JP2019049106A - 踏み板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】踏み面の特に溝部にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様がぼやけることを抑えることができるとともに、溝を含む踏み面がより自然な印象を与えることのできる踏み板の製造方法を提供する。【解決手段】溝15の壁面を踏み面に、紫外線硬化型樹脂で未硬化受理層22Aを形成後、この踏み面に、未硬化受理層22Aが完全には硬化しないように、紫外線を照射することにより、未硬化受理層22Aを半硬化させ、この第1半硬化受理層22Bの表面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて、所定の模様を印刷し、その後、踏み面に、紫外線を照射して、第1半硬化受理層22Bに付着したインクを硬化させるとともに、第1半硬化受理層22Bをさらに硬化させる。【選択図】図2

Description

本発明は、階段に使用される踏み板の製造方法に係り、特に、踏み面に滑り止め等に供される溝を形成するとともに、木目等の模様をインクジェット印刷により印刷する踏み板の製造方法に関する。
住宅等の建物内に設置される階段として、階段状に配置された複数の踏み板と、これらを左右で固定する側板を少なくとも備えた階段が知られている。具体的には、階段は、踏み面となる所要段数の踏み板が、水平姿勢で左右の側板間に上下および前後に所定間隔をあけて段状に差し渡されて取り付けられ、各踏み板間には蹴込み板が配在されている。
踏み板の踏み面(上面)には、踏み板の先端に相当する段鼻の視認性の向上と滑り止めを兼ねる3本の溝が形成されている。蹴込み板は、その上部が上段の踏み板における裏面側の前端面(段鼻側)から、奥まった部位に挿入されており、その下部が下段の踏み板の後端面に当接している。
このような階段に使用される踏み板としては、従来から、特許文献1および2等にも見られるように、MDF、パーティクルボード、集成材、合板等の木質系基材に、木目等の模様が施された樹脂シート等からなる化粧材を貼り合わせたものがよく知られている。
また、近年、特許文献3に示すように、インクジェット印刷により、踏み板の表面に印刷する技術が提案されている。図14(A)および(B)に、一般的な踏み板に、インクジェット印刷を行った例を示す。図14(A)に示すように、踏み板80は、木質系基材81に、木質系化粧単板82が貼り合わせられている。踏み板80の裏面には蹴込み板88が配置されており、踏み板80の踏み面の段鼻86側には、視認性向上と滑り止めを兼ねた溝85が形成されている。
図14(B)に示すように、溝85の壁面を含む踏み面には、たとえば白色の水性塗料を塗布して乾燥させた着色層91が形成されている。着色層91の上には、紫外線硬化型のインクを、インクジェット印刷により粒状に付着させて木目等の模様を印刷し、紫外線により硬化させた印刷層92が形成されている。
実公平5−12422号公報 特開平10−72923号公報 特開2016−210022号公報
しかしながら、このような方法で踏み板を製造した場合には、インクジェット印刷により、踏み面の溝の壁面(表面)に付着したインクは、紫外線による硬化前に溝の壁面を流れて、凝集しまうことがあり、溝近傍の印刷模様がぼやけるおそれがあった。
そこで、着色層を形成後、樹脂からなる受理層を形成し、この受理層の表面に、インクジェット印刷により、印刷層を形成することも考えられる。しかしながら、この場合であっても、やはり、受理層が形成された溝の壁面には、インクとなる粒子がうまく定着せず、踏み面の模様がぼやけた印象を与えることがあった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたもので、踏み面の特に溝部にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様がぼやけることを抑えることができるとともに、溝を含む踏み面がより自然な印象を与えることのできる踏み板の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係る踏み板の製造方法は、木質系基材に化粧材を貼り合わせることにより、前記化粧材の表面が踏み面となる踏み板を準備する準備工程と、前記踏み板の踏み面側に溝を形成する溝形成工程と、前記溝の壁面を含む踏み面に、