JP6278273B2 - 導電性メッシュ、導電性メッシュシート、タッチパネル装置および画像表示装置 - Google Patents

導電性メッシュ、導電性メッシュシート、タッチパネル装置および画像表示装置 Download PDF

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本発明は、多数の開口領域を画成する導電性メッシュに係り、とりわけ、視認されてしまうことが効果的に防止され得る導電性メッシュに関する。また、本発明は、この導電性メッシュを有する導電性メッシュシート、タッチパネル装置および画像表示装置にも関する。
従来、可視光透過性を有する導電性メッシュが、例えば、特許文献1及び2に開示された電磁波遮蔽材(電磁波遮蔽シート)や、タッチパネルセンサとして、種々の分野において広く使用されてきた。このような導電性メッシュは、それ自体不透明な金属材料を用いて形成されている一方で、多くの用途、例えば表示装置上に配置されて用いられる電磁波遮蔽材(電磁波遮蔽シート)やタッチパネルセンサとしての用途等において、十分に不可視化されていることが要望される。とりわけ導電性メッシュのパターンが部分的にでも視認されるようになると、単に透過率が低下してしまうだけでなく、例えば他の部材と重ね合わせられた際に濃淡むら、ちらつき、モアレといった不具合を引き起こしてしまう。
特開平11−121974号公報 WO2007/114076号公報
ところで、例えば銀、銅、アルミニウム等の不透明な金属からなる導電性メッシュは、フォトリソグラフィ技術を用いて金属膜や箔をパターニングすることにより、製造され得る。しかしながら、この方法で作製された導電性メッシュでは、メッシュパターンを構成する線分の幅が、三本以上の線分が合流してなる分岐点(合流点)の近傍において、太くなってしまう。このように分岐点においてのみ導電性メッシュが視認される場合においても、濃淡むら、ちらつき、モアレといった不具合が生じてしまう。
分岐点における導電性メッシュの視認化を防止するため、分岐点近傍における導電性メッシュの線幅を、最終的に要望される線幅よりも予め細く補正して設計することも検討されている。しかしながら、元々細線化された導電性メッシュの設計にこのような手法を採用すると、最終的に得られる導電性メッシュの線幅が安定しない。このため、分岐点に近傍における線幅を十分に細くすることができず、その一方で断線を生じさせてしまうこともある。また、設計パターンの補正を行うことによって導電性メッシュの作製が煩雑となり、導電性メッシュの製造コストを上昇させてしまうといった不具合も生じる。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、視認されてしまうことが効果的に防止された導電性メッシュ、並びに、この導電性メッシュを含んだ導電性メッシュシート、タッチパネル装置および画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明による導電性メッシュは、
複数の開口領域を画成する導電性メッシュであって、
二つの分岐点の間を延びて前記開口領域を画成する導電性の接続要素を複数含み、
一つの接続要素の長さは、少なくとも他の一つの接続要素の長さと異なり、
各分岐点で接続する前記接続要素の数は3である。
本発明による導電性メッシュにおいて、前記一つの分岐点の近傍に、一以上の他の分岐点が配置されていてもよい。
本発明による導電性メッシュにおいて、前記一つの分岐点から延び出る一つの接続要素の長さは、当該一つの分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、前記他の二つの接続要素は、前記一つの分岐点の近傍にて曲がっていてもよい。
本発明による導電性メッシュにおいて、一つの分岐点の近傍に、当該一つの分岐点から延び出る三つの接続要素を介して当該一つの分岐点と接続された他の三つの分岐点が配置されていてもよい。
本発明による導電性メッシュにおいて、一つの分岐点の近傍に、当該一つの分岐点から延び出る三つの接続要素を介して当該一つの分岐点と接続された第1〜第3分岐点が配置されており、前記第1分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第1分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第1分岐点の近傍にて曲がっており、前記第2分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第2分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第2分岐点の近傍にて曲がっており、前記第3分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第3分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第3分岐点の近傍にて曲がっていてもよい。
本発明による導電性メッシュにおいて、前記開口領域は規則的に配列されていてもよい。
