JP6271998B2 - 定着方法 - Google Patents
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Description
加熱回転体(加熱部材)と、
加熱回転体に接触する加圧ローラー(加圧部材)と、
で形成されたニップ部で未定着トナー画像を担持した記録材を搬送しながら加熱してトナー画像を記録材に定着するものが一般的である。
加熱加圧手段により記録材上のトナー画像を加熱加圧定着して記録材に定着画像を形成する定着方法において、
前記加熱加圧手段が、
加熱部材と、
加圧部材と
を有し、
前記加熱部材が、
導電層を有する筒状の回転体と、
前記回転体の内部に配置され、螺旋軸が前記回転体の母線方向と略平行である螺旋形状部を有し、前記導電層を電磁誘導発熱させる交番磁界を形成するための励磁コイルと、
前記螺旋形状部の中に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するための磁性コアと、
を有し、
前記母線方向に関し、記録材上の画像の最大通過領域の一端から他端までの区間において、前記磁性コアの磁気抵抗が、
前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記磁性コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下であり、
前記トナー画像を形成するトナーが、結着樹脂、着色剤および離型剤を含有するトナー粒子を有するトナーであり、
前記トナー粒子が、トナー母粒子100.0質量部に対して、0.1質量部以上5.0質量部以下の樹脂微粒子を固着させたものであり、
前記トナー母粒子のガラス転移温度(Tg1)が、前記樹脂微粒子のガラス転移温度(Tg2)よりも小さい値である
ことを特徴とする定着方法である。
導電層を有する筒状の回転体と、
前記回転体の内部に配置され、螺旋軸が前記回転体の母線方向と略平行である螺旋形状部を有し、前記導電層を電磁誘導発熱させる交番磁界を形成するためのコイルと、
前記螺旋形状部の中に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するためのコアと、
を有する定着装置において、前記母線方向に関し記録材上の画像の最大通過領域の一端から他端までの区間において、前記コアの磁気抵抗が、
前記導電層の磁気抵抗と、
前記導電層と前記コアとの間の領域の磁気抵抗と、
の合成磁気抵抗の30%以下であることを特徴とするものである。
図2は本実施例に係る画像形成装置100の概略構成図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンターである。101は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、所定の周速度にて回転駆動される。
(2−1)概略構成
図3は定着装置1の概略断面図である。定着装置1は、筒状の加熱回転体しての定着フィルム1と、定着フィルム1の内面と接触するニップ部形成部材としてのフィルムガイド9(ベルトガイド)と、対向部材としての加圧ローラー(加圧部材)7と、を有する。加圧ローラー7は、定着フィルム1を介してニップ部形成部材とともにニップ部Nを形成する。ニップ部Nでトナー画像Tを担持した記録材Pを搬送しながら加熱して、トナー画像Tを記録材Pに定着する。
図1は円筒形回転体1a(導電層)と、磁性コア2と、励磁コイル3の斜視図である。
励磁コイル3は、耐熱性のポリアミドイミドで被覆した直径1〜2mmの銅線材(単一導線)を、磁性コア2に約10巻〜100巻で螺旋状に巻いて形成する。本実施例では励磁コイル3の巻き数は18回とする。励磁コイル3は、磁性コア2に定着フィルム1の母線方向に交差する方向に巻回されているため、この励磁コイルに高周波電流を流すと、定着フィルム1の母線方向に平行な方向に交番磁界を発生させることができる。
図1における温度検知部材4は、定着フィルム1中央部の表面温度を検知するために設けられる。本実施例では、温度検知部材4として非当接型サーミスタを用いている。高周波コンバータ5は、励磁コイル3に、給電接点部3a、3bを介して高周波電流を供給する。なお、日本国内では電波法施行規則により電磁誘導加熱の利用周波数は20.05kHzから100kHzの範囲に定められている。また、電源の部品コスト上、周波数は低いことが好ましいため、利用周波数帯の下限付近21kHz〜40kHzの領域において周波数変調制御を行う。以下周波数変調制御について説明する。共振回路を用いて誘導発熱を行う電磁誘導方式においては図4のグラフのように、駆動周波数により出力電力が変化する。これは、駆動周波数が共振周波数と一致するときに電力は最大となり、駆動周波数が共振周波数から遠ざかると電力が下がるという性質を利用したものである。すなわち、目標温度と温度検知部材4の温度差に応じて、駆動周波数を21kHz〜100kHzまで変化させることにより、出力電力を調整するという方法である。制御回路6は、温度検知部材4によって検出された温度を基に高周波コンバータ5を制御する。これにより、定着フィルム1は電磁誘導加熱されて表面の温度が所定の目標温度になるように電力が制御される。
(3−1)磁力線の形状と誘導起電力
図5(a)は、同形状のソレノイドコイル3の中心に磁性コア2を挿通して磁路を形成した場合の、コイル形状と磁界の対応図である。本磁力線の向きは、矢印Iの向きに電流が増加している瞬間である。磁性コア2は、ソレノイドコイル3にて生成された磁力線を内部に誘導し、磁路を形成する部材として機能する。定着装置1の磁性コア2は、環状になっているものではなく、長手方向にそれぞれ端部を有するものである。そのため、磁力線は、大多数がソレノイドコイル中央の磁路に集中して通って、磁性コア2の長手方向の端部において拡散する形状の開磁路となる。そのため、コイルの隙間Δdにおける磁力線の漏えいも少なく、両極から出た磁力線は、外周の遥か遠くで繋がる形状の開磁路となる(図の表記上は端部で途切れている)。図5(b)は、ソレノイド中心軸Xにおける磁束密度の分布を示す。磁束密度は、グラフ上の曲線B2に示すように、B1と比較してソレノイドコイル3の端部での磁束密度の減衰が少なくなっており、台形に近い形状となる。
発熱原理はファラデーの法則に従う。ファラデーの法則とは、「回路の中の磁界を変化させると、その回路の中に電流を流そうとする誘導起電力が生じ、誘導起電力は回路を垂直に貫く磁束の時間変化に比例する」というものである。図6(a)に示すソレノイドコイル3の磁性コア2の端部近傍に、コイルと磁性コアより直径の大きな回路Sを置き、コイル3には高周波交流を流す場合を考える。高周波交流を流した場合、ソレノイドコイル周辺には交番磁界(時間とともに大きさと方向が変化を繰り返す磁界)が形成される。そのとき、回路Sに発生する誘導起電力は、以下の式(1)に従い、ファラデーの法則より回路Sの中を垂直に貫く磁束の時間変化に比例する。
