JP6275359B1 - 非可逆回路 - Google Patents

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Abstract

誘電体基板(3)の中心導体(3a)に密着して設けられたフェライト基板(5)と、フェライト基板(5)に密着して設けられた高透磁部材(6)を備え、ビアホール(7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3)および導体(8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3)が、中心導体(3a)と入出力端子(3c−1〜3c−3)とを電気的に接続し、ビアホール(9)が、地導体(3b)と高透磁部材(6)とを電気的に接続する。

Description

この発明は、主に通信機器に使用される、サーキュレータおよびアイソレータといった非可逆回路に関する。
サーキュレータおよびアイソレータといった非可逆回路は、例えば、通信機器の送受信回路に使用されている。一般的に、非可逆回路は、伝送方向の信号をほとんど減衰させることなく伝送させ、逆方向の信号を大きく減衰させる特性を有している。
近年、非可逆回路の小型化および低コスト化を目的として、表面実装可能な非可逆回路が求められている。例えば、特許文献1に記載される非可逆回路は、高透磁材料の極片をフェライト基板の下面中央部に有し、はんだボールが上記極片の周囲に配置されている。
米国特許第8234777号明細書
特許文献1に記載された非可逆回路は、極片によって磁力が誘引されるため、電気的な性能劣化を抑えた表面実装が可能である。
しかしながら、フェライト基板の下面中央部に極片が配置されるので、この領域には、はんだボールを配置できない。このため、フェライト基板を誘電体基板上に実装したときに、フェライト基板の下面中央が誘電体基板に接続されず、フェライト基板と誘電体基板との間の接続信頼性が低下するという課題があった。
この発明は上記課題を解決するもので、電気的な性能劣化を抑えた表面実装が可能で、かつフェライト基板と誘電体基板との間の接続信頼性を高めることができる非可逆回路を得ることを目的とする。
この発明に係る非可逆回路は、永久磁石と、多層の誘電体基板と、誘電体基板の上面に設けられた中心導体と、中心導体の上面に設けられて永久磁石を保持するスペーサ部材と、誘電体基板の下面に設けられた第1の地導体と、誘電体基板の下面において第1の地導体の周囲に設けられた複数の入出力端子と、誘電体基板の内部に設けられて上面が中心導体の下面に密着されたフェライト基板と、誘電体基板の内部に設けられて上面がフェライト基板の下面に密着された高透磁部材と、誘電体基板の内部に設けられて中心導体と複数の入出力端子のそれぞれとを電気的に接続する第1の接続部と、誘電体基板の内部に設けられて第1の地導体と高透磁部材とを電気的に接続する第2の接続部と、誘電体基板の上面において中心導体の周囲に設けられた第2の地導体と、誘電体基板の下面において第1の地導体の周囲に設けられた複数の第3の地導体と、誘電体基板の内部に設けられて第2の地導体と複数の第3の地導体のそれぞれとを電気的に接続する第3の接続部と、誘電体基板の上面における永久磁石およびスペーサ部材を覆い、第2の地導体に電気的に接続された、導電性の蓋部材と、誘電体基板の内部に設けられて第1の地導体と第2の地導体とを電気的に接続する複数の第4の接続部とを備え、複数の第4の接続部は、フェライト基板を取り囲むようにフェライト基板の外形に沿って配置されている
この発明によれば、誘電体基板の下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。また、フェライト基板直下の高透磁部材によってフェライト基板にバイアス磁界の一様な分布が与えられ、第1の接続部が、中心導体と入出力端子とを電気的に接続し、第2の接続部が、第1の地導体と高透磁部材とを電気的に接続している。これによって、電気的な性能劣化を抑えることができ、フェライト基板と誘電体基板との間の接続信頼性を高めることができる。
この発明の実施の形態1に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態1に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態1に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態1に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態1に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 母基板に実装された実施の形態1に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態2に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態2に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態2に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態2に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態2に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 母基板に実装された実施の形態2に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態3に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態3に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態3に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態3に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態3に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 この発明の実施の形態4に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態4に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態4に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態4に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態4に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 この発明の実施の形態5に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態5に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態5に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態5に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態5に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 この発明の実施の形態6に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態6に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。 実施の形態6に係る非可逆回路における誘電体基板の2層目を示す上面図である。 実施の形態6に係る非可逆回路における誘電体基板の3層目を示す上面図である。 実施の形態6に係る非可逆回路における誘電体基板の4層目を示す上面図である。 この発明の実施の形態7に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態7に係る非可逆回路の別の構成を示す側断面図である。 この発明の実施の形態8に係る非可逆回路の構成を示す側断面図である。 実施の形態8における導電性部材を示す上面図である。 この発明の実施の形態9に係る非可逆回路における誘電体基板の1層目を示す上面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る非可逆回路1の構成を示す側断面図である。
図2は、非可逆回路1における誘電体基板3の1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3の上面である。図3は、非可逆回路1における誘電体基板3の2層目を示す上面図である。図4は、非可逆回路1における誘電体基板3の3層目を示す上面図である。図5は、非可逆回路1における誘電体基板3の4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3の下面である。
非可逆回路1は、図1に示すように、永久磁石2、誘電体基板3、スペーサ4、フェライト基板5および高透磁部材6を備えている。永久磁石2は、バイアス磁界をフェライト基板5に印加する部材であり、例えば、フェライト磁石で構成される。誘電体基板3は、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3のコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
