JP6272463B2 - 新規な化合物、これを含有する化粧料及び皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な化合物、並びにこれを含有する化粧料、皮膚外用剤、美白剤及びメラノソーム凝集促進剤に関する。
従来より、乳液、クリーム、リニメント剤等の化粧料又は皮膚外用剤は、これらに所定の薬効を付与することを目的として種々の薬効の化合物が配合されている。
例えば、日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生じるくすみ、シミ、そばかす、老人性色素斑又は肝斑等を予防、治療又は改善するために、美白剤が配合されている。美白用化粧料の市場要望が高いため、様々な美白メカニズムの解明の試みや、新規美白剤の研究開発が行われている。
皮膚中のメラニンはメラニン産生細胞であるメラノサイトで生成されるが、チロシンを出発物質とし、メラニン生成のキーエンザイムであるチロシナーゼを触媒として生成される。その反応は、メラノソームと呼ばれる小胞中で行われ、メラノソームはI型からIV型までのステップを経て成熟していく。このように成熟したメラニン顆粒を含むメラノソームは、メラノサイトの樹状突起から隣接のケラチノサイトに受け渡されることによって、ケラチノサイトへ移行、蓄積される。その後、メラニンを含む角質細胞が剥離していくことにより排泄されていく。
色素沈着異常は、上述のようになされるメラニン産生が過剰に起こり、ケラチノサイトへ多数のメラニンが移行している状態であり、その結果、シミやソバカス等のように色素沈着の顕在化が起こる。
チロシナーゼ活性阻害作用を有する薬剤として、アルブチン、甘草抽出物等が挙げられ、メラニンの還元作用を有する薬剤として、アスコルビン酸等が挙げられ、これらを美白剤として利用してきた。
また、例えば、特許文献1には、酵母抽出物を有効成分とすることを特徴とするメラノサイト樹状突起形成抑制剤が開示されている。
また、特許文献2には、ラン科カトレア属に属する植物抽出物がメラニン生成抑制作用を有し、このカトレア属植物抽出物を美白成分として含有する美白剤が開示されている。
また、特許文献3には、茶(Thea Sinensis L.)抽出物由来のα−MSH阻害剤が開示されている。
特開2003−252742号公報 特開2004−67549号公報 特開2003−183175号公報
よって、本発明は、かかる実情に鑑み、新規化合物、これを含有する化粧料及び皮膚外用剤を提供するものである。
そこで、本発明者は、薬効を有する新規化合物に関して鋭意検討した結果、アラルキル基を有する1−インダニリデン誘導体にメラノソーム凝集促進作用及びメラノソーム輸送阻害作用を有すること、当該1−インダニリデン誘導体が新規な化合物であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記式(1)で表される化合物(式中、n=1〜8の整数である。)を提供するものである。また、前記式(1)で表される化合物を含有する化粧料、皮膚外用剤、美白剤及びメラノソーム凝集促進剤等を提供するものである。
本発明によれば、新規化合物、これを含有する化粧料及び皮膚外用剤を提供することができる。
3−フェネチル−1−インダニリデンのH−NMRスペクトルである。 左図(添加)は、3−フェネチル−1−インダニリデンを添加した正常ヒトメラノサイトの顕微鏡写真である。右図(無添加)は、3−フェネチル−1−インダニリデンを添加していない正常ヒトメラノサイトの顕微鏡写真である。
本開示の化合物は、アラルキル基を有する1−インダニリデン誘導体である。本開示の化合物は、当該アラルキル基が1−インダニリデンの3位に結合する化合物が好適であり、より好ましくは3−アラルキル−1−インダニリデンである。
前記アラルキル基は炭素数7〜14であり、当該アラルキル基はアリール基により置換されたアルキル基であり、当該アルキル基が炭素数1〜8(好適には炭素数1〜6)の直鎖又は分岐鎖のものが好適であり、さらに炭素数1〜4(好適には炭素数1〜3)の直鎖のものが好適である。
本開示のアラルキル基は、アルキル基の水素原子の一つがアリール基で置換されているものである。当該アリール基は、フェニル基が好適である。
