JP4138034B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元イメージ作成方法,3次元イメージ作成装置および医用画像診断装置に関し、さらに詳しくは、最適の3次元イメージを短時間で作成することが出来る3次元イメージ作成方法,3次元イメージ作成装置および医用画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のX線CT(Computed Tomography)装置の一例を示す構成図である。
このX線CT装置500は、スキャナ装置1と,処理装置52と,表示装置3と,入力装置4とを具備して構成されている。
前記処理装置52は、2次元イメージ作成部2aと,CT値範囲入力部52eと,3次元イメージ作成部2fとを含んでいる。
【0003】
スキャナ装置1は、患者Kを異なるスライス(平板状の断層撮像領域)位置でスキャンし、複数のスライスのスキャンデータを収集する。
処理装置52の2次元イメージ作成部2aは、前記複数のスライスのスキャンデータを処理して、各スライスの2次元イメージを作成し、表示装置3に表示する。
操作者は、2次元イメージ中の関心領域のCT値を読み取って、3次元イメージを作成したいCT値範囲を決定し、入力装置4から入力する。
処理装置52のCT値範囲入力部52eは、入力されたCT値範囲を受け取り、3次元イメージ作成部2fに渡す。
処理装置52の3次元イメージ作成部2fは、前記CT値範囲の画素を各スライスの2次元イメージのデータから抽出して、3次元イメージを作成し、その3次元イメージを表示装置3に表示する。
【0004】
図9は、上記X線CT装置500を用いて3次元イメージを作成する手順のフロー図である。
ステップV1では、操作者が、入力装置4を用いて、表示装置3に表示された各スライスの2次元イメージの中から3次元イメージの基となる複数の2次元イメージを選択する。図10に、選択された2次元イメージS1〜S7を例示する。
ステップV2では、操作者が、入力装置4を用いて、上記選択した2次元イメージS1〜S7中の適当な一つの2次元イメージを選択する。図11に、選択された2次元イメージS3を例示する。図中、Zは、臓器である。
ステップV54では、操作者が、上記選択した2次元イメージS3中の関心部位(3次元イメージを作成したい部位。例えば臓器Z)に含まれる画素のCT値を読み取って、CT値範囲を定め、それを入力装置4から入力する。例えば、臓器Zに含まれる画素のCT値範囲が“300以上”であったなら、CT値範囲の下限値Lとして“300”を入力する(必要なら、さらに上限値を入力してもよい)。
ステップV59では、処理装置52の3次元イメージ作成部2fは、入力されたCT値範囲の画素を2次元イメージS1〜S7のデータから抽出して、3次元イメージを作成する。図12に、作成された3次元イメージTを例示する。図中、Bは、臓器Zの表面を走行する比較的大きな血管である。Bsは、臓器Zの表面を走行する微小血管である。
ステップV10では、処理装置52の3次元イメージ作成部2fは、作成した3次元イメージTを表示装置3に表示する。
ステップV61では、操作者が、表示装置3に表示された3次元イメージTを見て、最適か否か判断する。最適の3次元イメージTが得られたら処理を終了し、得られなかったら上記ステップV54に戻り、CT値範囲を設定し直す。
このようにして、上記ステップV54,V55,V10の処理を繰り返し、最適の3次元イメージTを得る。
【0005】
例えば、図12の例では、CT値“310”を持つ微小血管Bsまでも表示されているために観察しづらい。そこで、上記ステップV54に戻り、CT値範囲の下限値Lとして“325”を入力し直し直すと、図13に示すように微小血管Bsが消えて、見やすい最適の3次元イメージTを得ることが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のX線CT装置500では、CT値範囲を入力し直して、何回も3次元イメージを作成・表示し、最適の3次元イメージを得ている。これは、最適の3次元イメージTを得ることが出来るCT値範囲は、基になる2次元イメージデータ(または3次元ボリュームデータ)が同じでも臓器によって異なり、また、同じ臓器でも基になる2次元イメージデータ(または3次元ボリュームデータ)が異なれば異なるため、試行を繰り返さないと決定できないからである。