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆し、未硬化受理層を形成する受理層形成工程と、前記未硬化受理層が形成された前記踏み板の踏み面に、前記未硬化受理層が完全には硬化しないように、紫外線を照射することにより、半硬化受理層を得る第1の硬化工程と、前記半硬化受理層の表面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて、前記半硬化受理層の表面に、所定の模様を印刷する印刷工程と、前記所定の模様が印刷された前記踏み面に、紫外線を照射することにより、前記半硬化受理層に付着したインクを硬化させるとともに、前記半硬化受理層をさらに硬化させる第2の硬化工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、紫外線により完全に硬化していない半硬化受理層に、未硬化の状態で、紫外線硬化型のインクを、インクジェット印刷により粒状に付着させるので、完全に硬化した受理層にインクを付着した場合に比べて、インクの定着性を向上させることができる。これは、半硬化受理層の方が、未硬化受理層よりも安定してインクを定着することができ、さらに、半硬化受理層では、紫外線の照射による紫外線硬化型樹脂の重合反応および架橋反応が十分ではない(完全に完了していない)ため、半硬化受理層の樹脂と、未硬化の紫外線硬化型のインク(樹脂)の親和性が高く、これらが化学的に付着し易いからであると考えられる。これにより、溝の壁面の半硬化受理層に付着した粒状のインクが、溝の内部に流れ、凝集することを抑えることができる。このような結果、踏み面の特に溝にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様がぼやけることを抑えることができる。
そして、第2の硬化工程において、所定の模様が印刷された踏み面に、紫外線を照射すると、半硬化受理層とインクとの間においても、重合反応および架橋反応が促進されるため、半硬化受理層と、インクとの密着性を確保することができる。このような結果、踏み面の特に溝部にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様の剥がれ等を抑えることができる。なお、本明細書でいう「完全には硬化しない」とは、紫外線硬化型樹脂が紫外線の照射により、これが完全に硬化するとされる条件よりも、照射量が少ない条件で、紫外線型樹脂を硬化させるものであり、たとえば、完全に硬化する照射量の40〜60%の照射量が好ましい。
好ましい態様では、前記第2の硬化工程において、前記インクと前記半硬化受理層とが完全には硬化しないように、紫外線を照射し、前記第2の硬化工程の後に、前記踏み面に、可視光線が透過する紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆して保護層を形成する保護層形成工程と、前記保護層が形成された踏み面に、紫外線を照射することにより、前記保護層を硬化させるとともに、前記インクと前記半硬化受理層をさらに硬化させる第3の硬化工程と、を含む。
この態様によれば、印刷工程により付着したインクの上に、可視光線が透過する保護層を形成することにより、印刷模様の視認性を確保しつつ、踏み面に印刷されたインクの剥がれを保護することができる。ここで、保護層を形成する際には、インクと半硬化受理層の樹脂が、紫外線の照射により、完全には硬化していないため、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆して保護層を形成すると、インクおよび半硬化受理層と、保護層との密着性を向上させることができる。これは、インクおよび半硬化受理層では、紫外線の照射による紫外線硬化型樹脂の重合反応および架橋反応が十分ではない(完全に完了していない)ため、保護層の未硬化の紫外線硬化型樹脂が、これらに、化学的に付着し易いからであると考えられる。
そして、この状態において、第3の硬化工程により、保護層が形成された踏み面に、紫外線を照射すると、インクおよび半硬化受理層と、保護層との間においても、重合反応および架橋反応が促進されるため、インクおよび半硬化受理層に対する保護層の密着性を確保することができる。これにより、踏み面から剥がれ難い保護層を形成することができる。
他の好ましい態様では、前記準備工程において、前記化粧材として木質系の化粧単板を前記木質系基材に貼り合わせ、前記溝形成工程の後、前記受理層形成工程の前に、前記溝の壁面を含む踏み面に水性塗料を塗布した後に前記水性塗料を乾燥させることにより、前記溝の壁面を含む前記踏み面を塗装する塗装工程をさらに含む。
この態様によれば、水性塗料を塗布後にこれを乾燥させると、木質系の化粧単板の表面が毛羽立つことがある。しかしながら、この毛羽立った表面には、受理層が形成されるため、その後の印刷工程において、毛羽立った表面により、インクの付着具合に与える影響を抑えることができる。
別の好ましい態様では、前記準備工程において、前記踏み板の段鼻に対応する前側面に、側面用化粧材をさらに貼り合わせ、前記側面用化粧材の表面に対して、前記受理層形成工程から前記第2の硬化工程までの一連の工程を行う。この態様によれば、側面用化粧材が貼り合わされた段鼻にも、踏み面と同様の表面処理を効率良く行うことができる。
他の好ましい態様では、前記塗装工程において、前記踏み板の裏面における段鼻から少なくとも蹴込み板が配置される位置までの部位に塗装を行い、前記印刷工程において、塗装された前記裏面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて所定の模様を印刷し、前記第2の硬化工程において、印刷された前記裏面に対して、紫外線を照射することにより、前記踏み板の裏面のインクを硬化させる。
この態様によれば、踏み板の段鼻から少なくとも蹴込み板まで部位には、インクジェット印刷により、所定の模様が印刷されているので、階段の下方から見た踏み板の美観を高めることができる。
本発明に係る踏み板の製造方法によれば、踏み面の特に溝部にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様がぼやけることを抑えることができるとともに、溝を含む踏み面がより自然な印象を与えることのできる踏み板を得ることができる。
本発明の実施形態に係る踏み板を備えた階段の模式的斜視図である。 本発明に係る踏み板の製造方法のフロー図である。 図2に示す準備工程の説明に供される図であり、(A)は分解斜視図であり、(B)は(A)の断面図である。 図2に示す溝形成工程の説明に供される断面図である。 図2に示す塗装工程の説明に供される断面図である。 図2に示す受理層形成工程の説明に供される断面図である。 図2に示す第1の硬化工程の説明に供される断面図である。 図2に示す印刷工程の説明に供される断面図である。 図2に示す第2の硬化工程の説明に供される断面図である。 図2に示す保護層形成工程の説明に供される断面図である。 本発明に係る踏み板の製造方法の一実施形態で使用される樹脂被覆や塗装等に使用されるロールコーターの説明に供される概略構成図である。 図2に示す第3の硬化工程の説明に供される断面図である。 本発明に係る踏み板の製造方法の一実施形態における追加の工程の説明に供される断面図である。 従来の踏み板の構成の説明に供される図であり、(A)は、その部分側面図であり、(B)は(A)のA部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜図13は、本発明の実施形態に係る踏み板10を備えた階段1と、踏み板10の製造方法の一実施形態の各工程を説明するための図である。各図においては、本発明を理解しやすくするためおよび作図上の便宜を図るため、各部の板厚、各層の厚み、溝の大きさ等は、実際の寸法比より大きく誇張して描かれている場合がある(前述した図14も同じである)。
1.踏み板10を備えた階段1について
図1は、本発明の実施形態に係る踏み板10を備えた階段1の模式的斜視図である。図1に示すように、階段1は、住宅等の建物内に設置されるものであり、複数の踏み板10、10、…および蹴込み板18、18、…と、これらを固定する一対の側板17、17と、を備えている。具体的には、踏み面となる所要段数の踏み板10が、水平姿勢で左右の側板17、17間に上下および前後に所定間隔をあけて段状に差し渡されて取り付けられ、各踏み板10、10間には蹴込み板18が配在されている。
踏み板10の踏み面(上面)には、段鼻16の視認性向上と滑り止めを兼ねる3本の溝15が形成されている。蹴込み板18の上部は、上段の踏み板10における裏面側の前端面(段鼻16側)から所定距離奥まった部位に挿入されており、その下部は、下段の踏み板80の後端面に当接している。
本実施形態では、溝15を含む踏み板10の踏み面に、後述する印刷した模様が施されており、必要に応じて、後述する段鼻16の表面および踏み板10の裏面にも、印刷した模様が施されている。以下に、踏み板10の製造方法を、図2に示すフロー図を参照しつつ、フロー図に示す各工程を、図3〜13を参照して説明する。
2.準備工程S1(図3)について
まず図2に示す準備工程S1を行う。準備工程S1では、図3(A)に示すように、木質系基材11に化粧材12と、必要に応じて側面用化粧材13を接着剤等で貼り合わせることにより、化粧材12の表面が踏み面となる踏み板10を準備する。
ここでは、木質系基材11は、基材層11aの両面に下貼り層11b、11cが貼り合わせられたものである。本実施形態では、基材層11aは、合板からなり、下貼り層11b、11cは、中密度繊維板(MDF)からなる。しかしながら、木質系基材11としては、上記の構成に限られることはなく、たとえば、基材層のみから構成されていてもよい。また、基材層および下貼り層の材料としては、上述した材料の他に、無垢材、パーティクルボード(PB)、木質繊維板(インシュレーションボード・ハードボードなど)、配向性ストランドボード(OSB)、LVL、集成材、または、これらを積層したものを挙げることができる。
上述したように、木質系基材11の表面には、化粧材12がさらに貼り合わされており、化粧材12の表面が、踏み板10の踏み面となる。また、本実施形態では、必要に応じて、踏み板の段鼻に対応する前側面に、側面用化粧材13が貼り合わされている。本実施形態では、化粧材12および側面用化粧材13には、たとえば、厚みが0.1〜1.0mm程度の突板などの化粧単板が用いられている。
また、化粧材12としては、後述する印刷工程S6において、インクジェット印刷で所望の模様を印刷することができるのであれば、木質系材料に限られることはなく、たとえば、熱可塑性樹脂などからなる樹脂シート、クラフト紙などの紙材、クラフト紙にメラミン樹脂が含浸された含浸紙、または木質系の化粧単板などを挙げることができる。化粧突板としては、たとえば、例えば、ビーチ、オーク、メイプル、ケヤキ、ウォールナット、シナ、ナラ、ヤチダモ、キリ、ヒノキ、スギ、マホガニー、チーク、ローズウッド、トチ、クロガキ、シオジ、ニレ、カバ、シタン、またはコクタンなどを挙げることができる。
3.溝形成工程S2(図4)について
次に、図2に示す溝形成工程S2を行う。図4に示すように、溝形成工程S2では、木材用溝彫り加工機を用いて、踏み板10の踏み面の段鼻16側に、踏み面を左右方向に横断する3本の溝15を形成する。溝15は、踏み板の視認性向上と滑り止めを兼ねるものであり、断面形状はV字状であり、その深さは1.2〜2.0mm程度である。ここで、後述する保護層形成工程S8までの間に溝15が、樹脂等に埋もれてしまうと、滑り止めとして機能しなくなるので、ここでは、溝15は、木質系基材11の下貼り層11bまで削り込まれている。
なお、本実施形態では、断面形状がV字状の溝15を形成したが、たとえば、U字状、台形状、または矩形状等の断面形状を有した溝であってもよい。さらに、この溝形成工程S2において、踏み板10の裏面側に、蹴込み板18を挿入するための凹溝(図示せず)を形成してもよい。
4.塗装工程S3(図5)について
次に、図2に示す塗装工程S3を行う。図5に示すように、塗装工程S3では、溝15の壁面を含む踏み面を塗装する。具体的には、溝15の壁面を含む踏み面に、水性塗料を塗布し、その後、自然乾燥またはドライヤー等による乾燥により、水性塗料を乾燥させる。これにより、溝15の壁面を含む踏み面に、塗装層(着色層)21が形成される。この塗装層21は、溝15の壁面を含む踏み面に均一に形成された層である。
なお、水性塗料は、一般的に知られた着色塗料であり、後述する印刷工程S6により、印刷した模様が映える色を有した水性塗料であればよく、たとえば、水性塗料の色としては、白色、茶色等の色を挙げることができる。
塗装装置としては、溝15内にも塗布できるように、たとえば図11に示される如くのロールコーター40を用いることができる。このロールコーター40は、外周部がスポンジのコーティングロール41、ピックアップロール42、バックアップロール43を備え、水性塗料は、コーティングロール41とバックアップロール43の上側に一時的に溜められて両ロール間から送り出され、図の左から右へと移動する踏み板10の踏み面に塗布されるようになっている。
なお、本実施形態では、塗装工程S3を含むが、後述する印刷工程S6において、印刷した模様が映えるのであれば、塗装工程S3を省略し、受理層形成工程S4に進んでも良い。
5.受理層形成工程S4(図6)について
次に、図2に示す受理層形成工程S4を行う。図6に示すように、受理層形成工程S4では、塗装層21が形成された溝15の壁面を含む踏み面に、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆し、未硬化受理層22Aを形成する。ここで、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で踏み面に被覆するには、塗装工程S3で用いられたものと同様な構成のロールコーターを用いてもよい。ここで、本明細書でいう「受理」とは、後述する印刷工程S6においてインクの定着を安定させるためにインクを受理する層のことである。
未硬化受理層22Aを形成する紫外線硬化型樹脂は、一般的に知られたものであり、反応性オリゴマー、反応性モノマーなどの樹脂と、光重合開始剤等を含んでいる。紫外線硬化型樹脂は、紫外線を照射することにより、これらの樹脂が、重合反応および架橋反応により、未硬化の状態の紫外線硬化樹脂が硬化する。
たとえば、塗装層21を形成しないのであれば、紫外線硬化型モノマーおよびオリゴマーとしては、ウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなどを挙げることができる。ここで、本実施形態では、塗装工程S3において、塗装層21を設けているので、これらの樹脂の中でも、光透過性を有した樹脂であることが好ましい。
化粧材12に、木質系の化粧単板の表面を用いた場合には、塗装工程S3において、水性塗料を塗布後にこれを乾燥させると、木質系の化粧単板の表面が毛羽立つことがある。しかしながら、この毛羽立った表面には、未硬化受理層22Aが形成されるため、その後の印刷工程S6において、毛羽立った表面により、インクの付着具合に与える影響を抑えることができる。
6.第1の硬化工程S5(図7)について
次に、図2に示す第1の硬化工程S5を行う。図7に示すように、第1の硬化工程S5では、ライン型のUV照射器50を用いて、未硬化受理層22Aが形成された踏み板10の踏み面に、紫外線(UV)を、未硬化受理層22Aが完全には硬化しないように、その照射量を加減して照射することにより、第1半硬化受理層22Bを得る。
ここで、未硬化受理層22Aから第1半硬化受理層22Bへの硬化度合いは、紫外線(UV)の照射量(=UV露光量・積算光量)で調節することができ、たとえば、500mJ/cm以下であることが好ましい。UV照射量(単位:mJ/cm)は、UV照度(単位:mW/cm)×照射時間(単位:秒)で決まる。したがって、UV照度及び/又は照射時間を、未硬化受理層22Aを完全に硬化させる場合よりも低く及び/又は短くすることで、完全には硬化していない第1半硬化受理層22Bを得ることができる。ここでのUV照射量、照射態様は、多数の試作実験等により導き出されたものが選定されている。
7.印刷工程S6(図8)について
次に、図2に示す印刷工程S6を行う。図8に示すように、印刷工程S6では、第1半硬化受理層22Bの表面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて、木目等の模様を印刷する。この状態では、印刷層23A(具体的には付着したインク)は未硬化である。
インクジェット印刷に使用される紫外線硬化型のインクは、反応性オリゴマーまたは反応性モノマーに光重合開始剤が添加された紫外線硬化型樹脂と、着色剤とを少なくとも含む。たとえばイエロー、マゼンダ、シアン、およびブラックの4色の着色剤を、前記紫外線硬化型樹脂に個別に含有した4種のインクを準備し、これらのインクを用いて、踏み面(第1半硬化受理層22B上)に木目等の模様を印刷する。
インクジェット印刷はインクジェットプリンタにより行われる。インクジェットプリンタは、一般的な印刷に用いられるインクを収容し、印刷すべき木目等の所定の模様に合わせて各インクを個別に噴射するヘッドと、踏み板10を送るフィーダとを備えている。インクジェットプリンタは、各インクを木目等の模様に応じて、踏み板10の踏み面に対して略直交した方向からヘッドで噴射しながら、フィーダで踏み板10を送り、踏み面(第1半硬化受理層22B上)に木目等の模様を印刷し、これにより、未硬化の印刷層23Aを得る。未硬化の印刷層23Aは、粒状のインクが付着したものであり、本実施形態では、付着した粒状のインクの間には、第1半硬化受理層22Bの表面が露出している状態になっている。
このようにして、第1の硬化工程S5において、紫外線により完全に硬化していない第1半硬化受理層22Bに、未硬化の状態で、紫外線硬化型のインクを、インクジェット印刷により粒状に付着させるので、完全に硬化した受理層にインクを付着した場合に比べて、インクの付着性を向上させることができる。
これは、第1半硬化受理層22Bでは、紫外線の照射による紫外線硬化型樹脂の重合反応および架橋反応が、完全に完了していないため、第1半硬化受理層22Bの樹脂と、未硬化の紫外線硬化型のインク(樹脂)の親和性が高く、これらが化学的に付着し易いからであると考えられる。これにより、溝15の壁面の第1半硬化受理層22Bに付着した粒状のインクが、溝15の内部に流れ、凝集することを抑えることができる。このような結果、踏み面の特に溝15にインクの定着性を向上させることにより、印刷模様がぼやけることを抑えることができる。
8.第2の硬化工程S7(図9)について
次に、図2に示す第2の硬化工程S7を行う。図9に示すように、第2の硬化工程S7では、ライン型のUV照射器50を用いて、前記木目等の模様が印刷された前記踏み面に、紫外線を照射して、第1半硬化受理層22B(図8参照)に付着したインク(未硬化の印刷層23A(図8参照))を硬化させるとともに、第1半硬化受理層22Bをさらに硬化させる。
具体的には、本実施形態では、第2の硬化工程S7においても、インク(未硬化の印刷層23A)と第1半硬化受理層22Bとが完全には硬化しないように、UV照射量(UV照度及び/又は照射時間)を加減して、紫外線を踏み面に照射する。これにより、未硬化の印刷層23Aが完全に硬化しない半硬化印刷層23Bと、第1の硬化工程S5で得られた第1半硬化受理層22Bよりもさらに硬化し、これが完全に硬化しない第2半硬化受理層22Cを得る。
ここで第2の硬化工程S7において、木目等の模様が印刷された踏み面に、紫外線を照射すると、インク(未硬化の印刷層23A)と第1半硬化受理層22Bとの間においても、重合反応および架橋反応が促進される。このため、第2半硬化受理層22Cと、インクとの密着性を確保することができる。このような結果、踏み面の溝15のインクの定着性を向上させることができ、溝15近傍を含む印刷模様の剥がれ等を低減することができる。
なお、本実施形態では、後述する保護層形成工程S8を行うため、半硬化印刷層23Bと、第2半硬化受理層22Cとを形成しているが、たとえば、踏み板10に後述する保護層24を設けない(すなわち、保護層形成工程S8を行わない)場合には、紫外線を照射して、第1半硬化受理層22Bに付着したインク(未硬化の印刷層23A)を完全に硬化させるとともに、第1半硬化受理層22Bを完全に硬化させてもよい。なお、ここでいう完全に硬化とは、紫外線を照射しても、紫外線硬化型樹脂の硬さがそれ以上高くならない状態をいう。
9.保護層形成工程S8(図10)について
次に、図2に示す保護層形成工程S8を行う。図10に示すように、保護層形成工程S8では、第2半硬化受理層22Cおよび半硬化印刷層23B(図9参照)が形成された踏み面に、可視光線が透過する紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆して、未硬化の保護層24Aを形成する。未硬化の保護層24Aを形成するにあたっても、塗装工程S3で用いられたものと同様な構成のロールコーターを用いることができる。
ここで用いられる可視光線が透過する紫外線硬化型樹脂としては、上述した受理層形成工程S4で例示した樹脂等が挙げられ、これで保護層24を形成することにより、踏み板10の踏み面の耐摩耗性、耐水性、耐熱性等が向上する。なお、この紫外線硬化型樹脂にセラミックス材料または金属材料からなるフィラをさらに含んでいてもよい。これにより、保護層24の耐摩耗性を向上させることができる。
上述したように、未硬化の保護層24Aを形成する際には、第2半硬化受理層22Cおよび半硬化印刷層23Bの樹脂が、紫外線の照射により完全には硬化していない半硬化状態である。このため、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆して、未硬化の保護層24Aを形成すると、第2半硬化受理層22Cおよび半硬化印刷層23Bと、未硬化の保護層24Aとの密着性を向上させることができる。
これは、第2半硬化受理層22Cおよび半硬化印刷層23Bでは、紫外線の照射による紫外線硬化型樹脂の重合反応および架橋反応が、十分ではないため(完全に完了していないため)、未硬化の保護層24Aの未硬化の紫外線硬化型樹脂が、これらに、化学的に付着し易いからであると考えられる。
10.第3の硬化工程S9(図12)について
次に、図2に示す第3の硬化工程S9を行う。図12に示すように、第3の硬化工程S9では、ライン型のUV照射器50を用いて、未硬化の保護層24Aが形成された踏み面に、所定の照射量をもって紫外線を照射することにより、未硬化の保護層24Aを硬化させるとともに、インク(半硬化印刷層23B)と第2半硬化受理層22C(図10参照)をさらに硬化させて、完全に硬化した保護層24、印刷層23、および受理層22からなる化粧層20を得ることができる。
ここで、第3の硬化工程S9では、未硬化の保護層24Aが形成された踏み面に、紫外線を照射すると、インク(半硬化印刷層23B)と第2半硬化受理層22Cと、未硬化の保護層24Aとの間においても、重合反応および架橋反応が促進されるため、印刷層23と受理層22に対する保護層24の密着性を確保することができる。これにより、踏み面から剥がれ難い保護層24を形成することができる。
11−1.追加の工程1(段鼻の印刷等)について
さらに、追加の工程1として、踏み板10の裏面を以下のようにして印刷してもよい。具体的には、準備工程S1において、貼り合わせられた側面用化粧材13の表面に対して、受理層形成工程S4から第2の硬化工程S7までの一連の工程を行う。この場合には、第1の硬化工程S5において、受理層形成工程S4で形成された未硬化受理層が完全には硬化しないように紫外線を照射することにより、第1半硬化受理層を形成し、その後、印刷工程S6において、未硬化の印刷層を形成した後、第2の硬化工程S7で、第1半硬化受理層と未硬化の印刷層を完全に硬化させる。
これにより、図13に示すように、受理層と印刷層からなる化粧層31を得ることができる。このようにして、側面用化粧材13が貼り合わされた段鼻16にも、踏み面における前記工程に合わせて、木目等の模様を形成することができる。
ここで、印刷工程S6では、踏み面に印刷する木目等の模様と、側面用化粧材13に印刷する模様等が連続するように、印刷することが好ましい。この連続した木目等の模様により、自然な印象を与えることができる。
11−2.追加の工程2(裏面の印刷等)について
さらに、追加の工程2として、踏み板10の裏面を以下のようにして印刷してもよい。まず、塗装工程S3において、踏み板10の裏面における段鼻16から少なくとも蹴込み板18が配置される位置までの部位に塗装を行う。次に、裏面には受理層は形成せず、印刷工程S6において、塗装された裏面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて所定の模様を印刷し、第2の硬化工程S7において、印刷された裏面に対して、紫外線を照射することにより、踏み板の裏面のインクを完全に硬化させる。
これにより、図13に示すように、塗料層と印刷層とからなる化粧層32を形成することができる。このようにして、踏み板10の段鼻16から少なくとも蹴込み板18までの裏面に木目等の模様の化粧層32が形成されるため、階段1の下方から見た踏み板10の美観を高めることができる。
以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
(実施例)
まず、図3に示す踏み板の表面に、紫外線硬化型樹脂(感光性樹脂:DIC製)を未硬化の状態で塗布し、受理層を形成した。この未硬化の受理層に対して、240mJ/cmの照射量で、紫外線を照射し、完全に硬化していない半硬化受理層を形成した。なお、紫外線硬化型樹脂が完全に硬化する紫外線の照射量は、450mJ/cmである。
次に、この半硬化受理層の表面に、インクジェットヘッド(京セラ製)を有した印刷装置を用いて、イエロー、マゼンダ、シアン、およびブラックの4色の着色剤を含む4色の紫外線硬化型のインク(アクリル合成樹脂:DIC社製)を用いて、未硬化の印刷層を形成した。そして、半硬化受理層と、未硬化の印刷層とを、完全に硬化するように、これらに対して、120mJ/cmの照射量で、紫外線を照射した。
(比較例)
まず、紫外線硬化型樹脂(感光性樹脂:DIC製)を未硬化の状態で塗布し、受理層を形成した。この未硬化の受理層に対して、500mJ/cmの照射量で、紫外線を照射し、完全に硬化した受理層を形成した。次に、この受理層の表面に、実施例1と同様の未硬化の印刷層を形成した。そして、未硬化の印刷層が完全に硬化するように、90mJ/cmの照射量で、紫外線を照射した。
<剥離試験>
実施例および比較例の踏み板の印刷層が形成された表面に対して、カッターナイフで、10×10個の正方のマス目が形成されるように、縦方向および横方向に、それぞれ11本の切れ込みを入れた。次に、100個のマス目に区分された印刷層の表面全体に、粘着テープを貼り付けて、粘着テープを剥がすことにより、印刷層が剥離した個数を確認した。
この結果、実施例のものは、100個すべてに、印刷層の剥離はなかったが、比較例のものは、100個中、13個の印刷層に剥離が確認された。これは、実施例のものは、半硬化受理層に未硬化の印刷層を形成したことにより、半硬化受理層と未硬化の印刷層とに紫外線を照射した際に、これらの間で、重合反応および架橋反応が起こり、印刷層の定着性が向上したものと考えられる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
10:踏み板、11:木質系基材、11a:基材層、11b,11c:下貼り層、12:化粧材、15:溝、20:化粧層、21:塗装層、22:受理層、22A:未硬化受理層、22B:第1半硬化受理層、22C:第2半硬化受理層、23:印刷層、23A:未硬化の印刷層、23B:半硬化印刷層、24:保護層、24A:未硬化の保護層

Claims (5)

  1. 木質系基材に化粧材を貼り合わせることにより、前記化粧材の表面が踏み面となる踏み板を準備する準備工程と、
    前記踏み板の踏み面側に溝を形成する溝形成工程と、
    前記溝の壁面を含む踏み面に、紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆し、未硬化受理層を形成する受理層形成工程と、
    前記未硬化受理層が形成された前記踏み板の踏み面に、前記未硬化受理層が完全には硬化しないように、紫外線を照射することにより、半硬化受理層を得る第1の硬化工程と、
    前記半硬化受理層の表面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて、前記半硬化受理層の表面に、所定の模様を印刷する印刷工程と、
    前記所定の模様が印刷された前記踏み面に、紫外線を照射することにより、前記半硬化受理層に付着したインクを硬化させるとともに、前記半硬化受理層をさらに硬化させる第2の硬化工程と、
    を含むことを特徴とする踏み板の製造方法。
  2. 前記第2の硬化工程において、前記インクと前記半硬化受理層とが完全には硬化しないように、紫外線を照射し、
    前記第2の硬化工程の後に、前記踏み面に、可視光線が透過する紫外線硬化型樹脂を未硬化の状態で被覆して保護層を形成する保護層形成工程と、
    前記保護層が形成された踏み面に、紫外線を照射することにより、前記保護層を硬化させるとともに、前記インクと前記半硬化受理層をさらに硬化させる第3の硬化工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の踏み板の製造方法。
  3. 前記準備工程において、前記化粧材として木質系の化粧単板を前記木質系基材に貼り合わせ、
    前記溝形成工程の後、前記受理層形成工程の前に、前記溝の壁面を含む踏み面に水性塗料を塗布した後に前記水性塗料を乾燥させることにより、前記溝の壁面を含む前記踏み面を塗装する塗装工程をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の踏み板の製造方法。
  4. 前記準備工程において、前記踏み板の段鼻に対応する前側面に、側面用化粧材をさらに貼り合わせ、
    前記側面用化粧材の表面に対して、前記受理層形成工程から前記第2の硬化工程までの一連の工程を行うことを特徴とする請求項3に記載の踏み板の製造方法。
  5. 前記塗装工程において、前記踏み板の裏面における段鼻から少なくとも蹴込み板が配置される位置までの部位に塗装を行い、
    前記印刷工程において、塗装された前記裏面に、紫外線硬化型のインクを、未硬化の状態でインクジェット印刷により粒状に付着させて所定の模様を印刷し、
    前記第2の硬化工程において、印刷された前記裏面に対して、紫外線を照射することにより、前記踏み板の裏面のインクを硬化させることを特徴とする請求項3又は4に記載の踏み板の製造方法。
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