JP6273789B2 - 運転支援装置 - Google Patents
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Description
本発明は、自車両がアクセルの踏み間違いを行う状況かどうかを適切に判定することにより、踏み間違いに対する適切な運転支援を提供することを目的とする。
「第1実施形態」
(構成)
車両は、制動力を発生する制動装置、及び駆動力を発生する駆動装置を備える。
制動装置は、図1に示すように、車輪11に設けられるブレーキ装置12と、その各ブレーキ装置12に接続する配管を含む流体圧回路13と、ブレーキコントローラ14とを備える。ブレーキコントローラ14は、流体圧回路13を介して各ブレーキ装置12で発生する制動力を、制動力指令値に応じた値に制御する。ブレーキ装置12は、流体圧で制動力を付与する装置に限定されず、電動ブレーキ装置等であっても良い。
ブレーキコントローラ14とエンジンコントローラ16は、それぞれ上位コントローラである走行制御コントローラ10からの制動指令、駆動指令(加速指令値)の各指令値を受け付ける構成とする。ブレーキコントローラ14とエンジンコントローラ16は、加減速制御装置を構成する。
周囲環境認識センサ1は、自車両MM周囲の障害物や路面を認識し、認識した周囲の状態を走行制御コントローラ10に出力する。本実施形態の周囲環境認識センサ1は、車両周囲を撮像可能な1又は2台以上のカメラから構成される。カメラ1は例えばサイドミラーの位置や、車両の前部、後部、屋根部などに設けられる。各カメラ1は、予め設定した撮像間隔時間毎に車両周囲の路面を撮像して撮像画像を取得する。
操舵角センサ3は、ステアリングホイール20の操舵角を検出し、検出した操舵角情報を走行制御コントローラ10に出力する。操舵角センサ3は、ステアリング軸などに設けられる。操向輪の転舵角を操舵角情報として検出しても良い。
ブレーキ操作検出センサ5は、ブレーキペダル18の操作の有無や操作量を検出する。検出されたブレーキペダル操作量は走行制御コントローラ10に出力される。ブレーキペダル18は、運転者が操作する減速指示用の操作子である。
ナビゲーション装置7は、GPS受信機、地図データベース、および表示モニタ等を備えており、経路探索および経路案内等を行う装置である。ナビゲーション装置7は、GPS受信機を通じて得られる自車両MMの現在位置と地図データベースに格納された道路情報に基づいて、自車両MMが走行する道路の種別や道路幅員等の情報を取得することができる。
情報呈示装置は、走行制御コントローラ10からの制御信号に応じて警報その他の呈示を音声や画像によって出力する。情報呈示装置は、例えば、ブザー音や音声により運転者への情報提供を行うスピーカと、画像やテキストの表示により情報提供を行う表示ユニットとを備える。表示ユニットは、例えばナビゲーション装置7の表示モニタを流用しても良い。
自車両車速演算部10Bは、車輪速センサ2からの信号に基づき車速を演算する。
操舵角演算部10Cは、操舵角センサ3からの信号に基づき操舵角を演算する。
シフトポジション演算部10Eは、シフトポジションセンサ4からの信号に基づき、シフト位置を判定する。
ブレーキペダル操作情報演算部10Fは、ブレーキ操作検出センサ5からの信号に基づきブレーキ操作量を判定する。
アクセル操作速度演算部10Hは、アクセル操作検出センサ6からの信号を微分処理することでアクセルペダル19の操作速度を演算する。
加速抑制作動条件判断部10Iは、周囲環境認識情報演算部10Aからの路面環境情報に基づき、車両の制駆動力制御に対する加速抑制作動条件の判断を行う。
駐車枠線情報処理部110は、ステップS10にて、周囲環境認識センサ1が撮像した撮像画像を取得する。本実施形態では、図7に示すように、自車両進行方向の領域ARA1を撮像した撮像画像を使用する。
なお、俯瞰画像の取得は、例えば、取得した撮像画像から、自車周囲に予め設定した俯瞰エリアとする部分の画像部分を切り出し(図7参照)、その切り出した画像を俯瞰変換して、図8に示すような俯瞰画像を得る。撮像画像では、遠方の領域の物体ほど小さく映ることから、平行な線であっても、図7のように非平行線として映っている。これを俯瞰変換することで、図8に示すように、俯瞰画像上では平行な線として検出される。なお、俯瞰変換は、各カメラが撮像した撮像画像毎に、そのカメラが担当する俯瞰エリア部分の画像を俯瞰変換して俯瞰画像を取得するようにしても良い。
次に、ステップS30にて、俯瞰画像上に存在する線を検出する。具体的には、ステップS20で取得した俯瞰画像のうち、自車両の進行方向に沿った方向の路面の俯瞰画像部分(以下、路面俯瞰画像とも呼ぶ。)に対して線の抽出を行うための画像処理を行う。画像処理は、路面俯瞰画像に対してエッジ処理等の公知の線検出処理を行って当該路面俯瞰画像上に存在する線を検出する。本実施形態では車両前方を車両の進行方向とした場合を例示している。
その属性付与処理を次に説明する。
検出した各線に対して、下記のような属性に該当するか判定し、該当する場合には、その属性を検出した線に対して付与する。各属性毎に付与判定を行う。