本発明による導電性メッシュにおいて、前記一つの分岐点に接続する三つの接続要素のうちの二つによってなされる角は、すべて、90°以上であってもよい。
本発明による導電性メッシュシートは、
上述した本発明による導電性メッシュのいずれかと、
前記導電性メッシュを支持する透明基材と、を備える。
本発明によるタッチパネル装置は、上述した本発明による導電性メッシュおよび導電性メッシュシートのいずれかを備える。
本発明による画像表示装置は、上述した本発明による導電性メッシュおよび導電性メッシュシートのいずれかを備える。
本発明によれば、導電性メッシュが視認されることを効果的に防止することができる。
これにより、導電性メッシュが視認されることに起因した不具合、例えば、濃淡むら、ちらつき、モアレを効果的に目立たなくさせることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、導電性メッシュのパターンの一例を示す平面図である。 図2は、図1の部分拡大平面図である。 図3は、図2の部分拡大平面図である。 図4は、導電性メッシュのパターンの他の例を示す平面図である。 図5は、図4の部分拡大平面図である。 図6は、図5の部分拡大平面図である。 図7は、導電性メッシュを有する導電性メッシュシートの法線方向に沿った断面図である。 図8は、導電性メッシュシートからなる電磁波遮蔽シートを含む表示装置を示す図である。 図9は、導電性メッシュシートからなるタッチパネルセンサを含むタッチパネル装置を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「シート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念であり、したがって、「導電性メッシュシート」は、「導電性メッシュ板」や「導電性メッシュフィルム」と呼ばれる部材と呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
紫外線吸収剤
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
<<導電性メッシュ及び導電性メッシュシート>>
導電性メッシュ10は、多数の開口領域15を画成するメッシュ状の材料である。図1及び図2に示すように、導電性メッシュ10は、二つの分岐点(合流点)25の間を延びて開口領域15を画成する導電性の接続要素20を多数含んでいる。とりわけ図示された例では、導電性メッシュ10は、両端において分岐点25を形成する多数の接続要素20の集まりとして構成されている。すなわち、導電性メッシュ10は、二つの分岐点25の間を延びる多数の接続要素20の集まりとして構成されている。そして、分岐点25において、接続要素20が接続されていくことにより、開口領域15が画成されている。言い換えると、接続要素20で囲繞、区劃されて1つの開口領域15が画成されている。
導電性メッシュ10は導電性を有しており、導電性に関連した何らかの機能を発揮するとともに、可視光透過性を有している。このような導電性メッシュ10の一例として、電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材、タッチパネル装置に組み込まれるタッチパネルセンサ用の電極、可視光透過性を有したアンテナ、太陽電池の集電電極、結露防止用の発熱電極を挙げることができる。図7に示すように、導電性メッシュ10は、多くの場合、透明基材35上に形成されて、透明基材35とともに導電性メッシュシート30を形成する。
導電性メッシュシート30の具体的な用途にもよるが、透明基材35は、適度な強度および適度な透明性を有するように、適宜構成される。一例として、透明基材35の厚さを20μm〜150μmとすることができ、また、透明基材35の光透過率が80%以上となるようにしてもよい。このような透明基材35として、例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、環状ポリオレフィン、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂フィルム、並びに、樹脂フィルムを貼合してなる積層体を用いることができる。二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、適度な透明性と、紫外線照射処理や加熱処理等に対する耐久性と、を有している点で、透明基材35としての適用に好適である。他の一例として、透明基材35の厚さは200μm〜10000μm(1cm)とすることができる。このような透明材料として、例えば、ソーダ硝子、カリ硝子等の硝子、PLZT等の透明セラミックス、石英の板を用いることが出来る。
可視光透過性を有した導電性メッシュ10は、その接続要素20が視認されにくくなっていることが好ましい。その一方で、導電性メッシュ10に期待されるその導電性に起因した機能を十分に発揮し得るよう、導電性メッシュ10の面抵抗は十分に低くなっていることが好ましい。上述した用途として用いられる場合において、導電性メッシュ10が期待された機能を効果的に発現し且つ導電性メッシュ10が十分な透明性を有するようにする観点から、導電性メッシュ10を次のように設計することができる。まず、接続要素20の線幅は、50μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下とすることができる。線幅の下限は、例えば、断線を回避する為に1μm以上、好ましくは3μm以上とすることができる。また、不透明な材料を用いて形成された導電性メッシュ10のよって画成される一つの開口領域15の大きさを、50〜2000μmとすることができる。ここで一つの開口領域15の大きさとは、平面視における当該開口領域15の最大幅および最小幅の平均である。