前記アラルキル基は、例えば、ベンジル基(フェニルメチル基)、フェネチル基(フェニルエチル基)、フェニルプロピル基、フェニルブチル基等が挙げられる。このうち、フェネチル基が好適である。
本開示の化合物は、下記式(1)で表される化合物である。このとき、nは1〜8の整数であり、より好ましくは1〜6の整数であり、さらに好ましくは1〜4の整数であり、さらに好ましくは1〜3の整数である。
より好ましくは、下記式(2)で表される化合物(3-phenethyl-1-indanylidene:3−フェネチル−1−インダニリデン)である。
上記式(2)で表される化合物(2)は、後述の〔製造例1:スキーム1〕にて製造することが可能である。そして、本開示の化合物は、一例として、後述する〔スキーム1〕に準じて製造することができる。より具体的には、後述の〔スキーム1〕の臭化フェニルエチルマグネシウムを、ハロゲン化アラルキルに代えて製造することで、本開示の化合物を得ることができる。
ハロゲン化アラルキルのうち、好ましくは、下記式(3)で表される化合物(n=1〜8の整数;Xはハロゲン化物(例えば、Cl、Br、I等))である。より好ましくはハロゲン化アラルキル(n=2の整数;Xはハロゲン化物(例えば、Cl、Br、I等))を選択することで、上記式(2)で表される化合物を得ることができる。
ところで、メラノソームはメラニンを含む細胞小器官であり、このメラノソームを合成できる細胞は、メラノサイトと網膜色素上皮細胞である。皮膚において、メラノソームが表皮細胞へのメラニンの受け渡しに関与していることが知られており、これによりシミ等が生じると言われている。このため、医薬分野及び化粧分野において、このメラノソーム凝集及びメラノソーム輸送の仕組みが研究されている。このメラノソーム凝集活性が促進され、これによりメラノソーム輸送が阻害されることによって、メラノソーム凝集又はメラノソーム輸送によって発生する症状又は状態の予防、治療又は改善等に利用することができる。
本開示の化合物は、後記実施例に示すように、メラノソーム凝集促進作用及びメラノソーム輸送阻害作用、従ってまた美白作用を有する。よって、本開示の化合物は、メラノソーム凝集促進作用、メラノソーム輸送阻害作用及び美白作用の各製剤として使用することができる。さらに、当該メラノソーム凝集促進作用、メラノソーム輸送阻害作用及び美白作用を有することにより、メラノソーム凝集抑制及びメラノソーム輸送に関わる様々な状態を、予防、改善又は治療することができる。
ところで、メラノソーム凝集抑制及びメラノソーム輸送に関わる様々な状態とは、例えば、日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生じるくすみ、シミ、そばかす、老人性色素斑又は肝斑等が挙げられる。
本開示の化合物は、上述した日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生じるくすみ、シミ、そばかす、老人性色素斑又は肝斑等を、予防、改善又は治療することができる。また、本開示の化合物は、上述した日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生じるくすみ、シミ、そばかす、老人性色素斑又は肝斑等の予防、治療又は改善作用を有する。
従って、本開示の化合物は、メラノソーム凝集促進作用、メラノソーム輸送阻害作用及び美白作用を有するため、当該化合物を含有させて有効成分とするメラノソーム凝集促進剤、メラノソーム輸送阻害剤及び美白剤として使用することが可能である。
本開示の化合物は、メラノソーム凝集促進、メラノソーム輸送阻害及び美白のために使用してもよく、またメラノソーム凝集促進剤、メラノソーム輸送阻害剤及び美白剤等の上述のような使用を目的とした各種製剤に使用することができ、これら各種製剤を製造するために使用することも可能である。
本開示の化合物は、メラノソーム凝集促進作用、メラノソーム輸送阻害作用及び美白作用を有するので、メラノソーム凝集抑制又はメラノソーム輸送による各種症状や状態を、予防、改善及び/又は治療を図るための方法に使用することができる。よって、本開示の化合物は、ヒトを含む動物に摂取又は投与して、メラノソーム凝集抑制又はメラノソーム輸送による各種症状や状態等の予防、改善及び/又は治療を図るための方法に使用することが可能である。