付与する属性の一例を次に示す。
・立体物線(立体物を示す線)
・輝度対称性(検出した線の幅方向両端部の輝度の対称性)
・路面との輝度差
・左右輝度差(検出した線の幅方向両端部外側の輝度の対称性)
・固着物(長)(汚れによって線が分断された端点発生:分断が長い場合)
・固着物(短)(汚れによって線が分断された端点発生:分断が短い場合)
・固着物(レンズ)(レンジへの付着物によってエッジ発生)
ここでは、属性付与処理部の処理として、放射状の線(放射状線とも呼ぶ)及び立体物線の属性処理について説明する。
ここで、直前に処理した俯瞰画面と今回処理した俯瞰画面が同じと判定した場合には、次の放射状線の属性付与の処理は実施しないようにしても良い。直前の俯瞰画面と今回の俯瞰画面とが同じ場合とは、車両が停止している場合、実質車両が停止していると見なせる場合である。すなわち、例えば車両移動が実質止まっていると推定される速度か否かで、直前に処理した俯瞰画面と今回処理した俯瞰画面が同じか判定可能である。
このとき、撮像誤差を考慮して、放射状の線か否かは次のように判定する。すなわち、図12のように、路面俯瞰画像上における線の上端点と撮像中心とを結ぶ直線との差が予め設定した放射状線判定閾値角θ以内の場合には、放射状の線L3と判定する。撮像誤差は、車両挙動変化(ピッチングなど)によって発生する。
また、自車両周囲の路面が反射し易いか否かを判定し、反射が起こり易い路面状態の場合には、放射状線判定閾値角θとして、上述のような初期値の角度よりも大きな角度を使用する。若しくは、連続照合判定(後述のステップS65)のカウントnの閾値として小さな値を使用する。例えば、オン閾値角(例えば±7度)、オフ閾値角(例えば±8度)とする。
・降雨、降雪などでワイパー作動時(例えばワイパー検出センサ8からの信号で判定できる)。
・μが低くなっている(例えばスリップ量で判定出来る)。
・太陽光がレンズに入射している(例えば画像の輝度で判定できる)。
一方、放射状線と判定した線L3が、直前の路面俯瞰画像でも検出されていると判定した場合には、その線L3に放射状線属性FF(n)が付与されているか判定し(ステップS41d)、付与されていると判定した場合には、放射状線の属性FF(n)のカウンタ値nをカウントアップする。すなわち当該線に放射状線FF(n+1)の属性を付与する(ステップS41e)。
また、連続して放射状線(n)の属性と判定された線に対し、その線が映っている2枚の路面俯瞰画像での当該線の位置間の差分(線状の特定の位置での差分)と、車両運動の情報とに基づき、車両運動に沿ってその線が路面上の表示として移動していると判定すると、その線に対し放射状線として見なさない処理を追加しても良い。
連続して取得する路面俯瞰画像に基づき、線の両端部のうち少なくとも上端若しくは下端が検出できた線について、その検出した端部を基準として特定される当該線上の2点をトラッキングする点として選定し(ステップS42a)、車両の移動に伴う当該2点の各移動量を算出する(ステップS42b)。移動量は、自車両の移動に伴い取得した2つの俯瞰画像間での上記2点の変位量を各移動量とすればよい。そして、その2点の移動量の関係が車両の移動に伴う立体物に沿った移動と判定し(ステップS42c)、その判定条件を満足した場合には、当該線に対して立体物線の属性FR=1を付与する(ステップS42d)。上記立体物は、静止した車両や壁などの静止物とする。トラッキングする2点の移動量の関係が、例えば自車両に近い側の点(下側の点)の移動量が相対的に遠い点(上側の点)の移動量よりも小さい場合に、立体物の線と判定する。立体物の線は、通常は、立体物のエッジ部分の線である。
次に、ステップS52では、線の補間処理を行う。これは線のかすれを補間する処理である。すなわち、同一の仮想の直線上に沿って検出された複数の線、つまり同一線の可能性がある線同士の補間処理を行う。
まず、同一仮想線上に沿って互いに隣り合う2本の線の間の空白の長さ(途切れ長さとも呼ぶ。)が予め設定した補間長さ以下か判定し(ステップS110)、途切れ長さが補間長さ以下の場合には、線の補間を行ってその2本の線の一本の線と見なす処理を行う(ステップS120)。補間長さは、踏切における線路幅(線路を通過する車輪分の余裕代を含む。)よりも短い値に設定する。補間長さは例えば20cmに設定する。
まず途切れ長さが予め設定した最大補間長さ(例えば1m)を超えるか判定して(ステップS130)、最大補間長さをこえ場合には、補間処理を行わない。すなわち別の線として処理する。
一方、途切れ長さが20cmより長く且つ最大補間長さ以内の線間について、次のような補間処理の適否の判断を行う。
次に、駐車線レベルFLVLが1以上の線、つまり対を成す枠線候補の線が検出されている場合には、上記空白を構成する2本の線のうちの両端が分かる側の線(検討線と呼ぶ。)について、その線と対(ペア)をなすペア線との比較を行う。検討線は、通常は先に検出された線である。
ここでは、下記に示すような予め設定した駐車枠条件を満足するか否かで判定する。枠線候補の線か否かの処理は、例えば、自車両に対して予め設定した駐車枠存在判定領域(例えば自車両を中心とした半径10m以内の領域)に位置する線に対して行う。