なお、接続要素20の線幅や開口領域15の大きさ等の導電性メッシュ10の各寸法は、導電性メッシュ10の全領域を調べてその平均値を算出して特定する必要はなく、実際的には、接続要素20によって画成された一つあたりの開口領域15の大きさ等を考慮した上で、算出すべき対象(接続要素20の線幅や開口領域15の大きさ等)の全体的な傾向を反映し得ると期待される面積を持つ一区画内において、算出すべき対象のばらつきの程度を考慮して適当と考えられる数を調べてその平均値を算出することによって特定すればよい。例えば、直前で説明した設計値を目標として次の段落で説明する製造方法により製造される導電性メッシュ10においては、30mm×30mmの領域内に含まれる30箇所を電子顕微鏡により測定して平均を算出することにより、接続要素20の線幅や開口領域15の大きさ等を特定することができる。
以上のような導電性メッシュ10は、例えば、蒸着法、スパッタリング法、箔の転写、塗工法等により、銅、アルミニウム、銀、又は、これらの合金を含有する金属膜を透明基材35上に形成し、この金属膜を所望のパターンでエッチングする方法、あるいは、導電性インキ(例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂バインダー中に銀、銅、ニッケル等の導電性金属粒子を分散させた導電性インキ)を透明基材35上に所望のパターンで印刷する方法等の従来既知の方法によって、透明基材35上に形成することができる。
次に、図1〜図6を主に参照して、導電性メッシュ10のパターンについて詳述する。ここで図1〜図3は、導電性メッシュ10のパターンの第1の例を示す平面図であり、図4〜図6は、導電性メッシュ10のパターンの第1の例を示す平面図である。
上述したように、多数の開口領域15を画成する導電性メッシュ10は、二つの分岐点25の間を延びて開口領域15を画成する導電性の接続要素20を多数含んでいる。図1〜図6に示すように、導電性メッシュ10に含まれる各分岐点25に接続する接続要素20の数は3である。言い換えると、導電性メッシュ10に含まれる各分岐点25は、三つの接続要素20が接続することにより、形成されている。すなわち、各分岐点25に接続する接続要素20の数は、分岐点を画成する最小数となっている。
ただし、導電性メッシュ10は、同一の正六角形を平面上に敷き詰めてなる所謂ハニカムパターン以外のパターンによって形成されている。したがって、図1,2,4,5に示すように、導電性メッシュ10に含まれる或る一つの接続要素20の長さは、導電性メッシュ10に含まれる少なくとも他の一つの接続要素20の長さと異なっている。言い換えると、導電性メッシュ10に含まれる多数の接続要素20の長さは一定ではない。さらに言い換えると、導電性メッシュ10に含まれる多数の接続要素20の長さは二種類以上である。
本件発明者が鋭意実験を重ねたところ、それ自体不透明である材料によって形成された導電性メッシュ10は、分岐点25において、最も視認されやすい傾向が生じていた。このような傾向は、上述した製造方法、すなわち金属膜や金属箔をフォトリソグラフィ技術によりパターニングする方法や導電材料を所望のパターンで印刷する方法にて作製された導電性メッシュ10において、より顕著に生じた。
このような現象が生じる原因は、図3及び図6に二点鎖線で示すように、上述した製造方法に起因して、一つの分岐点25で合流する平面視において隣り合う二つの接続要素20の間に、導電性メッシュ10を形成する材料が残存する或いは入り込んでしまうためである。すなわち、導電性メッシュ10のパターンのうち、接続要素20が近接する分岐点25の近傍となる領域において、導電性メッシュ10を所望のパターンで高精度に形成することができないためである。この結果、接続要素20の線幅を細くすることによって接続要素20自体を不可視化することができたとしても、接続要素20が集まる分岐点25が予定した大きさよりも大幅に大きくなって視認されていた。
本件発明者がさらに鋭意研究を重ねたところ、このように分岐点25が大きくなってしまう現象は、一つの分岐点25で合流する平面視において隣り合う二つの接続要素20によってなされる角度が小さくなるほど、顕著に現れた。当該二つの接続要素20によってなされる角度が小さい場合、予定した分岐点25から遠く離間した位置まで、本来二つに分岐されるべき接続要素20が、合流して一本となって延びるようになった。逆に、当該二つの接続要素20によってなされる角度が大きくなるほど、分岐点25が大きくなるといった傾向は目立たなくなった。
