JP6273271B2 - 清掃可能なコンベヤフレーム組立体 - Google Patents

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Description

本発明は概して動力駆動式コンベヤのフレームに関し、詳細には清掃が容易なベルトコンベヤフレームに関する。
肉、鶏肉、果物および野菜産業において、食品を運ぶためにコンベヤベルトが使用される。ほとんどのコンベヤベルトは運搬経路に沿って支持され、運搬経路はフレーム組立体によって支持される。USDA衛生要件に適合するために、コンベヤベルトシステムは清掃可能でなければならない。コンベヤ運搬経路およびフレームは、脂、汚れおよび破片物が特に蓄積しやすい。異なる構成要素間の複雑な接続、フレームおよび運搬経路の多数の構成要素、清掃しにくい隙間、および他の事情により、コンベヤベルトシステムの清掃は時に問題になる。
従って、清掃しやすいコンベヤベルトシステムに対する必要性がある。
この必要性および他の必要性は、本発明の特徴を具現化するコンベヤシステムによって対処される。そのようなコンベヤシステムの1つの形態は、フレームおよび挿入可能なコンベヤベルト支持部を含む。別の形態はモジュール式フレームを含み、これは接続具を使用して接続される複数のシャフトによって形成される。別の形態は、単体のフレームおよび運搬経路構造を含み、これによりコンベヤベルトを支持する運搬経路が同じくフレームの支持構造を構成する。そのようなコンベヤシステムの1つの形態は、単体フレーム構造を含み、これによりコンベヤベルトを支持する運搬経路が同じくフレームの支持構造を構成する。フレームの構成要素は、清潔性を容易にするように、曲線状接続部材を介して接続可能である。
本発明の一態様によれば、コンベヤフレームは少なくとも4つの脚と、第1および第2の脚の間に延在しかつそれらを接続する第1の長手方向延在レールと、第3および第4の脚の間に延在しかつそれらを接続する第2の長手方向延在レールとを含む。第1および第2の長手方向延在レールは、コンベヤベルトの運搬経路を形成し、運搬経路はまた、フレームを構造的に支持する。
本発明の別の態様によれば、コンベヤフレームは、運搬経路の第1の側を形成する第1の長手方向延在レールと、運搬経路の第2の側を形成する第2の長手方向延在レールと、第1および第2の長手方向延在レールに対して実質的に垂直に延在する支持レールとを含む。第1の長手方向延在レールは、第1反転要素を形成する湾曲した第1端部と、第2反転要素を形成する湾曲した第2端部とを有する。第2の長手方向延在レールは、第1反転要素の反対側の第3反転要素を形成する湾曲した第1端部と、第2反転要素の反対側の第4反転要素を形成する湾曲した第2端部とを有する。
本発明の別の態様によれば、コンベヤフレームは、第1端部から第2端部まで延在するコンベヤベルトの運搬経路と、運搬経路を支持する複数の脚と、戻り経路のコンベヤベルトを支持するための、運搬経路の下の、複数の床置き型戻り経路支持部とを含む。
本発明の別の態様によれば、コンベヤフレームは、複数の脚と、脚に接続された受入装置に挿入される運搬経路支持部とを含む。運搬経路支持部は、コンベヤベルトの運搬経路の第1の側を形成する長手方向延在レールを含む。
本発明のさらに別の態様によれば、コンベヤフレームを構築するためのキットは、第1の長さを有するシャフトの第1組と、第2の長さを有するシャフトの第2組と、複数の脚、および脚を接続する複数の長手方向延在レールを形成するように、選択された構成にシャフトを接続する接続具とを含む。
本発明のこれら態様および特徴を、以下の記載、付随する請求項および添付図面において、より詳細に記載する。
図1は、一体化された運搬経路を有する清掃可能なコンベヤフレームの実施形態の等角図である。 図2は、図1のコンベヤフレームの正面図である。 図3は、ドラムモータを含む図1のコンベヤフレームを示す。 図4は、ドラムモータおよびドラムモータによって駆動されるコンベヤベルトを含む図1のコンベヤフレームを示す。 図5は、隅板を有する清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図6は、一体化された運搬経路を有する清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図7は、2つのフレーム側部を含む清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図8Aは、2つのフレーム側部を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図8Bは、図8Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図である。 図9Aは、フレーム側部のある配置を含む清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図9Bは、図9Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図である。 図10Aは、直列に配置されたフレームモジュールを含む清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図10Bは、図10Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図である。 図11Aは、頭上の構造からフレームを吊り下げるための垂直吊下げレールを含む清掃可能なコンベヤフレームを示す。 図11Bは、図11Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図を示す。 図12Aは、側方の構造からフレームを浮かせるための片持ち支持部を含む清掃可能なコンベヤフレームを示す。 図12Bは、図12Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図である。 図13Aは、吊り下げられたコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図13Bは、図13Aの吊り下げられたコンベヤフレームの側面図である。 図14Aは、曲線状接続具を介して接続された一体化運搬経路および構成要素を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図14Bは、図14Aの清掃可能なコンベヤフレームの側面図である。 図15Aは、追加戻り経路支持部を有する図14Aおよび14Bのフレームを示す。 図15Bは、図15Aのフレームの側面図である。 図16は、一体化された運搬経路を含む清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図17は、図16のフレームの側面図である。 図18は、図16のフレームの正面図である。 図19は、一体化された運搬経路およびフレームを有する清掃可能なコンベヤフレームを示す。 図20は、一体化された運搬経路およびフレームを有する清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図21は、一体化された運搬経路およびフレームを有する清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図22は、一体化された運搬経路を有する清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図23は、清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図24は、本発明の一実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図25は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図26は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図27は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図28は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図29は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図30は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図31は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図32は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図33は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図34は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図35は、本発明の別の実施形態による構成要素間の最少接続を有する清掃可能なコンベヤフレーム設計の正面図である。 図36は、本発明の別の実施形態による清掃可能なコンベヤフレームの端面図である。 図37は、本発明の別の実施形態による清掃可能なコンベヤフレームの端面図である。 図38は、本発明の別の実施形態による清掃可能なコンベヤフレームの端面図である。 図39Aは、清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図39Bは、清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図40は、山形パターンの運搬経路を有する清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図41は、本発明の一実施形態による挿入可能なコンベヤベルト支持部を含むコンベヤフレームを示す。 図42は、図41のコンベヤフレームの正面図である。 図43は、図41のコンベヤフレームの側面図である。 