よって、本開示の化合物は、メラノソーム凝集促進、メラノソーム輸送阻害及び美白のために、皮膚外用剤、化粧料(好適には美白用化粧料)、医薬品、医薬部外品、食品や機能性食品(例えば特定保健用食品等)等に配合することが可能であり、本開示の製剤は、これら皮膚外用剤、化粧品等として有用である。
本開示の化合物は、特に皮膚外用剤、化粧料(好適には美白用化粧料)、医薬部外品、医薬品等に用いるのが好適であり、皮膚に塗布など接触させる製剤が好適である。皮膚外用剤、化粧料として、例えば化粧水、乳液(水中油型等)、クリーム(油中水型等)、パック化粧料、リキッドファンデーション、軟膏剤、養毛剤等が挙げられる。
なお、本開示の化合物は、新規な化合物であるので、上述した医薬、化粧、食品等以外に、例えば、工業、農業、鉱業、半導体、環境等といった産業分野全般において利用できる可能性がある。
本開示の化合物の含有量は、製剤中に、好ましくは0.000001〜0.05質量%であり、より好ましくは0.0001〜0.01質量%である。この範囲内であれば、当該化合物を安定に配合することができ、かつ優れたメラノソーム凝集促進作用、メラノソーム輸送阻害作用又は美白作用を発揮することができる。
また、本開示の化合物の使用量は、年齢、症状等により異なるが、適量であればよい。
本開示の化合物は、チロシナーゼ阻害剤、メラニン生成抑制剤、抗炎症剤、メラニン排出促進剤等の本作用以外の作用機序により美白効果を発揮する薬剤と併用するのが好ましい。これにより、相乗的な美白効果を発揮させることが可能となる。
チロシナーゼ阻害剤及びメラニン生成抑制剤の例としては、L−アスコルビン酸及びその誘導体、並びにそれらの塩(アスコルビン酸−2−グルコシド、リン酸アスコルビルマグネシウム、リン酸アスコルビルナトリウム、3−O−エチルアスコルビン酸等)、ハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン等)、トラネキサム酸及びその誘導体(トラネキサム酸セチル、トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド等)、サリチル酸及びその誘導体(4−メトキシサリチル酸等)並びにそれらの塩、エラグ酸及びその誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アデノシン−1−リン酸、リノール酸、5,5’−ジプロピル−ビフェニル2,2’−ジオール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール又はその誘導体、レゾルシンおよびその誘導体(4−n−ブチルレゾルシノール等)、胎盤抽出物、カミツレエキス,ニコチン酸アミド等が挙げられるが、アスコルビン酸−2−グルコシド、3−O−エチルアスコルビン酸、又はアルブチンが好ましい。抗炎症剤としては、トラネキサム酸及びその誘導体、グリチルリチン酸ジカリウム等のグリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸ステアリル等のグリチルレチン酸誘導体、サリチル酸及びその誘導体、カミツレエキス等が挙げられるが、トラネキサム酸、グリチルレチン酸ジカリウム又はグリチルレチン酸ステアリルが好ましい。メラニン排出促進剤としてはニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体やアデノシン−1−リン酸及びその誘導体等があげられるが、ニコチン酸アミド又はアデノシン−1−リン酸が好ましい。
なお、前記製剤には、本開示の化合物の他、必要に応じて任意の成分を組み合わせて使用してもよい。他の成分としては、薬学的に許容される成分であればよく、例えば、細胞賦活剤、抗酸化剤、保湿剤、紫外線防止剤、溶剤(水、アルコール類等)、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、乳化剤、安定化剤、着色剤、光沢剤、矯味剤、矯臭剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、希釈剤、浸透圧調整剤、香料等が挙げられ、これらを目的とする製剤に応じて配合すればよい。
