JP6274008B2 - 電力伝送用パッドおよび非接触電力伝送システム - Google Patents

電力伝送用パッドおよび非接触電力伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、コアと巻線を有する電力伝送用パッドと、当該電力伝送用パッドを有する非接触電力伝送システムに関する。
従来では、第1に、耐荷重性能に優れ、第2に、小型化,薄型化,軽量化等が実現され、第3に、更に位置ずれ,滑り,角欠け等が防止され、防水性にも優れ、騒音も低減されることを目的とする非接触給電装置の1次コイル配設構造に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この非接触給電装置の1次コイル配設構造は、上下一体設されたカバー部とベース部とを、有してなり、カバー部およびベース部は、それぞれ、レジンコンクリート製よりなり、内部に収納スペースが形成され、収納スペース内には、少なくとも内筒壁,1次コイル,磁心コア,および低収縮性樹脂が収納されており、内筒壁は、レジンコンクリート製よりなり、収納スペースの中央部において、カバー部とベース部間に介装されている。
特開2012−089618号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、カバー部やベース部だけでなく内筒壁もレジンコンクリート製であり、骨材や充填材を練り混ぜて固められる。骨材や充填材を含むため、全体の重量が重くならざるを得ない、という問題点がある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、従来と同等以上の耐荷重性能を確保するとともに、従来よりも軽量化できる電力伝送用パッドおよび非接触電力伝送システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)と、前記コアの片面側に配置されるシールド部材(21a,21n)とを有し、前記シールド部材は、前記リッツ線および前記第2樹脂のうち一方または双方と接する部位を含めた面が、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21g)でコーティングされることを特徴とする。
この構成によれば、一以上のリッツ線からなる巻線は隙間を第1樹脂で含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることができる。コアおよび巻線は第2樹脂でモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。また、少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。リッツ線と接する部位の面を第3樹脂でコーティングすることにより、絶縁をより確実に確保することができる。第2樹脂と接する部位の面を第3樹脂でコーティングすることにより、第2樹脂が硬化する際に生じる応力を緩和することができる。
第2の発明は、前記コアは、少なくとも前記第2樹脂と接する部位を含め、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21f)で表面がコーティングされることを特徴とする。
この構成によれば、第2樹脂が硬化する際には応力が生じるが、この応力はコアの表面にコーティングされる第3樹脂が緩和する。よって、コアは第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を受けなくなり、当該応力による損傷を防止できる。
第3の発明は、前記コアの片面側に配置されるシールド部材(21a,21n)を有し、前記シールド部材は、前記リッツ線および前記第2樹脂のうち一方または双方と接する部位を含めた面が、第3樹脂(21g)でコーティングされることを特徴とする。
この構成によれば、リッツ線と接する部位の面を第3樹脂でコーティングすると、絶縁をより確実に確保することができる。第2樹脂と接する部位の面を第3樹脂でコーティングすると、第2樹脂が硬化する際に生じる応力を緩和することができる。
第4の発明は、前記コアの片面側に配置されるシールド部材(21a,21n)と、前記シールド部材の所定面にコーティングされ、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21g)と、前記巻線と前記シールド部材との間に介在される一以上のスペーサ部材(21i)を有し、前記第3樹脂は、前記シールド部材と前記スペーサ部材との間にコーティングされていることを特徴とする。
この構成によれば、巻線と、第3樹脂がコーティングされたシールド部材との間にスペーサ部材介在することによって、巻線とシールド部材の間に第2樹脂を浸透させ易くなる。よって、モールド部は全体にわたって第2樹脂を偏在させることなくモールド成形することができる。また、巻線とシールド部材の間で絶縁を確保することができる。
第5の発明は、コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)と、前記モールド部を覆うカバー部材(21b,21p)を有し、前記カバー部材は、少なくとも前記第2樹脂と接する部位を含めた面が、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21h)でコーティングされることを特徴とする。
この構成によれば、一以上のリッツ線からなる巻線は隙間を第1樹脂で含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることができる。コアおよび巻線は第2樹脂でモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。第2樹脂が硬化する際には応力が生じるが、この応力はカバー部材の所定面(第2樹脂と接する面)の一部または全部にコーティングされる第3樹脂が緩和する。よって、カバー部材は第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を受けなくなり、当該応力による損傷を防止できる。また、カバー部材が持つ剛性によって、耐荷重性能をさらに高められる。
第6の発明は、コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)を有し、前記巻線は、電力伝送用パッドの外部に引き出される引出部(21d)を含み、前記引出部には、毛細管現象(毛管現象)により前記リッツ線の隙間に沿って前記外部側に移動する前記第1樹脂を阻止する移動阻止手段(St)が設けられることを特徴とする。