そこで、ここで説明する方法では、このような本件発明者の知見に基づき、四以上の接続要素20が接続することを回避し、導電性メッシュ10に含まれる全ての分岐点25において、分岐点25をなす最小数である3つの接続要素20が接続するようにした。このような接続要素20によれば、一つの分岐点25で合流する平面視において隣り合う二つの接続要素20が、分岐点25近傍において互いに対してなす角度θを、平均として、大きくすることができる。この結果、上述した不具合を効果的に解消し、分岐点25近傍においても、接続要素20をより精度良く作製することができる。したがって、ここで説明する接続要素20によれば、分岐点25が大きくなって視認されてしまうこと、効果的に回避することができる。そして、接続要素20のパターンが不可視化されれば、モアレ、濃淡むら、ちらつきといった不具合も効果的に目立たなくさせることができる。
図1〜図6を参照してより具体的に説明すると、ここで説明する導電性メッシュ10では、点線で示すように四つ以上の接続要素20が合流して形成されるべき一つの分岐点を、接続要素21を追加することによって二以上の分岐点25に分け、各分岐点25に接続する接続要素20の数を3に抑えている。なお、追加される接続要素21の長さが他の接続要素20の長さよりも十分に短くなっており、追加接続要素21の一方の端部をなす一つの分岐点25の近傍に、一以上の他の分岐点が配置されることが好ましい。この場合、導電性メッシュ10の全体的な観察において、点線で示された元のパターンを大きく崩すことなく、導電性メッシュ10のパターンを形成することができる。
とりわけ、図2及び図4に点線で示す例のように、一つの分岐点25に接続する接続要素20の数を四以上としながら開口領域15が規則的に配列されるようになる規則的パターンと略同様に、開口領域15を規則的に配列することが可能となる。開口領域15の規則的な配列を維持することは、導電性メッシュ10がその導電性に起因して発現する所定の機能(例えば、タッチパネルセンサにおける位置検出機能や、電磁波遮蔽シートにおける電磁波遮蔽機能)が、面方向の各位置において、むらなく同程度に発揮され得る点において好ましい。
なお、開口領域15が規則的に配列されていたとしても、開口領域15を区画する導電性メッシュ10の接続要素20および分岐点25の両方を、上述したように、十分に不可視化することができるので、導電性メッシュ10を他の部材と重ねた際にモアレが発生することを効果的に防止することができる。
なお、一つの分岐点25と当該一つの分岐点25の近傍に他の一つの分岐点25が配置されるとの表現における「近傍」とは、一つの分岐点25と当該一つの分岐点25の近傍に配置された他の分岐点25との間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素20によって結ばれる他の二つの分岐点25の離間距離と区別され得る程度に、他の二つの分岐点25の離間距離よりも短くなっていることを意味する。例えば、一つの分岐点と他の分岐点との間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素によって結ばれる他の二つの分岐点の離間距離の20%以下の長さとなっていれば、十分に、一つの分岐点と他の分岐点とが近傍に配置されていると言える。
ここで図1〜図3及び図4〜図6をそれぞれ参照して、導電性メッシュ10のパターンの二つの具体例について、より詳細に説明する。まず、図1〜図3を参照して第1例について説明する。
導電性メッシュ10のパターンの第1例は、正四角形を敷き詰めてなる正方配列パターンを改良することによって形成されている。正方配列パターンにおいては、図2及び図3に点線で示すように、一つの分岐点25に接続する接続要素20の数は、四つとなる。そこで、図1〜図3に示された導電性メッシュ10の第1パターンでは、正方配列パターンにおける一つの分岐点26(図3参照)にて合流するはずの四つの接続要素のうちの二つの接続要素を、第1分岐点25aにて合流させるとともに、他の二つの接続要素を、第2分岐点25bにて合流させている。
このような導電性メッシュ10の第1パターン例によれば、一つの分岐点25で接続する接続要素20の数が、分岐点を構成する上での最小である、3とすることができる。したがって、一つの分岐点25に接続する際における、平面視において隣り合う二つの接続要素20の間の角度が小さくなってしまうことを防止することが可能となる。これにより、接続要素20が、設計された通りに分岐点25の近傍において分離しやすくなる。結果として、分岐点25の大型化を防止して、分岐点25を観察され難くすることができる。
また、図1〜図3に示された例では、第1分岐点25aは第2分岐点25bの近傍に配置されており、第1分岐点25aと第2分岐点25bとの間を追加接続要素21が接続している。そして、追加接続要素21の長さは、当該追加接続要素21が接続する分岐点25に接続した他の二つの接続要素20の長さよりも短い。ここで「近傍」とは、上述したように、第1分岐点25aと第2分岐点25bとの間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素20によって結ばれる他の二つの分岐点25の離間距離と区別され得る程度に、他の二つの分岐点25の離間距離よりも短くなっていることを意味する。例えば、一つの分岐点と他の分岐点との間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素によって結ばれる他の二つの分岐点の離間距離の20%以下の長さとなっていれば、十分に、一つの分岐点と他の分岐点とが近傍に配置されていると言える。
