JP6279933B2 - 炭化珪素半導体素子の製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体素子の製造方法 Download PDF

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本発明は、炭化珪素半導体素子の製造方法に関する。
炭化珪素半導体素子は、インバータ等に利用されるパワーデバイスとして注目されている。炭化珪素半導体素子では、従来のシリコン半導体素子及びヒ化ガリウム半導体素子と比較して、結晶の格子定数が小さくバンドギャップが大きい。そのため、炭化珪素半導体素子は、従来のシリコン半導体素子及びヒ化ガリウム半導体素子と比較して、優れた特性を有する。
上述のとおり、炭化珪素では、珪素と比較して結晶の格子定数が小さい。つまり、原子間が強固に結合する。そのため、炭化珪素基板は、シリコン半導体基板と比較して、エッチング加工しにくい。
本出願人により出願された特開2011−96700号公報(特許文献1)は、炭化珪素基板のエッチング方法(プラズマエッチング方法)を提案する。
特許文献1に開示されたプラズマエッチング方法では、エッチング加工前に炭化珪素基板を予熱する。具体的には、炭化珪素基板の表面にマスクを形成する。マスクが形成された炭化珪素基板を、処理チャンバ内の基台上に配置する。不活性ガスを処理チャンバ内に導入してプラズマ化する。基台にバイアス電力を印加して、プラズマ化により生成されたイオンを炭化珪素基板に入射させる。これにより、炭化珪素基板の温度を200℃以上のエッチング処理温度まで高める(予熱)。予熱後、エッチングガスを処理チャンバ内に導入してプラズマ化し、炭化珪素基板をエッチングする。
特許文献1のプラズマエッチング方法では、予熱により炭化珪素基板のSi及びCの結合を切断するのに必要なエネルギの一部を供給する。そのため、基板内の原子間の結合が切断しやすくなり、エッチング加工しやすくなる。
ところで、プラズマエッチングでは、エッチングにより加工されたトレンチの底部にサブトレンチが形成される場合がある。トレンチの側壁角度(テーパ角)が高角度になるほど、サブトレンチが形成され得る。
サブトレンチを抑制するための技術が、特開2004−253576号公報(特許文献2)及び特開2010−3988(特許文献3)に提案されている。
特許文献2に開示された半導体装置の製造方法は、半導体層の表面層に凹部を形成するための異方性エッチングをおこなう工程と、少なくとも、半導体層を等方性エッチングするための第1のガス、および半導体層と反応して露出面に保護膜を堆積するための第2のガスを含む混合ガスを用いて、半導体層を50℃以上の温度に保持しながら等方性ドライエッチングをおこなう工程とを含む。異方性エッチングを行い凹部を形成した後、等方性エッチングを行うことにより、凹部の側面と底面との境界となる角部を丸めることができる、とこの文献には記載されている。
特許文献3に開示されたSiC膜の加工方法は、SiC膜の表面に、アモルファス構造または多結晶構造を有する材料からなるエッチングマスクを形成する工程と、エッチングマスクが形成されたSiC膜の表面にHBrを含むエッチングガスを供給することにより、SiC膜にトレンチを形成する工程とを備える。HBrを含むエッチングガスが供給されることにより、トレンチ底部のエッジにおけるサブトレンチの形成を抑制することができる、とこの文献には記載されている。
特開2011−96700号公報 特開2004−253576号公報 特開2010−3988号公報
しかしながら、特許文献2では、角部を丸めるために、異方性エッチングから等方性エッチングに切り替える。そのため、等方性エッチング用のガスを新たに導入しなければならない。さらに、実施例では、等方性エッチングにおいてガスをプラズマにさらさない。そのため、角部が有効に丸まらない場合があり得る。特許文献3では、HBrを含むエッチングガスを供給しても、トレンチ形成中にサブトレンチが発生する場合があり得る。
本発明の目的は、サブトレンチの生成を抑制し、トレンチの底をラウンド化できる炭化珪素半導体素子の製造方法を提供することである。