・線が直線と推定される線である。
・線幅が予め設定した線の範囲(駐車枠の線と見なされる線の太さの範囲、例えば2cm〜4cm)である。
・予め設定した離隔範囲(駐車枠の対となる線と見なすことができる範囲、例えば1.5m〜2.5m))に対となる線が存在する。
・対となる線の対応する端部が検出されている場合に、その両方の端点における線の延長方向のズレ量が予め設定したズレ量(例えば50cm)以下である。
・対となる線同士の線幅寸法の差が予め設定した値(例えば8mm)以下である。
・非枠線候補の情報を有しない線である。
ここで、駐車枠の線として検出する線は、車両を駐車した場合における当該車の前後方向に沿った方向の線(駐車時に車両の側方に存在する線)と推定される線である。尚、線幅を確認しているので、線の端部の形状などは検出可能である。
次に、ステップS65では、駐車線レベルFLVLが「1(n)」の線について、変数nが予め設定した閾値以上(例えば、サンプリング周期100msecでn=3以上)か否かを判定する。そして、上記線がその条件を満足する場合には、ステップS70にて、予め設定した閾値以上の線について、駐車線レベルFLVLを2に設定変更する。予め設定した閾値は、例えば線の長さとして予め設定した長さ(例えば2m)以上検出可能な値に設定する。ここで、カウンタnの大きさで判定する代わりに、線の長さが予め設定した長さ以上まで検出したか否かで判定し、線の長さが予め設定した長さ(例えば2m)以上まで検出できたと推定された線であって駐車線レベルFLVLが「1(n)」の場合に、駐車線レベルFLVLを2に設定変更するようにしても良い。または車両の移動距離が予め設定した設定移動距離の間、同一の直線と判定した場合に、駐車線レベルFLVLが「1(n)」の線を、駐車線レベルFLVL2に設定変更するようにしても良い。
次に、ステップS75では、駐車線レベルFLVLが2の線について、その両端部の一方が検出されている場合にはステップS80に移行して、当該ステップS80にて駐車線レベルFLVLを3に変更する。
次に、ステップS85では、駐車線レベルFLVLが3の線について、その両端部がともに検出されている場合には、ステップS90に移行し、当該ステップS90にて駐車線レベルFLVLを4に変更する。
次に、記号抽出部120Aの処理を、図15を参照して説明する。
記号抽出部120Aは、ステップS210にて、上述の駐車枠線情報処理部110がステップS10及びS20の処理によって取得した俯瞰画像を定期的に入力する。
次に、ステップS230では、ステップS220で抽出した記号に対し、予め設定した大きさ以下の記号だけを抽出する。予め設定した大きさ以下とは、通常、駐車枠に記載されている記号の最大の大きさ以下であって、例えば50cm×50cm以下である。大きさの下限値(駐車枠に記載されている記号の最小の大きさ)を規定しても良い。例えば、15cm×15cm以上の大きさの記号だけを抽出対象としても良い。
全数字の横縦比が基準比以下の場合には、ステップS260に移行する。数字の横縦比が基準比を超える場合には、ステップS270に移行する。
対象外の記号サーチする、上記記号の周囲エリアは、例えば記号の中央位置から記号の前方向に2m、幅方向に1mそれぞれ取った範囲とする(図31のM−AREA参照)。記号の中央位置から半径1mの円内などでも良いし、記号から所定距離だけ離れた位置までのエリアなどであっても良い。この周囲エリアは、幅方向で駐車枠の縦線を含まないであろう範囲であり、駐車位置を示す記号(数字など)の上側には記号がないであろうとの推定から周囲エリアを設定している。尚、周囲エリアにある記号のうち、直線を抽出対象外の記号から除外するようにしておくことが好ましい。直線を除外することで、駐車枠の一部の線を除外可能となる。また周囲エリアは、記号の前方向2mだけのエリアとしても良い。
また、ステップS270では、処置した記号に対して、抽出象外か否かのフラグや位置情報などを付加する。これによって、記号の位置判定は可能である。
次に、記号群抽出部120Bの処理について説明する。
予め設定した距離範囲内に他の駐車指示記号候補が存在している場合には、ステップS320に移行する。ここで、予め設定した距離範囲内に存在していた他の駐車指示記号候補を他の駐車指示記号候補(他)と呼ぶ。
判定条件を満足する場合には、ステップS330に移行する。
ステップS330では、その他の駐車指示記号候補(他)と新たな駐車指示記号候補とがペアの記号群である旨のフラグを設定する。
次に、連番判定部120Cの処理について説明する。
すなわち、連番判定部120Cは、ステップS410にて、新たな駐車指示記号候補と記号群抽出部120Bでペアの記号群と判定された駐車指示記号候補(他)と、当該新たな駐車指示記号候補との数字部分が連番と判定した場合には、ステップS420に移行して、その2つのペアの駐車指示記号候補に対して駐車記号レベルSLVL=2を設定する。
・「A12」と「A13」
・「B40-1」と「B40-2」(:枝番が連番の場合の例)