中心導体3aは、例えば、金属導体で構成され、誘電体基板3の上面(1層目)に設けられている。図2に示すように、中心導体3aは、円形状の本体部3a’と本体部3a’から延びた端子3a−1〜3a−3とを備えている。
第1の地導体である地導体3bは、誘電体基板3の下面(4層目)に設けられている。例えば、地導体3bは、図5に示すように、中心導体3aの本体部3a’よりも面積が大きい導体である。
入出力端子3c−1〜3c−3は、誘電体基板3の下面において、地導体3bの周囲に設けられた導体である。誘電体基板3の下面には、複数の地導体3dが地導体3bの周囲に設けられている。
スペーサ4は、中心導体3aの上面に設けられて永久磁石2を保持するスペーサ部材である。永久磁石2と中心導体3aとは、スペーサ4によって互いに接触しない状態になっている。スペーサ4は、誘電材料で構成されており、フェライト基板5は、スペーサ4を介して永久磁石2からバイアス磁界が印加される。
フェライト基板5は、誘電体基板3の内部に設けられて、上面が中心導体3aの下面に密着されている。例えば、フェライト基板5は、誘電体基板3の誘電体3−1の開口部に収容され、接着剤を用いて上面が中心導体3aの下面に密着した状態で取り付けられる。フェライト基板5は、中心導体3aおよびスペーサ4を介して永久磁石2と対向する位置に配置される。なお、誘電体3−1の開口部の内周面とフェライト基板5との隙間には、誘電体を積層して誘電体基板3を形成する過程で、誘電体3−2が充填される。
高透磁部材6は、高透磁材料で構成された平板状の部材であり、誘電体基板3の内部に設けられて上面がフェライト基板5の下面に密着されている。例えば、高透磁部材6は、接着剤を用いて上面がフェライト基板5の下面に密着した状態で取り付けられる。
フェライト基板5に向かう磁束密度は、高透磁部材6によって増加する。高透磁部材6の透磁率は、非可逆回路1の電気的な性能を確保可能な値であればよい。
ビアホール7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3および導体8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3は、誘電体基板3の内部に設けられて、中心導体3aと入出力端子3c−1〜3c−3とを電気的に接続する第1の接続部である。
ビアホール7a−1〜7a−3は、誘電体基板3の内部に設けられて、1層目の導体と2層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7a−1は、誘電体3−2を貫通して、中心導体3aの端子3a−1と2層目の導体8a−1とを電気的に接続している。ビアホール7a−2は、誘電体3−2を貫通して、中心導体3aの端子3a−2と2層目の導体8a−2とを電気的に接続している。ビアホール7a−3は、誘電体3−2を貫通して、中心導体3aの端子3a−3と2層目の導体8a−3とを電気的に接続している。
導体8a−1〜8a−3は、図3に示すように、ビアホール7a−1〜7a−3のそれぞれに対応して誘電体基板3の2層目に設けられている。
ビアホール7b−1〜7b−3は、誘電体基板3の内部に設けられて、2層目の導体と3層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7b−1は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8a−1と3層面目の導体8b−1とを電気的に接続している。ビアホール7b−2は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8a−2と3層目の導体8b−2を電気的に接続している。ビアホール7b−3は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8a−3と3層目の導体8b−3を電気的に接続している。
導体8b−1〜8b−3は、図4に示すように、ビアホール7b−1〜7b−3のそれぞれに対応して誘電体基板3の3層目に設けられている。
ビアホール7c−1〜7c−3は、誘電体基板3の内部に設けられて、3層目の導体と4層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7c−1は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8b−1と4層目の入出力端子3c−1とを電気的に接続している。ビアホール7c−2は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8b−2と4層目の入出力端子3c−2とを電気的に接続している。ビアホール7c−3は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8b−3と4層目の入出力端子3c−3とを電気的に接続している。
ビアホール9は、誘電体基板3の内部に設けられて、地導体3bと高透磁部材6とを電気的に接続する第2の接続部である。例えば、地導体3bと高透磁部材6は、図1および図5に示すように、複数のビアホール9によって接続されている。
特許文献1に記載された非可逆回路は、極片の周囲に設けられたはんだボールで誘電体基板に接続されるため、フェライト基板の下面中央が誘電体基板に接触しない。
これに対して、非可逆回路1では、ビアホール9によって、フェライト基板5の直下に設けた高透磁部材6と誘電体基板3の地導体3bとが接続されている。これにより、ビアホール9を介して、フェライト基板5側の熱を誘電体基板3へ放熱することができる。
誘電体基板3は、下記の手順で作成される。
まず、高透磁部材6が密着したフェライト基板5をベタの導体の上に接着剤で搭載し、この後、フェライト基板5と高透磁部材6とを収容する部分が開口したプリプレグを積層する。その上に、フェライト基板5と高透磁部材6とを収容する部分が開口した誘電体3−1を積層する。その上に、プリプレグを積層し、ベタの導体を積層して圧着する。この後、中心導体3a、端子3a−1〜3a−3、地導体3b、入出力端子3c−1〜3c−3および端子3dをエッチングなどで形成する。この後、地導体3bと高透磁部材6、導体8b−1と入出力端子3c−1、導体8b−2と入出力端子3c−2、導体8b−3と入出力端子3c−3のそれぞれを、レーザビアによって電気的に接続する。
このように誘電体基板3を作成することで、非可逆回路1の実装面を平坦にすることができ、接続信頼性が向上する。
また、フェライト基板5および高透磁部材6の高さにばらつきが生じても、レーザビアによって高さのばらつきが許容されて、地導体3bと高透磁部材6、導体8b−1と入出力端子3c−1、導体8b−2と入出力端子3c−2、導体8b−3と入出力端子3c−3のそれぞれを接続することができる。
図6は、母基板10に実装された非可逆回路1の構成を示す側断面図である。
図6において、母基板10は、誘電体10−1を備えた両面基板である。誘電体10−1の上面には、信号導体10a−1,10a−2および地導体10bが設けられている。誘電体10−1の下面には、地導体10cが設けられている。ビアホール11は、母基板10の内部に設けられて、地導体10bと地導体10cとを電気的に接続している。
非可逆回路1は、はんだ12を用いて、入出力端子3c−1,3c−2と母基板10の信号導体10a−1,10a−2とが電気的に接続され、地導体3bと母基板10の地導体10bとが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1は、誘電体基板3の下面に設けた導体を介して母基板10への表面実装が可能である。
なお、図6では、非可逆回路1の入出力端子3c−1,3c−2と母基板10の信号導体10a−1,10a−2とを接続する構成を示したが、入出力端子3c−1〜3c−3と母基板10の3つの信号導体とを接続する構成(3端子接続)であってもよい。
次に動作について説明する。
フェライト基板5には、スペーサ4と中心導体3aとを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1は、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態1に係る非可逆回路1は、誘電体基板3の下面に設けた導体3b,3c−1〜3c−3を介して母基板10への表面実装が可能である。
また、フェライト基板5直下の高透磁部材6によってフェライト基板5にバイアス磁界の一様な分布が与えられる。
さらに、ビアホール7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3および導体8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3が、中心導体3aと入出力端子3c−1〜3c−3とを電気的に接続し、ビアホール9が、地導体3bと高透磁部材6とを電気的に接続している。
これによって、非可逆回路1の電気的な性能劣化を抑えることができ、誘電体基板3とフェライト基板5との間の接続信頼性を高めることもできる。
さらに、加工しにくいフェライト基板5にスルーホールなどを設ける必要がないので、非可逆回路1の製造に要する時間を短縮でき、製造コストも低減できる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係る非可逆回路1Aの構成を示す側断面図である。図8は、非可逆回路1Aにおける誘電体基板3Aの1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3Aの上面である。図9は、非可逆回路1Aにおける誘電体基板3Aの2層目を示す上面図である。図10は、非可逆回路1Aにおける誘電体基板3Aの3層目を示す上面図である。図11は、非可逆回路1Aにおける誘電体基板3Aの4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3Aの下面である。図7から図11において、図1から図5までと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