本実施形態による炭化珪素半導体素子の製造方法は、処理チャンバ内の基台上に、エッチングマスクが形成された炭化珪素基板を配置する工程と、処理チャンバ内で、フッ素を含有するエッチングガス及び保護膜形成ガスをプラズマ化し、さらに、基台の表面から炭化珪素基板の裏面に向かって不活性ガスを流しながら、炭化珪素基板をエッチングしてトレンチを形成する工程と、トレンチを形成した後、次の(A)〜(C)の少なくも1つを実施してトレンチの底をエッチングする工程とを備える。
(A)トレンチを形成する工程よりもエッチングガスの流量を低減する。
(B)トレンチを形成する工程よりも保護膜形成ガスの流量を増大する。
(C)トレンチを形成する工程よりも不活性ガスの圧力を低減する。
本実施の形態による炭化珪素基板の製造方法は、サブトレンチの発生を抑制でき、トレンチの底をラウンド化できる。
図1は、本実施形態による炭化珪素基板のエッチング装置の模式図である。 図2は、図1中の基台近傍の模式図である。 図3は、本実施形態による炭化珪素半導体素子の製造方法におけるトレンチ底ラウンド化工程により形成されるトレンチの断面図である。 図4は、エッチング工程を説明するための模式図である。 図5は、トレンチのテーパ角(炭化珪素基板の表面に対する側壁の角度)が大きい場合のエッチング工程の一例を示す模式図である。 図6は、実施例においてトレンチが形成された炭化珪素基板の断面を示すSEM画像である。 図7は、ラウンド化の定義を説明するための模式図である。
本実施形態による炭化珪素半導体素子の製造方法は、処理チャンバ内の基台上に、エッチングマスクが形成された炭化珪素基板を配置する工程と、処理チャンバ内で、フッ素を含有するエッチングガス及び保護膜形成ガスをプラズマ化し、さらに、基台の表面から炭化珪素基板の裏面に向かって不活性ガスを流しながら、炭化珪素基板をエッチングしてトレンチを形成する工程と、トレンチを形成した後、次の(A)〜(C)の少なくも1つを実施してトレンチの底をエッチングする工程とを備える。
(A)トレンチを形成する工程よりもエッチングガスの流量を低減する。
(B)トレンチを形成する工程よりも保護膜形成ガスの流量を増大する。
(C)トレンチを形成する工程よりも不活性ガスの圧力を低減する。
本実施形態による炭化珪素半導体素子の製造方法では、トレンチを形成した後、エッチング条件を変更してトレンチの底をさらにエッチングする。以下、トレンチ底をエッチングする工程を「トレンチ底ラウンド化工程」という。
ラウンド化工程では、上記(A)〜(C)の少なくとも1つを実施してエッチングを実施する。上記(A)を実施する場合、エッチングガスによるエッチング能力が低下する。その結果、トレンチ底の周縁が削られにくくなる。そのため、トレンチ底の中央部の方が周縁部よりもエッチングされやすくなり、トレンチ底がラウンド化されやすくなる。そのため、サブトレンチの発生が抑制される。
上記(B)を実施した場合、トレンチ底ラウンド化工程において、トレンチの側壁に厚い保護膜が形成される。この保護膜により、エッチングガスのプラズマ化により形成されるイオンが、トレンチ底部の周縁部に当たりにくくなる。その結果、トレンチ底がラウンド化されやすくなり、サブトレンチの発生が抑制される。
上記(C)を実施した場合、トレンチ底ラウンド化工程において、炭化珪素基板の温度が低下しにくくなる。この場合、トレンチ底部が等方エッチングされやすくなる。その結果、トレンチ底部がラウンド化されやすく、サブトレンチの発生が抑制される。
好ましくは、保護膜形成ガスは、酸素ガスと、珪素含有ガスとを含有する。(B)を実施する場合、酸素ガス及び珪素含有ガスの少なくとも1種の流量を低減する。
この場合、酸素ガス及び珪素含有ガスの少なくとも1種の流量を低減すれば、トレンチ底ラウンド化工程においてトレンチの側壁に形成される保護膜が厚くなる。そのため、トレンチ底がラウンド化されやすく、サブトレンチの発生が抑制される。
好ましくは、トレンチを形成する工程では、第1の電力を基台に印加して、炭化珪素基板をエッチングする初期エッチング工程と、初期エッチング工程の後、第1の電力よりも低い第2の電力を基台に印加して、炭化珪素基板をエッチングする後期エッチング工程とを備える。