N:コイル巻き数
Δφ/Δt:微小時間Δtでの回路を垂直に貫く磁束の変化
すなわち、励磁コイルに直流電流を流して静磁界を形成した状態において、回路Sの中を磁力線の垂直成分がより多く通過していると、高周波の交流電流を流して交番磁界を発生させたときの際の磁力線の垂直成分の時間変化も大きくなる。その結果、発生する誘導起電力も大きくなり、その磁束の変化を打ち消す方向に電流が流れる。すなわち、交番磁界を発生させた結果、電流が流れると、磁束の変化は打消されて静磁界を形成した際とは異なる磁力線形状となる。また、この誘導起電力Vは、交流電流の周波数が高い(すなわちΔtが小さい)ほど大きくなる傾向がある。したがって、50〜60Hzの低周波数の交流電流を励磁コイルに流した場合と、21kHz〜100kHzの高周波数の交流電流を励磁コイルに流した場合では、所定の磁束の量で発生させることのできる起電力は大きく異なる。交流電流の周波数を高周波数にすると、少ない磁束でも高い起電力を発生させることができるのである。したがって、交流電流の周波数を高周波数することは、断面積の小さな磁性コアで大きい熱量を発生させることができるため、小さな定着装置に大きな熱量を発生させたい場合に非常に有効である。これは、交流電流の周波数を大きくすることによって、トランスを小型化できることと似ている。例えば、低周波数帯(50〜60Hz)で用いられるトランスは、Δtが大きい分だけ磁束φを大きくする必要があり、磁性コアの断面積を大きくする必要がある。これに対して高周波数帯(kHz)で用いられるトランスは、Δtが小さい分だけ磁束φを小さくすることが可能であり、磁性コアの断面積を小さく設計することができる。
(I)円筒形回転体の材質の比透磁率が大きい
(II)円筒形回転体の断面積が大きい
(III)磁性コアの断面積が小さい
(IV)磁性コアの比透磁率が小さい
(V)磁性コアが長手方向に分割して大きなギャップを形成している
図9(c)は、磁性コアが長手方向に複数に分割されていて磁性コアの両端部NP、SP部分以外の箇所MPにおいても磁極ができている場合である。本発明の目的を達成するためには、NPとSPの2つのみを磁極とするよう磁路を形成するのが好ましく、磁性コアを長手方向で複数に分割して磁極MPを作ることは好ましくない。3−3にて後述する理由により、磁性コア全体の磁気抵抗を上昇させてしまい、磁路を形成しにくくなること、磁極MP部分の付近において発熱量が減少して、均一な画像加熱しにくい場合がある。
次に、(3−2)に説明した発熱原理を達成するための、具体的な設計指針について説明する。そのためには、定着装置の各構成部品の円筒形回転体の母線方向への磁気の通りやすさを、形状係数によって表現する必要がある。その形状係数は、「静磁界における磁気回路モデル」の「パーミアンス」を用いる。まず、一般的な磁気回路の考え方について説明する。磁束が主として通る磁路の閉回路を、電気回路に対して磁気回路という。磁気回路において磁束を計算する際、電気回路の電流の計算に準じて行うことができるものである。磁気回路の基礎計算式は、電気回路に関するオームの法則と同一であり、全磁束をφ、起磁力をV、磁気抵抗をRとすると、この3つの要素は
全磁束φ=起磁力V/磁気抵抗R ・・・(2)
の関係にある(したがって、電気回路における電流は磁気回路における全磁束φと対応し、電気回路における起電力は磁気回路における起磁力Vと対応し、電気回路における電気抵抗は磁気回路における磁気抵抗と対応する)。しかし、ここでは原理をより理解しやすく説明するために磁気抵抗Rの逆数であるパーミアンスPを用いて説明する。したがって上記(2)は
全磁束φ=起磁力V×パーミアンスP ・・・(3)
で置き換えられる。このパーミアンスPは、磁路の長さをB、磁路の断面積をS、磁路の透磁率をμとしたとき、
パーミアンスP=透磁率μ×磁路断面積S/磁路長B ・・・(4)
で表される。パーミアンスPは、磁路長Bが短く、磁路断面積Sおよび透磁率μが大きいほど大きくなることを示し、パーミアンスPが大きい部分に磁束φがより多く形成される。
φc=φa_in+φcy+φa_out ・・・(5)
すなわち、磁性コアの内部を通過した磁束は、φa_in、φcy、φa_outの何れかを必ず通過して磁性コアに戻ってくることを意味する。
φc=Pc・Vm ・・・(6)
φa_in=Pa_in・Vm ・・・(7)
φcy=Pcy・Vm ・・・(8)
φa_out=Pa_out・Vm ・・・(9)
よって、(5)に(6)〜(9)を代入すると下記のようになる。
Pc・Vm=Pa_in・Vm+Pcy・Vm+Pa_out・Vm
=(Pa_in+Pcy+Pa_out)・Vm
∴Pc−Pa_in−Pcy−Pa_out=0 ・・・(10)
図10(b)より、磁気コイルの断面積:Sc、円筒体内側空気の断面積:Sa_in、円筒体の断面積:Scyとすると、各領域の単位長さ当たりのパーミアンスは以下のように、「透磁率×断面積」で表すことができ、単位は[H・m]である。
Pc=μ1・Sc=μ1・π(a1)2 ・・・(11)
Pa_in=μ0・Sa_in=μ0・π・((a2)2−(a1)2) ・・・(12)
Pcy=μ2・Scy=μ2・π・((a3)2−(a2)2) ・・・(13)
さらに、Pc−Pa_in−Pcy−Pa_out=0であるから、円筒体外側空気中のパーミアンスは次のように表すことができる。
Pa_out=Pc−Pa_in−Pcy
=μ1・Sc−μ0・Sa_in−μ2・Scy
=π・μ1・(a1)2
−π・μ0・((a2)2−(a1)2)
−π・μ2・((a3)2−(a2)2) ・・・(14)
各領域を通る磁束は、式(5)〜式(10)に示すように、各領域のパーミアンスに比例する。式(5)〜式(10)を用いれば、後述する表1のように各領域を通る磁束の比率を算出することができる。なお、円筒体の中空部に、空気以外の材質が存在していた場合も、その断面積と透磁率から、円筒体内の空気と同じ方法でパーミアンスを求めることができる。この場合のパーミアンスの計算の仕方は後述する。
(手段1)磁性コアのパーミアンスを大きくする。(磁性コア断面積大、材質の比透磁率大)
(手段2)円筒体内のパーミアンスを小さくする。(空気部分の断面積小)
(手段3)円筒体内に鉄などのパーミアンスの大きい部材を配置しない。
(手段4)円筒体のパーミアンスを小さくする。(円筒体の断面積小、円筒体に用いる材質の比透磁率小)