ところが、2次元イメージデータ(または3次元ボリュームデータ)のデータ量が膨大であるため、1回の3次元イメージの作成にもかなりの長時間がかかる。従って、何回も3次元イメージを作成・表示していると、最適の3次元イメージを得られるまでに非常に長時間を要する問題点がある。例えば、CT値範囲の下限値Lを“300”,“350”,“325”と順に入力し直した場合、3回の3次元イメージの作成を行うことになるから、1回の3次元イメージの作成に5分間かかるとすると、最適の3次元イメージを得られるまでに15分間を要することになる。
そこで、本発明の目的は、最適の3次元イメージを短時間で作成することが出来る3次元イメージ作成方法,3次元イメージ作成装置および医用画像診断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、局所領域用画素値範囲を設定する局所領域用画素値範囲設定ステップと、前記設定された局所領域用画素値範囲の画素を複数の2次元イメージデータ又は3次元ボリウムデータの一部からなる局所領域から抽出して局所3次元イメージを作成する局所3次元イメージ作成ステップと、前記局所3次元イメージを表示する局所3次元イメージ表示ステップと、前記局所領域用画素値範囲設定ステップと前記局所3次元イメージ作成ステップと前記3次元イメージ表示ステップとを繰り返すことにより全領域用画素値範囲を決定する全領域用画素値範囲決定ステップと、前記決定された全領域用画素値範囲の画素を前記複数の2次元イメージデータ又は前記3次元ボリウムデータの全体から抽出して3次元イメージを作成する3次元イメージ作成ステップとを有することを特徴とする3次元イメージ作成方法を提供する。
上記第1の観点による3次元イメージ作成方法では、画素値範囲を入力し直して何回も3次元イメージを作成・表示する試行処理と,最適の3次元イメージを作成・表示する最終処理とを別の処理とする。そして、前記試行処理では、局所領域のデータのみを用いて局所3次元イメージを作成し表示する。局所領域のデータのみならデータ量が少ないため、処理時間は短時間ですみ、何回も繰り返しても気にならない。そして、前記最終処理では、全体のデータを用いて3次元イメージを作成するから、目的の3次元イメージが得られる。従って、最適の3次元イメージを短時間で作成できることとなる。
【0008】
第2の観点では、本発明は、局所領域用画素値範囲を設定する局所領域用画素値範囲設定手段と、前記設定された局所領域用画素値範囲の画素を複数の2次元イメージデータ又は3次元ボリウムデータの一部からなる局所領域から抽出して局所3次元イメージを作成する局所3次元イメージ作成手段と、前記局所3次元イメージを表示する局所3次元イメージ表示手段と、前記局所3次元イメージの表示に基づいて決定された全領域用画素値範囲を設定する全領域用画素値範囲設定手段と、前記設定された全領域用画素値範囲の画素を前記複数の2次元イメージデータ又は前記3次元ボリウムデータの全体から抽出して3次元イメージを作成する3次元イメージ作成手段とを具備することを特徴とする3次元イメージ作成装置を提供する。
上記第2の観点による3次元イメージ作成装置では、局所領域用画素値範囲設定手段と,局所3次元イメージ作成手段と,局所3次元イメージ表示手段とを用いて、局所領域用画素値範囲を入力し直して、何回も局所3次元イメージを作成・表示する。そして、満足できる局所3次元イメージを作成できる画素値範囲が判ったら、全領域用画素値範囲設定手段と,3次元イメージ作成手段とを用いて、最適の3次元イメージを作成する。前記局所3次元イメージの作成を試行する処理では、局所領域のデータのみを用いて局所3次元イメージを作成し表示するが、局所領域のデータのみならデータ量が少ないため、局所3次元イメージの作成時間は短時間ですみ、何回も繰り返しても気にならない。そして、前記最適の3次元イメージを作成する処理では、全体のデータを用いて3次元イメージを作成するから、目的の3次元イメージが得られる。従って、最適の3次元イメージを短時間で作成できることとなる。