この場合、エッチングマスクがイオンの衝突により過剰に消耗するのを抑制できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[エッチング装置]
図1は、本実施形態の炭化珪素半導体素子の製造方法に利用されるエッチング装置の模式図である。
図1を参照して、エッチング装置1は、処理チャンバ11と、基台15と、昇降シリンダ18と、ガス供給装置20と、プラズマ生成装置30と、高周波電源35と、排気装置40と、基板冷却装置50とを備える。
処理チャンバ11は、閉塞空間を有する。処理チャンバ11は、上チャンバ12と、下チャンバ13とを備える。上チャンバ12は、下チャンバ13の上に配置され、下チャンバ13とつながっている。
基台15は、下チャンバ13内に配置される。基台15には、炭化珪素基板Kが載置される。基台15は、静電チャック16と、基台本体17とを備える。静電チャック16は、基台本体17上に配置される。静電チャック16の上面には、炭化珪素基板Kが配置される。静電チャック16は、炭化珪素基板Kの裏面を、電気的に吸着する。つまり、静電チャック16は、炭化珪素基板Kを基台15に固定する。
基台本体17は、昇降シリンダ18と接続される。昇降シリンダ18は基台15を昇降する。
ガス供給装置20は、エッチングガス及び保護膜形成ガスを処理チャンバ11内に供給する。ガス供給装置20は、複数のガス供給部21〜24と、供給管25とを備える。ガス供給部21は、エッチングガスを処理チャンバ11に供給する。エッチングガスはフッ素(F)を含有する。エッチングガスはたとえば、SF6ガスである。
ガス供給部22及び23は、保護膜形成ガスを処理チャンバ11に供給する。保護膜形成ガスは、珪素(Si)を含有する珪素含有ガスと、酸素(O2)ガスとを含む。珪素含有ガスはたとえば、SiF4、SiCl4等である。図1では、ガス供給部22はSiF4ガスを収納し、ガス供給部23は、O2ガスを収納する。
ガス供給部24は、不活性ガスを処理チャンバ11に供給する。不活性ガスはたとえば、Arガスである。
供給管25は、ガス供給部21〜24と、処理チャンバ11とをつなげる。図1では、供給管25は、上チャンバ12とつながっている。供給管25は、各ガス(エッチングガス、保護膜形成ガス、及び、不活性ガス)をガス供給部21〜24から処理チャンバ11(上チャンバ12)に送り出す。
プラズマ生成装置30は、誘導結合プラズマ(ICP)を生成する。プラズマ生成装置30は、コイル31と、高周波電源32とを備える。プラズマ生成装置30の上チャンバ12内では、各供給ガス(エッチングガス、保護膜形成ガス、不活性ガス)が混合されて混合ガスを形成する。プラズマ生成装置30は、コイル31に高周波電力を供給して、混合ガスをプラズマ化する。
高周波電源35は、基台15と接続される。高周波電源35は、基台15に高周波電力を供給して、基台15とプラズマとの間にバイアス電位を与える。このバイアス電位により、混合ガスのプラズマ化により生成されたイオンが、基台15上の炭化珪素基板Kに入射する。
排気装置40は、真空ポンプ41と、排気管42とを備える。排気管42は、下チャンバ13と真空ポンプ41とをつなぐ。排気装置40は、処理チャンバ11内の気体を排気して、処理チャンバ11内を所定の圧力に調整する。
基板冷却装置50は、供給管51と、ガス供給部52とを備える。ガス供給部52は、不活性ガスを収納する。図1では、ガス供給部52は、ヘリウム(He)ガスを含有する。ガス供給部52は、Heガス以外の他の不活性ガスを含有してもよい。
供給管51は、ガス供給部52と静電チャック16の表面とをつなぐ。ガス供給部52内の不活性ガス(Heガス)は、供給管51を介して静電チャック16の表面に到達し、外部に流れる。より具体的には、図2を参照して、Heガスは、炭化珪素基板Kの裏面と静電チャック16の表面との間に流れる。Heガスはエッチング中の炭化珪素基板Kを冷却する。
[炭化珪素半導体素子の製造方法]
