JP6277840B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタに関する。
コネクタ同士が嵌め合わされることで、一方のコネクタに接続されたケーブルと、他方のコネクタに接続された回路基板とを、電気的に接続する電気コネクタとして、例えば、特許文献1に記載の電気コネクタが知られている。
この電気コネクタの一方のコネクタは、一対の舌片状の金属板からなる第1の端子と、この第1の端子が内部に取り付けられる円柱状の第1の絶縁体と、第1の絶縁体を空間を隔てて囲むように配置された筒状の金属からなる第1の筒状部と、を備えている。
第1の端子は、ケーブルの中心導体に接続されている。また、第1の筒状部は、ケーブルの外部導体に接続されている。
また、他方のコネクタは、回路基板に実装されており、回路基板に対して略垂直に突出した軸状の金属からなる第2の端子と、第2の端子を空間を隔てて囲むように配置された筒状の金属からなる第2の筒状部と、第2の端子と第2の筒状部とを絶縁する第2の絶縁体と、を備えている。
一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合させる際、作業者は、回路基板に対して略垂直に一方のコネクタを移動させて、他方のコネクタに近づける。
そして、作業者は、一方のコネクタの第1の端子に他方のコネクタの第2の端子を接触させると共に、一方のコネクタの第1の絶縁体と第1の筒状部との間の空間に、他方のコネクタの第2の筒状部を嵌める。これにより、第1の筒状部および第2の筒状部も接触する。
このようにして、一方のコネクタと他方のコネクタとが嵌合すると、電気コネクタは、ケーブルと回路基板とを電気的に接続する。
特開2001−43939号公報
特許文献1に記載されている電気コネクタは、パソコン等の電子機器内に組み付ける際、ケーブルの取り回しにより、ケーブルに煽りが生じることがある。
ここで、特許文献1に記載されている電気コネクタの一方のコネクタは、他方のコネクタに、回路基板に対して略垂直に嵌合されている。このため、ケーブルに発生した上述の煽りによって、回路基板に対して略垂直な力が、即ち、他方のコネクタとの嵌合を解除し得る力が、ケーブルから一方のコネクタに加えられると、特許文献1に記載されている電気コネクタでは、一方のコネクタと他方のコネクタとの嵌合が解除され得るという問題点がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ケーブルに発生した煽りにより回路基板に対して略垂直な力が一方のコネクタに加えられても、コネクタ同士の嵌合を維持できる電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る電気コネクタは、
ケーブルと電気的に接続可能な第1のコネクタと、第1のコネクタに嵌合可能に構成された、回路基板と電気的に接続可能な第2のコネクタとを備え、第1のコネクタを回路基板に対して略水平な方向にスライドさせて第2のコネクタに嵌合させることで、ケーブルと回路基板とを電気的に接続させるものであって、
第1のコネクタは、
ケーブルの中心導体に接続される導電性の第1の中心コンタクトと、
第1の中心コンタクトを取り囲むように形成された中空状の導電性の嵌合部、および、嵌合部の外壁から外部に向かって延設された板状の導電性の係止部を備えた、ケーブルの外部導体に接続される導電性の第1のグランドコンタクトと、
第1の中心コンタクトと嵌合部の内壁との間に配置され、第1の中心コンタクトを第1のグランドコンタクトに対して絶縁した状態で保持する第1のハウジングと、を備え、
第2のコネクタは、
回路基板の信号線路と接続可能であると共に、嵌合の際に、第1の中心コンタクトと当接可能な位置に配置された導電性の第2の中心コンタクトと、
回路基板の接地線路と接続可能であると共に、嵌合の際に、第1のグランドコンタクトの嵌合部と当接可能な、回路基板に対して略平行なU字状の平板部を有する導電性の第2のグランドコンタクトと、
第2の中心コンタクトを第2のグランドコンタクトに対して絶縁した状態で保持する、回路基板に対して幅広面が略水平になるように第2のグランドコンタクトに取り付けられた、絶縁体からなる板状の第2のハウジングと、を備え、
第2のグランドコンタクトは、
第1の中心コンタクトが第2のハウジングの幅広面に沿うようにして、U字状の開口部分から奥側に向けてスライド嵌合される第1のコネクタが、第2のコネクタと嵌合した際、第1のグランドコンタクトの嵌合部に当接することで、スライドの方向を除く、幅広面に対して水平になる方向への、第1のコネクタの移動を規制し、更に、第1のグランドコンタクトの係止部と係合することで、幅広面に対して垂直になる方向への、第1のコネクタの移動を規制する、U字状の平板部から構成される規制部を備える。