【0009】
第3の観点では、本発明は、被検体を撮像して得られた複数の2次元イメージ中から選択されるか又は3次元ボリウムデータから作成された1以上の2次元イメージを用いて前記複数の2次元イメージデータ又は3次元ボリウムデータの一部からなる局所領域を設定する局所領域設定手段と、局所領域用画素値範囲を設定する局所領域用画素値範囲設定手段と、前記局所領域用画素値範囲の画素を前記局所領域から抽出して局所3次元イメージを作成する局所3次元イメージ作成手段と、前記局所3次元イメージを表示する局所3次元イメージ表示手段と、前記局所3次元イメージの表示に基づいて決定した全領域用画素値範囲を設定する全領域用画素値範囲設定手段と、前記設定された全領域用画素値範囲の画素を前記複数の2次元イメージデータ又は前記3次元ボリウムデータの全体から抽出して3次元イメージを作成する3次元イメージ作成手段とを具備することを特徴とする医用画像診断装置を提供する。
上記第3の観点による医用画像診断装置では、局所領域設定手段と,局所領域用画素値範囲設定手段と,局所3次元イメージ作成手段と,局所3次元イメージ表示手段とを用いて、局所領域用画素値範囲を入力し直して、何回も局所3次元イメージを作成・表示する。そして、満足できる局所3次元イメージを作成できる画素値範囲が判ったら、全領域用画素値範囲設定手段と,3次元イメージ作成手段とを用いて、最適の3次元イメージを作成する。前記局所3次元イメージの作成を試行する処理では、局所領域のデータのみを用いて局所3次元イメージを作成し表示するが、局所領域のデータのみならデータ量が少ないため、局所3次元イメージの作成時間は短時間ですみ、何回も繰り返しても気にならない。そして、前記最適の3次元イメージを作成する処理では、全体のデータを用いて3次元イメージを作成するから、目的の3次元イメージが得られる。従って、最適の3次元イメージを短時間で作成することが出来る。このように、診断に好都合な3次元イメージを短時間で入手できるようになるから、診断効率を向上できることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態にかかるX線CT装置を示す構成図である。
このX線CT装置100は、スキャナ装置1と,処理装置2と,表示装置3と,入力装置4とを具備して構成されている。
前記処理装置2は、2次元イメージ作成部2aと,局所領域設定部2bと,局所領域用CT値範囲入力部2cと,局所3次元イメージ作成部2dと,全領域用CT値範囲入力部2eと,3次元イメージ作成部2fとを含んでいる。
【0012】
スキャナ装置1は、患者Kを異なるスライス位置でスキャンし、複数のスライスのスキャンデータを収集する。
処理装置2の2次元イメージ作成部2aは、前記複数のスライスのスキャンデータを処理して、各スライスの2次元イメージを作成し、表示装置3に表示する。
処理装置2の局所領域設定部2bは、2次元イメージ中の一部に局所領域(図3のY)を設定する。
操作者は、2次元イメージ中の関心部位(臓器Z)のCT値を読み取って、局所領域用CT値範囲を決定し、入力装置4から入力する。
処理装置2の局所領域用CT値範囲入力部2cは、入力された局所領域用CT値範囲を受け取り、局所3次元イメージ作成部2dに渡す。
処理装置2の局所3次元イメージ作成部2dは、前記局所領域用CT値範囲の画素を前記各スライスの2次元イメージの局所領域(図4のY)のデータから抽出して、局所3次元イメージ(図5のP)を作成し、その局所3次元イメージを表示装置3に表示する。
操作者は、局所3次元イメージを見て、局所領域用CT値範囲を入力装置4から入力し直し、最適の3次元イメージを得られるようなCT値範囲すなわち全領域用CT値範囲を決定し、それらを入力装置4から入力する。
処理装置2の全領域用CT値範囲入力部2eは、入力された全領域用CT値範囲を受け取り、3次元イメージ作成部2fに渡す。
処理装置2の3次元イメージ作成部2fは、前記全領域用CT値範囲の画素を前記各スライスの2次元イメージの全領域のデータから抽出して、3次元イメージ(図7のT)を作成し、その3次元イメージを表示装置3に表示する。
