JP2019008541A - 導電性パターン付き表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】OLEDの特性を考慮し、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制できる導電性パターン付き表示装置を提供する。【解決手段】導電性パターン付き表示装置は、複数の画素Pを有する表示装置と、複数の画素Pの少なくとも一部を覆うように配置される導電性パターン70を有する導電性パターン基板とを備える。各画素Pは複数のサブピクセルを含み、各サブピクセルの各々はOLEDを含む。複数の導電性細線71は複数のサブピクセルの少なくとも一部と重なる。第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線は一定の細線ピッチで配置され、第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線は一定の細線ピッチで配置される。細線ピッチは、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、画素ピッチのQ倍(ただしQは1以上の整数)の大きさを有する。【選択図】図13

Description

本発明は、有機発光ダイオードを具備する表示装置に対して導電性を有するパターンが設けられた導電性パターン付き表示装置に関する。
表示装置に重ね合わせられるように設けられるタッチパネルとして、様々な方式が提案されている。例えば近年注目を浴びている投影型の静電容量式のタッチパネルとして、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)を利用したタッチパネルや、金属線から成る網目状メッシュパターンを利用したタッチパネルが広く知られている。
特許文献1は、ITOなどによって構成される透明導電体を備えるタッチパネルを開示する。一方、特許文献2は、高導電率の金属材料の細導線によって形成される導電性メッシュを検出電極として用いるタッチパネルを開示する。
特許第4826970号公報 特許第5224203号公報
特許文献1が開示するタッチパネルのように電極層としてITOなどの透明金属酸化物を用いるタッチパネルでは、電極層の抵抗が大きく、また透明金属酸化物が脆性材料であるため折り曲げに弱いという課題がある。そのようなタッチパネルは、大型化に限界があるとともに、衝撃や変形によって電気的な断線が生じやすい。一方、特許文献2が開示するタッチパネルのように金属メッシュ構造の導電性パターンを電極層として用いるタッチパネルでは、電極層の抵抗が小さく、また電極層が延性材料によって構成されるため、大型化が容易であり、衝撃や変形による電気的な断線が生じにくい。
そのため最近では、抵抗値が小さく加工性に優れている特許文献2に開示されるようなメッシュ方式のタッチパネルが特に注目されている。
一方、上述のようなタッチパネルと組み合わされる表示装置としては、従来よりLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)が広く知られており、LCDによる画像表示機能とタッチパネルによる入力機能とを併せ持つ装置(すなわちタッチ位置検出機能付き表示装置)は様々な用途で使われている。しかしながらLCDは、構造によっては応答速度が低く、またカラーフィルタを介して光源(すなわちバックライト)からの光を出射させる構成を採用するため光の利用効率が問題になることがある。またLCDでは、例えば2枚のガラス基板によって液晶層を挟みこんで支持する必要があり、またバックライトの設置も必要になるため、薄型化には構造上限界がある。
このような構造上の不利益を伴うLCDとは別の構造を持つ表示装置として、近年、OLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)を具備する表示装置が注目を集めている。OLEDは自発光するため、OLEDを利用した表示装置は、光の利用効率及び応答速度のいずれの点に関しても、LCDより優れている。またOLEDは、基本的に1枚の基板上に薄膜状の有機層が設けられる構成を採用しており、バックライトも不要であるため、OLEDを利用した表示装置は薄型化の点でもLCDより優れている。
ただしOLEDを利用した表示装置では、その特有の回路構成のために、LCDに比べて発光部の面積が小さくなる傾向がある。そのためOLEDを利用した表示装置に対して、LCDに最適化されたメッシュ方式のタッチパネルをそのまま適用すると、画素とメッシュ(すなわち導電性細線)との間で干渉が生じて画質が悪化することが、本件発明者の研究の結果判明した。特に、画素とメッシュとの間の干渉はモアレと呼ばれる濃淡ムラをもたらし、観察画像の視認不良を引き起こす懸念がある。なお、このような事象及び懸念は、メッシュ方式のタッチパネルをOLED表示装置に適用した場合には限定されず、メッシュ状の導電性パターンをOLED表示装置と組み合わせた各種の装置全般において生じうる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、OLEDを具備する表示装置と導電性パターンとを備える導電性パターン付き表示装置において、OLEDの特性を考慮し、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制できる構成及び手法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数の画素を有する表示装置と、複数の画素の少なくとも一部を覆うように配置される導電性パターンを有する導電性パターン基板と、を備える導電性パターン付き表示装置であって、複数の画素の各々は、複数のサブピクセルを含み、複数のサブピクセルの各々は、有機発光ダイオードを含み、導電性パターンは、複数のサブピクセルの少なくとも一部と重なる複数の導電性細線を含み、複数の導電性細線は、第1延在方向へ延在する複数の導電性細線と、第2延在方向へ延在する複数の導電性細線とを含み、第1延在方向へ延在する複数の導電性細線は、第1画素方向及び第2画素方向の各々に関し、一定の細線ピッチで配置され、第2延在方向へ延在する複数の導電性細線は、第1画素方向及び第2画素方向の各々に関し、一定の細線ピッチで配置され、複数の画素は、第1画素方向及び第2画素方向の各々に関し、一定の画素ピッチで配置され、細線ピッチは、第1画素方向及び第2画素方向の各々に関し、画素ピッチのQ倍(ただしQは1以上の整数)の大きさを有する導電性パターン付き表示装置に関する。
Qは、2以上の整数であってもよい。
第1画素方向に並んで配置される複数の画素においてK個(ただしKは1以上の整数)にL個(ただしLは1以上且つK以下の整数)の割合で、複数の導電性細線のいずれかと重なるサブピクセルが存在し、第2画素方向に並んで配置される複数の画素においてM個(ただしMは1以上の整数)にN個(ただしNは1以上且つM以下の整数)の割合で、複数の導電性細線のいずれかと重なるサブピクセルが存在してもよい。
第1延在方向は、複数の画素の各々の2つの対角線のうちの一方の方向と一致し、第2延在方向は、複数の画素の各々の2つの対角線のうちの他方の方向と一致してもよい。
複数の導電性細線の各々は、重なるサブピクセルが含まれる画素の対角線上に延在してもよい。
複数の導電性細線のいずれかと重なるサブピクセルが含まれる画素は、2本の導電性細線と重なってもよい。
複数の導電性細線のいずれかと重なるサブピクセルが含まれる画素に含まれる全てのサブピクセルが、複数の導電性細線の少なくともいずれかと重なってもよい。
本発明によれば、細線ピッチが画素ピッチのQ倍(ただしQは1以上の整数)の大きさを有するように、複数の画素及び複数の導電性細線が配置される。このようにOLEDの特性を考慮し、画素の配置周期と導電性細線の配置周期との間で干渉が生じないように画素と導電性パターンの配置が調整されることで、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制できる。