非可逆回路1Aは、図7に示すように、永久磁石2、誘電体基板3A、スペーサ4、フェライト基板5、高透磁部材6および蓋部材13を備えている。
誘電体基板3Aは、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3Aのコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
第2の地導体である地導体3eは、誘電体基板3Aの上面(1層目)において中心導体3aの周囲に設けられている。例えば、地導体3eは、図8に示すように、中心導体3aを取り囲む環状の導体である。
第3の地導体である地導体3fは、誘電体基板3Aの下面(4層目)において地導体3bの周囲に設けられている。例えば、図11に示すように、誘電体基板3Aの下面には、地導体3bを取り囲むように複数の地導体3fが設けられる。さらに、誘電体基板3Aの下面には、複数の地導体3gが地導体3bの周囲に設けられている。
ビアホール7d,7e,7fおよび地導体8c,8dは、誘電体基板3Aの内部に設けられて地導体3eと複数の地導体3fのそれぞれとを電気的に接続する第3の接続部である。ビアホール7dは、誘電体3−2を貫通して、1層目の地導体3eと2層目の地導体8cとを電気的に接続する。ビアホール7eは、誘電体3−1を貫通して、2層目の地導体8cと3層目の地導体8dとを電気的に接続する。例えば、地導体8c,8dは、図9および図10に示すように、フェライト基板5を取り囲む環状の導体である。複数のビアホール7fのそれぞれは、誘電体3−2を貫通して、3層目の地導体8dと4層目の複数の地導体3fのそれぞれとを電気的に接続する。
導電性の蓋部材13は、誘電体基板3Aの上面における永久磁石2およびスペーサ4を覆い、地導体3eに電気的に接続されている。中心導体3aを含む信号導体は、接地電位の蓋部材13によって覆われている。信号導体から外部への不要な電磁波の放射は、蓋部材13によって遮蔽されて抑制される。
図12は、母基板10Aに実装された非可逆回路1Aの構成を示す側断面図である。
図12において、母基板10Aは、誘電体10A−1を備えた両面基板である。誘電体10A−1の上面には、信号導体10a−1,10a−2および地導体10b,10dが設けられている。誘電体10A−1の下面には、地導体10cが設けられている。また、母基板10Aの内部には、信号導体10e−1,10e−2が設けられている。
ビアホール11は、母基板10Aの内部に設けられて、地導体10bと地導体10cとを電気的に接続している。ビアホール14a−1は、母基板10Aの内部に設けられて、信号導体10a−1と信号導体10e−1とを電気的に接続している。ビアホール14a−2は、母基板10Aの内部に設けられて、信号導体10a−2と信号導体10e−2とを電気的に接続している。
非可逆回路1Aは、はんだ12を用いて、入出力端子3c−1,3c−2と母基板10Aの信号導体10a−1,10a−2とが電気的に接続され、地導体3bと母基板10Aの地導体10bとが電気的に接続され、地導体3fと母基板10Aの地導体10dとが電気的に接続される。このように、非可逆回路1Aは、誘電体基板3Aの下面に設けた導体を介して母基板10Aへの表面実装が可能である。
なお、図12では、非可逆回路1Aの入出力端子3c−1,3c−2と母基板10Aの信号導体10a−1,10a−2とを接続する構成を示したが、入出力端子3c−1〜3c−3と母基板10Aの3つの信号導体を接続する構成(3端子接続)であってもよい。
次に動作について説明する。
フェライト基板5には、スペーサ4と中心導体3aとを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Aは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態2に係る非可逆回路1Aは、地導体3e,3f、ビアホール7d,7e,7f、地導体8c,8dおよび蓋部材13を備えている。地導体3eは、誘電体基板3Aの上面において中心導体3aの周囲に設けられる。複数の地導体3fは、誘電体基板3Aの下面において地導体3bの周囲に設けられる。ビアホール7d,7e,7fおよび地導体8c,8dは、誘電体基板3Aの内部に設けられて地導体3eと複数の地導体3fのそれぞれとを電気的に接続する。導電性の蓋部材13は、誘電体基板3Aの上面における永久磁石2およびスペーサ4を覆い、地導体3eに電気的に接続されている。
これらの構成を有することで、地導体3fおよび蓋部材13によって、非可逆回路1Aから外部への不要な電磁波の放射を抑制できる。
実施の形態3.
図13は、この発明の実施の形態3に係る非可逆回路1Bの構成を示す側断面図である。図14は、非可逆回路1Bにおける誘電体基板3Bの1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3Bの上面である。図15は、非可逆回路1Bにおける誘電体基板3Bの2層目を示す上面図である。図16は、非可逆回路1Bにおける誘電体基板3Bの3層目を示す上面図である。図17は、非可逆回路1Bにおける誘電体基板3Bの4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3Bの下面である。図13から図17において、図1から図5および図7から図11までと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
非可逆回路1Bは、図13に示すように、永久磁石2、誘電体基板3B、スペーサ4、フェライト基板5、高透磁部材6および蓋部材13を備えている。
誘電体基板3Bは、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3Bのコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
第2の地導体である地導体3hは、誘電体基板3Bの上面(1層目)において中心導体3aの周囲に設けられている。例えば、地導体3hは、誘電体基板3Bの上面において、図14に示すように、中心導体3aの外形に近接した箇所まで占めるベタ導体である。
第3の地導体である地導体3fは、誘電体基板3Bの下面(4層目)において地導体3bの周囲に設けられている。例えば、図17に示すように、誘電体基板3Bの下面には、地導体3bを取り囲むように複数の地導体3fおよび複数の地導体3gが設けられる。
ビアホール7g,7h,7iおよび地導体8e,8fは、誘電体基板3Bの内部に設けられて地導体3hと地導体3b,3f,3gとを電気的に接続する第4の接続部である。ビアホール7gは、誘電体3−2を貫通して1層目の地導体3hと2層目の地導体8eとを電気的に接続する。地導体8eは、例えば、図15に示すように、中心導体3aの外形に近接した箇所まで占めるベタ導体である。
ビアホール7hは、誘電体3−1を貫通して2層目の地導体8eと3層目の地導体8fとを電気的に接続する。地導体8fは、例えば、図16に示すようにフェライト基板5の外形および導体8b−1〜8b−3に近接した箇所まで占めるベタ導体である。
ビアホール7iは、誘電体3−2を貫通して3層目の地導体8fと4層目の地導体3b,3f,3gのそれぞれとを電気的に接続する。
ビアホール7g,7h,7iおよび地導体8e,8fから構成される第4の接続部は、図14から図16に示すように、フェライト基板5を取り囲むように、フェライト基板5の外形に沿って配置されている。また、隣り合った第4の接続部同士は、非可逆回路1Bの使用周波数のカットオフ周波数となるピッチで配置される。
このように構成することで、蓋部材13によって覆われた信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Bの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができる。これにより、蓋部材13の内部で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
非可逆回路1Bは、実施の形態2の図12と同様に、はんだを用いて、誘電体基板3Bの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Bは、誘電体基板3Bの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
蓋部材13は、誘電体基板3Bの上面における、永久磁石2およびスペーサ4を覆い、地導体3hに電気的に接続されている。これらの構成を有することで、地導体3fおよび蓋部材13によって非可逆回路1Bから外部への不要な電磁波の放射を抑制できる。
次に動作について説明する。
フェライト基板5には、スペーサ4と中心導体3aとを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Bは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態3に係る非可逆回路1Bは、誘電体基板3Bの内部に設けられて地導体3bと地導体3hとを電気的に接続する複数の第4の接続部を備える。複数の第4の接続部のそれぞれは、ビアホール7g,7h,7iおよび地導体8e,8fから構成されており、フェライト基板5を取り囲むように、フェライト基板5の外形に沿って配置されている。これらの構成を有することで、信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Bの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができ、蓋部材13の内部で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
実施の形態4.
