JP6268501B2 - ディスクカートリッジ及びディスク装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6268501B2
JP6268501B2 JP2015512311A JP2015512311A JP6268501B2 JP 6268501 B2 JP6268501 B2 JP 6268501B2 JP 2015512311 A JP2015512311 A JP 2015512311A JP 2015512311 A JP2015512311 A JP 2015512311A JP 6268501 B2 JP6268501 B2 JP 6268501B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
shutter
slider
opening
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015512311A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014171137A1 (ja
Inventor
建次 塩見
建次 塩見
幸生 森岡
幸生 森岡
有吉 祐二
祐二 有吉
正和 石塚
正和 石塚
安久 福嶋
安久 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2014171137A1 publication Critical patent/JPWO2014171137A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6268501B2 publication Critical patent/JP6268501B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/032Containers for flat record carriers for rigid discs
    • G11B23/0323Containers for flat record carriers for rigid discs for disc-packs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/023Containers for magazines or cassettes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0436Direct insertion, i.e. without external loading means with opening mechanism of the cartridge shutter

Description

本開示は、ディスクを収納するディスクカートリッジ及び当該ディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置に関する。
従来、ディスクなどの情報記録媒体を収納するカートリッジとして、例えば、図29及び図30に示すようなカートリッジが知られている(例えば、特許文献1又は2参照)。
図29に示すように、従来のカートリッジは、筐体101と、筐体101の前方を覆う蓋102とを備えている。筐体101の内部には、図30に示すように磁気テープ103が収納されている。蓋102は、磁気テープ103を露出させることができるように、回動軸104を中心に回動自在に構成されている。
実開昭63−024778号公報 実公平6−27033号公報
ディスク装置のような記録再生装置においては、装置の薄型化及び小型化が求められている。磁気テープ103に対して情報の記録又は再生を行う従来の記録再生装置においては、図30に示すように、磁気テープ103が露出するように蓋102を回動させた状態で、情報の記録又は再生を行う。このため、蓋102の回動動作を阻害しないように、装置内に蓋102が回動する空間を確保する必要がある。したがって、従来の記録再生装置においては、装置の薄型化及び小型化が図れないという課題がある。
本開示は、装置の薄型化及び小型化を図ることができるディスクカートリッジ及びディスク装置を提供する。
本開示におけるディスク装置は、
ディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置であって、
ディスクカートリッジは、
前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、
筐体の開口部を開閉可能な蓋と、
を備え、
蓋は、
筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
開口部を塞ぐシャッタと、
スライダと前記シャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
を備え、
ディスク装置は、
ディスクカートリッジがディスク装置内に挿入されるとき、スライダに接触してスライダの挿入方向の移動を規制するストッパと、
ストッパがスライダの挿入方向の移動を規制した状態で更に筐体が挿入方向に移動され、シャッタが筐体に押されてヒンジ部を中心に回動するとき又は当該回動する前に、シャッタと筐体との接触部からヒンジ部を離すカム部と、
を備える。
本開示におけるディスクカートリッジは、前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、筐体の開口部を開閉可能な蓋とを備えるディスクカートリッジであって、
蓋は、
筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
開口部を塞ぐシャッタと、
スライダとシャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
を備え、
スライダが開口部から離れる奥行き方向に移動するとき、シャッタが筐体に押されてヒンジ部を中心に回動し、開口部が開口するように構成されるとともに、シャッタと筐体との接触部からヒンジ部を離すことが可能できるように構成されている。
本開示におけるディスクカートリッジ及びディスク装置は、装置の薄型化及び小型化を図ることができる。
本開示のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施の形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