図1は、タッチ位置検出機能付き表示装置を構成するタッチパネル装置及び表示装置の外観を概略的に示す斜視図である。 図2は、タッチパネル装置に含まれるタッチパネル基板を示す平面図である。 図3Aは、タッチパネル基板の層構成の一例を示す図である。 図3Bは、タッチパネル基板の層構成の一例を示す図である。 図4Aは、タッチパネル基板の層構成の他の例を示す図である。 図4Bは、タッチパネル基板の層構成の他の例を示す図である。 図4Cは、タッチパネル基板の層構成の他の例を示す図である。 図5は、第1電極及び第1ダミー部を拡大して示す平面図である。 図6は、第2電極及び第2ダミー部を拡大して示す平面図である。 図7は、第1パターン導電体及び第2パターン導電体の拡大平面図である。 図8は、表示装置の画素及びサブピクセルの配置構成の一例を示す平面図である。 図9は、表示装置の画素及びサブピクセルの配置構成の他の例を示す平面図である。 図10は、表示装置の画素及びサブピクセルの配置構成の他の例を示す平面図である。 図11は、第1実施形態に係る画素及び導電性パターンの配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。 図12は、1つの画素に含まれるサブピクセルと導電性細線との配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。 図13は、第2実施形態に係る画素及び導電性パターンの配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。 図14は、第2実施形態の一変形例に係る画素及び導電性パターンの配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。 図15は、第2実施形態の他の変形例に係る画素及び導電性パターンの配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図面中には、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺及び寸法比等を、実物のそれらから適宜変更又は誇張されている部分がある。また本明細書において、「基板」、「基材」及び「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。なお、以下に説明する本発明に係る「有機発光ダイオードを具備する導電性パターン付き表示装置」は、後述のように、比較的な柔軟な素材である樹脂フィルムを基材とする場合だけでなく、比較的剛性の高いガラスを基材とする場合にも好適である。さらに、本明細書において用いる、形状、幾何学的条件及びそれらの程度を特定する用語や値等(例えば「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等)については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
以下では、導電性パターンを有する導電性パターン基板が、外部導体の接近を検出するタッチパネル基板として機能する例について説明する。具体的には、導電性パターン基板によって構成されるタッチパネル装置と表示装置とが組み合わされて構成されるタッチ位置検出機能付き表示装置を、導電性パターン付き表示装置の一例として説明する。
図1は、タッチ位置検出機能付き表示装置10を構成するタッチパネル装置15及び表示装置12の外観を概略的に示す斜視図である。図2は、タッチパネル装置15に含まれるタッチパネル基板20を示す平面図である。図3A〜図3B及び図4A〜図4Cの各々は、タッチパネル基板20の層構成を例示する図である。
図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、OLEDよって構成される表示装置12と、表示装置12の表示面12aを覆うように配置されるタッチパネル装置15と、を備える。
表示装置12は、画像を表示することができる表示領域A1と、表示領域A1を取り囲むようにして表示領域A1の外側に配置された非表示領域(「額縁領域」とも呼ばれる)A2と、を含む。タッチパネル装置15は、表示装置12の表示面12aに対面するように配置されるタッチパネル基板20(図2参照)と、タッチパネル基板20に接続された図示しない回路と、を含む。このタッチパネル装置15は、表示装置12の表示面12aに、例えば接着層(図示せず)を介して接着される。
ここでは、タッチパネル装置15のタッチパネル基板20が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネル装置として構成される例について説明する。「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本明細書では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として扱われる。典型的な静電容量結合方式のタッチパネル装置は、透光性且つ導電性のパターンを有する。外部導体(典型的には人間の指)がタッチパネル装置に接近すると、外部導体とタッチパネル装置の導電性パターンとの間でコンデンサ(すなわち静電容量)が形成される。このコンデンサの形成に伴う電気的な状態の変化に基づき、タッチパネル装置上において外部導体が接近している位置又は接触している位置の位置座標が特定される。なお本実施形態のタッチ位置検出機能付き表示装置10において採用されている後述の技術的思想は、自己容量方式タッチパネル装置及び相互容量方式のタッチパネル装置のいずれに対しても応用可能である。
タッチパネル基板20は、図3A〜図3B及び図4A〜図4Cに示すように、位置検出に利用されるパターン導電体30、50が設けられるタッチパネルセンサ21、22、23と、タッチパネルセンサ21、22、23よりも観察者側に配置される透明カバー24と、を含む。透明カバー24は、接合層(図示せず)等を介して最も観察者側に配置されるタッチパネルセンサ(図3A〜図3Bの各々に示す例では第1タッチパネルセンサ21、図4A〜図4Cの各々に示す例ではタッチパネルセンサ23)に接合され、タッチパネル装置15によって外部導体の接触位置又は接近位置を検出する際のタッチ面が形成される。
投影型容量結合方式のタッチパネル基板20は、例えば図3A〜図3Bの各々に示すように、2つのタッチパネルセンサ(すなわち第1タッチパネルセンサ21及び第2タッチパネルセンサ22)を含んでいてもよい。この場合、それぞれのタッチパネルセンサがパターン導電体(すなわち第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50)を有する。すなわち図3A〜図3Bの各々に示すタッチパネル基板20は、第1基材26及び当該第1基材26上に設けられる第1パターン導電体30を有する第1タッチパネルセンサ21と、第2基材27及び当該第2基材27上に設けられる第2パターン導電体50を有する第2タッチパネルセンサ22と、を含む。なお第1パターン導電体30は、第1基材26のうち透明カバー24側の面上に設けられてもよいし(図3A参照)、第1基材26のうち表示装置12側(すなわち第2タッチパネルセンサ22側)の面上に設けられてもよい(図3B参照)。同様に第2パターン導電体50は、第2基材27のうち透明カバー24側(すなわち第1タッチパネルセンサ21側)の面上に設けられてもよいし(図3A参照)、第2基材27のうち表示装置12側の面上に設けられてもよい(図3B参照)。
別の例として、投影型容量結合方式のタッチパネル基板20は、図4A〜図4Cの各々に示すように、単一のタッチパネルセンサ23のみを有していてもよい。例えば図4Aに示すタッチパネルセンサ23は、基材28と、基材28の一方の側の面上に設けられる第1パターン導電体30と、基材28の他方の側の面上に設けられる第2パターン導電体50と、を有する。一方、図4B〜図4Cに示すタッチパネルセンサ23は、基材28と、基材28の一方の側の面上に設けられる第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50と、を有する。この場合、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50は、基材28のうち透明カバー24側の面上に設けられてもよいし(図4B参照)、基材28のうち表示装置12側の面上に設けられてもよい(図4C参照)。