この構成によれば、一以上のリッツ線からなる巻線は隙間を第1樹脂で含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることができる。コアおよび巻線は第2樹脂でモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。移動阻止手段によって第1樹脂の移動が阻止されるので、第1樹脂が外部に漏れるのを防止することができる。
第7の発明は、車両(10)の通路に設けられる送電パッド(21,260)と、前記送電パッドに出力して送電する電力を制御する送電制御手段(210)とを有する送電装置(200)と、前記車両に設けられる受電パッド(15,320)と、前記受電パッドで受電した電力を制御する受電制御手段(310)とを有する受電装置(300)とを備え、前記送電パッドと前記受電パッドとを対面させ、非接触で電力伝送を行う非接触電力伝送システム(100)において、請求項1から12のいずれか一項に記載の電力伝送用パッドを、前記送電パッドと前記受電パッドとのうちで一方または双方に有することを特徴とする。
この構成によれば、従来と同等以上の耐荷重性能を確保するとともに、従来よりも軽量化できる非接触電力伝送システムを提供することができる。
なお「第1樹脂」と「第2樹脂」は、粘度の高低条件を満たせば任意の樹脂を適用してよい。例えば、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂,尿素樹脂(ユリア樹脂),不飽和ポリエステル樹脂,アルキド樹脂,ポリウレタン,熱硬化性ポリイミドなどの熱硬化性樹脂が該当する。同一の樹脂を適用してもよく、異なる樹脂を適用してもよい。同一の樹脂を適用する場合には、粘度を異ならせるために、いずれか一方の樹脂にフィラーを添加してもよく、フィラーの添加量を異ならせてもよい。「フィラー」は材料やサイズを問わないが、軽量の材料が望ましく、強度を高められる材料が望ましい。「第3樹脂」は、第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和できれば任意の樹脂を適用してよい。例えば、シリコン樹脂などのようにケイ素化合物を主成分とする合成樹脂が該当する。「移動阻止手段」は、第1樹脂の移動を阻止できれば任意である。例えば、接着剤や粘土などで固める、リッツ線の隙間を毛細管現象が生じない程度に広げる、布や紐などの巻物で巻く、クリップなどの挟持部材で挟むなどが該当する。
車両等の構成例を示す模式図である。 非接触電力伝送システムの構成例を示す模式図である。 電力伝送用パッドの第1構成例を模式的に示す平面図である。 図3に示す矢印IV方向からみた側面図である。 図3に示す矢印IV方向からみた側面の外観図である。 図3に示す矢印VI−VI線の断面図(縦断面図)である。 図3に示す矢印VII−VII線の断面図(横断面図)である。 リッツ線の構成例を模式的に示す断面図である。 第3樹脂を用いてコーティングする例を拡大して示す断面図である。 第3樹脂を用いてコーティングする例を拡大して示す断面図である。 第3樹脂を用いてコーティングする例を拡大して示す断面図である。 電力伝送用パッドの第2構成例を模式的に示す平面図である。 図12に示す矢印XIII方向からみた側面図である。 図12に示す矢印XIV−XIV線の断面図(横断面図)である。 電力伝送用パッドの第3構成例を模式的に示す平面図である。 図15に示す矢印XVI方向からみた側面の外観図である。 図15に示す矢印XVII−XVII線の断面図(縦断面図)である。 電力伝送用パッドの第4構成例を模式的に示す平面図である。 図18に示す矢印XIX方向からみた側面図である。 図18に示す矢印XX−XX線の断面図(縦断面図)である。 図18に示す矢印XXI−XXI線の断面図(横断面図)である。 電力伝送用パッドの第5構成例を模式的に示す平面図である。 図22に示す矢印XXIII方向からみた側面図である。 図22に示す矢印XXIV−XXIV線の断面図(横断面図)である。 非接触電力伝送システムの変形例を部分的に示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。実施の形態1〜5では、交流電流から発生する磁束を巻線に結合させて電力を伝送する電磁誘導方式を適用する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図11を参照しながら説明する。図1に示す車両10は、電池11,制御システム12,受電部13などを有する。電池11は、蓄電と放電が行えれば種類を問わず、例えばリチウムイオン電池や鉛蓄電池などのような二次電池が該当する。制御システム12は、車両10全体の制御を司るシステムであり、例えばECU(Electronic Control Unit)やコンピュータ等を含む。受電部13は、後述する送電部20との相互誘導作用によって非接触で電力伝送を行う受電側要素であって、受電側電力変換器14や受電パッド15などを含む。受電側電力変換器14は、受電パッド15で受電した電力について、電池11に蓄電したり、制御システム12に伝送したりするなどの制御を行う。受電パッド15は、「電力伝送用パッド」に相当し、非接触で電力伝送を行う要素(巻線やコンデンサ等)を含む。
送電部20は、上述した受電部13との相互誘導作用によって非接触で電力伝送を行う送電側要素であって、送電パッド21や送電側電力変換器22などを含む。送電パッド21は、「電力伝送用パッド」に相当し、非接触で電力伝送を行う要素(巻線やコンデンサ等)を含む。送電側電力変換器22は、電力源30から供給される電力を受けて、送電パッド21による電力伝送の制御を行う。
上述した送電部20と受電部13は、図2に示す非接触電力伝送システム100を構成する。図2には、非接触電力伝送システム100の第1構成例である非接触電力伝送システム110を示す。非接触電力伝送システム110は、送電部20に相当する送電装置200や、受電部13に相当する受電装置300などを有する。本形態では、受電した電力を電池11に蓄電する例について説明する。なお、電力の供給を受けて作動(充電を含む)する他の機器(車両10に備えるか否かを問わない)に電力を供給してもよい。