図1は、実施の形態にかかるディスクカートリッジの斜視図であって、蓋が閉じた状態を示す図であり、 図2は、実施の形態にかかるディスクカートリッジの斜視図であって、蓋が開いた状態を示す図であり、 図3は、図1の蓋の分解斜視図であり、 図4Aは、図1の蓋が筐体の開口部を閉じた状態を模式的に示す側面図であり、 図4Bは、図1の蓋が筐体の開口部を開いた状態を模式的に示す側面図であり、 図5は、図1の蓋が備えるシャッタの構成の一例を示す縦断面図であり、 図6は、図1のディスクカートリッジの筐体を構成する下ケースにシャッタを取り付けた状態を示す斜視図であって、ロックアームのフックとシャッタのフックとが係合していない状態を示す図であり、 図7は、図1のディスクカートリッジの筐体を構成する下ケースにシャッタを取り付けた状態を示す斜視図であって、ロックアームのフックとシャッタのフックとが係合している状態を示す図であり、 図8は、図1のディスクカートリッジの筐体の分解斜視図であり、 図9は、シャッタを付勢するねじりコイルばねの付勢力を増加させる付勢力増加部の構成の一例を示す側面図であり、 図10は、図1のディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置の斜視図であり、 図11は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入される途中の状態を示す斜視図であり、 図12は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入された状態を示す斜視図であり、 図13は、図10のディスク装置が備える下ケースの斜視図であり、 図14は、図1のディスクカートリッジが備える下ケースの底面図であり、 図15は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入されるときにおいて、ロックアームのフックとシャッタのフックとが係合した状態を示す斜視図であり、 図16は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入されるときにおいて、ロックアームのフックとシャッタのフックとの係合が解除された状態を示す斜視図であり、 図17は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入される途中の状態を一部断面で示す側面図であり、 図18は、図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入される途中の状態を一部断面で示す側面図であり、 図19は、図17に示す状態から更に図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入された状態を一部断面で示す側面図であり、 図20は、図18に示す状態から更に図10のディスク装置内に図1のディスクカートリッジが挿入された状態を一部断面で示す側面図であり、 図21Aは、スライダがストッパに接触する前の状態を模式的に示す側面図であり、 図21Bは、スライダがストッパに接触し、カム部によりヒンジピンが押し上げられた状態を模式的に示す側面図であり、 図22は、図10のディスク装置内から図1のディスクカートリッジが排出されるときにおいて、板バネとスライダとが接触した瞬間の状態を示す側面図であり、 図23は、図22に示す状態から更に図1のディスクカートリッジが排出され、板バネに付勢されてスライダが下降した状態を示す側面図であり、 図24は、図10のディスク装置に対して図1のディスクカートリッジを挿入及び排出するときのスライダと板バネとの位置関係を模式的に示す側面図であり、 図25は、第2実施の形態にかかるディスクカートリッジの斜視図であって、蓋が閉じた状態を示す図であり、 図26は、図25のディスクカートリッジの蓋が開いた状態を示す斜視図であって、当該ディスクカートリッジ内にディスクが収納された状態を示す図であり、 図26は、図25のディスクカートリッジの蓋が開いた状態を示す斜視図であって、当該ディスクカートリッジ内にディスクが収納されていない状態を示す図であり、 図28は、図25の蓋が備えるシャッタが筐体の開口部を開いた状態を模式的に示す一部拡大断面図であり、 図29は、従来のカートリッジの蓋が閉じた状態を示す斜視図であり、 図30は、従来のカートリッジの蓋が開いた状態を示す斜視図である。
本開示の第1態様によれば、ディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置であって、
前記ディスクカートリッジは、
前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、
前記筐体の開口部を開閉可能な蓋と、を備え、
前記蓋は、
前記筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
前記開口部を塞ぐシャッタと、
前記スライダと前記シャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
を備え、
前記ディスク装置は、
前記ディスクカートリッジが前記ディスク装置内に挿入されるとき、前記スライダに接触して前記スライダの挿入方向の移動を規制するストッパと、
前記ストッパが前記スライダの前記挿入方向の移動を規制した状態で更に前記筐体が前記挿入方向に移動され、前記シャッタが前記筐体に押されて前記ヒンジ部を中心に回動するとき又は当該回動する前に、前記シャッタと前記筐体との接触部から前記ヒンジ部を離すカム部と、
を備える、ディスク装置を提供する。
本開示の第2態様によれば、前記筐体は、当該筐体が前記挿入方向に移動され、前記カム部により前記ヒンジ部が前記接触部から離れる方向に移動するとき又は当該移動した後、当該ヒンジ部が移動する方向に前記スライダを移動させる傾斜面を備える、第1態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第3態様によれば、前記傾斜面は、前記挿入方向に向かうに従い前記筐体の厚み方向であって前記筐体の内側から外側に向けて傾斜する、第2態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第4態様によれば、前記筐体は、前記傾斜面の頂部から前記挿入方向の上流側に向けて延在する平坦面を備え、
前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記平坦面と前記スライダの外表面の一部とが略面一にある、第2又は3態様に記載のディスク装置を提供する。