図3A〜図3B及び図4A〜図4Cの各々に示すようなタッチパネル基板20において、基材26、27、28は、パターン導電体30、50を支持する支持材として機能するとともに、誘電体としても機能する。なお表示装置12からの画像を観察者がタッチパネル基板20を介して観察できるように、タッチパネル基板20に含まれる基材26、27、28は、透明又は半透明となっている。一般に、基材26、27、28は、可視光領域における光透過率が80%以上であることが好ましく、84%以上であることがより好ましい。基材26、27、28の可視光透過率は、例えば、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JISK0115準拠品)を用いて380nm〜780nmの波長域の光を測定した場合に得られる各波長における光透過率の平均値として特定可能である。
このような特性を有する基材26、27、28は、例えば、誘電体として機能し得るガラスや樹脂フィルムによって構成可能である。基材26、27、28を構成可能な樹脂フィルムとしては、光学部材の基材として使用されている種々の樹脂フィルムを好適に用いることができる。一例として、複屈折性を有さない光学等方性のフィルム、典型的には、トリアセチルセルロースに代表されるセルロースエステルからなるフィルムを、基材26、27、28として用いることができる。他の例として、複屈折性を有する光学等方性のフィルムも、基材26、27、28として用いることができる。例えば、安価で安定性に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィルムを、基材26、27、28として用いることができる。ポリエステルフィルムは、吸湿性が低く、高温多湿の環境化においても変形等が生じ難い。なお後述の第1電極31、第2電極51、第1ダミー部34及び第2ダミー部54を適切に保持することができる限りにおいて、基材26、27、28の具体的な構成が特に限られることはない。例えば、PET層などの表面に設けられたハードコート層がさらに基材26、27、28に含まれていてもよい。本実施形態において、基材26、27、28は、何らかの具体的な構造や材料を意味するものではなく、タッチパネル基板20を構成する第1電極31や第2電極51などのパターンの下地となるものを意味するにすぎない。
このような基材26、27、28によって支持される第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50によって、図2に示す複数の第1電極31及び複数の第2電極51が形成される。第1電極31及び第2電極51は、基材26、27、28の法線方向(すなわち第1電極方向D1及び第2電極方向D2の各々に垂直な方向)に関して相互に離間して配置され、各第1電極31は第1電極方向D1に延在し、各第2電極51は第2電極方向D2に延在する。図示の例では、第1電極方向D1及び第2電極方向D2は直交し、各第1電極31と各第2電極51とは相互に垂直を成す方向に延在する。なお図2においては図示を省略しているが、タッチパネル基板20は、タッチパネル基板20の一方の側において第1電極31の間に設けられた複数の第1ダミー部34(図5参照)と、タッチパネル基板20の他方の側において第2電極51の間に設けられた複数の第2ダミー部54(図6参照)と、を更に備えることができる。第1電極31、第1ダミー部34、第2電極51及び第2ダミー部54はいずれも、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50を形成する金属材料を含む導線(すなわち金属細線)によって構成されている。このように、第1電極31及び第1ダミー部34は一方側(観察者側)に設けられ、第2電極51及び第2ダミー部54は他方側(表示装置12側)に設けられる。なお図2において、基材の一方側(観察者側)に設けられている構成要素が実線で表され、基材の他方側(表示装置12側)に設けられている構成要素が点線で表されている。
第1電極31は、図2に示すように、第1電極方向D1へ並べられた複数の第1膨出部32と、隣接する2つの第1膨出部32を接続するよう第1電極方向D1に延びる第1線状部33と、を含む。第1膨出部32は、第1電極方向D1と交差する第2電極方向D2に関する幅が、第1線状部33の幅よりも大きい。また第2電極51は、第2電極方向D2へ並べられた複数の第2膨出部52と、隣接する2つの第2膨出部52を接続するよう第2電極方向D2に延びる第2線状部53と、を含む。第2膨出部52は、第2電極方向D2と交差する第1電極方向D1に関する幅が、第2線状部53の幅よりも大きい。
図2に示すように、タッチパネル基板20は、タッチ位置を検出可能な領域に対応する矩形状のアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周辺に位置する矩形枠状の非アクティブエリアAa2と、を含む。アクティブエリアAa1及び非アクティブエリアAa2はそれぞれ、表示装置12の表示領域A1及び非表示領域A2に対応するように区画される。矩形状のアクティブエリアAa1の輪郭は、図1に示すように、第1電極方向D1に延びる長辺16aと、第2電極方向D2に延びる短辺16bと、を含む。第1電極方向D1及び第2電極方向D2は、アクティブエリアAa1の輪郭を構成する長辺16a及び短辺16bに基づいて定められる。アクティブエリアAa1の輪郭が、表示装置12において一般的に採用される矩形状である場合、長辺16aの延在方向と一致する第1電極方向D1と、短辺16bの延在方向と一致する第2電極方向D2とが直交する。
上述の第1電極31、第1ダミー部34、第2電極51及び第2ダミー部54は、アクティブエリアAa1内に配置される。一方、非アクティブエリアAa2には、図2に示すように、それぞれの第1電極31に電気的に接続される複数の第1配線部38及び第1端子部39と、それぞれの第2電極51に電気的に接続される複数の第2配線部58及び第2端子部59とが、設けられる。第1配線部38及び第1端子部39は、例えば図3A〜図3Bの各々に示す例では第1パターン導電体30と同様にして第1基材26上に設けられ、また図4A〜図4Cの各々に示す例では第1パターン導電体30と同様にして基材28の面上に設けられる。また、第2配線部58及び第2端子部59は、例えば図3A〜図3Bの各々に示す例では第2パターン導電体50と同様にして第2基材27上に設けられ、また図4A〜図4Cの各々に示す例では第2パターン導電体50と同様にして基材28の他方の面上に設けられる。なお図4Aに示す例では、第1配線部38及び第1端子部39が第1パターン導電体30と同様に基材28の一方の面上に設けられ、第2配線部58及び第2端子部59が第2パターン導電体50と同様に基材28の他方の面上に設けられる。それに対し、図4B及び図4Cの各々に示す例では、第1配線部38、第1端子部39、第2配線部58及び第2端子部59が、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50と同様に基材28の一方の面上に設けられる。第1端子部39及び第2端子部59は、基材26、27、28の外縁近傍に配置され、FPC(Flexible Printed Circuits)等の外部導電体と電気的に接続される。
信号を適切に伝達することができる限りにおいて、第1配線部38及び第1端子部39並びに第2配線部58及び第2端子部59の具体的な構成は特に限られることはない。例えば第1配線部38及び第1端子部39は、第1パターン導電体30と同一の層構成で第1パターン導電体30と同時に形成されてもよい。同様に、第2配線部58及び第2端子部59は、第2パターン導電体50と同一の層構成で第2パターン導電体50と同時に形成されてもよい。
次に、第1電極31及び第1ダミー部34を形成する第1パターン導電体30について説明する。