本実施形態の炭化珪素半導体素子の製造方法は、上述のエッチング装置1を用いて実施される。本製造方法は、マスク形成工程(S1)と、トレンチ形成工程(S2)と、トレンチ底ラウンド化工程(S3)とを備える。本実施形態の製造方法では、トレンチ形成工程(S2)によりトレンチを形成する。その後、図3に示すとおり、トレンチ底ラウンド化工程(S3)により、トレンチTの底TB(トレンチ底)の中央部を周縁部よりも深く削る。つまり、トレンチ底TBをラウンド化する。トレンチ底ラウンド化工程により、トレンチ底TBの周縁部にサブトレンチが発生するのを抑制する。以下、各工程について詳述する。
[マスク形成工程(S1)]
初めに、炭化珪素基板K上にエッチングマスクを形成する。エッチングマスクは、周知の方法で形成される。エッチングマスクの形成方法はたとえば、化学気相蒸着法(CVD)や、物理気相蒸着法(PVD)等の蒸着法である。エッチングマスクを形成した後、エッチングマスクに開口を形成する。
エッチングマスクの素材は特に限定されない。エッチングマスクはニッケル(Ni)を含有してもよいし、他の金属を含有したメタルマスクでもよい。エッチングマスクはさらに、二酸化珪素からなるものでもよい。
[トレンチ形成工程(S2)]
トレンチ形成工程(S2)は、予熱工程(S21)と、初期エッチング工程(S22)と、後期エッチング工程(S23)とを含む。
[予熱工程(S21)]
予熱工程(S21)では、初めに、開口を有するエッチングマスクが形成された炭化珪素基板Kを基台15上に載置する。炭化珪素基板Kは、静電チャック16により基台15に固定される。
基台15上に配置された炭化珪素基板Kを所望のエッチング処理温度まで加熱する。具体的には、ガス供給部24から処理チャンバ11内に不活性ガスを供給しながら、コイル31及び基台15に高周波電力を供給する。このとき、コイル31の誘導電界により、処理チャンバ11内の不活性ガスはプラズマ化してイオンが生成される。基台15に印加された高周波電力により生じたバイアス電位により、イオンが炭化珪素基板Kに入射する。炭化珪素基板Kに入射するイオンの衝突エネルギが熱となり、炭化珪素基板Kの温度が上昇する。高周波電力及び不活性ガスの流量を調整して、炭化珪素基板Kの温度をエッチング処理温度に維持する。好ましいエッチング処理温度は100〜400℃である。エッチングマスクが二酸化珪素膜である場合、エッチングマスクの耐熱性は高い。そのため、炭化珪素基板Kが100〜400℃に加熱されても、エッチングマスクの形状精度は低下しにくい。
[初期エッチング工程(S22)]
予熱工程の後、初期エッチング工程を実施する。各ガス供給部21〜23から、エッチングガス(SF6ガス)及び保護膜形成ガス(SiF4ガス及びO2ガス)を処理チャンバ11内に供給する。さらに、コイル31及び基台15に高周波電力を印加する。コイル31への高周波電力の印加により、各ガスがプラズマ化される。
基台15に生じたバイアス電位により、プラズマ化されたエッチングガスがエッチングマスクの開口を通って炭化珪素基板Kに入射する。これにより、炭化珪素基板Kがエッチングされる。なお、バイアス電位を印加しなくても、炭化珪素基板Kは多少はエッチングされる。
具体的には、図4を参照して、エッチングガスを含む混合ガスのプラズマ化により、イオン(フッ素イオン)及びエッチング種(フッ素ラジカル)が生成される。基台15への高周波電力の印加により、イオン及びエッチング種が、炭化珪素基板K上のエッチングマスクMの開口部から炭化珪素基板K内に入射し、トレンチTが形成される。
さらに、エッチング中に、保護膜形成ガスもプラズマ化される。これにより、トレンチTの側壁に保護膜Hが形成される。具体的には、酸素ガスがプラズマ化して酸素イオンが生成される。さらに、珪素含有ガス(SiF4)を含む混合ガスがプラズマ化して、保護膜形成種(Si)が形成される。酸素イオンが、SiF4及び保護膜形成種と反応してSi酸化物(SiO2)からなる保護膜Hを、トレンチTの側壁に形成する。図4に示すとおり、保護膜Hは、トレンチTの側壁に付着する。トレンチTの側壁はエッチングされにくく、トレンチ底TBがエッチングされる。その結果、炭化珪素基板Kが異方エッチングされる。