図44は、1つのコンベヤベルト支持部が取り外された図41のコンベヤフレームを示す。 図45は、挿入可能なコンベヤベルト支持部によって接続された一連の基部を含む清掃可能なコンベヤフレームを示す。 図46は、台座式基部構成要素および挿入可能なコンベヤベルト支持部を含む清掃可能なコンベヤフレームの実施形態を示す。 図47は、基部構成要素および挿入可能なコンベヤベルト支持部を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図48Aは、挿入可能なコンベヤベルト支持部を受け入れるための単体基部構成要素を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図48Bは、挿入可能なコンベヤベルト支持部を受け入れるための単体基部構成要素を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。 図49は、本発明の別の実施形態によるモジュール式コンベヤフレームを示す。 図50Aは、図49のモジュール式コンベヤフレームの中間部分の詳細図である。 図50Bは、図50Aの中間部分の側面図である。 図51は、図49のモジュール式コンベヤフレームの前部の詳細図である。 図52Aは、クレビス形結合具を含むモジュール式コンベヤフレームの等角図である。 図52Bは、図52Aのフレームの正面図である。 図52Cは、図52Aのフレームの別の図である。 図53は、図52Aのフレームの交差領域の詳細な近接図である。 図54は、本発明の別の実施形態によるモジュール式コンベヤフレームの一部の等角図である。 図55は、図54のモジュール式コンベヤフレームの分解図である。 図56は、図54のフレームの反転要素構成要素の詳細図である。 図57は、図54のフレームのT字形接続具の詳細図である。 図58は、図54のフレームの中間長手方向レールの反転要素の詳細図である。 図59は、図54のフレームの中間長手方向レールの接続具の詳細図である。 図60は、図54のフレームの戻り経路レール構成要素の詳細図である。 図61は、本発明の別の実施形態による自由回転接続具を含むコンベヤフレームのT字形接続具およびシャフト界面の分解図である。 図62は、図61に示されるフレームの一部の組立図である。 図63Aは、本発明の一実施形態によるコンベヤフレーム構成要素の断面図である。 図63Bは、図63Aのコンベヤフレーム構成要素の等角図である。 図64Aは、本発明の別の実施形態によるコンベヤフレーム構成要素の断面図である。 図64Bは、図64Aのコンベヤフレーム構成要素の等角図である。 図65Aは、本発明の別の実施形態によるコンベヤフレーム構成要素の断面図である。 図65Bは、図65Aのコンベヤフレーム構成要素の等角図である。 図66Aは、本発明の別の実施形態によるコンベヤフレーム構成要素の断面図である。 図66Bは、図66Aのコンベヤフレーム構成要素の等角図である。 図67は、別の実施形態による丸みのあるI形鋼のように成形されたフレーム構成要素の断面図である。 図68は、別の実施形態による丸みのあるT形梁のように成形されたフレーム構成要素の断面図である。 図69は、別の実施形態による丸みのあるコンマのように成形されたフレーム構成要素の断面図である。 図70は、本発明の様々な実施形態の清掃可能なコンベヤフレームでの使用に適した構成要素の断面図である。 図71は、本発明の様々な実施形態の清掃可能なコンベヤフレームでの使用に適した別の構成要素の断面図である。 図72は、本発明の様々な実施形態の清掃可能なコンベヤフレームでの使用に適した別の構成要素の断面図である。
本発明の特徴を具現化するコンベヤフレームが図1〜4に示されている。この例示的なコンベヤフレーム10は、フレームの第1端部11とフレームの第2端部12の間を移動するコンベヤベルト40(図4に示す)を支持する。コンベヤベルトは製品を第1端部11から第2端部12へ運搬経路に沿って搬送する。コンベヤベルト40は、運搬経路の各端部で反転要素の周りに巻き付け、運搬経路の下の戻り経路に沿って戻すことができる。フレーム10は、単純性および一体性により構成要素を最少化して清掃可能性を向上し、一方で十分な強度を保証する。
例示のフレーム10は、フレームの支持構造を運搬経路と一体化する。
フレーム10は端部11、12の近くに、および任意選択的にフレームに沿った中間点に、一対の脚18を含む。長手方向延在レール20は脚と接続し、フレーム10を構造的に支持し、第1端部11から第2端部12へ延在するコンベヤベルト40を支持するための運搬経路を形成する。長手方向延在レール20の端部23、24は、好ましくは180°の円弧にわたり湾曲し、運搬経路と戻り経路の間にコンベヤベルト用の反転要素または案内構造を形成する。端部23、24によって形成された湾曲反転要素は、好ましくはレール20の直線部分と一体であり、所望の構造を形成するために端部を曲げることによって形成することができる。
横方向脚接続具19がそれぞれの脚18の対の間に延在する。例示の脚および横方向脚接続具は、逆さまにされたU字形レールによって形成され、U字形レールから上に延在する湾曲した上側部分21を含む。脚18の上側部分を形成する湾曲レール21は、戻り経路のコンベヤベルトを収容するために、外側に湾曲する。図3に示されるように、図4に示されるコンベヤベルト40を駆動するためのドラムモータ30が、第2端部12で長手方向レール20の湾曲端部24の間で支持される。湾曲した戻り経路レール50が、戻り経路のコンベヤベルトを案内するために横方向脚接続具19から延在し、長手方向に延在する。湾曲した戻り経路レール50は、横方向脚接続具19と一体であり得、戻り経路のコンベヤベルト40のたるみを調整し得る。
例示の脚18は下側部分において実質的に垂直であるが、別法として、下側脚レールは内側に湾曲してもよく、または傾斜してもよく、または別の適切な実施形態を有してもよい。
図5は一体化されたコンベヤフレームおよび運搬経路システム110の別の実施形態の一部である。フレーム110はフレーム端部の近くに、および任意選択的にフレームに沿った中間点に、脚118を含む。横方向脚接続具119はそれぞれの脚118の対の間に延在する。例示の下側脚部分118aおよび横方向脚接続具119は、逆さまにされたU字形レールによって形成される。湾曲したレール121は脚の上側部分を形成し、フレームの長さを延ばす長手方向レール120に接続する。長手方向レール120は、フレームを支持するために脚を接続し、コンベヤベルトを支持するために運搬経路を形成する。長手方向レール120の端部124は反転要素を形成するように湾曲する。湾曲した戻り経路レール150は、戻り経路のコンベヤベルトを案内するために横方向脚接続具119から延在する。例示のコンベヤ110はさらに、下側脚レール118aと上側脚レール121の間の結合部に隅板130を含む。隅板130により清掃が難しい90°のコーナがなくなる。
例示の脚118は実質的に垂直であるが、別法として、脚は内側に湾曲してもよく、傾斜してもよく、または別の適切な構造を有してもよい。
図6は、一体化されたコンベヤフレームおよび運搬経路システムの別の実施形態を示す。一体化されたフレーム210は、フレームの第1端部から第2端部まで延在して運搬経路を形成する長手方向延在レール220を含む。長手方向レール220の端部は、反転要素221または案内構造を形成するために湾曲している。半円形の長手方向延在レールは下側の脚218を形成し、半円形レールの各端部は床に接地されている。接続レール219が、脚の各対をコンベヤの長さに沿って長手方向レール220に接続する。各接続レール219は、半円形の脚レール218の頂部の間にかつそれを越えて延在する横方向部分219aを含む。横方向部分の端部は垂直部分219bを形成するように転回する。垂直部分219bの頂部は横方向内側に転回し、長手方向レール220に接続する短い横方向部分219cを形成する。好ましくは脚−長手方向レール接続具の転回は曲線である。フレームの脚が半円形のレール218、垂直部分219bおよび横方向部分219cを含むと考えてもよい。
半円形レール218の湾曲した上側部分および横方向レール219aが、戻り経路のコンベヤベルトを支持するための戻り経路支持部を形成する。
本発明の特徴を具現化するコンベヤシステムのコンベヤフレームの別の実施形態が図7に示されている。この例示的なコンベヤフレーム310は、フレームの第1端部306とフレームの第2端部308の間を移動するコンベヤベルトを支持する。コンベヤベルトは製品を第1端部306から第2端部308へ運搬経路に沿って搬送する。コンベヤベルトは、運搬経路の各端部で反転要素の周りに巻き付け、運搬経路の下の戻り経路に沿って戻すことができる。フレーム10は、単純性および一体性により構成要素を最少化して清掃可能性を向上し、一方で十分な強度を保証する。
例示のコンベヤフレーム310では、運搬経路支持部および戻り経路支持部はフレーム構造と一体化される。連続するロッド棒材を様々な方法で曲げて、単一の構成要素からフレームの多数の部分を作り、結合部を排除または最少化する。別法として、フレームの1つまたは複数の部分を、プラスチックから成形してもよい。
例示のコンベヤフレーム310は、互いに鏡像でありかつ互いに独立し得るフレーム側部311aおよび311bの2つの組を含む。各フレーム側部311aまたは311bは長手方向レール320を含み、長手方向レール320は、第1端部306から第2端部308まで延在し、フレーム側部の各端部に配置されたフレーム脚318を接続する。各長手方向レール320はまた、コンベヤベルトを案内するための運搬経路の片側を形成する。長手方向レール320の端部は反転要素を形成し、反転要素は、フレームの周りでコンベヤベルトを案内するための、または任意選択的にスプロケット、ドラム、モータまたは他の機構を収容するための、下方に延在する曲線321を含む。端部曲線321は実質的にU字形である。例示された各フレーム脚318は、内側脚部分318i、外側脚部分318o、および湾曲した接続部分318cを含む。外側脚部分318oは長手方向レール320から外側にずらされる一方、内側脚部分318iは長手方向レール320に揃えられてもよい。湾曲した接続部分318cは脚を支持するために基部を形成する。湾曲した接続部分318cは内側および外側脚部分を接続し、好ましくはフレーム310が置かれる床または基礎部分に置かれる。各内側脚部分318iは頂端部で湾曲し、長手方向内側に延在する戻り経路支持レール350を形成する。外側脚部分は頂端部で横方向内側に湾曲して脚−レール接続具322を形成し、脚−レール接続具322は、関連する長手方向レール320の下方に延在する曲線321と接続する。
