JP2007159958A - 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置 - Google Patents
適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】心拍数が低い場合の画質を向上させる。
【解決手段】投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、フルリコンし、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、ハーフリコンする。
【効果】フルリコンするときは、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。ハーフリコンするときは、心臓の動く速度が速いときの時間分解能を高くできる。
【選択図】図3
【解決手段】投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、フルリコンし、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、ハーフリコンする。
【効果】フルリコンするときは、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。ハーフリコンするときは、心臓の動く速度が速いときの時間分解能を高くできる。
【選択図】図3
Description
本発明は、適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT(Computed Tomography)装置に関し、さらに詳しくは、心拍数が低い場合の画質を向上させることが出来る適応型心電同期画像再構成方法、心拍数が低い場合の投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置に関する。
一般に、画質の観点からは360゜の回転範囲分の投影データを収集しこれを基に画像再構成するのが好ましいが、360゜の回転範囲分の投影データを収集している間に心臓が動いてしまうため、心臓を撮影する場合には、画像再構成したい心位相に対応する回転角度を中心とし且つ画像再構成に最低必要な回転範囲分の投影データを収集しこれを基に画像再構成している。
一方、画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の部分範囲に分割し、画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−52688号公報
一方、画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の部分範囲に分割し、画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
画像再構成したい心位相に対応する回転角度を中心とし且つ画像再構成に最低必要な回転範囲分の投影データを収集しこれを基に画像再構成する場合は、投影データを1回で収集できる利点がある。しかし、時間分解能を重視しているため、画質が十分でない問題点がある。
一方、画像再構成に用いる投影データの回転範囲を分割した部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとする場合は、画質および時間分解能を向上できる利点がある。しかし、時間分解能を重視して分割しているため、投影データ収集の繰り返し数が多い問題点がある。
そこで、本発明の目的は、心拍数が低い場合の画質を向上させることが出来る適応型心電同期画像再構成方法、心拍数が低い場合の投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置を提供することにある。
一方、画像再構成に用いる投影データの回転範囲を分割した部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとする場合は、画質および時間分解能を向上できる利点がある。しかし、時間分解能を重視して分割しているため、投影データ収集の繰り返し数が多い問題点がある。
そこで、本発明の目的は、心拍数が低い場合の画質を向上させることが出来る適応型心電同期画像再構成方法、心拍数が低い場合の投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、X線管およびX線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集すると共に測定対象の心拍数を計測し、前記投影データに対応する心拍数が閾値以下なら画像再構成したい心位相に対応する回転角度(ビュー角度)を中心とした第1の回転範囲(ビュー角度範囲)分の投影データから画像再構成し、前記心拍数が閾値以下でないなら前記心位相に対応する回転角度を中心とした第2の回転範囲分の投影データから画像再構成し、前記第1の回転範囲>前記第2の回転範囲であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法を提供する。
上記構成において「相対回転」とは、X線管とX線検出器の中間に撮影対象を置いた状態で、撮影対象を回転させないでX線管およびX線検出器の少なくとも一方を撮影対象の周りに回転させる場合、X線管およびX線検出器を回転させないで撮影対象を軸回転させる場合、撮影対象を軸回転させ且つX線管およびX線検出器の少なくとも一方を撮影対象の周りに回転させる場合などを含む意味である。
上記第1の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、第1の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この第1の回転範囲は第2の回転範囲より広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、第2の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この第2の回転範囲は第1の回転範囲より狭いので、時間分解能を高くできる。
上記構成において「相対回転」とは、X線管とX線検出器の中間に撮影対象を置いた状態で、撮影対象を回転させないでX線管およびX線検出器の少なくとも一方を撮影対象の周りに回転させる場合、X線管およびX線検出器を回転させないで撮影対象を軸回転させる場合、撮影対象を軸回転させ且つX線管およびX線検出器の少なくとも一方を撮影対象の周りに回転させる場合などを含む意味である。
上記第1の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、第1の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この第1の回転範囲は第2の回転範囲より広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、第2の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この第2の回転範囲は第1の回転範囲より狭いので、時間分解能を高くできる。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による適応型心電同期画像再構成方法において、前記投影データに対応する心拍数が、前記心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法を提供する。
