JP2007269682A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた美白効果を有する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する皮膚外用剤である。
【選択図】 なし
【解決手段】パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する皮膚外用剤である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する皮膚外用剤に関する。
従来、種々の美白剤が開発され、実際に、化粧料等の皮膚外用剤に配合されている。近年では、美白剤に要求される性能も高度なものとなり、より少量の配合で優れた美白効果を発揮する美白剤や、安定性にも優れた美白剤の開発が求められている。
ところで、カルニチン類と、抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物と、美白成分とを含有する化粧料が提案されている(特許文献1参照)。又、カルニチン又はアシルカルニチンを、色素沈着傷害の予防、改善に用いる方法が報告されている(特許文献2参照)。しかし、いずれもその効果は十分なものでなかった。
特開2004−339141号公報
特表2004−534067号公報
ところで、カルニチン類と、抗酸化効果を有する植物の圧搾物又は抽出物と、美白成分とを含有する化粧料が提案されている(特許文献1参照)。又、カルニチン又はアシルカルニチンを、色素沈着傷害の予防、改善に用いる方法が報告されている(特許文献2参照)。しかし、いずれもその効果は十分なものでなかった。
本発明は、安定性が良好で、且つ優れた美白効果を奏する皮膚外用剤を提供することを課題とする。特に、より少ない配合量で美白剤を配合した場合も、優れた美白効果を奏する皮膚外用剤を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する皮膚外用剤を提供する。前記パルミトイルカルニチウム塩は、下記一般式(1):
本発明の一態様として、前記一般式(1)中、Xが塩素原子であることを特徴とする前記皮膚外用剤;美白剤として前記パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する前記皮膚外用剤;アルブチン、ビタミンC又はその誘導体、リノール酸又はその誘導体、及びビタミンE又はその誘導体から選択される一種又は二種以上をさらに含有することを特徴とする前記皮膚外用剤;が提供される。
本発明によれば、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を配合することにより、安定性が良好で、且つ優れた美白効果を奏する皮膚外用剤を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
本発明の皮膚外用剤は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有することを特徴とする。パルミトイルカルニチウム塩は、パルミトイルカルニチンのカチオン(パルミトイルカルニチウム)と、任意のアニオンとの塩であり、下記一般式(1)で表される塩から選択されるのが好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有することを特徴とする。パルミトイルカルニチウム塩は、パルミトイルカルニチンのカチオン(パルミトイルカルニチウム)と、任意のアニオンとの塩であり、下記一般式(1)で表される塩から選択されるのが好ましい。
式中、Xは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲン原子、硫酸残基、特に酸性硫酸残基、リン酸残基、特に酸性リン酸残基、酢酸残基、酒石酸残基、アスパラギン酸残基、特に酸性アスパラギン酸残基、クエン酸残基、特に酸性クエン酸残基、フマル酸残基、特に酸性フマル酸残基、グリセリン酸残基、グルコースリン酸残基、乳酸残基、マレイン酸残基、特に酸性マレイン酸残基、オロット酸残基、シュウ酸残基、特に酸性シュウ酸残基、トリクロロ酢酸残基、トリフルオロ酢酸残基及びメタンスルホン酸残基を表す。これらの塩は、一種を単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。さらにパルミトイルカルニチンと、一種以上のパルミトイルカルニチウム塩とを組み合わせて用いてもよい。
なお、Xは2価以上のアニオンであってもよく、かかる場合は、パルミトイルカルニチウム塩中のカチオンとアニオンとの比は1:1である必要はなく、アニオンの価数に応じて決定される。
なお、Xは2価以上のアニオンであってもよく、かかる場合は、パルミトイルカルニチウム塩中のカチオンとアニオンとの比は1:1である必要はなく、アニオンの価数に応じて決定される。
パルミトイルカルニチン及びパルミトイルカルニチウム塩は、不斉炭素を分子中に含むので、光学異性体d体及びl体が存在するが、本発明ではいずれを用いてもよいし、双方の混合物、例えば、ラセミ体を用いてもよい。パルミトイルカルニチンは、一般的なエステル化反応を利用して合成することができる。例えば、カルニチン塩酸塩と、パルミトイル塩酸塩とを原料として、エステル化反応を進行させることで合成することができる。生成物が塩として得られる場合は、さらに塩基等を用いて中和反応を進行させて、パルミトイルカルニチンを生成してもよい。