【0013】
図2は、このX線CT装置100を用いて3次元イメージを作成する手順のフロー図である。
ステップV1では、操作者が、入力装置4を用いて、表示装置3に表示された各スライスの2次元イメージの中から3次元イメージの基となる複数の2次元イメージを選択する。説明の都合上、先に図10を参照して説明した2次元イメージS1〜S7を選択したものとする。これらの2次元イメージS1〜S7は、スライス位置が近接し且つ連続しているものを選択するのが好ましい。
ステップV2では、操作者が、入力装置4を用いて、上記選択した2次元イメージS1〜S7中の適当な一つの2次元イメージ(例えば図10のS3)を選択する。この2次元イメージは、関心部位(臓器Z)が明確に現れたものを選択するのが好ましい。
ステップV3では、上記ステップV2で選択した2次元イメージ上で局所領域を設定する。例えば、図3に示すように、関心部位(臓器Z)の特徴を最もよく表していると思われる一部を局所領域Yとして設定する。この設定は、例えば、操作者が、2次元イメージ上で、局所領域Yの輪郭をカーソルで描くことにより行う。設定された局所領域Yは、図4に示すように、全ての2次元イメージS1〜S7に適用される。図中のYTは、3次元に拡張した局所領域である。
【0014】
ステップV4では、操作者が、関心部位(臓器Z)に含まれる画素のCT値を読み取って、局所領域用CT値範囲を定め、それを入力装置4から入力する。例えば、関心部位(臓器Z)に含まれる画素のCT値範囲が“300以上”であったなら、局所領域用CT値範囲の下限値Jとして“300”を入力する(必要なら、さらに上限値を入力してもよい)。
【0015】
ステップV5では、処理装置2の局所3次元イメージ作成部2dは、2次元イメージS1〜S7のデータの局所領域Yに存在し且つ局所領域用CT値範囲の画素を抽出し、局所3次元イメージを作成する。なお、局所3次元イメージは、局所領域Yに限定して作成されるから、短時間で作成できる(ほぼリアルタイムで処理できる)。
ステップV6では、処理装置2の局所3次元イメージ作成部2dは、作成した局所3次元イメージPを表示装置3に表示する。
図5に、作成・表示された局所3次元イメージPを例示する。図中、Bは、臓器Zの表面を走行する比較的大きな血管である。Bsは、臓器Zの表面を走行する微小血管である。
【0016】
ステップV7では、操作者が、表示装置3の画面を見て、最適の3次元イメージが得られるCT値範囲が判ったか否か判断する。最適の3次元イメージが得られるCT値範囲が判ったらステップV8に進み、判らなかったら(つまり、さらに試行が必要なら)上記ステップV4に戻る。
例えば、図5の例では、微小血管Bsまでも表示されているために観察しづらい。しかし、最適の3次元イメージが得られるCT値範囲が判らないので、上記ステップV4に戻り、例えば、局所領域用CT値範囲の下限値Jとして“350”を入力し直す。
図6に、下限値Jとして“350”を入力し直した局所領域用CT値範囲を用いて作成された局所3次元イメージP’を例示する。図6の例では、臓器Zの表面を走行する比較的大きな血管Bまで表示されなくなり、下限値Jとして“350”は高すぎることが判る。従って、最適の3次元イメージが得られるCT値範囲の下限値Jとして“300”と“350”の間の“325”がよいと判断できる。そこで、ステップV7からステップV8へ進む。
【0017】
ステップV8では、操作者が、全領域用CT値範囲を定め、それを入力装置4から入力する。例えば、上記ステップV7で、最適の3次元イメージが得られるCT値範囲の下限値Jとして“325”がよいと判断したなら、全領域用CT値範囲の下限値Lとして“320”を入力する。
【0018】
ステップV9では、処理装置2の3次元イメージ作成部3fは、入力されたCT値範囲の画素を2次元イメージS1〜S7の全領域から抽出して、3次元イメージを作成する。図7に、作成された3次元イメージTを例示する。この3次元イメージTは、臓器Zの表面を走行する比較的大きな血管Bは表示されるが、微小血管Bsは消えて、見やすい最適の3次元イメージになっている。