送電装置200は、送電側電力変換器22や送電パッド260などを有する。送電側電力変換器22は、送電制御手段210,フィルタ部220,整流回路230,コンバータ240,インバータ250などを有する。送電制御手段210は、送電装置200全体の制御を司る。本形態の送電制御手段210は、主にコンバータ240とインバータ250の作動を個別に制御する。フィルタ部220は、電力源30から供給される交流電力に含まれるノイズを低減する。整流回路230は、交流を直流に整流して出力する。当該整流回路230は、力率を改善するため、力率改善(PFC;Power Factor Correction)回路を含めるとよい。コンバータ240は、送電制御手段210から伝達される指令に従って、整流回路230で変換された直流電力の電圧(すなわち直流電圧)を昇降圧して出力するDC−DCコンバータである。インバータ250は、送電制御手段210から伝達される指令に従って、直流電力を交流電力に変換して出力する。コンバータ240から出力されてインバータ250に入力される電圧を電圧値Vsとする。送電パッド21に相当する送電パッド260は、車両10の通路に設けられ、インバータ250から出力された交流電力を電磁力で送電する。本形態の送電パッド260は、巻線L1とコンデンサC1が並列接続される。巻線L1とコンデンサC1は、所定の周波数で共振するように設定される。巻線L1は後述するリッツ線Liを用いるとよい。
受電装置300は、受電側電力変換器14や受電パッド320などを有する。受電側電力変換器14は、受電制御手段310,整流回路330,コンバータ340,フィルタ部350などを有する。受電制御手段310は、受電装置300全体の制御を司る。本形態の受電制御手段310は、主にコンバータ340の作動を制御する。受電パッド15に相当する受電パッド320は、対面する送電パッド260から電磁力で送電される電力を受電する。本形態の受電パッド320は、巻線L2とコンデンサC2が並列接続される。巻線L2とコンデンサC2は、上述した所定の周波数で共振するように設定される。巻線L2は後述するリッツ線Liを用いるとよい。整流回路330は、交流を直流に整流して出力する。コンバータ340は、受電制御手段310から伝達される指令に従って、整流回路230で変換された直流電力の電圧(すなわち直流電圧)を昇降圧して出力するDC−DCコンバータである。整流回路330から出力されてコンバータ340に入力される電圧を電圧値Vrとする。フィルタ部350は、コンバータ340から出力される電力に含まれる交流成分を低減し、電池11に蓄電する。
本発明は、受電パッド15に適用してもよく、送電パッド21に適用してもよい。以下では、送電パッド21に適用する場合を例にして、図3〜図11を参照しながら説明する。なお、図3,図4,図6では内部構造を分かり易くするために、カバー部材21bを二点鎖線で示し、第2樹脂21eの図示を省略している。
図3〜図7に示す送電パッド21Aは、シールド部材21a,カバー部材21b,コア21c,一以上のリッツ線Li,モールド部Mなどを有する。シールド部材21aは、磁束を遮蔽する材料(例えばアルミニウム,銅等)によって、コア21cよりも大きな所定形状(本形態では四角形状)の平板に成形される。このシールド部材21aは、コア21cの片面側(図4,図5,図7では下面側)に配置される。カバー部材21bは、後述するモールド部Mを覆う部材である。成形する材料や形状等を問わない。本形態では、例えばFRP,PPS,6−6ナイロンなどの材料を用いて、四角錐台状に成形する。
コア21cは、例えばフェライト,アモルファス,ダストコア等のような磁性体で成形される。本形態のコア21cは、板状で複数の分割コア(すなわち上段コア21c1,21c3や下段コア21c2)で構成する。上段コア21c1,21c3と下段コア21c2は、図示するように互い違いに配置され、部分的に重なるように成形される。図3〜図5に示す構成例では、各コアを図面左右方向にずらして部分的に重ねている。コア21c(上段コア21c1,21c3および下段コア21c2)は、一体成形してもよく、別体に成形した後に固定手段で固定してもよい。一体成形の種類は問わず、例えば鋳造成形でもよく、加工成形でもよい。固定手段も問わず、例えば締結部材(ネジ,ボルト等)を用いる締結や、母材を溶かすことで溶接(アーク溶接等)を行う接合、接着剤を用いる接着などが該当する。
一以上のリッツ線Liは、巻線L2に相当する。一本状の長いリッツ線Liを巻線L2として適用してもよく、複数の短いリッツ線Liを接続して一本状の巻線L2にしてもよい。リッツ線Liは、例えば図8に断面で示すように、多数(本数を問わない)の導体線Le(例えばエナメル線など)を束ねて構成される。図8に示す例は円形状の導体線Leで束ねているが、他形状(例えば楕円形状や三角形状以上の多角形状等)の導体線Leで束ねてもよい。導体線Leの相互間に生じる隙間には、毛細管現象により第1樹脂Reが含浸される。含浸後に第1樹脂Reが硬化するか否かを問わない。第1樹脂Reには任意の樹脂を適用してよく、本形態ではエポキシ樹脂を適用する。後述する第2樹脂21eとは異なり、フィラーFiを添加しない。
リッツ線Liはコア21cに巻き付けて巻線L2とする。どのように巻き付けるのかは任意に設定してよい。例えば図3〜図6に示す巻き付け例では、二手(図面左側と図面右側)に分けて段違い状に巻き付けている。図面左側では、上段コア21c1の右側面側かつ下段コア21c2の上面側と、上段コア21c1の下面側かつシールド部材21aの上面側の間で、段違い状に巻き付けている。図面右側では、上段コア21c3の左側面側かつ下段コア21c2の上面側と、上段コア21c3の下面側かつシールド部材21aの上面側の間で、段違い状に巻き付けている。上段コア21c1,21c3とシールド部材21aの間にリッツ線Liを収容するように巻き付けることで、コア21cの寸法範囲内で巻き付けることができる。
モールド部Mは、第2樹脂21eを用いてモールド成形される部位である。例えば図7に示すように、シールド部材21aとカバー部材21bで囲まれる内部空間SPに第2樹脂21eが充填され、コア21cおよびリッツ線Li(巻線L2)を覆う。第2樹脂21eには任意の樹脂を適用してよく、本形態では第1樹脂Reと同じエポキシ樹脂を適用する。ただし、第2樹脂21eは第1樹脂Reよりも粘度を高く設定し、硬化後におけるモールド部Mの機能(特に強度)を高めるためにフィラーFiを添加する。
フィラーFiは材料,サイズ,形状等を問わない。耐荷重性能を高める補強用材料には、例えばウォラストナイト,チタン酸カリウム,ゾノトライト,石膏繊維,アルミボレート,モスハイジ(塩基性硫酸マグネシウム無機繊維;MOS),アラミド繊維(ポリアミド繊維),カーボンファイバー(炭素繊維),グラスファイバー(ガラス繊維),タルク,マイカ,ガラスフレーク,ポリオキシベンゾイルウィスカーなどが該当する。放熱性や冷却性を高める熱伝導性材料には、例えばAl23(アルミナ),AlN,BN,BeOなどが該当する。サイズは、例えばマクロフィラー(100μmから10μm程度),ミクロフィラー(10μmから100nm程度),ナノフィラー(100nmから10nm程度)のいずれでもよい。形状は、例えば球状(真球を含む),粒状(無定形を含む),針状,繊維状,板状などのいずれでもよい。