投影データの収集中の心拍数の変化は無視できるので、投影データに対応する心拍数としては、投影データ収集直前の心拍数でも、投影データ収集中の心拍数でも、投影データ収集直後の心拍数でもよいが、画像再構成したい心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数とすると、画像再構成に用いる投影データに対応する心拍数の変化範囲を最も少なくできる。
投影データの収集中の心拍数の変化は無視できるので、投影データに対応する心拍数としては、投影データ収集直前の心拍数でも、投影データ収集中の心拍数でも、投影データ収集直後の心拍数でもよいが、画像再構成したい心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数とすると、画像再構成に用いる投影データに対応する心拍数の変化範囲を最も少なくできる。
第3の観点では、本発明は、前記第1または前記第2の観点による適応型心電同期画像再構成方法において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は「180゜+ファン角度」であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法を提供する。
上記第3の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、360゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。360゜の回転範囲は広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、「180゜+ファン角度」の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この回転範囲は360゜より狭いので、時間分解能を高くできる。
上記第3の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、360゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。360゜の回転範囲は広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、「180゜+ファン角度」の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この回転範囲は360゜より狭いので、時間分解能を高くできる。
第4の観点では、本発明は、前記第1または前記第2の観点による適応型心電同期画像再構成方法において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は240゜であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法を提供する。
上記第4の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、360゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。360゜の回転範囲は広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、240゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。240゜の回転範囲は狭いので、時間分解能を高くできる。
上記第4の観点による適応型心電同期画像再構成方法では、投影データに対応する心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは、360゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。360゜の回転範囲は広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、画質を向上できる。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、240゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。240゜の回転範囲は狭いので、時間分解能を高くできる。
第5の観点では、本発明は、前記第4の観点による適応型心電同期画像再構成方法において、前記相対回転の速度が0.35sec/rotであり、前記閾値が47beat/minであることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法を提供する。
相対回転の速度が0.35sec/rotのときに、240゜の回転範囲の投影データで画像再構成する場合、70beat/minまでなら十分な時間分解能が得られることが臨床的に判っている。すると、360゜の回転範囲の投影データで画像再構成する場合、70×240/360≒47beat/minまでなら十分な時間分解能が得られることになる。
相対回転の速度が0.35sec/rotのときに、240゜の回転範囲の投影データで画像再構成する場合、70beat/minまでなら十分な時間分解能が得られることが臨床的に判っている。すると、360゜の回転範囲の投影データで画像再構成する場合、70×240/360≒47beat/minまでなら十分な時間分解能が得られることになる。
第6の観点では、本発明は、画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の部分範囲に分割し、画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとする場合に、測定対象の心拍数を計測し、心拍数が閾値以下なら前記部分範囲を第1の部分範囲とし、前記心拍数が閾値以下でないなら前記部分範囲を第2の部分範囲とし、前記第1の部分範囲>前記第2の部分範囲とすることを特徴とする適応型心電同期投影データ収集成方法を提供する。
上記第6の観点による適応型心電同期投影データ収集方法では、心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは第1の部分範囲とする。この第1の部分範囲は第2の部分範囲より広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、分割数が減ることによって投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、第2の部分範囲とする。この第2の部分範囲は第1の部分範囲より狭いので、時間分解能を高くできる。
