JP6266336B2 - ローラーカッターの摩耗検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネル掘進機のカッターヘッドに装備したローラーカッターの刃先の摩耗状態を検知するための摩耗検知装置に関する。
従来、トンネル掘進機においては、胴体の前端側にカッターヘッドが装備され、複数のシールドジャッキにより胴体及びカッターヘッドを前進駆動しながら、カッターヘッドを回転駆動して、前方の地山(切羽)を掘削してトンネルを掘削していく。固い地盤を掘削するトンネル掘進機では、複数のローラーカッターを前面部に装備したカッターヘッドが適用される。このローラーカッターは、地山に押圧した状態でカッターヘッドを回転させることによって切羽の岩石を圧砕し掘削していく。
ところで、トンネルの掘削途中に、ローラーカッターが摩耗して掘削能力が低下した場合、その摩耗したローラーカッターを新しいローラーカッターに交換する必要が生じる。特に、長いトンネルを連続的に掘削する場合には、ローラーカッターを交換する頻度が多くなる。
ローラーカッターを交換するためには、先ずは、ローラーカッターの刃先の摩耗量を把握する必要がある。従来では、作業者がチャンバー内に入ってローラーカッターの摩耗量を手作業で測定していたが、チャンバー内は圧力バランスのために泥水や泥土が充満しているので、刃先の摩耗量を測定するためには、これらを排出する必要がある。このため、チャンバー内での摩耗量測定には時間がかかり、また、チャンバー内に作業者が入ることになるが出水の発生等の危険を伴う作業となっていた。
そこで、特許文献1に示すような、ローラーカッターの刃先の摩耗量測定技術が実用に供されている。例えば、その摩耗量測定技術では、ローラーカッターの回転側面に検出部材(ストライカー)を設け、この検出部材の通過を検知可能な近接スイッチをカッターヘッドに設け、近接スイッチの検出信号からローラーカッターの回転速度変化を算出してローラーカッターの摩耗状態を検知する制御装置を掘削機本体に設けている。
特許3544190号公報
特許文献1の技術では、カッターヘッドの回転駆動時におけるローラーカッターの回転速度変化から摩耗状態を算出しているが、前方の切羽の岩盤の状況によってローラーカッターの回転速度は変動するため常時一定になるとは限らず、また、刃先が全周に亙って均一に摩耗しているとは限らないので、ローラーカッターの回転速度変化からローラーカッターの摩耗状態を安定的に検知することは難しい。
このように、特許文献1の技術では、ローラーカッターの刃先の摩耗状態を正確に把握できないだけでなく、刃先が偏摩耗している場合にもその偏摩耗を特定することができず、ローラーカッターを適切な時期に交換できないという問題がある。
一方、ローラーカッターの刃先の先端位置を接触式変位センサで検出することで、ローラーカッターの摩耗量を検出する技術も公知であるが、変位センサの検出ロッドを駆動するアクチュエータは小型のものであるため、刃先の先端に付着した岩石や粘度等の影響を受けやすく、検出精度を高めることが困難であった。
他方、ローラーカッターの摩耗検出のためにカッターヘッドに装備するセンサやスイッチ類からの検出信号を伝送する配線系統は、カッターヘッドのカッターフレームに付設した配管内に導入されてロータリジョント内に導入され、ロータリジョントの後部に装備したロータリコネクタを介して掘削機本体側の後方台車内の制御室の制御ユニットに接続していた。
本発明の目的は、ローラーカッターの摩耗を検知する摩耗検知手段のセンサやスイッチ類の為の配線系統を簡単化し、刃先の先端に付着する土砂等の影響を受けることなく精度よく摩耗を検知可能にしたローラーカッターの摩耗検知装置を提供することである。
請求項1のローラーカッターの摩耗検知装置は、トンネル掘進機のカッターヘッドに装備したローラーカッターの刃先の摩耗状態を検知する摩耗検知装置において、ローラーカッターの半径方向における刃先の先端位置を検出してローラーカッターの摩耗状態を検知可能な摩耗検知手段を備え、前記摩耗検知手段は、カッター支持部材に固定されたシリンダ部材と、このシリンダ部材にローラーカッターに接近・離隔する方向へ進退可能に装着された可動接触子と、この可動接触子の先端がローラーカッターの刃先の先端に常時当接するように可動接触子を付勢する付勢手段と、可動接触子の移動量を検出する変位センサとを備え、前記変位センサの検出子の先端が前記可動接触子の基端面に当接されていることを特徴としている。