フレームの各側部311aおよび311bは一体構造であり、運搬経路支持部(長手方向レール320)もまたフレームの支持構造を形成している。各フレーム側部311a、311bの構成要素は、一体または別個の部品であり得る曲線部材を介して接続され、効果的に連続した構造を形成する。各側部311aおよび311bは、様々な方向に曲げられて単体構造を形成する1つの棒材から形成可能である、またはより多くのものが金型から成形可能である。好ましくはフレーム構成要素は、ステンレス鋼、合金、プラスチック、別の適切な材料、または材料の組合せから形成され、および円形、楕円形、涙滴形、または他の適切に成形された断面など、複数の円弧から形成された断面を有する。別の実施形態では、フレーム構成要素は、丸みのある「I」、丸みのある「T」、「コンマ」型、または別の清掃可能な形状の形態の断面形状であり得る。一実施形態では、フレーム構成要素は、プラスチックのコーティング、スリーブまたはトップを有するステンレス鋼を含む。
あるいは、フレーム側部は、気密封止構造を形成するために接着剤または継手を用いて相互に結合された別個の構成要素を含み得る。
図8Aおよび8Bは、清掃可能なコンベヤフレーム410の別の実施形態を示す。フレーム410は図7のフレーム310と同様のものであり、脚および反転要素と一体化された長手方向レールを含む2つのフレーム側部411a、411bを含むが、運搬経路戻りレール450が床まで延びて追加支持を提供している点が異なる。
図9Aおよび9Bに示される1つの使用によれば、コンベヤフレーム500は、図7に関連して上で記載したような、1つの構造に一体化される複数の構成要素をそれぞれが含む複数のフレーム側部部分511からなる構成を含み得る。例えば、コンベヤフレーム500の第1の側は、直列に配置された3つのフレーム側部511a、511b、511cを含み、コンベヤフレームの第2の側は、直列の2つのフレーム側部511d、511eを含む。側部は食い違うように配置され、その結果、2つのフレーム側部間の界面512は、反対側フレーム側部の固体部分と整列する。例示のフレーム側部部分は、運搬経路を形成する長手方向レールによって接続された脚を含み、異なる要素間に湾曲した界面を有する。
図10Aおよび10Bは、直列に配置された2つのフレームモジュール601a、601bを含む清掃可能なコンベヤフレーム600の別の実施形態を示す。各フレームモジュール601は、長手方向レール620および支持脚618を含む。長手方向レール620は図7の長手方向レール320と同様のものである。長手方向レール620はコンベヤベルトを支持し、図7の脚318と同様のものである脚618を接続する。各フレームモジュール601は、湾曲した戻り経路レール部分650と、長手方向レール620と一体である反転要素を形成する湾曲した端部レール621とを含む。湾曲した端部レール621は、スプロケット、ローラ、ドラム、モータ、または他の装置を取り付けるために使用可能である。あるいは湾曲した端部レール621は単にコンベヤベルトを運搬経路から戻り経路へ案内し得る。例示の脚618はそれぞれ内側脚部分618i、外側脚部分618o、および脚部分を接続する湾曲した基部618cを含む。湾曲した接続具622が外側脚部分618oと湾曲した端部レール621の間に延在する。図10Aの実施形態では、横方向接続レール651が各端部で戻り経路レール650を接続し、フレーム側部を接続する。例示のフレームモジュール601a、601bは一体の単体構造であり、清潔さを促すように流れるような湾曲した接続部を有する連続したレールから形成される。単一のロッド棒材を様々な方向に曲げて、各フレームモジュール601a、601bを、または各フレームモジュール601aおよび601bの一部を形成することができる。あるいはフレームモジュール601a、601bを、気密封止された継手によって相互に結合された別個の構造体から形成することができる。
本発明の別の実施形態によれば、清掃可能なコンベヤフレームは、脚などの床置き型支持具ではなく、天井または頭上支持部から吊り下げられてもよい。例えば、図11Aおよび11Bは、天井または頭上支持部から吊り下げられた清掃可能なコンベヤフレーム700の実施形態を示す。フレーム700は第1フレーム側部711aおよび第2フレーム側部711bを含む。各フレーム側部は、運搬経路支持部を形成する長手方向レール720と、フレームの各端部の長手方向レール720の外側の実質的に垂直な吊下げレール719とを含む。吊下げレール719は天井または他の頭上支持構造体から垂れ下がる。フレームに沿った中間位置に追加の吊下げレールを配置してもよい。各長手方向レール720の端部は湾曲してU字形反転要素721を形成する。吊下げレール719の底部は横方向内側に湾曲して戻り経路接続具751を形成し、戻り経路接続具751は頂部で長手方向外側に転回し、U字形戻りレール750を形成する。U字形長手方向外側戻り経路接続具752は、戻り経路レールを、湾曲した長手方向レール端部721に接続する。示されるように、清掃可能なコンベヤフレームは、湾曲した接続具を介して接続されて一体構造を形成する構成要素を含み、長手方向レールはフレームの支持構造ならびに運搬経路の要素を形成する。各フレーム側部は、様々な方向に曲げられた単一の棒材から、または気密封止された継手によって相互に結合された多数の構造体から、形成することができる。
本発明の別の実施形態によれば、清掃可能なコンベヤフレームは、壁または側方支持部から片持ちされ、延在してもよい。図12Aおよび12Bは、片持ち式支持部を含む清掃可能なコンベヤフレーム800の実施形態を示す。フレーム800は、フレームの第1端部からフレームの第2端部まで延在しコンベアベルトの運搬経路を形成する一対の平行な長手方向レール820を含む。各長手方向レールの端部は湾曲してU字形反転要素821を形成する。底部でU字形反転要素821は横方向外側に転回し、U字形戻り経路接続具852の方に向かう。U字形戻り経路接続具の横方向内側端部は捻られて、U字形戻り経路レール850と接続する。U字形戻りレールの底部長手方向内側端部は片持ちレール880と接続し、片持ちレール880はコンベヤフレーム800を支持する壁または側方支持部と接続する。
片持ちレール880はU字形であり、遠い方の戻り経路レール850aと接続する内側片持ちレール881と、フレーム800を支持する壁または側方支持部に近い方の戻りレール850bと接続する外側片持ちレール882とを含む。例示のフレーム800は、様々な寸法に曲げられて単体構造を形成する連続した部材から形成される。フレーム800は好ましくは鋭利なコーナ、縁部、継手または界面がなく、それにより清掃可能性を促す。
図13Aおよび13Bは、吊り下げられたコンベヤフレーム1000の別の実施形態を示す。図13Aおよび13Bのフレーム1000では、運搬経路支持部および戻り経路支持部は、フレーム構造と一体化される。一体化されたフレームは、コンベヤフレームの第1端部からコンベヤフレームの第2端部まで延在する一対の長手方向レール1020を含む。長手方向レール1020は、コンベヤベルトを案内する運搬経路の側部を形成する。フレーム1000はまた、天井または頭上支持構造体から下に延在する実質的に垂直の吊下げレール1018の複数の対を含む。吊下げレールの各対は、吊下げレールと連続する横方向支持レール1022によって接続される。横方向吊下げ装置接続具1019が長手方向レール1020から外側に延在し、長手方向レールを吊下げレール1018に接続する。弓状レール1050が横方向支持レール1022と交差してコンベヤベルトの戻り経路を形成する。長手方向レール1020の端部は湾曲してコンベヤベルトの一体反転要素1021を形成する。
図14Aおよび14Bは清掃可能なコンベヤフレーム1100の別の実施形態を示す。コンベヤフレーム1100は、コンベヤベルトを支持する運搬経路を形成する4つの長手方向レール1120を含む。コンベヤフレームはまた、端部脚1118および中央脚1119を含み、それらは長手方向レール1120に接続する。長手方向レール1120は、運搬経路を定めることに加えて、フレームの支持構造を形成する。湾曲した横方向に延在する接続具1122が、各端部脚1118の頂部を、関連する長手方向レール1120の端部に接続する。脚1118、長手方向レール1120および接続具1122の間の交差部分は、ある角度に曲げられるというよりむしろ湾曲され、効果的に連続する部材を形成する。横方向に延在する脚基部1130が、フレームの各端部で端部脚1118の間に延在する。U字形脚基部接続具1131が、横方向に延在する脚基部1130を、各脚1118の底部に接続し、フレームに安定性を提供する。
中央脚1119は一対の平行なレール1119u、1119dを含み、それらは底部でU字形基部接続具1119cによって接続される。横方向レール接続具1123が、脚レール1119u、1119dの頂部を、長手方向レールに接続する。中央脚は中間支持部としての役割を果たし、長距離コンベヤのために働く。コンベヤフレーム1100は、コンベヤの長さに沿って食い違いに配置された多数の中央脚1119の組を有してもよい。
清掃可能なコンベヤフレーム1100は、湾曲した界面によって接続された多数の一体化された構成要素を含み、清潔さを促す連続構造体を形成する。好ましくは、各構成要素は、円形、楕円形または涙滴形断面、あるいは丸みのあるI形鋼断面など、複数の円弧によって形成された断面形状を有する。単一の棒材または多数の棒材を様々な方向に曲げてフレーム1100を形成することもできる。