上記第6の観点による適応型心電同期投影データ収集方法では、心拍数が閾値以下、つまり心臓の動く速度が遅いときは第1の部分範囲とする。この第1の部分範囲は第2の部分範囲より広いので、時間分解能は低くなるが心臓の動く速度が遅いため実際上問題になることはなく、分割数が減ることによって投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る。一方、投影データに対応する心拍数が閾値以下でない、つまり心臓の動く速度が速いときは、第2の部分範囲とする。この第2の部分範囲は第1の部分範囲より狭いので、時間分解能を高くできる。
第7の観点では、本発明は、X線管と、X線検出器と、前記X線管および前記X線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集するスキャン手段と、測定対象の心拍数を計測する心拍数計測手段と、画像再構成したい心位相に対応する回転角度を中心とした第1の回転範囲分の投影データから画像再構成する第1のリコン手段と、前記心位相に対応する回転角度を中心とした第2の回転範囲分(<前記第1の回転範囲)の投影データから画像再構成する第2のリコン手段と、前記投影データに対応する心拍数が閾値以下なら前記第1のリコン手段を選択して画像再構成すると共に前記心拍数が閾値以下でないなら前記第2のリコン手段を選択して画像再構成する選択手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第7の観点によるX線CT装置では、前記第1の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
上記第7の観点によるX線CT装置では、前記第1の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
第8の観点では、本発明は、前記第7の観点によるX線CT装置において、前記投影データに対応する心拍数が、前記心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数であることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第8の観点によるX線CT装置では、前記第2の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
上記第8の観点によるX線CT装置では、前記第2の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
第9の観点では、本発明は、前記第7または前記第8の観点によるX線CT装置において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は「180゜+ファン角度」であることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第9の観点によるX線CT装置では、前記第3の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
上記第9の観点によるX線CT装置では、前記第3の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
第10の観点では、本発明は、前記第7または前記第8の観点によるX線CT装置において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は240゜であることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第10の観点によるX線CT装置では、前記第4の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
上記第10の観点によるX線CT装置では、前記第4の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
第11の観点では、本発明は、前記第10の観点によるX線CT装置において、前記相対回転の速度が0.35sec/rotであり、前記閾値が47beat/minであることを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第11の観点によるX線CT装置では、前記第5の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
上記第11の観点によるX線CT装置では、前記第5の観点による適応型心電同期画像再構成方法を好適に実施できる。
第12の観点では、本発明は、X線管と、X線検出器と、前記X線管および前記X線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集するスキャン手段と、測定対象の心拍数を計測する心拍数計測手段と、前記心拍数が閾値以下なら画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の第1の部分範囲に分割し画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返すと共に前記心拍数が閾値以下でないなら画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の第2の部分範囲(<前記第1の部分範囲)に分割し画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集するスキャン制御手段と、得られた全部分範囲の投影データを集めた投影データから画像再構成するリコン手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第12の観点によるX線CT装置では、前記第6の観点による適応型心電同期投影データ収集方法を好適に実施できる。
上記第12の観点によるX線CT装置では、前記第6の観点による適応型心電同期投影データ収集方法を好適に実施できる。
本発明の適応型心電同期画像再構成方法およびX線CT装置によれば、心拍数が低い場合の画質を向上させることが出来る。
本発明の適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置によれば、心拍数が低い場合の投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る。
本発明の適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置によれば、心拍数が低い場合の投影データ収集の繰り返し数を減らすことが出来る。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るX線CT装置100を示す構成ブロック図である。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と、寝台装置10と、走査ガントリ20と、心電計40とを具備している。
このX線CT装置100は、操作コンソール1と、寝台装置10と、走査ガントリ20と、心電計40とを具備している。
操作コンソール1は、操作者の入力を受け付ける入力装置2と、スキャン処理や画像再構成処理などを実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で取得した投影データを収集するデータ収集バッファ5と、生成したCT画像を表示するCRT6と、プログラムやデータやCT画像を記憶する記憶装置7とを具備している。
