JP6264695B2 - 電力管理装置、及び情報提示方法 - Google Patents

電力管理装置、及び情報提示方法 Download PDF

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Description

本発明は、需要家に発電機能又は蓄電機能を有する装置を導入すべきか否かの判断材料となる情報を提示するための電力管理装置等に関する。
従来、住宅におけるエネルギー管理をするHEMS(Home Energy Management System)が知られている。HEMSでは、エネルギー消費の抑制等のために、住宅における1台以上のHEMS機器をHAN(Home Area Network)を介してHEMSコントローラが制御する。また、HEMSは、例えば住宅における消費電力を測定して測定結果を住宅におけるHEMS機器で表示して、居住者に消費電力を認知させる。
また、従来、商用の電力系統から買電した電力量とその電力系統に売電される電力量とを測定する電力測定装置からの測定結果と、電力料金の単価とに基づいて電気料金を算出して表示する表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−158701号公報
ところで、発電装置又は蓄電装置を導入している需要家においては、導入後の状況の変化によって導入時に予想した通りの経済的な効果が得られない場合がある。しかしながら、このような場合に発電装置又は蓄電装置の入れ替え又は追加などを行うか否かの判断は容易ではない。
そこで、本発明は、発電機能又は蓄電機能を有する装置の入れ替え又は追加などの判断を補助する情報を提示するための電力管理装置等を提供する。
本発明の一態様に係る電力管理装置は、第一の時点における、発電機能又は蓄電機能を有する特定機器が導入された需要家の電力の使用状況に関連する第一情報を取得する第一取得部と、前記第一の時点よりも後の第二の時点における、前記需要家の電力の使用状況に関連する第二情報を取得する第二取得部と、前記需要家に導入される候補となる、前記特定機器とは別の機器であって発電機能又は蓄電機能を有する機器である候補機器の機器情報を取得する機器情報取得部と、取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって得られる電力の使用状況の変化に応じて、前記候補機器の機器情報を含む提示情報を出力する情報出力部とを備える。
本発明の一態様に係る情報提示方法は、電力管理装置を用いた情報提示方法であって、第一の時点における、発電機能又は蓄電機能を有する特定機器が導入された需要家の電力の使用状況に関連する第一情報を取得する第一取得ステップと、前記第一の時点よりも後の第二の時点における、前記需要家の電力の使用状況に関連する第二情報を取得する第二取得ステップと、前記需要家に導入される候補となる、前記特定機器とは別の機器であって発電機能又は蓄電機能を有する機器である候補機器の機器情報を取得する機器情報取得ステップと、取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって得られる電力の使用状況の変化に応じて、前記候補機器の機器情報を含む提示情報を出力する情報出力ステップとを含む。
本発明の電力管理装置等は、発電機能又は蓄電機能を有する装置の入れ替え又は追加などの判断を補助する情報を出力することができる。
図1は、実施の形態1に係る電力管理装置に関連する装置群を示すシステム概略図である。 図2は、実施の形態1に係る電力管理装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る電力管理装置に入出力される情報を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る電力管理装置の情報提示処理を示すフローチャートである。 図5は、改善プランの試算処理のフローチャートである。 図6は、改善プランの第1の試算例を示す図である。 図7は、改善プランの第2の試算例を示す図である。 図8は、改善プランの第3の試算例を示す図である。 図9は、情報提示画面の具体例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る電力管理装置について説明する。
[構成]