このような導電性メッシュ10の第1パターン例によれば、正方配列パターンにおける開口領域の配列と同様の配列にて、多数の開口領域15が規則的に配列されるようになる。ただし、接続要素20だけでなく分岐点25も十分に不可視化されているので、導電性メッシュ10を他の部材に重ねたとしてもモアレの発生を効果的に防止することができる。その一方で、導電性メッシュ10における接続要素20の密度が、導電性メッシュ10の面内における各領域において略均一となるので、導電性メッシュ10の面内における各領域において、導電性メッシュ10が、その導電性に起因した種々の機能を有効にむらなく発揮することができる。
さらに、このような導電性メッシュ10の第1パターン例では、追加接続要素21が接続した分岐点25,25a,25bから分岐する他の二つの接続要素20が、当該分岐点25,25a,25bの近傍にて曲がっている。より具体的には、第1分岐点25aから分岐して延び出す追加接続要素21以外の二つの接続要素20が、第1分岐点25aの近傍にて曲がっている。また、第2分岐点25bから分岐して延び出す追加接続要素21以外の二つの接続要素20が、第2分岐点25bの近傍にて曲がっている。ここで「近傍」とは、対象となる接続要素20の曲がっている部分が、当該接続要素20の全長に照らして、対象となる接続要素20の分岐点25,25a,25bをなす端部に偏って配置されていると認識され得る程度のことを意味している。例えば、対象となる接続要素20の分岐点25,25a,25bをなす端部から当該接続要素20の曲がっている部分までの長さが、当該接続要素20の長さの20%以下の長さとなっていれば、十分に、接続要素20の曲がっている部分が当該接続要素20の端部によってなされる分岐点25,25a,25bの近傍に位置していると言える。
このような導電性メッシュ10の第1パターン例によれば、接続要素20の大部分が、正方配列パターンに沿って延びることができる。すなわち、導電性メッシュ10のパターンが、正方配列パターンから大きくずれないパターンとなる。したがって、開口領域15の配列がより規則性を持つことになる。
ところで、図3に示すように、四つの接続要素が合流して一つの分岐点を形成する場合、平面視において隣り合う二つの接続要素の間に形成される平均角度θ(図3参照)は、90°となる。したがって、ここで説明する導電性メッシュ10において、一つの分岐点25に接続する三つの接続要素20のうちの二つによってなされる角の大きさは、すべて、90°以上となっていることが好ましい。さらに、ここで説明する導電性メッシュ10において、一つの分岐点25に接続する三つの接続要素20のうちの二つによってなされるすべての角の大きさが、90°より大きいことが好ましく、100°以上であることがさらに好ましく、120°であることがさらにより好ましい。このような導電性メッシュ10によれば、四つ以上の接続要素に分岐する分岐点25を含んだ従来の導電性メッシュと比較して、効果的に視認され難くすることができる。
次に、図4〜図6を参照して、導電性メッシュ10のパターンの第2例について説明する。導電性メッシュ10のパターンの第2例は、正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンを改良することによって形成されている。正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンにおいては、図5及び図6に点線で示すように、一つの分岐点25に接続する接続要素20の数は、六つとなる。この場合、平面視において隣り合う二つの接続要素20によってなされる角度θ(図6参照)は60°となり、図3に二点鎖線で示すように、分岐点が非常に大きくなってしまう。
そこで、図4〜図6に示された導電性メッシュ10の第2パターンでは、正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンでは一つの分岐点25h(図6参照)にて合流するはずの六つの接続要素20のうちの二つの接続要素20を第1分岐点25eにて合流させ、他の二つの接続要素20を第2分岐点25fにて合流させ、さらに他の二つの接続要素20を第3分岐点25gにて合流させている。そして、第1分岐点25eから分岐する第1追加接続要素21aと、第2分岐点25fから分岐する第2追加接続要素21bと、第3分岐点25gから分岐する第3追加接続要素21cとが、第4分岐点25dで合流するようになっている。すなわち、導電性メッシュ10の第2パターン例では、一つの分岐点25dの近傍に、当該一つの分岐点25dから延び出る三つの追加接続要素21a,21b,21cを介して当該一つの分岐点25dと接続された他の三つの分岐点25e,25f,25gが配置されている。
このような導電性メッシュ10の第2パターン例によっても、一つの分岐点25に接続する接続要素20の数が、分岐点25を構成する上での最小である、3となる。したがって、一つの分岐点25に接続する際における、平面視において隣り合う二つの接続要素20の間の角度が小さくなってしまうことを防止することが可能となる。これにより、接続要素20が、設計された通りに分岐点25の近傍において分離しやすくなる。結果として、分岐点25の大型化を防止して、分岐点25を観察され難くすることができる。
また、図4〜図6に示された例では、第1〜3分岐点25e,25f,25gは第4分岐点25dの近傍に配置されている。ここで「近傍」とは、上述したように、対象となる分岐点25e,25f,25gと第4分岐点25dとの間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素20によって結ばれる他の二つの分岐点25の離間距離と区別され得る程度に、他の二つの分岐点25の離間距離よりも短くなっていることを意味する。例えば、一つの分岐点と他の分岐点との間の距離が、平均的な長さを有した一つの接続要素によって結ばれる他の二つの分岐点の離間距離の20%以下の長さとなっていれば、十分に、一つの分岐点と他の分岐点とが近傍に配置されていると言える。
図4〜図6に示された導電性メッシュ10の第2パターン例では、第1分岐点25eから延び出る三つの接続要素のうちの第4分岐点25dとの間を延びる第1追加接続要素21aの長さは、第1分岐点25eから延び出る他の二つの接続要素20の長さよりも短い。また、第2分岐点25fから延び出る三つの接続要素のうちの第4分岐点25dとの間を延びる第2追加接続要素21bの長さは、第2分岐点25fから延び出る他の二つの接続要素20の長さよりも短い。さらに、第3分岐点25gから延び出る三つの接続要素のうちの第4分岐点25dとの間を延びる第3追加接続要素21cの長さは、第3分岐点25gから延び出る他の二つの接続要素20の長さよりも短い。
このような導電性メッシュ10の第2パターン例によれば、正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンにおける開口領域の配列と同様の配列にて、多数の開口領域15が規則的に配列されるようになる。ただし、接続要素20だけでなく分岐点25も十分に不可視化されているので、導電性メッシュ10を他の部材に重ねたとしてもモアレの発生を効果的に防止することができる。その一方で、導電性メッシュ10における接続要素20の密度が、導電性メッシュ10の面内における各領域において略均一となるので、導電性メッシュ10の面内における各領域において、導電性メッシュ10が、その導電性に起因した種々の機能を有効にむらなく発揮することができる。
さらに、このような導電性メッシュ10の第2パターン例では、追加接続要素21が接続した分岐点25から分岐する追加接続要素21以外の他の二つの接続要素20が、当該分岐点25の近傍にて曲がっている。より具体的には、第1分岐点25eから延び出る第1追加接続要素21a以外の他の二つの接続要素20は、第1分岐点25eの近傍にて曲がっている。また、第2分岐点25fから延び出る第2追加接続要素21b以外の他の二つの接続要素20は、第2分岐点25fの近傍にて曲がっている。さらに、第3分岐点25gから延び出る第3追加接続要素21c以外の他の二つの接続要素20は、第3分岐点25gの近傍にて曲がっている。ここで「近傍」とは、対象となる接続要素20の曲がっている部分が、当該接続要素20の全長に照らして、対象となる接続要素20の分岐点25をなす端部に偏って配置されていると認識され得る程度のことを意味している。例えば、対象となる接続要素20の分岐点25をなす端部から当該接続要素20の曲がっている部分までの長さが、当該接続要素20の長さの20%以下の長さとなっていれば、十分に、接続要素20の曲がっている部分が当該接続要素20の端部によってなされる分岐点25の近傍に位置していると言える。
このような導電性メッシュ10の第2パターン例によれば、接続要素20の大部分が、正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンに沿って延びることができる。すなわち、導電性メッシュ10のパターンが、正三角形を敷き詰めてなる規則的パターンから大きくずれないパターンとなる。したがって、開口領域15の配列がより規則性を持つことになる。
以上のように、ここで説明した導電性メッシュ10によれば、各分岐点25で接続する接続要素20の数が3となっているので、導電性メッシュ10の線幅を細くすることによって、接続要素20だけでなく分岐点25も視認され難くすることができる。このように、分岐点25をも含めて導電性メッシュ10が視認され難くなると、単に導電性メッシュ10の透過率が改善されるだけでなく、濃淡むら、ちらつき、モアレ等といった導電性メッシュ10が視認されることに起因した不具合の発生を効果的に防止することができる。
なお、本件発明者は、参照する正方配列パターンにおける一つの接続要素20の長さが300μmとなり且つ線幅が3μmとなるようにして図1〜図3に示された導電性メッシュ10を上述した製造方法にて製造した。そして、作製した導電性メッシュ10を、画素ピッチが84μm(サブ画素ピッチが28μm)となっているプラズマディスプレイパネル上に配置して観察したところ、通常の注意力では、接続要素20だけでなく分岐点25も視認されなかった。このため、モアレ、濃淡むら、ちらつき等の不具合は、注意深く観察しても、認識されなかった。なお、導電性メッシュ10、モアレ、濃淡むら、ちらつきの確認は、プラズマディスプレイパネルが全面白表示している状態にて、すなわち、対象とする不具合がより視認されやすい条件にて、行った。
なお、ここで説明した導電性メッシュ10のパターン例においては、開口領域15が規則的に配置される例を示したが、これに限られない。例えば、導電性メッシュのパターンを不規則パターンとして形成し、四つ以上の接続要素が接続する分岐点を、追加の接続要素を設けることによって二つの分岐点に分け、全ての分岐点に接続する接続要素の数が3となるようにしてもよい。
<<導電性メッシュ及び導電性メッシュシートの用途>>
次に、以上のような構成及び特性を有した導電性メッシュ10及び導電性メッシュシート30の用途の一例について説明する。なお、上述したように、導電性メッシュ10は、一例として、接地されて電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材、タッチパネル装置のタッチパネルセンサ用の電極、可視光透過性を有したアンテナ、太陽電池の集電電極、結露防止用の発熱電極として、用いられ得る。
<電磁波遮蔽材>
図8に示すように、導電性メッシュ10は、テレビジョン受像装置、各種測定機器や計器類、各種事務用機器、各種医療機器、電算機器、電話機、電飾看板、各種遊戯機器等の表示部に用いられるプラズマディスプレイ(PDP)装置、ブラウン管ディスプレイ(CRT)装置、液晶ディスプレイ装置(LCD)、電場発光ディスプレイ(EL)装置などの画像表示装置に、電磁波遮蔽材として、組み込まれ得る。
図8に示された例において、画像表示装置40は、画像を形成し得る画像形成装置(表示部)41と、画像形成装置41の出光側に配置された積層体45と、を有している。したがって、積層体45の出光面が、画像表示装置40の表示面(出光面)40aをなし、観察者は、画像形成装置41で形成された画像を、積層体45を介して観察することになる。この積層体45に、電磁波遮蔽シートとしての導電性メッシュシート30が、組み込まれている。導電性メッシュシート30の導電性メッシュ10は、画像形成装置41の画像が形成される領域に延び広がっている。この導電性メッシュ10は、電磁波を効果的に遮蔽することができる一方で、その線幅を細く設定されることにより、接続要素20だけでなく分岐点25についても視認され難くすることができる。このため、導電性メッシュ10が視認されることに起因したモアレ、濃淡むら及びちらつきといった不具合の発生を効果的に防止することができる。なお、積層体45には、反射防止シートやルーバー等の機能性シートが適宜組み込まれるが、導電性メッシュ10と他の機能性シートとの間でのモアレの発生も効果的に防止されるようになる。
また、その他、住宅、学校、病院、事務所、店舗等の建築物の窓、車両、航空機、船舶等の乗物の窓、電子レンジの窓等の各種家電製品の窓等の電磁波遮蔽用途にも使用可能である。この例では、電磁波遮蔽材としての導電性メッシュ10を支持するようになる窓が、導電性メッシュシート30における透明基材35をなすようにしてもよい。この場合、窓に重ねて配置された網戸やカーテンの模様等と、導電性メッシュ10との間でのモアレの発生を効果的に防止することができるとともに、濃淡むら及びちらつきによる不快感を受けることも効果的に防止される。
<タッチパンセルセンサ>
図9には、タッチパネルセンサ51,52を含んだタッチパネル装置50が開示されている。図示されたタッチパネル装置50は、投影型容量結合方式のタッチパネル装置として構成されており、それぞれ、透明基材35上に電極55が形成された第1タッチパネルセンサ51及び第2タッチパネルセンサ52を有している。を有している。このタッチパネル装置50は、画像形成装置上に配置されるようになり、第1及び第2タッチパネルセンサ51,52は、画像形成装置の画素が配列された領域に対面するアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周囲となる非アクティブエリアAa2と、を含んでいる。電極55は、アクティブエリアAa1内に位置して位置検出に用いられる検出電極60と、検出電極60に接続され非アクティブエリアAa2内に位置する取出電極70と、を有している。
そして、図9に示すように、各検出電極60は、その長手方向に間隔を明けて配列された多数の導電性メッシュ10と、隣り合う二つの導電性メッシュ10の間を接続する接続導線61と、を有している。各検出電極60は、導電性メッシュ10および接続導線61により、アクティブエリアAa1内を直線状に延びている。各検出電極60が配置されている領域の幅は、導電性メッシュ10が設けられている部分において太くなっている。一方のタッチパネルセンサ51,52に含まれる各検出電極60は、他方のタッチパネルセンサ52,51に含まれる多数の検出電極60と交差している。そして、図9に示すように、一方のタッチパネルセンサ51,52の導電性メッシュ10は、検出電極60上において、他方のタッチパネルセンサ52,51の隣り合う二つの検出電極60との交差点の間に配置されている。
