JP6277052B2 - 遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 - Google Patents
遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6277052B2 JP6277052B2 JP2014088953A JP2014088953A JP6277052B2 JP 6277052 B2 JP6277052 B2 JP 6277052B2 JP 2014088953 A JP2014088953 A JP 2014088953A JP 2014088953 A JP2014088953 A JP 2014088953A JP 6277052 B2 JP6277052 B2 JP 6277052B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel sheet
- sheet
- frame
- fixing
- decorative board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 66
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 40
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 81
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 77
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 53
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 21
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 claims description 19
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 14
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 10
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 110
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 64
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 25
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 24
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 20
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 11
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 9
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 206010040844 Skin exfoliation Diseases 0.000 description 6
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 5
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000010526 radical polymerization reaction Methods 0.000 description 3
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 2
- 229920006217 cellulose acetate butyrate Polymers 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 2
- 238000007646 gravure printing Methods 0.000 description 2
- 238000012690 ionic polymerization Methods 0.000 description 2
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 2
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 description 2
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 2
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 2
- 238000010926 purge Methods 0.000 description 2
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M Acrylate Chemical compound [O-]C(=O)C=C NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003848 UV Light-Curing Methods 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 235000019658 bitter taste Nutrition 0.000 description 1
- 238000010538 cationic polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 239000013530 defoamer Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 235000012438 extruded product Nutrition 0.000 description 1
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000007761 roller coating Methods 0.000 description 1
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
- 238000009281 ultraviolet germicidal irradiation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
本発明にあっては、前記透過性パネル・シートに前記紫外線硬化型接着剤を回収する凹部を形成しておき、前記空気排除工程において、前記位置固定を行った箇所から前記凹部に向けてローラ等の押圧部材を移動させることにより、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の脱泡を行い、余剰の前記紫外線硬化型接着剤を前記凹部に回収するようにしてもよい。これによって、余剰の前記紫外線硬化型接着剤を能率的に且つ確実に回収できる。
本発明は、上記の遊技機用化粧板の製造方法を実施する装置において、前記非透過パネル・シートが重ねられた前記透過性パネル・シートを載置する載置台と、前記透過性パネル・シート及び前記非透過パネル・シートを前記載置台との間で挟む押圧体と、前記押圧体の上方から前記位置固定辺同士を固定するための紫外線を照射する事前照射装置と、前記位置固定工程後の前記非透過パネル・シートの上に配置されたローラと、前記ローラと、前記透過性パネル・シート及び前記非透過パネル・シートとの少なくとも何れか一方を移動させる移動装置とを備え、前記移動装置による移動は、前記ローラを前記位置固定辺から前記自由辺に向けて相対的に移動させるものであり、この相対的移動によって、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の前記脱泡を行うものであることを特徴とする遊技機用化粧板の製造装置を提供する。
(化粧板10の完成状態の構成)
まず、図5を参照して、本発明の実施の形態に係る製造方法及び製造装置によって製造されるパチンコ遊技機の化粧板10の完成状態の構成を説明する。この化粧板10は、透過性パネル・シートである基板11の表面側(図の上方側)に、非透過パネル・シートである表層シート21をUV接着剤23にて接着固定したものである。表層シート21は、その裏面側(図の下方側)にインキ22を印刷することによって装飾が施されることによって紫外線を透過しない非透過シートであり、化粧板10全体では裏面側から表面側に向けて、基板11、UV接着剤23、インキ22、表層シート21が積層されている。この化粧板10は、表層シート21が遊技球の走行面を形成するものであり、その表面側から遊技球の走行路を規制する釘(図示せず)が打ち込まれて、基板11に固定される。なお、インキ22は、図1にのみ図示し、他の図には図示していない。また各図は層構造のみを示すものであり、その厚みは正確に示されていない。
上記の化粧板10は、塗布工程、載置工程、位置固定工程、空気排除工程、硬化工程の各工程を順に経て製造される。以下、これらの各工程を製造装置と共に説明する。
塗布工程は、非透過パネル・シートである表層シート21の裏面と、透過性パネル・シートである基板11の表面との少なくとも何れか一方に、UV接着剤23を塗布する工程である。UV接着剤は、紫外線エネルギーが照射されることにより、光開始剤などの作用により短時間に重合硬化する接着剤であり、重合の化学反応種としてはラジカル重合を用いるものやイオン重合を用いるものが知られている。ラジカル重合タイプとしては、エポキシ変性、ウレタン変性、シリコーン変性などのアクリレートラジカル重合を例示することができ、イオン重合としてはエポキシカチオン重合を例示することができるものであり、種々のものを選択して用いることができる。
載置工程は、基板11の表面側を上面として、その上に表層シート21を置く工程であり、基板11の表面(上面)と、表層シート21の裏面(下面)との何れかにUV接着剤23が塗布され、UV接着剤23の上下に基板11と表層シート21とが配置されるものである。なお、基板11の表面と裏面に保護シートが予め貼られている場合には、表面の保護シートは剥がして基板11の表面を露出させておく。