図5は、第1電極31及び第1ダミー部34を拡大して示す平面図である。第1パターン導電体30は、メッシュパターン(網目状パターン)で配列された第1線状導電体40を有する。図5において符号P1は、第1方向M1に直交する第1配列方向MA1に沿った第1線状導電体40の配列ピッチを表し、符号P2は、第2方向M2に直交する第2配列方向MA2に沿った第1線状導電体40の配列ピッチを表す。符号θx1は第1開口領域43が成す菱形の鋭角を示し、符号44は第1開口領域43が成す菱形の長対角線を示し、符号45は第1開口領域43が成す菱形の短対角線を示す。
第1線状導電体40には、各第1電極31の輪郭に対応するようにして、第1分断部35が設けられている。したがって、第1電極31と第1ダミー部34との間の境界部の形状、すなわち第1電極31の輪郭は、第1電極31と第1ダミー部34との間の第1分断部35の配置に応じて画定される。図5では、第1電極31の輪郭が、符号B1が付された一点鎖線によって示されている。アクティブエリアAa1内に設けられた複数の第1電極31と複数の第1ダミー部34とは、第1分断部35によって、互いから分離されて絶縁されている。すなわち複数の第1電極31及び複数の第1ダミー部34は、アクティブエリアAa1の全域に広がる導電性細線である第1線状導電体40を第1分断部35により断線することによって区画される複数の区分にそれぞれ対応する。
図示された例において、メッシュパターンで配列された第1線状導電体40は、多数の第1開口領域43を画成する。すなわち図5に示すように、第1線状導電体40は、2つの第1分岐点42の間において延在する第1接続要素41を多数含み、これらの第1接続要素41によって菱形の各第1開口領域43が画成される。
図5に示された例において、第1パターン導電体30は、第1方向M1に延び、第1方向M1に交差する方向へ等間隔に規則的に並べられた第1線状導電体40と、第1方向M1に交差する第2方向M2に延び、第2方向M2に交差する方向へ等間隔に規則的に並べられた第1線状導電体40と、を含む。本実施形態の第1開口領域43が鋭角を持つ菱形を成すことから、第1方向M1及び第2方向M2は、直交しておらず、互いに対して傾斜する。図5に示された例では、同一形状の第1開口領域43が、互いに同一の向きを向くようにして配列されている。このように本実施形態の第1パターン導電体30を成す第1線状導電体40は、規則的に配列された菱形の第1開口領域43を画成するメッシュパターンで配列されている。
第1パターン導電体30によって形成される第1電極31は、外部導体がタッチパネル基板20に接触又は接近した際に生じる電磁的な変化又は静電容量の変化を検知するために設けられる。そのため第1電極31を成す第1線状導電体40には、電磁的な変化又は静電容量の変化に起因する電流を検知可能なレベルで流すことができる程度の導電性が求められる。このような導電性を有する第1線状導電体40の構成材料としては、優れた導電性を有する金属材料が好ましく用いられる。例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、及びこれらの合金のうちの一以上を、第1線状導電体40を構成する材料として用いることができる。
一方、これらの金属材料は、可視光に対して遮光性を有する。表示装置12によって表示される画像を十分に視認可能とする観点からは、第1パターン導電体30を成す第1線状導電体40の線幅は、10μm以下とすることが好ましく、より好ましくは7μm以下とすることができる。また表示装置12によって表示される画像を十分に視認可能とする観点からは、第1パターン導電体30の開口率は、80%以上とすることが好ましく、より好ましくは90%以上とすることができる。これらの設計によって、観察者が視認する画像に対して第1線状導電体40が及ぼす影響を、無視可能な程度にまで低くすることも可能である。
次に、第2電極51及び第2ダミー部54を形成する第2パターン導電体50について説明する。
図6は、第2電極51及び第2ダミー部54を拡大して示す平面図である。第2パターン導電体50は、第1パターン導電体30と同様に、メッシュパターンで配列された第2線状導電体60を有する。図6において符号P3は、第3方向M3に直交する第3配列方向MA3に沿った第2線状導電体60の配列ピッチを表し、符号P4は、第4方向M4に直交する第4配列方向MA4に沿った第2線状導電体60の配列ピッチを表す。
第2線状導電体60には、各第2電極51の輪郭に対応するようにして、第2分断部55が設けられている。したがって、第2電極51と第2ダミー部54との間の境界部の形状、すなわち第2電極51の輪郭は、第2電極51と第2ダミー部54との間の第2分断部55の配置に応じて画定される。図6では、第2電極51の輪郭が、符号B2が付された一点鎖線によって示されている。アクティブエリアAa1内に設けられた複数の第2電極51と複数の第2ダミー部54とは、第2分断部55によって、互いから分離されて絶縁されている。すなわち複数の第2電極51及び複数の第2ダミー部54は、アクティブエリアAa1の全域に広がる導電性細線である第2線状導電体60を第2分断部55により断線することによって区画される複数の区分にそれぞれ対応する。
図示された例において、メッシュパターンで配列された第2パターン導電体50は、多数の第2開口領域63を画成する。すなわち図6に示すように、第2線状導電体60は、2つの第2分岐点62の間において延在する第2接続要素61を多数含み、これらの第2接続要素61によって菱形の各第2開口領域63が画成される。
図6に示された例において、第2パターン導電体50は、第3方向M3に延び、第3方向M3に交差する方向へ等間隔に規則的に並べられた第2線状導電体60と、第3方向M3に交差する第4方向M4に延び、第4方向M4に交差する方向へ等間隔に規則的に並べられた第2線状導電体60と、を含む。本実施形態の第2開口領域63が鋭角を持つ菱形を成すことから、第3方向M3及び第4方向M4は、直交しておらず、互いに対して傾斜する。図6に示された例では、同一形状の第2開口領域63が、互いに同一の向きを向くようにして敷き詰められている。このように本実施形態の第2パターン導電体50を成す第2線状導電体60は、規則的に配列された菱形の第2開口領域63を画成するメッシュパターンで配列されている。
第2線状導電体60は、上述の第1線状導電体40と同様の材料を用いて作られ得る。また、第2線状導電体60の線幅は、上述の第1線状導電体40の線幅と同様に設定することができ、第2パターン導電体50の開口率は、上述の第1パターン導電体30の開口率と同様に設定することができる。
図7は、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50の拡大平面図である。図7には第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50の一部が抜粋されて図示されており、第1電極31、第1ダミー部34、第2電極51、第2ダミー部54、第1分断部35及び第2分断部55等の図示は省略されている。また図7において、タッチパネル基板20のうちの一方側に設けられる第1パターン導電体30は、他方側に設けられる第2パターン導電体50よりも太い線で表されている。図7に示す例では、第1パターン導電体30の第1分岐点42と第2パターン導電体50の第2分岐点62とが互いに重ならないように、第1パターン導電体30の第1接続要素41及び第2パターン導電体50の第2接続要素61が配置されている。より具体的には、第1開口領域43及び第2開口領域63はほぼ同じ平面形状を有し、第1パターン導電体30の各第1分岐点42が第2パターン導電体50の各第2開口領域63の中央に配置され、第2パターン導電体50の各第2分岐点62が第1パターン導電体30の各第1開口領域43の中央に配置される。そのため、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50の両者の平面視に関し、各第1開口領域43は第2パターン導電体50(すなわち第2接続要素61)によって4つの菱形の開口領域に区分され、また各第2開口領域63は第1パターン導電体30(すなわち第1接続要素41)によって4つの菱形の開口領域に区分される。