また、第2のグランドコンタクトは、
回路基板に対して略平行なC字状の平板状の弾性体から構成されており、回路基板に対して略水平な方向にスライド嵌合される第1のコネクタが、C字状の開口部分に当接したとき、その開口部分を広げて、第1のコネクタを開口部分から挿通し、嵌合が完了した際には、開口部分を狭めて、第1のグランドコンタクトの嵌合部を挟むように保持する保持部を備えていてもよい。
また、保持部は、C字状の平板の両端に、互いに対向するように突出した突起を備えていてもよい。
また、第2の中心コンタクトは、弾性体で構成されており、嵌合の際に、第1の中心コンタクトを幅広面に対して垂直になる方向に押すことで、第1のコネクタの係止部を第2のコネクタの規制部に当接させるものでもよい。
また、第1のグランドコンタクトの嵌合部は、円筒形状であってもよい。
第1のコネクタが、第2のコネクタが電気的に接続された回路基板に対して略水平になる方向へとスライドされて、第2のコネクタと嵌合した際、第2のグランドコンタクトの規制部は、第1のグランドコンタクトの嵌合部に当接することで、スライドの方向を除く、水平になる方向への、第1のコネクタの移動を規制する。
更に、第2のグランドコンタクトの規制部は、第1のグランドコンタクトの係止部と係合することで、回路基板に対して垂直になる方向への、第1のコネクタの移動を規制する。よって、本発明によれば、ケーブルの煽り等が発生して、回路基板に対して略垂直な力が一方のコネクタに加えられても、コネクタ同士の嵌合を維持できる。
本発明の実施の形態に係る電気コネクタの斜視図である。 本発明の第1のコネクタの斜視図である。 本発明の第1のコネクタの断面図である。 (a)は、本発明の第2のコネクタを第1方向から見た斜視図であり、(b)は、本発明の第2のコネクタを第2方向から見た斜視図である。 (a)は、本発明の第2のグランドコンタクトを第1方向から見た斜視図であり、(b)は、本発明の第2のグランドコンタクトを第2方向から見た斜視図である。 (a)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第1方向から見た斜視図であり、(b)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第2方向から見た斜視図である。 (a)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第3方向から見た図であり、(b)は、(a)のB−Bの断面図である。 (a)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第4方向から見た図であり、(b)は、(a)のC−Cの断面図である。 (a)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第5方向から見た図であり、(b)は、(a)のD−Dの断面図である。 (a)は、本発明の第1のコネクタと第2のコネクタとが嵌合した際の電気コネクタを、第4方向から見た図であり、(b)は、(a)のE−Eの断面図である。 電子機器に搭載された電気コネクタ10の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電気コネクタ10を説明する。電気コネクタ10は、図1の斜視図に示すように、ケーブルKaに電気的に接続された第1のコネクタ100と、第1のコネクタ100に嵌合可能に構成され、且つ、回路基板Kbに電気的に接続された第2のコネクタ200とを備える。
第1のコネクタ100と第2のコネクタ200とを嵌合させる場合、作業者は、第1のコネクタ100を、回路基板Kbの幅広面に対して略水平な方向にスライドさせて、具体的には、x方向にスライドさせて、第2のコネクタ200に嵌合させる。これにより、電気コネクタ10は、ケーブルKaと回路基板Kbとを電気的に接続する。
なお、第1のコネクタ100を説明する図では、第1のコネクタ100の長手方向をx軸方向、短手方向をy軸方向、厚さ方向をz軸方向とする直交座標系を設定し、適宜参照する。
また、第2のコネクタ200を説明する図では、第1のコネクタ100が挿入される方向(奥行き方向)をx軸方向、挿入方向と垂直であり、且つ、回路基板Kbの幅広面に対して水平になる方向をy軸方向、厚さ方向をz軸方向とする直交座標系を設定し、適宜参照する。
第1のコネクタ100は、図2の斜視図に示すように、金属製の第1のグランドコンタクト110を備える。また、第1のコネクタ100は、図3の断面図に示すように、ケーブルKaの絶縁体を突き破る圧接刃が形成された、ケーブルKaの中心導体に接続される金属製の第1の中心コンタクト120と、絶縁体で構成された第1のハウジング130と、を備える。