位置固定工程は、載置工程の後に、基板11と表層シート21との一部同士を固定する工程であり、この工程によって基板11と表層シート21とが正しく位置決めされた状態下で固定される(図2(A)(B)参照)。この固定は、次になされる空気排除工程に際して、基板11と表層シート21とがずれないように固定するものである。空気排除工程では、図3に示すように、ローラ45やヘラなどの押圧部材に対して基板11と表層シート21とが一方向に相対的に移動させられるものである。従って、位置固定工程では、基板11と表層シート21とを、上記相対的移動の上手にあたる1辺(図では右辺)を、位置固定辺31として固定するものであり、他の3辺は固定されない自由辺33となる。この位置固定辺31における固定は、線状に行なっても良いが、前記目的のためになされるものであり、この例では、点状の接着部32を位置固定辺31に沿って複数形成することで、位置固定がなされる。
空気排除工程は、固定された位置固定辺31から対向する位置にある自由辺33に向けて、ローラ45などの押圧手段を相対的に移動させることによって、基板11と表層シート21との間の脱泡を行う工程である(図3(A)(B)参照)。UV接着剤23は空気が存在すると良好な硬化が不可能なため、基板11と表層シート21との間の気泡24を排除する必要があり、ローラ45によって、脱泡を行なう。この空気排除工程の工程時に、基板11と表層シート21とが正確な位置を維持することが重要であり、そのため、前述の位置固定工程によって位置ずれを抑制する。この位置ずれは、例えば、押圧体で押さえておくことでも可能である。ただし、上述のように、UV接着剤23を位置決め部42で部分的に硬化させることよって、基板11上に何も存在しない状態で、基板11と表層シート21との位置固定辺31を固定できるため、ローラ45の相対的移動をスムーズに行なうことができる。また位置固定辺31の接着部32は、10mm以下の小さなドットや帯状部分であるため、その部分を最終段階で捨てるとしても、10mm以下の細い帯状部分を捨てるだけで済むため、材料に無駄を生じることがない。なお、前述の位置固定工程での接着と後述の硬化工程での接着とも、共に同じUV接着剤23を紫外線で硬化させるため、両者の均質性も得ることができるため、場合によっては、位置固定工程での接着部32を捨てることなく、製品として利用することも可能となる。なお、押圧手段は、回転可能なローラ4の他、スクレーパ等の回転せずに21を上から押すものであってもよい。
硬化工程は、基板11及び表層シート21の全面に介在するUV接着剤23の全体を硬化させる工程である。具体的には基板11及び表層シート21の全幅以上の照射範囲を有する紫外線照射装置55を、基板11及び表層シート21に対して、相対的に移動させることによって、その全面に紫外線を照射する。その際、この例では、基板11の上面に表層シート21を重ねた状態で、移動させる。ところが、表層シート21には予めインキ22が印刷されているため、上方のみから、紫外線を照射させた場合、表層シート21のインキ22によって、UV接着剤23に紫外線が到達しない箇所が生じる。そのため、下方から紫外線を照射することによって、全体が紫外線透過性を有する基板11内部を通って、UV接着剤23の全面に紫外線が到達するものである。
なお、空気排除工程の後の適当な段階で、マスキング12を外すことで、不要な箇所に接着剤が付着することが防止することができる。
図6に示す第2の実施の形態は、前記の第1の実施の形態における基板11に主として変更を加えて実施するものである。変更を加えた部分を中心に説明し、特に説明を行わない点については、先の実施の形態と同じ符号を用いて、説明を省略する。
この基板周辺部61には、その表面側に、溝状の凹部62が形成されている。この凹部62は、1本の対向凹部63と、2本の補助凹部64とを備える。対向凹部63は、前述の位置固定辺31(図の右辺)と対向する自由辺33(図の左辺)に形成されたものであり、補助凹部64は、対向凹部63の両端から位置固定辺31に向けて伸びるように形成されたものである。図の例では、対向凹部63と補助凹部64とは繋がっているが、必ずしもつなげる必要はない。また、補助凹部64は補助的に設けられたものであり、対向凹部63のみで実施することも可能である。
この空気排除工程が行われた後は、先の例と同様に、硬化工程がなされ、余剰のUV接着剤23は凹部62に収容された状態で硬化する。この硬化工程後に、基板周辺部61が、凹部62の少し内側にて切断されることによって化粧板10が完成するが、この切断は、化粧板10の完成までのどの工程で行われてもよい。例えば、パチンコ遊技機の化粧板化粧板10の完成状態では、走行路を規制する釘が打たれたり、入賞穴や中央の表示部を配置する穴が形成されたりするが、これらの加工と同じ工程で行ってもよく、これらの工程に先立って行ってもよい。
先の例にあっては、基板11として平板状のものを用いたが、図6(C)に示すように、基板11として金型によって成型された成型板を用いることもできる。この成型板による基板11は、液晶表示や役物などの遊技盤に必要な種々の部材や仕掛けを設けるための開口67が、成型段階にて予め形成されている。もちろん、開口67は、全ての開口を形成しておく必要はなく、後加工で設けることもでき、予め形成された開口67についても後加工でその形状を変更することができる。