フッ素イオンによるスパッタリングにより、側壁の保護膜Hもエッチングされる。しかしながら、酸素イオン、SiF4及び保護膜形成種の供給は継続されるため、保護膜Hの形成も継続する。つまり、保護膜Hの形成とエッチングとが並行して進行する。そのため、サイドエッチングの進行を防ぎつつ、トレンチを形成することができる。
初期エッチング工程では、後述の後期エッチング工程によりも、基台15に印加する電力を高くする。この場合、イオンの衝突エネルギが後期エッチング工程の場合よりも大きくなる。そのため、炭化珪素基板Kの温度を高く維持しやすい。その結果、エッチング初期のエッチングレートを高めることができる。基台15に印加する好ましい電力は100〜500Wである。初期エッチング工程における炭化珪素基板Kの温度は100〜400℃である。
[後期エッチング工程(S23)]
上述のとおり、初期エッチング工程では、基台15に印加する電力を高くする。そのため、長時間エッチングを行えば、スパッタリングにより、炭化珪素基板KだけでなくエッチングマスクMも削られる。エッチングマスクMが削られれば、炭化珪素基板Kに所望のパターンが形成されにくい。さらに、トレンチTの開口近傍部分の側壁に縦筋の疵(ストライエーション)が発生する場合がある。
そこで、後期エッチング工程では、初期エッチング工程と比較して、基台15に印加する電力を下げる。この場合、炭化珪素基板Kの温度が低下する。そのため、エッチングレートは初期エッチング工程のときよりも下がる。しかしながら、過度のスパッタリングの発生が抑制され、エッチングマスクMの消耗も抑制される。後期エッチング工程において基台15に印加する好ましい電力は100〜500Wである。
上述の説明では、予熱工程(S21)を実施する。しかしながら、予熱工程(S21)は実施されなくてもよい。また、上述の説明では、初期エッチング工程において基台15に印加する電力を、後期エッチング工程のときよりも高くする。しかしながら、初期エッチング工程及び後期エッチング工程の電力を同じとしてもよい。
[トレンチ底ラウンド化工程]
トレンチTのテーパ角TA(トレンチTの側壁の、炭化珪素基板Kの表面に対する角度)がほぼ直角である場合、たとえば、テーパ角TAが87°以上である場合、図5に示すとおり、後期エッチング工程後のトレンチ底TBに、サブトレンチSTが発生する場合がある。
サブトレンチSTは、図5に示すとおり、トレンチ底TBの周縁部に形成されるくぼみ又は溝である。サブトレンチSTは、次の理由で発生すると考えられる。
トレンチTのテーパ角TAが高い場合、図5に示すとおり、トレンチTの開口近傍の側壁に保護膜Hが形成されにくい。そのため、テーパ角TAが低い場合と比較して、側壁に形成される保護膜は薄い。この場合、図5に示すとおり、フッ素イオンはトレンチ底TBの中央部だけでなく、周縁部にも到達しやすい。
トレンチ形成工程では、フッ素イオンによるエッチングと保護膜Hの形成とが、並行して行われる。保護膜Hは、トレンチTの側壁だけでなく、トレンチ底TBにも若干形成される。トレンチ底TBに形成される保護膜Hは、トレンチ底TBの中央部で厚く、周縁部で薄い。トレンチ底TBの側壁に形成された保護膜Hが、トレンチ底TBの周縁部の保護膜Hの形成を抑制していると考えられる。
上述のとおり、トレンチ底TBの保護膜Hは、中央部よりも周縁部で薄いため、トレンチ底TBの周縁部は、中央部よりも削られやすい。その結果、サブトレンチSTが形成されると考えられる。
そこで、トレンチ底ラウンド化工程では、次の(A)〜(C)の少なくとも1つを実施して、トレンチ底TBをラウンド化する。
(A)トレンチ形成工程よりもエッチングガスの流量を低減する。
(B)トレンチ形成工程よりも保護膜形成ガスの流量を増大する。
(C)トレンチ形成工程よりも、炭化珪素基板Kを冷却するための不活性ガスの圧力を低減する。
以下、(A)〜(C)について説明する。
[(A)について]
トレンチ形成工程よりも、エッチングガス(SF6)の流量を低減する。具体的には、ガス供給部21から流れるエッチングガス(SF6)の流量を、図示しないバルブ等により、トレンチ形成工程時の流量よりも低減する。