手段4より、円筒体は比透磁率μの低い材質が好ましい。円筒体として比透磁率μの高い材質を用いる際は、円筒体の断面積をより小さくする必要がある。これは、円筒体の断面積が大きいほど、円筒体を貫く磁束が多くなり発熱効率が高くなる従来の定着装置とは反対である。また、円筒体内にはパーミアンスの大きい部材を配置しないことが望ましいものの、やむを得ず鉄などを配置しなければならない場合は、断面積を小さくするなどによって、「円筒体外部を通る磁束の比率」をコントロールする必要がある。
Rm_all=(Rm_c1+Rm_c2+・・・+Rm_c10)+(Rm_g1+Rm_g2+・・・・・+Rm_g9) ・・・(15)
本構成の場合は、磁性コアの形状と材質、ギャップ幅は一様であるので、Rm_cの足し合わせた合計をΣRm_c、Rm_gの足し合わせた合計をΣRm_gとすると、次のようになる。
Rm_all=(ΣRm_c)+(ΣRm_g) ・・・(16)
磁性コアの長手:Lc、透磁率:μc、断面積:Sc、ギャップの長手:Lg、透磁率:μg、断面積:Sgとすると、
Rm_c=Lc/(μc・Sc) ・・・(17)
Rm_g=Lg/(μg・Sg) ・・・(18)
(16)式に代入して、長手全体の磁気抵抗Rm_allは
Rm_all=(ΣRm_c)+(ΣRm_g)
=(Lg/(μc・Sc))×10+(Lg/(μg・Sg))×9 ・・・(19)
となる。単位長さ当たりの磁気抵抗Rmは、Lcの足し合わせた合計をΣLc、Lgの足し合わせた合計をΣLgとすると、
Rm=Rm_all/(ΣLc+ΣLg)
=Rm_all/(L×10+Lg×9) ・・・(20)
となり、単位長さあたりのパーミアンスPmは、以下のように求められる。
Pm=1/Rm=(ΣLc+ΣLg)/Rm_all=(ΣLc+ΣLg)/[{ΣLc/(μc+Sc)}+{ΣLg/(μg+Sg)}] ・・・(21)
ΣLc:分割された磁性コアの長さの合計
μc:磁性コアの透磁率
Sc:磁性コアの断面積
ΣLg:ギャップの長さの合計
μg:ギャップの透磁率
Sg:ギャップの断面積
式(21)より、ギャップLgを大きくすることは、磁性コアの磁気抵抗の増加(パーミアンスの低下)につながる。本定着装置を構成するうえで、発熱原理上、磁性コアの磁気抵抗が小さく(パーミアンスが大きく)なるように設計することが望ましいため、ギャップを設けることはあまり望ましくない。しかし、磁性コアを割れにくくするために磁性コアを複数に分割してギャップを設ける場合がある。この場合ギャップLgは極力小さく(望ましくは50μm以下程度)構成し、後述するパーミアンスまたは磁気抵抗の設計条件から外れないように設計することで、本発明の目的を達成することができる。
図8(a)において、中心から磁性コア2、励磁コイル3、円筒形回転体(導電層1a)が同心円状に配置されており、励磁コイル3の中に矢印I方向に電流が増加しているときは、概念図においては8本の磁力線が磁性コア2の中を通過している。
定着フィルムの円筒形回転体(導電層)を発熱させる際は、励磁コイルに高周波交流電流を流し、交番磁界を形成する。その交番磁界は円筒形回転体に電流を誘導する。物理モデルとしては、トランスの磁気結合と良く似ている。そのため、電力の変換効率を考える際には、トランスの磁気結合の等価回路を用いることができる。その交番磁界によって励磁コイルと円筒形回転体が磁気結合して、励磁コイルに投入した電力が円筒形回転体に伝達される。ここで述べる「電力の変換効率」は、磁界発生手段である励磁コイルに投入する電力と、円筒形回転体により消費される電力の比率である。本実施例の場合、図1に示す励磁コイル3に対して高周波コンバータ5に投入した電力と、円筒形回転体1aで発生した熱として消費される電力の比率である。この電力の変換効率は以下の式で表すことができる。
励磁コイルに投入して円筒回転体以外で消費される電力は、励磁コイルの抵抗による損失、磁性コア材料の磁気特性による損失などがある。
ZA=R1+jωL1 ・・・(22)
と表される。この回路に流れる電流は、R1により損失する。すなわち、R1はコイルおよび磁性コアによる損失を表している。
Mは励磁コイルと円筒形回転体の相互インダクタンスを表す。
が成り立つため、
となる。
となり、
円筒形回転体を装荷する前の直列等価抵抗R1と、
円筒形回転体を装荷した後の直列等価抵抗Rxと
を測定すると、励磁コイルに投入した電力のうち、どれだけの電力が円筒回転体で発生する熱として消費されるかを示す電力の変換効率を求めることができる。なお、実施例1の構成においては、電力の変換効率の測定には、Agilent Technologies社製のインピーダンスアナライザ4294Aを用いた。まず、円筒形回転体の無い状態において巻線両端からの直列等価抵抗R1を測定し、次に円筒形回転体に磁性コアを挿入した状態において巻線両端からの直列等価抵抗Rxを測定した。R1=103mΩ、Rx=2.2Ωとなり、このとき、電力の変換効率は式(27)により、95.3%と求めることができる。以後この電力の変換効率を用いて、電磁誘導加熱方式の定着装置の性能を評価する。
本実施例の定着装置においては、静磁界において円筒体外部を通る磁束の比率と、交番磁界において励磁コイルに投入した電力が円筒回転体に伝達される電力の変換効率(電力の変換効率)とは、相関がある。円筒体外部を通る磁束の比率が増加するほど電力の変換効率は高くなる。その理由は、トランスの場合に、漏れ磁束が十分少なく、トランスの1次巻線と2次巻線の中を通過する磁束の数が等しいと電力の変換効率は高くなることと同じ原理である。つまり、磁性コアの内部を通過する磁束と、円筒形回転体の外部を通過する磁束の数が近いほど、周回電流への電力の変換効率は高くなる。これは、磁性コアの長手方向の一端から出て他端に戻る磁束(磁性コアの内部を通過する磁束と向きが反対の磁束)が、円筒形回転体の中空部を通過し磁性コアの内部を通過する磁束をキャンセルする割合が少ないということである。つまり、図11(b)の磁気等価回路に示すように、磁性コアの長手方向の一端から出て他端に戻る磁束が円筒形回転体の外(円筒体外空気)を通過するということある。故に本実施例の骨子は、円筒体外部磁束の比率を高くすることによって、励磁コイルに流した高周波電流を円筒形回転体内部の周回電流として効率よく誘導することである。具体的にはフィルムガイド、円筒体内空気、円筒体を通る磁束を減らすことである。
本構成は、磁性コアの断面積が5.75mm×4.5mmであり、円筒体(導電層)の直径が143.2mmの場合である。このとき、インピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は54.4%であった。電力の変換効率は定着装置に投入した電力のうち、円筒(導電層)の発熱に寄与した分を示すパラメータである。したがって、最大1000W出力可能な定着装置として設計しても約450Wが損失となってしまい、その損失はコイルおよび磁性コアの発熱となる。本構成の場合、立ち上げ時、数秒間1000Wを投入しただけでも、コイル温度は200℃を超える場合がある。コイルの絶縁体の耐熱温度が200℃後半であること、フェライトの磁性コアのキュリー点は通常200℃〜250℃程度であることを考えると、損失45%では励磁コイルなどの部材を耐熱温度以下に保つことは難しくなる。また、磁性コアの温度がキュリー点を超えるとコイルのインダクタンスが急激に低下し、負荷変動となる。