本開示の第5態様によれば、前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、前記筐体の開口部を開閉可能な蓋とを備えるディスクカートリッジであって、
前記蓋は、
前記筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
前記開口部を塞ぐシャッタと、
前記スライダと前記シャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
を備え、
前記スライダが前記開口部から離れる奥行き方向に移動するとき、前記シャッタが前記筐体に押されて前記ヒンジ部を中心に回動し、前記開口部が開口するように構成されるとともに、前記シャッタと前記筐体との接触部から前記ヒンジ部を離すことができるように構成された、ディスクカートリッジを提供する。
本開示の第6態様によれば、前記筐体は、前記スライダが前記奥行き方向に移動するとき、前記接触部から前記ヒンジ部が離れる方向に前記スライダを移動させる傾斜面を備える、第5態様に記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第7態様によれば、前記傾斜面は、前記奥行き方向に向かうに従い前記筐体の厚み方向であって前記筐体の内側から外側に向けて傾斜する、第6態様に記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第8態様によれば、前記筐体は、前記傾斜面の頂部から前記奥行き方向の下流側に向けて延在する平坦面を備え、
前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記平坦面と前記スライダの外表面の一部とが略面一にある、第6又は7態様に記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第9態様によれば、前記シャッタは、前記開口部を塞いだ状態のとき、前記筐体が厚み方向に撓むのを抑える突っ張り部として機能する、第5〜8態様のいずれか1つに記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第10態様によれば、前記シャッタ又は筐体のいずれか一方には、凹部が設けられ、
前記シャッタ又は筐体のいずれか他方には、前記凹部に挿入可能な凸部が設けられ、
前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記凹部と対向する位置に前記凸部が位置する、第9態様に記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第11態様によれば、前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態で前記筐体の厚み方向に力が加わったとき、前記凸部が前記凹部に侵入し、前記シャッタの移動が抑制される、第10態様に記載のディスクカートリッジを提供する。
本開示の第12態様によれば、前記シャッタの前記開口部を塞ぐ側の面には、前記筐体の厚み方向に延在するようにリブが設けられている、第5〜11態様のいずれか1つに記載のディスクカートリッジを提供する。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
以下、実施の形態にかかるディスクカートリッジについて説明する。図1は、本実施の形態にかかるディスクカートリッジの蓋が閉じた状態を示す斜視図である。図2は、本実施の形態にかかるディスクカートリッジの蓋が開いた状態を示す斜視図である。なお、本実施の形態のディスクカートリッジ1は、正面から見て(図1の右下から左上に向かって見て)略左右対称に構成されている。ディスクカートリッジ1の左右において同一又は類似の構成である部分については、いずれか一方について説明し、いすれか他方の説明は適宜省略する。
本実施の形態にかかるディスクカートリッジ1は、図1に示すように、筐体2と、蓋3とを備えている。筐体2は、図2に示すように、複数枚のディスク4を収納可能に形成されている。筐体2の内部には、複数枚のディスク4を保持するディスクホルダ5が設けられている。筐体2の前面には、複数枚のディスク4を挿入する開口部2aが形成されている。蓋3は、筐体2の開口部2aを開閉可能に設けられている。
図3は、蓋3の分解斜視図である。蓋3は、スライダ31と、シャッタ32と、ヒンジ部の一例である2つのヒンジピン33と、付勢部材の一例である2つのねじりコイルばね34とを備えている。
スライダ31は、図3に示すように、2つの側板の前方側上部を矩形の天板で連結した構造を有している。また、スライダ31は、図1及び図2に示すように、筐体2の側面に沿って移動可能に構成されている。シャッタ32は、図1に示すように、筐体2の開口部2aを塞ぐように構成されている。
スライダ31の両側板の前方上部の角部には、ピン穴31aが設けられている。また、シャッタ32の両側面の上端部には、ピン穴32aが設けられている。各ヒンジピン33は、それぞれ、ピン穴31a、ねじりコイルばね34の中心穴、ピン穴32aの順に挿入されることで、スライダ31とシャッタ32とを回動自在に連結する。
各ねじりコイルばね34は、開口部2aを塞ぐ方向にシャッタ32を付勢するように取り付けられている。より具体的には、各ねじりコイルばね34は、一端部34aがスライダ31に設けられたカム部(第2カム部)31bに係合し、他端部34bがシャッタ32の側面に係合するように設けられている。
図4A及び図4Bは、蓋3が筐体2の開口部2aを閉じた状態から開いた状態まで移動する様子を模式的に示す側面図である。図4A及び図4Bに示すように、筐体2の側壁には、開口部2aから離れる奥行き方向X1に延在するカム溝2bが形成されている。図3、図4A、及び図4Bに示すように、スライダ31の筐体2の側壁と対向する位置には、カム溝2bに係合して摺動可能な係合ピン31cが設けられている。スライダ31は、係合ピン31cがカム溝2bを摺動することにより奥行き方向X1の移動をガイドされる。
スライダ31が奥行き方向X1に移動するとき、ヒンジピン33によりスライダ31に連結されるシャッタ32も奥行き方向X1に移動する。このとき、シャッタ32は、筐体2の前方上端部2cに押されてヒンジピン33を中心に回動しながら奥行き方向X1に移動する。これにより、開口部2aが開口される。
本実施の形態にかかるディスクカートリッジ1によれば、蓋3をスライダ31とシャッタ32とに分け、それらを回動自在に連結し、スライダ31が奥行き方向X1に移動するとき、シャッタ32が筐体2に押されて回動し、開口部2aが開口するようにしている。これにより、蓋3は、筐体2の側面に沿うように移動することになり、従来よりも蓋3が回動する空間を小さくすることができる。その結果、装置の薄型化及び小型化を図ることができる。