第1のグランドコンタクト110は、図2,3に示すように、蓋部111と、嵌合部112と、係止部113と、第1のカシメ部114と、第2のカシメ部115と、を備える。
蓋部111は、蓋部111と嵌合部112とを連結する連結部111aを軸にして、xz平面に沿って回動可能である。第1のグランドコンタクト110の内部にケーブルKaを配置する場合、蓋部111が嵌合部112に対してz方向に位置した状態で、第1のグランドコンタクト110の内部に、ケーブルKaを配置する。詳細には、図3に示すように、絶縁体が露出した状態のケーブルKaの先端を、第1の中心コンタクト120の圧接刃に当接させて配置する。
その後、蓋部111をxz平面に沿って回動させ、蓋部111を閉めた状態(図2,3に示す状態)にする。このようにして、第1のグランドコンタクト110にケーブルKaが配置される。
嵌合部112は、xy平面に配置されている。嵌合部112の一端の一部は、連結部111aを介して、蓋部111に連結されている。嵌合部112の他端は、開放されている。
嵌合部112は、第1の中心コンタクト120の外周を取り囲むように中空状に、具体的には、円筒状に、形成されている。また、嵌合部112は、第1の中心コンタクト120が延設された方向に(−z方向に)、円筒が延設された形状である。
よって、嵌合部112と第1の中心コンタクト120との間には空間が形成されている。
係止部113は、嵌合部112の他端(外壁)から外部に向かって延設された円環状の金属板である。係止部113は、xy平面に配置されている。
第1のカシメ部114は、蓋部111に一端が接続された矩形状の一対の金属板の2組からなる。第1のカシメ部114は、第1のグランドコンタクト110内部にケーブルKaが配置された状態のとき、一対の金属板が折り曲げられると、ケーブルKaの外部導体を掴む。これにより、第1のカシメ部114は、ケーブルKaの外部導体と第1のグランドコンタクト110とを導通させる。
第2のカシメ部115は、蓋部111に一端が接続された矩形状の一対の金属板である。第2のカシメ部115は、第1のグランドコンタクト110内部にケーブルKaが配置された状態のとき、一対の金属板が折り曲げられると、ケーブルKaの外皮を掴む。これにより、第2のカシメ部115は、ケーブルKaを保持する。
第1の中心コンタクト120は、図3に示すように、断面がU字状の金属板である。第1の中心コンタクト120の端部には、前述したように圧接刃が形成されている。この刃は、ケーブルKaの絶縁体を突き破り、ケーブルKaの中心導体に第1の中心コンタクト120を当接させるためのものである。
第1のグランドコンタクト110の内部にケーブルKaを配置する場合、第1の中心コンタクト120の端部に形成された圧接刃の部分に、絶縁体が露出した状態のケーブルKaを配置する。そして作業者は、開いた状態の蓋部111を閉じる。
これにより、ケーブルKaが蓋部111に押され、ケーブルKaに−z方向の力が加わる。すると、第1の中心コンタクト120に形成された圧接刃が、ケーブルKaの絶縁体を突き破り、ケーブルKaの中心導体に当接する。このようにして、第1の中心コンタクト120とケーブルKaの中心導体とが導通する。
第1のハウジング130は、第1の中心コンタクト120を第1のグランドコンタクト110に対して絶縁した状態で保持する。第1のハウジング130は、略円柱状の絶縁体である。第1のハウジング130は、xy平面に配置されている。
第1のハウジング130は、第1の中心コンタクト120を内部に挿入可能なように、中心付近の一部分がくり貫かれている。第1のハウジング130に第1の中心コンタクト120を挿入すると、その底部120aが、第1のハウジング130から露出する。
第1の中心コンタクト120が取り付けられた第1のハウジング130は、嵌合部112の内部空間に配置される。言い換えれば、嵌合部112の内壁と第1の中心コンタクト120との間に形成された空間に、第1のハウジング130が配置される。よって、嵌合部112(第1のグランドコンタクト110)と第1の中心コンタクト120とが、絶縁した状態になる。
なお、第1のハウジング130は、嵌合部112の内部空間に配置された際、その外壁の一部が、嵌合部112の内壁に当接する。このため、第1のハウジング130は、第1のグランドコンタクト110に固定された状態になる。
第2のコネクタ200は、図4(a),(b)の斜視図に示すように、第2の中心コンタクト210と、第2のグランドコンタクト220と、第2のハウジング230と、を備える。
