JP6275363B1 - エレベータ表示システム - Google Patents

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Abstract

エレベータ表示システム(1)は、カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得するセンシング装置(10)と、カゴ(6)内のエレベータ扉(6a)の反対側に配置され、予め決められた画像データに基づく画像を表示することで鏡である第1の状態として機能し、予め決められた画像データ以外の表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する鏡表示装置(50)と、鏡表示装置(50)に表示される表示画像データを生成するコンテンツ生成部(23)と、センシングデータからカゴ内の利用者の状態を判定し、利用者の状態に関する利用者情報を出力するカゴ内状態判定部(21)と、利用者情報に基づいて、鏡表示装置(50)の表示面の全体又は表示面の一部の表示状態を第1の状態又は第2の状態とするための表示画像データを生成させる制御信号を表示画像生成部(23)に出力する表示制御部(22)とを有する。

Description

本発明は、鏡としての機能と画像表示部としての機能を持つ鏡機能付き表示装置(鏡表示装置)を有するエレベータ表示システムに関する。
エレベータにおいて、車椅子利用者が車椅子を後進させてカゴから降りることがある。このとき、車椅子利用者は、エレベータ扉の反対側の壁に設置された鏡に映っている後方の状況を確認しながら車椅子を後進させる。
しかしながら、車椅子利用者の目の位置は、カゴ内の鏡を介して一般乗客と目を合わせ易い位置であり、車椅子の後進を補助する鏡が、車椅子利用者に精神的ストレスを与えることがあった。
この対策として、カゴ内に鏡としての機能と画像表示部(ディスプレイ)としての機能を持つ鏡機能付き表示装置を設置し、エレベータ扉が開く少し前からエレベータ扉が閉まるまでの期間のみ、鏡機能を有効にすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−200203号公報(例えば、段落0005)
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、車椅子運転モードに設定されているときにはエレベータ扉が開くたびに、カゴ内の表示装置の鏡機能が有効になるので、乗降に際して鏡の補助を必要としない一般利用者は不快に感じる場合があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、カゴ内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡機能を有効にするエレベータ表示システムを提供することである。
本発明の一態様に係るエレベータ表示システムは、エレベータのカゴ内の状態を撮影又は検出することで、前記カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得するセンシング装置と、前記カゴ内のエレベータ扉の反対側に配置され、予め決められた画像データに基づく画像を表示することで鏡である第1の状態として機能し、前記予め決められた画像データ以外の表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する鏡表示装置と、前記鏡表示装置に表示される前記表示画像データを生成する表示画像生成部と、前記センシングデータから前記カゴ内の利用者の状態を判定し、前記利用者の状態に関する利用者情報を出力するカゴ内状態判定部と、前記利用者情報に基づいて、前記鏡表示装置の表示面の全体又は表示面の一部の示状態を前記第1の状態とするための前記予め決められた画像データを生成させる制御信号又は前記第2の状態とするための前記表示画像データを生成させる制御信号を前記表示画像生成部に出力する表示制御部とを備え、前記利用者情報は、前記利用者が車椅子利用者を含むか否かの判定情報と、前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いているか否かの判定情報とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係るエレベータ表示システムは、エレベータのカゴ内の状態を撮影又は検出することで、前記カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得するセンシング装置と、前記カゴ内のエレベータ扉の反対側に配置され、鏡である第1の状態として機能し、表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する鏡表示装置と、前記鏡表示装置に表示される前記表示画像データを生成する表示画像生成部と、前記センシングデータから前記カゴ内の利用者の状態を判定し、前記利用者の状態に関する利用者情報を出力するカゴ内状態判定部と、前記利用者情報に基づいて、前記鏡表示装置の表示面の全体又は表示面の一部の示状態を前記第1の状態とするための制御信号又は前記第2の状態とするための制御信号を前記鏡表示装置に出力する表示制御部とを備え、前記利用者情報は、前記利用者が車椅子利用者を含むか否かの判定情報と、前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いているか否かの判定情報とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、カゴ内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係るエレベータ表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係るエレベータ表示システムのハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1に係るエレベータ表示システムの動作を示すフローチャートである。 図3のステップST4の判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るエレベータ表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るエレベータ表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態3に係るエレベータ表示システムの動作を示すフローチャートである。 図7のステップST4の判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係るエレベータ表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態4に係るエレベータ表示システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るエレベータ表示システムのコンテンツ生成部と鏡表示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係るエレベータ表示システムの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態5に係るエレベータ表示システムの動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態に係るエレベータ表示システムを、添付図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
《1》実施の形態1.