図15Aおよび15Bは、清掃可能なコンベヤフレーム1200の別の実施形態を示す。図15Aおよび15Bのフレームは、主コンベヤフレーム1100を含む第1部分を含むが、主コンベヤフレーム1100は例示の実施形態では図14Aおよび14Bのフレーム1100と同じものである。フレーム1200はさらに、3つの戻り経路支持部1250の組を含む。各戻り経路支持部1250は、一対のU字形戻り経路脚1259と、戻り経路脚1259の間に延在する横方向に延在する基部1260とを含む。コンベヤベルトは、U字形戻り経路脚1259の湾曲した頂部の上に載り、それによって支持される。基部1260と脚の間の界面は好ましくは湾曲を付けられ、基部1260は戻り経路脚1259の端部からオフセットされてもよい。基部1260は、独立に自立したモジュールであってもよく、または床またはフレーム1200用の他の支持構造体にボルト締めされてもよい。戻り経路支持部1250は、湾曲した接続部を有する一体構造物であり、円形、楕円形または涙滴形断面など、複数の円弧を含む断面を有する連続したレールによって形成される。独立した戻りは、1200として示されるフレームでの使用に制限されない。
図1〜15Bの例示の実施形態では、いくつかのコンベヤフレーム構成要素は、一体化され、連続的であり、一体構造を形成する。構成要素は、溶接または他の方法で1つに結合されたステンレス鋼シャフト、プラスチックシャフト、プラスチックと鋼の組合せであり得、または別の適切な材料から形成することができる。異なる構成要素間の界面は、好ましくは曲線状である。コンベヤフレームは、別個の接続具を必要とすることなくいくつかまたは全ての構成要素を形成するように1つの連続した材料片を曲げることによって、形成可能である。あるいは、継手または接着剤を使用して異なる構成要素を1つに結合し、気密封止構造を形成することもできる。
図16〜18は、清掃可能な一体化されたコンベヤフレーム1300の別の実施形態を示し、コンベヤフレーム1300は運搬経路支持部を有し、運搬経路支持部は同じくフレームの支持構造体を形成し、かつフレームと一体化される。一体化されたフレームは複数の脚1318を含む。脚の各対は、脚と連続する横方向支持レール1319によって接続される。横方向支持部1319の上の長手方向レール1320は脚を接続し、フレームの支持を提供する。長手方向レール1320はフレームの長さにおよび、コンベヤベルトを案内するための運搬経路を形成する。長手方向レール1320の端部は湾曲して反転要素(不図示)を形成してもよい。脚およびまたは横方向支持部1319に接続された下側の湾曲レール1350は、コンベヤベルトの戻り経路支持部を形成する。
図19は、一体化された運搬経路およびフレームを有する清掃可能なフレームの別の実施形態を示す。清掃可能なフレーム1400は、運搬経路レール1419によって接続された複数の脚1418を含む。運搬経路レールは、接続された円で構成され、フレーム1400の上を移動するコンベヤベルトを支持する。
図20は、一体化された運搬経路およびフレームを有する清掃可能なフレームの別の実施形態を示す。フレーム1500は複数の脚1518、横方向支持部1519および長手支持部1520を含む。長手支持部1520は運搬経路の縁部も決定し得る。運搬経路レール1522は、長手支持部間を横断方向に延在し、接続された菱形のパターンを形成する。
図21は、一体化された運搬経路を有する清掃可能なフレーム1600の別の実施形態を示す。フレーム1600は、フレームの各側に沿って複数の脚1618を含む。横断運搬経路レール1622が、菱形パターンで脚を接続し、コンベヤベルトの運搬経路構造を形成する。短い水平接続具1623が、菱形の横コーナと各脚の間に延在し、脚を横断運搬経路レールから引き離す。運搬経路レールは、運搬経路の形成に加えて、フレームの支持構造を形成する。
図22は、一体化された運搬経路を有する清掃可能なフレーム1700の別の実施形態を示す。清掃可能なフレーム1700は脚1718と、コンベヤベルトを支持する運搬経路の側縁部を形成する長手接続レール1720とを含む。長手接続レール1720は、フレームの第1端部1711と第2端部1712の間に延在するレールを含む。脚は、長手接続レール1720から脚を引き離すように曲げられた頂部を含み得る。正弦型運搬経路レール1722が長手接続レール1720の間に延在し、コンベヤベルトおよびフレーム構造の両方を支持する。別法として、長手接続レールを省略してもよく、正弦型運搬経路レール1722が脚1718およびコンベヤベルトを直接接続し支持してもよい。
図23は、本発明の別の実施形態によるコンベヤフレームおよび一体化運搬経路システム1800の別の実施形態を示す。フレーム1800の脚1818は台座スタンド式であり、フレームの横方向中間に沿って配置される。実質的にC字形のレール1819が、各脚の頂部を横切って横方向に延在する。長手方向レール1820が脚を接続し、第1端部1811から第2端部1812まで延在し、コンベヤベルトを支持するための運搬経路を形成する。長手方向レールを端部で湾曲させてコンベヤベルトの反転要素を形成してもよい。湾曲した戻り経路レール1850がC字形レール1818と交差し、コンベヤベルトの戻り経路を形成する。
図24〜35は、運搬経路を有する一体化コンベヤフレームの様々な代替実施形態の前面図である。図24〜35の実施形態は、異なる構成要素間の、溶接点など、接続部分を最少化するように設計されている。各フレームは少なくとも1つの脚、横方向接続具、コンベヤベルトを支持するための運搬経路縁部を形成する長手方向接続具、およびコンベヤベルトを案内する戻り経路レールを含む。
図24に示されるように、脚の間に延在する横方向接続具は、2つの対にされた脚の先端を接続する基部であり得る。図24を参照すると、フレーム1900は、基部を形成する横方向接続具1919と、各横方向接続具1919の各端部から上に延在する複数の脚1918とを含む。運搬経路縁部を形成する長手方向レール1920は、フレームの各側で脚1918の頂部を接続する。各脚の中間部分において、戻り経路接続具1951が内側に延在する。戻り経路レール1950が戻り経路接続具に接続される。戻り経路レールは、多数の脚の間に延在する連続レール、すなわち単一レールであり得、図1に示されるように、好ましくは弓状で、各脚に接続される。長手方向レール1920は、反転要素を形成するように一体の湾曲した端部を有してもよい。
図25を参照すると、清掃可能なフレーム2000の別の実施形態において、戻り経路レール2050が、脚2018の頂部から内側に延在する湾曲した接続具2051に接続し得る。脚2018の各対は、2つの対にされた脚の先端の間に延在する横方向接続具2019によって接続される。湾曲した上側接続具2021が戻りレール2050から延在する。長手方向レール2020がフレームの第1端部から第2端部まで延在し、湾曲した上側接続具1021の端部に接続する。長手方向レール2020はコンベヤベルトの運搬経路を形成し、コンベヤベルトの一体反転要素を形成するように湾曲した端部を含んでもよい。
図26のフレーム2100は、脚2118が垂直に延在し戻り経路レール2150に直接接続することを除いて図25のフレームと同じである。フレームの上側部分は、戻り経路レール2150と長手方向レール2120から延在する湾曲した上側接続具2121によって形成され、下側部分より幅が広く、下側部分は、脚2118と、脚の各対の先端の間に延在する横方向接続具2119とによって形成される。脚2118の各対および横方向接続具は、単一の湾曲したまたは曲げられたレールによって形成されてもよい。長手方向レール2120は、反転要素を形成する湾曲した端部を含んでもよい。
図27に示されるように、別の実施形態において、フレーム2200は、脚の各対が横方向基部接続具2219によって接続された垂直に延在する脚2218の対と、横方向接続具2219から延在する戻り経路構造とを含む。戻り経路構造は、横方向接続具2219から延在する戻り経路脚2252と、戻り経路脚2252に対し垂直に延在する横方向戻り経路接続具2255と、横方向戻り経路接続具2255の端部に形成された戻り経路レール2250とを含む。長手方向レール2220は各側で脚1218の頂部を接続し、コンベヤベルトの運搬経路およびフレームの支持構造を形成する。長手方向レール2220は反転要素を形成する湾曲した端部を含んでもよい。
図28を参照すると、清掃可能なフレーム2300の別の実施形態において、戻り経路支持部および横方向戻り経路接続具は、単一の湾曲したレール2355を含む。湾曲した戻り経路接続具レールの中間は、脚2318の間に延在する横方向基部レール2319に接続する。戻り経路レール2350は湾曲したレール2355の頂部に接続する。長手運搬経路レール2320は各側で脚2318の頂部を接続し、一体反転要素を形成するために湾曲した端部を含んでもよい。
図29に示されるように、清掃可能なフレーム2400の別の実施形態は、脚2418の間に延在する横方向基部レール2419から延在する垂直戻り経路脚2455を含む。戻り経路レール2450は垂直戻り経路脚2455の頂部に接続する。長手運搬経路レール2420は、フレームを支持しかつ運搬経路を形成するために、各側で脚2418の頂部を接続する。長手方向レール2420はコンベヤベルトの反転要素を形成するために端部で湾曲してもよい。
図30は清掃可能なフレーム2500の別の前面図を示す。清掃可能なフレーム2500は、脚2518と、脚の先端部から内側に延在する横方向接続具2519とを含む。戻り経路脚2555が横方向接続具から上に延在し、外側に湾曲する。戻り経路レール2550は戻り経路脚2555の頂部に接続する。戻り経路横方向接続具2556は戻り経路脚2555の各対に間に延在し、追加支持を提供する。長手運搬経路レール2520は各側で脚2518の頂部を接続し、一体の湾曲した反転要素を含んでもよい。
図31は、フレームの第1側縁部に沿って台座式脚2618を含む清掃可能なフレーム2600の別の実施形態を示す。脚2618はフレームの中心に向かって湾曲し、一体化されたコンベヤベルト支持部2630に接続する。一体化されたコンベヤベルト支持部2630は、C字形サイドレール接続具2640、2642を含む。各左接続具2640は、各脚2618の端部に対するエンドコネクツに接続する。長手方向レール2620がフレームの各側にわたって延在し、サイドレール接続具の頂部に接続し、戻り経路レール2650が、サイドレール接続具の底部に接続する。長手方向レールは、前述のような一体の湾曲した反転要素を含んでもよい。横方向戻り経路接続具2619が戻り経路レール2650の各対の間に延在し、サイドレール接続具を接続する。