本構成は、磁性コアの断面積が5.75mm×4.5mmであり、円筒体の直径が127.3mmの場合である。このとき、インピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は70.8%であった。このとき、定着装置の印字動作によっては、励磁コイルなどに定常的に大きな熱量が発生し、励磁コイルユニット、特に磁性コアの昇温が課題となる場合がある。本構成の定着装置を60枚/分の印字動作ができる高スペックな装置にすると、円筒形回転体の回転速度は330mm/secとなる。よって、円筒形回転体の表面温度を180℃に維持するケースがある。そうすると、磁性コアの温度は20秒間で240℃を超え、円筒体(導電層)の温度より高くなる場合が考えられる。磁性コアとして用いるフェライトのキュリー温度は通常200℃〜250℃程度であり、フェライトがキュリー温度を超えた場合、透磁率は急激に減少する。透磁率が急激に減少すると、磁性コアの中に磁路を形成することができない。磁路を形成することができなくなると、本実施例においては、周回電流を誘導して発熱することが難しくなる場合がある。
本構成は、磁性コアの断面積が5.75mm×4.5mmであり、円筒体の直径が63.7mmの場合である。このとき、インピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は83.9%であった。このとき、励磁コイルなどには定常的に熱量が発生したものの、熱伝達と自然冷却で放熱できる熱量を大きく上回ることはなかった。本構成の定着装置を60枚/分の印字動作ができる高スペックな装置にすると、円筒体の回転速度は330mm/secとなる。したがって、円筒体の表面温度を180℃に維持するケースであっても、フェライトの磁性コアの温度は220℃以上に上昇することはなかった。そのため本構成においては、定着装置を前述した高スペックする場合、キュリー温度220℃以上のフェライトを用いることが望ましい。設計条件R2の構成の定着装置を高スペックな定着装置として使用する場合は、フェライトなどの耐熱設計を最適化することが望ましい。本構成に、前述した高スペックを要求しない場合は、そこまでの耐熱設計は不要である。
本構成は、磁性コアの断面積が5.75mm×4.5mmであり、円筒体の直径が47.7mmの場合である。このとき、インピーダンスアナライザによって求められる電力の変換効率は94.7%であった。本構成の定着装置を60枚/分の印字動作ができる高スペックな装置にすると、円筒体の回転速度は330mm/secとなり、円筒体の表面温度を180℃に維持するケースにおいて励磁コイルなどは、180℃以上に上昇することはなかった。これは、励磁コイルがほとんど発熱しないことを示す。円筒体外部磁束の比率94.7%、電力の変換効率94.7%(設計条件R3)は、電力の変換効率が十分高いため、さらなる高スペックの定着装置として用いても、冷却手段は必要ない。
R1:円筒体外部磁束の比率70%以上90%未満
R2:円筒体外部磁束の比率90%以上94%未満
R3:円筒体外部磁束の比率94%以上
(3−7)「周回電流」による発熱の特徴
(3−4)で説明した「周回電流」は、図6の回路S内に生じる誘導起電力によって生じるものである。そのため、回路Sに内包する磁束と、回路Sの抵抗値に依存する。後述する「渦電流E//」とは異なり、材料内部の磁束密度とは関係しない。そのため、磁路とならない薄い磁性金属製の円筒形回転体でも、非磁性金属製の円筒回転体でも高い効率で発熱することが可能である。また、抵抗値が大きく変わらない範囲においては、材料の厚みにも依存しない。図16(a)は、厚さ20μmのアルミニウムの円筒形回転体における電力の変換効率の周波数依存性である。20kHz〜100kHzの周波数帯域において、電力の変換効率は90%以上を維持している。特に、21〜40kHzの周波数帯域を発熱に利用する場合において、高い電力の変換効率を持っている。次に図16(b)は、同形状の円筒形回転体における、周波数21kHzでの電力の変換効率の厚み依存性である。黒丸−実線はニッケル、白丸−点線はアルミニウムの実験結果を示している。両者は厚み20μm〜300μmの領域において、電力の変換効率は90%以上を維持しており、両者とも厚みに寄らず、定着装置用発熱材料として使用可能である。
ただし、RsとRaの合成磁気抵抗Rsaは以下のように計算する。
Rc:磁性コアの磁気抵抗
Rs:導電層の磁気抵抗
Ra:導電層と磁性コアとの間の領域の磁気抵抗
Rsa:RsとRaの合成磁気抵抗
上記の関係式を、定着装置の記録材の最大搬送領域全域で、円筒形回転体の母線方向に直交する方向の断面において満足するのが望ましい。
また、3価以上のアルコールとして、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンが挙げられる。
トナーおよび樹脂微粒子のガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量分析装置「Q1000」(TAInstruments社製)を用いてASTMD3418−82に準じて測定する。
酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。ポリエステル樹脂の酸価はJISK0070−1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順にしたがって測定する。
フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95vol%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mlとし、フェノールフタレイン溶液を得る。
(A)本試験
粉砕したポリエステル樹脂の試料2.0gを200mlの三角フラスコに精秤し、トルエン/エタノール(2:1)の混合溶液100mlを加え、5時間かけて溶解する。次いで、指示薬として前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液を用いて滴定する。なお、滴定の終点は、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたときとする。