この場合、トレンチ形成工程時よりもエッチングガスによるエッチング能力が低下する。そのため、図3に示すとおり、トレンチTの側壁に形成される保護膜Hがトレンチ形成工程時よりも厚くなる。その結果、トレンチ底TBの周縁部に入射するはずのイオンは、保護膜Hに阻止される。そのため、フッ素イオンはトレンチ底TBの中央部に集中して入射し、トレンチ底TBをラウンド化する。後期エッチング工程でのエッチングガスの流量をF1(sccm)、トレンチ底ラウンド化工程でのエッチングガスの流量をF2(sccm)と仮定する。このとき、好ましいF2/F1は0.45〜0.85である。F2の好ましい下限値は5sccmである。
[(B)について]
トレンチ形成工程よりも保護膜形成ガスの流量を増大する。具体的には、保護膜形成ガスのうち、ガス供給部22及び23から流れる珪素含有ガス及び/又は酸素ガスの流量を、図示しないバルブ等により、トレンチ形成工程時の流量よりも増大する。
この場合、上記(A)と同様に、トレンチTの側壁に形成される保護膜Hがトレンチ形成工程時よりも厚くなる。図3に示すとおり、トレンチ底TBの周縁部に向かって進むフッ素イオンは、トレンチTの側壁に形成された保護膜Hに阻止され、周縁部に到達しにくくなる。その結果、トレンチ底TBがラウンド化する。後期エッチング工程での珪素含有ガスの流量をF3(sccm)、トレンチ底ラウンド化工程での珪素含有ガスの流量をF4(sccm)と仮定する。このとき、好ましいF4/F3は1.10〜1.35である。F4の好ましい上限値は40sccmである。
後期エッチング工程での酸素ガスの流量をF5(sccm)、トレンチ底ラウンド化工程での酸素ガスの流量をF6(sccm)と仮定する。このとき、好ましいF6/F5は1〜1.39である。F6の好ましい上限値は30sccmである。
[(C)について]
トレンチ形成工程よりも、炭化珪素基板Kの裏面に流す冷却用の不活性ガスの圧力を低減する。この場合、炭化珪素基板Kの温度が下降しにくくなる。
炭化珪素基板Kの温度が下降しにくくなれば、炭化珪素基板K中の珪素と炭素との結合が切れやすくなる。この場合、フッ素イオン及びラジカル種と、炭化珪素基板K中の珪素とが反応しやすくなる。その結果、トレンチ底TBが等方的にエッチングされやすくなり、サブトレンチSTが生成されにくくなる。
上記(C)は、炭化珪素基板Kの面積が大きいほど、効果が大きいと考えられる。炭化珪素基板Kの面積が大きいほど、温度が低下しにくくなるからである。後期エッチング工程での冷却用の不活性ガスの圧力をP1(Pa)、トレンチ底ラウンド化工程での冷却用不活性ガスの圧力をP2(Pa)と仮定する。このとき、好ましいP2/P1は0〜1.87である。好ましい圧力P2は0〜1500Paである。圧力P2のさらに好ましい下限は600Paであり、さらに好ましい上限は700Paである。
トレンチ底ラウンド化工程では、上記(A)〜(C)の少なくとも1つ以上を実施する。したがって、(A)〜(C)のいずれか1つのみを実施してもよいし、(A)〜(C)の2つ以上を実施してもよい。
トレンチ底ラウンド化工程を実施して、トレンチ底におけるサブトレンチの発生状況を調査した。
[試験方法]
所定の複数の開口を有するエッチングマスクが形成された6インチの炭化珪素基板を複数準備した。エッチングマスクの各開口部の形状はいずれも同じとした。この炭化珪素基板を用いて、次の比較例1、本発明例1〜本発明例4を実施した。
[比較例1]
図1に示すエッチング装置を準備した。基台上に6インチの炭化珪素基板を配置した。その後、次の条件により、トレンチ形成工程(初期エッチング工程及び後期エッチング工程)を実施した。
具体的には、初めに、初期エッチング工程を実施した。初期エッチング工程では、SF6ガスを11sccm、O2ガスを18sccm、SiF4ガスを30sccm、Arガスを50sccm流した。コイルの電力を1750Wとし、基台電力(Platen電力)を700Wとした。炭化珪素基板の冷却用のヘリウムガスの圧力を800Paとした。上述の条件で3分間エッチングを実施した。
次に、後期エッチング工程を実施した。後期エッチング工程では、基台電力を400Wとした。その他の条件は、初期エッチング工程と同じにした。後期エッチング工程を4分間実施した。なお、予熱工程は実施しなかった。以上の工程により、炭化珪素基板を製造した。
[本発明例1]