本発明の皮膚外用剤は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を美白剤として含有していてもよい。パルミトイルカルニチン及びパルミトイルカルニチウム塩は、優れた美白効果を奏するので、少ない配合量であっても、従来の美白剤を用いたものと同等以上の美白効果を奏する。本発明の皮膚外用剤における、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩の含有量(塩の場合は遊離酸の状態に換算した含有量)は、0.0001〜5質量%であるのが好ましく、0.001〜1質量%であるのがより好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩とともに、美白作用を有する他の美白剤をさらに含有していてもよい。組み合わせる美白剤としては特に制限されないが、中でも、アルブチン、ビタミンC又はその誘導体(リン酸アスコルビルマグネシウム、リン酸アスコルビルナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム、ジパルミチン酸アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル等)、リノール酸又はその誘導体(リノール酸及びその塩、エステル等)、ビタミンE又はその誘導体(トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、ビタミンEグリコシド等)から選択される一種又は二種以上と組み合わせるのが好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩とともに、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等に通常使用される各種の成分、即ち、水、アルコール、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、各種薬効剤、動植物・微生物由来の抽出物、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜加えることができる。また、抗酸化剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、紫外線防止剤等の薬効成分を併用して、本発明の効果を更に高める、もしくは他の効果をさらに付加することもできる。
本発明の皮膚外用剤は、美肌(美白の概念を含む)、特に美白、を目的とする化粧料として調製するのに適する。化粧料の形態については特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料等のいずれの形態の化粧料であってもよい。その他、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤等の外用医薬品として調製してもよい。また、本発明の皮膚外用剤は、乳化型皮膚外用剤であってもよく、かかる場合は、W/O型及びO/W型のいずれであってもよい。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
[製造例]
下記の経路により、パルミトイルカルニチウム塩酸塩及びパルミトイルカルニチンをそれぞれ合成した。
[製造例]
下記の経路により、パルミトイルカルニチウム塩酸塩及びパルミトイルカルニチンをそれぞれ合成した。
(パルミトイル−dl−カルニチウム塩酸塩の製造例)
100gのdl−カルニチン塩酸塩に、250gのパルミトイルクロライド及び8gのパラトルエンスルホン酸を入れて混合し、80℃で9時間かけて攪拌した。次いで反応混合物を40℃まで冷却し、500mLのTHFを入れて攪拌しながら室温まで冷却した。生成した結晶を濾別し、300mLのイソプロパノールで再結晶して、無色結晶性固体のパルミトイル−dl−カルニチウム塩酸塩を45g得た。
得られた生成物の分析結果を以下に示す。
融点:158〜160℃。
1H−NMR(CD3OD):δ5.61(m,1H),3.85(dd,1H,J=8.46Hz,J=8.46Hz),3.70(d,1H,J=14.26Hz),3.19(s,9H),2.74(dd,2H,J=4.11Hz,J=6.28Hz),2.38(t,2H,J=7.25Hz,J=7.73Hz),1.62(m,2H),1.28(s,24H),0.89(t,3H,J=6.77Hz,J=7.01Hz)。
IR(film)cm-1:3021,2952,2917,2850,1732,1706,1196,1179。
FAB−MS: m/z 400[M++H](分子C23H45O4N=399に対して)。
100gのdl−カルニチン塩酸塩に、250gのパルミトイルクロライド及び8gのパラトルエンスルホン酸を入れて混合し、80℃で9時間かけて攪拌した。次いで反応混合物を40℃まで冷却し、500mLのTHFを入れて攪拌しながら室温まで冷却した。生成した結晶を濾別し、300mLのイソプロパノールで再結晶して、無色結晶性固体のパルミトイル−dl−カルニチウム塩酸塩を45g得た。
得られた生成物の分析結果を以下に示す。
融点:158〜160℃。
1H−NMR(CD3OD):δ5.61(m,1H),3.85(dd,1H,J=8.46Hz,J=8.46Hz),3.70(d,1H,J=14.26Hz),3.19(s,9H),2.74(dd,2H,J=4.11Hz,J=6.28Hz),2.38(t,2H,J=7.25Hz,J=7.73Hz),1.62(m,2H),1.28(s,24H),0.89(t,3H,J=6.77Hz,J=7.01Hz)。
IR(film)cm-1:3021,2952,2917,2850,1732,1706,1196,1179。
FAB−MS: m/z 400[M++H](分子C23H45O4N=399に対して)。
(パルミトイル−dl−カルニチンの製造例)
上記で合成したパルミトイル−dl−カルニチウム塩酸塩の40gを、200g蒸留水に溶解し、氷水浴で冷却しながら1N−苛性ソーダで中和した。生成した固体を濾別し、氷水で十分洗浄・乾燥した後、200mLのイソプロパノ−ルで再結晶し、無色結晶状固体のパルミトイル−dl−カルニチンを36g得た。