この基板11についても、先の例のように、対向凹部63と補助凹部64との凹部62が設けられている。これに加えて、凹部62として、固定側凹部65と開口凹部66とが設けられている。固定側凹部65は、対向凹部63の反対側の位置固定辺31に沿って形成されたものであり、開口凹部66は開口67の周囲に設けられたものである。固定側凹部65及び開口凹部66の深さや幅は、先の対向凹部63や補助凹部64と同様でよく、余剰のUV接着剤を回収することができるものであればよい。また、基板11の4辺のうち、どの辺を位置固定辺31とするかは、加工の容易性や装置の大きさ等に応じて適宜変更して実施することができるものであり、特に制約はない。
加工に際しては、UV接着剤を開口67以外の基板11表面に塗布する塗布工程。基板11の前面に表層シートを置く載置工程。載置工程後に、基板と表層シートとの一部分同士の間の位置固定を行う位置固定工程、基板11と表層シートとの間の脱泡を行う空気排除工程を行った後、硬化工程を行う。空気排除工程では、開口凹部66によって、開口67の内部に余剰のUV接着剤が入ってしまことを防ぐことができる。そして、硬化工程後に、上記の各凹部62に沿って基板11の周囲や開口67の周囲を切除すればよい。この切除の工程は、硬化工程完了後、遊技盤の完成までの何れの段階で行ってもよい。
図7及び図8に示す第3の実施の形態は、前記の第1、第2の実施の形態おいて、治具81を用いて実施するものである。この例でも、変更を加えた部分を中心に説明し、特に説明を行わない点については、先の実施の形態と同じ符号を用いて、説明を省略する。
この治具81は、底板82と枠83とを備え、基板11と表層シート21とを仮固定した状態で空気排除工程を行うことができるようにたものである。枠83は、位置固定辺31側(図の右側)の縦枠部85と、縦枠部85の両端から伸びる横枠部84とを備える。縦枠部85は基板11の右辺に沿って伸び、横枠部84は基板11の前後辺に沿って伸びるもので、横枠部84と縦枠部85とで、基板11の位置決めを行うものであり、横枠部84は前後いずれか1本あればよい。また、横枠部84と縦枠部85とはつながっていてもよく、分離していてもよく、基板11の前後方向と左右方向との位置決めを行うことができるものであればよく、必ずしも線状である必要はなく点状のものであってもよい。
前記の載置工程に先立って、基板11を、枠83に沿わせて、底板82の上に置く。基板11はこれによって、基板11は治具81に対して位置合わせした状態となる。なお、基板11は、UV接着剤23を塗布した状態で底板82の上に置いてもよく、底板82に置いた状態で塗布してもよい。また、UV接着剤23を基板11には塗布せず、表層シート21に塗布してもよい。
ここで、ローラ45の長さが、枠83にも及ぶようなものである場合には、枠83の高さは、基板11の上面の高さと略同一となるようにしておくことが、ローラ45のスムーズな移動の点から、最も望ましい。枠83の高さが、基板11の上面の高さよりも小さい場合には、ローラ45を移動は可能であるが、縦枠部85と基板11との間に大きな段差がある場合には、ローラ45のスムーズな移動が困難になる場合がある。枠83の高さが、基板11の上面の高さよりも大きい場合には、ローラ45を移動させても基板11と表層シート21とを押圧することができなくなるおそれがある。但し、ローラ45の長さを基板11の前後幅以下とすることによって、ローラ45を基板11及び表層シート21の上のみを移動させて、両者を押圧することが可能となる。
この治具81を用いる場合には、先の第2の実施の形態のように凹部62を有する基板11と組み合わせて実施することが有利であるが、第1の実施の形態のように凹部62を備えない基板11と組み合わせて実施することも可能である。
この例では、位置固定手段として固定用突起86と仮固定穴71と設けて、両者を嵌合するようにしたが、枠83にクリップ状の挟持部材を設けたり、磁力などによって枠83に付着する押さえ板などの押さえ部材で表層シート21を枠83との間に固定してもよい。
図9に示す第4の実施の形態は、前記の第3の実施の形態ける治具の変更例に関するものである。この例でも、変更を加えた部分を中心に説明し、特に説明を行わない点については、先の実施の形態と同じ符号を用いて、説明を省略する。
この固定枠91は底板82に対して固定されているが、移動枠92は底板82に対して固定されていない。なお、先の例と同様に、底板82を用いずに実施することも可能である。また、先の例の対向凹部63と対向枠凹部93とを併用したり、先の例の補助凹部64と本例の補助枠凹部94とを併用したりしてもよい。
このように固定が完了した状態では、固定枠91及び移動枠92の上面と、基板11の上面とが、面一となるようにその高さを設定しておくことが望ましい。
上記の各実施の形態にあっては、透過性パネル・シートとして、厚みの大きなパネルを用いたが、厚みの薄いシートを用いることもできる。
例えば、本願出願人は、特願2012−230353号において、表面側に反射化粧板120が配位され、反射化粧板120が、凸面鏡として光を反射する反射鏡セグメントが縦横に複数配列された曲面鏡シート129を含む遊技機を提案している。図6、図7に示すように、この反射化粧板120は、本発明における非透過シートとなる曲面鏡シート129と、透明の透過性シート128とを備えているが、両者の接着に本発明を適用することができるものであり、両者の接着に際して、UV接着剤127を用いて、両者を本発明の方法及び装置で接着することができる。