比較例1と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。本発明例1では、後期エッチング工程を3分間実施した。その他のエッチング条件は、比較例1と同じとした。
本発明例1ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、SF6ガスの流量を低減し、9sccmとした。トレンチ底ラウンド化工程の実施時間は1分とした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
[本発明例2]
比較例1と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。トレンチ形成工程(初期エッチング工程及び後期エッチング工程)の条件は、本発明例1と同じにした。
本発明例2ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を1分間実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、O2ガスの流量を増加し、20sccmとした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
[本発明例3]
比較例1と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。トレンチ形成工程(初期エッチング工程及び後期エッチング工程)の条件は、本発明例1と同じにした。
本発明例3ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を1分間実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、SiF4ガスの流量を増大し、35sccmとした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
[本発明例4]
比較例1と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。トレンチ形成工程(初期エッチング工程及び後期エッチング工程)の条件は、本発明例1と同じにした。
本発明例4ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を1分間実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、Heガスの圧力を低減し、650Paとした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
さらに、所定の開口を有するエッチングマスクが形成された3インチの炭化珪素基板を複数準備した。エッチングマスクの各開口部の形状はいずれも、6インチの炭化珪素基板の場合と同じとした。この炭化珪素基板を用いて、次の比較例2、本発明例5及び本発明例6を実施した。
[比較例2]
図1に示すエッチング装置を準備した。基台上に3インチの炭化珪素基板を配置した。その後、次の条件により、トレンチ形成工程を実施した。トレンチ形成工程(初期及び後期エッチング工程)の条件は、比較例1と同じとした。以上の工程により、炭化珪素基板を製造した。なお、本例においても予熱工程を実施しなかった。
[本発明例5]
比較例2と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。本発明例5では、後期エッチング工程を3分間実施した。
本発明例5ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、O2ガスの流量を増加し、20sccmとした。トレンチ底ラウンド化工程の実施時間は1分とした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
[本発明例6]
比較例2と同様に、炭化珪素基板を基台上に配置し、トレンチ形成工程を実施した。本発明例5では、後期エッチング工程を3分間実施した。