また、前記製剤の形態は、特に限定されず、液状、ペースト状、ゲル状、固形状、粉末状等の何れの形態でもよい。
なお、本技術は、以下の構成を採用することも可能である。
〔1〕上記式(1)で表される化合物。
〔2〕上記式(1)の化合物が、3−アラルキル−1−インダニリデンである前記〔1〕記載の化合物。
〔3〕前記アラルキル基が、炭素数1〜8(好適には炭素数1〜6)の直鎖のものであり、より好ましくは炭素数1〜4(より好適には炭素数1〜3)の直鎖のものである前記〔2〕記載の化合物。
〔4〕上記式(1)中、n=1〜3である前記〔1〕記載の化合物。
〔5〕3−フェネチル−1−インダニリデン。
〔6〕前記〔1〕〜〔5〕の何れか1項記載の化合物を含有する化粧料、皮膚外用剤、美白剤、メラノソーム凝集促進剤又はメラノソーム輸送阻害剤。
〔7〕化粧料、皮膚外用剤、美白剤、メラノソーム凝集促進剤、メラノソーム輸送阻害剤又は本技術の製剤の製造のための、前記〔1〕〜〔5〕の何れか1項記載の化合物。
〔8〕(a)メラノソーム凝集抑制、メラノソーム輸送が関与する疾病、疾患若しくは症状の予防、改善若しくは治療における使用のための、又は(b)美白における使用のための、前記〔1〕〜〔5〕の何れか1項記載の化合物。
〔9〕(a)メラノソーム凝集抑制、メラノソーム輸送が関与する疾病、疾患若しくは症状の予防、改善若しくは治療のための、又は(b)美白のための、前記〔1〕〜〔5〕の何れか1項記載の化合物の使用。
〔10〕前記〔1〕〜〔5〕の何れか1項記載の化合物を有効成分として摂取又は投与する、(a)メラノソーム凝集、メラノソーム輸送阻害が関与する疾病、疾患若しくは症状の予防、改善若しくは治療方法、又は(b)美白方法。
以下、実施例、参考例、比較例、試験例、製造例等を挙げ、本発明(本技術)をさらに具体的に説明するが、本発明(本技術)はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
〔製造例1:3−フェネチル−1−インダニリデン(3-phenethyl-1-indanylidene)の有機化学合成〕
3−フェネチル−1−インダニリデン(化合物(3))は、臭化フェネチルマグネシウム及びベンゾアルデヒドを出発原料にして、以下のスキーム1にて、前駆体:3−(2−フェニルエチル)インダン−1−オンを得た後、その前駆体からウィッティヒ反応(Wittig Reaction)にて得た。
以下、Scheme1に示す合成経路に沿って製造例について詳細に説明する。
物性値の測定においては、以下の条件で行った。
<NMR>
使用機器:Mercury 300MHz(Varian社製)
内部標準:テトラチメルシラン(TMS)
<LCMS>
使用機器 :四重極型質量分析計 LC/MSD 1200シリーズ(Agilent社製)
イオン化法:ESI法 ポジティブ又はネガティブモード
カラム :ODS 2000(50×4.6mm、5μm)
カラム温度:30℃
流速 :1.5mL/分
検出波長 :214nm
<1,3-diphenylpropan-1-ol(化合物12)の合成>
ベンズアルデヒド(化合物11)(5.00g、47.1mmol)をテトラヒドロフラン(THF)30mLに溶解し、そこに、「臭化フェネチルマグネシウム(3a)」をTHFに溶解した溶液(141mL、0.5mol/L)を、0℃、窒素雰囲気下で滴下した。滴下後、混合液を室温にして2時間撹拌した。次いで、1Nの塩酸を加えた後、酢酸エチル(200mL)を加えた。有機相を水と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。残渣をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=10:1)によって精製し、化合物12(4.6g、収率46%)を得た。
得られた化合物12のNMRデータを以下に示す。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 2.00-2.15 (m, 2H), 2.66-2.76 (m, 2H), 4.66-4.71 (m, 1H), 7.15-7.37 (m, 10H).
