JP6273774B2 - 梱包用緩衝材 - Google Patents

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本発明は、隙間を埋める梱包用緩衝材に関する。
従来、上面板と、左右の側面板と、底面板とを備えた筒形をなし、両側面板の高さ方向の少なくとも一部を横断して、縦断面内向きV字形に屈曲され、折り目の弾性により上下に屈曲伸縮可能となった段ボール紙製の包装用緩衝材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−36925号公報
特許文献1に記載の梱包用緩衝材では、変形できる範囲に限りがあり、被収納物の数や大きさの変化に十分対応できない。被収納物の収納部で余るスペースは、梱包する被収納物の形状により異なる。そのため、梱包用緩衝材は梱包されるものに応じて新設計される必要があり、コストも大きくなるという問題点があった。
本発明の目的は、一方向において、自在に可変可能な梱包用緩衝材を提供することである。
本発明に係る梱包用緩衝材は、矩形の第一平面板と、前記第一平面板と対向する矩形の第二平面板と、前記第一平面板の一端部と前記第二平面板の一端部とに接続された第一側面板と、前記第一平面板と平行な矩形の第三平面板と、前記第一平面板の前記一端部と反対側の他端部と前記第二平面板の前記一端部と反対側の他端部とに接続された第二側面板とを備えた角筒の形状に形成され、前記第一側面板は、前記第一平面板の前記一端部と交差する方向に延設された第一側端部及び第二側端部と、前記第一平面板の前記一端部と交差する方向に形成された第一切込み部と、前記第一側端部と前記第一切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の外側に屈曲する第一屈曲部と、前記第二側端部と前記第一切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の内側に屈曲する第二屈曲部とを備え、前記第二側面板は、前記第一側面板の前記第一側端部と対向する第三側端部と、前記第一側面板の前記第二側端部と対向する第四側端部と、前記第一切込み部と対向し、前記第一平面板の前記他端部と交差する方向に形成された第二切込み部と、前記第三側端部と前記第二切込み部との間において、前記第一平面板の前記他端部と平行に形成され、前記角筒の内側に屈曲する第三屈曲部と、前記第四側端部と前記第二切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の外側に屈曲する第四屈曲部とを備え、前記第一平面板の前記一端部から前記第一切込み部の前記第一平面板の前記一端部側までの距離が、前記第一切込み部の前記第一平面板の前記一端部側から前記第一屈曲部頂上部までの距離以上であり、前記第三平面板の前記他端部から前記第二切込み部の前記第三平面板の前記他端部側までの距離が、前記第二切込み部の前記第三平面板の前記他端部側から前記第四屈曲部頂上部までの距離以上であり、前記第一屈曲部に前記第三屈曲部が進入可能であり、前記第四屈曲部に前記第二屈曲部が進入可能であることを特徴とする。
この梱包用緩衝材は、第一屈曲部及び第四屈曲部が角筒の外側に屈曲し、第二屈曲部及び第三屈曲部が角筒の内側に屈曲する。従って、第一平面板と第二平面板とが接近するように梱包用緩衝材が変形する。第一屈曲部から第四屈曲部の屈曲する量を変更することで、任意の大きさに可変可能である。また、第一屈曲部から第四屈曲部はバネ性を有するので、梱包用緩衝材は、耐衝撃性に優れ緩衝材の役割を果たすことができる。また、第一屈曲部に第三屈曲部が進入可能であり、第四屈曲部に第二屈曲部が進入可能であるので、第一平面板と第二平面板とが接近して梱包用緩衝材を薄い状態まで変形可能である。従って、梱包用緩衝材の第一平面板と第二平面板との距離の可変量を大きくできる。従って、一方向において、自在に可変可能な梱包用緩衝材を実現できる。また、梱包用緩衝材を薄い状態まで変形しても第一屈曲部及び第四屈曲部が、前記第一平面板の一端部よりはみ出すことがない。