図32に示される別の実施形態では、清掃可能なフレーム2700はS字形を有してもよい。フレーム2700は横方向基部レール2719、脚2718、中間横方向レール2721、湾曲サイドレール2740および頂部横方向レール2741を含む。フレームの頂部に沿って第1端部から第2端部まで延在する長手方向レール2720が運搬経路支持部を形成し、戻り経路レール2750がコンベヤベルトの戻り経路支持部を形成する。長手方向レールは一体の湾曲した反転要素を含んでもよい。
図33に示されるように、別の実施形態では、フレーム2800は横方向基部レール2819、フレームの第1の側に沿った脚2818、(一体の湾曲した反転要素を有する)長手方向レール2820の湾曲したサイド接続具2840、2842、戻り経路レール2850および中間横方向接続具2821を有してもよい。
図34はフレーム2900を示し、ここで脚および横方向基部レールは、フレーム構造を形成するように湾曲した単一シャフト2910によって形成される。第1端部において、シャフト2910は、フレームの長さに沿って延在しかつ運搬経路を定める第1長手方向レール2920aに接続する。シャフトは下方に延び、脚を形成するために180°転回部2911を完成し、シャフトは上方に延び、第2の180°転回部2912を形成し、ここで戻り経路レール2950aがシャフトに接続する。次にシャフトは下方に延び、90°転回部2913を形成し、フレームの基部を横切って横方向に延び、別の90°転回部2914を完成し、第3の180°転回部2915まで上方に延びる。別の戻り経路レール2950bは、転回部2915でシャフトに接続する。続いてシャフト2910は下方に延び、別の脚を形成するために別の180°転回部2916を形成し、次にフレームの頂部に向かって上方に延び、そこで、フレームの長さに沿って延在しかつ運搬経路を定める第2長手方向レール2920bに結合する。好ましくはシャフトの全ての転回部は、鋭い転回部というよりも曲線であり、それにより清掃可能性を促進する。長手方向レールは前述のような一体の湾曲した反転要素を含んでもよい。
図35は、脚および横方向支持部を形成する多数の曲線を有するシャフト2110を含む清掃可能なフレーム2100の別の実施形態を示す。シャフト2110は第1端部で第1長手方向レール2120aに結合し、脚を形成する第1の180°転回部2111まで下方に延びる。シャフト2110は続いて90°転回部2112まで上方に延び、続いて別の90°転回部2113までフレームを横切って横方向に延びる。続いてシャフトは別の脚を形成する別の180°転回部まで下方に延びる。続いてシャフトは第2端部まで上方に延び、第2端部は第2の長手方向シャフト2120bに結合する。戻り経路レール2150が、90°転回部または中間位置で、フレームの横方向に延在する部分に沿って湾曲シャフト2110に結合する。シャフトの転回部は鋭い転回部というよりも好ましくは曲線であり、それにより清掃可能性を促進する。長手方向レールは前述のように一体の湾曲した反転要素を含んでもよい。
図36は、本発明の別の実施形態による清掃可能なコンベヤフレーム2200の端面図である。フレーム2200は、運搬経路を形成する長手方向レール2220によって接続された複数の基部構成要素2210を含む。各基部構成要素2210は、一対の実質的に垂直な脚2218を含む。脚の頂部は横方向内側に転回し、横方向接続部材2219を形成する。横方向接続部材2219の内側端部は上方に転回し、垂直な接続部材2250を形成する。垂直接続部材2250の頂部は横方向外側に転回し、戻り経路支持部2251を形成する。戻り経路支持部2251の外側端部は上方に転回し、垂直接続具2253(これを脚の頂部と考えてもよい)を形成する。垂直接続具2253の頂部は、横方向運搬経路支持部材2222によって接続される。横方向運搬経路支持部材は、長手方向レール2220と適合する凹部2223を含み、その結果、長手方向レールは凹部2223に着座する。各基部構成要素2210は、異なる部分を形成するように曲げられた単一材料片から形成可能であり、好ましくは鋭い転回というよりも曲線によってこれら部品を接続する。材料は、ステンレス鋼などの金属、プラスチックまたはハイブリッド材料であってもよい。長手方向レール2220はステンレス鋼、プラスチックまたはハイブリッドであってもよい。反転要素を形成する湾曲した端部を有してもよくまた凹部2223と適合する長手方向レール2220は、任意の適切な形状を有してもよい。
図37は本発明の別の実施形態による清掃可能なコンベヤフレーム2300の端面図である。フレーム2300は、運搬経路を形成する長手方向レール2320によって接続された複数の基部構成要素2310を含む。各基部構成要素2310は、基部構造を形成するように曲げられる、ステンレス鋼およびプラスチックまたはそれらのハイブリッドなど、単一の材料片から形成可能である。各基部は、一対の集束する傾斜した脚2318を含む。脚の頂部は外側に湾曲し、横方向戻り経路支持部2350を形成する。横方向戻り経路支持部の端部は、上方に湾曲し、内側に戻って横方向運搬経路支持部材2322を形成する。横方向運搬経路支持部材2322は、長手方向レール2320を受け入れるための凹部2323を有する。長手方向レールは運搬経路を定め、フレームの支持構造を提供する。長手方向レールは、運搬経路と戻り経路の間に一体反転要素を形成する湾曲した端部を含んでもよい。
図38は、基礎部材2410および長手方向レール2420を含む清掃可能なコンベヤフレーム2400の別の実施形態を示す。基礎部材2410は図37の基礎部材2310と同様のものであり、傾斜した脚2418、横方向戻り経路支持部、および凹部2423を有する横方向運搬経路支持部材2422を含む。戻り経路支持部2450の外側の湾曲は、補強部材2460を受け入れるための凹部2453を含む。補強部材の位置は強度および剛性に最適化することができる。
図39Aおよび39Bは清掃可能なコンベヤフレーム2500の別の実施形態を示す。フレーム2500は複数の基部構成要素2510を含む。各基部構成要素は一対の脚2518を含む。脚の頂部は横方向内側に湾曲し、脚の頂部を接続する横方向運搬経路支持部材2522を形成する。横方向運搬経路支持部材2522は、運搬経路を形成しかつ基部構成要素2510を接続する長手方向レール2520を受け入れるための凹部2523を含む。長手運搬経路レール2520は横方向運搬経路支持部材2522に溶接可能である。長手方向レールは、一体化された反転要素を形成するように湾曲した端部を含んでもよい。第2横方向支持レール2519が脚2518の間に延在し、戻り経路のコンベヤベルトの戻り経路支持を形成してもよい。
図40は清掃可能なコンベヤフレーム2600の別の実施形態を示す。フレーム2600は、長手運搬経路支持レール2622に接続された脚2618を含む。脚接続具2619が脚2618の頂部から垂直に延在し、脚を支持レール2622から引き離す。あるいは、脚を直接支持レール2622に接続してもよい。横断運搬経路レール2623が、コンベヤベルトを支持するためにフレームの長さに沿ってレールの山形パターンを形成する。
図1〜40のフレーム実施形態では、フレーム構成要素は、単体構造を形成するように一体化されかつ連続的である。フレームは、破片物が捕捉され得る鋭角を最少化し、好ましくは曲線部材で構成要素(すなわち脚、運搬経路部材、戻り経路支持部、反転要素)の間を滑らかに移行する。構成要素は、溶接または他の方法で相互に結合されたステンレス鋼シャフト、プラスチックシャフト、プラスチックと鋼の組合せであってもよく、または別の適切な材料から形成されてもよい。
図41〜44は、清掃可能性を促進するために、挿入可能な運搬経路部材を含む、清掃可能なコンベヤフレーム2700の別の実施形態を示す。
フレーム2700は、脚支持部2719、2720によって接続された4つの脚2718によって形成された基部を含む。横方向脚支持部2719は、フレームの各端部で脚の間に延在するレールを含む。長手脚支持部2720は、フレーム2710の各側に沿って第1端部2711から第2端部2712まで延在するレールを含む。横方向脚支持部2719は脚の中間部分の間に延在し、長手脚支持部は脚2718の頂部を接続する。脚支持部2720、2719は脚と一体的に形成されてもよく、または連続した単体構造を形成するように溶接または別の適切な手段で取り付けられてもよい。フレーム2710はステンレス鋼、プラスチックまたは別の適切な材料から形成可能である。
コンベヤベルト支持部2730または2730’は、フレーム基部に挿入され、第1端部2711と第2端部2712の間を移動するコンベヤベルトを支持する運搬経路および戻り経路を形成する。コンベヤベルト支持部2730または2730’はフレーム2700の各側に沿って挿入される。コンベヤベルト支持部2730は、運搬経路の第1側縁部を形成する頂部長手方向レール2731を含む。頂部長手方向レール2731はコンベヤベルトの第1側縁部を支持する。頂部長手方向レール2731はコンベヤベルトの反転要素を形成するように湾曲した端部を有してもよい。底部長手方向レール2732は戻り経路の第1側縁部を形成する。湾曲したレール接続具2733が、ベルト支持部をフレームに接続するために、頂部および底部レールをフレーム接続具に接続する。例示のフレーム接続具は、柱として示される基部2735を含み、これは湾曲したレール接続具2733から下に延在する。長手脚支持部2720は、コンベヤベルト支持基部2735を受け入れるための、開口2736として示された受入部を含む。各基部2735はフレーム2700の受入部に滑り込み、必要な工具なしに簡単に運搬経路および戻り経路をフレームに一体化する。示されるように、挿入されると長手方向レール2731、2732は長手脚支持部2720の間に延在し、このとき頂部長手方向レールは長手脚支持部の上にあり、底部長手方向レールは長手脚支持部2720の下にある。