反射化粧板120の一部には、透視部141を設けることができる。この透視部141は、曲面鏡シート129及び光調整層130がなく、透過性シート128を含む透明素材によって構成され、透視部141の裏面側が見えるようにしたものである。この例ではその裏面側に貫通孔145が形成され、さらにその裏面側に発光体142を配置して、その光を遊技者に見せるようにしている。
11,131 基板
12 マスキング
21 表層シート
22 インキ
23,127 UV接着剤
24 気泡
31 位置固定辺
32 接着部
33 自由辺
41 載置台
42 位置決め部
43 事前照射装置
44 押圧体
45 ローラ
51 上流ベルトコンベア
52 下流ベルトコンベア
53 上流移送面
54 下流移送面
55 紫外線照射装置
56 隙間
61 基板周辺部
62 凹部
63 対向凹部
64 補助凹部
65 固定側凹部
66 開口凹部
67 開口
71 仮固定穴
81 ジグ
82 底板
83 枠
84 横枠部
85 縦枠部
86 固定用突起
87 補助枠
91 固定枠
92 移動枠
93 対向枠凹部
94 補助枠凹部
95 固定側枠凹部
96 固定用部材
120 反射化粧板
121 台紙
122,132 接着剤
123 反射層
124 透光性樹脂層
125 遮光性インキ
126 着色インキ
128 透過性シート
129 曲面鏡シート
130 光調整層
141 透視部
142 発光体
144 剥離層
145 貫通孔
148 刃物
Claims (11)
- 紫外線を透過しない部分を有する非透過パネル・シートと、前記非透過パネル・シートに重ねて配置される紫外線を透過する透過性パネル・シートとを、位置合わせして貼り合わせる工程を備えた遊技機用化粧板の製造方法において、非透過パネル・シートの裏面と透過性パネル・シートの前面との少なくとも何れか一方に紫外線硬化型接着剤を塗工する塗布工程と、
前記塗布工程後に、前記透過性パネル・シート前面に前記非透過パネル・シートを置く載置工程と、
前記載置工程後に、透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの一部分同士の間の位置固定を行う位置固定工程と、
前記位置固定を行った状態で、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の脱泡を行う空気排除工程と、
空気排除工程後に、前記紫外線硬化型接着剤の全体を硬化させる硬化工程と、
を含むことを特徴とする遊技機用化粧板の製造方法。 - 前記透過性パネル・シートに前記紫外線硬化型接着剤を回収する凹部を形成しておき、前記空気排除工程において、前記位置固定を行った箇所から前記凹部に向けて押圧部材を移動させることにより、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の脱泡を行い、余剰の前記紫外線硬化型接着剤を前記凹部に回収することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用化粧板の製造方法。
- 前記透過性パネル・シートの位置決めを行う枠と、前記枠に対して前記非透過パネル・シートの一部を固定するための位置固定手段とを備えた治具を用意し、
前記位置固定工程は、前記透過性パネル・シートが前記枠に対して位置決めされた状態で、前記非透過パネル・シートの一部を前記位置固定手段にて固定することにより、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの一部分同士の間の位置固定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用化粧板の製造方法。 - 前記透過性パネル・シートの位置決めを行う枠と、枠の上面に設けられた枠凹部とを備えた治具を用意し、前記空気排除工程において、前記枠と透過性パネル・シートとの少なくとも上面を密着させ、前記位置固定を行った箇所から前記凹部に向けて押圧部材を移動させることにより、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の脱泡を行い、余剰の前記紫外線硬化型接着剤を前記枠凹部に回収することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用化粧板の製造方法。
- 前記治具は、前記枠と前記枠の下部に配置された底板とを備え、前記底板は紫外線を透過するものであり、
前記硬化工程は、前記底板の下方から、前記底板上に配置された前記透過性パネル・シートに向けて紫外線を照射するものであることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機用化粧板の製造方法。 - 前記位置固定工程は、前記透過性パネル・シートの少なくとも1辺と前記非透過パネル・シートの少なくとも1辺とを位置固定辺として、前記両1辺同士を固定する工程であり、
前記空気排除工程は、前記位置固定辺から対向する位置にある自由辺に向けて、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の脱泡を行う工程であり、
前記自由辺は、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとが接着されていない辺であり、