前記梱包用緩衝材において、前記第一切込み部及び前記第二切込み部は、所定幅の隙間であってもよい。
この場合、第一切込み部及び前記第二切込み部に隙間が有るので、第一平面板と第二平面板とが接近するように梱包用緩衝材が変形し、第一屈曲部に第三屈曲部が進入し、第四屈曲部に第二屈曲部が進入した状態で、第二屈曲部の内側の端部と第三屈曲部の内側の端部との間にクリアランスが維持される。従って、第二屈曲部の内側の端部と第三屈曲部の内側の端部とが擦れ合うことを防止できる。
前記梱包用緩衝材は、段ボール板から形成され、前記第二平面板の厚さ方向において互いに対向する少なくとも一組の面の間に設けられ、一定方向に延設される山部及び谷部が交互に配置されることで波形状をなす中芯をさらに備え、前記山部及び前記谷部の延設方向は、前記第二平面板の前記一端部及び前記他端部と平行であってもよい。
この場合、段ボール板の中芯の山部及び谷部の延設方向は、第二平面板の一端部及び他端部と平行であるので、第二平面板の一端部及び他端部を折り曲げる方向への剛性を高めることができる。
ケース100のカセット収納部102にテープカセット90及び梱包用緩衝材1が収容された状態を示す斜視図である。 梱包用緩衝材1を右斜め上方から見た斜視図である。 梱包用緩衝材1の正面図である。 梱包用緩衝材1の左側面図である。 第一実施の形態の梱包用緩衝材1の内側から見た展開図である。 ケース100のカセット収納部102にテープカセット90を1つと梱包用緩衝材1とが収容された状態を示す正面図である。 ケース100のカセット収納部102にテープカセット90を2つと梱包用緩衝材1とが収容された状態を示す正面図である。 梱包用緩衝材1が中程度に圧縮された状態を示す正面図である。 ケース100のカセット収納部102にテープカセット90を3つと梱包用緩衝材1とが収容された状態を示す正面図である。 梱包用緩衝材1が大きく圧縮された状態を示す正面図である。 第二実施の形態の梱包用緩衝材1の内側から見た展開図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、単なる説明例である。
図1を参照して、第一実施の形態に係る梱包用緩衝材1の使用状態について説明する。図示しないテープ印字装置及びテープカセット90は、運搬時には、ケース100に収納される。ケース100には、扉110と図示しない扉とが、図示しない蝶番で開閉可能になっている。扉110の内側には、図示しないテープ印字装置を収納する印字装置収納部101と、テープカセット90を収納するカセット収納部102と、図示しない電源装置を収納する電源収納部103と、図示しない取り扱い説明書を収納する説明書収納部104と、把持部105とが形成されている。カセット収納部102には、被収納物であるテープカセット90と隙間を埋めるための梱包用緩衝材1とが収納される。
次に、図2〜図5を参照して、第一実施の形態に係る梱包用緩衝材1の構造を説明する。図5に示すように、梱包用緩衝材1は、平面視、略矩形の段ボール板7で構成されている。段ボール板7には、互いに対向する段ボール板7の表面及び裏面の間に設けられ、段ボール板7の長手方向と直交する方向に延設される山部及び谷部が交互に配置されることで波形状をなす中芯2が設けられている。中芯2の山部及び谷部の延設方向は、第二平面板20の一端部21及び他端部22と平行である。従って、段ボール板7の長手方向と直交する方向の折り曲げ強度が向上する。
図2〜図4に示すように、梱包用緩衝材1は、平面視矩形の第一平面板10と、第一平面板10と対向する平面視矩形の第二平面板20と、第一平面板10の一端部11と第二平面板20の一端部21との間に設けられた第一側面板40と、第一平面板10の一端部11とは反対側の他端部12と第二平面板20の一端部21とは反対側の他端部22との間に設けられた第二側面板50とを備えた角筒の形状に形成されている。また、第一平面板10の内側には、第一平面板10と平行に平面視矩形の第三平面板30が設けられている。第三平面板30の一端部31は、第一平面板10の一端部11に接近し、第三平面板30の他端部32は、第二側面板50と接続している。
次に、図2、図3及び図5を参照して、第一側面板40について説明する。第一側面板40は、第一平面板10の一端部11と交差する方向に延設された第一側面板40の幅方向の端部である第一側端部43及び第二側端部44を備えている。第一側端部43及び第二側端部44の間には、第一平面板10の一端部11及び第二平面板20の一端部21と各々交差(一例として、直交)する方向に形成された切込みである第一切込み部45が所定長さ形成されている。また、第一側面板40は、第一側端部43と第一切込み部45との間において、第一平面板10の一端部11及び第二平面板20の一端部21と各々平行に形成され、角筒の外側に屈曲する第一屈曲部42を備えている。一例として、第一切込み部45は、第一側面板40の第一側端部43と第二側端部44との中央部に形成されている。
第一屈曲部42は、第一側面板40の外側(図5では裏面側)の頂上である頂上部42Aと、頂上部42Aと第一平面板10の一端部11との間において第一平面板10の一端部11と平行に形成され外側(図5では裏面側)から谷折りするための谷部42Bと、頂上部42Aと第二平面板20の一端部21との間において第二平面板20の一端部21と平行に形成され外側(図5では裏面側)から谷折りするための谷部42Cとを備えている。頂上部42Aは第一平面板10の一端部11と第二平面板20の一端部21との中間部に形成されている。第一切込み部45の一端部45Aは谷部42Bの起点であり、第一切込み部45の他端部45Bは谷部42Cの起点である。図5に示すように、第一平面板10の一端部11と谷部42Bとの間の距離L1は、谷部42Bと頂上部42Aとの間の距離L2の長さ以上である。また、第二平面板20の一端部21と谷部42Cとの間の距離L3は、谷部42Cと頂上部42Aとの間の距離L4の長さ以上である。また、第一側面板40の第二側端部44と第一切込み部45との間において、第一平面板10の一端部11及び第二平面板20の一端部21と各々平行に形成され、角筒の内側に屈曲する第二屈曲部41が形成されている。第二屈曲部41は第一側面板40を外側から(図5では裏面側から)から谷折りするための折り目である。
次に、図2、図3及び図5を参照して、第二側面板50について説明する。第二側面板50は、第二平面板20の他端部22及び第三平面板30の他端部32と各々交差する方向に延設された第二側面板50の幅方向の端部である第三側端部53及び第四側端部54を備えている。第三側端部53は、第一側面板40の第一側端部43と対向する。第四側端部54は、第一側面板40の第二側端部44と対向する。また、第三側端部53及び第四側端部54の間には、第三平面板30の他端部32及び第二平面板20の他端部22と各々交差(一例として、直交)する方向に形成された切込みである第二切込み部55が所定長さ形成されている。一例として、第二切込み部55は、第二側面板50の第三側端部53と第四側端部54との中央部に形成されている。
また、第二側面板50は、第四側端部54と第二切込み部55との間において、第三平面板30の他端部32及び第二平面板20の他端部22と各々平行に形成され、角筒の外側に屈曲する第四屈曲部52を備えている。第四屈曲部52は、第二側面板50の外側(図5では裏面側)の頂上である頂上部52Aと、頂上部52Aと第三平面板30の他端部32との間において第三平面板30の他端部32と平行に形成され外側(図5では裏面側)から谷折りするための谷部52Bと、頂上部52Aと第二平面板20の他端部22との間において第二平面板20の他端部22と平行に形成され外側(図5では裏面側)から谷折りするための谷部52Cとを備えている。頂上部52Aは第三平面板30の他端部32と第二平面板20の他端部22との中間部に形成されている。第二切込み部55の一端部55Aは谷部52Bの起点であり、第二切込み部55の他端部55Bは谷部52Cの起点である。第三平面板30の他端部32と谷部52Bとの間の距離L5は、谷部52Bと頂上部52Aとの間の距離L6の長さ以上である。また、第二平面板20の他端部22と谷部52Cとの間の距離L7は、谷部52Cと頂上部52Aとの間の距離L8の長さ以上である。また、第二側面板50の第三側端部53と第二切込み部55との間において、第三平面板30の他端部32及び第二平面板20の他端部22と各々平行に形成され、角筒の内側に屈曲する第三屈曲部51が形成されている。第三屈曲部51は第二側面板50を外側から(図5では裏面側から)から谷折りするための折り目である。尚、図5において、第二切込み部55は、第一切込み部45の形成方向に延設した仮想線上に形成される。従って、図2及び図3のように梱包用緩衝材1の組み立て時には、第二切込み部55は、第一切込み部45に対向する。
次に、図5を参照して、梱包用緩衝材1を展開した段ボール板7を説明する。図5は、梱包用緩衝材1を展開した内面を示している。平面視略矩形の段ボール板7は、図5に於ける下側から上側に向けて、第一平面板10、第一側面板40、第二平面板20、第二側面板50及び第三平面板30が一列に並んでいる。第一平面板10、第二平面板20、第三平面板30、第一側面板40及び第二側面板50は、平面視、各々矩形である。第一平面板10と第一側面板40との間には、段ボール板7の長手方向と直交する方向に外側(図5では裏面側)から山折りする折り目3が設けられ、第一側面板40と第二平面板20との間には、段ボール板7の長手方向と直交する方向に外側(図5では裏面側)から山折りする折り目4が設けられ、第二平面板20と第二側面板50との間には、段ボール板7の長手方向と直交する方向に外側(図5では裏面側)から山折りする折り目5が設けられ、第二側面板50と第三平面板30との間には、段ボール板7の長手方向と直交する方向に外側(図5では裏面側)から山折りする折り目6が設けられている。
従って、段ボール板7は、折り目3、折り目4、折り目5及び折り目6に於いて、内側(図5では表面側)から谷折りされ、第一屈曲部42の頂上部42A及び第四屈曲部52の頂上部52Aが内側(図5では表面側)から谷折りされ、第二屈曲部41、第三屈曲部51、谷部42B,42C,52B,52Cが内側(図5では表面側)から山折りされる。次いで、第三平面板30が第一平面板10の内側に重ねられると、図2〜図4に示す正面視略スピンドル型の角筒である梱包用緩衝材1が形成される。段ボール板7の大きさは、形成する梱包用緩衝材1の大きさに合わせて決定すれば良い。
次に、図3、図6〜図10を参照して、ケース100のカセット収納部102へのテープカセット90と梱包用緩衝材1との収納を説明する。初めに、図3及び図6を参照して、カセット収納部102へ1つのテープカセット90と梱包用緩衝材1とが収納される場合を説明する。カセット収納部102へテープカセット90が1つ収納される場合には、カセット収納部102の残りのスペースが大きくなる。従って、図3及び図6に示すように、変形量が少ない梱包用緩衝材1がカセット収納部102の残りのスペースに挿入される。この場合、梱包用緩衝材1の段ボール板7の折り目である第一屈曲部42、第二屈曲部41、第三屈曲部51及び第四屈曲部52は、段ボール板7の剛性により屈曲が小さくなり、第一平面板10と第二平面板20との距離は長くなる。従って、図3に示すように、第一屈曲部42に第三屈曲部51が進入しておらず、また、第四屈曲部52に第二屈曲部41が進入していない。図6に示すように、1つのテープカセット90がカセット収納部102へ収納された残りのスペースを梱包用緩衝材1が埋める。
次に、図7及び図8を参照して、カセット収納部102へ2つのテープカセット90と梱包用緩衝材1とが収納される場合を説明する。カセット収納部102へテープカセット90が2つ収納される場合には、カセット収納部102の残りのスペースが半分以下になる。従って、図7及び図8に示すように、変形量が中程度の梱包用緩衝材1が挿入される。この場合、図8に示すように、第一屈曲部42に第三屈曲部51が進入し、第四屈曲部52に第二屈曲部41が進入している。図7に示すように、2つのテープカセット90がカセット収納部102へ収納された残りのスペースを梱包用緩衝材1が埋める。
次に、図9及び図10を参照して、カセット収納部102へ3つのテープカセット90と梱包用緩衝材1とが収納される場合を説明する。カセット収納部102へテープカセット90が3つ収納される場合には、カセット収納部102の残りのスペースが非常に少なくなる。従って、図9及び図10に示すように、変形量が大きく、潰れた梱包用緩衝材1が挿入される。この場合、図10に示すように、第一屈曲部42に第三屈曲部51が深く進入し、第四屈曲部52に第二屈曲部41が深く進入している。3つのテープカセット90をカセット収納部102へ収納した残りのスペースを図9に示すように梱包用緩衝材1が埋める。
以上説明したように、上記第一実施の形態の梱包用緩衝材1では、第一屈曲部42に第三屈曲部51が進入でき、第四屈曲部52に第二屈曲部41が進入できるので、 第一平面板10と第二平面板20とが接近して梱包用緩衝材1を薄い状態まで変形可能である。従って、梱包用緩衝材1の第一平面板10と第二平面板20との距離の可変量を大きくできる。よって、一方向において、自在に可変可能な梱包用緩衝材1を提供できる。また第一屈曲部42、第二屈曲部41、第三屈曲部51及び第四屈曲部52は段ボール板7の剛性によりバネ性を有するので、梱包用緩衝材1は耐衝撃性に優れ、緩衝材の役割を十分に果たすことができる。また、第三平面板30が第一平面板10に重なるので、梱包用緩衝材1の強度が上がる。さらに、段ボール板7の中芯2の山部及び谷部の延設方向は、第二平面板20の一端部21及び他端部22と平行であるので、第二平面板20の一端部21及び他端部22を折り曲げる方向への剛性を高めることができる。
また、第一実施の形態の梱包用緩衝材1では、第一平面板10の一端部11と谷部42Bとの間の距離L1は、谷部42Bと頂上部42Aとの間の距離L2の長さ以上である。また、第二平面板20の一端部21と谷部42Cとの間の距離L3は、谷部42Cと頂上部42Aとの間の距離L4の長さ以上である。また、第三平面板30の他端部32と谷部52Bとの間の距離L5は、谷部52Bと頂上部52Aとの間の距離L6の長さ以上である。また、第二平面板20の他端部22と谷部52Cとの間の距離L7は、谷部52Cと頂上部52Aとの間の距離L8の長さ以上である。従って、梱包用緩衝材1が薄い状態まで変形しても、第一屈曲部42が第一平面板10の一端部11及び第二平面板20の一端部21よりはみ出すことがない。また、第四屈曲部52が第一平面板10の他端部12及び第二平面板20の他端部22よりはみ出すことがない。
次に、図11を参照して、本発明の第二実施の形態について説明する。第二実施の形態の梱包用緩衝材1は、第一実施の形態とは、第一切込み部46及び第二切込み部56の形状が異なるのみであり、他の形状は同じである。従って、第一実施の形態と異なる点のみを説明する。図11に示すように、第二実施の形態の梱包用緩衝材1の第一切込み部46は幅L9を有した平面視矩形の開口部であり、第二切込み部56は幅L10を有した平面視矩形の開口部である。第一切込み部46及び第二切込み部56が所定の幅を有する場合には、第一切込み部46及び前記第二切込み部56に各々隙間が有るので、第一平面板10と第二平面板20とが接近するように梱包用緩衝材1が変形し、第一屈曲部42に第三屈曲部51が進入し、第四屈曲部52に第二屈曲部41が進入した状態で、第二屈曲部41の幅方向の内側の端部と第三屈曲部51の幅方向の内側の端部との間にクリアランスが維持される。従って、第二屈曲部41の内側の端部と第三屈曲部51の内側の端部とが擦れ合うことを防止できる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず各種の変形が可能である。例えば、第一切込み部45は、第一側面板40の第一側端部43及び第二側端部44間の中央でなく、第一側端部43側又は第二側端部44側の何れか側に寄っていてもよい。この場合には、第二切込み部55も第一切込み部45に対向するように、第二側面板50の第三側端部53及び第四側端部54の何れか側に寄せる。また、梱包用緩衝材1は、テープカセット90の数の変化だけでなく、1つのテープカセット90の厚みの変化にも対応できる。尚、梱包用緩衝材1は、上記実施の形態以外の各種の被収納物の収納部の隙間を埋めるために使用できる。
1 梱包用緩衝材
7 段ボール板
10 第一平面板
11 一端部
12 他端部
20 第二平面板
21 一端部
22 他端部
30 第三平面板
31 一端部
32 他端部
40 第一側面板
41 第二屈曲部
42 第一屈曲部
43 第一側端部
44 第二側端部
45 第一切込み部
50 第二側面板
51 第三屈曲部
52 第四屈曲部
53 第三側端部
54 第四側端部
55 第二切込み部
90 テープカセット
100 ケース
102 カセット収納部

Claims (3)

  1. 矩形の第一平面板と、
    前記第一平面板と対向する矩形の第二平面板と、
    前記第一平面板の一端部と前記第二平面板の一端部とに接続された第一側面板と、
    前記第一平面板と平行な矩形の第三平面板と、
    前記第一平面板の前記一端部と反対側の他端部と前記第二平面板の前記一端部と反対側の他端部とに接続された第二側面板と
    を備えた角筒の形状に形成され、
    前記第一側面板は、
    前記第一平面板の前記一端部と交差する方向に延設された第一側端部及び第二側端部と、
    前記第一平面板の前記一端部と交差する方向に形成された第一切込み部と、
    前記第一側端部と前記第一切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の外側に屈曲する第一屈曲部と、
    前記第二側端部と前記第一切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の内側に屈曲する第二屈曲部とを備え、
    前記第二側面板は、
    前記第一側面板の前記第一側端部と対向する第三側端部と、
    前記第一側面板の前記第二側端部と対向する第四側端部と、
    前記第一切込み部と対向し、前記第一平面板の前記他端部と交差する方向に形成された第二切込み部と、
    前記第三側端部と前記第二切込み部との間において、前記第一平面板の前記他端部と平行に形成され、前記角筒の内側に屈曲する第三屈曲部と、
    前記第四側端部と前記第二切込み部との間において、前記第一平面板の前記一端部と平行に形成され、前記角筒の外側に屈曲する第四屈曲部とを備え、
    前記第一平面板の前記一端部から前記第一切込み部の前記第一平面板の前記一端部側までの距離が、前記第一切込み部の前記第一平面板の前記一端部側から前記第一屈曲部の頂上部までの距離以上であり、
    前記第三平面板は、前記第一平面板の前記一端部に対向する一端部と、前記第三平面板の前記一端部と反対側の他端部を備え、
    前記第三平面板の前記他端部から前記第二切込み部の前記第三平面板の前記他端部側までの距離が、前記第二切込み部の前記第三平面板の前記他端部側から前記第四屈曲部頂上部までの距離以上であり、
    前記第一屈曲部に前記第三屈曲部が進入可能であり、
    前記第四屈曲部に前記第二屈曲部が進入可能であることを特徴とする梱包用緩衝材。
  2. 前記第一切込み部及び前記第二切込み部は、所定幅の隙間であることを特徴とする請求項1に記載の梱包用緩衝材。
  3. 前記梱包用緩衝材は、段ボール板から形成され、
    前記第二平面板の厚さ方向において互いに対向する少なくとも一組の面の間に設けられ、一定方向に延設される山部及び谷部が交互に配置されることで波形状をなす中芯をさらに備え、
    前記山部及び前記谷部の延設方向は、前記第二平面板の前記一端部及び前記他端部と平行であることを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包用緩衝材。
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