図18は、この発明の実施の形態4に係る非可逆回路1Cの構成を示す側断面図である。図19は、非可逆回路1Cにおける誘電体基板3Cの1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3Cの上面である。図20は、非可逆回路1Cにおける誘電体基板3Cの2層目を示す上面図である。図21は、非可逆回路1Cにおける誘電体基板3Cの3層目を示す上面図である。図22は、非可逆回路1Cにおける誘電体基板3Cの4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3Cの下面である。
なお、図18から図22までにおいて、図1から図5までと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
非可逆回路1Cは、図18に示すように、永久磁石2、誘電体基板3C、スペーサ4A、フェライト基板5Aおよび高透磁部材6Aを備えている。
誘電体基板3Cは、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3Cのコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
信号導体3i−1〜3i−3は、図19に示すように、入出力端子3c−1〜3c−3のそれぞれに対応して誘電体基板3Cの上面に設けられている。
スペーサ4Aは、誘電体基板3Cの上面において、信号導体3i−1〜3i−3の内側の端部上に設けられたスペーサ部材である。
永久磁石2と信号導体3i−1〜3i−3のそれぞれとは、スペーサ4Aによって互いに接触しない状態になっている。スペーサ4Aは、誘電材料で構成され、フェライト基板5Aは、スペーサ4Aを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加される。
中心導体14は、例えば、金属導体で構成され、図18に示すように、フェライト基板5Aの上面に設けられている。また、中心導体14は、図20に示すように円形状の導体である。
フェライト基板5Aは、誘電体基板3Cの内部に設けられて、その上面に中心導体14が形成されている。中心導体14は、フェライト基板5A上にめっき等により形成されている。
高透磁部材6Aは、高透磁材料で構成された平板状の部材であり、誘電体基板3Cの内部に設けられて上面がフェライト基板5Aの下面に密着されている。
例えば、高透磁部材6Aは、接着剤を用いて、上面がフェライト基板5Aの下面に密着した状態で取り付けられる。フェライト基板5Aに向かう磁束密度は、高透磁部材6Aによって増加する。高透磁部材6Aの透磁率は、非可逆回路1Cの電気的な性能を確保可能な値であればよい。
例えば、中心導体14、フェライト基板5Aおよび高透磁部材6Aは、誘電体基板3Cの誘電体3−1の開口部に収容され、接着剤を用いて地導体3b上に密着して配置されている。これによって、フェライト基板5A側の熱を誘電体基板3Cへ放熱することができる。フェライト基板5Aは、中心導体14、プリプレグ3−2およびスペーサ4Aを介して、永久磁石2と対向する位置に配置される。
なお、誘電体3−1の開口部の内周面とフェライト基板5Aとの隙間には、誘電体を積層して誘電体基板3Cを形成する過程で誘電体3−2が充填される。
ビアホール7j−1〜7j−3,7k−1〜7k−3,7l−1〜7l−3および導体8g−1〜8g−3,8h−1〜8h−3は、誘電体基板3Cの内部に設けられた第5の接続部である。第5の接続部は、信号導体3i−1と入出力端子3c−1とを電気的に接続し、信号導体3i−2と入出力端子3c−2とを電気的に接続し、信号導体3i−3と入出力端子3c−3とを電気的に接続する。
ビアホール7j−1〜7j−3は、誘電体基板3Cの内部に設けられて、1層目の導体と2層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7j−1は、誘電体3−2を貫通して、1層目の信号導体3i−1と2層目の導体8g−1とを電気的に接続している。ビアホール7j−2は、誘電体3−2を貫通して、1層目の信号導体3i−2と2層目の導体8g−2とを電気的に接続している。ビアホール7j−3は、誘電体3−2を貫通して、1層目の信号導体3i−3と2層目の導体8g−3とを電気的に接続している。導体8g−1〜8g−3は、図20に示すように、ビアホール7j−1〜7j−3のそれぞれに対応して誘電体基板3Cの2層目に設けられている。
ビアホール7k−1〜7k−3は、誘電体基板3Cの内部に設けられて、2層目の導体と3層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7k−1は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8g−1と3層面目の導体8h−1とを電気的に接続している。ビアホール7k−2は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8g−2と3層目の導体8h−2を電気的に接続している。ビアホール7k−3は、誘電体3−1を貫通して、2層目の導体8g−3と3層目の導体8h−3を電気的に接続している。導体8h−1〜8h−3は、図21に示すように、ビアホール7k−1〜7k−3のそれぞれに対応して誘電体基板3Cの3層目に設けられている。
ビアホール7l−1〜7l−3は、誘電体基板3Cの内部に設けられて、3層目の導体と4層目の導体とを電気的に接続している。
例えば、ビアホール7l−1は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8h−1と4層目の入出力端子3c−1とを電気的に接続している。ビアホール7l−2は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8h−2と4層目の入出力端子3c−2とを電気的に接続している。ビアホール7l−3は、誘電体3−2を貫通して、3層目の導体8h−3と4層目の入出力端子3c−3とを電気的に接続している。
誘電体基板3Cは、下記の手順で作成される。
まず、上面に中心導体14が形成され下面に高透磁部材6Aが密着したフェライト基板5Aを、ベタの導体の上に接着剤で搭載し、この後、フェライト基板5Aと高透磁部材6Aとを収容する部分が開口したプリプレグを積層する。その上に、フェライト基板5Aと高透磁部材6Aとを収容する部分が開口した誘電体3−1を積層する。その上に、プリプレグを積層し、ベタの導体を積層して圧着する。この後、信号導体3i−1〜3i−3、地導体3b、入出力端子3c−1〜3c−3および端子3dをエッチングなどで形成する。この後、中心導体14と信号導体3i−1〜3i−3、信号導体3i−1〜3i−3と導体8g−1〜8g−3のそれぞれをレーザビアによって電気的に接続する。