なお、シャッタ32がヒンジピン33を中心に回動するとき、シャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部とヒンジピン33との距離が近いと、シャッタ32を回動させる負荷が大きくなる。このため、シャッタ32がヒンジピン33を中心に回動するとき又は当該回動する前に、前記距離を長くするように構成することが好ましい。これにより、シャッタ32をスムーズに回動させることができる。具体的な構成の一例については、後で詳しく説明する。
また、筐体2は、図8に示すように、当該スライダ31が奥行き方向X1に移動するとき、シャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部から離れる方向にスライダ31を移動させる傾斜面2mを備えることが好ましい。これにより、スライダ31が傾斜面2m上を摺動することで、前記接触部とヒンジピン33との距離を徐々に長くすることができるとともに、当該距離を維持することができる。なお、傾斜面2mは、例えば、奥行き方向X1に向かうに従い筐体2の厚み方向であって筐体2の内側から外側に向けて傾斜するように形成すればよい。
また、筐体2は、傾斜面2mの頂部から奥行き方向X1の下流側に向けて延在する平坦面2nを備え、シャッタ32が開口部2aを塞いだ状態のとき(図1参照)、平坦面2nとスライダ31の外表面の一部とが略面一(同一水平面上)にあるように構成することが好ましい。これにより、筐体2の上面に凹凸が生じることを抑えることができるとともに、意匠性を向上させることができる。
なお、筐体2の開口部2aの近傍は、ディスク4の挿入を阻害しないように構成する必要がある。このため、筐体2の開口部2aの近傍は、支柱となるものを設けることができず、厚み方向の力に弱い。そこで、シャッタ32は、開口部2aを塞いだ状態(以下、閉塞状態という)のとき、筐体2が厚み方向に撓むのを抑える突っ張り部として機能するように構成することが好ましい。例えば、図5に示すように、筐体2の前方下部の角部又はシャッタ32の下端部の少なくとも一方に段差部2d,32bを設け、シャッタ32が開塞状態のとき、筐体2とシャッタ32とが段差部2d,32bで嵌合するように構成することが好ましい。これにより、筐体2の厚み方向に加わる力に対する強度を向上させることができる。
また、シャッタ32の開口部2aを塞ぐ側の面(内面)には、図6及び図7に示すように、筐体2の厚み方向に延在するように1つ以上のリブ32cが設けられることが好ましい。これにより、筐体2の厚み方向に加わる力に対する強度を更に向上させることができる。
なお、本実施の形態において、筐体2は、図8に示すように、上ケース2Aと下ケース2Bとにより構成されている。図6及び図7は、下ケース2Bにシャッタ32を取り付けた状態を示す斜視図である。
図6及び図7に示すように、下ケース2Bの底壁には、シャッタ32を閉塞状態で保持するためのロックアーム21が、回動軸21aを中心に回動自在に取り付けられている。ロックアーム21の先端部には、シャッタ32の内面の下端部に設けられたフック32dと係合可能なフック21bが設けられている。本実施の形態においては、図7に示すように、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとが係合することで、シャッタ32が閉塞状態で保持(ロック)されるようにしている。
また、下ケース2Bの底壁には、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとが係合する位置(図7参照)に位置するように、ロックアーム21を付勢するねじりコイルばね22が設けられている。
なお、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとを確実に係合させるためには、当該係合させる際にシャッタ32が開口部2aを塞ぐ所定の位置に位置することが求められる。このため、シャッタ32が開口部2aを塞ぐ方向に回動するとき又は当該回動する前に、ねじりコイルばね34の付勢力を増加させる付勢力増加部を備えることが好ましい。これにより、開口部2aを塞ぐ所定の位置にシャッタ32を位置させ、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとを確実に係合させることができる。
このような付勢力増加部は、例えば、図9に示すような、第1カム部2eと、第2カム部31bとにより構成することができる。第1カム部2eは、ねじりコイルばね34の一端部34aと係合するように筐体2の側壁に設けられている。第2カム部31bは、ねじりコイルばね34の一端部34aと係合するようにスライダ31の側壁に設けられている。第1カム部2eと第2カム部31bとは、スライダ31が奥行き方向X1に予め設定された距離以上移動されたとき、ねじりコイルばね34の付勢力が増加する方向(図9では時計回り)にねじりコイルばね34の一端部34aを移動させるように構成されている。
なお、図6及び図7に示すように、下ケース2Bの側壁よりも外側の底壁には、貫通穴2fとストッパ2gとが設けられている。貫通穴2fは、図3に示すようにスライダ31の後端側に設けられた突起部31dを挿入可能に設けられている。突起部31dが貫通穴2fに挿入されることにより、筐体2に対するスライダ31の相対移動がロックされる。また、ストッパ2gは、突起部31dが貫通穴2f内に位置するとき、図3に示すようにスライダ31の後端部に設けられた突起部31dと接触するように設けられている。
次に、本実施の形態にかかるディスクカートリッジ1に収納されたディスク4に対して情報の記録又は再生を行うディスク装置6の構成について説明する。図10は、ディスク装置6の斜視図である。図11は、ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が挿入される途中の状態を示す斜視図である。図12は、ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が挿入された状態を示す斜視図である。なお、ディスク装置6は、正面から見て(図10の左下から右上に向かって見て)略左右対称に構成されている。ディスク装置6の左右において同一又は類似の構成である部分については、いずれか一方について説明し、いすれか他方の説明は適宜省略する。