コンベヤベルト支持部2730または2730’はフレームの各側に設けられ、コンベヤベルトの各側を支持する。ベルトの中心は支持されなくてもよい。
コンベヤベルト支持部2730により、長手底部レール2732は戻り経路に沿って連続的にコンベヤベルトを支持する。あるいは、コンベヤベルト支持部は戻り経路に断続的な支持を提供してもよい。例えば、コンベヤベルト支持部2730’は、戻り経路のコンベヤベルトを支持するために、湾曲したレール接続具2733’に接続された複数の湾曲した下側レール2750を含む。湾曲した下側レール2750は下方に湾曲し、戻り経路のコンベヤベルトのたるみを考慮する。
コンベヤベルト支持部2730、2730’は、一体化されたモールド式プラスチック構造であってもよく、または別の適切な材料から形成されてもよい。
脚2718および脚支持部2719、2720を含む例示のフレーム基部は単体であるが、別法として、フレーム基部は、モジュラーでありかつ相互に接続される複数の構成要素を含んでもよく、このときコンベヤベルト支持部構成要素ブリックがモジュラーフレーム部分の上に横たえられる。
図45〜48Bは、基部構成要素および挿入可能なコンベヤベルト支持部を含む清掃可能なコンベヤフレームの別の実施形態を示す。例えば図45は、挿入可能なコンベヤベルト支持部2820によって接続された一連のフレーム基部2810を含むコンベヤ2800を示す。各基部2810は、横方向脚接続具2819によって接続された一対の脚2818を含む。例示の実施形態では、上下逆のU字形レールが、各基部の脚の下側部分および横方向脚接続具を形成する。湾曲した脚延長部2816が下側脚部分2818または脚接続具2819から上方に延在する。各湾曲した脚延長部(脚の上側部分と見なすことができる)の頂部が、挿入可能なコンベヤベルト支持部2820の受入部2822を形成する。
湾曲した戻り経路レール2850が、戻り経路のコンベヤベルトを案内するために横方脚接続具2819から延在する。
挿入可能なコンベヤベルト支持部2820のそれぞれは、フレームの第1端部から第2端部まで延在する長手方向レールを含む。挿入可能なコンベヤベルト支持部2820のそれぞれはさらに、基部2810の受入部2822に挿入されるように構成された、一連の下方に延在する突起2826を含む。各長手方向レール2820は、コンベヤベルトを支持する運搬経路の片側を形成する。長手方向レールの端部はコンベヤベルトの反転要素を形成するように湾曲してもよい。
挿入されるとコンベヤベルト支持部2820はフレーム基部を接続することによってフレームの支持構造を提供する。
一実施形態では、基部2810は鋼または別の金属から形成されるが、挿入可能なコンベヤベルト支持部2820はプラスチック、または組合せ、またはプラスチックおよび金属から形成される。
図46は、台座式基部構成装置2910と、挿入可能なコンベヤベルト支持部2920とを含む清掃可能なコンベヤフレーム2900の実施形態を示す。各台座式基部は湾曲基部2919によって支持される脚2918を含む。各脚2918はコンベヤベルト支持部2920を受け入れるための受入部2922で終端する。
挿入可能なコンベヤベルト支持部2920のそれぞれは、コンベヤベルトを支持する運搬経路の片側を形成する長手方向レール2921を含む。長手方向レール2921の端部は反転要素を形成するように湾曲してもよい。湾曲した接続具2926が長手方向レールから下方に延在し、それぞれ湾曲した戻り経路レール2950で終端する。下方に延在する突起2927が湾曲した接続具2926から延在し、基部2910の受入部2922に挿入されるように構成される。
挿入されるとコンベヤベルト支持部2920は、フレーム基部を接続することによってフレームの支持構造を提供する。
例示の実施形態では、基部2910は鋼または別の金属から形成されるが、挿入可能なコンベヤベルト支持部2920はプラスチック、または組合せまたはプラスチックおよび金属から形成される。
図47は、基部構成装置3010と、挿入可能なコンベヤベルト支持部3020とを含む清掃可能なコンベヤフレーム3000の実施形態を示す。各基部構成要素3010は、オフセットされた横方向接続レール3019によって接続された一対の脚3018と湾曲した接続具3017とを含む。各脚3018は受入部3022で終端する。例示の挿入可能なコンベヤベルト支持部3020は、図46に示されたものと実質的に同一であるが、挿入可能なコンベヤベルト支持部は、運搬経路を形成しかつコンベヤベルトのフレームを形成するように基部構成要素3010に結合するのに適した任意の適切な構造を有してもよい。
図48Aおよび48Bは、図46および47に示されるものと同様である、挿入可能なコンベヤベルト支持部3120などの、挿入可能なコンベヤベルト支持部を受け入れるための単体基部構成要素3110を含む清掃可能なコンベヤフレーム3100の別の実施形態を示す。単体基部構成要素3110は、床または他の支持構造の上を横方向に延在する横方向レール3119によって接続された一対の脚3118を含む。脚3118の頂部は長手方向内側に湾曲し、フレームの第1端部から第2端部まで脚を接続する長手基部レール3117を形成する。長手基部レール3117は中間位置で曲げられ、挿入可能なコンベヤベルト支持部3120の受入部3122を形成する。例示の受入部3122は円形であるが、受入部は、挿入可能なコンベヤベルト支持部3120を受け入れるための任意の適切な構造を有してもよい。
例示の実施形態は、一対の別個の挿入可能なコンベヤベルト支持部3120を含み、それぞれ運搬経路および戻り経路の片側を形成する。あるいは挿入可能なコンベヤベルト支持部は他の手段を介して接続されてもよい。
図49〜51は清掃可能なコンベヤフレーム3200の別の実施形態を示す。図49〜51のコンベヤフレームはモジュラーフレームであり、清掃可能な接続具によって接続された一組のシャフトから構成される。18インチ、24インチ、36インチ、60インチなど、異なる長さのシャフトの組が、モジュールフレーム3200を形成するために備えられてよい。
例示のコンベヤフレーム3200は、第1長さを有するシャフトから形成された6本の脚3218を含む。第1の脚対はフレームの第1端部に配置され、第2の脚対はフレームの第2端部に配置され、第3の脚対はフレームの中間にまたがる。脚は、端部同士が接続された複数のシャフトから、または単一シャフトから形成されてもよい。第2長さを有する3本のシャフトが、シャフトの中間で各脚対を接続する横方向支持部3219を形成する。第3長さを有するシャフトが、フレームの各側に沿って延在しかつ脚3218の頂部を接続する長手フレーム支持部3220を形成する。長手フレーム支持部はそれぞれ、単一シャフトまたは端部同士で接続された複数のシャフトを含んでもよい。あるいはモジュラーコンベヤフレームは、様々なサイズおよび構造で形成されてもよい。
各シャフト3218、3219、3220は、接続具3240または3242に対する取付部として開口を含む。接続具3240はT継手であり、接続具3242はエルボ継手であるが、任意の適切な継手を使用してもよい。継手は、シャフト開口と整列し得る開口3243を含む。球体移動止めピンまたは他の適切な結合具が、部品を一緒に保持する。
成形されたコンベヤベルト支持部3230をフレームに挿入して、前述のようにコンベヤベルトの運搬経路および戻り経路を形成することができる。
フレームは複数の異なる構成に簡単に組み立てることができる。フレームは必要な工具なしに手で組立および分解ができると好ましい。特注構成プログラムがエンジニアを助け、特注搬送設計用にシャフトおよび接続具を構成し得る。
あるいは単一の長いシャフトを製造可能であり、キットと一緒に販売される工具が棒材を切断し、端部にそれを貫く穴をあけることができる。
図52A〜53に示される別の実施形態では、モジュラーコンベヤフレーム3300は、クレビス形結合具によって結合されたシャフト構成要素を含む。フレーム3300は脚3318を含み、脚3318はそれぞれ単一シャフトまたは相互に結合された複数のシャフトによって形成される。第1の脚対はフレームの第1端部に配置され、第2の脚対はフレームの第2端部に配置され、第3の脚対はフレームの中間にまたがる。横方向支持部3319がシャフトの中間で端部の脚対を接続する。長手フレーム支持部3320がフレームの各側に沿って延在し、脚3318の頂部を接続する。長手フレーム支持部3320は丸みのあるT字形断面を有し、コンベヤベルトを支持し案内する運搬経路縁部を形成する。あるいは、成形されたコンベヤベルト支持部をフレームに挿入して、前述のようにコンベヤベルトの運搬経路および戻り経路を形成してもよい。
クレビス形結合具3350、3352がシャフトを結合する。各シャフトの端部は、クレビス形結合具3350または3352に嵌め込むために狭くなったネック部分を含む。狭くなったネック部分の開口がピンを受け入れ、ピンがクレビス形結合具3350または3352をシャフトに接続する。
図54および55は、本発明の別の実施形態によるモジュラー式の清掃可能なコンベヤフレーム4000を示す。フレーム4000は接続具によって接続される複数のモジュラー構成要素から構成される。構成要素はフレームを形成するように任意の適切な構成または構造に配置可能である。例えば、例示のフレーム4000は、標準シャフト4010および対応接続具の第1組によって形成された長手方向延在レール4020、4021と、標準シャフト4011および対応接続具の別の組によって形成された脚4018とを含む。標準シャフトの第1および第2組は既製の構成要素であることができ、好ましくは組立てを容易にするために中央開口4001、4002を含む。以下に記載するような接続具は、成形構成要素であってもよい。長手方向延在レール4020は運搬経路の側縁部を形成し、一方で長手方向延在レール4021は運搬経路の中央支持部を形成する。長手方向延在レールは脚の間に延在しかつ脚を接続し、運搬経路の支持構造を形成する。長手方向レール4020、4021は、図56および58に示される湾曲した端部延長部4022、4023を含み、これらは反転要素を形成する。図57に示されるT字形脚−運搬経路接続具4060が、長手方向レール4020、4021を形成するシャフト4010に中間脚4018を接続する。図59に示される運搬経路シャフト接続具4070が、中心長手方向レール4021を形成するシャフト4010を、T字形脚−運搬経路接続具4060および外側長手方向レール4020を形成するシャフト4010に接続する。戻り経路支持部4050が、より多くの脚の対の内の1つの間に延在し、T字形接続継手4060と脚4018を形成するシャフト4011とに接続される。
図56を参照すると、湾曲した端部延長部4022は、長手方向レール4020のシャフト4010と直列に接続するように構成されたシャフト4032と、湾曲した端部4033と、脚4018のシャフト4011と直列に接続する下方に延在するシャフト4034とを含む。長手方向シャフト4032は、開口4001に受け入れられ、長手方向レール4020を画定するシャフト4010に接続されるように構成された突起4035を含む。下方に延在するシャフト4034は、開口4002に受け入れられ、脚4018を画定する対応シャフト4011に接続されるように構成された突起4036を含む。
図57に示されるT字形脚−運搬経路接続具4060は、長手方向レール4020の一部を形成する長手方向シャフト4061と、長手方向シャフト4061から下方に延在して脚4018の上側部分を形成する実質的に垂直のシャフト4062とを含む。長手方向シャフト端部は、開口4001に受け入れられ、長手方向レール4020を形成するシャフト4010に接続されるように構成された突起4063a、4063bを含む。突起4063bはまた、運搬経路シャフト接続具4070の開口4075を通過して、運搬経路シャフト接続具をシャフトおよび脚に接続する。実質的に垂直のシャフト4062は脚を画定するシャフト4011の開口4002に挿入されて脚−運搬経路接続具4060および長手方向レール4020を脚4018に接続するように構成された突起4064を含む。
T字形脚−運搬経路接続具4060は、実質的に垂直のシャフト4062に接続された一体化戻り経路支持レール(不図示)を含んでもよい。あるいは、図60に示される別個の戻り経路支持部4050を使用してもよい。戻り経路支持部4050は、例示の実施形態では弓状である戻り経路支持レール4052が交差する横方向レール4051を含む。横方向レール4051は、T字形脚−運搬経路接続具4060の突起4064を受け入れるように構成された開口4054を含む接続具4053で終端する。接続具4053は、脚4018を画定するシャフト4011と整列しかつそれにのしかかり、脚4018は突起4064も受け入れる。
中間長手方向レール4021は、図58および59に示される接続具4023および4070を使用してフレーム4000に一体化される。中間の湾曲した端部延長部4023は中央シャフト4042を含み、中央シャフト4042は突起4045を介して別のシャフト4010と直列に接続する。中央シャフト4042は湾曲して中間長手方向レール4021の反転要素4043を画定する。横方向レール4046は中央シャフト4042と交差し、接続具4047で終端する。接続具4047は外側レール湾曲延長部4022の突起4035を受け入れる開口4048を有する。従って中間の湾曲した延長部4023は、一体反転要素を画定するのに加えて、中間長手方向レール4021の一部を形成するシャフト4010を、外側長手方向レール4020に接続する。
運搬経路シャフト接続具4070は、中間の長手方向延在レール4021の中央部分を画定する長手方向レール4071と、脚−運搬経路接続具4060の突起4063bを受け入れる開口を有する接続具4074で終端する横方向レール4073とを含む。シャフト4071はまた、中間長手方向レールを形成するためにシャフト4010と運搬経路シャフト接続具を接続すべくシャフト4010の開口4001に挿入可能な突起4072を含む。
図61および62は、清掃可能なコンベヤフレームを形成するようにモジュラー式フレーム構成要素を接続するための別の手段を示す。図61および62は、自由回転接続具4100を使用する、T字形脚運搬経路接続具4060と、長手方向延在レールの一部を画定するシャフト4010の間の接続具を示す。自由回転接続具は、接続後に自由に回転できるように段付きボルト4102または他の適切な結合具を使用してシャフト4010に結合される。自由回転接続具4100は、T字形脚運搬経路接続具4060の突起4063bなど、係合される構成要素のねじ突起と係合するためのねじ付き開口4101を有する管状部材を含む。自由回転接続具を使用して、上に記載したいかなるフレーム構成要素も結合することができる。
図1〜51および54〜62の実施形態全体を通して、例示のフレーム構成要素は、清掃可能性を向上するために丸みのある断面を有し、図52A〜53の長手フレーム支持部3320は、清掃可能性を促進するために丸みのあるT字形断面を有するが、フレーム構成要素は、清掃に適した任意の適切な断面形状を有してもよい。好ましくは、各フレーム構成要素は複数の円弧から形成されるか複数の円弧によって囲まれた外周を有し、より好ましくは円弧のみからなる外周を有し、外周およびフレームに鋭角がない。各フレーム構成要素の断面には、破片物または汚染物を捕捉し得る隙間も凹みもなく、好ましくは同じく破片物または汚染物を捕捉し得る水平な平面がない。適切な断面の例が図63A〜72に示されている。フレーム構成要素は、図63Aおよび63Bに示されるような丸みのある断面、図64Aおよび64Bに示されるような楕円形断面、図65Aおよび65Bに示されるような丸みのある矩形断面、または図66Aおよび66Bに示されるような丸みのある台形断面を有してもよい。別の実施形態では、フレーム構成要素の外周を画定する複数の円弧は、図67に示される丸みのあるI形鋼の形状を有する。図68に示されるように、フレーム構成要素は、丸みのある「T」または自転車の座席の形態の断面を有してもよい。図69に示されるように、フレーム構成要素は、コンマまたは腎臓の形状に似た断面を有してもよく、このとき、丸みのある上側球部が、丸みのある長い方の垂直突出部からある角度で延びている。図67〜69の断面は強度および清潔性を最大化する一方、重量およびフレーム構成要素を形成するのに必要な材料の量を最少化する。他の適切な断面形状は、涙滴形断面、半円形断面、丸みのある三角形、丸みのある五角形、および当業者に知られる他の形状を含むがこれらに限定されない。
図67、68および69の実施形態では、垂直構成部分は薄板のように薄くてもよい。一実施形態では、フレーム構成要素は、上に記載した造形形状に形成される鋼などの金属の薄板から作られる。
図70、71および72は、清掃可能なコンベヤフレームの構成要素の断面図である。構成要素はハイブリッド材料から形成可能である。例えば、図70に示されるように、コンベヤフレーム構成要素3401は、外側被覆またはコーティング3403で囲まれたコア3402を含んでもよい。一例では、コア3402はステンレス鋼であり得、被覆またはコーティング3403はプラスチックであり得る。外側被覆またはコーティング3403は可変厚さを有してもよい。例えば、外側被覆またはコーティング3403は、コンベヤフレーム構成要素の頂部でより厚く、コンベヤフレーム構成要素の底部で最小すなわちより小さい厚さにテーパしてもよい。
図71に示されるように、コンベヤフレーム構成要素3501は、取外し可能な覆い3513を有するコア3512を別法として含んでもよく、覆いは異なる材料から形成してよい。例えば、コア3512はステンレス鋼から形成可能であり、取外し可能な覆い3513はプラスチックから形成可能である。
図72に示されるように、コンベヤフレーム構成要素3601は、スリーブ3623で覆われた中心コア3522を別法として含んでもよい。1つの例示的実施形態では、中心コア3622はステンレス鋼から形成され、スリーブ3623はプラスチックから形成される。
本発明を特定の形態を参照して記載したが、他の形態が可能である。本発明の範囲は、詳細に記載した例示的形態に限定されるように意図されていない。

Claims (39)

  1. 複数の脚と、
    第1の脚および第2の脚の間に延在しかつそれらを接続する第1の長手方向延在レールと、
    第3および第4の脚の間に延在しかつそれらを接続する第2の長手方向延在レールと
    を含むコンベヤフレームであって、
    前記第1および第2の長手方向延在レールがコンベヤベルトの運搬経路を形成し、前記運搬経路がまた前記フレームを構造的に支持し、
    さらに、前記運搬経路の下に掲載された戻り経路の前記コンベヤベルトを支持するために前記脚に接続された戻り経路支持レールを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  2. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、長手方向延在レールのそれぞれが、各端部で、湾曲した部分において終端し、前記湾曲した部分が前記運搬経路と前記運搬経路の下の戻り経路との間に反転要素を形成することを特徴とするコンベヤフレーム。
  3. 請求項2に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、前記コンベヤフレームの端部で2つの反転要素に、およびその間に取り付けられたドラムモータを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  4. 請求項2に記載のコンベヤフレームにおいて、前記第1の脚が湾曲して、前記第1の長手方向延在レールによって形成された反転要素に接続することを特徴とするコンベヤフレーム。
  5. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記脚の1つの頂部が湾曲して戻り経路支持部を形成することを特徴とするコンベヤフレーム。
  6. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記戻り経路支持レールが、前記第1および第2の長手方向延在レールの下の床置き型戻り経路支持レールであることを特徴とするコンベヤフレーム。