得られた生成物の分析結果を以下に示す。
融点:140〜141℃。
1H−NMR(CD3OD):δ5.58(m,1H),3.71(t,2H,J=7.49Hz,J=3.14Hz),3.17(s,9H),2.60(dd,1H,J=4.59Hz,J=4.35Hz),2.36(m,3H),1.61(m,2H),1.28(s,24H),0.89(t,3H,J=6.77Hz,J=7.01Hz)。
IR(film) cm-1:3471,3238,2916,2849,1728,1595,1381,1172。
FAB−MS :m/z 400[M++H](分子C23H45O4N=399に対して)。
上記で合成したパルミトイル−dl−カルニチウム塩酸塩の40gを、200g蒸留水に溶解し、氷水浴で冷却しながら1N−苛性ソーダで中和した。生成した固体を濾別し、氷水で十分洗浄・乾燥した後、200mLのイソプロパノ−ルで再結晶し、無色結晶状固体のパルミトイル−dl−カルニチンを36g得た。
得られた生成物の分析結果を以下に示す。
融点:140〜141℃。
1H−NMR(CD3OD):δ5.58(m,1H),3.71(t,2H,J=7.49Hz,J=3.14Hz),3.17(s,9H),2.60(dd,1H,J=4.59Hz,J=4.35Hz),2.36(m,3H),1.61(m,2H),1.28(s,24H),0.89(t,3H,J=6.77Hz,J=7.01Hz)。
IR(film) cm-1:3471,3238,2916,2849,1728,1595,1381,1172。
FAB−MS :m/z 400[M++H](分子C23H45O4N=399に対して)。
[細胞培養によるメラニン生成抑制効果(白色化率)及び細胞生存率試験]
マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用し、メラニン生成抑制効果及び細胞生存率を調べた。
具体的には、2枚の6穴プレートに10%FBS含有MEM培地を適量とり、B16メラノーマ細胞を播種し、37℃、二酸化炭素濃度5%中にて静置した。翌日、上記製造例で得られたパルミトイルカルニチウム塩酸塩の50%エチルアルコール溶液及びパルミトイルカルニチンのジメチルスルホキサイド溶液を最終濃度が0(対照)、30μg/mLとなるように検体調製液を添加し混和した。培養5日目に培地を交換し再度検体調製液を添加した。翌日、培地を除去し、1枚のプレートについて、細胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、B16メラノーマ培養細胞の白色化度を以下の基準にて評価した。
又、比較例として、上記特許文献1及び2に開示のある塩化カルニチン(和光純薬工業社製)及びアセチルカルニチン塩酸塩(和光純薬工業社製)、ならびに美白剤として公知のリン酸L−アスコルビルマグネシウムの水溶液についてもそれぞれ同様の試験を行った。但し、試料溶液を最終濃度30μg/mLで添加したサンプル以外に、効果の確認のため試料溶液を最終濃度300μg/mLで添加したサンプルについても評価を行った。結果を合わせて下記表1に示す。
(判定基準)
++:対照に対してあきらかに白色である。
+:対照に対して白色である。
±:対照に対してわずかに白色である。
−:対照と同じ黒色である。
マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用し、メラニン生成抑制効果及び細胞生存率を調べた。
具体的には、2枚の6穴プレートに10%FBS含有MEM培地を適量とり、B16メラノーマ細胞を播種し、37℃、二酸化炭素濃度5%中にて静置した。翌日、上記製造例で得られたパルミトイルカルニチウム塩酸塩の50%エチルアルコール溶液及びパルミトイルカルニチンのジメチルスルホキサイド溶液を最終濃度が0(対照)、30μg/mLとなるように検体調製液を添加し混和した。培養5日目に培地を交換し再度検体調製液を添加した。翌日、培地を除去し、1枚のプレートについて、細胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、B16メラノーマ培養細胞の白色化度を以下の基準にて評価した。
又、比較例として、上記特許文献1及び2に開示のある塩化カルニチン(和光純薬工業社製)及びアセチルカルニチン塩酸塩(和光純薬工業社製)、ならびに美白剤として公知のリン酸L−アスコルビルマグネシウムの水溶液についてもそれぞれ同様の試験を行った。但し、試料溶液を最終濃度30μg/mLで添加したサンプル以外に、効果の確認のため試料溶液を最終濃度300μg/mLで添加したサンプルについても評価を行った。結果を合わせて下記表1に示す。
(判定基準)
++:対照に対してあきらかに白色である。
+:対照に対して白色である。
±:対照に対してわずかに白色である。
−:対照と同じ黒色である。
残りの1枚のプレートについて、細胞をホルマリン固定後、1%クリスタルバイオレット溶液に添加し染色した。各検体濃度に対する生存細胞率をモノセレーター(オリンパス社製)で測定した。その結果、いずれも細胞生存率は70%以上であった。
表1に示す結果から、パルミトイルカルニチン又はその塩酸塩は、低濃度で従来の美白剤と同等又はそれ以上の美白効果を奏することが理解できる。
[実施例1:化粧水]
(製法)
A.下記成分(1)〜(9)を混合溶解する。
B.下記成分(10)〜(13)を混合溶解する。
C.BにAを加え乳化し、化粧水を得る。
(製法)
A.下記成分(1)〜(9)を混合溶解する。
B.下記成分(10)〜(13)を混合溶解する。
C.BにAを加え乳化し、化粧水を得る。
(成分) (質量%)
(1)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.08