なお上述のタッチパネル基板20(図2参照)は、一例として、次のようにして製造することができる。図3A〜図3Bの各々に示す例では、まず、例えば樹脂フィルムからなる第1基材26上に、後に第1パターン導電体30を形成するようになる金属膜を積層する。この金属膜は、金属箔の転写或いは蒸着による成膜等の既知の任意の方法に基づいて形成及び積層可能である。次に、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより、金属膜から第1パターン導電体30を形成する。また、第1基材26上に第1配線部38及び第1端子部39を形成する。第1配線部38及び第1端子部39は、第1パターン導電体30と同様に金属膜をパターニングすることで作製してもよいし、第1パターン導電体30とは別途にスクリーン印刷等によって作製してもよい。以上により、第1基材26及び第1パターン導電体30を具備する第1タッチパネルセンサ21が得られる。また、第1タッチパネルセンサ21と同様にして、第2タッチパネルセンサ22を作製する。その後、作製された第1タッチパネルセンサ21及び第2タッチパネルセンサ22を位置決めして貼合することにより、図3A〜図3Bの各々に示すようなタッチパネル基板20が得られる。一方、図4A〜図4Cの各々に示されたタッチパネル基板20は、基材28の両面又は片面に金属膜を形成し、その金属膜をパターニングすることにより、得られる。
次に、表示装置12の画素配列の一例について説明する。
図8は、表示装置12の画素P及びサブピクセルSの配置構成の一例を示す平面図である。なお図8において「R」の表示が付されたサブピクセルSは赤色光を発するサブピクセルSを示し、「G」の表示が付されたサブピクセルSは緑色光を発するサブピクセルSを示し、「B」の表示が付されたサブピクセルSは青色光を発するサブピクセルSを示す。また「Dp1」は、複数画素Pによって構成される画素列の方向(すなわち第1画素方向Dp1(第1の方向))を示し、「Dp2」は、複数画素Pによって構成される画素行の方向(すなわち第2画素方向Dp2(第2の方向))を示す。図8に示す例では、第1画素方向Dp1は第1電極方向D1と一致し、第2画素方向Dp2は第2電極方向D2と一致し、第1画素方向Dp1は第2画素方向Dp2と直交する。
表示装置12は、規則的に配置された複数の画素Pを有する。一般的な表示装置12では、その表示面12aが成す矩形状の長辺及び短辺にそれぞれ平行な2方向(すなわち第1電極方向D1及び第2電極方向D2)へ、一定のピッチで等間隔に複数の画素Pが配列される。すなわち表示装置12が有する複数の画素Pは、第1画素方向Dp1へ並んで配置される複数画素Pによって構成される画素列を複数形成するとともに、第2電極方向D2へ並んで配置される複数画素Pによって構成される画素行を複数形成する。
各画素Pは複数のサブピクセルSを含み、各サブピクセルSは対応の色を発光可能なOLED(有機発光ダイオード)を含む。図8に示す例では、3種類の色(すなわち赤色、緑色及び青色)を発光可能なサブピクセルSを含む。各画素Pに含まれるサブピクセルSは、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の両方向に並べられている。図8に示す例では、青色サブピクセルSは赤色サブピクセルS及び緑色サブピクセルSの各々と第2電極方向D2へ離間して並べられており、緑色サブピクセルSは赤色サブピクセルSと第1電極方向D1へ離間して並べられている。なお、各画素Pに含まれるサブピクセルSの種類(すなわち発光色)及び数は特に限定されず、例えば2種類又は4種類以上の色を発光可能なサブピクセルSが各画素Pに含まれていてもよい。また各画素P内におけるサブピクセルS間の相対的な位置関係も特に限定されず、例えば第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2のうちのいずれか一方にのみサブピクセルが並ぶように配置されてもよいし、各画素P内のサブピクセルS同士が近接して或いは密着して配置されてもよい。
このように各サブピクセルSが個々の発光素子を構成し、各画素Pは、繰り返し単位を構成する複数のサブピクセルの集合によって構成される。表示装置12が有する画素P及びサブピクセルSの配置は図8に示す例に限定されず、任意の形態で配置可能である。例えば図8に示す例では、正方形状の各画素Pの範囲内に各色(すなわち赤、緑及び青の各々)のサブピクセルSが一つずつ含まれているが、各画素Pの形状は必ずしも正方形状には限定されず、また各画素Pに各色のサブピクセルSが複数個含まれていてもよい。
図9は、表示装置12の画素P及びサブピクセルSの配置構成の他の例を示す平面図である。図9に示す例では、2個の赤色サブピクセルS、4個の緑色サブピクセルS及び2個の青色サブピクセルSが各画素Pに含まれている。各画素Pでは、「青色サブピクセルS、緑色サブピクセルS、赤色サブピクセルS及び緑色サブピクセルS」が第2画素方向Dp2に並ぶ第1サブピクセル行と、「赤色サブピクセルS、緑色サブピクセルS、青色サブピクセルS及び緑色サブピクセルS」が第2画素方向Dp2に並ぶ第2サブピクセル行とが、第1画素方向Dp1に並べられている。
図9に示すように、各画素Pに含まれるサブピクセルSは、色毎に複数個設けられていてもよい。なお図8及び図9に示す例において表示装置12が有する複数の画素Pの配列方向(すなわち第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2)は、各第1電極31が延在する方向(すなわち第1電極方向D1)及び各第2電極51が延在する方向(すなわち第2電極方向D2)と一致していたが、必ずしも一致している必要はない。
図10は、表示装置12の画素P及びサブピクセルSの配置構成の他の例を示す平面図である。図10に示す例では、表示装置12が有する複数の画素Pは、第1電極方向D1及び第2電極方向D2とは異なる方向(すなわち第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2)へ並んで配置される。具体的には、複数の画素Pは、「第1電極方向D1に対して45°を成す第1画素方向Dp1」へ並んで配置される複数画素Pによって構成される画素列を複数形成するとともに、「第2電極方向D2に対して45°を成す第2画素方向(第2方向)Dp2」へ並んで配置される複数画素Pによって構成される画素行を複数形成する。なお第1画素方向Dp1は、第2画素方向Dp2と直交する。図10に示す例において各画素Pは、1個の赤色サブピクセルSと、2個の緑色サブピクセルSと、1個の青色サブピクセルSとを含み、各画素Pの一方の対角線上に2個の緑色サブピクセルSが配置され、他方の対角線上に赤色サブピクセルS及び青色サブピクセルSが配置されている。
<導電性パターン及び画素の配置関係 >
上述のように、本実施形態のタッチ位置検出機能付き表示装置10は、複数の画素Pを有する表示装置12(図8〜10参照)と、表示装置12が有する複数の画素Pの少なくとも一部(図1に示す例では全部)を覆うように配置される導電性パターン(すなわち第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50)を有する導電性パターン基板(すなわちタッチパネル基板20)と、を備える。
本件発明者は、OLEDの特性を考慮し、そのようなタッチ位置検出機能付き表示装置10によって提供される観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制するのに有効な「導電性パターン(すなわち第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50)と画素P及びサブピクセルSとの間の具体的な配置関係」を新たに見出した。以下、そのような具体的な配置関係について説明する。