ディスク装置6は、筐体を構成する上板6Aと下ケース6Bとを備えている。ディスク装置6の前面には、図10に示すように、ディスクカートリッジ1が挿入される開口部6aが設けられている。ディスクカートリッジ1は、蓋3側を先頭にして、図11及び図12に示すようにディスク装置6内へ挿入される。ディスク装置6の開口部6aから離れた装置奥側には、スピンドルモータや光ピックアップなどを備えるディスクドライブ(図示せず)が搭載されている。ディスクドライブの詳細構成については、ここでは省略する。
図13は、ディスク装置6の下ケース6Bの斜視図である。図13に示すように、下ケース6Bには、それぞれ挿入方向X2に延在する第1〜第5ガイド突起61〜65が設けられている。
第1〜第3ガイド突起61〜63は、下ケース6Bの両側壁の内面に設けられている。また、第1〜3ガイド突起61〜63は、図8に示すようにスライダ31の両側壁の外面に設けられたガイド溝31f〜31h及びディスクカートリッジ1の上ケース2Aの両側壁の外面に設けられたガイド溝2h〜2jを摺動可能に設けられている。
また、第4ガイド突起64は、下ケース6Bの底壁の内面に2つ設けられている。第4ガイド突起64は、図14に示すようにディスクカートリッジ1の下ケース2Bの底壁の内面に2つ設けられたガイド溝2kを摺動可能に設けられている。
また、第5ガイド突起65は、下ケース6Bの底壁の内面に2つ設けられている。第5ガイド突起65は、図3に示すようにスライダ31の後端側に設けられた突起部31dと接触可能な位置に設けられている。
また、下ケース6Bには、図13に示すように、ディスクカートリッジ1がディスク装置6内に挿入されるとき、スライダ31に接触して蓋3の挿入方向X2の移動を規制するストッパ66が設けられている。ストッパ66は、下ケース6Bの両側壁の内面に、第1〜第4ガイド突起64よりも挿入方向X2の下流側に設けられている。
ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が挿入されるとき、第4ガイド突起64がガイド溝2kを移動することでディスクカートリッジ1の挿入方向X2への移動がガイドされる。また、第2〜第3ガイド突起62〜63がガイド溝2i〜2j、31g〜31hを必要以上のガタツキが発生しないように規制する。
また、ガイド溝2kには、図14に示すように、下ケース2Bの底壁に設けたロックアーム21の一部である接触片21cが、ねじりコイルばね22に付勢されて突出している。ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が挿入された初期においては、図15に示すように、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとが係合して、シャッタ32が閉塞状態で保持される。
その後、ディスクカートリッジ1が更に挿入方向X2に挿入されると、第4ガイド突起64が接触片21cに接触してロックアーム21をねじりコイルばね22の付勢力に抗してロックアーム21を回動させる。これにより、図16に示すように、ロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとの係合が解除される。
図17及び図18は、ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が挿入方向X2に挿入される途中の状態を一部断面で示す側面図である。図17は、ディスク装置6の下ケース6Bの側壁を透過した状態を示す図であり、図18は、ディスク装置6の下ケース6Bの側壁及びディスクカートリッジ1の上ケース2Aの側壁を透過した状態を示す図である。
図17及び図18に示す状態からディスクカートリッジ1が更に挿入方向X2に挿入されると、図19に示すように、スライダ31がストッパ66に接触する。また、図20に示すように、第5ガイド突起65が突起部31dを貫通穴2fから押し出すとともに、スライダ31の後端部31eとストッパ2gとが非接触になる。
スライダ31がストッパ66に接触することで、スライダ31の挿入方向X2の移動が規制される。一方、第5ガイド突起65が突起部31dを貫通穴2fから押し出すとともに、スライダ31の後端部31eとストッパ2gとが非接触になることで、筐体2に対するスライダ31の相対移動のロックが解除される。すなわち、筐体2は、図19及び図20に示す位置から更に挿入方向X2に移動可能となる。
ここで、ストッパ66には、図17及び図19に示すように、挿入方向X2に向かうに従い上方に傾斜するカム部67が設けられている。また、スライダ31には、ストッパ66の先端部66aが摺動可能な傾斜面31iが形成された切欠部31jが設けられている。
図21Aは、スライダ31がストッパ66に接触する前における、シャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部の近傍の状態を示す側面図である。図21Bは、スライダ31がストッパ66に接触した後における、シャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部の近傍の状態を示す側面図である。
スライダ31がストッパ66に接触するとき、ヒンジピン33を押し上げるように、ストッパ66の先端部66aがスライダ31の傾斜面31iを摺動する。これにより、図21Bに示すシャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部とヒンジピン33との距離h2が、図21Aに示す当該距離h1よりも長くなる。この状態から、ディスク装置6内にディスクカートリッジ1が更に挿入方向X2に挿入されると、筐体2の前方上端部2cがシャッタ32を押して、シャッタ32がヒンジピン33を中心に回動する。このとき、距離h2が距離h1よりも長いので、シャッタ32を回動させる負荷を小さくして、シャッタ32をスムーズに回動させることができる。また、距離h2が長くなるようにヒンジピン33が移動するとき又は当該移動した後、図8に示す傾斜面2mが、スライダ31(少なくとも矩形の天板)をヒンジピン33が移動する方向に移動させる。
その後、ディスクカートリッジ1が図12に示す位置まで更に挿入方向X2に挿入されると、図2に示すように開口部2aが完全に開放され、ディスク4をディスクドライブ(図示せず)に向けて搬送することが可能になる。
また、ディスク装置6の上板6Aには、図22及び図23に示すように、スライダ31を付勢する板バネ68が設けられている。板バネ68は、上板6Aの内面にネジ(図示せず)により片持ち状態で取り付けられている。板バネ68は、ディスクカートリッジ1がディスク装置6内から排出方向X3に移動されるとき、スライダ31の排出方向X3への移動を規制するストッパとして機能する段差部68aを備えている。