前記位置固定辺同士の固定によって、前記脱泡を行う際に、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの位置ずれが抑制され、
前記位置固定工程の固定は、前記塗布工程にて塗工された前記紫外線硬化型接着剤を硬化させることによってなされるものであり、これによって、前記位置固定工程用の別個の紫外線硬化型接着剤の塗工が不要となることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用化粧板の製造方法。 - 前記硬化工程は、前記透過性パネル・シートを下にして複数の移送面上を移動させながら、前記複数の移送面間の隙間の下方から紫外線を上方に照射することによって、前記紫外線硬化型接着剤を順次硬化させるものであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機用化粧板の製造方法。
- 前記塗布工程の前に前記透過性パネル・シートの前記前面以外の部分にマスキングを施し、前記硬化工程の後に前記マスキングを外すことを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機用化粧板の製造方法。
- 請求項5に記載の遊技機用化粧板の製造方法を実施する治具において、
前記治具は、前記枠と前記底板とを備え、
前記枠は、前記透過性パネル・シートの縦横の少なくとも2辺に沿う縦枠部と横枠部とを備え、
前記縦枠部と前記横枠部とは、前記底板からの高さが前記透過性パネル・シートの高さ以下であり、
前記枠の上部に、固定用突起が設けられたものであり、
前記固定用突起を、前記非透過パネル・シートに設けられた仮固定穴に挿入することによって、前記非透過パネル・シートの一部を前記固定用突起にて固定することを特徴とする遊技機用化粧板の製造用治具。 - 請求項6〜8の何れかに記載の遊技機用化粧板の製造方法を実施する装置において、前記非透過パネル・シートが重ねられた前記透過性パネル・シートを載置する載置台と、
前記透過性パネル・シート及び前記非透過パネル・シートを前記載置台との間で挟む押圧体と、
前記押圧体によって挟まれた前記透過性パネル・シート及び前記非透過パネル・シートの1辺である位置固定辺同士を固定するための紫外線を照射する事前照射装置と、
前記位置固定工程後の前記非透過パネル・シートの上に配置されたローラと、
前記ローラと、前記透過性パネル・シート及び前記非透過パネル・シートとの少なくとも何れか一方を移動させる移動装置とを備え、
前記移動装置による移動は、前記ローラを前記位置固定辺からこれに対向する他方の辺である自由辺に向けて相対的に移動させるものであり、この相対的移動によって、前記透過性パネル・シートと前記非透過パネル・シートとの間の前記脱泡を行うものであることを特徴とする遊技機用化粧板の製造装置。 - 請求項1〜9の何れかに記載の遊技機用化粧板の製造方法を実施する装置において、前記透過性パネル・シートを下にした状態で移動させる複数の移送面と、
前記複数の移送面間の隙間の下方に配置された紫外線照射装置とを備えたことを特徴とする遊技機用化粧板の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014088953A JP6277052B2 (ja) | 2013-12-19 | 2014-04-23 | 遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013262783 | 2013-12-19 | ||
JP2013262783 | 2013-12-19 | ||
JP2014088953A JP6277052B2 (ja) | 2013-12-19 | 2014-04-23 | 遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015134145A JP2015134145A (ja) | 2015-07-27 |
JP6277052B2 true JP6277052B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=53766491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014088953A Expired - Fee Related JP6277052B2 (ja) | 2013-12-19 | 2014-04-23 | 遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6277052B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6739707B2 (ja) * | 2016-03-22 | 2020-08-12 | 株式会社浅間製作所 | 遊技盤の製造方法 |
JP6754039B2 (ja) * | 2016-03-22 | 2020-09-09 | 株式会社浅間製作所 | 遊技盤の製造方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05305170A (ja) * | 1992-05-06 | 1993-11-19 | Sophia Co Ltd | 遊技機の遊技盤 |
JPH11348134A (ja) * | 1998-06-11 | 1999-12-21 | Hamani Kasei Kk | 透視窓を備えた積層シート、その製造方法及びその成形方法 |