更に、ステップS430にて、そのペアの駐車指示記号候補(他)が別の駐車指示記号候補とペアを形成しており、新たな駐車指示記号候補を含む3つの駐車指示記号候補の数字が、記号の並び順に連番になっていると判定した場合には、ステップS440にて、その3つの駐車指示記号候補の駐車記号レベルSLVL=3を設定する。
次に、ステップS450では、駐車枠線情報処理部の処理結果に基づき、新たな駐車指示記号候補と記号群抽出部120Bでペアの記号群と判定された駐車指示記号候補(他)との中間位置に、新たな駐車指示記号候補中の数字の向きと同方向に延びる駐車枠線候補があるか判定する。判定条件を満足する場合には、ステップS460にて、駐車記号レベルSLVLに「2」を設定する。上記中間の線は駐車枠の縦線の可能性が高い為である。
次に、駐車枠推定部120Dの処理について説明する。
駐車枠推定部120Dは、駐車記号レベルSLVLが2以上に設定変更された駐車指示記号候補について、駐車指示記号候補の記号の位置から予め設定した範囲を仮想の駐車枠として推定する。
次に、加速抑制作動条件判断部10Iの処理について、図面を参照しながら説明する。加速抑制作動条件判断部10Iは、図18に示す処理を予め設定したサンプリング時間毎に行う。
次にステップS520では、ステップS110で取得した枠線情報に基づいて、駐車枠の有無を判断する。駐車線レベルFLVLが2以上の枠線情報がある場合には駐車枠が有ると判断してステップS530に移行する。一方、駐車線レベルFLVLが2以上の枠線情報が無いため、信頼性の高い駐車枠が無いと判断した場合には、加速抑制作動条件非成立と判断してステップS525に移行する。
次にステップS540では、ステップS530で取得した自車両車速に基づいて、自車両車速条件判断を行う。例えば自車両車速が予め設定した値未満の場合にはステップS550に移行し、自車両車速が予め設定した値以上の場合には、加速抑制作動条件非成立と判断してステップS590に移行し、ステップS590にて加速抑制作動条件判断結果(=加速抑制作動条件非成立)を加速抑制量演算部10Jに出力する。予め設定した値は、例えば15[km/h]とする。
次にステップS560では、ステップS550で取得したブレーキペダル操作情報に基づいて、ブレーキペダル操作の判断を行う。ブレーキペダル操作がないと判断した場合にはステップS570に移行する。一方、ブレーキペダル操作があると判断した場合には、加速抑制作動条件非成立と判断してステップS590に移行し、ステップS590にて、加速抑制作動条件判断結果(=加速抑制作動条件非成立)を加速抑制量演算部10Jに出力する。
次にステップS580では、ステップS570で取得したアクセル操作量に基づいて、アクセル操作量の判断を行う。例えばアクセル操作量が予め設定した値以上の場合は加速抑制作動条件成立と判断する。一方、アクセルペダル操作が予め設定した値未満の場合には、加速抑制作動条件非成立と判断してステップS590に移行し、ステップS590にて、加速抑制作動条件判断結果を加速抑制量演算部10Jに出力する。ここで、予め設定した値は、例えば、アクセルペダル19のアクセル開度の3[%]に相当する操作量に設定する。
具体的には、ステップS583では、操舵角演算部10Cから操舵角を取得する。またステップS583では、周囲環境認識情報演算部10Aが演算した自車両周囲画像に基づき、自車両MMと駐車枠L0の角度α、自車両MMと駐車枠L0の距離Dを取得する。ここで、自車両MMと駐車枠L0の角度αは、例えば、図19に示すように、車両の中心を通る車両の前後方向の直線(進行方向に延びる直線)Xと、駐車枠L0に駐車が完了した際に車両の前後方向と平行若しくは略平行になる駐車枠L0部分の枠線L1及びその延長線からなる駐車枠L0側の線との交角の絶対値とする。また、自車両MMと駐車枠L0の距離Dは、例えば、図19に示すように、自車両前端面の中心点と駐車枠L0の入り口L2の中心点との距離とする。但し、自車両MMと駐車枠L0の距離Dは、自車両前端面が駐車枠L0の入り口L2を通過した後は、負の値とする。自車両MMと駐車枠L0の距離Dは、自車両前端面が駐車枠L0の入り口L2を通過した後は、ゼロに設定しても良い。
このように、ステップS583では、駐車枠進入判断情報として、操舵角、自車両MMと駐車枠L0の角度α、及び自車両MMと駐車枠L0の距離Dを取得する。
a:ステップS583で検出した操舵角が予め設定した設定舵角値(例えば45[deg])以上の値となってから予め設定した設定時間(例えば20[sec])以内
b:自車両MMと駐車枠L0の角度αが予め設定した設定角度(例えば40[deg])以下
c:自車両MMと駐車枠L0の距離Dが予め設定した設定距離(例えば3[m])
ここでは、駐車枠進入判断に複数の条件を使用した場合を例示したが、上記条件の中の1つ以上の条件で判断を行っても良い。また自車両MMの車速の状態によって駐車枠L0への進入か否かを判定しても良い。
ステップS610では、加速抑制作動条件判断部10Iから加速抑制作動条件判断結果を取得する。
次にステップS620では、加速抑制処理選択情報を取得する。ステップS620は、例えばアクセル操作量演算部10Gからアクセル操作量を、アクセル操作速度演算部10Hからアクセル操作速度を、加速抑制作動条件判断部10Iから加速抑制作動条件判断結果を取得する。