コア21cに巻き付けた後のリッツ線Li(巻線L2)は、図1に示すように並列接続されるコンデンサC2を経て、インバータ250に接続される。上述したように、リッツ線Liに含浸される第1樹脂Reは、隙間に沿って毛細管現象により外部(具体的にはシールド部材21aとカバー部材21bよりも外側)に向かって移動し得る。第1樹脂Reの移動は漏れに相当するので、当該移動を阻止するために図3,図5に示すように移動阻止手段Stを施す。本形態の移動阻止手段Stは、引出部21dの一部を固める接着剤を適用する。引出部21dは、送電パッド21Aから引き出されるリッツ線Liである。接着剤は、瞬間接着剤を含み、第1樹脂Reと反応しない材料であれば問わない。
ところで、流動状の第2樹脂21eを硬化させてモールド成形する際には、少なからず応力が生じる。この応力は、第2樹脂21eに接する他の部材を変形させたり、クラックや裂傷等の損傷を生じさせたりする可能性がある。そこで、第2樹脂21eの硬化に伴う応力を緩和するために、他の部材に第3樹脂をコーティングするとよい。第3樹脂のコーティング例について、図9〜図11を参照しながら説明する。
図9に示すコア21c(上段コア21c1,21c3や下段コア21c2)は、第2樹脂21eと接する部位の表面に第3樹脂21fをコーティングする。第3樹脂21fには上記応力を緩和できる任意の樹脂を適用してよく、本形態ではシリコン樹脂を適用する。
図10に示すシールド部材21aは、第2樹脂21eと接する部位の内面(図10では上面;所定面に相当する)に第3樹脂21gをコーティングする。第3樹脂21gには上記応力を緩和できる任意の樹脂を適用してよく、本形態では第3樹脂21fと同じシリコン樹脂を適用する。
図11に示すカバー部材21bは、第2樹脂21eと接する部位の内面(図11では下面)に第3樹脂21hをコーティングする。第3樹脂21hには上記応力を緩和できる任意の樹脂を適用してよく、本形態では第3樹脂21f,21gと同じシリコン樹脂を適用する。
なお、第3樹脂21f,21g,21hは、異なる樹脂を適用してもよく、シリコン樹脂以外で上記応力を緩和できる樹脂を適用してもよい。また、第2樹脂21eと接する部位であるか否かを問わず、第3樹脂でコーティングしてもよい。すなわちシールド部材21a,カバー部材21b,コア21cのうちで一以上の部材について全面を第3樹脂でコーティングしてもよい。要するに、第2樹脂21eの硬化に伴う応力を緩和できれば、部材の損傷を防止できるので、どのような樹脂をどのようにコーティングしてもよい。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図12〜図14を参照しながら説明する。図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。なお、図12,図13では内部構造を分かり易くするために、カバー部材21bを二点鎖線で示し、第2樹脂21eの図示を省略している。
図12〜図14に示す送電パッド21Bは、シールド部材21a,カバー部材21b,コア21c,一以上のリッツ線Li,モールド部M,スペーサ部材21iなどを有する。図3に示す送電パッド21Aとの相違は、さらにスペーサ部材21iを備える点である。
図13,図14に示すように、スペーサ部材21iはリッツ線Li(巻線L2)とシールド部材21aの間に介在される。このスペーサ部材21iは、材料,形状,数量等を問わない。本形態では、樹脂を用いて短冊状(あるいは長板状)に成形された12のスペーサ部材21iを用いている。厚みは任意に設定してよく、例えば1[mm]以下が該当する。図示する配置に限らず、任意に配置してもよい。図示しないが、スペーサ部材21iはシールド部材21aとコア21c(具体的には下段コア21c2)の間に介在させてもよい。要するに、送電パッド21Bの全体にわたって第2樹脂21eを偏在させることなくモールド部Mを成形することができればよい。
上述したように、本形態はさらにスペーサ部材21iを備える点が相違するに過ぎない。リッツ線Liに第1樹脂Reを含浸させる点、モールド部Mを第2樹脂21eでモールド成形する点、第3樹脂21f,21g,21hのいずれかでコーティングする点などは、実施の形態1と同様である。よって、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は図15〜図17を参照しながら説明する。図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1,2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1,2と相違する点を中心に説明する。なお、図15では内部構造を分かり易くするために、カバー部材21bを二点鎖線で示し、第2樹脂21eや第4樹脂21kの図示を省略している。
図15〜図17に示す送電パッド21Cは、シールド部材21a,カバー部材21b,コア21c,一以上のリッツ線Li,モールド部M,ケース21j,コンデンサC2,整流回路330などを有する。図3に示す送電パッド21Aとの相違は、さらにケース21j,コンデンサC2,整流回路330を備える点である。
図15,図16に示すコンデンサC2と整流回路330は、それぞれが回路要素CEに相当する。図15の例では引出部21dを用いてコンデンサC2と整流回路330を接続しているが、引出部21dに接続される導線を用いて接続してもよい。コンデンサC2と整流回路330は、シールド部材21a上に配置されるとともに、ケース21jで覆われる。ケース21jで覆うことで、接続に用いられるハンダの損傷(例えばクラック等)を防止できる。ケース21jを成形する材料や形状等を問わない。形状は、図示する箱状に限らず、コンデンサC2と整流回路330を覆う形状であれば任意である。なお図示しないが、上述した実施の形態2と同様に、第2樹脂21eと接する部位の表面(あるいは全面)には第3樹脂21f,21g,21hのいずれかをコーティングしてもよい。
図17に示すように、シールド部材21aとケース21jで囲まれる空間には、第4樹脂21kが充填される。第4樹脂21kには任意の樹脂を適用してよく、充填後に硬化するか否かを問わない。通電に伴ってコンデンサC2や整流回路330で生じる熱を逃がすために、第4樹脂21kは第1樹脂Reや第2樹脂21eよりも熱伝導性が高い樹脂材料であることが望ましい。本形態の第4樹脂21kには、第3樹脂21f,21g,21hと同じシリコン樹脂を適用する。
上述したように、本形態はさらにケース21j,コンデンサC2,整流回路330を備える点が相違するに過ぎない。リッツ線Liに第1樹脂Reを含浸させる点、モールド部Mを第2樹脂21eでモールド成形する点、第3樹脂21f,21g,21hのいずれかでコーティングする点などは、実施の形態1と同様である。実施の形態2に示すスペーサ部材21iを介在させてもよい。よって、実施の形態1,2と同様の作用効果を奏する。
〔実施の形態4〕