第2の中心コンタクト210は、弾性を有する矩形状の金属板である。第2の中心コンタクト210の端部210aは、回路基板Kbの信号線路に、例えばハンダ付け可能である。第2の中心コンタクト210は、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合の際、第1の中心コンタクト120の底部120aと当接可能な位置に配置されている。
また、第2の中心コンタクト210は、+z方向に山折りされた形状である。よって、第2の中心コンタクト210は、第1の中心コンタクト120の底部120aが山折り部分に当接した際、その底部120aを+z方向に押す。
第2のグランドコンタクト220は、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合の際、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112と当接可能に構成された金属成形品である。
第2のグランドコンタクト220は、回路基板Kbの接地線路に、例えばハンダ付け可能な、壁状の台部220aを備える。また、第2のグランドコンタクト220は、第2のハウジング230を取り付けるための取付突起220bを備える。
第2のハウジング230は、第2の中心コンタクト210を、第2のグランドコンタクト220に対して絶縁した状態で保持する。第2のハウジング230は、第2の中心コンタクト210に取付可能に構成され、且つ、第2のグランドコンタクト220に取付可能に構成された平板状の絶縁体である。
第2のハウジング230には、第2の中心コンタクト210を取り付けるための溝230aと、第2の中心コンタクト210の山折り部分を配置するための貫通孔である開口部230bとが形成されている。
また、第2のハウジング230には、第2のハウジング230を第2のグランドコンタクト220の取付突起220bに取り付けるための貫通孔である、取付部230cが形成されている。
第2の中心コンタクト210と、第2のグランドコンタクト220と、第2のハウジング230とを一体化させる際、第2の中心コンタクト210の山折り部分を開口部230bから突き出した状態で、第2の中心コンタクト210の一部を溝230aに固定し、取付突起220bを取付部230cに固定する。
この一体化により、第2の中心コンタクト210は、第2のグランドコンタクト220に対して絶縁した状態になる。
第2のハウジング230が第2のグランドコンタクト220に取り付けられると、第2のハウジング230の幅広面Saは、例えば図1に示すように、回路基板Kbに対して略水平になる。
上述した第2のグランドコンタクト220の詳細について説明する。
第2のグランドコンタクト220は、図5(a),(b)に示すように、第1のコネクタ100の移動を規制する規制部221と、規制部221に連結された連結部222と、嵌合の際に第1のコネクタ100を保持する保持部223と、を備える。規制部221と、連結部222と、保持部223とは、一体成形されている。
規制部221は、台部220aと取付突起220bとに接続され、且つ、+z方向に立設した立設部221aを備える。また、規制部221は、立設部221aに接続され、第2のグランドコンタクト220の内側に向かって延設された、U字状の平板部221bを備える。
U字状の平板部221bは、第2のハウジング230の幅広面Saに対して略水平に配置される。U字状の平板部221bは、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合の際、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の外壁と、当接する。また、U字状の平板部221bは、嵌合の際、第1のグランドコンタクト110の係止部113と係合する。
連結部222は、規制部221と保持部223とを連結する。
保持部223は、規制部221の上部(規制部221に対して+z方向に位置するxy平面)に、第2のハウジング230の幅広面Saに対して略水平に配置されている。保持部223は、弾性を有する略C字状の金属平板である。
保持部223は、第2のハウジング230の幅広面Saに対して略水平な方向にスライド嵌合される第1のコネクタ100が略C字状の開口に当接すると、その開口部分を広げて、第1のコネクタ100を開口部分から挿通する。
また、保持部223は、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合が完了した際には、略C字状の開口部分を狭めて、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112を挟むように保持する。