請求項2のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項1の発明において、前記摩耗検知手段の可動接触子は、前記ローラーカッターに対して、前記カッターヘッドの回転によりローラーカッターが周回する周回方向の前進側又は追従側において前記カッター支持部材に装備されたことを特徴としている。
請求項3のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項1又は2の発明において、前記ローラーカッターの回転を検知する回転検知手段を更に備え、この回転検知手段は、前記ローラーカッターの回転軸心方向の一端側においてカッター支持部材に装備された近接スイッチと、この近接スイッチに対向可能に前記ローラーカッターに装備された磁石片とを有することを特徴としている。
請求項4のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記可動接触子のローラーカッター側の所定部分は、超硬合金で構成されたことを特徴としている。
請求項5のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記シリンダ部材は前記可動接触子に受圧させる加圧エアを収容可能なエア作動室を有し、前記付勢手段は、前記エア室に充填した加圧エアからなることを特徴としている。
請求項6のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項5の発明において、前記エア作動室に加圧エアを供給可能に前記エア作動室に接続されたアキュムレーターを有することを特徴としている。
請求項7のローラーカッターの摩耗検知装置は、請求項3の発明において、前記カッターヘッド側に装備された前記変位センサ及び前記近接スイッチと、トンネル掘進機本体側に装備された制御ユニットとの間で無線にて通信する無線通信手段を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ローラーカッターの摩耗状態を検知可能な摩耗検知手段は、カッター支持部材に固定されたシリンダ部材と、このシリンダ部材に進退可能に装着された可動接触子と、この可動接触子の先端がローラーカッターの刃先の先端に常時当接するように可動接触子を付勢する付勢手段と、可動接触子の移動量を検出する変位センサとを備えているため、付勢手段により可動接触子の先端をローラーカッターの刃先の先端に常時当接させるため、ローラーカッターの刃先の先端に付着した土砂等を除去しながら刃先の先端の位置を検出することが可能になり、検出精度を高めることができる。
しかも、可動接触子をローラーカッターの刃先の先端に常時当接させながら常時検出できるため、ローラーカッターの刃先の全周について常時検出することで検出精度を高めることができる。
請求項2の発明によれば、摩耗検知手段の可動接触子は、ローラーカッターに対して、カッターヘッドの回転によりローラーカッターが周回する周回方向の前進側又は後退側において前記カッター支持部材に装備されているため、カッターヘッドの前面から後方へ流動する岩石片や土砂等で可動接触子が破壊される確率が低くなり、可動接触子の耐久性が向上する。
請求項3の発明によれば、ローラーカッターの回転を検知する回転検知手段を更に備え、この回転検知手段は、ローラーカッターの回転軸心方向の一端側においてカッター支持部材に装備された近接スイッチと、この近接スイッチに対向可能にローラーカッターに装備された磁石片とを有するため、ローラーカッターの回転中に磁石片を近接スイッチに近接させてローラーカッターの回転を検知可能になる。
請求項4の発明によれば、前記可動接触子のローラーカッター側の所定部分は、超硬合金で構成されているため、可動接触子をローラーカッターの刃先の近傍に常時露出させても、ローラーカッターと同程度の耐久性を確保することができる。
請求項5の発明によれば、前記シリンダ部材は前記可動接触子に受圧させる加圧エアを収容可能なエア作動室を有し、前記付勢手段は、前記エア室に充填した加圧エアからなるため、簡単な構成の付勢手段を実現できる。