寝台装置10は、撮影対象を乗せて走査ガントリ20のボア(空洞部)に入れ出しするテーブル12を具備している。テーブル12は、寝台装置10に内蔵するモータで昇降および直線移動される。
走査ガントリ20は、X線管21と、X線コントローラ22と、コリメータ23と、X線検出器24と、DAS(Data Acquisition System)25と、X線コントローラ22,コリメータ23,DAS25の制御を行う回転側コントローラ26と、制御信号などを前記操作コンソール1や撮影テーブル10とやり取りする制御コントローラ29と、スリップリング30とを具備している。
心電計40は、撮影対象の心拍信号を検出する。
図2は、実施例1に係るスキャン処理を示すフロー図である。
ステップS1では、操作者は、スライス位置、回転速度、撮影したい心位相などの撮影条件を設定する。
ステップS2では、X線CT装置100は、0゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度で180゜になるように心電同期撮影する。また、回転角度で180゜のときの心拍数を計測して記録しておく。そして、処理を終了する。
ステップS1では、操作者は、スライス位置、回転速度、撮影したい心位相などの撮影条件を設定する。
ステップS2では、X線CT装置100は、0゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度で180゜になるように心電同期撮影する。また、回転角度で180゜のときの心拍数を計測して記録しておく。そして、処理を終了する。
図3は、実施例1に係る画像再構成処理を示すフロー図である。
ステップR1では、記録しておいた心拍数を取り出す。つまり、撮影したい心位相に対応する回転角度での心拍数を取り出す。
ステップR2では、心拍数が閾値(例えば回転速度が0.35sec/rotのときは47beat/min)以下ならステップR3へ進み、閾値以下でないならステップR5へ進む。
ステップR1では、記録しておいた心拍数を取り出す。つまり、撮影したい心位相に対応する回転角度での心拍数を取り出す。
ステップR2では、心拍数が閾値(例えば回転速度が0.35sec/rotのときは47beat/min)以下ならステップR3へ進み、閾値以下でないならステップR5へ進む。
ステップR3では、0゜〜360゜の投影データを取り出す。
ステップR4では、0゜〜360゜の投影データを基に画像再構成(フルリコン)する。そして、処理を終了する。
ステップR4では、0゜〜360゜の投影データを基に画像再構成(フルリコン)する。そして、処理を終了する。
ステップR5では、60゜〜300゜の投影データを取り出す。
ステップR4では、60゜〜300゜の投影データを基に画像再構成(ハーフリコン)する。そして、処理を終了する。
ステップR4では、60゜〜300゜の投影データを基に画像再構成(ハーフリコン)する。そして、処理を終了する。
実施例1のX線CT装置100によれば、心臓の動く速度が遅いときは、0゜〜360゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。よって、画質を向上できる。なお、時間分解能は低くなるが、心臓の動く速度が遅いため、実際上問題になることはない。一方、心臓の動く速度が速いときは、60゜〜300゜の回転範囲の投影データを基に画像再構成する。この回転範囲は狭いので、時間分解能を高くできる。
図4は、実施例2に係るスキャン処理を示すフロー図である。
ステップQ1では、操作者は、スライス位置、回転速度、撮影したい心位相などの撮影条件を設定する。
ステップQ2では、X線CT装置100は、心拍数を測定する。
ステップQ3では、心拍数が閾値(例えば回転速度が0.35sec/rotのときは47beat/min)以下ならステップQ4へ進み、閾値以下でないならステップQ5へ進む。
ステップQ1では、操作者は、スライス位置、回転速度、撮影したい心位相などの撮影条件を設定する。
ステップQ2では、X線CT装置100は、心拍数を測定する。
ステップQ3では、心拍数が閾値(例えば回転速度が0.35sec/rotのときは47beat/min)以下ならステップQ4へ進み、閾値以下でないならステップQ5へ進む。
ステップQ4では、分割数N=N1(例えば2)とし、ステップQ6へ進む。
ステップQ5では、分割数N=N2(例えば3)とし、ステップQ6へ進む。
ステップQ6では、0゜〜360゜を分割数Nで分割して部分範囲とする。そして、各部分範囲の中心角度にて撮影したい心位相となるように心電同期撮影をN回繰り返して、各部分範囲の投影データを収集する。
例えばN=2なら、0゜〜180゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が90゜になるように心電同期撮影する。また、180゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が270゜になるように心電同期撮影する。
例えばN=3なら、0゜〜120゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が60゜になるように心電同期撮影する。また、120゜〜240゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が180゜になるように心電同期撮影する。さらに、240゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が300゜になるように心電同期撮影する。
そして、処理を終了する。
例えばN=2なら、0゜〜180゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が90゜になるように心電同期撮影する。また、180゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が270゜になるように心電同期撮影する。
例えばN=3なら、0゜〜120゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が60゜になるように心電同期撮影する。また、120゜〜240゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が180゜になるように心電同期撮影する。さらに、240゜〜360゜の投影データを収集する。このとき、撮影したい心位相に対応する回転角度が300゜になるように心電同期撮影する。
そして、処理を終了する。
実施例2のX線CT装置によれば、心臓の動く速度が遅いときは、0゜〜360゜の投影データを収集するための部分範囲の投影データ収集の繰り返しを2回に減らすことが出来る。なお、部分範囲を180゜とするため、時間分解能は低くなるが、心臓の動く速度が遅いため、実際上問題になることはない。一方、心臓の動く速度が速いときは、部分範囲を120゜とするため、時間分解能を高くできる。
本発明の適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびX線CT装置は、心臓の断層像撮影に利用できる。