(2)スクワラン 0.02
(3)セスキオレイン酸ソルビタン 0.05
(4)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.05
(5)ポリオキシエチレン(8E.O.)アルキル(12〜15)
エーテルリン酸 0.1
(6)酢酸dl−α−トコフェロール*1 0.05
(7)防腐剤 適量
(8)香料 適量
(9)エチルアルコール 8.0
(10)ジプロプレングリコール 8.0
(11)グリセリン 4.0
(12)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*2 0.1
(13)精製水 残量
*1:エーザイ株式会社製
*2:製造例にて製造したもの
(1)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.08
(2)スクワラン 0.02
(3)セスキオレイン酸ソルビタン 0.05
(4)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.05
(5)ポリオキシエチレン(8E.O.)アルキル(12〜15)
エーテルリン酸 0.1
(6)酢酸dl−α−トコフェロール*1 0.05
(7)防腐剤 適量
(8)香料 適量
(9)エチルアルコール 8.0
(10)ジプロプレングリコール 8.0
(11)グリセリン 4.0
(12)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*2 0.1
(13)精製水 残量
*1:エーザイ株式会社製
*2:製造例にて製造したもの
[実施例2:乳液]
(製法)
A.下記成分(1)〜(10)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(11)〜(19)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に成分(20)を加え混合する。
D.Cを冷却し、成分(21)を加え混合し、乳液を得る。
(製法)
A.下記成分(1)〜(10)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(11)〜(19)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に成分(20)を加え混合する。
D.Cを冷却し、成分(21)を加え混合し、乳液を得る。
(成分) (質量%)
(1)ステアリン酸 1.0
(2)セタノール 0.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.5
(4)流動パラフィン 2.0
(5)スクワラン 3.0
(6)ホホバ油 3.0
(7)パルミチン酸セチル 0.2
(8)防腐剤 適量
(9)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
(11)トリエタノールアミン 0.5
(12)1,3−ブチレングリコール 15.0
(13)グリセリン 3.0
(14)ポリエチレングリコール6000 0.5
(15)パルミトイルカルニチン*1 0.001
(16)リン酸L−アスコルビルマグネシウム*2 3.0
(17)グリチリチンK2 *3 0.1
(18)ビタミンEグルコシド*4 1.0
(19)精製水 残量
(20)カルボキシビニルポリマー(1%溶液) 8.0
(21)香料 適量
*1:製造例にて製造したもの
*2:日本サーファクタント社製
*3:丸善製薬社製
*4:エーピーアイコーポレーション社製
(1)ステアリン酸 1.0
(2)セタノール 0.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.5
(4)流動パラフィン 2.0
(5)スクワラン 3.0
(6)ホホバ油 3.0
(7)パルミチン酸セチル 0.2
(8)防腐剤 適量
(9)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
(11)トリエタノールアミン 0.5
(12)1,3−ブチレングリコール 15.0
(13)グリセリン 3.0
(14)ポリエチレングリコール6000 0.5
(15)パルミトイルカルニチン*1 0.001
(16)リン酸L−アスコルビルマグネシウム*2 3.0
(17)グリチリチンK2 *3 0.1
(18)ビタミンEグルコシド*4 1.0
(19)精製水 残量
(20)カルボキシビニルポリマー(1%溶液) 8.0
(21)香料 適量
*1:製造例にて製造したもの
*2:日本サーファクタント社製
*3:丸善製薬社製
*4:エーピーアイコーポレーション社製
[実施例3:クリーム]
(製法)
A.下記成分(1)〜(15)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(16)〜(22)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に成分(23)を加え混合する。
D.Cを冷却し、成分(24)を加え混合し、クリームを得る。
(製法)
A.下記成分(1)〜(15)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(16)〜(22)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に成分(23)を加え混合する。
D.Cを冷却し、成分(24)を加え混合し、クリームを得る。
(成分) (質量%)
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セタノール 2.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)ワセリン 2.0