試料を用いない(すなわちトルエン/エタノール(2:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
A=[(C−B)×f×5.61]/S
ここで、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料(g)である。
本発明における樹脂微粒子の粒径はゼータサイザーNano−ZS(MALVERN社製)を用いて測定する。
・セル:石英ガラスセル
・Dispersant:Water(DispersantRI:1.330)
・Temperature:25℃
・MaterialRI:1.60
・ResultCalculation:GeneralPurpose
サンプルは測定対象の樹脂微粒子の水分散液を固液比が0.20〜0.30重量%となるように希釈して調整した。
図3は本発明の定着装置の概略断面図であり、加圧ローラー7は、例えばφ14のアルミニウムあるいは鉄製芯金の外側にシリコーンのソリッドあるいはスポンジゴムなどの厚み3mmの弾性層と、PFAなどの離型層を厚み30μmで積層している。そして、不図示の軸受け手段・付勢手段により総圧約200N〜100N(約20kgf〜約10kgf)の押圧力をもってフィルムガイド9との間に定着フィルムを挟ませて圧接させてある。そして、不図示の定着器回転制御手段は、加圧ローラー7を矢印方向に回転駆動し、5〜10mm程度の幅のニップ部Nにおける摩擦力で定着スリーブ1に回転力が作用し、従動回転状態になる。フィルムガイド9は、耐熱性樹脂PPSなどで構成されている。定着フィルム1は、直径50〜10mmの、基層となる導電性部材でできた発熱層1aと、その外面に積層した弾性層1bと、その外面に積層した離型層1cの複合構造の円筒形回転体である。また、発熱層1aは、本装置では、厚さ20μmの比透磁率1、断面積1.5×10−6m2、直径は24mmのアルミニウムの円筒形状部材である。弾性層1bは、硬度が20度(JIS−A、1kg加重)のシリコーンゴムを0.3mm〜0.1mm成形している。そして、弾性層1b上に表層1c(離型層)として50μm〜10μmの厚さのフッ素樹脂チューブを被覆している。円筒形状部材である定着フィルム1の内部にて、この回転軸線方向に磁性コア2が挿通されている。その磁性コア2の周囲に励磁コイル3が巻き回されている。
導電層と磁性コアとの間の領域の単位長さ当たりのパーミアンスPa_inは、フィルムガイドの単位長あたりのパーミアンスと円筒体内の空気の単位長さ当たりのパーミアンスとの合成であるから次のように表される。
導電層の単位長さ当たりのパーミアンスPcyは、表4に記載の円筒体であり、次のように表される。
Pa_outは、表4に記載された円筒体外空気であり、次のように表せる。
よって、定着装置1は下記のパーミアンスの関係式を満たしている。
次に、パーミアンスの逆数である、磁気抵抗を用いた場合について説明する。
導電層と磁性コアとの間の領域の磁気抵抗は、フィルムガイドの抵抗Rfと円筒体内空気の抵抗Raの合成抵抗となるから、下記の式を用いて計算すると、Ra=2.7×109[1/(H・m)]となる。
比較例として用いる定着装置2は、定着装置1の定着装置の構成に対して磁性コアの断面積と円筒形回転体の材質および断面積が異なる。すなわち、「コアの磁気抵抗は、前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下」を満たしていない構成である。この構成について説明する。特に、円筒形回転体が主磁路になっている構成について説明する。図17は定着装置2の定着装置の断面図であり、電磁誘導発熱回転体は定着フィルムではなく定着ローラー11を用いる。定着ローラー11と加圧ローラー7の押圧力をもってニップNを形成し、像担持体Pとトナー画像Tを挟ませて矢印方向に回転する構成である。
円筒体内部のパーミアンスPa=1.3×10−10+2.1×10−9[H・m]
円筒体のパーミアンスPs=1.1×10−8[H・m]
よって、定着装置2は下記のパーミアンスの関係式を満たしていない。
これを磁気抵抗に置き換えると、
磁性コアの磁気抵抗Rc=2.3×107[1/(H・m)]
円筒体内部の磁気抵抗はフィルムガイドRfと円筒体内空気Rairの磁気抵抗の合成抵抗であるから、下記の式を用いて計算すると、Ra=4.5×108[1/(H・m)]となる。
δ=503×(ρ/fμ)1/2 ・・・(22)
δ:浸透深さ〔m〕
f:励磁回路の周波数〔Hz〕
μ:透磁率〔H/m〕
ρ:抵抗率〔Ωm〕
浸透深さδは電磁波の吸収の深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強度は1/e以下になるというものである。そしてその深さは周波数と透磁率、抵抗率に依存する。
本定着装置3は先に説明をした定着装置1に関する他の例であり、円筒形回転体(導電層)としてオーステナイト系のステンレス鋼(SUS304)を用いた点が定着装置1と異なる。以下表6は参考として各種金属における抵抗率と比透磁率についてまとめ、式22に従い21kHz、40kHz、100kHzにおける浸透深さδを計算した結果である。
コアのパーミアンスPc=3.5×10−7[H・m]
円筒体内部のパーミアンスPa=1.3×10−10+2.5×10−10[H・m]
円筒体のパーミアンスPs=2.8×10−12[H・m]
よって、定着装置3は下記のパーミアンスの関係式を満たしている。
Ps+Pa≦0.30×Pc
これを磁気抵抗に置き換えると、
磁性コアの磁気抵抗Rc=2.9×106[1/(H・m)]
円筒体内部の磁気抵抗はフィルムガイドRfと円筒体内空気Rairの磁気抵抗の合成抵抗であるから、下記の式を用いて計算すると、Ra=2.7×109[1/(H・m)]となる。
Rsa=2.7×109[1/(H・m)]となる。
本定着装置4は、円筒形回転体として比透磁率の高い金属を用いる構成について解説する。本定着装置のように主に周回電流によって円筒形回転体を発熱させる構成は、円筒形回転体として必ずしも比透磁率の低い金属を用いなければならないものではなく、比透磁率の高い金属でも使用することができる。
円筒体内部のパーミアンス:Pa=1.3×10−10+2.4×10−10[H・m]円筒体のパーミアンス:Ps=4.2×10−9[H・m]
よって、下記のパーミアンスの関係式を満たす。
ここで、上記のパーミアンスの関係式を磁気抵抗の関係式に置き換えると、下記のようになる。
円筒体と磁性コアの間の領域の磁気抵抗:Ra=2.7×109[1/(H・m)]円筒体の磁気抵抗:Rs=2.4×108[1/(H・m)]
RsとRaの合成磁気抵抗:Rsa=2.2×108[1/(H・m)]
よって、定着装置4は、下記の磁気抵抗の式を満たしており、前記コアの磁気抵抗は、前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下である。