このように誘電体基板3Cを作成することで、非可逆回路1Cの実装面を平坦にすることができ、接続信頼性が向上する。
また、誘電体3−1とフェライト基板5Aおよび高透磁部材6Aとの高さにばらつきが生じても、レーザビアによって高さのばらつきが許容されて、中心導体14と信号導体3i−1〜3i−3、信号導体3i−1〜3i−3と導体8g−1〜8g−3のそれぞれを接続することができる。
ビアホール15−1〜15−3は、誘電体基板3Cの内部に設けられて、信号導体3i−1〜3i−3のそれぞれと中心導体14とを電気的に接続する第6の接続部である。
非可逆回路1Cは、はんだを用いて誘電体基板3Cの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Cは、誘電体基板3Cの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
次に動作について説明する。
フェライト基板5Aには、スペーサ4Aと中心導体14とを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Cは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態4に係る非可逆回路1Cは、誘電体基板3Cの下面に設けた導体3b,3c−1〜3c−3を介して母基板への表面実装が可能である。
また、フェライト基板5A直下の高透磁部材6Aによって、フェライト基板5Aにバイアス磁界の一様な分布が与えられる。
さらに、第5の接続部が、フェライト基板5Aの上面に設けられた中心導体14と誘電体基板3Cの上面に設けられた信号導体3i−1〜3i−3のそれぞれとを電気的に接続する。第6の接続部が、誘電体基板3Cの下面において地導体3bの周囲に設けられた入出力端子3c−1〜3c−3のそれぞれと信号導体3i−1〜3i−3のそれぞれとを電気的に接続する。ここで、第5の接続部は、ビアホール15−1〜15〜3であり、第6の接続部は、ビアホール7j−1〜7j−3,7k−1〜7k−3,7l−1〜7l−3および導体8g−1〜8g−3,8h−1〜8h−3である。
これらの構成によって、非可逆回路1Cの電気的な性能劣化を抑えることができ、誘電体基板3Cとフェライト基板5Aとの間の接続信頼性を高めることもできる。さらに、加工しにくいフェライト基板5Aにスルーホールなどを設ける必要がないので、非可逆回路1Cの製造に要する時間を短縮でき、製造コストも低減できる。
実施の形態5.
図23は、この発明の実施の形態5に係る非可逆回路1Dの構成を示す側断面図である。図24は、非可逆回路1Dにおける誘電体基板3Dの1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3Dの上面である。図25は、非可逆回路1Dにおける誘電体基板3Dの2層目を示す上面図である。図26は、非可逆回路1Dにおける誘電体基板3Dの3層目を示す上面図である。図27は、非可逆回路1Dにおける誘電体基板3Dの4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3Dの下面である。
なお、図23から図27までにおいて、図7から図11および図18から図22までと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
非可逆回路1Dは、図23に示すように、永久磁石2、誘電体基板3D、スペーサ4A、フェライト基板5A、高透磁部材6Aおよび蓋部材13を備えている。
誘電体基板3Dは、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3Dのコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
第4の地導体である地導体3jは、誘電体基板3Dの上面(1層目)に設けられ、信号導体3i−1〜3i−3を一体として囲んでいる。例えば、地導体3jは、図24に示すように、信号導体3i−1〜3i−3を一体として取り囲む環状の導体である。
第3の地導体である地導体3fは、誘電体基板3Dの下面(4層目)において地導体3bの周囲に設けられている。例えば、図27に示すように、誘電体基板3Dの下面には、地導体3bを取り囲むように複数の地導体3f,3gが設けられる。
ビアホール7m,7n,7oおよび地導体8i,8jは、誘電体基板3Dの内部に設けられて、地導体3jと複数の地導体3fのそれぞれとを電気的に接続する第7の接続部である。ビアホール7mは、誘電体3−2を貫通して1層目の地導体3fと2層目の地導体8iとを電気的に接続する。ビアホール7nは、誘電体3−1を貫通して2層目の地導体8iと3層目の地導体8jとを電気的に接続する。例えば、地導体8i,8jは、図25および図26に示すようにフェライト基板5Aを取り囲む環状の導体である。複数のビアホール7oのそれぞれは、誘電体3−2を貫通して、3層目の地導体8jと4層目の複数の地導体3fのそれぞれとを電気的に接続する。
導電性の蓋部材13は、誘電体基板3Dの上面における永久磁石2およびスペーサ4Aを覆い、地導体3jに電気的に接続されている。信号導体3i−1〜3i−3は、接地電位の蓋部材13によって覆われている。信号導体から外部への不要な電磁波の放射は、蓋部材13によって遮蔽されて抑制される。
非可逆回路1Dは、はんだを用いて誘電体基板3Dの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Dは、誘電体基板3Dの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
次に動作について説明する。
フェライト基板5Aには、スペーサ4Aと中心導体14とを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Dは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態5に係る非可逆回路1Dは、地導体3f、地導体3j、第7の接続部および蓋部材13を備える。地導体3fは、誘電体基板3Dの下面において地導体3bの周囲に設けられている。地導体3jは、誘電体基板3Dの上面に設けられて信号導体3i−1〜3i−3を一体として囲んでいる。蓋部材13は、誘電体基板3Dの上面における永久磁石2およびスペーサ4Aを覆い、地導体3jに電気的に接続されている。第7の接続部は、誘電体基板3Dの内部に設けられて地導体3fと地導体3jとを電気的に接続している。第7の接続部は、ビアホール7m〜7oおよび地導体8i,8jから構成されている。これらの構成を有することで、地導体3fおよび蓋部材13によって非可逆回路1Dから外部への不要な電磁波の放射を抑制できる。
実施の形態6.