実施の形態4は図18〜図21を参照しながら説明する。図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜3で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜3と相違する点を中心に説明する。なお、図18〜図20では内部構造を分かり易くするために、カバー部材21bを二点鎖線で示し、第2樹脂21eの図示を省略している。
図18〜図21に示す送電パッド21Dは、シールド部材21a,カバー部材21b,コア21m,一以上のリッツ線Li,モールド部Mなどを有する。図3に示す送電パッド21Aとの相違は、コア21mの形状と、リッツ線Liの巻き方である。
図3に示すコア21cは複数の分割コアで構成するのに対して、図18に示すコア21mは板状の単体コアで構成する。図3に示すリッツ線Liは二手に分けて段違い状に巻き付けるのに対して、図18に示すリッツ線Liはコア21mの短辺方向(図18では上下方向)に沿って巻き付ける。この巻き方では、図19,図20に示すように、コア21mはシールド部材21aと接しない。シールド部材21aと接しない点で、コア21mは図3に示す上段コア21c1,21c3に相当する。
上述したように、本形態はコア21mの形状と、リッツ線Liの巻き方が相違するに過ぎない。リッツ線Liに第1樹脂Reを含浸させる点、モールド部Mを第2樹脂21eでモールド成形する点、第3樹脂21f,21g,21hのいずれかでコーティングする点などは、実施の形態1と同様である。実施の形態2に示すスペーサ部材21iを介在させてもよい。実施の形態3に示すケース21j,コンデンサC2,整流回路330をさらに備えてもよい。よって、実施の形態1〜3と同様の作用効果を奏する。
なお本形態では、図18に示すようにリッツ線Liをコア21mの中央部で短辺方向(図18では上下方向)に沿って巻き付ける形態とした。この形態に代えて(あるいは加えて)、他の形態でリッツ線Liを巻き付けてもよい。例えば、コア21mの長辺方向(図18では左右方向)に沿って巻き付けてもよく、短辺方向と長辺方向の両方に沿って巻き付けてもよい。また、中央部以外の部位(例えば端部や、中央部と端部の間)に巻き付けてもよい。図3,図12,図15に示すように、複数に分けて巻き付けてもよい。単に巻き方が相違するに過ぎないので、本形態と同様の作用効果を奏する。
〔実施の形態5〕
実施の形態5は図22〜図24を参照しながら説明する。図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜4で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜4と相違する点を中心に説明する。なお、図22,図23では内部構造を分かり易くするために、カバー部材21pを二点鎖線で示し、第2樹脂21eの図示を省略している。
図22〜図24に示す送電パッド21Eは、シールド部材21n,カバー部材21p,コア21q,一以上のリッツ線Li,モールド部Mなどを有する。図3に示す送電パッド21Aとの相違は、シールド部材21n,カバー部材21p,コア21qの各形状と、リッツ線Liの巻き方である。
シールド部材21nは、図3に示すシールド部材21aと同様に板状に成形されるものの、平面形状が円形状になる点が相違する。図3に示すカバー部材21bが四角錐台状に成形されるのに対して、図22に示すカバー部材21pは円錐台状に成形される点が相違する。図3に示すリッツ線Liは二手に分けて段違い状に巻き付けるのに対して、図22に示すリッツ線Liはコア21qの一面(図23では上面)にドーナツ状に巻き付ける点が相違する。
上述したように、本形態はシールド部材21n,カバー部材21p,コア21qの各形状と、リッツ線Liの巻き方が相違するに過ぎない。リッツ線Liに第1樹脂Reを含浸させる点、モールド部Mを第2樹脂21eでモールド成形する点、第3樹脂21f,21g,21hのいずれかでコーティングする点などは、実施の形態1と同様である。実施の形態2に示すスペーサ部材21iを介在させてもよい。実施の形態3に示すケース21j,コンデンサC2,整流回路330をさらに備えてもよい。実施の形態4に示すコア21mの形状やリッツ線Liの巻き方を適用してもよい。よって、実施の形態1〜4と同様の作用効果を奏する。
なお本形態では、図23に示すようにリッツ線Liをコア21qの上面にドーナツ状に巻き付ける。この形態に代えて(あるいは加えて)、他の形態でリッツ線Liを巻き付けてもよい。例えば、コア21qの一面に凹状溝を設け、当該凹状溝にリッツ線Liを収容して巻き付けてもよい。凹状溝にリッツ線Liを収容すればよいので、巻き付けを行い易い。コア21qの上面はリッツ線Liによる凹凸が無くなるので、第2樹脂21eの充填や硬化が行い易い。その他は、コア21qの構成とリッツ線Liの巻き方が相違するに過ぎないので、本形態と同様の作用効果を奏する。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1〜5に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1〜5に示すシールド部材,カバー部材,コアやリッツ線Liの巻き方は、任意に選択して構成してもよい。例えば、シールド部材については実施の形態1〜4に示すシールド部材21aを適用してもよく、実施の形態5に示すシールド部材21nを適用してもよい。カバー部材については、実施の形態1〜4に示すカバー部材21bを適用してもよく、実施の形態5に示すカバー部材21pを適用してもよい。コアについては、実施の形態1〜3に示すコア21cを適用してもよく、実施の形態4に示すコア21mを適用してもよく、実施の形態5に示すコア21qを適用してもよく、他の形状(どのような形状かを問わない)からなるコアを適用してもよい。リッツ線Liの巻き方は、実施の形態1〜3に示すような段違い状に巻いてもよく、実施の形態4にようにコア21mの回りを巻いてもよく、実施の形態5に示すコア21qの一面に沿って巻いてもよい。リッツ線Liに代えて(あるいは加えて)、リッツ線Liと同等の太さからなる導電線を適用してもよい。導電線は、絶縁体で被覆(被膜を含む)され、断面形状は楕円形状,矩形状(平角形状),多角形(ただし矩形状を除く)などが該当する。上述した要素を任意に選択して構成されたパッドであっても、各形態の要素を適用するので、実施の形態1〜5と同様の作用効果を奏する。