このタッチパネル装置50では、タッチパネルセンサ51,52の導電性メッシュ10が、画像形成装置41の画素が配列されている領域上に配置される。この導電性メッシュ10は、その優れた導電性により検出電極60として機能するとともに、上述したように、モアレ、濃淡むら及びちらつきの発生を防止することができる。
なお、図9に示された電極55の形状は一例に過ぎず、種々の変更が可能である。また、導電性メッシュ10および導電性メッシュシート30は、投影型容量結合形式のタッチパネル装置に限られず、種々の形式のタッチパネル装置に適用することができる。
<その他>
その他の用途として、導電性メッシュ10は、窓に支持されたアンテナとして機能する。また、導電性メッシュ10は、窓に支持された結露防止用の発熱電極として機能する。これらの例では、窓が、導電性メッシュシート30の透明基材35をなす。そしれこれらの例では、窓に重ねて配置された網戸やカーテンの模様等と、導電性メッシュ10との間でのモアレの発生を効果的に防止することができるとともに、濃淡むら及びちらつきによる不快感を受けることも効果的に防止される。
10 導電性メッシュ
15 開口領域
20 接続要素
21 追加接続要素
21a 追加接続要素、第1追加接続要素
21b 追加接続要素、第2追加接続要素
21c 追加接続要素、第3追加接続要素
25 分岐点
25a 分岐点、第1分岐点
25b 分岐点、第2分岐点
25d 分岐点、第4分岐点
25e 分岐点、第1分岐点
25f 分岐点、第2分岐点
25g 分岐点、第3分岐点
26 分岐点
30 導電性メッシュシート
35 透明基材
40 画像表示装置
40a 表示面
41 表示部
45 積層体
50 タッチパネル装置
51 第1タッチパネルセンサ
52 第2タッチパネルセンサ
55 電極
60 検出電極
61 接続導線
70 取出電極

Claims (8)

  1. 複数の開口領域を画成する導電性メッシュであって、
    二つの分岐点の間を延びて前記開口領域を画成する導電性の接続要素を複数含み、
    一つの接続要素の長さは、少なくとも他の一つの接続要素の長さと異なり、
    各分岐点で接続する前記接続要素の数は3であり、
    前記開口領域は規則的に配列され、
    一つの分岐点から延び出る一つの接続要素の長さは、当該一つの分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、
    前記他の二つの接続要素は、前記一つの分岐点の近傍にて曲がっている、導電性メッシュ。
  2. 一つの分岐点の近傍に、一以上の他の分岐点が配置されている、請求項1に記載の導電性メッシュ。
  3. 一つの分岐点の近傍に、当該一つの分岐点から延び出る三つの接続要素を介して当該一つの分岐点と接続された他の三つの分岐点が配置されている、請求項1に記載の導電性メッシュ。
  4. 複数の開口領域を画成する導電性メッシュであって、
    二つの分岐点の間を延びて前記開口領域を画成する導電性の接続要素を複数含み、
    一つの接続要素の長さは、少なくとも他の一つの接続要素の長さと異なり、
    各分岐点で接続する前記接続要素の数は3であり、
    前記開口領域は規則的に配列され、
    一つの分岐点の近傍に、当該一つの分岐点から延び出る三つの接続要素を介して当該一つの分岐点と接続された第1〜第3分岐点が配置されており、
    前記第1分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第1分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第1分岐点の近傍にて曲がっており、
    前記第2分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第2分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第2分岐点の近傍にて曲がっており、
    前記第3分岐点から延び出る三つの接続要素のうちの前記一つの分岐点との間を延びる接続要素の長さは、前記第3分岐点から延び出る他の二つの接続要素の長さよりも短く、且つ、前記他の二つの接続要素は、前記第3分岐点の近傍にて曲がっている導電性メッシュ。
  5. 一つの分岐点に接続する三つの接続要素のうちの二つによってなされる角は、すべて、90°以上である、請求項1〜のいずれか一項に記載の導電性メッシュ。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の導電性メッシュと、
    前記導電性メッシュを支持する透明基材と、を備える、導電性メッシュシート。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の導電性メッシュ、または、請求項に記載の導電性メッシュシートを備える、タッチパネル装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載の導電性メッシュ、または、請求項に記載の導電性メッシュシートを備える、画像表示装置。
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