JP2001076169A - 3次元イメージ生成方法およびx線ct装置 - Google Patents

3次元イメージ生成方法およびx線ct装置

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JP2001076169A
JP2001076169A JP24960599A JP24960599A JP2001076169A JP 2001076169 A JP2001076169 A JP 2001076169A JP 24960599 A JP24960599 A JP 24960599A JP 24960599 A JP24960599 A JP 24960599A JP 2001076169 A JP2001076169 A JP 2001076169A
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Natsuko Satou
夏子 佐藤
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段状アーチファクトやヘリカルアーチファ
クトを低減する。 【解決手段】 隣接して並ぶ複数の2次元イメージを基
に3次元モデルを構築し、その3次元モデル中に含まれ
る構造物の表面を抽出し、その表面を構成するポリゴン
の法線ベクトルVを求め、隣接する2次元イメージの境
界に近い法線ベクトルVに対しては前記2次元イメージ
の隣接方向成分を小さくする補正を施し、その補正後の
法線ベクトルV’を用いてシェーディングを行う。 【効果】 3次元イメージ上で斜めに走る血管が階段状
に見えたり、球の3次元イメージに螺旋状の溝が見えた
りすることを抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元イメージ生
成方法およびX線CT装置に関し、さらに詳しくは、3
次元イメージ上で斜めに走る血管が階段状に見える「階
段状アーチファクト」や球の3次元イメージに螺旋状の
溝が見える「ヘリカルアーチファクト」を低減すること
が出来る3次元イメージ生成方法およびX線CT装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すようにCT値が分布した構造
物を想定する。この構造物中で、CT値が“70”以上
の構造物の表面は、破線で示すように斜めに走ってい
る。そこで、CT値が“70”以上の構造物の表面を抽
出すると、理論的には、図6に示すような斜め線の表面
H1,H2となるはずである。
【0003】図7は、図6に示す構造物をX線CT装置
でスキャンして得られた第1スライス〜第3スライスの
CTイメージにおけるCT値を表している。図7の各ス
ライスの1つの画素のCT値は、対応する図6の領域の
3つのCT値の積の立方根になっている。z方向は、C
Tイメージの隣接方向(スライスの隣接方向)である。
【0004】図7の複数のCTイメージからCT値が
“70”以上の構造物の3次元イメージを生成する場
合、まず、図8に示すように、実測CT値の間の補間デ
ータをリニア補間により求めて、3次元モデルを構築す
る。次に、図9に示すように、前記3次元モデル中に含
まれるCT値が“70”以上の構造物の表面h1,h2
を抽出する。次に、前記表面h1,h2を構成するポリ
ゴンの法線ベクトルを求め、その法線ベクトルを用いて
シェーディングを行い、3次元イメージを生成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した表面h
1,h2は、図6に示した実際の表面H1,H2と異な
り、階段状になっている。このように斜めになるべき線
が階段状になる「階段状アーチファクト」は、パーシャ
ルボリューム(観測されるCT値が、対応する領域の平
均的なCT値になるため、実際と異なる分布になる可能
性がある)およびリニア補間(実測値と実測値の間でC
T値が線形に変化すると仮定するため、実際と異なる分
布になる可能性がある)に起因するものである。また、
球の3次元イメージに螺旋状の溝が見える「ヘリカルア
ーチファクト」が生じるのも同じ理由による。そこで、
本発明の目的は、上記「階段状アーチファクト」や「ヘ
リカルアーチファクト」を低減することが出来る3次元
イメージ生成方法およびX線CT装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、隣接して並ぶ複数の2次元イメージを基に3次元モ
デルを構築し、その3次元モデル中に含まれる構造物の
表面を抽出し、その表面を構成するポリゴンの法線ベク
トルを求め、隣接する2次元イメージの境界に近い法線
ベクトルに対しては前記2次元イメージの隣接方向成分
を小さくする補正を施し、その補正後の法線ベクトルを