請求項6の発明によれば、前記エア作動室に加圧エアを供給可能に前記エア作動室に接続されたアキュムレーターを有するため、エア作動室からの加圧エアのリークが生じても、付勢手段の機能を確保することができる。
請求項7の発明によれば、カッターヘッド側に装備された前記変位センサ及び前記近接スイッチと、トンネル掘進機本体側に装備された制御ユニットとの間で無線にて通信する無線通信手段を備えたため、ロータリジョイントにロータリコネクタを装備する必要がなく、前記変位センサ及び前記近接スイッチと制御ユニットとの間で信号を授受する配線系統が簡単になる。
本発明の実施例1のトンネル掘進機の縦断面図である。 カッターヘッドの正面図である。 ローラーカッター取り付け構造の説明図である。 ローラーカッター取り外し状況を示す説明図である。 ローラーカッターに装着した回転検知手段と摩耗検知手段と通信用制御器と制御ユニット等の構成図である。 ローラーカッターに装着した回転検知手段と摩耗検知手段の説明図である。 実施例2に係る図5相当図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本実施例は、カッターヘッド2に複数のローラーカッター3を装備したトンネル掘進機1に本発明を適用した場合の例である。尚、図1の矢印Aが示す方向をトンネル掘進機1の前方とし、この前方に向って左右方向を左右方向として以下説明する。
図1、図2に示すように、トンネル掘進機1は、複数のローラーカッター3が装備されたカッターヘッド2と、チャンバー4の後端を仕切る隔壁5と、前胴6a及び後胴6bと、カッターヘッド2を回転自在に支持する機構および複数のカッター駆動モータ7と、ロータリジョント8、複数のシールドジャッキ9及び複数の中折れジャッキ10と、送水管11及び排泥管12と、複数のグリッパー13と、回転自在に支持された回転リング部材14及びこの回転リング部材14を回転駆動する回転駆動手段15と、回転リング部材14に装備され且つセグメント16をトンネル内面に覆工するエレクタ装置17と、後部プラットフォーム18などを備えている。
このトンネル掘進機1では、カッターヘッド2と胴部材(前胴6aと後胴6b)を複数のシールドジャッキ9により覆工済のセグメント16に反力をとって前進駆動しながら、複数のカッター駆動モータ7によりカッターヘッド2を回転駆動して、前方の地山(切羽)を掘削してトンネルを掘削し、掘削した岩石片を含む泥水を排泥管12から排出し、トンネル内面にエレクタ装置17によりセグメント16を覆工していく。
図2に示すように、カッターヘッド2は、例えば、センターフレーム20と、このセンターフレーム20から半径方向へ延びる複数のカッターフレーム21と、これらカッターフレーム21の外周端に連結された外周リング22と、チャンバー4内に配設され且つ正面視一字状で且つ閉断面部材からなる接続アーム2aとを有する。各カッターフレーム21には、複数のローラーカッター3が半径方向に適当間隔おきに装備されている。外周部のローラーカッター3以外の大部分のローラーカッター3はその軸心方向をカッターフレーム21と平行方向(カッターヘッド2の半径方向)に向けて配置されている。各ローラーカッター3は、カッターフレーム21に固定されたカッターホルダー23に夫々着脱可能に装着されている。
図3、図4に基づいて、ローラーカッター3の取付け構造について簡単に説明する。
尚、図3、図4において矢印A方向がトンネル掘進機1における前方である。
ローラーカッター3は、軸部材3aと、この軸部材3aに回転自在に装着されたローラーカッター本体3bとを有し、軸部材3aの両端部には六角部3cと、断面ほぼ正方形の角軸部3dとが形成されている。カッター支持部材に含まれるカッターホルダー23は、カッターフレーム21の1対のカッター取付板21a(カッター支持部材に含まれる)の間に装着されて固定されている。
カッターホルダー23は、カッター取付板21aと直交状の1対の支持部材24と、これら支持部材24の両端を連結する1対の連結板25であって1対のカッター取付板21aの内面に固定された1対の連結板25とを有する。このカッターホルダー23は、ローラーカッター3の交換の際に、ローラーカッター3をカッターヘッド2の後方へ取り出し可能にローラーカッター3の両端部の六角部3cと角軸部3dを支持する軸支持機構26を有する。