(5)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル「コスモール168AR」*1
2.0
(6)ミリスチン酸イソトリデシル 5.0
(7)流動パラフィン 8.0
(8)スクワラン 5.0
(9)ミツロウ 1.0
(10)パルミチン酸セチル 2.0
(11)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 1.5
(13)パルミチン酸レチノール*2 0.1
(14)リノール酸*3 0.1
(15)防腐剤 適量
(16)トリエタノールアミン 1.2
(17)1,3−ブチレングリコール 8.0
(18)グリセリン 2.0
(19)ポリエチレングリコール20000 0.5
(20)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*4 0.01
(21)アルブチン*5 3.0
(22)精製水 残量
(23)カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 10.0
(24)香料 適量
*1:日清オイリオグループ社製
*2:和光純薬工業社製
*3:日本油脂社製
*4:製造例にて製造したもの
*5:ENZYCHEM社製
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セタノール 2.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)ワセリン 2.0
(5)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル「コスモール168AR」*1
2.0
(6)ミリスチン酸イソトリデシル 5.0
(7)流動パラフィン 8.0
(8)スクワラン 5.0
(9)ミツロウ 1.0
(10)パルミチン酸セチル 2.0
(11)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 1.5
(13)パルミチン酸レチノール*2 0.1
(14)リノール酸*3 0.1
(15)防腐剤 適量
(16)トリエタノールアミン 1.2
(17)1,3−ブチレングリコール 8.0
(18)グリセリン 2.0
(19)ポリエチレングリコール20000 0.5
(20)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*4 0.01
(21)アルブチン*5 3.0
(22)精製水 残量
(23)カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 10.0
(24)香料 適量
*1:日清オイリオグループ社製
*2:和光純薬工業社製
*3:日本油脂社製
*4:製造例にて製造したもの
*5:ENZYCHEM社製
[実施例4:美容液]
(製法)
A.下記成分(1)〜(8)を混合溶解する。
B.下記成分(9)〜(18)を混合溶解する。
C.BにAを加え混合し、美容液を得る。
(製法)
A.下記成分(1)〜(8)を混合溶解する。
B.下記成分(9)〜(18)を混合溶解する。
C.BにAを加え混合し、美容液を得る。
(成分) (質量%)
(1)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
(2)メドウホーム油 0.05
(3)ホホバ油 0.05
(4)防腐剤 適量
(5)香料 適量
(6)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
(7)イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油(50E.O.) 1.5
(8)エチルアルコール 5.0
(9)グリセリン 4.0
(10)ジプロピレングリコール 8.0
(11)1,3−ブチレングリコール 8.0
(12)乳酸ナトリウム 0.5
(13)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%)液*1 0.5
(14)ヒドロキシエチルセルロース 0.08
(15)アルギン酸ナトリウム 0.05
(16)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*2 0.01
(17)リン酸L−アスコルビルナトリウム*3 2.0
(18)精製水 残量
*1:味の素社製
*2:製造例にて製造したもの
*3:日本サーファクタント社製
(1)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.1
(2)メドウホーム油 0.05
(3)ホホバ油 0.05
(4)防腐剤 適量
(5)香料 適量
(6)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
(7)イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油(50E.O.) 1.5
(8)エチルアルコール 5.0
(9)グリセリン 4.0
(10)ジプロピレングリコール 8.0
(11)1,3−ブチレングリコール 8.0
(12)乳酸ナトリウム 0.5
(13)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%)液*1 0.5
(14)ヒドロキシエチルセルロース 0.08
(15)アルギン酸ナトリウム 0.05
(16)パルミトイルカルニチウム塩酸塩*2 0.01
(17)リン酸L−アスコルビルナトリウム*3 2.0
(18)精製水 残量
*1:味の素社製
*2:製造例にて製造したもの
*3:日本サーファクタント社製
[実施例5:マッサージクリーム]