上述した実施の形態1〜5では、交流電流から発生する磁束を巻線に結合させて電力を伝送する電磁誘導方式を適用する構成とした(図1,図2を参照)。この形態に代えて、電流を電磁波に変換しアンテナを介して送受信する電波方式を適用してもよく、電磁界の共鳴現象を利用した電磁界共鳴方式を適用してもよい。いずれの方式も相互誘導作用によって非接触で電力伝送を行えるので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、巻線L1とコンデンサC1を並列接続し、巻線L2とコンデンサC2を並列接続する構成とした(図2を参照)。この形態に代えて、図25に示すように、巻線L1とコンデンサC1を直列接続し、巻線L2とコンデンサC2を直列接続する構成としてもよい。図示しないが、巻線L1とコンデンサC1を直列接続し、巻線L2とコンデンサC2を並列接続する構成としてもよく、巻線L1とコンデンサC1を並列接続し、巻線L2とコンデンサC2を直列接続する構成としてもよい。電圧値Vrや電圧値Vsの特性が接続形態に応じて変わるので、接続形態に合わせてデータ群(例えばマップやテーブル等)を記録媒体(例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,光ディスク等)に記録すればよい。記録媒体は、送電制御手段210、受電制御手段310、あるいは通信可能に接続される非接触電力伝送システム100の外部(例えば図1に示す制御システム12や、ECUなどの外部装置)のいずれに備えてもよい。巻線とコンデンサの接続形態が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、送電パッド21A〜21Eを送電パッド21として適用する構成とした(図3〜図7,図12〜図24を参照)。この形態に代えて、送電パッド21A〜21Eを受電パッド15として適用してもよく、受電パッド15と送電パッド21の双方に適用してもよい。適用する対象が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、第1樹脂Reとしてエポキシ樹脂を適用する構成とした(図8を参照)。この形態に代えて、リッツ線Liに含浸させることができる他の樹脂を適用してもよい。他の樹脂は、例えばフェノール樹脂,メラミン樹脂,尿素樹脂(ユリア樹脂),不飽和ポリエステル樹脂,アルキド樹脂,ポリウレタン,熱硬化性ポリイミドなどが該当する。第1樹脂Reの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、第2樹脂21eとしてフィラーFiが添加されたエポキシ樹脂を適用する構成とした(図7,図14,図17,図21,図24を参照)。この形態に代えて、第1樹脂Reよりも粘度が高い他の樹脂を適用してもよい。粘度が高い樹脂であれば、フィラーFiが添加されていなくてもよい。第2樹脂21eの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、第3樹脂21f,21g,21hとしてシリコン樹脂を適用する構成とした(図9,図10,図11を参照)。この形態に代えて、第2樹脂21eの硬化に伴って生じる応力を緩和できる他の樹脂を適用してよい。他の樹脂は、シリコン樹脂を除く合成樹脂などが該当する。第3樹脂21f,21g,21hの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態2では、第4樹脂21kとしてシリコン樹脂を適用する構成とした(図17を参照)。この形態に代えて、通電に伴ってコンデンサC2や整流回路330で生じる熱を逃がし得る他の樹脂を適用してもよい。他の樹脂は熱伝導性が高ければよく、例えば熱可塑性樹脂や、Al23(アルミナ),AlN,BN,ZnOなどをフィラーFiとして添加される樹脂などが該当する。熱可塑性樹脂には、例えばポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリ酢酸ビニル,ポリテトラフルオロエチレン,ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂),AS樹脂,アクリル樹脂などが該当する。第4樹脂21kの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、移動阻止手段Stとして接着剤を適用する構成とした(図3,図5,図12,図15,図16,図18,図22を参照)。この形態に代えて、第1樹脂Reの移動を阻止し得る他の移動阻止手段を適用してもよい。他の移動阻止手段は、例えば粘土などで固める、リッツ線Liの隙間を毛細管現象が生じない程度に広げる、布や紐などの巻物で巻く、クリップなどの挟持部材で挟むなどが該当する。他の移動阻止手段を適用しても、第1樹脂Reの移動が阻止されるので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1〜5では、回路要素CEとしてコンデンサC2と整流回路330を適用する構成とした(図15〜図17を参照)。この形態に代えて、コンデンサC2だけを適用してもよく、整流回路330だけを適用してもよい。また、他の回路や素子を適用してもよい。他の回路や素子は、図2に示す送電装置200や受電装置300の構成要素が該当する。例えば、コンデンサC1、フィルタ部220,350、整流回路230、コンバータ240,340,インバータ250のうちで一以上が該当する。回路要素CEの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1〜5と同様の作用効果が得られる。
〔作用効果〕
上述した実施の形態および他の実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)電力伝送用パッド(受電パッド15,送電パッド21)において、巻線L1,L2は、隙間を第1樹脂Reで含浸される一以上のリッツ線Liからなり、コア21c,21m,21qおよびリッツ線Li(巻線L1,L2)を覆い、第1樹脂Reよりも粘度が高い第2樹脂21eでモールド成形されるモールド部Mを有する構成とした(図3,図12,図15,図18,図22を参照)。さらに、コア21c,21m,21qの片面側に配置されるシールド部材21a,21nを有し、シールド部材21a,21nは、リッツ線Li(L1,L2)および第2樹脂21eのうち一方または双方と接する部位を含めた面が、第3樹脂21gでコーティングされる構成とした(図10を参照)。この構成によれば、リッツ線Liは隙間を第1樹脂Reで含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることできる。コア21c,21m,21qおよびリッツ線Liは第2樹脂21eでモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。また、少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。リッツ線Liと接する部位の面を第3樹脂21gでコーティングすることにより、絶縁をより確実に確保することができる。第2樹脂21eと接する部位の面を第3樹脂21gでコーティングすることにより、第2樹脂21eが硬化する際に生じる応力を緩和することができる。