まずステップS631において、前回の制御サイクルでの判定処理時に第2加速抑制処理が作動していたか否かを判断する。前回の制御サイクルでの判定で第2加速抑制処理が作動していた場合にはステップS633へ移行する。前回の制御サイクルでの判定で第2加速抑制処理が作動していなかった場合にはステップS635へ移行する。
ステップS637では、第2加速抑制処理作動条件の判断を行う。例えば、下記条件(d〜f)を全て満足する場合には、第2加速抑制処理の作動を行うと判定してステップS640に移行する。それ以外の場合はステップS650に移行する。
e:ステップS620で取得したアクセル操作量が予め設定した設定操作量(例えばアクセル開度が50[%])以上
f:アクセル操作速度が予め設定した操作速度(例えば200[%/sec])以上
そして、図20におけるステップS640では、ステップS620で取得した情報に基づいて第2加速抑制量を演算し、ステップS670に移行する。
またステップS660では、アクセルの操作に対して加速抑制を行わない加速抑制量を演算し、ステップS670に移行する。本実施形態では、加速抑制を行わない加速抑制量はゼロに設定する。
次に、目標スロットル開度演算部10Kの処理について、図面を参照しながら説明する。目標スロットル開度演算部10Kは、図24に示す処理を予め設定したサンプリング時間毎に行う。
次にステップS720では、アクセル操作量演算部10Gから、アクセル操作量を取得する。
次にステップS730では、加速抑制量演算部10Jから、加速抑制量を取得する。
θ* = θ1−Δθ
ここで、θ1は、アクセル操作量に応じたスロットル開度を示し、Δθは、加速抑制量を示す。
次にステップS750では、ステップS340で演算された目標スロットル開度θ*をエンジンコントローラ16に出力する。
エンジンコントローラ16は、取得した目標スロットル開度θ*となるように、スロットル開度を制御する事で、駆動源であるエンジンを制御する。
本実施形態の処理によるタイムチャートの例を図25に示す。
この例は、駐車枠進入操作検出処理が、自車両MMと駐車枠L0の角度α(条件b)、及び自車両MMと駐車枠L0の距離D(条件c)に基づいて駐車枠L0への進入操作を検出する例である。
ここで予め設定した確からしさ(確信度)を有する駐車枠L0を検出する際に、図11に示すような放射状線の属性FF(n)を持つ線、及び立体物線の属性を持つ線(立体物のエッジの線)を除外して、駐車枠判定を行っている。
同様に立体物のエッジ線についても駐車枠候補から外すことで、立体物の映り込みによる誤認識が抑制されて駐車枠判定の精度が向上する。ここで立体物のエッジ線は、図26に示すように、車両の移動に伴う、見かけ上の線の移動が、路面上に描かれた線の移動の場合とは異なる。これによって立体物の線か否かを判定することが出来る。
このとき、線間の途切れがかすれによるとは考え難いほど離れていても、対を成す線が共に近似した長さで且つ途切れ長さの間隔も近似している場合には、その途切れ部分を補間して2本の線を同一の線と見なすと共に非枠候補として扱う。
ここで、本実施形態の駐車枠判定で駐車枠として検出される例を図30に示す。
次に時刻t2の後、図19に示す例では、自車両MMと駐車枠L0の距離D(条件c)が予め設定した距離以下となり(t3)、更に自車両MMと駐車枠L0の角度α(条件b)が予め設定した角度以下になると(t4)、駐車枠L0への進入操作と判定して加速抑制の作動状態となる。
以上のように、予め設定した確信度以上の駐車枠としての確からしさを有する駐車枠L0への進入操作を検出、つまり自車両MMが駐車枠L0に進入することを検出することを、加速抑制の作動条件とする。この結果、自車両MMが例えば道路から外れて駐車場に進入しても、駐車枠L0への進入操作を検出するまでは加速抑制を行わないので、その分、運転性の低下を抑えることが出来る。更に、駐車枠L0への進入操作をした後は、加速抑制を行うことで、アクセルペダル誤操作時の加速抑制効果の高い加速抑制を実現することが可能となる。
また、駐車枠L0に進入している状態でも、加速操作量に応じてスロットル開度が大きくなるが、通常よりスロットル開度が小さくなるように加速抑制を行う。すなわち、加速操作量が大きくなるにつれて加速抑制量を大きくすることで、運転性の低下が少なく、加速の抑制効果の高い加速抑制を行うことが可能となる。加速操作が小さい状態では加速抑制量が小さいので運転性低下が少なく、加速操作が大きい状態で加速抑制量が大きくなって加速抑制効果が高くなる。
また、自車両MMの車速と、自車両MMの操舵角と、自車両MMと駐車枠L0の角度α、自車両MMのいずれかのポイントと駐車枠L0の入り口L2の距離D、から駐車枠L0への進入操作を検出することによって、運転者が駐車枠L0を通り過ぎる走行をしているのか、駐車枠L0に駐車しようとしているのかを周囲環境認識処理から区別することができ、より運転性の低下の少ない駐車支援が可能となる。
(1)上記実施形態では、駐車線レベルFLVLが2以上の場合に駐車枠有りとしている。駐車線レベルFLVLが3以上を駐車枠有りとしても良い。