図28は、この発明の実施の形態6に係る非可逆回路1Eの構成を示す側断面図である。図29は、非可逆回路1Eにおける誘電体基板3Eの1層目を示す上面図である。1層目の面は、誘電体基板3Eの上面である。図30は、非可逆回路1Eにおける誘電体基板3Eの2層目を示す上面図である。図31は、非可逆回路1Eにおける誘電体基板3Eの3層目を示す上面図である。図32は、非可逆回路1Eにおける誘電体基板3Eの4層目を示す上面図である。4層目の面は、誘電体基板3Eの下面である。
なお、図28から図32までにおいて、図23から図27までと同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
非可逆回路1Eは、図28に示すように、永久磁石2、誘電体基板3E、スペーサ4A、フェライト基板5A、高透磁部材6Aおよび蓋部材13を備えている。
誘電体基板3Eは、誘電体で構成された多層基板であり、誘電体3−1および誘電体3−2を備える。誘電体3−1は、誘電体基板3Eのコアとなる誘電体である。誘電体3−2は、プリプレグとなる誘電体である。
第4の地導体である地導体3kは、誘電体基板3Eの上面(1層目)に設けられ、信号導体3i−1〜3i−3を一体として囲んでいる。例えば、地導体3kは、図29に示すように、信号導体3i−1〜3i−3を一体として取り囲むベタ導体である。
ビアホール7p,7q,7rおよび地導体8k,8lは、誘電体基板3Eの内部に設けられて、地導体3kと地導体3b,3f,3gとを電気的に接続する第8の接続部である。ビアホール7pは、誘電体3−2を貫通して、1層目の地導体3kと2層目の地導体8kとを電気的に接続する。地導体8kは、例えば、図30に示すようにフェライト基板5Aの外形から突出した信号導体3i−1〜3i−3の端部の外形および中心導体14の外形に近接した箇所まで占めるベタ導体である。
ビアホール7qは、誘電体3−1を貫通して、2層目の地導体8kと3層目の地導体8lとを電気的に接続する。地導体8lは、例えば、図31に示すように、フェライト基板5Aの外形および導体8h−1〜8h−3に近接した箇所まで占めるベタ導体である。
ビアホール7rは、誘電体3−2を貫通して、3層目の地導体8lと4層目の地導体3b,3f,3gのそれぞれとを電気的に接続する。
ビアホール7p,7q,7rおよび地導体8k,8lから構成される第8の接続部は、図29から図32までに示すように、フェライト基板5Aを取り囲むようにフェライト基板5Aの外形に沿って配置されている。また、隣り合った第8の接続部同士は、非可逆回路1Eの使用周波数のカットオフ周波数となるピッチで配置される。
このように構成することで、蓋部材13によって覆われた信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Eの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができる。これにより、蓋部材13の内部で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
非可逆回路1Eは、はんだを用いて誘電体基板3Eの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Eは、誘電体基板3Eの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
蓋部材13は、誘電体基板3Eの上面における永久磁石2およびスペーサ4Aを覆い、地導体3kに電気的に接続されている。これらの構成を有することで、地導体3fおよび蓋部材13によって非可逆回路1Eから外部への不要な電磁波の放射を抑制できる。
次に動作について説明する。
フェライト基板5Aには、スペーサ4Aと中心導体14とを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Eは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態6に係る非可逆回路1Eは、誘電体基板3Eの内部に設けられて地導体3bと地導体3kとを電気的に接続する複数の第8の接続部を備える。複数の第8の接続部のそれぞれは、ビアホール7p,7q,7rおよび地導体8k,8lから構成されており、フェライト基板5Aを取り囲むように、フェライト基板5Aの外形に沿って配置されている。これらの構成を有することで、信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Eの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができ、蓋部材13の内部で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
実施の形態7.
図33は、この発明の実施の形態7に係る非可逆回路1Fの構成を示す側断面図である。実施の形態7による非可逆回路1Fにおける誘電体基板3Aの1層目から4層目までの構造は、実施の形態2で示した図8から図11までの構造と同様である。
非可逆回路1Fは、図33に示すように、永久磁石2、誘電体基板3A、スペーサ4、フェライト基板5、フェライト基板5B、高透磁部材6、樹脂16および導電性部材17を備えている。
フェライト基板5は、誘電体基板3の内部に設けられた第1のフェライト基板であり、上面が中心導体3aの下面に密着されている。
例えば、フェライト基板5は、誘電体基板3の誘電体3−1の開口部に収容され、接着剤を用いて上面が中心導体3aの下面に密着した状態で取り付けられる。フェライト基板5は、中心導体3aおよびスペーサ4を介して永久磁石2と対向する位置に配置される。
なお、誘電体3−1の開口部の内周面とフェライト基板5との隙間には、誘電体を積層して誘電体基板3を形成する過程で、誘電体3−2が充填される。
フェライト基板5Bは、フェライト基板5に対向して下面が中心導体3aの上面に密着しており、誘電体基板3Aの上面において、樹脂16でモールドされた第2のフェライト基板である。例えば、フェライト基板5Bは、接着剤を用いて中心導体3aの上面に密着した状態で取り付けられる。フェライト基板5Bには、スペーサ4、導電性部材17、フェライト基板5および中心導体3aを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加される。
絶縁性の樹脂16は、誘電体基板3Aの上面において、中心導体3aおよびフェライト基板5Bを覆っている。導電性部材17は、樹脂16の表面を覆っている。
例えば、導電性部材17は、樹脂16の表面に形成された導電性材料の膜であり、地導体3eに電気的に接続されている。中心導体3aを含む信号導体は、接地電位の導電性部材17によって外部への不要な電磁波の放射が抑制される。
ビアホール7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3および導体8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3は、誘電体基板3の内部に設けられて、中心導体3aと入出力端子3c−1〜3c−3とを電気的に接続する第1の接続部である。
ビアホール9は、誘電体基板3Aの内部に設けられて、地導体3bと高透磁部材6とを電気的に接続する第2の接続部である。
非可逆回路1Fは、実施の形態2の図12と同様に、はんだを用いて、誘電体基板3Aの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Fは、誘電体基板3Aの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
次に動作について説明する。
フェライト基板5およびフェライト基板5Bには、スペーサ4と中心導体3aと導電性部材17を介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Fは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
図34は、実施の形態7に係る非可逆回路1F’の構成を示す側断面図である。図34に示すように、非可逆回路1F’において、導電性部材17Aは、誘電体基板3Aの側方にも形成されている。これにより、導電性部材17Aは、誘電体基板3Aの内層から側方に露出した地導体3e,3f,8c,8dと電気的に接続される。このように構成することで、非可逆回路1F’からの不要な電磁波の放射を、導電性部材17よりも抑制することができる。
以上のように、実施の形態7に係る非可逆回路1Fは、誘電体基板3Aの下面に設けた導体3b,3c−1〜3c−3を介して母基板への表面実装が可能である。
また、フェライト基板5およびフェライト基板5Bの下側に設けられた高透磁部材6によってフェライト基板5およびフェライト基板5Bにバイアス磁界の一様な分布が与えられる。さらに、ビアホール7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3および導体8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3が、中心導体3aと入出力端子3c−1〜3c−3とを電気的に接続し、ビアホール9が、地導体3bと高透磁部材6とを電気的に接続している。これによって、非可逆回路1Fの電気的な性能劣化を抑えることができ、誘電体基板3Aとフェライト基板5,5Bとの間の接続信頼性を高めることもできる。さらに、加工しにくいフェライト基板5,5Bにスルーホールなどを設ける必要がないので、非可逆回路1Fの製造に要する時間を短縮でき、製造コストも低減できる。
さらに、地導体3fおよび導電性部材17によって非可逆回路1Fから外部への不要な電磁波の放射を抑制できる。
また、実施の形態7に係る非可逆回路1F’において、導電性部材17Aは、誘電体基板3Aの内層から側方に露出した地導体3e,3f,8c,8dと電気的に接続されている。導電性部材17Aは、誘電体基板3Aの側方も覆っているので、非可逆回路1F’からの不要な電磁波の放射を、導電性部材17よりも抑制することができる。
実施の形態8.