<1,3-diphenylpropan-1-one(化合物13)の合成>
化合物12(4.30g、20.0mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶解した溶液を、0℃、窒素雰囲気下で少量ずつ、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)(10.8g、50.0mmol)に加えた。次に、混合液を室温にして一晩撹拌した後、薄層クロマトグラフィー(TLC)により反応が終了していることを確認した。混合液を濾過し、濾液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄した後、有機溶液を硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。残渣をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=80:1)によって精製し、化合物13(2.5g、収率58%)を得た。
得られた化合物13のNMRデータを以下に示す。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 3.04-3.10 (m, 2H), 3.28-3.33 (m, 2H), 7.17-7.33 (m, 5H), 7.42-7.49 (m, 2H), 7.52-7.58 (m, 1H), 7.94-7.98 (m, 2H).
<methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate(化合物14)の合成>
トリメチルアセチルリン酸(2.04g、11.2mmol)をTHF(10mL)に溶解し、そこに、水素化ナトリウム(0.450g、11.2mmol、60%原料油分散物)とTHF(50mL)の混合液を、0℃、窒素雰囲気下で添加した。添加後、混合液を5℃で30分間撹拌した。次に、化合物13(1.20g、5.60mmol)をTHF(10mL)に溶解した溶液を滴下した。反応後の混合液を室温にして一晩撹拌した。次いで、1Nの塩酸を加え、酢酸エチル(100mL)を加えた。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。残渣をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=50:1)によって精製し、cis-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate(0.5g)と、trans-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate(0.7g)を得た。
得られた化合物14のNMRデータを以下に示す。
cis-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate: 1H NMR (300MHz, CDCl3): 2.70-2.76 (m, 2H), 3.37-3.42 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 6.07 (s, 1H), 7.17-7.28 (m, 5H), 7.37-7.41 (m, 3H), 7.44-7.47 (m, 2H).
trans-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate: 1H NMR (300MHz, CDCl3): 2.69-2.80 (m, 4H), 3.55 (s, 3H), 5.90 (s, 1H), 7.13-7.42 (m, 10H).
<methyl 3,5-diphenylpentanoate(化合物15)の合成>
cis-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate及びtrans-methyl 3,5-diphenylpent-2-enoate(1.20g、4.51nmol)とパラジウム炭素(200mg、10%)をメタノール(30mL)中で混合し、水素雰囲気下にて、45℃で1.5時間撹拌した。TLCにより反応が終了していることを確認した後、混合液を濾過し、濾液を蒸発させて化合物15(1.2g、収率100%)を得た。
得られた化合物15のNMRデータを以下に示す。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 1.89-2.05 (m, 2H), 2.43-2.49 (m, 2H), 2.56-2.70 (m, 2H), 3.09-3.17 (m, 1H), 3.56 (s, 3H), 7.08-7.36 (m, 10H).
<3,5-diphenylpentanoic acid(化合物16)の合成>
化合物15(1.20g、4.48mmol)をTHF(3mL)及びメタノール(3mL)に溶解し、この溶液を、室温にて、水酸化ナトリウム水溶液(10%、5mL)に加えた。混合液を45℃にして2時間撹拌した後、TLCにより反応が終了していることを確認し、酢酸エチル(10mL)を添加した。水相をpH3にし、酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機溶液を食塩水で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮し、化合物16(1.05g、収率92%)を得た。
得られた化合物16のNMRデータを以下に示す。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 1.86-2.04 (m, 2H), 2.43-2.48 (m, 2H), 2.59-2.73 (m, 2H), 3.07-3.17 (m, 1H), 7.07-7.36 (m, 10H).
<3-(2-phenylethyl)indan-1-one(化合物17)の合成>
ポリリン酸を80℃にして撹拌し、そこに、化合物16(0.700g、2.76mmol)をトルエン(10mL)に溶解した溶液を添加した。混合液を115℃にして一晩撹拌した後、TLCにより反応が終了していることを確認した。飽和炭酸ナトリウム水溶液を添加してpH8にした後、酢酸エチルを添加した。その後、有機溶液を硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮し、残渣をカラム(石油エーテル:酢酸エチル=30:1)によって精製して、化合物17(480mg、収率74%)を得た。
得られた化合物7のNMRデータを以下に示す。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 1.71-1.85 (m, 1H), 2.21-2.33 (m, 1H),2.43 (dd, J = 18.9 Hz, 3.3Hz, 1H), 2.69-2.76 (m, 2H), 2.89 (dd, J = 19.2 Hz, 7.5 Hz, 1H), 3.35-3.42 (m, 1H), 7.17-7.32 (m, 5H), 7.37 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 7.8 Hz, 0.9 Hz, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.74 (d, J = 7.5 Hz).