定着装置5として、定着装置1の構成に対して磁性コア2の断面積と円筒形回転体の材質および断面積が異な構成について説明する。本構成は「コアの磁気抵抗は、前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下」を満たしているものの円筒形回転体が一部、磁路になっている構成である。
磁性コアのパーミアンス:Pc=2.6×10−7[H・m]
円筒体内部のパーミアンス:Pa=1.3×10−10+2.0×10−9[H・m]
円筒体のパーミアンス:Ps=2.3×10−8[H・m]
よって、定着装置5は、下記のパーミアンスの関係式を満たす。
Ps+Pa≦0.30×Pc
これを磁気抵抗に置き換えると、
磁性コアの磁気抵抗:Rc=3.9×106[1/(H・m)]
円筒体内部の磁気抵抗:Ra=4.8×108[1/(H・m)]
円筒体の磁気抵抗:Rs=4.4×107[1/(H・m)]
RsとRaの合成磁気抵抗:Rsa=4.0×107[1/(H・m)]
よって、定着装置5は、下記の磁気抵抗の式を満たしており、前記コアの磁気抵抗は、前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下である。
(工程1:樹脂aの合成)
撹拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を備えた反応容器に下記の単量体を仕込み、エステル化触媒としてテトラブトキシチタネート0.03部を添加し、窒素雰囲気下、220℃に昇温して、撹拌しながら5時間反応を行った。
ビスフェノールA−プロピレンオキサイド2モル付加物:50.0部
エチレングリコール:10.0部
テレフタル酸:25.0部
イソフタル酸:25.0部
無水トリメリット酸:5.0部
次いで、反応容器内を5〜20mmHgに減圧しながら、さらに5時間反応を行い、樹脂aを得た。
撹拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を備えた反応容器に、得られた樹脂a100.0部とメチルエチルケトン45.0部、テトラヒドロフラン45.0部を仕込み、80℃に加熱して溶解した。
撹拌機、コンデンサー、温度計、窒素導入管を付した反応容器にキシレン200部を仕込み、窒素気流下で還流した。
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸10.0部
スチレン72.0部
2−エチルヘキシルアクリレート18.0部
を混合し、前記反応容器に撹拌しながら滴下し10時間保持した。その後、蒸留を行って溶剤を留去し、減圧下40℃で乾燥し樹脂bを得た。
合成例1の工程1における単量体の仕込み量を下記に変更した以外は、合成例1と同様に工程2まで行い、樹脂cを得て、さらに樹脂微粒子Cを得た。
ビスフェノールA−プロピレンオキサイド2モル付加物:49.2部
エチレングリコール:8.9部
テレフタル酸:21.7部
イソフタル酸:14.4部
5−ナトリウムスルホイソフタル酸:5.8部
<合成例4:樹脂微粒子D>
合成例1の工程1における単量体の仕込み量を下記に変更した以外は、合成例1と同様に工程2まで行い、樹脂dを得て、さらに樹脂微粒子Dを得た。
ビスフェノールA−プロピレンオキサイド2モル付加物:61.3部
エチレングリコール:7.3部
テレフタル酸:25.1部
フマル酸:8.3部
5−ナトリウムスルホイソフタル酸:5.2部
<合成例5:樹脂微粒子E>
合成例1の工程1で得られた樹脂a100.0部とテトラヒドロフラン200.0部を仕込み、室温で撹拌して溶解させた。ここに界面活性剤として、サンモリンOT‐70(三洋化成社製)6.0部を添加し、10分間撹拌後、樹脂aの酸価に対して1当量のジメチルアミノエタノールを加え中和した。次いで、撹拌下、イオン交換水300.0部を添加して水分散させた後、得られた水分散体を蒸留装置に移し、減圧蒸留を行った。蒸留後、得られた水分散体にイオン交換水を加え、水分散液中の樹脂濃度が20%になるように調整した。これを樹脂微粒子Eとした。
合成例2における単量体の仕込み量を下記に変更した以外は、合成例2と同様に樹脂eを得て、さらに樹脂微粒子Fを得た。
スチレン:94.0部
2−エチルヘキシルアクリレート:3.3部
メチルメタクリレート:2.6部
<合成例7:樹脂微粒子G>
合成例1の工程1における単量体の仕込み量を下記に変更した以外は、合成例1と同様に工程2まで行い、樹脂fを得て、さらに樹脂微粒子Gを得た。
エチレングリコール:32.5部
シクロヘキサンジオール:32.5部
テレフタル酸:14.0部
イソフタル酸:10.5部
フマル酸:6.3部
5−ナトリウムスルホイソフタル酸:0.7部
1,5−ナフタレンジカルボン酸:3.5部
(顔料分散ペーストの作製)
スチレン:80.0部
Cuフタロシアニン(PigmentBlue15:3):8.0部
上記材料を容器中で十分予備混合した後、これを20℃以下に保ったままアトライター(三井三池化工機製)を用いて4時間均一に分散混合し、顔料分散ペーストを作製した。
イオン交換水150.0部に0.1モル/リットル−リン酸ナトリウム(Na3PO4)水溶液160.0部を投入し、クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて撹拌しながら、60℃に加温した。その後、1.0モル/リットル−塩化カルシウム(CaCl2)水溶液24.0部を添加してさらに撹拌を続け、リン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)からなる分散安定剤を含む水系媒体を調製した。
n−ブチルアクリレート:20.0部
非晶性ポリエステル:5.0部
(テレフタル酸−プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA共重合体、酸価10.0mgKOH/g、Mw16000)
サリチル酸アルミニウム化合物:0.5部
(ボントロンE−88:オリエント化学社製)
上記単量体組成物を60℃に加温し、エステルワックス(主成分C19H39COOC20H41、最大吸熱ピーク温度68.6℃):10.0部を添加して混合溶解した。次いで、重合開始剤として、t−ブチルパーオキシピバレート(10時間半減期温度:54.6℃、分子量:174):10.0部をさらに添加して溶解した。これを前記水系媒体中に投入し、クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて、60℃、窒素雰囲気下にて、12,000rpmで10分間撹拌して造粒を行った。
得られた懸濁液を、パドル撹拌翼で200回転/分の回転速度で撹拌しつつ、70℃にて7時間重合反応を行った。