図35は、この発明の実施の形態8に係る非可逆回路1Gの構成を示す側断面図である。図36は、実施の形態8における導電性部材17Bを示す上面図である。
実施の形態8による非可逆回路1Gにおける誘電体基板3Bの1層目から4層目までの構造は、実施の形態3で示した図14から図17までの構造と同様である。
非可逆回路1Gは、図35に示すように、永久磁石2、誘電体基板3B、スペーサ4、フェライト基板5、フェライト基板5B、高透磁部材6、樹脂16および導電性部材17Bを備えている。また、導電性部材17Bには、ビアホール18が設けられている。
第2の地導体である地導体3hは、誘電体基板3Bの上面(1層目)において中心導体3aの周囲に設けられている。
第3の地導体である地導体3fは、誘電体基板3Bの下面(4層目)において地導体3bの周囲に設けられている。また、誘電体基板3Bの下面には、地導体3bを取り囲んで複数の地導体3fおよび複数の地導体3gが設けられている。
導電性部材17Bは、樹脂16の表面を覆っている。
例えば、導電性部材17Bは、樹脂16の表面に形成された導電性材料の膜であって、地導体3hに電気的に接続されている。中心導体3aを含む信号導体は、接地電位の導電性部材17Bによって外部への不要な電磁波の放射が抑制される。
ビアホール7g,7h,7iおよび地導体8e,8fは、誘電体基板3Bの内部に設けられて地導体3hと地導体3b,3f,3gとを電気的に接続する第9の接続部である。
ビアホール18は、導電性部材17Bと第9の接続部の地導体3hとを電気的に接続する第10の接続部である。ビアホール18は、図36に示すように、導電性部材17Bにおいて、フェライト基板5Bの外形に沿って設けられている。
このように構成することで、導電性部材17Bによって覆われた信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Gの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができる。これにより、導電性部材17Bによって覆われた部分で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
非可逆回路1Gは、はんだを用いて誘電体基板3Bの下面に設けた導体と母基板の上面の導体とが電気的に接続される。
このように、非可逆回路1Gは、誘電体基板3Bの下面に設けた導体を介して母基板への表面実装が可能である。
次に動作について説明する。
フェライト基板5およびフェライト基板5Bには、スペーサ4と中心導体3aと導電性部材17を介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、入出力端子3c−3には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−3から出力される。また、入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
入出力端子3c−3に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−1から出力される。また、入出力端子3c−2には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、非可逆回路1Gは、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有している。
以上のように、実施の形態8に係る非可逆回路1Gは、複数の第9の接続部および複数の第10の接続部を備えている。第9の接続部は、地導体3bと地導体3hとを電気的に接続する。第10の接続部は、導電性部材17Bと第9の接続部とを電気的に接続する。複数の第9の接続部のそれぞれは、ビアホール7g,7h,7iおよび地導体8e,8fから構成されており、フェライト基板5を取り囲むように、フェライト基板5の外形に沿って配置されている。複数の第10の接続部のそれぞれは、ビアホール18であり、フェライト基板5Bを取り囲むように、フェライト基板5Bの外形に沿って配置されている。
これらの構成を有することで、信号導体から放射された電磁波の共振周波数を、非可逆回路1Gの使用周波数よりも高い周波数にシフトさせることができ、導電性部材17Bによって覆われた部分で発生した電磁波の共振に起因した誤動作を防ぐことができる。
実施の形態9.
図37は、この発明の実施の形態9に係る非可逆回路における誘電体基板3の1層目を示す上面図である。実施の形態9に係る非可逆回路では、誘電体基板3に設けられた中心導体3aの端子3a−1〜3a−3のうち、端子3a−3に損失性部材19が接続され、損失性部材19よりも先の部分が短絡されている。損失性部材19は、電磁波を吸収する損失性材料で構成された部材であり、例えば、チップ抵抗である。なお、損失性部材19は、誘電体基板3の内層に設けた抵抗膜であってもよい。
また、図37では、端子3a−3における損失性部材19よりも先の部分を短絡させた構成を示したが、非可逆回路の使用周波数によっては、損失性部材19よりも先の部分を開放してもよい。
次に動作について説明する。
フェライト基板5には、スペーサ4と中心導体3aを介して永久磁石2からバイアス磁界が印加されている。このため、入出力端子3c−1〜3c−3に入力された信号は、バイアス磁界の影響を受けることになる。
例えば、入出力端子3c−1に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、入出力端子3c−2から出力される。また、損失性部材19には、大きく減衰された信号が伝送されて、損失性部材19によって抵抗終端される。
入出力端子3c−2に入力された信号は、ほとんど減衰することなく伝送されて、損失性部材19に出力される。このとき、出力は、損失性部材19によって抵抗終端される。入出力端子3c−1には、大きく減衰された信号が伝送されて出力される。
このように、実施の形態9に係る非可逆回路は、伝送方向の信号がほとんど減衰せず、逆方向の信号が大きく減衰する特性を有しており、信号が伝送される端子の一つが終端されている。これにより、非可逆回路は、アイソレータとして動作することができる。
誘電体基板3の1層目に設けられた中心導体3aにおいて、端子3a−1〜3a−3のうちの一つを終端したが、実施の形態9は、これに限定されるものではない。
例えば、誘電体基板3A,3Bに設けられた中心導体3aが有する複数の端子の一つを終端してもよく、誘電体基板3Cに設けられた信号導体3i−1〜3i−3の一つを終端してもよい。
以上のように、実施の形態9に係る非可逆回路において、中心導体3aの端子3a−1〜3a−3のうちの一つが終端されるか、あるいは、信号導体3i−1〜3i−3のうちの一つが終端されている。このように構成することで、電気的な性能の劣化が抑制され、かつ表面実装が可能なアイソレータを提供することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る非可逆回路は、例えば、通信機器のサーキュレータおよびアイソレータとして利用することができる。
