JP6276645B2 - ホルダの製造方法および成形金型 - Google Patents
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Description
図5に示すように、第1ダイプレート81の略中央部には、第1ディスペンサ65が接続されて、溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1が流通する第1樹脂通路81aが形成されている。第1樹脂通路81aは、本発明における第1樹脂通路(樹脂通路)の入口側の一部を構成しており、断面が大径の円形に形成されている。
図6に示すように、第2ダイプレート82の略中央部には、第1ダイプレート81の第1樹脂通路81aからの溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1が流通する第1樹脂通路82aが形成されている。第1樹脂通路82aは、本発明における第1樹脂通路の一部を構成しており、断面がホルダ本体31の外郭形状に相似する形状に形成されている。つまり、溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1は、第1樹脂通路81aから第1樹脂通路82aで絞られて、徐々にホルダ本体31に形成されていく。
図7に示すように、第3ダイプレート83の略中央部には、第2ダイプレート82の第1樹脂通路82aからの溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1が流通する第1樹脂通路83aが形成されている。第1樹脂通路83aは、本発明における第1樹脂通路の一部を構成しており、断面がホルダ本体31の外郭形状に相似する形状に形成されている。ただし、第1樹脂通路83aの断面積は、第1樹脂通路82aの断面積よりも若干小さくされ、これにより溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1は、第1樹脂通路82aから第1樹脂通路83aでさらに絞られて、徐々にホルダ本体31に形成されていく。
図8に示すように、第4ダイプレート84の略中央部には、第3ダイプレート83の第1樹脂通路83aからの溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1が流通する第1樹脂通路84aが形成されている。第1樹脂通路84aは、本発明における第1樹脂通路の一部を構成しており、断面がホルダ本体31の外郭形状に相似する形状に形成されている。ただし、第1樹脂通路84aの断面積は、第1樹脂通路83aの断面積よりも若干小さくされ、これにより溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1は、第1樹脂通路83aから第1樹脂通路84aでさらに絞られて、徐々にホルダ本体31に形成されていく。
図9に示すように、第5ダイプレート85の略中央部には、第4ダイプレート84の第1樹脂通路84aからの溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1と、第4ダイプレート84の第2樹脂通路84bからの溶融した第2熱可塑性エラストマTPE2が合流し、第1熱可塑性エラストマTPE1と第2熱可塑性エラストマTPE2とが接合(一体化)される接合通路85aが形成されている。この接合通路85aは、本発明における第1,第2樹脂通路(樹脂通路)の出口側の一部を構成しており、断面がホルダ30の外郭形状(図2参照)となるよう形成されている。
ホルダ30を製造するには、まず、洗浄を終えた第1ダイプレート81,第2ダイプレート82,第3ダイプレート83,第4ダイプレート84および第5ダイプレート85を準備し、これらの各ダイプレート81〜85をこの順番で互いに密着するよう重ね合わせて固定する。これにより、成形金型80の組み立てが完了する。その後、組み立てられた成形金型80を、押出成形機60の押出成形部61の所定位置にセッティングする。次いで、第1ダイプレート81の第1樹脂通路81aに第1ディスペンサ65を接続し、第1ダイプレート81の第2樹脂通路81dに第2ディスペンサ66を接続する。これにより、成形金型80の準備が終了し、ダイ準備工程が完了する。
次に、第1樹脂通路81aおよび第2樹脂通路81dの入口側に接続された第1ディスペンサ65および第2ディスペンサ66を駆動し、第1樹脂通路81aおよび第2樹脂通路81dに、それぞれ溶融した第1熱可塑性エラストマTPE1および第2熱可塑性エラストマTPE2を所定圧で供給する。すると、ホルダ30のホルダ本体31およびフィン32に相当する部分が押出成形されていく。その後、正圧ポンプ68を作動させて、空気通路81cから空気を噴射させて、成形品に形成された各中空部31dの長手方向に沿うよう空気を供給する。
成形金型80から排出された成形品は、次いで、サイジング/冷却部62の冷却容器69の内部で硬化される。ここで、コントローラCUは、冷却水供給装置70を作動させるとともに、負圧ポンプ71を作動させる。これにより、成形品の形状が整えられるとともに、成形品が冷却されて硬化される。このようにして、冷却工程が完了する。
その後、硬化された成形品は切断部64に到達する。すると、コントローラCUは所定のタイミングで電動アクチュエータ77を駆動して、切断刃76を作動させる。これにより、成形品が所定長さに切断されてホルダ30が完成する。ここで、切断部64で切断されて完成したホルダ30は、ストッカ78の内部に落下して、当該ストッカ78に溜められる。このようにして、切断工程が完了する。
11 フロントガラス
20 ブレードラバー
21 本体部
22 ネック部
23 リップ部
30 ホルダ
31 ホルダ本体
31a 保持部
31b 保持溝
31c 保持爪
31d 中空部
31e バーティブラ(ばね部材)
32 フィン
32a 頂部
40 連結部材
50 エンドキャップ
60 押出成形機
61 押出成形部
62 サイジング/冷却部
63 引き抜き部
64 切断部
65 第1ディスペンサ
66 第2ディスペンサ
67 電動アクチュエータ
68 正圧ポンプ
69 冷却容器
70 冷却水供給装置
71 負圧ポンプ
72,73 駆動機構
74 電動モータ
75 台座
76 切断刃
77 電動アクチュエータ
78 ストッカ
80 成形金型
81 第1ダイプレート
81a 第1樹脂通路(樹脂通路)
81b 突起部
81c 空気通路
81d 第2樹脂通路(樹脂通路)
82 第2ダイプレート
82a 第1樹脂通路(樹脂通路)
82b 第2樹脂通路(樹脂通路)
82c サブ空気通路
83 第3ダイプレート
83a 第1樹脂通路(樹脂通路)
83b 第2樹脂通路(樹脂通路)
83c サブ空気通路
84 第4ダイプレート
84a 第1樹脂通路(樹脂通路)
84b 第2樹脂通路(樹脂通路)
84c サブ空気通路
85 第5ダイプレート
85a 接合通路(樹脂通路,第1樹脂通路,第2樹脂通路)
85b 空気導入孔
90 面積可変部材
91 ガイド部材
92 駆動ピン
93 第1ピン
94 第2ピン
100 成形金型
101 面積可変部材
102 貫通孔
103 フィン用切断刃
CU コントローラ
TPE1 第1熱可塑性エラストマ(第1樹脂)
TPE2 第2熱可塑性エラストマ(第2樹脂)
D 余肉
Claims (7)
- 払拭面に接触されるブレードラバーを保持し、前記ブレードラバーを前記払拭面に向けて押圧するばね部材を収容する中空部と、前記払拭面の前方からの風を受けて前記ブレードラバーを前記払拭面に向けて押圧するフィンと、を有する樹脂製のホルダを製造するホルダの製造方法であって、
溶融樹脂が流通する樹脂通路を備えた成形金型に前記溶融樹脂を供給し、前記樹脂通路に設けた突起部により前記中空部を形成し、前記中空部に空気を噴射して前記中空部の内側形状を整える第1工程と、
前記成形金型の前記樹脂通路に前記溶融樹脂を供給して前記フィンを形成し、前記樹脂通路の断面積を変化させる面積可変部材により前記フィンの高さ寸法を決める第2工程と、
を備える、ホルダの製造方法。 - 請求項1記載のホルダの製造方法において、
前記突起部に前記空気を噴射させる空気通路を設け、前記中空部の長手方向に沿うよう前記空気が噴射される、ホルダの製造方法。 - 請求項1または2記載のホルダの製造方法において、
前記成形金型の前記樹脂通路の出口側に前記面積可変部材を摺動自在に設け、前記面積可変部材は前記ホルダの成形中に摺動される、ホルダの製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のホルダの製造方法において、
前記樹脂通路を、前記中空部を形成する第1樹脂通路と、前記フィンを形成する第2樹脂通路とから形成し、前記第1樹脂通路に溶融した第1樹脂が供給され、前記第2樹脂通路に硬化後に前記第1樹脂よりも柔軟となる溶融した第2樹脂が供給される、ホルダの製造方法。 - 払拭面に接触されるブレードラバーを保持し、前記ブレードラバーを前記払拭面に向けて押圧するばね部材を収容する中空部と、前記払拭面の前方からの風を受けて前記ブレードラバーを前記払拭面に向けて押圧するフィンと、を有する樹脂製のホルダを成形するのに用いられる成形金型であって、
前記中空部を形成する溶融した第1樹脂が流通する第1樹脂通路と、
前記第1樹脂通路の入口側でかつ前記第1樹脂通路内に設けられ、前記第1樹脂の流通方向に突出された突起部と、
前記突起部に設けられ、前記突起部の先端から前記中空部の内側形状を整える空気を噴射する空気通路と、
前記フィンを形成する溶融した第2樹脂が流通する第2樹脂通路と、
前記第2樹脂通路の出口側に設けられ、前記第2樹脂通路の断面積を変化させて前記フィンの高さ寸法を決める面積可変部材と、
を有する、成形金型。 - 請求項5記載の成形金型において、
前記第1樹脂通路の入口側に、溶融した前記第1樹脂を供給する第1ディスペンサが接続され、
前記第2樹脂通路の入口側に、硬化後に前記第1樹脂よりも柔軟となる溶融した前記第2樹脂を供給する第2ディスペンサが接続される、成形金型。 - 請求項5または6記載の成形金型において、
前記第2樹脂通路の出口側に第1ピンおよび第2ピンを設け、
前記第1ピンに前記面積可変部材を当接させると、前記第2樹脂通路の断面積が小さい状態とされ、
前記第2ピンに前記面積可変部材を当接させると、前記第2樹脂通路の断面積が大きい状態とされ、
前記面積可変部材は、前記ホルダの成形中において、前記第1ピンと前記第2ピンとの間で摺動される、成形金型。
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