図22に示す状態からディスクカートリッジ1が更に排出方向X3に移動されると、段差部68aによりスライダ31の排出方向X3への移動が規制される一方で、筐体2の前方上端部2cが排出方向X3に移動する。これに伴い、シャッタ32が、ヒンジピン33を中心に回動して開口部2aを塞ぐ。このとき、図21Aに示すように、シャッタ32と筐体2の前方上端部2cとの接触部とヒンジピン33との距離が短くなる(h2→h1)ように、蓋3が下方に移動する。その結果、板バネ68とスライダ31との位置関係が図23に示す状態となる。
図23に示す状態からディスクカートリッジ1が更に排出方向X3に移動されると、スライダ31が、板バネ68の段差部68aの下方に移動して板バネ68の自由端側を押し上げる。
この状態からディスクカートリッジ1が更に排出方向X3に移動されると、第4ガイド突起64(図13参照)がガイド溝2k(図14参照)を摺動する。これにより、第4ガイド突起64とロックアーム21の接触片21cとの接触が解除されると、ねじりコイルばね22の付勢力により、ロックアーム21が回動軸21aを中心に回動する。その結果、接触片21cがガイド溝2k内の位置(図14参照)に復帰するとともに、図15に示すようにロックアーム21のフック21bとシャッタ32のフック32dとが係合する。したがって、ディスクカートリッジ1をディスク装置6内から完全に排出された際、シャッタ32は閉塞状態で保持される。
本実施の形態にかかるディスク装置6によれば、ストッパ66がスライダ31の移動を規制した状態で更に筐体2が挿入方向X2に移動されてシャッタ32が回動するとき、シャッタ32と筐体2との接触部からヒンジピン33を離すカム部67を備えている。これにより、シャッタ32を回動させる負荷を小さくして、シャッタ32をスムーズに回動させることができる。
また、本実施の形態にかかるディスク装置6によれば、ディスクカートリッジ1をディスク装置6から排出する際、開口部2aを塞ぐ位置にシャッタ32を移動させるため、板バネ68によりスライダ31を付勢するようにしている。開口部2aを塞ぐ位置にシャッタ32を確実に移動させるためには、板バネ68がスライダ31を付勢する力を大きくする必要がある。一方、ディスクカートリッジ1をディスク装置6内に挿入する際、板バネ68がスライダ31を付勢する力が大きいと、当該挿入時の負荷が増加することになる。この矛盾する要求を満たすため、本実施の形態にかかるディスク装置6では、ディスクカートリッジ1の挿入時と排出時とで、板バネ68と接触するスライダ31の高さ位置を変えるようにしている。
より具体的には、図24に示すように、ディスクカートリッジ1が挿入方向X2に移動するとき、スライダ31は、カム部67により持ち上げられる前の低い高さ位置で挿入方向X2に移動して板バネ68と接触するようにしている。一方、ディスクカートリッジ1が排出方向X3に移動するとき、スライダ31は、カム部67により持ち上げられ後の高い高さ位置で排出方向X3に移動して板バネ68と接触するようにしている。これにより、ディスクカートリッジ1をディスク装置6内に挿入するときには、板バネ68の付勢力を小さくすることができる。一方、ディスクカートリッジ1をディスク装置6内から排出するときには、板バネ68の付勢力を大きくして、開口部2aを塞ぐ位置にシャッタ32を確実に移動させることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。例えば、前記実施の形態では、ディスクカートリッジ1は、複数枚のディスク4を収納するものとしたが、本開示における技術はこれに限定されない。ディスクカートリッジ1は、1枚のディスク4を収納するものであってもよい。
また、前記実施の形態では、ストッパ66とカム部67と一体的に構成したが、本開示における技術はこれに限定されない。ストッパ66とカム部67とは別々に設けられてもよい。
また、前記実施の形態では、スライダ31を付勢する板バネ68をディスク装置6の上板6Aに設けたが、本開示における技術はこれに限定されない。例えば、板バネ68と同一の機能を有する板バネを、ディスク装置6の下ケース6Bの内側面(例えば、第2ガイド突起62の近傍)に設けてもよい。この場合、板バネが摺動することによりディスクカートリッジ1の表面が擦れて傷付いた場合であっても、当該傷がユーザによって見えやすいディスクカートリッジ1の上面には形成されないので、当該傷の存在を目立たなくすることができる。また、当該板バネは、ディスク装置6の下ケース6Bの内側面に略U字状の貫通穴を開けることにより形成されてもよい。この場合、板バネを別部品として用意する必要がないので、部品点数を削減することができる。
また、前記実施の形態では、筐体2の上ケース2Aの上面に傾斜面2mを設けるとともに、当該傾斜面2mの頂部から奥行き方向X1の下流側に向けて延在する平坦面2nを設けたが、当該傾斜面2m及び平坦面2nの形状は、図8に示す形状に限定されない。例えば、傾斜面2m1と平坦面2n1とは、図25に示すような形状であってもよい。なお、この場合、シャッタ32の開口部2aを塞ぐ側の面に設けたリブ32cに接触しないように、凹部2pを設けることが好ましい。
また、前記実施の形態では、突っ張り部の一例として、図5に示すように、筐体2の前方下部の角部に設けた段差部2dとシャッタ32の下端部に設けた段差部32bとを係合させる構成について説明したが、本開示における技術はこれに限定されない。例えば、図26〜図28に示すように、筐体2の前方下部の角部近傍の上面に凹部2qを設けるとともにシャッタ32の下端部に凸部32eを設け、シャッタ32が開口部2aを塞いだ状態のとき、凹部2qと対向する位置に凸部32eが位置するように構成してもよい。この構成によれば、筐体2の厚み方向に力が加わったときに凸部32eが凹部2qに侵入することで、シャッタ32を突っ張り部として機能させることができる。また、このとき、筐体2の厚み方向と交差する方向に力が加わったとしても、凸部32eが凹部2qに侵入していることにより、当該交差する方向にシャッタ32がずれることを抑えることができる。これにより、より確実にシャッタ32を突っ張り部として機能させることができる。
なお、前記では、筐体2の前方下部の角部近傍の上面に凹部2qを設けるとともにシャッタ32の下端部に凸部32eを設けるものとしたが、凹部と凸部との関係は逆であってもよい。すなわち、シャッタ32又は筐体2のいずれか一方に凹部が設けられ、シャッタ32又は筐体2のいずれか他方に凸部が設けられればよい。