  7. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、各脚が、関連付けられる長手方向延在レールに対して外側に湾曲した上側部分を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  8. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記第1および第2の長手方向延在レールが、複数の円弧によって囲まれた断面を有することを特徴とするコンベヤフレーム。
  9. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記第1および第2の長手方向延在レールが、薄い垂直構成部分と、前記薄い垂直構成部分の端部の丸みのあるより幅広い構成部分とを有する断面を有することを特徴とするコンベヤフレーム。
  10. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記脚の少なくとも2つが、上下逆さまのU字形レールで形成されることを特徴とするコンベヤフレーム。
  11. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、少なくとも1つの脚が、基部を形成するレールの湾曲部分と、前記基部から上に延在するレールの2つの直線部分とを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  12. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記脚が台座式基部を有することを特徴とするコンベヤフレーム。
  13. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記脚が、前記長手方向延在レールに接続された接続具を受け入れるための受入装置に接続されることを特徴とするコンベヤフレーム。
  14. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールが、脚の対を接続する横方向レールの凹部に受け入れられることを特徴とするコンベヤフレーム。
  15. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールが、第1材料から形成されたコアと、第2材料から形成されたコーティングとを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  16. 請求項1に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、前記長手方向延在レールを前記脚に接続するための継手接続具を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  17. コンベヤフレームであって、
    運搬経路の第1の側を形成する第1の長手方向延在レールであって、第1反転要素を形成する湾曲した第1端部および第2反転要素を形成する湾曲した第2端部を有する第1の長手方向延在レールと、
    運搬経路の第2の側を形成する第2の長手方向延在レールであって、前記第1反転要素の反対側の第3反転要素を形成する湾曲した第1端部および前記第2反転要素の反対側の第4反転要素を形成する湾曲した第2端部を有する第2の長手方向延在レールと、
    前記フレームを支持構造体に接続するために前記第1および第2の長手方向延在レールに対して実質的に垂直に延在する支持レールと
    を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  18. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記支持レールが、底部支持構造体から上に延在する脚を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  19. 請求項18に記載のコンベヤフレームにおいて、前記脚が下側部分と、横方向外側に湾曲する上側部分とを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  20. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記支持レールが、頭上支持構造体から下に延在する吊下げレールであることを特徴とするコンベヤフレーム。
  21. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記支持レールが、側方支持構造体から延在する片持ちレールであることを特徴とするコンベヤフレーム。
  22. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、戻り経路のコンベヤベルトを支持するために前記長手方向延在レールの下に戻り経路レールを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  23. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールが、前記フレームに支持を提供するために、前記支持レールを接続することを特徴とするコンベヤフレーム。
  24. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、前記第1および第3反転要素の間に取り付けられたドラムモータを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  25. 請求項22に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、前記戻り経路のコンベヤベルトを支持するために前記長手方向延在レールの下の床から延在する複数の床置き型戻り経路レールを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  26. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記支持レールの少なくとも1つが、前記長手方向延在レールの1つを受け入れるための凹部を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  27. 請求項17に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールがコンベヤベルト支持部の中に形成され、前記コンベヤベルト支持部が、前記支持レールに関連付けられる受入装置に挿入されることを特徴とするコンベヤフレーム。
  28. 第1端部から第2端部まで延在するコンベヤベルトの運搬経路と、
    前記運搬経路を支持する複数の脚と、
    戻り経路の前記コンベヤベルトを支持するための、前記運搬経路の下の、複数の床置き型戻り経路支持部と
    を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  29. 請求項28に記載のコンベヤフレームにおいて、前記運搬経路が、前記第1端部から第2端部まで延在する複数の長手方向延在レールによって形成されることを特徴とするコンベヤフレーム。
  30. 請求項29に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールが、前記フレームの構造的支持を提供するために、前記脚を接続することを特徴とするコンベヤフレーム。
  31. 請求項29に記載のコンベヤフレームにおいて、前記長手方向延在レールが第1および第2端部で湾曲して、前記運搬経路と前記戻り経路の間で前記コンベヤベルトを案内するための反転要素を形成することを特徴とするコンベヤフレーム。
  32. 複数の脚と、
    前記脚に接続された受入装置に挿入される運搬経路支持部であって、コンベヤベルトの運搬経路の第1の側を形成する長手方向延在レールを含む運搬経路支持部と
    を含み、
    湾曲した戻り経路支持レールが、戻り経路の前記コンベヤベルトを支持するために前記脚に接続されていることを特徴とするコンベヤフレーム。
  33. 請求項32に記載のコンベヤフレームにおいて、前記運搬経路支持部がさらに、前記運搬経路の下の戻り経路の前記コンベヤベルトを案内するための少なくとも1つの戻り経路支持部を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  34. 請求項32に記載のコンベヤフレームにおいて、前記受入装置が、選択された脚を接続する長手方向支持レールに形成されることを特徴とするコンベヤフレーム。
  35. 請求項32に記載のコンベヤフレームにおいて、各脚がその頂部に形成された受入装置を含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
  36. 第1の長さを有するシャフトの第1組と、
    第2の長さを有するシャフトの第2組と、
    複数の脚、および前記脚を接続する複数の長手方向延在レールを形成するように、選択された構成に前記シャフトを接続するための接続具と
    を含むことを特徴とするコンベヤフレームを構築するためのキット。
  37. 請求項36に記載のキットにおいて、シャフトの前記第1組の第1シャフトおよびシャフトの前記第2組の2つのシャフトに接続するためのT字形接続具を含む前記シャフトを接続するための第1接続具を特徴とするキット。
  38. 請求項36に記載のキットにおいて、前記シャフトを接続するための第1接続具が、第1シャフトに接続するための突起を含む長手方向シャフトと、前記長手方向シャフトから下に延在しかつ第2シャフトと接続するための突起を含む実質的に垂直のシャフトとを含むことを特徴とするキット。
  39. 請求項38に記載のキットにおいて、前記第1接続具の前記長手方向レールが、コンベヤベルトの反転要素を形成する湾曲した端部を含むことを特徴とするキット。
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