JP6754039B2 - 遊技盤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の製造方法に関するものである。
遊技機に用いられる遊技盤としては、ベニヤ板からなる基板の前面側に、インクによる所定の絵柄が印刷された図柄シートを貼着して構成されるものが従来から利用されている。この図柄シートは、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)やCAB樹脂(セルロースアセテートブチレート樹脂)製の表層シートの裏面に、インクにより図柄層を形成して構成されるものである。さらに近年では、遊技盤の加飾性を高めるために、前記の基板をアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂等の透過性を有する素材により構成するものが提案されている。
ここで、透明基板と図柄シートとの貼着には、特許文献1に示すようなUV接着材が用いられることがある。このUV接着材は、透明基板の前面または図柄シートの裏面のうち少なくとも一方にハケやローラ等によって塗布され、さらに透明基板と図柄シートとを重ね合わせた上で、ローラにより押圧されることにより空気抜きが行われる。この状態で、透明基板側から紫外線を照射することにより前記のUV接着材を硬化させ、透明基板と図柄シートとを貼着するものとしている。
しかしながら、前記の技術では、UV接着材の塗布量を細かく調節することが困難であることから、UV接着材を均一に塗布することができず、結果、空気抜きを行い辛くなり、硬化後に白化が生じ易いという問題が生じていた。
特開2015−134145号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、UV接着材の塗布後に空気抜きを行い易く、硬化後に白化を生じにくい遊技盤の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、透過性を有する基板と、所定の絵柄が印刷された図柄シートとを貼着する工程を有する遊技盤の製造方法において、前記基板の前面または前記図柄シートの裏面のうち少なくとも一方に、UV接着材を滴下または噴射するディスペンサにより、単位面積当たりの吐出量を、端部における吐出量が中央における吐出量よりも少なくなるように調節しつつ塗布した後、前記基板と図柄シートとを重ね合わせ、ローラにより押圧して空気抜きを行った上で、前記基板側から紫外線照射を行うことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技盤の製造方法において、前記紫外線照射後に基板及び図柄シートの一部をくり抜くものとし、このくり抜かれる箇所における前記UV接着材の吐出量を0に設定することを特徴とするものである。
本発明に係る遊技盤の製造方法は、基板の前面または図柄シートの裏面のうち少なくとも一方に、UV接着材を滴下または噴射するディスペンサにより、単位面積当たりの吐出量を調節しつつ塗布した後、基板と図柄シートとを重ね合わせ、ローラにより押圧して空気抜きを行った上で、基板側から紫外線照射を行ってUV接着材を硬化させるものとしている。このように、ディスペンサを用いてUV接着材の吐出量を単位面積当たりで調節することで、例えばその吐出量を一定とすれば、UV接着材を均一に塗布することができ、脱泡が行い易いものとなる。また、UV接着材の単位面積当たりの吐出量を場所によって異ならせるものとすれば、例えば基板または図柄シートの端部における吐出量を、中央における吐出量よりも少なく調節して塗布するものとして、空気抜き工程の押圧時にUV接着材がはみ出すことを防止し、UV接着材の使用量を削減することができる。このようにディスペンサを用いることで脱泡が行い易いものとなり、紫外線照射による硬化後にも白化が生じにくいものとなる。
また請求項2に係る発明のように、紫外線照射後にくり抜かれることとなる基板及び図柄シートの一部においては、当該箇所のUV接着材の吐出量を0に設定することで、UV接着剤の使用量を削減することができ、コストダウンを実現することができる。
本発明の製造方法によって製造された遊技盤を示す断面図である。 本発明の遊技盤の製造方法に係るUV接着剤塗布工程を示す図である。 本発明の遊技盤の製造方法に係る載置工程を示す図である。 本発明の遊技盤の製造方法に係る空気抜き工程を示す図である。 本発明の遊技盤の製造方法に係る紫外線照射工程を示す図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は本発明の製造方法により製造された遊技盤1を示すものであり、透過性を有する厚さ10mm程度の基板2の前面側に、UV接着材3を介して図柄シート4を貼着したものである。この図柄シート4は、厚さ1mm未満程度の表層シート5と、この表層シート5の裏面にインクによって所定の絵柄が印刷された図柄層6とからなるものである。なお、表層シート5は一般に透過性を有するものであるが、インクによる図柄層6が形成されていることから、図柄シート4は全体として紫外線を透過しづらい構造となる。したがって、図1において紙面下方から、基板2、UV接着材3、図柄層6、表層シート5の順に積層されている。
透過性を有する基板2は、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂等により構成されており、また表層シート5は、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)やCAB樹脂(セルロースアセテートブチレート樹脂)等により構成されている。なお、表層シート5は本実施形態では透過性を有するものとしているが、これに限定されず非透過性のものであっても差し支えない。また図柄層6に用いられるインクは、表層シート5に印刷可能なものであれば如何なるものであっても良い。