JP2000177086A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Sony Corp | フィルム貼付装置 |
JP3745163B2 (ja) * | 1999-04-22 | 2006-02-15 | アルゼ株式会社 | 遊技盤 |
JP3339467B2 (ja) * | 1999-06-09 | 2002-10-28 | ソニー株式会社 | 機能フィルムの貼付装置および機能フィルムの貼付方法 |
JP2003053934A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-26 | Hamamatsu:Kk | 枚葉紙の印刷面加工装置 |
JP4662261B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2011-03-30 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技盤の製造方法 |
JP5568200B2 (ja) * | 2009-09-15 | 2014-08-06 | フジデノロ株式会社 | 弾球遊技機用遊技盤及びその製造方法 |
JP3180690U (ja) * | 2012-10-19 | 2012-12-27 | スーペリア コミュニケーションズ インク | モバイル装置用保護フィルム貼付装置 |
-
2014
- 2014-04-23 JP JP2014088953A patent/JP6277052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015134145A (ja) | 2015-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4973783B2 (ja) | フィルム貼着装置及びフィルム貼着方法及び電子ペーパの製造方法 | |
KR101235577B1 (ko) | 화상표시 패널 및 그 제조방법 | |
US9776360B2 (en) | Transfer printing apparatus and manufacturing method of light guiding film | |
EP3256906B1 (en) | Method for texturing discrete substrates and flexible stamp | |
TW201226161A (en) | Vacuum imprinting apparatus, vacuum press-bonding apparatus, and manufacturing method for laminated optical device | |
CN105403949B (zh) | 一种薄型化导光板及其制备方法 | |
JP5816388B1 (ja) | 貼合デバイスの製造方法及び貼合デバイスの製造装置 | |
JP6277052B2 (ja) | 遊技機用化粧板の製造方法及び製造装置 | |
JP5568200B2 (ja) | 弾球遊技機用遊技盤及びその製造方法 | |
JP5245003B1 (ja) | 加飾フィルムおよびその製造方法 | |
JP2011101791A (ja) | 遊技盤およびその製造方法 | |
KR101266305B1 (ko) | 평면기판에 마이크로 요철패턴이 형성된 유브이수지층 코팅방법 및 이에 사용되는 지그 | |
CN102369093B (zh) | 突板嵌入用膜及其制造方法、突板嵌入成形品的制造方法 | |
JP2008074015A (ja) | レンズシートの製造方法およびその製造装置 | |
TW201738097A (zh) | 壓印設備及壓印方法 | |
KR20130032626A (ko) | 자외선 라미네이션용 지그 및 그 지그를 이용한 자외선 라미네이션 방법 | |
JP2022500857A (ja) | インプリントリソグラフィ用スタンプの製造方法、インプリントリソグラフィ用スタンプ、インプリントローラおよびロールツーロール基板処理装置 | |
JP2011224803A (ja) | 印刷シート、印刷シート中間体及び印刷シートの製造方法 | |
JP2015120457A (ja) | 立体エンブレムの製造方法 | |
JP6012098B2 (ja) | 樹脂製品、および樹脂製品の製造方法 | |
KR101321882B1 (ko) | 홀로그램 스탬핑 카드 및 그 제작방법 | |
BR112020025553A2 (pt) | Processo e dispositivo para o acabamento de impressão | |
TW201625422A (zh) | 印刷用樹脂原版的製造方法及柔版印刷版 | |
KR101679560B1 (ko) | 임프린트장치 | |
JP2015120309A (ja) | 立体エンブレムの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6277052 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |