JP2002274003A - 印刷方法と印刷装置及び測定器用表示盤 - Google Patents

印刷方法と印刷装置及び測定器用表示盤

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JP2002274003A JP2001078581A JP2001078581A JP2002274003A JP 2002274003 A JP2002274003 A JP 2002274003A JP 2001078581 A JP2001078581 A JP 2001078581A JP 2001078581 A JP2001078581 A JP 2001078581A JP 2002274003 A JP2002274003 A JP 2002274003A
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Yasunori Yamazaki
保範 山崎
Toshimasa Mori
俊正 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性に優れ、印刷品質を良好に保持できる
印刷方法と、このような印刷方法を実現する印刷装置を
提供すること。 【解決手段】 被印刷面Pに対して、硬化後において水
分が侵入するための微細な侵入経路を形成しない合成樹
脂材料を適用する下地適用手段11と、被印刷面に適用
された前記下地材料を前加熱するプリベーク手段12
と、前加熱された下地材料の上に印刷用インクを噴射す
るインクジェット方式による印刷ヘッド13と、印刷用
インクを噴射した被印刷面を加熱するためのアフターベ
ーク手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷後に印刷品質
を高く保持できる耐久性を備えた印刷を行うための印刷
方法と、印刷装置ならびに測定器用表示盤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、印刷対象物である紙等の
表面に、印刷用のインクを適切に馴染ませるために、所
定の下地層を形成し、この下地層の上に印刷用のインク
を適用する方法が広く行われている。このような下地層
は、受理層と呼ばれており、例えば、以下の理由により
設けられる。
【0003】図5において、被印刷物である例えば紙1
の表面を被印刷面2として印刷を行う場合、この被印刷
面2に印刷用インク3,3が適用される。この印刷用イ
ンク3,3を適用する場合には、印刷の画質を決定する
インクの適用密度が決まっており、例えば、1440d
piの場合には、適用される印刷用インク3,3の間隔
Lが13μm程度である。
【0004】この適用される印刷用インク3,3の間隔
Lが小さいと、図示するように、印刷用インク3が紙1
に染みて、広がった場合には、印刷用インク3,3の間
隔Lがインクで埋まってしまい、画質を損なうことにな
る。
【0005】そこで、例えば、図6に示すように、被印
刷物1の上に下地としての受理層4を形成し、その上に
印刷用インク3を適用するようにしている。
【0006】この受理層4は、例えば、酸化ケイ素等に
より形成されたすりガラス状のアンダーコートであり、
表面には、多数のマイクロクラック4aが形成されてい
る。
【0007】これにより、受理層4の上に適用された印
刷用インク3は、このマイクロクラック4aに入り込む
ことにより、被印刷物1の表面に保持されるとともに、
被印刷物1にしみ込んで、必要以上に広がることがない
ようにされている。
【0008】図7は、被印刷物として、例えば金属等が
使用される場合に、その表面に形成される受理層5を示
している。
【0009】この受理層5は、例えば、炭酸カルシウム
やアルミナ等のセラミック成分を塗料に混入して形成し
たもので、多孔質下地層を形成している。このため、受
理層5の表面及び内部には、ポーラスと呼ばれる多数の
微細な孔5aが形成されている。
【0010】これにより、受理層5の上に適用された印
刷用インク3は、この多数の微細な孔5aに入り込むこ
とにより、被印刷物1の表面に保持されるとともに、被
印刷物1にしみ込んで、必要以上に広がることがないよ
うにされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6や図7
に示すような受理層4,5のような構造は、マイクロク
ラック4aや微細な孔5aにより、印刷用インク3を保
持しようとする、いわば機械的構造の受理層である。そ
して、印刷の際にはマイクロクラック4aや微細な孔5
aから液体としての印刷用インク3がしみ込むようにさ
れた構成であることから、印刷の後においても、水分が
侵入しやすいため、耐水性が悪く、印刷品質が損なわれ
るという問題があった。
【0012】そこで本発明は、上記課題を解消し、耐水
性に優れ、印刷品質を良好に保持できる印刷方法と、こ
のような印刷方法を実現する印刷装置を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、被印刷面にインクを噴射して印刷を行う
印刷方法であって、前記被印刷面に硬化後において水分
が侵入するための微細な侵入経路を形成しない合成樹脂
材料を適用して透明なインク受理層を形成し、このイン
ク受理層が未硬化の状態においてこのインク受理層に対
して顔料を含む印刷用インクを噴射し、前記印刷用イン
クを前記インク受理層中に取り込んだ状態で硬化させ
る、印刷方法により、達成される。
【0014】請求項1の構成によれば、被印刷面に形成
された透明受理層が未だ硬化しない状態において、印刷
用インクを噴射するようにしているので、この透明受理
層が未硬化の状態で、印刷用インクが透明受理層内に侵
入するプロセスを設けることができる。また、この発明
の受理層は、硬化後において、微細な水分の侵入経路を
形成しないものが選定されている。
【0015】したがって、この方法によれば、透明受理
層を硬化させて、表面にマイクロクラックやポーラス等
の形成して印刷用インクを保持させる機械的受理層と異
なり、印刷用インクを侵入させて保持できる化学的受理
層を形成することができる。このため、印刷後におい
て、表面のマイクロクラック等の水分を侵入させる構造
を有しないため、印刷面の耐水性が向上する。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記被印刷面に前記合成樹脂材料を適用し、加熱し
て硬化工程を開始させ、前記インク受理層の硬化工程が
終了する前にインクジェット方式により顔料を含んだ前
記印刷用インクを噴射し、その後、加熱することにより
完全に硬化させることを特徴とする。
【0017】請求項2の構成によれば、適用した合成樹
脂材料をプリベークして、被印刷面に保持できる程度と
することで、印刷用インクが受理層の上に配置されやす
いようにし、保持されたインク受理層の硬化工程が終了
する前に、すなわち、合成樹脂の架橋反応が終了する前
に、印刷用インクを適用する。
【0018】また、上記目的は、請求項3の発明によれ
ば、被印刷面に対して、硬化後において水分が侵入する
ための微細な侵入経路を形成しない合成樹脂材料を適用
する下地適用手段と、被印刷面に適用された前記下地材
料を前加熱するプリベーク手段と、前加熱された下地材
料の上に印刷用インクを噴射するインクジェット方式に
よる印刷ヘッドと、印刷用インクを噴射した被印刷面を
加熱するためのアフターベーク手段とを備える、印刷装
置により、達成される。
【0019】請求項3の構成によれば、請求項1及び請
求項2の作用と同様な方法と実現する印刷装置を得るこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置
の概略構成を示す図である。
【0022】図において、印刷装置10は、合成樹脂材
料を適用する下地適用手段11と、この下地材料を前加
熱するプリベーク手段12と、前加熱された下地材料の
上に印刷用インクを噴射するインクジェット方式による
印刷ヘッド13と、印刷用インクを噴射した被印刷面を
加熱するためのアフターベーク手段14とを備えてい
る。そして、印刷装置10は、被印刷物16を図示のよ
うな工程順に搬送するためのコンベヤのような搬送手段
15を備えている。
【0023】上記下地適用手段11は、後述する下地材
としての合成樹脂材料を、被印刷物16の被印刷面Pに
適用する手段であり、例えば、液体状の合成樹脂材料
を、被印刷面Pに均一に噴射させて適用または塗布する
スプレー手段が適している。
【0024】この場合、スプレー手段は、合成樹脂材料
の粘度を適切に、例えば、21ないし25mPa・s程
度に設定し、被印刷面P上に3ないし10μm程度の塗
布厚となるように形成されている。
【0025】プリベーク手段12は、所定の加熱手段を
用いて形成されており、例えば、ヒータや電気的加熱手
段を利用したリフロー炉等が適していて、例えば、摂氏
140度で20分程度加熱できるようにされている。こ
の加熱温度は、下地材料に合わせて加熱温度と時間を設
定することができるのが好ましく、例えば摂氏70度程
度から、摂氏250度程度の加熱性能と、これに対応し
た加熱時間調整が可能となっている。
【0026】印刷ヘッド13は、特に、印刷用インクを
噴射するインクジェット方式の印刷ヘッドが適してい
る。この印刷ヘッド13は、複数組,例えば3組のヘッ
ド部とインクを収容する液室及び、各ヘッド部に駆動手
段、例えばピエゾ素子を備えている(図示せず)。各液
室は、インクを吐出するノズル部に接続されており、ノ
ズル部は印刷ヘッド13の図1において下面に開口され
ている。各組の液室には、異なる色のインク、たとえば
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、クロマ(C)の印刷
用インクが収容されている。
【0027】各液室のピエゾ素子は、図示しないヘッド
駆動部からの指令信号に基づいて、動作することによ
り、液室内のインクを、上記ノズル部から、図1に示す
被印刷物16の被印刷面Pに向けて発射して、インクを
着弾させることができるようになっている。
【0028】アフターベーク手段14は、例えば、プリ
ベーク手段12と同様にヒータ等で構成した加熱手段で
あり、塗布した下地材料を完全に硬化させ、架橋反応を
終了させ、定着させるものである。したがって、このよ
うな機能を備えたものであれば、例えば、レーザ光を照
射して加熱するものや電磁波を利用した加熱手段を用い
てもよい。
【0029】このアフターベーク手段14では、例え
ば、下地材料を摂氏120度程度で、20分程度加熱で
きるようになっている。
【0030】次に、印刷装置10を使用して行う印刷方
法について説明する。
【0031】先ず、この実施形態で使用する下地材料で
ある合成樹脂材料について説明する。
【0032】上記下地適用手段11で適用される下地材
料としては、2つの機能が必要とされる。
【0033】第1に、印刷用インクを付着させやすいこ
とであり、印刷用インク塗布後の外観の上で、品質を損
なうことがないものであること。そして、第2に硬化し
た場合に、表面にマイクロクラックやポーラス等の水分
が侵入するための微細な侵入経路を形成しないことであ
る。
【0034】このため、本実施形態では、下地材料とし
て、透明な下地材を用い、塗布の際には、液体であり、
加熱による架橋反応により硬化させることができる合成
樹脂材料であって、少なくとも分子中にシラノール基を
含む非水溶性のポリウレタンを含有するものが好適であ
る。
【0035】ここで、シラノール基を含むことを条件と
したのは、インクジェットの印刷用インクの顔料との接
着性を良好にするためである。
【0036】非水溶性のポリウレタンとしては、無黄変
タイプのものが適している。これは、印刷下地として黄
変タイプを用いると、黄変により発色性が損なわれるか
らである。
【0037】さらに具体的に説明すると、無黄変タイプ
のポリウレタンとしては、例えば、ポリオールと無黄変
タイプの脂肪酸ポリイソシアネートとの反応物を使用す
ることができる。
【0038】ここで、ポリオールとしては、例えば、エ
ーテル,エステル,ポリカーボネート系ポリオール等を
使用することができる。さらに具体的には、例えば、ポ
リエステルポリオール,ポリエーテルポリオール,ポリ
エーテルエステルポリオール,ポリエーテルアミドポリ
オール,アクリルポリオール,ポリカーボネートポリオ
ール,ポリヒドロキシアルカン,ひまし油,ポリウレタ
ンポリオール等を単独にもしくは、これらを二種類以上
同時に用いてもよい。
【0039】無黄変タイプの脂肪酸ポリイソシアネート
としては、例えば、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、
水素化トリレンジイソシアネート(H−TDI)、水素
化4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネート(H−
MDI)、リジンジイソシアネート、イソプロピリデン
ビス(4−シクロヘキシイソシアネート)等を単独にも
しくは、これらを二種類以上同時に用いることができ
る。
【0040】また、印刷ヘッド13で用いる印刷用イン
クは、例えば水溶性の顔料インク、水溶性の染料インク
を用いることができる。
【0041】図2は、図1の下地適用手段11の下に配
置される被印刷物16の様子を示している。被印刷物1
6としては、例えば、通常の印刷用紙等の他、アルミニ
ウム等の金属,特に、インクの付着しにくい鏡面状の被
印刷面Pを備えたものでもよい。
【0042】図3は、下地適用手段11により、被印刷
面Pに下地材料を適用して、受理層17を塗布した後の
状態を示している。この受理層17は、上述した合成樹
脂材料を塗布したもので、プリベーク手段12により、
摂氏140度で20分程度加熱される。これにより、受
理層17は、架橋反応の途中の段階,すなわち、指で触
っても、手に材料が付着しない接触乾燥の状態となる。
【0043】この状態の受理層17の上に、図4に示す
ように、印刷ヘッド13により印刷用インク18を噴射
する。これにより、印刷用インク18の色素は完全に硬
化していないポリマー状態の受理層17の構造中に取り
込まれて、受理層17と結合される。
【0044】すなわち、受理層17は上述したように、
硬化後において、水分が侵入するための微細な侵入経路
を形成しない材料が選定されており、この実施形態の場
合は、このような経路ではなく、未硬化の状態の受理層
17の構造中に印刷用インク18の色素が取り込まれる
ことで結びつく。
【0045】次いで、アフターベーク手段14により、
摂氏120度程度で、20分程度加熱されることによ
り、架橋反応を終了させて、完全に硬化させ、インクを
受理層17とともに被印刷面Pに定着させる。
【0046】尚、時間がかかるのが許容される場合に
は、このアフターベーク手段14を用いないで、放置し
てもよい。例えば、摂氏40度の雰囲気中で、2ないし
3時間もしくは、摂氏20度で3日程度放置しても、印
刷用インク18を受理層17とともに被印刷面Pに定着
させることができる。
【0047】これにより、形成される被印刷面Pでは、
透明受理層17には、従来のようなマイクロクラックや
ポーラス等の水分が侵入する経路がない状態で硬化され
るので、印刷終了後においても、空気中の水分等が受理
層17中に侵入して、印刷品質を損なうことがなく、耐
水性に富んだ、優れた印刷品質を実現することができ
る。
【0048】しかも、印刷用インク18は、受理層17
と科学的に結び付いて、被印刷面Pに確実に保持される
ので、紙はもとより、印刷用インクの付着しにくい被印
刷面Pにも良好に印刷することができる。
【0049】また、上述の実施形態で説明した印刷方法
を、時計用の文字板等の測定器用表示盤の各種印刷に適
用すると好ましい。このような測定器用表示盤は、使用
環境に応じて高い耐水性が要求される。本実施形態の印
刷方法を用いることで、表面に印刷が施される測定器用
表示盤であって、前記表面である被印刷面に硬化後にお
いて水分が侵入するための微細な侵入経路を形成するこ
とがない合成樹脂材料により透明なインク受理層を形成
して、このインク受理層が未硬化の状態において、この
インク受理層に対して顔料を含む印刷用インクを噴射す
ることで、前記印刷用インクを前記インク受理層中に取
り込んだ状態で硬化させる構成とした測定器用表示盤を
得ることができる。
【0050】また、測定器用表示盤の表面である被印刷
面に適用された合成樹脂材料が加熱されることにより硬
化され、この硬化工程が終了する前にインクジェット方
式により顔料を含んだ印刷用インクが噴射された後で加
熱されて完全に硬化される構成とすることができる。
【0051】これにより、高い耐水性を有する測定器用
表示盤を得ることができる。
【0052】また、この実施形態では、印刷用ヘッドと
してインクジェット方式のヘッド13を使用することに
より、被印刷面Pの形状や材質にかかわらず、しかも、
印刷用の版やスクリーン印刷等におけるマスクスクリー
ンの形成等の面倒な準備を必要とせずに、簡単に所望の
印刷を行うことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐水性に優れ、印刷品質を良好に保持できる印刷方法
と、このような印刷方法を実現する印刷装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷装置の概略構成を
示す図。
【図2】図1の印刷装置により印刷する被印刷物と被印
刷面を示す概略断面図。
【図3】図1の印刷装置により印刷する被印刷物の被印
刷面に受理層を形成した状態を示す概略断面図。
【図4】図1の印刷装置により印刷する被印刷物の被印
刷面に受理層を形成したあと、印刷用インクを適用した
状態を示す概略断面図。
【図5】従来の印刷方法による被印刷面のインクの様子
を示す概略断面図。
【図6】従来の印刷方法により被印刷面に受理層を形成
してインクを適用した状態を示す概略断面図。
【図7】従来の別の印刷方法により被印刷面に受理層を
形成してインクを適用した状態を示す概略断面図。
【符号の説明】
10 印刷装置 11 下地適用手段 12 プリベーク手段 13 印刷ヘッド 14 アフターベーク手段 15 搬送手段 16 被印刷物 17 透明受理層 18 印刷用インク P 被印刷面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷面にインクを噴射して印刷を行う
    印刷方法であって、 前記被印刷面に硬化後において水分が侵入するための微
    細な侵入経路を形成しない合成樹脂材料を適用して透明
    なインク受理層を形成し、 このインク受理層が未硬化の状態においてこのインク受
    理層に対して顔料を含む印刷用インクを噴射し、 前記印刷用インクを前記インク受理層中に取り込んだ状
    態で硬化させることを特徴とする、印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記被印刷面に前記合成樹脂材料を適用
    し、加熱して硬化工程を開始させ、 前記インク受理層の硬化工程が終了する前にインクジェ
    ット方式により顔料を含んだ前記印刷用インクを噴射
    し、 その後、加熱することにより完全に硬化させることを特
    徴とする、請求項1に記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 被印刷面に対して、硬化後において水分
    が侵入するための微細な侵入経路を形成しない合成樹脂
    材料を適用する下地適用手段と、 被印刷面に適用された前記下地材料を前加熱するプリベ
    ーク手段と、 前加熱された下地材料の上に印刷用インクを噴射するイ
    ンクジェット方式による印刷ヘッドと、 印刷用インクを噴射した被印刷面を加熱するためのアフ
    ターベーク手段とを備えることを特徴とする、印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 表面に印刷が施される測定器用表示盤で
    あって、 前記表面である被印刷面に硬化後において水分が侵入す
    るための微細な侵入経路を形成することがない合成樹脂
    材料により透明なインク受理層を形成して、このインク
    受理層が未硬化の状態において、このインク受理層に対
    して顔料を含む印刷用インクを噴射することで、前記印
    刷用インクを前記インク受理層中に取り込んだ状態で硬
    化させる構成とした、 ことを特徴とする、測定器用表示盤。
  5. 【請求項5】 前記被印刷面に適用された前記合成樹脂
    材料が加熱されることにより硬化されており、この硬化
    工程が終了する前にインクジェット方式により顔料を含
    んだ前記印刷用インクが噴射された後で加熱されて完全
    に硬化される構成とした、ことを特徴とする、請求項4
    に記載の測定器用表示盤。
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