(2)第2樹脂21eには、フィラーFiが添加される構成とした(図7,図14,図17,図21,図24を参照)。図示しないが、第1樹脂Reや第3樹脂21fにフィラーFiを添加してもよい。この構成によれば、モールド部Mの強度が高まるので、電力伝送用パッドの耐荷重性能をさらに高められる。
(3)コア21c,21m,21qは、少なくとも第2樹脂21eと接する部位を含め、第2樹脂21eの硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂21fで表面がコーティングされる構成とした(図9を参照)。この構成によれば、第2樹脂21eが硬化する際には応力が生じるが、この応力はコア21c,21m,21qの表面にコーティングされる第3樹脂21fが緩和する。よって、コア21c,21m,21qは第2樹脂21eの硬化に伴って生じる応力を受けなくなり、当該応力による損傷を防止できる。
(4)コア21c,21m,21qの片面側に配置されるシールド部材21a,21nを有し、シールド部材21a,21nは、リッツ線Li(L1,L2)および第2樹脂21eのうち一方または双方と接する部位を含めた面が、第3樹脂21gでコーティングされる構成とした(図10を参照)。この構成によれば、リッツ線Liと接する部位の面を第3樹脂21gでコーティングすることにより、絶縁をより確実に確保することができる。第2樹脂21eと接する部位の面を第3樹脂21gでコーティングすることにより、第2樹脂21eが硬化する際に生じる応力を緩和することができる。
(5)巻線L1,L2と、コア21c,21m,21qの片面側に配置されるシールド部材21a,21nとの間に介在される一以上のスペーサ部材21iを有し、第3樹脂21gはシールド部材21a,21nとスペーサ部材21iとの間にコーティングされている構成とした(図10,図12〜図14を参照)。この構成によれば、巻線L1,L2と、第3樹脂21gがコーティングされたシールド部材21a,21nとの間にスペーサ部材21i介在することによって、巻線L1,L2とシールド部材21a,21nの間に第2樹脂21eを浸透させ易くなる。よって、モールド部Mは全体にわたって第2樹脂21eを偏在させることなくモールド成形することができる。
(6)スペーサ部材21iの介在に伴って生じる巻線L1,L2とシールド部材21a,21nとの隙間は、第2樹脂21eでモールド成形される構成とした(図12〜図14を参照)。この構成によれば、モールド部Mは全体にわたって第2樹脂21eをより均一に浸透させてモールド成形することができる。また、巻線L1,L2とシールド部材21a,21nの間は、第2樹脂21eによって絶縁を確保することができる。
(7)電力伝送用パッド(受電パッド15,送電パッド21)において、巻線L1,L2は、隙間を第1樹脂Reで含浸される一以上のリッツ線Liからなり、コア21c,21m,21qおよびリッツ線Li(巻線L1,L2)を覆い、第1樹脂Reよりも粘度が高い第2樹脂21eでモールド成形されるモールド部Mを有する構成とした(図3,図12,図15,図18,図22を参照)。さらに、モールド部Mを覆うカバー部材21b,21pを有し、カバー部材21b,21pは、少なくとも第2樹脂21e(モールド部M)と接する部位を含めた面が、第2樹脂21eの硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂21hでコーティングされる構成とした(図11を参照)。この構成によれば、リッツ線Liは隙間を第1樹脂Reで含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることできる。コア21c,21m,21qおよびリッツ線Liは第2樹脂21eでモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。また、少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。第2樹脂21eが硬化する際には応力が生じるが、この応力はカバー部材21b,21pの所定面(第2樹脂21eと接する面)の一部または全部にコーティングされる第3樹脂21hが緩和する。よって、カバー部材21b,21pは第2樹脂21eの硬化に伴って生じる応力を受けなくなり、当該応力による損傷を防止できる。また、カバー部材21b,21pが持つ剛性によって、耐荷重性能をさらに高められる。
(8)電力伝送用パッド(受電パッド15,送電パッド21)において、巻線L1,L2は、隙間を第1樹脂Reで含浸される一以上のリッツ線Liからなり、コア21c,21m,21qおよびリッツ線Li(巻線L1,L2)を覆い、第1樹脂Reよりも粘度が高い第2樹脂21eでモールド成形されるモールド部Mを有する構成とした(図3,図12,図15,図18,図22を参照)。さらに、リッツ線Li(巻線L1,L2)は、電力伝送用パッドの外部に引き出される引出部21dを含み、引出部21dには、毛細管現象によりリッツ線Liの隙間に沿って外部側に移動する第1樹脂Reを阻止する移動阻止手段Stが設けられる構成とした(図3,図5,図12,図15,図16,図18,図22を参照)。この構成によれば、リッツ線Liは隙間を第1樹脂Reで含浸されるので、真空脱泡時の気泡発生を防ぐことができ、形態を維持しながら硬化させることできる。コア21c,21m,21qおよびリッツ線Liは第2樹脂21eでモールド成形されるので、従来と同等以上の耐荷重性能を有する。また、少なくとも骨材を必要としないので、全体の重量を従来よりも軽量化することができる。移動阻止手段Stによって第1樹脂Reの移動が阻止されるので、第1樹脂Reが外部に漏れるのを防止することができる。
(9)シールド部材21a,21nは、モールド部M(第2樹脂21e)に接する面と同一面に配置される回路要素CEを有する構成とした(図15〜図17を参照)。この構成によれば、回路要素CEを含む電力伝送用パッドを提供することができる。
(10)シールド部材21a,21nに配置される回路要素CEを覆うケース21jを有する構成とした(図15〜図17を参照)。この構成によれば、回路要素CEはケース21jで覆われるので、第2樹脂21eの硬化に伴う損傷を防止することができる。
(11)第1樹脂Reおよび第2樹脂21eよりも熱伝導性が高い第4樹脂21kを有し、第4樹脂21kは、シールド部材21a,21nとケース21jで囲まれる空間を埋める構成とした(図17を参照)。この構成によれば、回路要素CEで生じる熱は第4樹脂21kやケース21jを介して第2樹脂21eに伝達されるので、熱による損傷を防止することができる。