前記軸支持機構26は、カッターホルダー23の1対の支持部材24を主体にして構成されている。前記軸支持機構26は、1対の角軸部3dをその軸心直交方向に出し入れ可能な軸支持穴27aを夫々有する1対のロータリーリング27及びスペーサ27bと、これら1対のロータリーリング27及びスペーサ27bを回転可能に支持すると共に角軸部3dを後方へ取り外し可能な開口部28aを有する1対のリング支持部28と、1対のロータリーリング27及びスペーサ27bの前面を回転自在に押える1対のカッター押え29とを備えている。
前記カッター押え29が1対のボルト29aでリング支持部28に固定されている。さらに、軸部材3aの1対の六角部3dに夫々係合させて軸部材3aの回転を規制する1対のカッター回り止め30が後方から装着されて、夫々1対のボルト30aでリング支持部28に固定されている。尚、トンネル掘進時には、ロータリーリング27が図3に示す姿勢に保持されている。
ローラーカッター3の交換の際には、図4に示すように、カッターヘッド2の後側から、カッター回り止め30を後方へ取り外してから、工具31で軸部材3aの六角部3cを回動させることで、軸部材3aとロータリーリング27及びスペーサ27bを180°回動させると、1対の角軸部3dが開口部28aに臨む状態になるので、その状態でローラーカッター3をカッターヘッド2の後方へ取り外すことができる。新規のローラーカッター3は、上記の逆の手順にて装着することができる。
次に、ローラーカッター3の刃先の摩耗状態を検知する摩耗検知装置について説明する。尚、カッターヘッド2には多数のローラーカッター3が装備されているが、例えば、センターフレーム20に近い位置の1又は複数のローラーカッター3と、外周リング22の近くの1又は複数のローラーカッター3と、カッターフレーム21の半径方向中間位置の1又は複数のローラーカッター3に、摩耗検知装置が夫々装備される。但し、本実施例では、1組の摩耗検知装置について説明する。
図5、図6に示すように、ローラーカッター3の摩耗検知装置は、摩耗検知手段40と、回転検知手段50と、無線通信手段70とを備えている。
摩耗検知手段40は後述する変位センサ46を備え、回転検知手段50は後述する近接スイッチ51を備えており、前記無線通信手段70は、カッターヘッド2側に装備された変位センサ46及び近接スイッチ51と、トンネル掘進機本体側に装備された制御ユニット60との間で無線にて通信するものである。
摩耗検知手段40は、ローラーカッター3の半径方向における刃先の先端位置を検出してローラーカッター3の摩耗状態を検知するものである。
摩耗検知手段40は、カッター支持部材であるカッター取付板21aに固定されたシリンダ部材41と、このシリンダ部材41内にローラーカッター3に接近・離隔する方向へ進退可能に装着された可動接触子44と、この可動接触子44の先端がローラーカッター3の刃先の先端に常時当接するように可動接触子44を付勢する付勢手段45と、可動接触子44の移動量を検出する変位センサ46と、制御ユニット60とで構成されている。
前記シリンダ部材41は、例えばカッターフレーム21の前進側(カッターヘッド2の回転によりローラーカッター3が周回する周回方向の前進側、図5の矢印L方向)のカッター取付板21aに付設されている。前記シリンダ部材41は、その軸心をローラーカッター3の軸心と直交状に向け且つカッター取付板21aと直交状に向け且つローラーカッター3の刃先に対応する軸心方向位置に配置されている。
変位センサ46は、ローラーカッター3の周回方向の前進側のカッター取付板21aに限らず、追従側のカッター取付板21aに取り付けてもよい。変位センサ46を追従側のカッター取付板21aに取り付けると、掘削された土砂等と衝突しにくくなるため有利である。
このシリンダ部材41は、シリンダ本体42と補助シリンダ43とで構成されている。シリンダ本体42はカッター取付板21aに貫通状に装着され、その基端側端板42aがカッター取付板21aにボルトにて固定されている。カッター取付板21aの外側において、補助シリンダ43がシリンダ本体42に直列状に配置され、その先端側端板43aが上記の基端側端板42aにボルトにて固定されている。