(2)また、上記実施形態では、ステップS586で、駐車枠進入判断として、駐車枠進入有りか無しかの2値化で加速抑制制御の開始判定を行っている。これに対し、駐車枠進入有りの場合について、その駐車枠への進入の確からしさを示す進入確信度ALVLを使用して複数段階で駐車枠への進入の確からしさを判定しても良い。そして、その進入確信度ALVLと駐車線レベルFLVLに応じて、上記加速抑制制御の内容を変更しても良い。
図34に示す駐車支援の制御は、総合確信度TLVLが「極低」の場合には、アクセル開度が80%以上となると加速抑制を開始して、予め設定した量(小さい量)だけアクセル抑制を行う。また、総合確信度TLVLが「低」の場合には、アクセル開度が80%以上となると加速抑制を開始して、予め設定した量(総合確信度TLVLが「極低」よりも大きな値)だけアクセル抑制を行うと共に運転者へのアクセル抑制の報知処理を行う。また、総合確信度TLVLが「高」の場合には、アクセル開度が50%以上となると加速抑制を開始して、予め設定した量(総合確信度TLVLが「極低」よりも大きな値)だけアクセル抑制を行うと共に運転者へのアクセル抑制の報知処理を行う。また、総合確信度TLVLが「極高」の場合には、アクセル開度が50%以上となると加速抑制を開始して、予め設定した量(総合確信度TLVLが「高」よりも大きな値)だけアクセル抑制を行うと共に運転者へのアクセル抑制の報知処理を行う。図34に示される加速抑制実施条件(アクセル開度)のパーセントは例示である。
また検出した駐車枠への進入支援のための制駆動力制御に限定されない。検出した駐車枠に基づく制駆動力制御は、検出した駐車枠からの車両の発進制御であっても良い。
ここで、周囲環境認識情報演算部10Aは撮像部を構成する。ステップS20は俯瞰画像取得部を構成する。加速抑制作動条件判断部10I、加速抑制量演算部10J、及び目標スロットル開度演算部10Kは、加速抑制制御を行う制駆動力制御部を構成する。ナビ7が駐車場位置検出部を構成する。加速抑制量演算部10Jは加速度抑制部を構成する。
本実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)記号抽出部120Aは、自車両周囲の路面を含む撮像画像から、少なくとも数字を含む記号を抽出する。連番判定部は、記号抽出部により複数の記号を抽出した場合、これらの記号の有する数字が連番であるかどうかを判定する。駐車枠推定部は、連番判定部が連番であると判定した場合、上記記号から所定の位置に駐車枠があると推定する。そして、自車両の進行方向前方に上記駐車枠推定部が推定した駐車枠があると判定すると、加速操作子に応じて自車両の発生させる加速を低減させる。
この構成によれば、特定の記号から駐車枠を推定しているので、駐車枠へ対して進行しているときに、踏み間違いの可能性が高い場合には、自車両の加速が低減されるため、運転者へ違和感を与える可能性を低くすることができる。
特定の数字を含む記号が所定間隔で並んでいれば、駐車枠の番号を示す記号であると推定可能である。
またこの構成によれば、駐車枠に向かう際に、仮にブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えても、自車両の加速が抑制される。
この構成によれば、車道に標示されている、車速などの交通法規上の数字を排除することが可能となる。一般に車道に標示されている数字は、走行中の車両から視認し易いように、横縦比が大きく設定されている。このような数字を含む記号を排除可能となる。
また俯瞰図面にから判定するので、縦横比をより精度良く求めることが出来ると共に、自車両近傍の記号に基づき車両の加速抑制制御を行うようになる。
この構成によれば、例えばスクールゾーンの数字の近傍に記載される時刻標示などがある場合には、そのような記号を除外できて、記号抽出の精度が向上する。
所定大きさの数字を含む記号が所定間隔で並んでおり、且つ記号同士の中間位置にであって記号の数字と同方向に延在する直線があれば、その記号は、駐車枠を特定する記号の可能性が高い。従って、この構成によれば、隣り合う記号の数字同士が連番性が低くても、駐車枠を推定可能となる。例えば所定間隔で並んでいる数字が「12」「12−A」のように、数字自体に連番性が低い場合でも、駐車枠を推定可能となる。
駐車場内において、所定大きさの数字を含む記号が所定間隔で並んでいる場合、記号は、駐車枠を特定する記号の可能性が高い。従って、この構成によれば、隣り合う記号の数字同士が連番性が低くても、駐車枠を推定可能となる。
この構成によれば、より確実に反射線に対応する線を検出可能となる。これによって、駐車枠検出の信頼性が向上して、駐車に対する運転支援の精度を向上させることが可能となる。
これによって、路面反射の線をより確実に検出可能となる。これによって、駐車枠検出の信頼性が向上して、駐車に対する運転支援の精度を向上させることが可能となる。
(10)走行制御コントローラ10は、予め設定した時間毎に俯瞰画像から放射状の線を抽出し、線検出部が検出した線が、放射状線検出部で放射状の線でないとして抽出されると、その線に非放射状線情報を付加する。そして、駐車枠判定部は、ノイズ情報判断部がノイズ情報を付加した線であっても、そのノイズ情報が付加される前に非放射状線情報が付加されている場合には、その線を駐車枠線の候補の線として駐車枠判定の処理を行う。