1,1A〜1F,1F’,1G 非可逆回路、2 永久磁石、3,3A〜3E 誘電体基板、3−1,3−2、10−1,10A−1 誘電体、3a,14 中心導体、3a’ 本体部、3a−1〜3a−3 端子、3b,3d〜3h,3j,3k,8c〜8f,8i〜8l,10b〜10d 地導体、3c−1〜3c−3 入出力端子、4,4A スペーサ、5,5A,5B フェライト基板、6,6A 高透磁部材、7a−1〜7a−3,7b−1〜7b−3,7c−1〜7c−3,7d〜7i,7j−1〜7j−3,7k−1〜7k−3,7l−1〜7l−3,7m〜7r,9,11,14a−1,14a−2,15−1〜15−3,18 ビアホール、8a−1〜8a−3,8b−1〜8b−3,8g−1〜8g−3,8h−1〜8h−3 導体、10,10A 母基板、3i−1〜3i−3,10a−1,10a−2,10e−1,10e−2 信号導体、12 はんだ、13 蓋部材、16 樹脂、17,17A,17B 導電性部材、19 損失性部材。

Claims (8)

  1. 永久磁石と、
    多層の誘電体基板と、
    前記誘電体基板の上面に設けられた中心導体と、
    前記中心導体の上面に設けられて前記永久磁石を保持するスペーサ部材と、
    前記誘電体基板の下面に設けられた第1の地導体と、
    前記誘電体基板の下面において前記第1の地導体の周囲に設けられた複数の入出力端子と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて上面が前記中心導体の下面に密着されたフェライト基板と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて上面が前記フェライト基板の下面に密着された高透磁部材と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記中心導体と前記複数の入出力端子のそれぞれとを電気的に接続する第1の接続部と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第1の地導体と前記高透磁部材とを電気的に接続する第2の接続部と
    前記誘電体基板の上面において前記中心導体の周囲に設けられた第2の地導体と、
    前記誘電体基板の下面において前記第1の地導体の周囲に設けられた複数の第3の地導体と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第2の地導体と前記複数の第3の地導体のそれぞれとを電気的に接続する第3の接続部と、
    前記誘電体基板の上面における前記永久磁石および前記スペーサ部材を覆い、前記第2の地導体に電気的に接続された、導電性の蓋部材と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第1の地導体と前記第2の地導体とを電気的に接続する複数の第4の接続部とを備え、
    前記複数の第4の接続部は、前記フェライト基板を取り囲むように前記フェライト基板の外形に沿って配置されていること
    を特徴とする非可逆回路。
  2. 前記中心導体は、前記複数の入出力端子のそれぞれに対応した複数の端子を有し、
    前記複数の端子のうちの一つは終端されていることを特徴とする請求項1記載の非可逆回路。
  3. 永久磁石と、
    多層の誘電体基板と、
    前記誘電体基板の上面に設けられた複数の信号導体と、
    前記複数の信号導体の上面に設けられて前記永久磁石を保持するスペーサ部材と、
    前記誘電体基板の下面に設けられた第1の地導体と、
    前記誘電体基板の下面において前記第1の地導体の周囲に設けられた複数の入出力端子と、
    前記誘電体基板の内部に設けられたフェライト基板と、
    前記フェライト基板の上面に設けられた中心導体と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて上面が前記フェライト基板の下面に密着された高透磁部材と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記中心導体と前記複数の信号導体のそれぞれとを電気的に接続する第5の接続部と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記複数の入出力端子のそれぞれと前記複数の信号導体のそれぞれとを電気的に接続する第6の接続部と
    前記誘電体基板の下面において前記第1の地導体の周囲に設けられた第3の地導体と、
    前記誘電体基板の上面に設けられて前記複数の信号導体を一体として囲む第4の地導体と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第3の地導体と前記第4の地導体とを電気的に接続する第7の接続部と、
    前記誘電体基板の上面における前記永久磁石および前記スペーサ部材を覆い、前記第4の地導体に電気的に接続された、導電性の蓋部材と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第1の地導体と前記第4の地導体とを電気的に接続する複数の第8の接続部とを備え、
    前記複数の第8の接続部は、前記フェライト基板を取り囲むように前記フェライト基板の外形に沿って配置されていること
    を特徴とする非可逆回路。
  4. 前記複数の信号導体のうちの一つは、終端されていることを特徴とする請求項記載の非可逆回路。
  5. 永久磁石と、
    多層の誘電体基板と、
    前記誘電体基板の上面に設けられた中心導体と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて上面が前記中心導体の下面に密着された第1のフェライト基板と、
    前記第1のフェライト基板に対向して下面が前記中心導体の上面に密着し、前記誘電体基板の上面において樹脂でモールドされた第2のフェライト基板と、
    前記樹脂を覆う、接地された導電性部材と、
    前記樹脂および前記導電性部材から露出した前記第2のフェライト基板の上面に設けられて前記永久磁石を保持するスペーサ部材と、
    前記誘電体基板の下面に設けられた第1の地導体と、
    前記誘電体基板の下面において前記第1の地導体の周囲に設けられた複数の入出力端子と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて上面が前記第1のフェライト基板の下面に密着された高透磁部材と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記中心導体と前記複数の入出力端子のそれぞれとを電気的に接続する第1の接続部と、
    前記誘電体基板の内部に設けられて前記第1の地導体と前記高透磁部材とを電気的に接続する第2の接続部と
    を備えたことを特徴とする非可逆回路。
  6. 前記導電性部材は、前記誘電体基板の内層から側方に露出した地導体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項記載の非可逆回路。
  7. 前記誘電体基板の上面において前記中心導体の周囲に設けられた第2の地導体と、
    前記第1のフェライト基板の外形に沿って設けられて前記第1の地導体と前記第2の地導体とを電気的に接続する第9の接続部と、
    前記第2のフェライト基板の外形に沿って設けられて前記導電性部材と前記第9の接続部とを電気的に接続する第10の接続部と
    を備えたことを特徴とする請求項記載の非可逆回路。
  8. 前記中心導体は、前記複数の入出力端子のそれぞれに対応した複数の端子を有し、
    前記複数の端子のうちの一つは終端されていることを特徴とする請求項記載の非可逆回路。
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