可動接触子44の基端からローラーカッター3と反対方向へ延びるロッド部47と、このロッド部47の基端に固定されたストッパ部材48とが設けられている。可動接触子44はシリンダ本体42のシリンダ孔に進退自在に装着されている。ロッド部47は、基端側端板42aと先端側端板43aの挿通孔を挿通して補助シリンダ43内へ延び、そのロッド部47の基端に固定されたストッパ部材48が、補助シリンダ43内に摺動自在に装着されている。尚、ストッパ体48の基端中央にはボルト穴48aが形成され、補助シリンダ43の基端壁の中央にはボルト穴48aよりも大径のボルト挿通孔43bが形成されている。
可動接触子44の先端側の所定部分は、ローラーカッター本体3bと同様の超硬合金で構成されている。シリンダ本体42内において、付勢手段45としての圧縮コイルバネ45aがロッド部47に外装され、この圧縮コイルバネ45aが可動接触子44をローラーカッター3の方へ付勢し、可動接触子44の超硬合金製の先端がローラーカッター3の刃先の先端に常時押圧されて接触している。
前記可動接触子44の移動量を検出する変位センサ46は、超音波発信部と超音波受信部を有する超音波センサである。この変位センサ46は、シリンダ本体42の内側において基端側端板42aに付設されて可動接触子44の基端面に対向している。
前記回転検知手段50はローラーカッター3の回転を検知するものであり、この回転検知手段50は、カッターホルダー23に装備された近接スイッチ51と、この近接スイッチ51に対向可能にローラーカッター3に装備された1つの磁石片52と、前記制御ユニット60とで構成されている。ローラーカッター3が回転している場合には、近接スイッチ51が磁石片52を繰り返し検出するため、近接スイッチ51の検出信号を制御ユニット60において解析することで、ローラーカッター3の回転を検出することができる。
前記近接スイッチ51は磁気検知形近接スイッチであり、磁石片52に対向した時の磁束変化から磁石片52を検出する。近接スイッチ51は、ローラーカッター3の軸心と平行方向に向けて、カッターホルダー23の1対の支持部材24のうちの内周側の支持部材24とそのカッター押え29に貫通状に装着されている。磁石片52は、細い円柱状の磁石であり、S極からN極へ向う磁界の方向を近接スイッチ51の方に向けた状態にして、ローラーカッター3のうちの軸心と直交状の回転側面に開口する装着穴に装着されている。
前記制御ユニット60は、トンネル掘進機本体側に装備されるもので、後方台車(図示略)の制御室に設置されている。この制御ユニット60は、入出力インターフェイスとコンピュータを内蔵した制御部61と、その前面のディスプレイ62と、操作盤63とを有する。この無線通信手段70は、接続アーム2aの中心部内に配置された通信用制御器71と、ロータリジョント8の筒部材の後端部に付設された送受信機72であって制御ユニット60に接続された送受信機72とを備えている。
前記変位センサ46や近接スイッチ51に接続された配線は、接続アーム2a内に導入されて前記通信用制御器71に接続されている。この通信用制御器71は、変位センサ46や近接スイッチ51からの検出信号をA/D変換するA/D変換器や変位センサ46へ出力する駆動信号を生成する駆動回路等を含む入出力インターフェイスと、コンピュータと、無線通信回路などを備えている。無線通信回路から制御ユニット60への送信信号はロータリジョント8の筒部材内の空間を伝播して送受信機72に送信される。
次に、このローラーカッター3の摩耗検知装置の作用、効果について説明する。
摩耗検知手段40によりローラーカッター3の摩耗量を検知する場合、ローラーカッター3が新品のときの変位センサ46による変位検出値の初期値をメモリに格納しておき、ローラーカッター3が摩耗したときの変位センサ46による変位検出値を前記初期値と比較することで摩耗量を検知することができる。
付勢手段45により可動接触子44の先端をローラーカッター3の刃先の先端に常時当接させるため、ローラーカッター3の刃先の先端に付着した付着物を除去しながら刃先の先端の位置を検出することが可能になり、検出精度を高めることができる。
しかも、回転検知手段50によりローラーカッター3の回転を検知し、ローラーカッター3が回転しているとき、可動接触子44をローラーカッター3の刃先の先端に常時当接させながら常時検出できるため、ローラーカッター3の刃先の全周について常時摩耗状態を検出することで検出精度を高めることができる。