得られた重合体微粒子分散液を140℃のオイルバスで加熱して蒸留を行い、残留している重合性単量体の除去を行った。なお、蒸留は、8時間行い、1時間ごとに留分と同量のイオン交換水を追加した。蒸留を終えた重合体微粒子分散液を母粒子1分散液とし、少量抜き取り、固形分率を測定後、希塩酸を加えpH=1.5に調整して2時間撹拌した後、ろ過、水洗、乾燥を行い、Tgを測定した。
母粒子作製例1の造粒工程における重合性単量体と樹脂の仕込み量を下記に変更した以外は、母粒子作製例1と同様に工程を進め、母粒子2を得た。
スチレン:80.0部
n−ブチルアクリレート:20.0部
非晶性ポリエステル:15.0部
結晶性ポリエステル:10.0部
<母粒子作製例3:母粒子3>
(結着樹脂溶液の作製)
冷却管、窒素導入管および撹拌機のついた反応容器中に、下記材料を投入した。
1,3−プロパンジオール:847部
テレフタル酸ジメチルエステル:861部
1,6−ヘキサン二酸:212部
テトラブトキシチタネート(縮合触媒):3部
170℃で窒素気流下、生成するメタノールを留去しながら7時間反応させた。ついで240℃まで徐々に昇温させながら、窒素気流下に、生成するプロピレングリコール、水を留去しながら5時間反応させ、さらに20mmHgの減圧下にて反応させた後、取り出した。取り出した樹脂を室温まで冷却後、粉砕、粒子化し、結着樹脂1を得た。
カルナウバワックス(融点83℃):18部
酢酸エチル:82部
上記材料を撹拌羽根つきの容器内に投入し、系内を70℃に加熱することでカルナウバワックスを酢酸エチルに溶解させた。
結着樹脂1:20部
Cuフタロシアニン(PigmentBlue15:3):20部
酢酸エチル:60部
上記材料を容器中で十分プレミクスした後、これを20℃以下に保ったままアトライター(三井三池化工機製)を用いて約4時間分散混合し、着色剤分散液を得た。
・油相の調製
ワックス分散液:50部
(カルナウバWAX固形分:18%)
着色剤分散液:25部
(顔料固形分:20%、樹脂固形分:20%)
結着樹脂溶液:160部
(樹脂固形分:50%)
酢酸エチル:15部
上記溶液を容器内に投入し、ホモディスパー(特殊機化工業(株)社製)で2000rpmで5分間撹拌・分散することにより油相を調製した。
イオン交換水1152.0部に0.1モル/リットル−リン酸ナトリウム(Na3PO4)水溶液390.0部を投入し、クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて撹拌しながら、60℃に加温した。その後、1.0モル/リットル−塩化カルシウム(CaCl2)水溶液58.0部を添加してさらに撹拌を続け、リン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)からなる分散安定剤を製造し、さらに酢酸エチル100部を投入して水系媒体を調製した。
前記油相を前記水相中に投入し、クレアミックス(エム・テクニック社製)を用いて、60℃、窒素雰囲気下にて、10,000rpmで1分間撹拌して造粒を行った。
(樹脂分散液の製造)
スチレン:80.0部
n−ブチルアクリレート:20.0部
メタクリル酸:2.0部
ドデカンチオール:6.0部
四臭化炭素:1.0部
フラスコ中で非イオン性界面活性剤ノニポール4001.5部、アニオン性界面活性剤ネオゲンSC2.5部をイオン交換水140部に溶解する。上記の材料を混合溶解したものをフラスコ中で分散、乳化し10分ゆっくりと混合しながら、過硫酸アンモニウム1.0部を溶解したイオン交換水10部を投入する。窒素置換を行いながら、フラスコをオイルバスで内容物が70℃になるまで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続する。
下記組成を混合溶解し、ホモジナイザー(IKAウルトラタラックス)と超音波照射により分散し、中心粒径140nmの青顔料分散液を得る。
銅フタロシアニン(C.I.PigmentBlue15:3:大日精化社製):100.0部
アニオン性界面活性剤ネオゲンSC:10.0部
イオン交換水:400.0部
(離型剤分散液の調製)
下記組成を混合し、97℃に加熱後、IKA製ウルトラタラックスT50にて分散する。その後、ゴーリンホモジナイザー(盟和商事製)で分散処理し、105℃、550kg/cm2の条件で20回処理することで、中心径190nmの離型剤分散液を得る。
パラフィンワックス(HNP−7:日本精鑞製):100.0部
アニオン性界面活性剤ネオゲンSC:5.0部
イオン交換水:300.0部
(母粒子の調製)
樹脂分散液(樹脂粒子固形分25.0質量%):400.0部
着色剤分散液(芳香族系化合物A含有率11.0質量%):25.5部
離型剤分散液:30.0部
サニゾールB50:2.0部
以上を丸型ステンレス鋼製フラスコ中でウルトラタラックスT50で混合分散後、加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら48℃まで加熱する。さらに加熱用オイルバスの温度を上げて50℃で1時間保持する。その後、ここにネオゲンSC3部を追加後、ステンレス鋼製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら105℃まで加熱し、3時間保持する。得られた母粒子の分散液を冷却し、上澄み液を除き分散液中の母粒子濃度が20%になるように調整した。これを、母粒子4の分散液とした。
母粒子作製例1の造粒工程における重合性単量体の仕込み量を下記に変更した以外は、母粒子作製例1と同様に工程を進め、母粒子5を得た。
スチレン:80.0部
n−ブチルアクリレート:20.0部
<トナー1の作製>
(微粒子固着工程)
蒸留を終えた母粒子分散液を45℃まで冷却した。次に、蒸留工程を終えた母粒子分散液の固形分100.0部に対して3.0部の樹脂微粒子Aを5分かけて添加し、45℃に保持したまま、0.3モル/lの塩酸を1.0部/分の滴下速度で滴下し、上記分散液のpHを1.5とした後、2時間撹拌を続けた。その後、攪拌下、1.0モル/lの水酸化ナトリウム水溶液を上記分散液のpHが7.5になるまで滴下した。
上記トナー粒子1:100.0部に、n−C4H9Si(OCH3)3で処理した疎水性酸化チタン(BET比表面積:110m2/g):0.8部とヘキサメチルジシラザン処理した後シリコーンオイルで処理した疎水性シリカ(BET比表面積が150m2/g):0.8部を加えヘンシェルミキサーで混合し、トナー1を得た。
トナー1の微粒子固着工程において、下記の変更を加えた以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー2を得た。