上述した第2のコネクタ200と第1のコネクタ100とを嵌合させる際、作業者は、第1のコネクタ100を、U字状の平板部221bの開口部分から奥側に向けて、第1の中心コンタクト120が第2のハウジング230の幅広面Saに沿うようにして、スライドさせる。すると、第1のコネクタ100は、図6(a),(b)に示すように、第2のコネクタ200と嵌合する。
このとき、図7(a)のB−B断面を表す図7(b)で示すように、第1の中心コンタクト120と第2の中心コンタクト210とが当接する。これにより、第1の中心コンタクト120と第2の中心コンタクト210とが導通する。
また、嵌合の際、図8(a)のC−C断面を示す図8(b)で示すように、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の外壁と、U字状の平板部221bとが当接する。これにより、第1のグランドコンタクト110と、第2のグランドコンタクト220と、が導通する。
更に、嵌合の際、U字状の平板部221bは、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の外壁に当接することで、第1のコネクタ100のスライドの方向(挿入方向および抜去方向)を除く、第2のハウジング230の幅広面Saに対して水平になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制する。
また、嵌合の際、図9(a)のD−D断面を示す図9(b)で示すように、第1のグランドコンタクト110の係止部113は、U字状の平板部221bと、第2のハウジング230の幅広面Saとの間に配置される。
これにより、U字状の平板部221bは、第1のグランドコンタクト110の係止部113を係止できる。よって、U字状の平板部221bは、第2のハウジング230の幅広面Saに対して垂直になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制する。
従って、ケーブルKaの煽りが生じる等して、第2のハウジング230の幅広面Saに対して略垂直な力(+z方向の力)がケーブルKaから一方のコネクタに加えられても、U字状の平板部221bと係止部113とは、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合を維持する。
また、嵌合の際、第2の中心コンタクト210は、その山折り部分に、第1の中心コンタクト120の底部120aが当接すると、第1の中心コンタクト120を+z方向(第2のハウジング230の幅広面Saに対して垂直になる方向)に押す。これにより、第1のグランドコンタクト110の係止部113は、U字状の平板部221bに、当接した状態で係止される。
よって、第2の中心コンタクト210は、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合をより強固にすると共に、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との電気的な接続をより安定的に維持する。
更に、嵌合が完了した際、図10(a)のE−E断面を示す図10(b)で示すように、保持部223は、略C字状の開口部分を狭めて、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112を挟むように保持する。
これにより、保持部223は、ケーブルKaの煽り等が発生して、抜去方向(−x方向)の力がケーブルKaから第1のコネクタ100に加えられても、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合を維持する。
また、保持部223は、その両端に、互いに対向するように突出した突起223aを有する。突起223a同士の距離は、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の直径よりも短い。このため、突起223aは、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合の解除を、より防止できる。
また、第1のコネクタ100の嵌合部112は、円筒形状である。よって、図11に示すように、第1のコネクタ100のスライドの方向(挿入方向および抜去方向)に対して、第1のコネクタ100の長手方向が例えば垂直であっても、第1のコネクタ100を第2のコネクタ200に嵌合できる。
このように、円筒形状の嵌合部112は、第1のコネクタ100の長手方向の向きに拘わらず、第1のコネクタ100を第2のコネクタ200に嵌合させることを実現する。