なお、表示装置12の画素Pを覆うように配置される導電性パターンには、上述のように第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50が含まれる。そのため以下の説明では、第1パターン導電体30及び第2パターン導電体50を集合的に「導電性パターン70」と呼ぶ。また第1パターン導電体30は複数の第1線状導電体40が結合して構成され、第2パターン導電体50は複数の第2線状導電体60が結合して構成される。そのため以下の説明では、導電性パターン70を構成するこれらの第1線状導電体40及び第2線状導電体60を集合的に「導電性細線71」と呼ぶ。したがって導電性パターン70は、複数の導電性細線71によって構成される。
本件発明者は、鋭意研究の結果、導電性パターン70を構成する複数の導電性細線71は、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関して一定のピッチ(以下、「細線ピッチ」とも称する)で配置され、この細線ピッチが、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、画素ピッチのQ倍(ただしQは1以上の整数)の大きさを有する場合に、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制できることを新たに見出すに至った。この場合、「第1画素方向Dp1に並んで配置される複数画素PにおいてK個(ただしKは1以上の整数)にL個(ただしLは1以上且つK以下の整数)の割合で、複数の導電性細線71のいずれかと重なるサブピクセルSが存在し」且つ「第2画素方向Dp2に並んで配置される複数画素PにおいてM個(ただしMは1以上の整数)にN個(ただしNは1以上且つM以下の整数)の割合で、複数の導電性細線71のいずれかと重なるサブピクセルSが存在する」ことが好ましい。なお各導電性細線71における分断部(すなわち第1分断部35及び第2分断部55)の有無は問わず、分断部を有する導電性細線71は、分断部を有さない導電性細線71と仮定されて扱われてもよい。すなわち細線ピッチに関し、分断部を有する導電性細線71と分断部を有さない導電性細線71とを同等に取り扱うことが可能である。また画素P及びサブピクセルSとの重なりの有無に関し、「分断部を有する導電性細線71」を「分断部を有さない導電性細線71」として扱うことも可能である。
上記の「K」、「L」、「M」、「N」及び「Q」として具体的な数値が採用される具体的な実施形態に関し、以下に説明する。
<第1実施形態>
図11は、第1実施形態に係る画素P及び導電性パターン70の配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。
上述のように表示装置12が有する複数の画素Pは、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し一定のピッチ(以下、「画素ピッチ」とも称する)で配置されている。また複数の導電性細線71は、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、一定のピッチ(すなわち細線ピッチ)で配置されており、各導電性細線71は、「自らが重なるサブピクセルS」が含まれる画素Pの対角線上に延在する。
導電性パターン70を構成する複数の導電性細線71は、第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線71aと、第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線71bとを含む。ここでいう第1延在方向Dr1は、複数の画素Pの各々における2つの対角線のうちの一方の方向と一致し、第2延在方向Dr2は、当該対角線のうちの他方の方向と一致する。第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線71aは、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、一定のピッチ(すなわち細線ピッチ)で配置される。同様に、第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線71bは、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、一定のピッチ(すなわち細線ピッチ)で配置される。
図11に示す例では、全ての画素Pの対角線上に導電性細線71が延在するように、画素Pに対する導電性細線71(導電性パターン70)の配置が調整されている。すなわち全ての画素Pの各々には、第1延在方向Dr1へ延在する1本の導電性細線71a及び第2延在方向Dr2へ延在する1本の導電性細線71bが重なっており、これらの導電性細線71a、71bが各画素Pの対角線上に配置される。このように「複数の導電性細線71のいずれかと重なるサブピクセルSが含まれる画素P(本例では全画素P)」は、自らの2本の対角線上に延在する2本の導電性細線71と重なるように設けられる。
この場合、上記の「K」は「1」となり、「L」は「1」となり、「M」は「1」となり、「N」は「1」となり、「Q」は「1」となる。すなわち、「第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線71aの細線ピッチ」及び「第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線71bの細線ピッチ」の各々は、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、画素ピッチの「1倍」の大きさを有しており、各細線ピッチは画素ピッチと等しい。そして、第1画素方向Dp1に並んで配置される複数画素Pにおいて「1個中1個の割合」で、複数の導電性細線71のいずれか(本実施形態では第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a及び第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b)と重なるサブピクセルSが存在する。また第2画素方向Dp2に並んで配置される複数画素Pにおいて「1個中1個の割合」で、複数の導電性細線71のいずれか(本実施形態では第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a及び第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b)と重なるサブピクセルSが存在する。
図12は、1つの画素Pに含まれるサブピクセルSと導電性細線71との配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。
上述のように、図11に示す例では全ての画素Pに関し、各画素Pに含まれる複数のサブピクセルSのいずれかが導電性細線71と重なるが、とりわけサブピクセルSが図12に示すように配置される場合には、各画素Pに含まれる全てのサブピクセルS(すなわち赤色サブピクセルS、緑色サブピクセルS及び青色サブピクセルSの全て)が導電性細線71と重なる。このように「複数の導電性細線71のいずれかと重なるサブピクセルSが含まれる画素(図11に示す例では全画素)」に含まれる全てのサブピクセルSが、複数の導電性細線71の少なくともいずれかと重なることで、導電性細線71による遮光割合のサブピクセルS間での偏りを効果的に低減することができる。これにより、例えば観察画像において色間で明るさに偏りが生じることを効果的に防げる。
なお図12に示す例のサブピクセルSは、図8に示すサブピクセルSと同様の配置形態を有するが、他の配置形態を有していてもよい。また各画素Pに含まれるサブピクセルSの全てが導電性細線71と重なっている必要はなく、導電性パターン70を構成する複数の導電性細線71は複数のサブピクセルSの少なくとも一部と重なっていればよく、各画素Pに含まれるサブピクセルSの一部のみが導電性細線71と重なっていてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、全画素Pと規則的に重なるように導電性細線71(すなわち第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a及び第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b)が配置されることで、画素Pの配置周期と導電性細線71の配置周期との間で干渉が生じず、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制することができる。