これによって、路面で反射した線で無い線を路面で反射した線と誤認することを抑制可能となる。
これによって、同一画面上で線検出と反射線の検出を行うので、検出した線と反射したと推定した線の照合に座標変換などが不要となり、当該照合処理等が簡易となる。
また、俯瞰画像での線の判定の為、他の線との平行性などの判定も簡易となる。
(12)走行制御コントローラ10は、周囲環境認識センサの検出情報(カメラが撮像した画像情報)に基づき自車両周囲の環境を認識する。走行制御コントローラ10は、運転者が加速指示するために操作する加速操作子(アクセルペダル)の状態から加速操作量を検出する。走行制御コントローラ10は、自車両MMの状態を検出する。走行制御コントローラ10は、周囲環境と自車両MMの走行状態とに基づいて、自車両MMが駐車枠L0に進入することを検出する。走行制御コントローラ10は、自車両MMが駐車枠L0に進入すると判定すると、上記加速操作子の操作量に応じた加速指令値(スロットル開度)を抑制する。走行制御コントローラ10は、加速指令値を抑制しているときに予め設定した設定加速操作量以上の加速操作を検出したら、加速指令値の抑制を増大する。
また、駐車枠L0に進入する場合と、進入操作後さらに加速操作が行われた場合との2段階に分けて加速抑制を行うことによって、運転性の低下を抑えながらアクセルペダル誤操作時の加速抑制効果がより高い加速抑制を行うことが可能となる。
この構成によれば、運転者が大きな加速操作を行っても、その加速操作による加速指令値を、予め設定した値以上には大きくならないように加速抑制を行う、これによって、加速操作の誤操作によって運転者の意図しない加速が発生することを抑制できる。この結果、より駐車枠L0内への駐車を支援可能となる。
この構成によれば、加速操作量として、アクセルペダル19の操作量及びアクセルペダル操作の操作速度を検出する。これによって、加速操作の誤操作と通常操作との区別をより精度良く行うことができる。この結果、運転性の低下が少なく、加速の抑制効果の高い加速抑制を実現することが可能となる。
この構成によれば、自車両MMの進行方向と駐車枠L0への駐車方向とのなす角度αを自車両MMと駐車枠L0の角度αとすることにより、検出している駐車枠L0への進入操作の進行具合を検出することが可能となる。従って、その検出値によって、自車両MMが駐車枠L0に駐車しようとしているか否かを精度よく判断することができる。この結果、運転性の低下が少なく、加速の抑制効果の高い運転支援を実現することが可能となる。
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。ここで、第1実施形態と同様な構成には同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の基本構成は、第1実施形態と同様である。ただし、本実施形態は、自車両MMの予想軌道と駐車枠L0の入り口位置、枠範囲に基づいて駐車枠L0への進入判断を行う場合の例である。
次に、その構成の相違点について説明する。
加速抑制作動条件判断部10Iにおいて、ステップS583は、操舵角、操舵角速度、自車両MMの車速、シフトポジション、駐車枠線位置、駐車枠L0の入り口位置を取得する。
本実施形態のステップS186は、図35に示すように、S586A〜S586Dの処理からなる。
ステップS586Aでは、自車両予想軌道を演算する。例えばステップS580Aで取得した操舵角、操舵角速度、シフトポジションに基づいて自車両予想軌道を演算する。ここで、自車両の予想軌道の演算方法は種々存在しており、本実施形態では、特に自車両の予想軌道の演算方法について限定しない。例えばシフトポジションにて自車両MMの進行方向を特定し、現在の操舵角、操舵角速度で特定される操向輪の向きによって、自車両MMの予想軌道を求める。
ステップS586Dでは、ステップS586Bで演算された自車両予想軌道枠線重複率と、ステップS586Cで演算された自車両予想軌道駐車枠入り口重複率とに基づいて、自車両駐車枠進入判断を行う。
例えば、自車両予想軌道枠線重複率が予め設定した値以上であり、かつ、自車両予想軌道駐車枠入り口重複率が予め設定した値以上の場合に、自車両MMが駐車枠L0に進入すると判断する。具体的には自車両予想軌道枠線重複率が40[%]以上、自車両予想軌道駐車枠入り口重複率が30[%]以上の場合に、自車両MMが駐車枠L0に進入すると判断する。ここで、自車両予想軌道枠線重複率と自車両予想軌道駐車枠入り口重複率の何れかのみで自車両駐車枠進入の判断を行う構成としてもよい。
また、左右後輪間の幅方向中央部の予測軌跡が対象とする駐車枠にどの程度進入するかの進行度合によって、駐車枠への進入の確からしさを判定しても良い。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態の処理によるタイムチャートの例を図38に示す。
この例は、走行制御コントローラ10が、自車両MMの予測軌道と駐車枠L0との位置関係に基づいて駐車枠L0への進入操作を検出する例である。