また、シャッタ32を開口部2aを塞ぐ位置で位置決めするため、図26及び図27に示すように、スライダ31に係止部31kを設けるとともに、シャッタ32に被係止部32fを設けてもよい。
本開示のディスクカートリッジ及びディスク装置は、装置の薄型化及び小型化を図ることができるので、特に、ディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置に有用である。
2013年4月16日に出願された日本国特許出願No.2013−85782号の明細書、図面、および特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
1 ディスクカートリッジ
2 筐体
2A 上ケース
2B 下ケース
2a 開口部
2b カム溝
2c 前方上端部
2d 段差部
2e 第1カム部
2f 貫通穴
2g ストッパ
2h〜2k ガイド溝
2m 傾斜面
2n 平坦面
2p,2q 凹部
3 蓋
4 ディスク
5 ディスクホルダ
6 ディスク装置
6A 上板
6B 下ケース
6a 開口部
21 ロックアーム
21a 回動軸
21b フック
21c 接触片
22 ねじりコイルばね
31 スライダ
31a ピン穴
31b 第2カム部
31c 係合ピン
31d 突起部
31e 後端部
31f〜31h ガイド溝
31i 傾斜面
31j 切欠部
31k 係止部
32 シャッタ
32a ピン穴
32b 段差部
32c リブ
32d フック
32e 凸部
32f 被係止部
33 ヒンジピン
34 ねじりコイルばね
34a 一端部
34b 他端部
61 第1ガイド突起
62 第2ガイド突起
63 第3ガイド突起
64 第4ガイド突起
65 第5ガイド突起
66 ストッパ
66a 先端部
67 カム部
68 板バネ
68a 段差部

Claims (12)

  1. ディスクカートリッジに収納されたディスクに対して情報の記録又は再生を行うディスク装置であって、
    前記ディスクカートリッジは、
    前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、
    前記筐体の開口部を開閉可能な蓋と、
    を備え、
    前記蓋は、
    前記筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
    前記開口部を塞ぐシャッタと、
    前記スライダと前記シャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
    を備え、
    前記ディスク装置は、
    前記ディスクカートリッジが前記ディスク装置内に挿入されるとき、前記スライダに接触して前記スライダの挿入方向の移動を規制するストッパと、
    前記ストッパが前記スライダの前記挿入方向の移動を規制した状態で更に前記筐体が前記挿入方向に移動され、前記シャッタが前記筐体に押されて前記ヒンジ部を中心に回動するとき又は当該回動する前に、前記シャッタと前記筐体との接触部から前記ヒンジ部を離すカム部と、
    を備える、ディスク装置。
  2. 前記筐体は、当該筐体が前記挿入方向に移動され、前記カム部により前記ヒンジ部が前記接触部から離れる方向に移動するとき又は当該移動した後、当該ヒンジ部が移動する方向に前記スライダを移動させる傾斜面を備える、請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記傾斜面は、前記挿入方向に向かうに従い前記筐体の厚み方向であって前記筐体の内側から外側に向けて傾斜する、請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記筐体は、前記傾斜面の頂部から前記挿入方向の上流側に向けて延在する平坦面を備え、
    前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記平坦面と前記スライダの外表面の一部とが略面一にある、請求項2又は3に記載のディスク装置。
  5. 前面にディスクを挿入する開口部が形成された筐体と、前記筐体の開口部を開閉可能な蓋とを備えるディスクカートリッジであって、
    前記蓋は、
    前記筐体の側面に沿って移動可能なスライダと、
    前記開口部を塞ぐシャッタと、
    前記スライダと前記シャッタとを回動自在に連結するヒンジ部と、
    を備え、
    前記スライダが前記開口部から離れる奥行き方向に移動するとき、前記シャッタが前記筐体に押されて前記ヒンジ部を中心に回動し、前記開口部が開口するように構成されるとともに、前記シャッタと前記筐体との接触部から前記ヒンジ部を離すことができるように構成された、ディスクカートリッジ。
  6. 前記筐体は、前記スライダが前記奥行き方向に移動するとき、前記接触部から前記ヒンジ部が離れる方向に前記スライダを移動させる傾斜面を備える、請求項5に記載のディスクカートリッジ。
  7. 前記傾斜面は、前記奥行き方向に向かうに従い前記筐体の厚み方向であって前記筐体の内側から外側に向けて傾斜する、請求項6に記載のディスクカートリッジ。
  8. 前記筐体は、前記傾斜面の頂部から前記奥行き方向の下流側に向けて延在する平坦面を備え、
    前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記平坦面と前記スライダの外表面の一部とが略面一にある、請求項6又は7に記載のディスクカートリッジ。
  9. 前記シャッタは、前記開口部を塞いだ状態のとき、前記筐体が厚み方向に撓むのを抑える突っ張り部として機能する、請求項5〜8のいずれか1つに記載のディスクカートリッジ。
  10. 前記シャッタ又は筐体のいずれか一方には、凹部が設けられ、
    前記シャッタ又は筐体のいずれか他方には、前記凹部に挿入可能な凸部が設けられ、
    前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態のとき、前記凹部と対向する位置に前記凸部が位置する、請求項9に記載のディスクカートリッジ。
  11. 前記シャッタが前記開口部を塞いだ状態で前記筐体の厚み方向に力が加わったとき、前記凸部が前記凹部に侵入し、前記シャッタの移動が抑制される、請求項10に記載のディスクカートリッジ。
  12. 前記シャッタの前記開口部を塞ぐ側の面には、前記筐体の厚み方向に延在するようにリブが設けられている、請求項5〜11のいずれか1つに記載のディスクカートリッジ。
JP2015512311A 2013-04-16 2014-04-15 ディスクカートリッジ及びディスク装置 Active JP6268501B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085782 2013-04-16