<第2実施形態>
図13は、第2実施形態に係る画素P及び導電性パターン70の配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。
本実施形態において、上述の第1実施形態と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のタッチ位置検出機能付き表示装置10では、導電性細線71の細線ピッチ(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線71aの細線ピッチ」及び「第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線71bの細線ピッチ」の各々)は、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、画素ピッチのQ倍(ただしQは2以上の整数)の大きさを有する。図13に示す例では、「Q」は「2」に設定され、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、特定の方向に延在する導電性細線71(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」の各々)が2つの画素Pに対して1本の割合で存在する。
また各導電性細線71は「重なるサブピクセルSが含まれる画素P」の対角線上に延在し、「複数の導電性細線71のいずれかと重なるサブピクセルSが含まれる画素P」は自らの両対角線のそれぞれの上に延在する2本の導電性細線71(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」)と重なる。
したがって図13に示す例では、「導電性細線71と重なる画素」と「導電性細線71と重ならない画素」とが、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関して交互に存在し、「導電性細線71と重なる画素」及び「導電性細線71と重ならない画素」が市松模様状に配列される。すなわち第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、2つの画素のうち1つの割合で「導電性細線71と重なる画素」が存在し、また2つの画素のうち1つの割合で「導電性細線71と重ならない画素」が存在する。したがって本実施形態では、上記の「K」は「2」となり、「L」は「1」となり、「M」は「2」となり、「N」は「1」となる。
他の構成は、上述の第1実施形態とほぼ同じである。
本実施形態においても画素Pと規則的に重なるように導電性細線71(導電性パターン70)が配置されるため、画素Pの配置周期と導電性細線71の配置周期との間で干渉が生じず、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制することができる。
特に本実施形態によれば、「導電性細線71と重ならない画素P」からの光は導電性細線71によって阻害されることなく出射する。そのため、観察画像の明るさ(輝度)の損失を抑えて、鮮明な観察画像を提供することが可能である。
なお本実施形態に係るタッチ位置検出機能付き表示装置10は、図13に示す例に限定されない。
図14は、第2実施形態の一変形例に係る画素P及び導電性パターン70の配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。本変形例でも上記の「Q」は「2」に設定され、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、特定の方向に延在する導電性細線71(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」の各々)が2つの画素Pに対して1本の割合で存在する。
ただし図14に示す変形例では、全画素Pがいずれかの導電性細線71と重なり、各画素Pは1本の導電性細線71(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」又は「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」)のみと重なる。すなわち、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関して隣り合う画素P間において、重畳的に配置される導電性細線71の延在方向は相互に異なっている。隣り合う2つの画素P間において、一方の画素Pには「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」のうちの一方が重なり、他方の画素Pには「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」のうちの他方が重なる。したがって本変形例では、上記の「K」は「1」となり、「L」は「1」となり、「M」は「1」となり、「N」は「1」となる。
本変形例においても画素Pと規則的に重なるように導電性細線71(導電性パターン70)が配置されるため、画素Pの配置周期と導電性細線71の配置周期との間で干渉が生じにくく、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制することができる。また図14に示す本変形例における「導電性細線71による、全画素P(すなわち全サブピクセルS)からの光の遮光割合」は、図13に示す例における「導電性細線71による、全画素P(すなわち全サブピクセルS)からの光の遮光割合」と実質的に同じになる。したがって本変形例に係る画素P及び導電性細線71(導電性パターン70)の配置によっても、観察画像の明るさ(輝度)の損失を抑えて、鮮明な観察画像を提供することが可能である。
また特に、本変形例では全ての画素Pにおいて「各画素Pに対する導電性細線71の被覆率」が同じであり、また第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、第1延在方向Dr1に延在する導電性細線71aと第2延在方向Dr2に延在する導電性細線71bとが交互に配置される構成が採用されている。したがって、全画素Pにわたって「導電性細線71による、画素P(サブピクセルS)からの光の遮光割合」が効果的に均等化され、観察画像の全体における局所的な明るさ(輝度)のムラを低減することができる。
なお上述の第2実施形態(図13参照)及びその変形例(図14参照)では、画素ピッチに対する細線ピッチの割合を定める上記の「Q」が「2」に設定される例について説明したが、「Q」は3以上の整数に設定されてもよい。
図15は、第2実施形態の他の変形例に係る画素P及び導電性パターン70の配置関係例の概略を説明するための拡大平面図である。本変形例では上記の「Q」が「3」に設定され、導電性細線71の細線ピッチ(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する複数の導電性細線71aの細線ピッチ」及び「第2延在方向Dr2へ延在する複数の導電性細線71bの細線ピッチ」の各々)は、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、画素ピッチの「3倍」の大きさを有する。したがって図15に示す例では、第1画素方向Dp1及び第2画素方向Dp2の各々に関し、特定の方向に延在する導電性細線71(すなわち「第1延在方向Dr1へ延在する導電性細線71a」及び「第2延在方向Dr2へ延在する導電性細線71b」の各々)が3つの画素Pに対して1本の割合で存在する。
