が隣り合う2つのスキャンごとに、1つ目のスキャンと次のスキャンとで、スキャンデータが収集されるビュー角度範囲の中心角度が実質的に180度ずれるように制御することで、収集されるスキャンデータのビュー角度範囲が、それぞれのスキャンでのミッシングコーンを補完するような位置関係を取ることができる。その結果、画像再構成の際に、コーンビームアーチファクトを抑制し、再構成画像におけるz軸方向で不連続となる要素を低減して、バウンダリアーチファクトを抑えることができる。
また、上記の実施形態によれば、再構成面における各画素をスキャンデータ(投影データ)の逆投影によって再構成する際に、X線パスがその画素を通る対向データについて重み付けを行う。この重み付けは、一般的には、X線パスのコーン角が大きいほどその投影データに乗算する重みを小さくし、X線パスのコーン角が小さいほどその投影データに乗算する重みを大きくする。これにより、再構成面とX線パスとの成す角度が小さいほどその投影データの寄与率を上げて、再構成される画素の値を精度よく求めることができる。
なお、発明は上記の実施形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態にて実施可能である。
例えば、上記の実施形態に係る心拍同期撮影のタイムチャートは、単なる一例であり、ガントリ20の回転やテーブル10の移動に関する制御は、種々のパターン(pattern)を取り得る。すなわち、ガントリ20の回転速度やテーブル10の移動速度は、可変であってもよい。
また例えば、上記の実施形態では、一つのスキャンと次のスキャンとでスキャンデータが収集されるビュー角度範囲の中心角度が実質的に180度ずれるように制御しているが、このずれ量は180度に限定されず、たとえ僅かであってもよい。ずれ量がない場合と比較してずれ量が少しでもあれば、補完し合うことができるスキャンデータは増大する。したがって、一つ目のスキャンと次のスキャンとでガントリ回転角度を“意図的にずらす制御”を行うだけでも効果があり、さらに、そのずれ量を“180度に近づける制御”を行えば、より効果が大きくなる。
また例えば、コンピュータを、このようなX線CT装置100における各部として機能させるためのプログラムや、このプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体などもまた、発明の実施形態の一例である。
また例えば、上記の実施形態は、X線CT装置であるが、発明は、X線CT装置とPET(Positron Emission Tomography)またはSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)とを組み合わせたPET−CT装置やSPECT−CT装置などにも適用可能である。
1 操作コンソール
2 入力装置
3 データ処理装置
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 記憶装置
10 テーブル
12 クレードル
15 回転部
20 ガントリ
21 X線管
22 X線コントローラ
23 アパーチャ
24 X線検出器
25 検出器コントローラ
26 回転部コントローラ
28 X線検出装置
29 制御コントローラ
30 スリップリング
31 撮影条件設定部
32 スキャン制御
33 画像再構成部
37 表示制御部
40 被検体
41 操作者
51 心拍計
81 X線
100 X線CT装置

Claims (7)

  1. 被検体の周りを回転する放射線源及び検出器を含むデータ収集系を用いて前記被検体の心拍同期撮影を行う放射線断層撮影装置であって、
    前記被検体の体軸方向における第1の位置を中心とした第1のスキャン領域を前記被検体の心拍に同期してスキャンする第1のスキャンにより第1のスキャンデータを得るとともに、前記第1のスキャン領域に隣接または一部が重複しており前記体軸方向における第2の位置を中心とした第2のスキャン領域を前記心拍に同期してスキャンする第2のスキャンにより第2のスキャンデータを得るよう、前記データ収集系を制御する制御手段と、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間におけるスライスに対応した画像を、前記第1及び第2のスキャンデータを用いて再構成する再構成手段であって、前記第1及び第2の位置に対する該スライスの位置に応じて前記第1のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率と前記第2のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率とを決定する再構成手段と、を備え
    前記第1及び第2のスキャンは、180度+放射線ファンビーム角分のビュー角度範囲のスキャンデータを得るものであり、
    前記制御手段は、前記第1のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度と前記第2のスキャンにおけるビュー角度範囲の中心角度との差分が90度以上になるよう、前記データ収集系を制御するものであり、
    前記第1のスキャンデータとして、前記第2のスキャンデータのビュー角度範囲に含まれないデータが使用されるように前記第1のスキャンデータの使用率が決定され、前記第2のスキャンデータとして、前記第1のスキャンデータのビュー角度範囲に含まれないデータが使用されるように前記第2のスキャンデータの使用率が決定される、放射線断層撮影装置。
  2. 前記再構成手段は、前記スライスの位置が前記第1の位置に近いほど前記第2のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率を低くし、前記スライスの位置が前記第2の位置に近いほど前記第1のスキャンデータのビュー角度範囲における使用率を低くする、請求項1に記載の放射線断層撮影装置。
  3. 前記再構成手段は、前記スライスの再構成面における画素を、該画素を通る放射線パスのスキャンデータを逆投影して再構成する際に、該放射線パスの前記再構成面に対する角度に応じて該スキャンデータの重みを変える、請求項1または請求項2に記載の放射線断層撮影装置。
  4. 前記再構成手段は、前記放射線パスの前記再構成面に対する角度が小さいほど該放射線パスのスキャンデータの重みを大きくし、該角度が大きいほど該放射線パスのスキャンデータの重みを小さくする、請求項3に記載の放射線断層撮影装置。
  5. 前記制御手段は、前記差分が実質的に180度になるよう、前記データ収集系を制御する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の放射線断層撮影装置。
  6. 前記再構成手段は、前記スライスに対応した画像を、360度分のビュー角度範囲のスキャンデータを用いて再構成する、請求項に記載の放射線断層撮影装置。
  7. コンピュータを、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線断層撮影装置における各部として機能させるためのプログラム。
JP2014200729A 2014-09-30 2014-09-30 放射線断層撮影装置及びプログラム Active JP6280851B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200729A JP6280851B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 放射線断層撮影装置及びプログラム
PCT/US2015/050902 WO2016053644A1 (en) 2014-09-30 2015-09-18 Radiation tomography apparatus and program
US15/514,895 US10537297B2 (en) 2014-09-30 2015-09-18 Radiation tomography apparatus and program for cardiac-gated imaging

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200729A JP6280851B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 放射線断層撮影装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016067637A JP2016067637A (ja) 2016-05-09
JP6280851B2 true JP6280851B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=54200127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014200729A Active JP6280851B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 放射線断層撮影装置及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10537297B2 (ja)
JP (1) JP6280851B2 (ja)
WO (1) WO2016053644A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108226195B (zh) * 2017-12-28 2023-10-13 清华大学 Ct检查系统和ct成像方法
CN108120729B (zh) * 2017-12-28 2024-04-02 清华大学 Ct检查系统和ct成像方法

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4398251A (en) * 1974-12-19 1983-08-09 Emi Limited Radiography
IL98945A0 (en) * 1991-07-24 1992-07-15 Elscint Ltd Multiple slice ct scanner
JP2001512346A (ja) * 1997-02-20 2001-08-21 ピッカー メディカル システムズ リミテッド 走査軸変位型らせんスキャナ
DE19832276C2 (de) * 1998-07-17 2002-10-24 Siemens Ag Verfahren zur Rekonstruktion von aus mittels eines CT-Gerätes durch Spiralabtastung gewonnenen Meßwerten
JP3866431B2 (ja) * 1999-02-17 2007-01-10 株式会社東芝 X線ct装置
DE19919423B4 (de) * 1999-04-28 2005-07-28 Siemens Ag Computertomographie(CT)-Gerät
JP2001076169A (ja) 1999-09-03 2001-03-23 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd 3次元イメージ生成方法およびx線ct装置
JP4726287B2 (ja) * 1999-10-20 2011-07-20 株式会社日立メディコ マルチスライスx線ct装置
US6628742B2 (en) * 2000-09-29 2003-09-30 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Cardiac helical half scan reconstructions for multiple detector row CT
US6421411B1 (en) * 2001-05-10 2002-07-16 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Methods and apparatus for helical image artifact reduction
US7103134B2 (en) * 2001-12-28 2006-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Computed tomography apparatus
WO2003101301A1 (fr) * 2002-06-03 2003-12-11 Hitachi Medical Corporation Dispositif tomodensitometre rayons x a tranches multiples
US6865250B2 (en) 2002-12-23 2005-03-08 Ge Medical Systems Global Technology Company Llc High pitch cardiac helical scan with extended reconstruction windows
JP4222930B2 (ja) * 2003-12-10 2009-02-12 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 3次元逆投影方法および装置並びにx線ct装置
JP4828839B2 (ja) * 2005-03-07 2011-11-30 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置、画像処理装置及び画像処理方法
US7313215B2 (en) * 2005-06-06 2007-12-25 General Electric Company Step-and-shoot cardiac CT imaging
US7570733B2 (en) * 2005-06-10 2009-08-04 General Electric Company Step-and-shoot cardiac CT imaging
JP2007054372A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置
JP4639143B2 (ja) * 2005-11-30 2011-02-23 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線ct装置およびその制御方法
US7542541B2 (en) * 2006-10-20 2009-06-02 General Electric Company View weighting methods and apparatus
US7415093B2 (en) * 2006-10-30 2008-08-19 General Electric Company Method and apparatus of CT cardiac diagnostic imaging using motion a priori information from 3D ultrasound and ECG gating
JP5220368B2 (ja) * 2007-09-03 2013-06-26 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー X線ct装置
JP5142664B2 (ja) * 2007-10-25 2013-02-13 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置
US8098916B2 (en) * 2007-10-30 2012-01-17 General Electric Company System and method for image-based attenuation correction of PET/SPECT images
JP5605985B2 (ja) * 2008-09-26 2014-10-15 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置
CN102245107A (zh) * 2008-12-15 2011-11-16 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于放大的3d视场的半圆反向偏移扫描
US8224056B2 (en) * 2009-12-15 2012-07-17 General Electronic Company Method for computed tomography motion estimation and compensation
US8184775B1 (en) * 2010-10-29 2012-05-22 General Electric Company Dynamic collimator for wide coverage and low dose cardiac CT imaging
EP2666122A4 (en) * 2011-01-21 2018-01-24 Mercury Systems Inc. Optimized implementation of back projection for computed tomography (ct)
US8615121B2 (en) * 2011-05-31 2013-12-24 General Electric Company Reconstruction of projection data to generate tomographic images having improved frequency characteristics
DE102011081167A1 (de) * 2011-07-01 2013-01-03 Siemens Aktiengesellschaft Rückprojektion eines Projektionsbilddatensatzes mit tiefenabhängiger Filterung
JP6125148B2 (ja) * 2012-03-14 2017-05-10 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 画像生成方法、画像生成装置および放射線断層撮影装置並びにプログラム
US9235907B2 (en) * 2012-03-20 2016-01-12 Juan C. Ramirez Giraldo System and method for partial scan artifact reduction in myocardial CT perfusion
US20140016847A1 (en) * 2012-07-13 2014-01-16 General Electric Company Multi-phase computed tomography image reconstruction
JP6012577B2 (ja) * 2013-09-30 2016-10-25 富士フイルム株式会社 画像処理装置、放射線画像撮影システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法
US9861332B2 (en) * 2014-09-19 2018-01-09 Fujifilm Corporation Tomographic image generation device and method, and recording medium
JP6273241B2 (ja) * 2015-09-24 2018-01-31 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 放射線断層撮影方法及び装置並びにプログラム
JP6719247B2 (ja) * 2016-03-28 2020-07-08 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 放射線断層撮影装置及びその制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20170238893A1 (en) 2017-08-24
WO2016053644A1 (en) 2016-04-07
US10537297B2 (en) 2020-01-21
JP2016067637A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6273241B2 (ja) 放射線断層撮影方法及び装置並びにプログラム
JP5184784B2 (ja) X線ct装置
JP2006068523A (ja) 検査対象の断層撮影によるスライス画像の作成方法およびコンピュータ断層撮影装置
JP6181045B2 (ja) X線ct装置及び画像再構成方法
JP2007000408A (ja) X線ct装置
JP2008043739A (ja) X線ct装置及びそのデータ処理方法
JP2009538205A (ja) 動的コンピュータ断層撮像
JP2010115475A (ja) コンピュータ断層撮影装置及び方法
JPWO2015022888A1 (ja) 放射線断層像撮影装置
JP2004313655A (ja) 放射線計算断層画像装置および断層画像生成方法
JP5637768B2 (ja) コンピュータ断層撮影画像の生成方法およびコンピュータ断層撮影装置
JP5209210B2 (ja) X線ct装置
JP5132774B2 (ja) X線ct装置
JP6280851B2 (ja) 放射線断層撮影装置及びプログラム
US20170084059A1 (en) Image Generating Apparatus, Radiation Tomography Imaging Apparatus, and Image Generating Method and Program
JP2005137390A (ja) Ct画像生成方法およびx線ct装置
JP2008012129A (ja) X線ct装置
JP5858760B2 (ja) X線ct装置
JP2012170736A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP6719247B2 (ja) 放射線断層撮影装置及びその制御プログラム
JP2007159958A (ja) 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置
JP6199118B2 (ja) X線ct装置及び医用画像処理方法
JP2012055606A (ja) X線ct装置
JP2016064049A (ja) 放射線断層撮影装置及びプログラム
JP5203750B2 (ja) 心電同期スキャン方法及びx線コンピュータ断層撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6280851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250