(製法)
A.下記成分(1)〜(12)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(13)〜(16)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを冷却後、成分(17)を加え混合し、マッサージクリームを得る。
(製法)
A.下記成分(1)〜(12)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(13)〜(16)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを冷却後、成分(17)を加え混合し、マッサージクリームを得る。
(成分) (質量%)
(1)ステアリン酸 2.0
(2)ステアリルアルコール 2.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)セスキオレイン酸ソルビタン 1.0
(5)パルミチン酸セチル 1.0
(6)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル「コスモール168AR」*1
4.0
(7)ワセリン 20.0
(8)流動パラフィン 28.0
(9)メチルポリシロキサン(100CS) 0.5
(10)パルミトイルカルニチン*2 0.1
(11)ニコチン酸トコフェロール*3 0.1
(12)グリチルレチン酸ステアリル*4 0.1
(13)水酸化ナトリウム 0.1
(14)ジプロピレングリコール 7.0
(15)カルボキシビニルポリマー 0.1
(16)精製水 残量
(17)香料 適量
*1:日清オイリオグループ社製
*2:製造例にて製造したもの
*3:エーザイ社製
*4:丸善製薬社製
(1)ステアリン酸 2.0
(2)ステアリルアルコール 2.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)セスキオレイン酸ソルビタン 1.0
(5)パルミチン酸セチル 1.0
(6)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル「コスモール168AR」*1
4.0
(7)ワセリン 20.0
(8)流動パラフィン 28.0
(9)メチルポリシロキサン(100CS) 0.5
(10)パルミトイルカルニチン*2 0.1
(11)ニコチン酸トコフェロール*3 0.1
(12)グリチルレチン酸ステアリル*4 0.1
(13)水酸化ナトリウム 0.1
(14)ジプロピレングリコール 7.0
(15)カルボキシビニルポリマー 0.1
(16)精製水 残量
(17)香料 適量
*1:日清オイリオグループ社製
*2:製造例にて製造したもの
*3:エーザイ社製
*4:丸善製薬社製
上記製造したいずれの化粧料も、分離や変臭、変色などがなく安定生に優れ、肌に適用した際に、軽やかな伸び広がりを示した。さらに、連続的に皮膚に適用することにより、皮膚を透明感のある白く美しい肌にするものであった。
本発明によれば、安定性が良好で、且つ優れた美白効果を有する皮膚外用剤を提供することができる。
Claims (5)
- パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を含有する皮膚外用剤。
- 前記一般式(1)中、Xが塩素原子であることを特徴とする請求項2に記載の皮膚外用剤。
- 前記パルミトイルカルニチン及び/又はパルミトイルカルニチウム塩を美白剤として含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
- アルブチン、ビタミンC又はその誘導体、リノール酸又はその誘導体、及びビタミンE又はその誘導体から選択される一種又は二種以上をさらに含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006096761A JP2007269682A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006096761A JP2007269682A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007269682A true JP2007269682A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38672844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006096761A Pending JP2007269682A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007269682A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019069912A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社シャネル化粧品技術開発研究所 | 非水系皮膚外用組成物およびその製造方法 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006096761A patent/JP2007269682A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019069912A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社シャネル化粧品技術開発研究所 | 非水系皮膚外用組成物およびその製造方法 |
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