ローラーカッター3の摩耗がしきい値以上に進行しており、ローラーカッターを交換する場合には、ボルト挿通孔43bから挿入したボルト(図示略)の先端をストッパ部材48のボルト穴48aに螺合し、そのボルトを介して可動接触子44を退避位置に切換えた状態で、ローラーカッター3の交換を行い、ローラーカッター3の交換後にはボルトを取り外して図5に示す状態にする。
摩耗検知手段40の可動接触子44は、ローラーカッター3に対して、カッターヘッド2の回転によりローラーカッター3が周回する周回方向の前進側又は追従側において前記カッター取付板21aに装備されているため、カッターヘッド2の前面から後方へ流動する岩石片や土砂等で可動接触子44が破壊される確率が低くなり、可動接触子44の耐久性が向上する。
ローラーカッター3の回転を検知する回転検知手段50を備え、この回転検知手段50は、ローラーカッター3の軸心方向の一端側においてカッター取付板21a(カッター支持部材)に装備された近接スイッチ51と、この近接スイッチ51に対向可能にローラーカッター3に装備された磁石片52とを有するため、ローラーカッター3の回転中に磁石片52を近接スイッチ51に近接させてローラーカッター3の回転を検知可能になる。
前記可動接触子44のローラーカッター3側の所定部分は超硬合金で構成されているため、可動接触子44をローラーカッター3の刃先の近傍に常時露出させても、ローラーカッター3以上の耐久性を確保することができる。尚、可動接触子44を焼き入れ鋼製の球面体又は車輪で構成してもよい。
カッターヘッド2側に装備された変位センサ46及び近接スイッチ51と、トンネル掘進機本体側に装備された制御ユニット60との間で無線にて通信する無線通信手段70を備えたため、ロータリジョイント8にロータリコネクタを装備する必要がなく、前記変位センサ46及び近接スイッチ51と制御ユニット60との間で信号を授受する配線系統が簡単になる。
次に、前記実施例1を部分的に変更した実施例2について図7に基づいて説明する。
この実施例2においては摩耗検知手段40Aが変更されているため、この摩耗検知手段40Aについて説明し、その他、前記実施例1の構成要素と同様の構成要素に同様の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、摩耗検知手段40Aは、カッター取付板21a(カッター支持部材に含まれる)に固定されたシリンダ部材41Aと、このシリンダ部材41Aにローラーカッター3に接近・離隔する方向へ進退可能に装着された可動接触子44Aと、この可動接触子44Aの先端がローラーカッター3の刃先の先端に常時当接するように可動接触子44Aを付勢する付勢手段45Aと、可動接触子44Aの移動量を検出する変位センサ46Aとを備えている。
シリンダ部材41Aは可動接触子44Aに受圧させる加圧エアを収容可能なエア作動室41aを有し、前記付勢手段45Aはエア作動室41aに充填した加圧エアからなる。エア作動室41aに加圧エアを供給可能にエア作動室41aに接続されたアキュムレーター49も設けられている。尚、可動接触子44Aは超硬合金で構成され、可動接触子44AにはOリング等のシール部材44aが装着されている。
前記変位センサ46Aは、例えば、差動トランス式変位センサまたはポテンショメータ式変位センサであり、その検出子の先端を可動接触子44Aの基端面に当接させている。この変位センサ46Aにより、可動接触子44Aの位置(つまり、ローラーカッター3の半径方向における刃先の先端位置)を精密に検出可能である。変位センサ46Aに接続された配線は接続アーム2a内に導入されて通信用制御器71に接続されている。
尚、変位センサ46Aとアキュムレーター49を保護する保護ケース(図示略)もカッター取付板21aに付設される。但し、変位センサ46Aは、上記以外の接触型の変位センサでもよく、又は非接触型の変位センサ(レーザー方式又は超音波方式の変位センサ等)も採用可能である。