そのため、第1画素方向Dp1に3画素且つ第2画素方向Dp2に3画素の正方配列の範囲(すなわち合計9画素の範囲)には、両対角線上に延在する2本の導電性細線71と重なる1つの画素Pと、両対角線のうちのいずかの上に延在する1本の導電性細線71と重なる4つの画素Pと、導電性細線71と重ならない4つの画素Pとが存在する。
本変形例においても画素Pと規則的に重なるように導電性細線71(導電性パターン70)が配置されるため、画素Pの配置周期と導電性細線71の配置周期との間で干渉が生じにくく、観察画像におけるモアレの発生を効果的に抑制することができる。また図15に示す本変形例における「導電性細線71による、全画素P(すなわち全サブピクセルS)からの光の遮光割合」は、図13に示す例における「導電性細線71による、全画素P(すなわち全サブピクセルS)からの光の遮光割合」よりも小さい。したがって本変形例に係る画素P及び導電性細線71(導電性パターン70)の配置によれば、観察画像の明るさ(輝度)の損失をより効果的に抑えて、より一層明るい観察画像を提供することが可能である。
本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形が加えられた各種態様も含みうるものであり、本発明によって奏される効果も上述の事項に限定されない。したがって、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲及び明細書に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
例えば、上述の実施形態及び変形例では図2に示すように第1電極31及び第2電極51の各々が膨出部(すなわち第1膨出部32及び第2膨出部52)及び線状部(すなわち第1線状部33及び第2線状部53)を含むいわゆるダイヤモンドパターンを有するが、第1電極31及び第2電極51は他のパターン形状を有していてもよい。例えば、第1電極31及び第2電極51はストライプパターンを有していてもよい。この場合、例えば第1電極31及び第1ダミー部34の各々は、長辺方向が第1電極方向D1と一致し且つ短辺方向が第2電極方向D2と一致するようなストライプ状の平面形状を有することができる。また第2電極51及び第2ダミー部54の各々は、長辺方向が第2電極方向D2と一致し且つ短辺方向が第1電極方向D1と一致するようなストライプ状の平面形状を有することができる。
また上述の実施形態の導電性パターン70(導電性細線71)は、開口領域(すなわち第1開口領域43、第2開口領域63、及び第1接続要素41と第2接続要素61とによって第1開口領域43及び第2開口領域63が区分されることで形成される開口領域(図7参照))がそれぞれ菱形形状を有するように配置されているが、各開口領域が他の形状を形成するように配置されてもよい。例えば図5〜図7に示す例では、各開口領域が鋭角を持つ菱形形状を形成するが、4つの内角が全て等しい正方形状を各開口領域が形成するように、導電性パターン70(導電性細線71)が配置されてもよい。また各開口領域が長辺及び短辺を持つ矩形状を形成するように、導電性パターン70(導電性細線71)が配置されてもよい。
また上述の実施形態では、本発明に係る導電性パターン付き表示装置をタッチ位置検出機能付き表示装置10に応用した例について説明したが、タッチパネル以外の機能を発揮することが期待された導電性パターン基板と表示装置とを備える他の装置に対しても本発明を適宜応用することが可能である。そのような導電性パターン付き表示装置の応用例として、例えば、電磁波の影響(EMI:Electro−Magnetic Interference)を低減するための導電性パターンを有する導電性パターン基板と表示装置とが組み合わされて構成される電磁シールド付き表示装置が挙げられる。
10 タッチ位置検出機能付き表示装置
12 表示装置
12a 表示面
15 タッチパネル装置
16a 長辺
16b 短辺
20 タッチパネル基板
21 第1タッチパネルセンサ
22 第2タッチパネルセンサ
23 タッチパネルセンサ
24 透明カバー
26 第1基材
27 第2基材
28 基材
30 第1パターン導電体
31 第1電極
32 第1膨出部
33 第1線状部
34 第1ダミー部
35 第1分断部
38 第1配線部
39 第1端子部
40 第1線状導電体
41 第1接続要素
42 第1分岐点
43 第1開口領域
50 第2パターン導電体
51 第2電極
52 第2膨出部
53 第2線状部
54 第2ダミー部
55 第2分断部
58 第2配線部
59 第2端子部
60 第2線状導電体
61 第2接続要素
62 第2分岐点
63 第2開口領域
70 導電性パターン
71 導電性細線
D1 第1電極方向
Dp1 第1画素方向
Dr1 第1延在方向
D2 第2電極方向
Dp2 第2画素方向
Dr2 第2延在方向
P 画素
S サブピクセル

Claims (7)

  1. 複数の画素を有する表示装置と、
    前記複数の画素の少なくとも一部を覆うように配置される導電性パターンを有する導電性パターン基板と、を備える導電性パターン付き表示装置であって、
    前記複数の画素の各々は、複数のサブピクセルを含み、
    前記複数のサブピクセルの各々は、有機発光ダイオードを含み、
    前記導電性パターンは、前記複数のサブピクセルの少なくとも一部と重なる複数の導電性細線を含み、
    前記複数の導電性細線は、第1延在方向へ延在する複数の導電性細線と、第2延在方向へ延在する複数の導電性細線とを含み、
    前記第1延在方向へ延在する複数の導電性細線は、第1画素方向及び第2画素方向の各々に関し、一定の細線ピッチで配置され、
    前記第2延在方向へ延在する複数の導電性細線は、前記第1画素方向及び前記第2画素方向の各々に関し、一定の細線ピッチで配置され、
    前記複数の画素は、前記第1画素方向及び前記第2画素方向の各々に関し、一定の画素ピッチで配置され、
    前記細線ピッチは、前記第1画素方向及び前記第2画素方向の各々に関し、前記画素ピッチのQ倍(ただしQは1以上の整数)の大きさを有する導電性パターン付き表示装置。
  2. 前記Qは、2以上の整数である請求項1に記載の導電性パターン付き表示装置。
  3. 前記第1画素方向に並んで配置される前記複数の画素においてK個(ただしKは1以上の整数)にL個(ただしLは1以上且つK以下の整数)の割合で、前記複数の導電性細線のいずれかと重なる前記サブピクセルが存在し、
    前記第2画素方向に並んで配置される前記複数の画素においてM個(ただしMは1以上の整数)にN個(ただしNは1以上且つM以下の整数)の割合で、前記複数の導電性細線のいずれかと重なる前記サブピクセルが存在する請求項1又は2に記載の導電性パターン付き表示装置。
  4. 前記第1延在方向は、前記複数の画素の各々の2つの対角線のうちの一方の方向と一致し、
    前記第2延在方向は、前記複数の画素の各々の2つの対角線のうちの他方の方向と一致する請求項2又は3に記載の導電性パターン付き表示装置。
  5. 前記複数の導電性細線の各々は、重なる前記サブピクセルが含まれる前記画素の対角線上に延在する請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性パターン付き表示装置。
  6. 前記複数の導電性細線のいずれかと重なる前記サブピクセルが含まれる前記画素は、2本の導電性細線と重なる請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性パターン付き表示装置。
  7. 前記複数の導電性細線のいずれかと重なる前記サブピクセルが含まれる前記画素に含まれる全ての前記サブピクセルが、前記複数の導電性細線の少なくともいずれかと重なる請求項1〜6のいずれか一項に記載の導電性パターン付き表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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