用いてシェーディングを行うことを特徴とする3次元イ
メージ生成方法を提供する。図6と図9とを比較すれば
判るように、隣接する2次元イメージの境界線に交差す
る斜めの線の角度は、図6での角度(実際の角度)より
も図9での角度(算出した角度)が浅くなっている。そ
れ故、斜めの線が「階段状」に見えたり、螺旋状の溝が
見えたりする。そこで、上記第1の観点の3次元イメー
ジ生成方法では、表面を構成するポリゴンの法線ベクト
ルをそのまま使わずに、補正して使う。すなわち、隣接
する2次元イメージの境界に近い法線ベクトルに対して
は、前記2次元イメージの隣接方向成分を小さくする補
正を施す。この補正は、隣接する2次元イメージの境界
線に斜めの線が交差する角度を、実際の角度に近づけ
る。よって、上記「階段状アーチファクト」や「ヘリカ
ルアーチファクト」を、見かけ上、低減することが出来
る。
【0007】第2の観点では、本発明は、隣接して並ぶ
複数のCTイメージを基に3次元モデルを構築する3次
元モデル構築手段と、前記3次元モデル中に含まれる構
造物の表面を抽出する表面抽出手段と、前記構造物の表
面を構成するポリゴンの法線ベクトルを求めると共に隣
接するCTイメージの境界に近い法線ベクトルに対して
は前記CTイメージの隣接方向成分を小さくする補正を
施しその補正後の法線ベクトルを用いてシェーディング
を行うシェーディング手段とを具備したことを特徴とす
るX線CT装置を提供する。上記第2の観点のX線CT
装置では、前記第1の観点の3次元イメージ生成方法を
好適に実施できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して発明の実施の
形態を説明する。なお、これにより本発明が限定される
ものではない。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係るX線C
T装置100の構成を示すブロック図である。スキャナ
装置1aは、患者Hを異なるスライス(平板状の断層撮
像領域)位置でスキャンし、複数のスライスのスキャン
データを収集する。画像蓄積手段1bは、前記スキャン
データを蓄積する。画像表示装置101は、画像処理装
置2と,表示器3と,入力装置4とを具備して構成され
ている。前記画像処理装置2は、CTイメージ作成表示
部2aと,3次元モデル構築部2bと,CT値範囲入力
部2cと,表面抽出部2dと,視点位置・視野中心線方
向入力部2eと,シェーディング部2fと,3次元イメ
ージ表示部2gとを含んでいる。
【0010】前記CTイメージ作成表示部2aは、前記
複数のスライスのスキャンデータを処理して、図2に示
すように、各スライスのCTイメージS1,S2,…を
作成する。また、操作者が選択したCTイメージを表示
器3に表示する。
【0011】前記3次元モデル構築部2bは、隣接する
複数のCTイメージS1,S2,…から3次元モデルを
構築する。その際、図8に示すように、実測CT値の間
の補間データをリニア補間により求める。
【0012】操作者は、抽出したい体内組織のCT値範
囲を前記CTイメージから読み取り、そのCT値範囲を
入力装置4から入力する。例えば「CT値“70”以
上」を入力する。前記CT値範囲入力部2cは、入力さ
れたCT値範囲を受け取り、前記表面抽出部2dに渡
す。前記表面抽出部2dは、入力されたCT値範囲の体
内組織の表面を前記3次元モデル中から抽出する。例え
ば、図3に示すように「CT値“70”以上」の構造物
の表面h1,h2を抽出する。
【0013】操作者は、抽出した体内組織を観察する視
点位置を定め、その視点位置を入力装置4から入力す
る。また、視野中心線方向を入力装置4から入力する。
前記視点位置・視野中心線方向入力部2eは、入力され
た視点位置および視野中心線方向を受け取り、前記シェ
ーディング部2fに渡す。
【0014】前記シェーディング部2fは、図3に示す
ように、前記表面h1,h2を構成するポリゴンの法線
ベクトルVを求める。そして、法線ベクトル補正処理を
実行する。すなわち、隣接するCTイメージの境界に近
い法線ベクトルV(黒い頭の矢印)に対してはCTイメ
ージの隣接方向成分(z方向成分)を小さくする補正
(例えば、z方向成分を1/2にする補正)を施し、図
4に示すように、補正した法線ベクトルV’を求め
る。。そして、CTイメージの中央では元の法線ベクト
ルV(白い頭の矢印)を用い、隣接するCTイメージの
境界近傍では補正した法線ベクトルV’(黒い頭の矢
印)を用い、さらに、前記視点位置および視野中心線方
向と光源とを考慮してシェーディングを行い、3次元イ
メージを生成する。前記3次元イメージ表示部2gは、
前記3次元イメージを表示する。
【0015】上記X線CT装置100によれば、表面h