この図38に示す例では、予め設定した確からしさ(確信度)を有する駐車枠L0を検出し(t1)且つ車速が予め設定した設定速度以下の状態になると(t2)、駐車枠L0への進入操作の判定を行う。そして、図38に示す例では、自車両予想軌道枠線重複率が予め設定した値以上となり(t3)、且つ自車両予想軌道駐車枠入り口重複率が予め設定した値以上となったことを検出すると(t7)、駐車枠L0への進入操作と判定して加速抑制の作動状態となる。
本実施形態によれば、第1実施形態による効果に加えて次の効果を奏する。
(1)走行制御コントローラ10は、自車両MMの操舵角、自車両MMの操舵角速度、自車両MMの車速、及び自車両MMのシフトポジションの情報と、駐車枠L0の枠線位置及び駐車枠L0の入り口位置の少なくとも1つの情報とに基づいて、自車両MMの予想軌道と駐車枠L0の位置関係を検出し、検出した自車両MMの予想軌道と駐車枠L0の位置関係に基づいて駐車枠L0への進入操作を検出する。
これによって、重なり度合が大きいほど、自車両MMが駐車枠L0に向かっていることが検出できるので、より精度良く自車両MMの駐車枠L0への進入操作を検出することができる。
重なり度合によって、自車両MMが駐車枠L0に向けて移動していることが検出出来る。この結果、より精度良く自車両MMの駐車枠L0への進入操作を検出することができる。
1a 受光部
8 ワイパー検出センサ
10 走行制御コントローラ
10A 周囲環境認識情報演算部
110 駐車枠線情報処理部
120 駐車記号情報処理部
120A 記号抽出部
120B 記号群抽出部
120C 連番判定部
120D 駐車枠推定部
10B 自車両車速演算部
10C 操舵角演算部
10D 操舵角速度演算部
10E シフトポジション演算部
10F ブレーキペダル操作情報演算部
10G アクセル操作量演算部
10H アクセル操作速度演算部
10I 加速抑制作動条件判断部
10J 加速抑制量演算部
10K 目標スロットル開度演算部
ALVL 進入確信度
FLVL 駐車線レベル
SLVL 駐車記号レベル
TLVL 総合確信度
ARA1〜4 俯瞰画像とする領域
FF 放射状線属性
FR 立体物線の属性
L0 駐車枠
Claims (3)
- 運転者が加速指示するために操作する加速操作子と、
上記加速操作子の加速操作量を検出する加速操作量検出部と、
上記加速操作量検出部が検出した加速操作量に応じた加速を自車両に発生させる制駆動力制御部と、
上記自車両周囲の路面を含む撮像画像を取得する撮像部と、
上記撮像部が取得した撮像画像を俯瞰変換して俯瞰画像とする俯瞰画像取得部と、
俯瞰変換した上記俯瞰画像に基づき、予め設定した基準比以下の横縦比の数字を少なくとも含む記号だけを抽出する記号抽出部と、
上記記号抽出部により複数の記号を抽出した場合、これらの記号の有する数字が連番であるかどうかを判定する連番判定部と、
上記連番判定部が連番であると判定した場合、上記連番であると判定された各記号から所定の位置に駐車枠があると推定する駐車枠推定部と、
上記駐車枠推定部により推定された駐車枠が、上記自車両の進行方向前方に存在すると判定した場合、上記制駆動力制御部が制御する上記加速を低減させる加速度抑制部と、
を備えることを特徴とする運転支援装置。 - 駐車場の位置を検出する駐車場位置検出部を備え、
上記連番判定部は、上記記号抽出部により抽出された、駐車枠相当の距離離れた上記複数の記号の有する数字が連番であるかどうかを判定し、
上記連番判定部は、上記駐車場位置検出部の検出に基づき上記駐車枠相当の距離離れた上記複数の記号が駐車場位置に位置していると判定すると、これらの記号の有する数字が連番でなくても、連番であるとみなすことを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。 - 運転者が加速指示するために操作する加速操作子と、
上記加速操作子の加速操作量を検出する加速操作量検出部と、
上記加速操作量検出部が検出した加速操作量に応じた加速を自車両に発生させる制駆動力制御部と、
上記自車両周囲の路面を含む撮像画像を取得する撮像部と、
上記撮像画像から、少なくとも数字を含む記号を抽出する記号抽出部と、
上記記号抽出部により複数の記号を抽出した場合、駐車枠相当の距離離れた上記複数の記号の有する数字が連番であるかどうかを判定する連番判定部と、
上記連番判定部が連番であると判定した場合、上記連番であると判定された各記号から所定の位置に駐車枠があると推定する駐車枠推定部と、
上記駐車枠推定部により推定された駐車枠が、上記自車両の進行方向前方に存在すると判定した場合、上記制駆動力制御部が制御する上記加速を低減させる加速度抑制部と、
駐車場の位置を検出する駐車場位置検出部と、
を備え、
上記連番判定部は、上記駐車場位置検出部の検出に基づき、上記駐車枠相当の距離離れた上記複数の記号が駐車場位置に位置していると判定すると、これらの記号の有する数字が連番でなくても、連番であるとみなすことを特徴とする運転支援装置。
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