蒸留を終えた母粒子分散液を80℃まで冷却し、pH=7に調整した。次に、蒸留工程を終えた重合体微粒子分散液の固形分100.0部に対して0.25部の樹脂微粒子Bを5分かけて添加し、80℃のまま30分間撹拌した。その後、1℃/分のスピードで室温まで冷却した。さらに、分散安定剤除去のために室温になったのを確認してから10%塩酸を添加し、pHを1.5に調整した。そのまま2時間撹拌し、ろ過と水による洗浄を3回繰り返した後に固形分を回収し、30℃の減圧乾燥機で1日間乾燥して、トナー粒子2を得た。
トナー1の樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー3を得た。
樹脂微粒子C:5.0部
<トナー4の作製>
トナー1の母粒子と樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー4を得た。
母粒子2分散液:100.0部
樹脂微粒子D分散液:3.0部
<トナー5の作製>
トナー2母粒子と樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー5を得た。
母粒子2分散液:100.0部
樹脂微粒子E分散液:1.0部
<トナー6の作製>
トナー1の母粒子と樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー6を得た。
母粒子2分散液:100.0部
樹脂微粒子F散液:1.0部
<トナー7の作製>
トナー1の微粒子固着工程において、下記の変更を加えた以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー7を得た。
母粒子3散液500.0部(固形分100.0部)に、撹拌下、樹脂微粒子分散液A15.0部(固形分3.0部)を緩やかに添加した。
トナー2の母粒子と樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー2と同様の操作を行い、トナー8を得た。
母粒子4分散液:100.0部
樹脂微粒子E分散液:3.0部
<トナー9の作製>
トナー1の母粒子と樹脂微粒子を下記に変更した以外はトナー1と同様の操作を行い、トナー9を得た。
母粒子5分散液:100.0部
樹脂微粒子G分散液:3.0部
<トナー10の作製>
蒸留工程を終えた母粒子1の分散液を20℃まで冷却した後、pHが1.5になるまで希塩酸を加えた。さらに、イオン交換水で充分に洗浄した後、ろ過し、乾燥および分級してトナー粒子10を得た。
表11に表記のトナーと定着装置を組み合わせ、以下に示す評価を行った。
実施例の未定着トナー画像の出力には、市販のカラーレーザープリンターColorLaserJetCP4525(HP社製)を用いた。
トナーおよび定着装置を表12に記載のように変更した以外は、実施例1と同様にして、評価をおこなった。評価結果を表12に示す。
トナーおよび定着装置を表12に記載のように変更した以外は、実施例1と同様にして、評価をおこなった。評価結果を表12に示す。
1a 導電層(円筒形回転体)
1b 弾性層
1c 離型層
2 磁性コア
2c 閉磁路の磁性コア
3 励磁コイル
4 温度検知部材
7 加圧ローラー
9 ニップ部形成部材
N ニップ部
M 誘導起電力安定領域
Bin 円筒形回転体としてのローラー1の中を紙面奥方向に向かう磁力線
Bout 円筒形回転体としてのローラー1の外を紙面手前方向に戻ってくる磁力線
11a 導電層
11b 弾性層
11c 離型層
3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、3j 分割した磁性コア
100 本実施例に従う画像形成装置
200 円筒形回転体
200a 円筒形回転体の材料内部
B// 軸Xと平行方向に発生する磁場
E// B//によって発生する渦電流
B⊥ 軸Xと⊥方向に発生する磁場
E⊥ B⊥によって発生する渦電流
Claims (10)
- 加熱加圧手段により記録材上のトナー画像を加熱加圧定着して記録材に定着画像を形成する定着方法において、
前記加熱加圧手段が、
加熱部材と、
加圧部材と
を有し、
前記加熱部材が、
導電層を有する筒状の回転体と、
前記回転体の内部に配置され、螺旋軸が前記回転体の母線方向と略平行である螺旋形状部を有し、前記導電層を電磁誘導発熱させる交番磁界を形成するための励磁コイルと、
前記螺旋形状部の中に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するための磁性コアと、
を有し、
前記母線方向に関し、記録材上の画像の最大通過領域の一端から他端までの区間において、前記磁性コアの磁気抵抗が、
前記導電層の磁気抵抗と、前記導電層と前記磁性コアとの間の領域の磁気抵抗と、の合成磁気抵抗の30%以下であり、
前記トナー画像を形成するトナーが、結着樹脂、着色剤および離型剤を含有するトナー粒子を有するトナーであり、
前記トナー粒子が、トナー母粒子100.0質量部に対して、0.1質量部以上5.0質量部以下の樹脂微粒子を固着させたものであり、
前記トナー母粒子のガラス転移温度(Tg1)が、前記樹脂微粒子のガラス転移温度(Tg2)よりも小さい値である
ことを特徴とする定着方法。 - 前記樹脂微粒子のガラス転移温度(Tg2)が、50.0℃以上120.0℃以下である請求項1に記載の定着方法。
- 前記樹脂微粒子のガラス転移温度(Tg2)が、60.0℃以上120.0℃以下である請求項2に記載の定着方法。
- 前記トナー母粒子が、重合性単量体、着色剤および離型剤を含有する重合性単量体組成物を水系媒体に加え、該水系媒体中で該重合性単量体組成物の粒子を形成し、該重合性単量体組成物の粒子に含まれる重合性単量体を重合させて得られたトナー母粒子である請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着方法。
- 前記離型剤の添加量が、前記重合性単量体100.0質量部に対して総量で2.5質量部以上40.0質量部以下である請求項4に記載の定着方法。
- 前記重合性単量体組成物が、前記重合性単量体としてスチレン系単量体を含有する請求項4または5に記載の定着方法。
- 前記重合性単量体組成物が、前記重合性単量体としてスチレン系単量体以外の重合性単量体をさらに含有する請求項6に記載の定着方法。
- 前記スチレン系単量体以外の重合性単量体が、n−ブチルアクリレートである請求項7に記載の定着方法。
- 前記離型剤が、カルナバワックスまたはパラフィンワックスである請求項1〜8のいずれか1項に記載の定着方法。
- 前記導電層の厚み方向において、前記導電層を流れる電流の方向が前記導電層の周方向に関して主に同じ方向である請求項1〜9のいずれか1項に記載の定着方法。
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