1 操作コンソール
3 中央処理装置
20 走査ガントリ
21 X線管
24 X線検出器
26 回転側コントローラ
40 心電計
100 X線CT装置
3 中央処理装置
20 走査ガントリ
21 X線管
24 X線検出器
26 回転側コントローラ
40 心電計
100 X線CT装置
Claims (12)
- X線管およびX線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集すると共に測定対象の心拍数を計測し、前記投影データに対応する心拍数が閾値以下なら画像再構成したい心位相に対応する回転角度を中心とした第1の回転範囲分の投影データから画像再構成し、前記心拍数が閾値以下でないなら前記心位相に対応する回転角度を中心とした第2の回転範囲分の投影データから画像再構成し、前記第1の回転範囲>前記第2の回転範囲であることを特徴とする適応型画像再構成方法。
- 請求項1に記載の適応型心電同期画像再構成方法において、前記投影データに対応する心拍数が、前記心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法。
- 請求項1または請求項2に記載の適応型心電同期画像再構成方法において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は「180゜+ファン角度」であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法。
- 請求項1または請求項2に記載の適応型心電同期画像再構成方法において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は240゜であることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法。
- 請求項4に記載の適応型心電同期画像再構成方法において、前記相対回転の速度が0.35sec/rotであり、前記閾値が47beat/minであることを特徴とする適応型心電同期画像再構成方法。
- 画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の部分範囲に分割し、画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返し、得られた投影データを集めて画像再構成に用いる回転範囲分の投影データとする場合に、測定対象の心拍数を計測し、心拍数が閾値以下なら前記部分範囲を第1の部分範囲とし、前記心拍数が閾値以下でないなら前記部分範囲を第2の部分範囲とし、前記第1の部分範囲>前記第2の部分範囲とすることを特徴とする適応型心電同期投影データ収集成方法。
- X線管と、X線検出器と、前記X線管および前記X線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集するスキャン手段と、測定対象の心拍数を計測する心拍数計測手段と、画像再構成したい心位相に対応する回転角度を中心とした第1の回転範囲分の投影データから画像再構成する第1のリコン手段と、前記心位相に対応する回転角度を中心とした第2の回転範囲分(<前記第1の回転範囲)の投影データから画像再構成する第2のリコン手段と、前記投影データに対応する心拍数が閾値以下なら前記第1のリコン手段を選択して画像再構成すると共に前記心拍数が閾値以下でないなら前記第2のリコン手段を選択して画像再構成する選択手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
- 請求項7に記載のX線CT装置において、前記投影データに対応する心拍数が、前記心位相に対応する回転角度の投影データを収集した時点の心拍数であることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項7または請求項8に記載のX線CT装置において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は「180゜+ファン角度」であることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項7または請求項8に記載のX線CT装置において、前記第1の回転範囲は360゜であり、前記第2の回転範囲は240゜であることを特徴とするX線CT装置。
- 請求項10に記載のX線CT装置において、前記相対回転の速度が0.35sec/rotであり、前記閾値が47beat/minであることを特徴とするX線CT装置。
- X線管と、X線検出器と、前記X線管および前記X線検出器の少なくとも一方を測定対象の周りに相対回転させながらスキャンして投影データを収集するスキャン手段と、測定対象の心拍数を計測する心拍数計測手段と、前記心拍数が閾値以下なら画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の第1の部分範囲に分割し画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集することを繰り返すと共に前記心拍数が閾値以下でないなら画像再構成に用いる投影データの回転範囲を複数の第2の部分範囲(<前記第1の部分範囲)に分割し画像再構成したい心位相を中心とする狭い時間範囲内に一つの部分範囲の投影データを収集するスキャン制御手段と、得られた全部分範囲の投影データを集めた投影データから画像再構成するリコン手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005362873A JP2007159958A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005362873A JP2007159958A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2005362873A Withdrawn JP2007159958A (ja) | 2005-12-16 | 2005-12-16 | 適応型心電同期画像再構成方法、適応型心電同期投影データ収集方法およびx線ct装置 |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009148469A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | X線ct装置 |
JP2011092693A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-05-12 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置 |
WO2019214325A1 (zh) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 清华大学 | Ct检查系统 |
-
2005
- 2005-12-16 JP JP2005362873A patent/JP2007159958A/ja not_active Withdrawn
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