上記の遊技盤1は、以下のUV接着材塗布工程、載置工程、空気抜き工程、紫外線照射工程、くり抜き工程を経ることにより製造される。
(UV接着剤塗布工程)
図2に示すように、基板2の前面側にはUV接着材3が塗布される。UV接着材3は、紫外線が照射されることにより短時間で重合硬化する接着剤であり、イオン重合やラジカル重合を用いるものが一般的である。なお、UV接着材3の厚さは、10〜100μm程度としている。
従来は、UV接着材3を前記10〜100μm程度の厚みで塗布するにあたり、ハケやローラ等が用いられてきた。しかし、このような技術ではUV接着材3を均一に塗布することができず、結果、空気抜きを行い辛くなるという問題が生じていた。そこで、本発明ではハケやローラ等に代わり、UV接着材3を滴下または噴射するディスペンサ10(液体定量吐出装置)を用いるものとしている。このディスペンサ10は、dpi(単位面積当たりのUV接着材3の吐出粒数)と、drop(一粒の吐出量)とを適宜変更することで、ノズル11から吐出されるUV接着材3の単位面積当たりの量を細かく調節可能としている。
このように吐出量を調節可能としたディスペンサ10を用いることにより、UV接着材3の吐出量を一定とすれば、UV接着材3を均一に塗布することができ、後述する空気抜き工程において脱泡が行い易いものとなる。また、UV接着材3の単位面積当たりの吐出量を場所によって異ならせることもできるため、基板2の端部における吐出量を、中央における吐出量よりも少なく調節して塗布するものとして、空気抜き工程の押圧時にUV接着材3がはみ出すことを防止し、UV接着材3の使用量を削減することができる。以上のように、ディスペンサ10を用いることで脱泡が行い易いものとなり、紫外線照射による硬化後にも白化が生じにくいものとなる。なお、本実施形態では基板2の前面にUV接着材3を塗布するものとしたが、図柄シート4の裏面、より詳しくは図柄層6の裏面にUV接着材3を塗布するものであってもよく、または基板2と図柄シート4の双方に塗布するものであっても差し支えない。
(載置工程)
上記のようにUV接着材3を塗布した後、基板2と図柄シート4とを重ね合わせる。このとき、基板2は図3に示す載置台20に載せられ、この基板2に対して図柄シート4がズレないよう位置決めされて重ね合わせられる。また、図3のように両者を重ね合わせた状態で、その端部の一部に上方から事前照射装置21により紫外線を数秒間照射してUV接着材3の一部を硬化させるものとし、後述の空気抜き工程における両者の位置ズレを防止するものとしている。なお、前述のとおり図柄シート4は紫外線を透過しづらいものであるため、事前照射装置21による照射を基板2の端面側から行っても差し支えないが、本実施形態における事前照射の目的は仮止めであるため、上方から照射するものとしている。
(空気抜き工程)
図4のように、基板2と図柄シート4とを仮止めした後に、ローラ30により紙面上方から図柄シート4を押圧して、UV接着材3の空気抜きを行う。なお、ローラ30は事前照射装置21により硬化された箇所から、基板2の反対側端部に向けて押圧を行いつつ回転して移動する(図中矢印参照)。このとき、UV接着材3の塗布量は、前述のとおり基板2の中央で一定であり、かつ基板2の端部につれ中央と比較して少なくなっているため、脱泡を簡単に行うことができ、かつUV接着材3の無駄が生じることもない。
(紫外線照射工程)
図5のように、基板2及び図柄シート4は、ベルトコンベア40上に載置されて図中矢印の方向へ移動される。このとき、ベルトコンベア40、40間の隙間に設けられた照射装置41により、紙面下方の基板2側から紫外線照射を行うことにより、UV接着材3を完全に硬化させるものとしている。なお、照射装置41を上方に配置すると、紫外線は図柄シート4を透過しづらいため、UV接着材3を充分に硬化させることができない。そのため、本実施形態のように基板2側から紫外線を照射するものとしている。
(くり抜き工程)
以上の工程を経て基板2と図柄シート4とが一体化された遊技盤1は、釘を打つ下穴や発光体等を取付けるための凹部等を形成するために、くり抜き工程が施されることがある。斯かる場合には、図2で示したUV接着材塗布工程において、基板2のうち予めくり抜かれるとわかっている部分にはUV接着材3を塗布しない、即ち当該箇所のUV接着材3の吐出量を0に設定することが好ましい。これにより、UV接着剤3の使用量を削減することができ、コストダウンを実現することができる。
1 遊技盤
2 基板
3 UV接着材
4 図柄シート
5 表層シート
6 図柄層
10 ディスペンサ
11 ノズル
20 載置台
21 事前照射装置
30 ローラ
40 ベルトコンベア
41 照射装置

Claims (2)

  1. 透過性を有する基板と、所定の絵柄が印刷された図柄シートとを貼着する工程を有する遊技盤の製造方法において、
    前記基板の前面または前記図柄シートの裏面のうち少なくとも一方に、
    UV接着材を滴下または噴射するディスペンサにより、単位面積当たりの吐出量を、端部における吐出量が中央における吐出量よりも少なくなるように調節しつつ塗布した後、
    前記基板と図柄シートとを重ね合わせ、ローラにより押圧して空気抜きを行った上で、
    前記基板側から紫外線照射を行うことを特徴とする遊技盤の製造方法。
  2. 前記紫外線照射後に基板及び図柄シートの一部をくり抜くものとし、
    このくり抜かれる箇所における前記UV接着材の吐出量を0に設定することを特徴とする請求項1記載の遊技盤の製造方法。
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