ステップV10では、処理装置2の3次元イメージ作成部3fは、作成した3次元イメージTを表示装置3に表示する。
【0019】
以上のX線CT装置100によれば、ステップV5で局所領域Yのデータのみを用いて局所3次元イメージP,P’を作成するが、局所領域Yのデータのみならデータ量が少ないため、処理時間は短時間ですむ。そして、最終的には全体のデータを用いた最適の3次元イメージTが得られる。従って、最適の3次元イメージTを短時間で作成できることとなる。
【0020】
なお、上記実施形態では、図2のステップV7からステップV4に戻るとしたが、ステップV3に戻って局所領域Yを設定し直すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、3次元イメージを作成するのに複数の2次元イメージデータを用いた場合について説明したが、3次元ボリウムデータを用いてもよい。
さらに、上記実施形態では、X線CT装置について説明したが、例えばMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などの他の医用画像診断装置に対しても、本発明を適用できる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の3次元イメージ作成方法および3次元イメージ作成装置によれば、最適の3次元イメージを得るための試行時間を短縮できる。この結果、最適の3次元イメージを短時間で作成できる。
また、本発明の医用画像診断装置によれば、診断に最適の3次元イメージを短時間で作成できるので、診断効率を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるX線CT装置を示す構成図である。
【図2】図1のX線CT装置を用いて3次元イメージを作成する手順を示すフロー図である。
【図3】一つの2次元イメージの模式図である。
【図4】局所領域の説明図である。
【図5】局所3次元イメージの概念図である。
【図6】局所3次元イメージの別の概念図である。
【図7】図1のX線CT装置で得られた3次元イメージの概念図である。
【図8】従来のX線CT装置の一例を示す構成図である。
【図9】図8のX線CT装置を用いて3次元イメージを作成する手順を示すフロー図である。
【図10】選択された複数の2次元イメージを示す模式図である。
【図11】一つの2次元イメージの模式図である。
【図12】図8のX線CT装置で得られた3次元イメージの概念図である。
【図13】図8のX線CT装置で得られた3次元イメージの別の概念図である。
【符号の説明】
100 X線CT装置
1 スキャナ装置
2 処理装置
2a 2次元イメージ作成部
2b 局所領域設定部
2c 局所領域用CT値範囲入力部
2d 局所3次元イメージ作成部
2e 全領域用CT値範囲入力部
2f 3次元イメージ作成部
3 表示装置
4 入力装置
S1〜S7 2次元イメージ
P,P’ 局所3次元イメージ
T 3次元イメージ
Y 局所領域

Claims (1)

  1. 被検体を撮像して得られた複数の2次元イメージの中から選択されるか又は3次元ボリウムデータから作成された1以上の2次元イメージを用いて前記複数の2次元イメージデータ又は3次元ボリウムデータの一部からなる局所領域を設定する局所領域設定手段と、
    局所領域用画素値範囲を設定する局所領域用画素値範囲設定手段と、
    前記局所領域用画素値範囲の画素を前記局所領域の中から抽出して局所3次元イメージを作成する局所3次元イメージ作成手段と、
    前記局所3次元イメージを表示する局所3次元イメージ表示手段と、
    前記局所3次元イメージの表示に基づいて決定された全領域用画素値範囲を設定する全領域用画素値範囲設定手段と、
    前記設定された全領域用画素値範囲の画素を前記複数の2次元イメージデータ又は前記3次元ボリウムデータの全体から抽出して3次元イメージを作成する3次元イメージ作成手段とを具備することを特徴とする医用画像診断装置。
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