1,h2を構成するポリゴンの法線ベクトルVをそのま
ま使わずに、隣接するCTイメージの境界に近い法線ベ
クトルV(黒い頭の矢印)に対しては、CTイメージの
隣接方向成分を小さくする補正を施す。この補正は、隣
接する2次元イメージの境界線に斜めの線が交差する角
度を、実際の角度に近づける。よって、「階段状アーチ
ファクト」を、見かけ上、低減することが出来る。同様
に、「ヘリカルアーチファクト」も低減できる。
【0016】
【発明の効果】本発明の3次元イメージ生成方法および
X線CT装置によれば、3次元イメージ上で斜めに走る
血管が階段状に見える「階段状アーチファクト」や球の
3次元イメージに螺旋状の溝が見える「ヘリカルアーチ
ファクト」を低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるX線CT装置の構
成図である。
【図2】3次元イメージの基となる複数のCTイメージ
を示す模式図である。
【図3】抽出した体内組織の表面とその表面を構成する
ポリゴンの法線ベクトルの概念図である。
【図4】法線ベクトルの補正を示す説明図である。
【図5】スキャン対象のCT値分布の例示図である。
【図6】CT値“70”以上の体内組織の表面の位置の
例示図である。
【図7】図5のスキャン対象をスキャンして得られる各
スライスのCT値の例示図である。
【図8】3次元モデルを構築するために実測CT値の間
に補間データを挿入した状態の説明図である。
【図9】CT値“70”以上の体内組織の表面が階段状
に見える「階段状アーチファクト」の説明図である。
【符号の説明】
100 X線CT装置 101 画像表示装置 1a スキャナ装置 1b 画像蓄積装置 2 画像処理装置 2a CTイメージ作成表示部 2b 3次元モデル構築部 2c CT値範囲入力部 2d 表面抽出部 2e 視点位置・視野中心線方向入力部 2f シェーディング部 2g 3次元イメージ表示部 3 表示器 4 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA13 DA02 EE01 FD07 FD09 FF43 FG05 5B057 AA09 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB17 CC04 CE01 CE10 5B080 AA20 GA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接して並ぶ複数の2次元イメージを基
    に3次元モデルを構築し、その3次元モデル中に含まれ
    る構造物の表面を抽出し、その表面を構成するポリゴン
    の法線ベクトルを求め、隣接する2次元イメージの境界
    に近い法線ベクトルに対しては前記2次元イメージの隣
    接方向成分を小さくする補正を施し、その補正後の法線
    ベクトルを用いてシェーディングを行うことを特徴とす
    る3次元イメージ生成方法。
  2. 【請求項2】 隣接して並ぶ複数のCTイメージを基に
    3次元モデルを構築する3次元モデル構築手段と、前記
    3次元モデル中に含まれる構造物の表面を抽出する表面
    抽出手段と、前記構造物の表面を構成するポリゴンの法
    線ベクトルを求めると共に隣接するCTイメージの境界
    に近い法線ベクトルに対しては前記CTイメージの隣接
    方向成分を小さくする補正を施しその補正後の法線ベク
    トルを用いてシェーディングを行うシェーディング手段
    とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
JP24960599A 1999-09-03 1999-09-03 3次元イメージ生成方法およびx線ct装置 Pending JP2001076169A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004024002A1 (ja) * 2002-09-13 2004-03-25 Hitachi Medical Corporation 螺旋ct装置
JP2007301218A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Toshiba Corp 超音波診断装置、画像データ表示装置及び3次元画像データ生成方法
US10537297B2 (en) 2014-09-30 2020-01-21 General Electric Company Radiation tomography apparatus and program for cardiac-gated imaging

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