本発明例6ではさらに、トレンチ底ラウンド化工程を1分間実施した。具体的には、後期エッチング工程と比較して、Heガスの圧力を低減し、650Paとした。トレンチ底ラウンド化工程のその他の条件は、後期エッチング工程と同じとした。
[評価方法]
本発明例1〜6、比較例1及び比較例2の各々の炭化珪素基板で形成された4つのトレンチを選択した。そして、トレンチ底部のラウンド度を測定した。
ラウンド度は次の方法で測定した。トレンチの配列方向に沿って炭化珪素基板を切断した。切断された炭化珪素基板のSEM画像の一例を図6に示す。
切断面の4つのトレンチの各々に対して、ラウンド度を測定した。具体的には、図7を参照して、炭化珪素基板の断面において、トレンチの側壁の下端同士を線分SLで結んだ。そして、トレンチ底TBのうち、線分SLとの距離の最大値MLを測定した。トレンチ底TBが線分SLよりも下方である場合、最大値MLをプラス(+)とした。一方、トレンチ底TBが線分SLよりも上方である場合、最大値MLをマイナス(−)とした。
測定された4つの最大値MLの平均を、対応する例(比較例、本発明例)のラウンド度(μm)と定義した。
[試験結果]
表1に測定結果を示す。
表1を参照して、本発明例1〜4では、比較例1と比較して、ラウンド度がいずれも大きくなった。つまり、本発明例1〜4では、トレンチ底ラウンド化工程が実施されたため、比較例1と比較して、トレンチ底がラウンド化され、サブトレンチの発生が抑制された。
同様に、本発明例5及び6では、トレンチ底ラウンド化工程が実施されたため、比較例2と比較して、トレンチ底がラウンド化され、サブトレンチの発生が抑制された。
以上、本発明の実施の形態を説明した。しかしながら、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。したがって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変更して実施することができる。
1 エッチング装置
15 基台
21〜24,52 ガス供給部
50 基台冷却装置
H 保護膜
K 炭化珪素基板
M エッチングマスク
T トレンチ
ST サブトレンチ
TB トレンチ底

Claims (3)

  1. 処理チャンバ内の基台上に、エッチングマスクが形成された炭化珪素基板を配置する工程と、
    前記処理チャンバ内で、フッ素を含有するエッチングガス及び保護膜形成ガスをプラズマ化し、さらに、前記基台の表面から前記炭化珪素基板の裏面に向かって不活性ガスを流しながら、前記炭化珪素基板をエッチングしてトレンチを形成するトレンチ形成工程と、
    前記トレンチ形成工程により前記トレンチを形成した後、次の(A)〜(C)の少なくも1つを実施して前記トレンチの底をエッチングするトレンチ底ラウンド化工程とを備え、
    前記トレンチ底ラウンド化工程では、前記トレンチの底の中央部を前記底の周縁部よりも深く削って前記トレンチを完成させる、炭化珪素半導体素子の製造方法。
    (A)前記トレンチを形成する工程よりも前記エッチングガスの流量を低減する。
    (B)前記トレンチを形成する工程よりも前記保護膜形成ガスの流量を増大する。
    (C)前記トレンチを形成する工程よりも前記不活性ガスの圧力を低減する。
  2. 請求項1に記載の炭化珪素半導体素子の製造方法であって、
    前記保護膜形成ガスは、酸素ガスと、珪素含有ガスとを含有し、
    前記(B)を実施する場合、前記酸素ガス及び前記珪素含有ガスの少なくとも1種の流量を増大する、炭化珪素半導体素子の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の炭化珪素半導体素子の製造方法であって、
    前記トレンチを形成する工程では、
    第1の電力を前記基台に印加して、前記炭化珪素基板をエッチングする初期エッチング工程と、
    初期エッチング工程の後、第1の電力よりも低い第2の電力を前記基台に印加して、前記炭化珪素基板をエッチングする後期エッチング工程とを備える、炭化珪素半導体素子の製造方法。

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