(12)回路要素CEは、少なくともコンデンサC1,C2と整流回路230,330のうちで一以上を含む構成とした(図15〜図17を参照)。この構成によれば、電気的な接続のために用いる母材(例えばハンダ等)は、第2樹脂21eの硬化に伴う損傷を防止することができる。
(13)非接触電力伝送システム100は、送電パッド21A〜21Eを、受電パッド15および送電パッド21のうちで一方または双方に有する構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、従来と同等以上の耐荷重性能を確保するとともに、従来よりも軽量化できる非接触電力伝送システム100を提供することができる。
15 受電パッド(電力伝送用パッド)
21 送電パッド(電力伝送用パッド)
21A〜21E 送電パッド(電力伝送用パッド)
21c,21m,21q コア(磁性体)
21e 第2樹脂(モールド部)
100 非接触電力伝送システム
L1,L2 巻線
Li リッツ線(巻線)
M モールド部
Re 第1樹脂

Claims (13)

  1. コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、
    前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、
    前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)と、
    前記コアの片面側に配置されるシールド部材(21a,21n)とを有し、
    前記シールド部材は、前記リッツ線および前記第2樹脂のうち一方または双方と接する部位を含めた面が、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21g)でコーティングされることを特徴とする電力伝送用パッド。
  2. コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、
    前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、
    前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)と、
    前記モールド部を覆うカバー部材(21b,21p)とを有し、
    前記カバー部材は、少なくとも前記第2樹脂と接する部位を含めた面が、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21h)でコーティングされることを特徴とする電力伝送用パッド。
  3. 前記巻線は、電力伝送用パッドの外部に引き出される引出部(21d)を含み、
    前記引出部には、毛細管現象により前記リッツ線の隙間に沿って前記外部側に移動する前記第1樹脂を阻止する移動阻止手段(St)が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の電力伝送用パッド。
  4. コア(21c,21m,21q)と、前記コアに巻かれる巻線(L1,L2)を有し、非接触で電力を送電または受電する際に用いる電力伝送用パッド(15,21)において、
    前記巻線は、隙間を第1樹脂(Re)で含浸される一以上のリッツ線(Li)からなり、
    前記コアおよび前記巻線を覆い、前記第1樹脂よりも粘度が高い第2樹脂(21e)でモールド成形されるモールド部(M)を有し、
    前記巻線は、電力伝送用パッドの外部に引き出される引出部(21d)を含み、
    前記引出部には、毛細管現象により前記リッツ線の隙間に沿って前記外部側に移動する前記第1樹脂を阻止する移動阻止手段(St)が設けられることを特徴とする電力伝送用パッド。
  5. 少なくとも前記第2樹脂には、フィラー(Fi)が添加されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力伝送用パッド。
  6. 前記コアは、少なくとも前記第2樹脂と接する部位を含め、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21f)で表面がコーティングされることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電力伝送用パッド。
  7. 前記コアの片面側に配置されるシールド部材(21a,21n)と、
    前記シールド部材の所定面にコーティングされ、前記第2樹脂の硬化に伴って生じる応力を緩和する第3樹脂(21g)と、
    前記巻線と前記シールド部材との間に介在される一以上のスペーサ部材(21i)を有し、
    前記第3樹脂は、前記シールド部材と前記スペーサ部材との間にコーティングされていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電力伝送用パッド。
  8. 前記スペーサ部材の介在に伴って生じる前記巻線と前記シールド部材との隙間は、前記第2樹脂でモールド成形されることを特徴とする請求項に記載の電力伝送用パッド。
  9. 前記シールド部材は、前記モールド部に接する面と同一面に配置される回路要素(CE)を有することを特徴とする請求項1,7,8のいずれか一項に記載の電力伝送用パッド。
  10. 前記シールド部材に配置される前記回路要素を覆うケース(21j)を有することを特徴とする請求項9に記載の電力伝送用パッド。
  11. 前記第1樹脂および前記第2樹脂よりも熱伝導性が高い第4樹脂(21k)を有し、
    前記第4樹脂は、前記シールド部材と前記ケースで囲まれる空間を埋めることを特徴とする請求項10に記載の電力伝送用パッド。
  12. 前記回路要素は、少なくともコンデンサ(C1,C2)と整流回路(230,330)のうちで一以上を含むことを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の電力伝送用パッド。
  13. 車両(10)の通路に設けられる送電パッド(21,260)と、前記送電パッドに出力して送電する電力を制御する送電制御手段(210)とを有する送電装置(200)と、
    前記車両に設けられる受電パッド(15,320)と、前記受電パッドで受電した電力を制御する受電制御手段(310)とを有する受電装置(300)とを備え、
    前記送電パッドと前記受電パッドとを対面させ、非接触で電力伝送を行う非接触電力伝送システム(100)において、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の電力伝送用パッドを、前記送電パッドと前記受電パッドとのうちで一方または双方に有することを特徴とする非接触電力伝送システム。
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