JP2013085782 2013-04-16
PCT/JP2014/002139 WO2014171137A1 (ja) 2013-04-16 2014-04-15 ディスクカートリッジ及びディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014171137A1 JPWO2014171137A1 (ja) 2017-02-16
JP6268501B2 true JP6268501B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=51731099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015512311A Active JP6268501B2 (ja) 2013-04-16 2014-04-15 ディスクカートリッジ及びディスク装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9368153B2 (ja)
JP (1) JP6268501B2 (ja)
WO (1) WO2014171137A1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324778A (ja) 1986-07-16 1988-02-02 Harada Kogyo Kk 接客施設用catv装置
JPS63179480A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Hitachi Maxell Ltd テ−プカ−トリツジ
JPH079743B2 (ja) * 1987-03-20 1995-02-01 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ
JPH05242638A (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 Hitachi Maxell Ltd テープカートリッジ
JP3205392B2 (ja) 1992-07-10 2001-09-04 松下電器産業株式会社 クリーム半田印刷検査装置および検査方法
KR100273031B1 (ko) * 1992-08-26 2000-12-01 사토 도리 테이프카트리지
US5497279A (en) * 1993-04-16 1996-03-05 Hitachi, Ltd. Tape cartridge and recording reproduction apparatus for the tape cartridge
JP2001035117A (ja) 1999-07-21 2001-02-09 Mitsubishi Chemicals Corp ディスクカートリッジ
JP4316154B2 (ja) * 2001-04-12 2009-08-19 富士フイルム株式会社 磁気テープカセット
JP4464296B2 (ja) * 2004-09-21 2010-05-19 富士通株式会社 記録媒体ライブラリ装置
US8065694B2 (en) * 2005-12-02 2011-11-22 Communications Capital Partners, Llc Removable optical disc storage cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
US20150155005A1 (en) 2015-06-04
JPWO2014171137A1 (ja) 2017-02-16
WO2014171137A1 (ja) 2014-10-23
US9368153B2 (en) 2016-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6268501B2 (ja) ディスクカートリッジ及びディスク装置
US7389521B2 (en) Disk cartridge
JP4261225B2 (ja) 単リール型テープカートリッジ
JPH11306722A (ja) 磁気テープカートリッジ
KR100754162B1 (ko) 디스크 카트리지
JP4292400B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4264402B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP4379581B2 (ja) ディスクカートリッジ
KR100942578B1 (ko) 휴대형 디스크 재생기의 도어개폐장치
JP2005302129A (ja) 記録媒体装着装置
JP4287199B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP2005302108A (ja) ディスクカートリッジ
KR20060061510A (ko) 초소형 디스크 드라이브
EP2688070A1 (en) Decelerating mechanism and electronic device using same
KR20060054763A (ko) 슬림형 디스크 카트리지
US20060085811A1 (en) Disk cartridge
JP2005346854A (ja) テープカートリッジ用ドア部材およびテープカートリッジ
JPH11203815A (ja) ディスクカートリッジ
JP2002324376A (ja) ディスクカートリッジ
US20080019046A1 (en) Disk Cartridge
JP2005044437A (ja) ディスクカートリッジ
JPH1064227A (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JPH1050022A (ja) ディスクカートリッジ
JP2008034009A (ja) ディスクカートリッジ
KR20060023898A (ko) 디스크 카트리지

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171212

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6268501

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151