<3-phenethyl-1-indanylidene(上記式(3)で表される化合物)の合成>
カリウムtert-ブトキシド(t−BuOK)(0.380g、3.38mmol)をTHF(12mL)と混合し、0℃、窒素雰囲気下でPhCHBrに添加した。その後、混合液を室温にして30分間撹拌した。次いで、化合物17(0.400g、1.69mmol)をTHF(3mL)に溶解した溶解液を滴下し、反応後の混合液を一晩撹拌した。1Nの塩酸を添加し、酢酸エチル(30mL)を加えた後、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮した。残渣をカラム(石油エーテル)によって精製して、化合物(3)(0.26g、65%)を得た。
得られた化合物(3)のNMRデータを以下に示す(図1参照)。
1H NMR (300MHz, CDCl3): 1.75-1.83 (m, 1H), 2.11-2.20 (m, 1H), 2.50-2.58 (m, 1H), 2.67-2.75 (m, 2H), 2.98-3.08 (m, 1H), 3.20-3.26 (m, 1H), 5.05 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 5.45 (t, J = 2.1 Hz, 1H), 7.16-7.31 (m, 8H), 7.48-7.50 (m, 1H).
得られた化合物(3)のLCMSデータを以下に示す。
LCMS [mobile phase: from 60% water (0.02% NH4OAc) and 40% CH3CN to 95% water (0.02% NH4OAc) and 5% CH3CN in 6.5 min.] purity is >90%, Rt = 3.683 min; MS Calcd.: 234; MS Found: 235 ([M+H]+).
〔実施例1:メラノソーム凝集促進効果試験〕
製造例1で得られた3−フェネチル−1−インダニリデン(化合物(3))のメラノソーム凝集促進試験を行なった。
正常ヒトメラノサイトを培養し、それぞれの培養画分に、3−フェネチル−1−インダニリデンの最終濃度が表1に示す0、2.5、5、10、20及び40μg/mLとなるように添加し、4日間培養した。培養後、正常ヒトメラノサイトの全細胞中におけるメラノソーム輸送阻害細胞(メラノソームが核周辺に凝集した細胞)を光学顕微鏡で観察し、写真を撮影した。撮影した写真を基に、一定期間培養した全細胞数及びその全細胞中にメラノソーム輸送阻害細胞が占める割合を求め、これを凝集率(%)とした。その結果を表1に示す。また、正常ヒトメラノサイトの生存率は、75%以上と概ね良好であった。
凝集率(%)=〔披験物質添加培養後のメラノソーム輸送阻害細胞数/披験物質添加培養後の全細胞数〕
なお、「全細胞数」とは、凝集/非凝集、いずれも含めたシャーレに正着している全ての生細胞である。
図2の左図(添加)は、濃度40μg/mLのときの正常ヒトメラノサイトの形態写真であり、図2の右図(無添加)は、濃度0μg/mLのときの正常ヒトメラノサイトの形態写真である。図2の右図(無添加)では、正常ヒトメラノサイト内で黒色メラノソームの凝集が見られなかったが、図2の左図(添加)に示すように、被験物質を添加することで、正常ヒトメラノサイト内で黒色のメラノソームが核周辺で凝集している様子が観察された。
すなわち、3−フェネチル−1−インダニリデンは、ヒトメラノサイト内でメラノソーム凝集作用を有することが確認された。このようにメラノソームが核周辺に凝集することにより、ヒトメラノサイト外にメラノソームを輸送することができないので、3−フェネチル−1−インダニリデンはメラノソーム輸送阻害作用を有することが確認された。
以上の結果より、本開示の化合物にはメラノソーム凝集促進作用及びメラノソーム輸送阻害作用があることが理解できた。
[実施例2:化粧水の調製]
下記の組成の化粧水を、以下の方法で調製した。
A.成分(3)、(4)及び(8)〜(10)を混合溶解する。
B.成分(1)、(2)、(5)〜(7)及び(11)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
(成分) (%)
(1)グリセリン 5.0
(2)1,3−ブチレングリコール 6.5
(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン
モノラウリン酸エステル 1.2
(4)エタノール 12.0
(5)乳酸 0.05
(6)乳酸ナトリウム 0.1
(7)コラーゲン 1.0
(8)製造例1で得られた3−フェネチル−1−インダニリデン
(化合物(3)) 0.001
(9)メチルパラベン 0.1
(10)香料 0.02
(11)精製水 残 量
[実施例3:乳液の調製]
下記の組成の乳液を、以下の方法で調製した。
A.成分(9)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(8)および(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(11)〜(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
(成分) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン
モノステアレート 1.0
(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット
テトラオレエート 0.5
(3)グリセリルモノステアレート 1.0
(4)ステアリン酸 0.5
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)スクワラン 8.0
(7)エタノール 5.0
(8)製造例1で得られた3−フェネチル−1−インダニリデン
(化合物(3)) 0.01
(9)精製水 残 量
(10)メチルパラベン 0.1
(11)カルボキシビニルポリマー 0.2
(12)水酸化ナトリウム 0.1
(13)ヒアルロン酸 0.1
(14)香料 0.05
[実施例4:リキッドファンデーション(水中油型クリーム状)の調製]
下記の組成のリキッドファンデーションを、以下の方法で調製した。
A.成分(1)〜(6)を分散する。
B.Aに成分(7)〜(12)を加え70℃で均一に混合する。
C.成分(13)〜(18)を70℃で均一に混合する。
D.CにBを加え乳化し、室温まで冷却する。
E.Dに成分(19)を添加して水中油型クリーム状リキッドファンデーションを得た。
(成分) (%)
(1)1,3ブチレングリコール 5.0
(2)水素添加大豆リン脂質 0.5
(3)酸化チタン 5.0
(4)ベンガラ 0.1
(5)黄酸化鉄 1.0
(6)黒酸化鉄 0.05
(7)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.5
(8)トリエタノールアミン 1.5
(9)精製水 残 量
(10)グリセリン 5.0
(11)製造例1で得られた3−フェネチル−1−インダニリデン
(化合物(3)) 0.05
(12)パラオキシ安息香酸エチル 0.1
(13)ステアリン酸 0.9
(14)モノステアリン酸グリセリン 0.3
(15)セトステアリルアルコール 0.4
(16)モノオレイン酸ポリオキシエチレン
(20E.O.)ソルビタン 0.2
(17)トリオレイン酸ポリオキシエチレン
(20E.O.)ソルビタン 0.2
(18)パラメトキシケイ皮酸2―エチルヘキシル 5.0
(19)香料 0.02
[実施例5:軟膏剤の調製]
下記の組成の軟膏剤を、以下の方法で調製した。
A.成分(5)〜(9)を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分(1)〜(4)を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AにBを徐々に加え、軟膏剤を得た。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 18.0
(2)セタノール 4.0
(3)酢酸dl−α―トコフェロール 0.2
(4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(5)トリエタノールアミン 2.0
(6)グリセリン 5.0
(7)グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
(8)製造例1で得られた3−フェネチル−1−インダニリデン
(化合物(3)) 0.1
(9)精製水 残 量
実施例2で調製した化粧水、実施例3で調製した乳液、実施例4で調製したリキッドファンデーション、実施例5で調製した軟膏は、いずれも皮膚に適用することによる美白効果や、製剤の安定性が期待できる。

Claims (4)

  1. 下記式(1)で表される化合物。
    (式中、n=1〜3の整数である。)
  2. 請求項1記載の化合物を含有する化粧料又は皮膚外用剤。
  3. 請求項1記載の化合物を含有する美白剤。
  4. 請求項1記載の化合物を含有するメラノソーム凝集促進剤。
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