このローラーカッターの摩耗検知装置の作用、効果は、前記実施例1の作用、効果とほぼ同様であるが、付勢手段45Aは、エア作動室41aに充填した加圧エアからなるため、簡単な構成の付勢手段を実現できる。アキュムレーター49を設けたため、エア作動室41aからの加圧エアのリークが生じても、付勢手段の機能を確保することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)ローラーカッター3の取り付け構造は図3、図4に示す構造に限定されるものではなく、種々のローラーカッター取り付け構造の場合にも本発明を適用可能である。
2)磁石片52は、図3に示す六角部3cの外周近傍の回転側面3eであって、カッター押え29の内側面に接近対向する1対の回転側面3e(図3参照)に装着してもよい。この場合、近接スイッチ51は前記回転側面3eに対向するように支持部材24とそのカッター押え29に装着してもよい。
3)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変更を付加した形態で本発明を実施することができる。
本発明は、トンネル掘進機のカッターヘッドとそれに装備されたローラーカッターに適用することができる。
1 トンネル掘進機
2 カッターヘッド
3 ローラーカッター
40,40A 摩耗検知手段
41,41A シリンダ部材
44,44A 可動接触子
45,45A 付勢手段
45a 圧縮コイルバネ
46,46A 変位センサ
49 アキュムレーター
50 回転検知手段
51 近接スイッチ
52 磁石片
60,60A 制御ユニット
70 無線通信手段
71 通信用制御器
72 送受信機

Claims (7)

  1. トンネル掘進機のカッターヘッドに装備したローラーカッターの刃先の摩耗状態を検知する摩耗検知装置において、
    ローラーカッターの半径方向における刃先の先端位置を検出してローラーカッターの摩耗状態を検知可能な摩耗検知手段を備え、
    前記摩耗検知手段は、カッター支持部材に固定されたシリンダ部材と、このシリンダ部材にローラーカッターに接近・離隔する方向へ進退可能に装着された可動接触子と、この可動接触子の先端がローラーカッターの刃先の先端に常時当接するように可動接触子を付勢する付勢手段と、可動接触子の移動量を検出する変位センサとを備え
    前記変位センサの検出子の先端が前記可動接触子の基端面に当接されていることを特徴とするローラーカッターの摩耗検知装置。
  2. 前記摩耗検知手段の可動接触子は、前記ローラーカッターに対して、前記カッターヘッドの回転によりローラーカッターが周回する周回方向の前進側又は後退側において前記カッター支持部材に装備されたことを特徴とする請求項1に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
  3. 前記ローラーカッターの回転を検知する回転検知手段を更に備え、
    この回転検知手段は、前記ローラーカッターの回転軸心方向の一端側においてカッター支持部材に装備された近接スイッチと、この近接スイッチに対向可能に前記ローラーカッターに装備された磁石片とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
  4. 前記可動接触子のローラーカッター側の所定部分は、超硬合金で構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
  5. 前記シリンダ部材は前記可動接触子に受圧させる加圧エアを収容可能なエア作動室を有し、前記付勢手段は、前記エア室に充填した加圧エアからなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
  6. 前記エア作動室に加圧エアを供給可能に前記エア作動室に接続されたアキュムレーターを有することを特徴とする請求項5に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
  7. 前記カッターヘッド側に装備された前記変位センサ及び前記近接スイッチと、トンネル掘進機本体側に装備された制御ユニットとの間で無線にて通信する無線通信手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のローラーカッターの摩耗検知装置。
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