《1−1》構成
図1は、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1の構成を概略的に示すブロック図である。図1に示されるように、エレベータ表示システム1は、制御部20aと、センシング装置10と、現在階情報取得部30と、降車階登録部40と、鏡機能付き表示装置である鏡表示装置50とを備えている。また、制御部20aは、カゴ内状態判定部21と、表示制御部22と、表示画像生成部としてのコンテンツ生成部23と、データベース部24とを備えている。
センシング装置10は、エレベータのカゴ6内のセンシングを行う。具体的に言えば、センシング装置10は、カゴ6内を撮影するビデオカメラ(撮像装置)を有する。ただし、センシング装置10は、カゴ6内の物体の位置情報及び形状情報を取得することができる3次元スキャナなどのようなセンサを有してもよい。また、センシング装置10は、カメラ及びセンサの両方を有してもよい。
カゴ内状態判定部21は、センシング装置10で取得されたセンシングデータ、例えば、ビデオカメラの撮影によって取得された画像データなどに基づいて、一般的な歩行者と車椅子利用者とを識別する画像認識手法(機械学習による手法など)を用いて、カゴ6内に車椅子利用者がいるか否か、及び車椅子利用者がいる場合には車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているか否かを判定する。車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているか否かを判定する理由は、車椅子利用者が鏡表示装置50を向いている場合には、車椅子利用者は車椅子を後進させてカゴ6から降りる際にエレベータ扉の反対側の壁面の鏡を見て後方を確認するからである。車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているか否かの判定を行うタイミングは、特に限定されないが、カゴ6内において、車椅子の方向を変えることがあり得るので、車椅子利用者の降車時において判定することが望ましい。
現在階情報取得部30は、エレベータの昇降路内におけるカゴ6の現在位置(何階に位置しているか)を示す情報を、例えば、エレベータ設備の管理装置(図示せず)などから取得する。
降車階登録部40は、利用者がエレベータのカゴ6の降車階を入力(登録)する操作部を有している。降車階登録部40は、カゴ6内の1又は複数箇所に設置される。降車階登録部40は、車椅子利用者が操作し易いように、低い位置に設置されてもよい。また、降車階登録部40は、一般利用者が操作し易い高さに設定した降車階登録部と、車椅子利用者が操作し易いように低い位置に設置された降車階登録部とが備えられてもよい。降車階登録部40は、一般利用者用降車階登録部と車椅子利用者用降車階登録部に分かれ、表示制御部22が、車椅子利用者用降車階登録部から入力された降車階のみ車椅子利用者の降車階として制御(例えば、鏡としての機能を有効にする制御)を行ってもよい。
表示制御部22は、カゴ内状態判定部21から取得したエレベータのカゴ6内に車椅子利用者がいるかいないかの情報と、車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているかどうかの情報と、現在階情報取得部30から得られた現在階情報と、降車階登録部40から得られた降車階情報とに基づき、鏡表示装置50にコンテンツを表示するかしないか(すなわち、コンテンツの表示又は非表示)を判定する。
データベース部24は、メモリなどの記憶部であり、鏡表示装置50に表示されるコンテンツ、イベントとコンテンツとを関連付けたことでコンテンツの再生タイミングを示す再生タイミング情報(例えば、再生スケジュール情報、コンテンツを鏡表示装置50に表示させる期間を示す情報)などを格納する。データベース部24は、鏡表示装置50に表示されるコンテンツの元になる各種のデータを格納している。データベース部24は、例えば、静止画、動画、文字列、図形、グラフィクスの内のいずれかの素材を含み、これら素材と素材の配置情報とから構成されるコンテンツと、コンテンツを鏡表示装置50に表示させるタイミング又は期間などを示す再生タイミング情報とを記憶する。また、再生タイミング情報は、時刻、降車階、現在階などに応じて指定されたコンテンツを表示するための、切っ掛けとなるイベントと、イベント発生時に再生するコンテンツとを関連付けた情報である。
コンテンツ生成部23は、表示制御部22から得られたコンテンツの表示又は非表示を示す判定結果を受けて、データベース部24から得られる再生タイミング情報に基づき、表示されるコンテンツを選定し、選定したコンテンツをデータベース部24から取得して、取得したコンテンツに基づく表示画像データを生成する。
鏡表示装置50は、コンテンツ生成部23で生成された表示画像データであるコンテンツに基づく画像を表示する画像表示状態(第2の状態)又は予め決められた画像データに基づく画像を表示することで鏡として機能する状態(第1の状態)を選択して使用することができる。鏡表示装置50は、例えば、液晶ディスプレイ等の一般的な表示パネルの前面にハーフミラーガラスを重ねて配置した構造を持つ。このような構造の鏡表示装置50では、表示パネルに予め決められた画像データに基づく画像(例えば、黒色で塗り潰した画像)を表示することで(第1の状態で)、ハーフミラーが鏡として機能し、表示パネルにコンテンツに基づく画像を表示した状態(第2の状態)ではハーフミラーを通して画像を視認可能になる。
エレベータ表示システム1では、センシング装置10は、エレベータのカゴ6内の状態を撮影又は検出することで、カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得し、カゴ内状態判定部21が、センシングデータからカゴ6内の利用者の状態を判定し、利用者の状態に関する利用者情報を出力する。表示画像生成部であるコンテンツ生成部23は、鏡表示装置50に表示される表示画像データ(コンテンツ)を生成する。表示制御部22が、利用者情報に基づいて、鏡表示装置50の表示面の全体又は表示面の一部の表示状態を、第1の状態とするための前記予め決められた画像データを生成させる制御信号又は前記第2の状態とするための表示画像データを生成させる制御信号をコンテンツ生成部23に出力する。鏡表示装置50は、予め決められた画像データに基づく画像を表示することで鏡である第1の状態として機能し、前記予め決められた画像データ以外の表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する。
なお、図1に示される構成は一例であり、本発明はこの構成に限定されない。例えば、カゴ内状態判定部21は、センシング装置10の内部に備えられてもよい。また、図1では、各構成が、エレベータのカゴ6内に設置されている場合が示されているが、構成の一部(例えば、制御部20a)をカゴ6の外部に設置されたエレベータの管理装置に備えてもよい。
図2は、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1のハードウェア構成を示す図である。
図2に示されるように、エレベータのカゴ6は、利用者が乗車する直方体状の箱体である。制御部20aは、プログラムを格納する記憶部としてのメモリ71と、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)72と、グラフィックスプロセッサとしてのGPU(Graphics Processing Unit)73と、記憶装置74と、通信インタフェース75と、映像入力インタフェース76と、表示インタフェース77とを備えている。図2に示される制御部20aは、CPU72によってメモリ71に格納されているプログラムを実行することによって実現される。なお、図2には、車椅子8に座っている車椅子利用者7が、鏡表示装置50を向いて乗車している状態が示されている。
なお、図2の構成は一例であり、本発明はこの構成に限定されない。例えば、制御部20aは、機能の一部が専用プロセッサであってもよい。また、CPU72がGPU73を兼ねてもよい。また、メモリ71は、ビデオメモリと別の記憶部であってもよい。また、センシング装置10から提供される符号化された映像データを通信インタフェース75で受信する場合には、映像入力インタフェース76を備える必要はない。また、センシング装置10内にカゴ内状態判定部21を備える場合は、カゴ内状態判定部21の判定結果を通信インタフェース75で受信してもよい。また、現在階情報取得部30及び降車階登録部40との通信は、専用の入力インタフェース(図示せず)を介して行ってもよい。
《1−2》動作
図3は、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1の動作を示すフローチャートである。
ステップST1において、ビデオカメラを有するセンシング装置10は、カゴ6内の映像を取得する。
次のステップST2において、制御部20aのカゴ内状態判定部21は、カゴ6内の映像から、車椅子利用者がいるか否かを判定し、車椅子利用者がいる場合は車椅子利用者がカゴ6内においてどの方向を向いているか(例えば、鏡表示装置50を向いているか否か)を判定する。カゴ6内に複数人の車椅子利用者がいる場合は、カゴ内状態判定部21は、各車椅子利用者がカゴ6内においてどの方向を向いているかを判定する。
次のステップST3において、制御部20aの表示制御部22は、現在階情報取得部30から得られる現在階情報と降車階登録部40から得られる降車階情報とを比較し、現在階と降車階とが一致したならば、カゴ6が降車階に到着したと判定する。
次のステップST4において、表示制御部22は、ステップST2で得られた車椅子利用者の有無と車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているかどうかの判定結果情報と、ステップST3で得られた降車階到着判定情報とから、コンテンツを表示するか(すなわち、表示状態とするか)、表示しないか(すなわち、非表示状態にするか)を判定する。ステップST4の判定処理の詳細は図4を用いて後述される。ここでいう「表示状態」とは、コンテンツの表示状態であり、予め決められた画像データ以外の表示画像データ(コンテンツ)に基づく画像を表示する状態である。また、ここでいう「非表示状態」とは、コンテンツの非表示状態であり、予め決められた画像データに基づく画像(例えば、黒色で塗り潰した画像)を表示することで鏡として機能する状態である。
ステップST4においてコンテンツを非表示にすると判断された場合には、処理はステップST5に進む。ステップST5において、コンテンツ生成部23は、表示画像データとして黒色で塗り潰した画像を表示させる画像データを生成する。黒色で塗り潰した画像を鏡表示装置50で表示すると、利用者は、鏡表示装置50の表示面に反射して映る反射像をディスプレイの表示画像に妨害されずに見ることができるので、鏡機能を十分に発揮することができる。なお、黒色は、黒以外の特定の色であってもよい。
ステップST4においてコンテンツを表示すると判定された場合には、処理はステップST6に進む。ステップST6において、コンテンツ生成部23は、データベース部24から取得した再生スケジュール情報に基づいて決定した表示コンテンツの表示画像データを、データベース部24から取得し、この表示画像データを用いて表示されるコンテンツを生成する。
次のステップST7においては、鏡表示装置50は、ステップST5又はST6で生成された黒画像又はコンテンツを表示する。
なお、図1に示される処理内容及び処理手順は一例であり、本発明は図1の処理に限定されない。例えば、ステップST1及びST2の処理と、ステップST3の処理と、ステップST4〜ST7の処理は、互いに独立したタイミングで定期的に実行されてもよい。
また、ステップST5において、画面の全体を黒色で塗り潰すのではなく、ステップST6と同様に表示コンテンツの表示画像を表示するが、車椅子利用者が降車時に使用する一部分の領域だけ黒色で塗り潰すことで、車椅子利用者の降車時の鏡機能の利用と、コンテンツの表示を同時に行ってもよい。また、実施の形態1では、鏡機能を有効にするために黒画像を表示する場合を示したが、鏡機能を有効にするための色は黒に限定されず、黒以外の色で塗り潰すことも可能である。
図4は、図3のステップST4の判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップST21において、表示制御部22は、図3のステップST2の結果に基づき、車椅子利用者がカゴ6内にいるかいないかを判定する。車椅子利用者がいる場合(ステップS21においてYES)は、処理はステップST22に進み、車椅子利用者がいない場合(ステップS21においてNO)は、処理はステップST24に進む。
ステップST22において、表示制御部22は、図3のステップST3の結果に基づき、エレベータのカゴ6が降車階に到着したかどうかを判定する。降車階に到着していない場合(ステップS22においてNO)は、処理はステップST24へ進み、降車階に到着している場合(ステップS22においてYES)は、処理はステップST23に進む。
ステップST23において、表示制御部22は、図3のステップST2の結果に基づき、車椅子利用者が鏡表示装置50を向いているか否かを判定する。車椅子利用者が鏡表示装置50を向いている場合(ステップS23においてYES)は、処理はステップST25に進み、車椅子利用者が鏡表示装置50を向いていない場合(ステップS23においてNO)は、処理はステップST24に進む。
処理がステップST24に進んだ場合、表示制御部22は、コンテンツを表示状態にすることに決定し、処理を図3のステップST5に進める。
処理がステップST25に進んだ場合、表示制御部22は、コンテンツを表示しない非表示状態にすることに決定し、処理を図3のステップST6に進める。なお、車椅子利用者がカゴ6内に存在し、かつ、車椅子利用者が鏡表示装置50を向いている場合には、少なくともエレベータ扉6aが開いている期間は、鏡表示装置50を非表示状態(第1の状態)としてもよい。以上で、コンテンツの表示又は非表示の判定を完了する。
なお、ステップST21〜ST23の処理の順序は図4の例に限定されない。
《1−3》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1によれば、カゴ6内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡表示装置50の鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができる。言い換えれば、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1によれば、車椅子利用者のエレベータのカゴ6内での状態を認識し、カゴ6内に車椅子利用者がいる場合であっても鏡表示装置50にコンテンツに基づく画像を表示させることができるが、車椅子利用者の降車時(車椅子利用者が鏡を使用したいと感じる場合)に、通常の鏡と同様に、車椅子利用者は鏡機能によって後方を確認しながら、車椅子を後進させることができる。
《1−4》変形例
上記説明では、コンテンツ生成部23が生成するコンテンツはデータベース部24のデータに基づいて生成されたデータであったが、コンテンツ生成部23が生成するコンテンツは現在階情報取得部30から得られた階情報を含んでもよいし、センシング装置10のビデオカメラ映像を含んでもよい。
《2》実施の形態2.
《2−1》構成
図5は、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2の構成を概略的に示すブロック図である。図5において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。
実施の形態2に係るエレベータ表示システム2は、エレベータのカゴ6内に乗車した車椅子利用者の識別情報(識別番号)と、この車椅子利用者が降車階登録部40で登録した降車階とを関連付けて、記憶する(例えば、図2におけるメモリ71に記憶させる)ことで、停止階で降りる車椅子利用者を識別可能にし、車椅子利用者が鏡を使用して降車する場合にのみ、鏡表示装置50の鏡機能を有効にしている点が、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1と異なる。このため、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2では、降車階登録部40は、制御部20bの表示制御部22bに降車階情報を与える。この点以外に関して、実施の形態2の構成は、実施の形態1のものと同じである。したがって、実施の形態2の説明に際しては、図2から図4も参照する。
《2−2》動作
図3に示されるステップST2の処理以外については、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2の動作は、図3に示される実施の形態1のものと同じである。実施の形態2に係るエレベータ表示システム2では、ステップST2において、カゴ内状態判定部21は、車椅子利用者の有無と車椅子利用者が鏡表示装置50に向いた姿勢であるかどうか、すなわち、カゴ6内にエレベータ扉6aを通って前進で乗車して、そのままの向きで乗車しているかどうかを判定する。さらに、ステップST2において、カゴ内状態判定部21は、車椅子利用者が降車階登録部40から降車階を登録したことを認識し、降車階情報と車椅子利用者が向いている方向を示す情報を関連付ける。これらの点に関して、実施の形態2の動作は、実施の形態1のものと異なる。
また、実施の形態2におけるステップST4の処理詳細は、図4に示されるものと同じであるが、ステップST24において、判定の対象となる車椅子利用者が、現在階で降りる車椅子利用者に限る点が実施の形態1と異なる。
《2−3》効果
以上に説明したように、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2によれば、カゴ6内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡表示装置50の鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができる。具体的に言えば、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2によれば、車椅子利用者のエレベータのカゴ6内での状態が認識され、認識結果が車椅子利用者と関連付けて保存されているので、車椅子利用者の乗車中は鏡表示装置50にコンテンツが表示されるが、車椅子利用者の降車時に鏡表示装置50は鏡機能を有効にすることができる。つまり、上記実施の形態1においては、カゴ6に車椅子利用者が乗車している場合には、車椅子利用者の降車階ではない停止階においても鏡表示装置50が鏡機能を有効にするが、実施の形態2においては、車椅子利用者の降車階においてのみ鏡表示装置50が鏡機能を有効にするので、鏡の補助を必要としない一般利用者には与える不快感をより一層減らすことができる。
《3》実施の形態3.
《3−1》構成
図6は、実施の形態3に係るエレベータ表示システム3の構成を概略的に示すブロック図である。図6において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付されている。
実施の形態3に係るエレベータ表示システム3は、エレベータのカゴ6内の状況判定処理及びコンテンツの表示又は非表示の判定処理をエレベータ運転状況が車椅子運転モードの場合においてのみ動作する点が、実施の形態2に係るエレベータ表示システム2と異なる。ただし、エレベータのカゴ6内の状況判定処理及びコンテンツの表示又は非表示の判定処理をエレベータ運転状況が車椅子運転モードの場合においてのみ動作する処理は、他の実施の形態にも適用可能である。
運転モード取得部60は、エレベータの運転モード情報を取得し、この運転モード情報を制御部20cのカゴ内状態判定部21cと表示制御部22cに与える。表示制御部22cは、カゴ内状態判定部21cから得られる関連付けられた車椅子利用者の向きと降車階情報、運転モード取得部60から得られる運転モード情報からコンテンツの表示又は非表示を判定する。この点以外に関して、実施の形態3の構成は、実施の形態1又は2のものと同じである。したがって、実施の形態3の説明に際しては、図2も参照する。
《3−2》動作
図7は、実施の形態3に係るエレベータ表示システム3の動作を示すフローチャートである。図7において、図3に示される処理ステップと同一又は対応する処理ステップには、図3に示される符号と同じ符号が付されている。
図7のステップST31においては、運転モード取得部60からの運転モード情報に基づき、車椅子運転モードかどうかが判定される。車椅子運転モードである場合は、処理はステップST2に進み、車椅子運転モード以外の場合(通常運転モード及び不在モードの場合)は、処理はステップST4に進む。
通常運転モードは、車椅子利用者がカゴ6内に搭乗していない場合の運転モードである。実施の形態3においては、降車階登録部40は、一般利用者用の高い位置に配置された第1の降車階登録部と、車椅子利用者用の低い位置に配置された第2の降車階登録部を有しており、第2の降車階登録部から降車階が登録されたときに、車椅子運転モードであると判定され、第1の降車階登録部から降車階が登録されたときに、通常運転モードであると判定される。
また、不在モードは、カゴ6内に利用者がいない場合に移行するモードであり、例えばエレベータ扉6aが閉まった後、降車階の設定が一定時間一つも登録されなかった場合に移行するモードである。
また、図8は、図7のステップST4の判定処理の一例を示すフローチャートである。図8において、図4に示される処理ステップと同一又は対応する処理ステップには、図4に示される符号と同じ符号が付されている。図8のステップST32では、エレベータの運転モードが判定される。通常運転モードの場合は、車椅子利用者以外の利用者のみがカゴ6内にいる状況であるから、処理はステップST24に進み、鏡表示装置50はコンテンツの表示状態とする。一方、不在モードの場合は、カゴ6内に利用者がいない状況のため、処理はステップST25に進み、鏡表示装置50は非表示状態とする。車椅子運転モードの場合は、実施の形態1及び2と同様に、処理はステップST22に進む。ステップST22〜ST25の処理は、図4における処理と同様である。
《3−3》効果
以上に説明したように、実施の形態3に係るエレベータ表示システム3によれば、カゴ6内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡表示装置50の鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができる。具体的に言えば、実施の形態3に係るエレベータ表示システム3によれば、エレベータの運転モード情報をコンテンツの表示又は非表示の判定に用いる情報に加えることで、より効率的に表示又は非表示状態を判定することができ、制御部20cにおける情報処理量を減らすことができる。
《4》実施の形態4.
《4−1》構成
図9は、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4の構成を概略的に示すブロック図である。図9において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。
実施の形態4に係るエレベータ表示システム4は、コンテンツ表示又は非表示の判定処理の結果、表示内容を変更するのではなく、鏡表示装置50の電源をオン又はオフする点が、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1と異なる。つまり、鏡表示装置50は、カゴ6内のエレベータ扉の反対側に配置され、鏡である第1の状態(電源をオフにした状態)として機能し、また、表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態(電源をオンにした状態)として機能する。
また、実施の形態4において、制御部20dの表示制御部22dが、鏡表示装置50を直接制御し、表示画像生成部であるコンテンツ生成部23dは、表示制御部22dとは独立に鏡表示装置50を制御する。つまり、表示制御部22dは、利用者情報に基づいて、鏡表示装置50の表示面の全体又は表示面の一部の表示状態を第1の状態とするための制御信号又は第2の状態とするための制御信号を鏡表示装置50に出力する。
《4−2》動作
図10は、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4の動作を示すフローチャートである。図10において、図3に示される処理ステップと同一又は対応する処理ステップには、図3に示される符号と同じ符号が付されている。また、図11は、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4のコンテンツ生成部23dと鏡表示装置50の動作を示すフローチャートである。
図10に示されるように、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4においては、ステップST4においてコンテンツを表示するかどうかを判定した後、コンテンツを表示しない場合には、鏡表示装置50の電源をオフにし(ステップST41)、コンテンツを表示する場合には、鏡表示装置50の電源をオンにする(ステップST42)。
また、図11に示されるように、コンテンツ生成部23dにおけるコンテンツの生成処理(ステップST43)と、鏡表示装置50における表示処理(ステップST44)は、図10に示されるステップST1〜ST4、ST41、ST42の処理とは独立に行われるので、表示画像を定期的に生成し続けることができる。
《4−3》効果
以上に説明したように、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4によれば、カゴ6内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡表示装置50を電源オフにして鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができる。具体的に言えば、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4によれば、コンテンツの表示又は非表示の判定の結果、鏡表示装置50の電源をオン又はオフすることで、コンテンツ生成部23dが、コンテンツの表示又は非表示の設定処理の影響を受けないため、コンテンツ生成部23dの処理を単純化することができる。
《4−4》変形例
なお、実施の形態4では、コンテンツ生成部23d、データベース部24とカゴ内状態判定部21、表示制御部22dを同一の制御部20dに配置しているが、制御部20dを、コンテンツ生成部23及びデータベース部24を有する第1の制御部と、カゴ内状態判定部21及び表示制御部22dとを有する第2の制御部とに分割して構成することも可能である。
また、実施の形態4においては、実施の形態2及び3と異なり、表示制御部22dが鏡表示装置50を直接制御するように構成しているので、実施の形態4に係るエレベータ表示システム4に、実施の形態2又は3の機能を追加することが可能である。
《5》実施の形態5.
《5−1》構成
図12は、実施の形態5に係るエレベータ表示システム5の構成を概略的に示すブロック図である。図12において、図1に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。
実施の形態5に係るエレベータ表示システム5は、エレベータ乗場に設置された降車階カメラ12と、カゴ6内の上部に設置されたカゴ内カメラ11とを備える点が、実施の形態1に係るエレベータ表示システム1と異なる。なお、降車階カメラ12又はカゴ内カメラ11の一方を備えた構成を採用してもよい。また、降車階カメラ12の台数は複数台であってもよい。また、カゴ内カメラ11の台数は複数台であってもよい。
実施の形態5においては、制御部20eの表示画像生成部であるコンテンツ生成部23eは、降車階カメラ12で取得されたエレベータ乗場の映像と、カゴ内カメラ11で取得されたカゴ6内の映像とをコンテンツの1つとして表示することができる。
《5−2》動作
図13は、実施の形態5に係るエレベータ表示システム5の動作を示すフローチャートである。図13において、図3に示される処理ステップと同一又は対応する処理ステップには、図3に示される符号と同じ符号が付されている。
実施の形態5において、ステップST4で、コンテンツを非表示にする際には、処理はステップST51に進み、コンテンツ生成部23eにおいて、降車用コンテンツを生成する。この降車用コンテンツは、例えば、車椅子利用者が降車時に使用する表示面の下側のエリアだけを黒画像とし、表示面の上側のエリアには車椅子利用者の背面の映像(カゴ内カメラ11の映像)及びエレベータ扉6aの外側の映像(降車階カメラ12の映像)を配置したコンテンツの表示画像を含む。
《5−3》効果
以上に説明したように、実施の形態5に係るエレベータ表示システム5によれば、カゴ6内に鏡機能を必要とする車椅子利用者がいる場合にのみ、鏡表示装置50の鏡機能を有効にすることができるので、車椅子利用者には鏡機能による乗降時の適切な補助を提供しつつ、鏡の補助を必要としない一般利用者には不快感を与えないことができる。具体的に言えば、実施の形態5に係るエレベータ表示システム5によれば、車椅子利用者がカゴ6から後進して降りる際に、車椅子利用者が鏡表示装置50を利用して背面を確認する鏡としての機能は維持しつつ、車椅子利用者が確認したい背面及びエレベータ扉6aの外側の映像をも確認することができる。このため、車椅子利用者は、カゴ6から後進によって降車する際の安心感を向上させることができる。
1〜5 エレベータ表示システム、 6 エレベータのカゴ、 6a エレベータ扉、 7 車椅子利用者、 8 車椅子、 10 センシング装置、 11 カゴ内カメラ、 12 降車階カメラ、 20a〜20e 制御部、 21,21c カゴ内状態判定部、 22,22b〜22d, 表示制御部、 23,23d,23e コンテンツ生成部(表示画像生成部)、 24 データベース部、 30 現在階情報取得部、 40 降車階登録部、 50 鏡表示装置。

Claims (13)

  1. エレベータのカゴ内の状態を撮影又は検出することで、前記カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得するセンシング装置と、
    前記カゴ内のエレベータ扉の反対側に配置され、予め決められた画像データに基づく画像を表示することで鏡である第1の状態として機能し、前記予め決められた画像データ以外の表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する鏡表示装置と、
    前記鏡表示装置に表示される前記表示画像データを生成する表示画像生成部と、
    前記センシングデータから前記カゴ内の利用者の状態を判定し、前記利用者の状態に関する利用者情報を出力するカゴ内状態判定部と、
    前記利用者情報に基づいて、前記鏡表示装置の表示面の全体又は表示面の一部の示状態を前記第1の状態とするための前記予め決められた画像データを生成させる制御信号又は前記第2の状態とするための前記表示画像データを生成させる制御信号を前記表示画像生成部に出力する表示制御部と
    を備え
    前記利用者情報は、
    前記利用者が車椅子利用者を含むか否かの判定情報と、
    前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いているか否かの判定情報と
    を含む
    ことを特徴とするエレベータ表示システム。
  2. エレベータのカゴ内の状態を撮影又は検出することで、前記カゴ内の状態を示すセンシングデータを取得するセンシング装置と、
    前記カゴ内のエレベータ扉の反対側に配置され、鏡である第1の状態として機能し、表示画像データに基づく画像を表示することで画像表示部である第2の状態として機能する鏡表示装置と、
    前記鏡表示装置に表示される前記表示画像データを生成する表示画像生成部と、
    前記センシングデータから前記カゴ内の利用者の状態を判定し、前記利用者の状態に関する利用者情報を出力するカゴ内状態判定部と、
    前記利用者情報に基づいて、前記鏡表示装置の表示面の全体又は表示面の一部の示状態を前記第1の状態とするための制御信号又は前記第2の状態とするための制御信号を前記鏡表示装置に出力する表示制御部と
    を備え
    前記利用者情報は、
    前記利用者が車椅子利用者を含むか否かの判定情報と、
    前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いているか否かの判定情報と
    を含む
    ことを特徴とするエレベータ表示システム。
  3. 前記第1の状態は、前記鏡表示装置に特定の色で塗り潰した画像を表示させた状態であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ表示システム。
  4. 前記第1の状態は、前記鏡表示装置の電源をオフにした状態であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ表示システム。
  5. 前記表示制御部は、前記車椅子利用者が前記カゴ内に存在し、かつ、前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いている場合に、少なくとも前記エレベータ扉が開いている期間は前記鏡表示装置を前記第1の状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ表示システム。
  6. 前記利用者が降車階を登録する降車階登録部をさらに備え、
    前記カゴ内状態判定部は、前記車椅子利用者の識別情報を取得し、
    前記利用者情報は、前記降車階登録部から得られる降車階情報と、前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いているか否かを示す判定情報と、前記車椅子利用者の識別情報とを関連付けて前記利用者情報とを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ表示システム。
  7. 前記表示制御部は、前記車椅子利用者が前記カゴ内に存在し、かつ、前記車椅子利用者が前記鏡表示装置を向いており、かつ、前記車椅子利用者が降車する階に到着した場合に、少なくとも前記エレベータ扉が開いている期間は前記鏡表示装置を前記第1の状態にする
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータ表示システム。
  8. 前記降車階登録部が、一般利用者用降車階登録部と車椅子利用者用降車階登録部に分かれ、
    前記表示制御部が、前記車椅子利用者用降車階登録部から入力された降車階のみ車椅子利用者の降車階として制御を行う
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータ表示システム。
  9. 前記エレベータの運転モード情報を生成する運転モード取得部をさらに備え、
    前記カゴ内状態判定部は、前記運転モード情報が、前記車椅子利用者が前記カゴ内にいるときの運転モードである車椅子運転モードで動作し、前記車椅子運転モード以外のときには動作せず、
    前記表示制御部は、前記カゴ内に利用者が存在しないときの動作モードである不在モードであるときには、前記鏡表示装置を前記第1の状態にし、前記車椅子運転モード及び前記不在モード以外のときには、前記鏡表示装置を前記第2の状態にする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ表示システム。
  10. 前記表示制御部が前記車椅子利用者の前記カゴからの降車時に、前記鏡表示装置を前記第1の状態にすると判定したときに、前記表示画像生成部は、前記鏡表示装置の一部にコンテンツに基づく画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項又はに記載のエレベータ表示システム。
  11. 前記カゴの外部を撮影する降車階カメラをさらに備え、
    前記表示制御部が、前記車椅子利用者の前記カゴからの降車時に、前記鏡表示装置を前記第1の状態にすると判定したときに、前記表示画像生成部は、前記鏡表示装置の一部に前記降車階カメラが取得した画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ表示システム。
  12. 前記カゴの昇降路内の現在の位置を取得する現在階情報取得部をさらに備え、
    前記表示画像生成部は、前記現在階情報取得部から得た現在階情報を前記鏡表示装置に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のエレベータ表示システム。
  13. 静止画、動画、グラフィクス、文字列、図形の内のいずれかの素材を含み、前記素材と前記素材の配置情報とから構成されるンテンツと、前記コンテンツを前記鏡表示装置に表示させるタイミングを示す再生タイミング情報とを記憶するデータベース部をさらに備え、
    前記表示画像生成部は、前記再生タイミング情報に基づくタイミングで、前記データベース部から取得した前記コンテンツに基づく表示画像データを前記鏡表示装置に提供する
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のエレベータ表示システム。
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