上述したように、本実施の形態の電気コネクタ10では、嵌合の際、U字状の平板部221bが第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の外壁に当接するので、第1のコネクタ100のスライドの方向(挿入方向および抜去方向)を除く、第2のハウジング230の幅広面Saに対して水平になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制できる。
また、本実施の形態の電気コネクタ10では、嵌合の際、U字状の平板部221bが第1のグランドコンタクト110の係止部113に係止するので、第2のハウジング230の幅広面Saに対して垂直になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制できる。
よって、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、ケーブルKaの煽り等が発生して、第2のハウジング230の幅広面Saに対して略垂直な力が、ケーブルKaから一方のコネクタに加えられても、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合を維持できる。
また、本実施の形態の電気コネクタ10では、第2の中心コンタクト210は、嵌合の際、第1の中心コンタクト120を+z方向(第2のハウジング230の幅広面Saに対して垂直になる方向)に押す。
よって、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合をより強固にできると共に、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との電気的な接続をより安定的に維持できる。
また、本実施の形態の電気コネクタ10では、嵌合が完了した際、保持部223が、略C字状の開口部分を狭めて、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112を挟むように保持する。これにより、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、ケーブルKaの煽り等が発生して、抜去方向(−x方向)の力が、ケーブルKaから第1のコネクタ100に加えられても、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合を維持できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上述した実施の形態の電気コネクタ10では、保持部223は突起223aを備えていたが、これに限られるものではない。保持部223は、突起223aを備えなくてもよい。突起223aを備えない保持部223では、保持部223の端部間の距離を、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の直径よりも短くすればよい。
この構成によれば、突起223aを備えない保持部223でも、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112を挟むように保持できる。よって、突起223aを備えない保持部223でも、抜去方向(−x方向)の力が第1のコネクタ100に加えられた場合、第1のコネクタ100と第2のコネクタ200との嵌合を維持できる。
また、上述した実施の形態の電気コネクタ10では、保持部223を備えていたが、これに限られるものではない。電気コネクタ10は、保持部223を備えなくてもよい。この構成の電気コネクタ10であっても、規制部221は、第1のコネクタ100のスライドの方向(挿入方向および抜去方向)を除く、第2のハウジング230の幅広面Saに対して水平になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制し、更には、第2のハウジング230の幅広面Saに対して垂直になる方向への、第1のコネクタ100の移動を規制できる。
また、上述した実施の形態の電気コネクタ10では、第1のグランドコンタクト110の嵌合部112の外形は、円筒形状であったが、これに限られるものではない。第1のコネクタ100を第2のコネクタ200に嵌合させる際、第1のコネクタ100の長手方向の向きが、円筒形状の嵌合部112と比べて多少制限されてもよいのであれば、嵌合部112の外形は、多角柱状でもよい。
また、上述した実施の形態の電気コネクタ10では、係止部113が、嵌合部112の他端に配置されていたが、これに限られるものではない。嵌合の際、係止部113が、U字状の平板部221bと、第2のハウジング230の幅広面Saとの間に配置されるのであれば、係止部113を、嵌合部112の端部以外の外壁に配置してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 電気コネクタ、100 第1のコネクタ、110 第1のグランドコンタクト、111 蓋部、111a 連結部、112 嵌合部、113 係止部、114 第1のカシメ部、115 第2のカシメ部、120 第1の中心コンタクト、120a 底部、130 第1のハウジング、200 第2のコネクタ、210 第2の中心コンタクト、210a 端部、220 第2のグランドコンタクト、220a 台部、220b 取付突起、221 規制部、221a 立設部、221b U字状の平板部、222 連結部、223 保持部、223a 突起、230 第2のハウジング、230a 溝、230b 開口部、230c 取付部。

Claims (5)

  1. ケーブルと電気的に接続可能な第1のコネクタと、前記第1のコネクタに嵌合可能に構成された、回路基板と電気的に接続可能な第2のコネクタとを備え、前記第1のコネクタを前記回路基板に対して略水平な方向にスライドさせて前記第2のコネクタに嵌合させることで、前記ケーブルと前記回路基板とを電気的に接続させる電気コネクタであって、
    前記第1のコネクタは、
    前記ケーブルの中心導体に接続される導電性の第1の中心コンタクトと、
    前記第1の中心コンタクトを取り囲むように形成された中空状の導電性の嵌合部、および、前記嵌合部の外壁から外部に向かって延設された板状の導電性の係止部を備えた、前記ケーブルの外部導体に接続される導電性の第1のグランドコンタクトと、
    前記第1の中心コンタクトと前記嵌合部の内壁との間に配置され、前記第1の中心コンタクトを前記第1のグランドコンタクトに対して絶縁した状態で保持する第1のハウジングと、を備え、
    前記第2のコネクタは、
    前記回路基板の信号線路と接続可能であると共に、前記嵌合の際に、前記第1の中心コンタクトと当接可能な位置に配置された導電性の第2の中心コンタクトと、
    前記回路基板の接地線路と接続可能であると共に、前記嵌合の際に、前記第1のグランドコンタクトの前記嵌合部と当接可能な、前記回路基板に対して略平行なU字状の平板部を有する導電性の第2のグランドコンタクトと、
    前記第2の中心コンタクトを前記第2のグランドコンタクトに対して絶縁した状態で保持する、前記回路基板に対して幅広面が略水平になるように前記第2のグランドコンタクトに取り付けられた、絶縁体からなる板状の第2のハウジングと、を備え、
    前記第2のグランドコンタクトは、
    前記第1の中心コンタクトが前記第2のハウジングの幅広面に沿うようにして、前記U字状の開口部分から奥側に向けてスライド嵌合される前記第1のコネクタが、前記第2のコネクタと嵌合した際、前記第1のグランドコンタクトの前記嵌合部に当接することで、前記スライドの方向を除く、前記幅広面に対して水平になる方向への、前記第1のコネクタの移動を規制し、更に、前記第1のグランドコンタクトの前記係止部と係合することで、前記幅広面に対して垂直になる方向への、前記第1のコネクタの移動を規制する、前記U字状の平板部から構成される規制部を備える、
    電気コネクタ。
  2. 前記第2のグランドコンタクトは、
    前記回路基板に対して略平行なC字状の平板状の弾性体から構成されており、前記回路基板に対して略水平な方向にスライド嵌合される前記第1のコネクタが、前記C字状の開口部分に当接したとき、その開口部分を広げて、前記第1のコネクタを前記開口部分から挿通し、前記嵌合が完了した際には、前記開口部分を狭めて、前記第1のグランドコンタクトの前記嵌合部を挟むように保持する保持部を備える、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記保持部は、前記C字状の平板の両端に、互いに対向するように突出した突起を備える、
    請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第2の中心コンタクトは、弾性体で構成されており、前記嵌合の際に、前記第1の中心コンタクトを前記幅広面に対して垂直になる方向に押すことで、前記第1のコネクタの前記係止部を前記第2のコネクタの前記規制部に当接させる、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第1のグランドコンタクトの前記嵌合部は、円筒形状である、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
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