まず、実施の形態1に係る電力管理装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る電力管理装置に関連する装置群を示すシステム概略図である。図2は、実施の形態1に係る電力管理装置のシステム構成を示すブロック図である。なお、図1において、需要家20a、20b、及び20cの詳細な構成については、需要家20と同様であるため図示及び説明が省略される。
図1に示されるように、実施の形態1に係る電力管理装置10は、各需要家に設けられたHEMSコントローラとネットワーク31(インターネットなどの広域ネットワークを含む)を介して通信を行う。具体的には、電力管理装置10は、各需要家に設けられたHEMSコントローラ(例えば、需要家20に設けられたHEMSコントローラ100)と通信を行う。
ここで、各需要家には、特定機器の一例として、PV(Photovoltaic)パネル40、40a、40b、及び、40cが設けられている。なお、特定機器は、発電機能または蓄電機能を有する機器であればどのような機器であってもよい。蓄電機能を有する機器(蓄電装置)としては、家庭用リチウムイオン蓄電池システム(以下、単に蓄電池と記載する)、又は、EV(Electric Vehicle)などが例示される。
電力管理装置10は、各需要家における電力使用量を管理し、PVパネル40を入れ替える(置き換える)べきか否か、または、設備を追加すべきか否かの判断を補助する情報を需要家20に提示するための情報提示機能を有する点が特徴である。
電力管理装置10は、具体的には、導入時点における電力の使用状況と、現時点における電力の使用状況との比較を行い、現時点において需要家20に導入されることにより経済性の改善が見込める機器の情報を含む提示情報を出力する。このような提示情報は、需要家の端末装置300、又は、携帯端末50のディスプレイ(表示画面)に画像として表示される。
このような提示情報により、需要家20の居住者は、PVパネル40を他の機種に置き換えた場合の経済性や、さらに新たな装置を追加導入した場合の経済性を予測することができる。
ここで、まず、図2を用いて電力管理装置の詳細な構成について説明する。図2に示されるように、電力管理装置10は、第一取得部11と、第二取得部12と、機器情報取得部13と、情報出力部14と、記憶部15とを備える。
電力管理装置10は、例えば電力会社、機器製造会社その他の団体等が運営するサーバであり、各需要家のHEMSに対して、各種情報を提供する機能を有する。電力管理装置10から提供される情報は、電力管理装置10の運営者に応じて異なるが、例えば、発電装置、蓄電装置等の特定機器の性能に関する性能情報、電力会社と住宅との間での電力の売買に関する情報(例えば売買の単価等を示す価格情報)等である。性能情報としては、例えば、発電装置についての容量(太陽電池容量等)、基準状態で測定された変換効率等、蓄電装置についての容量(蓄電容量)、充放電効率等が挙げられる。
第一取得部11は、需要家20の過去の所定時点(第一の時点)における電力の使用状況に関連する第一情報を取得する。第一取得部11は、より詳細には、情報出力部14の制御に基づいて、ネットワーク31を通じてHEMSコントローラ100から第一情報を取得する。
第一取得部11は、具体的には、汎用の通信モジュール(通信回路)であるが、特に限定されるものではない。また、第一取得部11は、有線又は無線のどのような通信方式(通信規格)を用いて通信してもよい。
なお、第一情報は、例えば、過去(上記過去の所定時点)の電力の使用履歴などである。具体的には、第一情報には、過去における、需要家20の自家消費率、需要家20の売電率、自家消費電力単価、売電単価、及び、特定機器の発電量などが含まれる。
第二取得部12は、需要家20の現時点(情報提示処理を行う時点、第二の時点)における電力の使用状況に関連する第二情報を取得する。第二取得部12は、より詳細には、情報出力部14の制御に基づいて、ネットワーク31を通じてHEMSコントローラ100から第二情報を取得する。
第二取得部12は、具体的には、汎用の通信モジュール(通信回路)であるが、特に限定されるものではない。また、第二取得部12は、有線又は無線のどのような通信方式(通信規格)を用いて通信してもよい。
なお、第二情報は、例えば、直近の電力の使用履歴などである。具体的には、第二情報には、現時点における、需要家20の自家消費率、需要家20の売電率、自家消費電力単価、売電単価、及び、特定機器の発電量などが含まれる。
機器情報取得部13は、発電機能又は蓄電機能を有する候補機器に関する機器情報を取得する。機器情報取得部13は、例えば、情報出力部14の制御に基づき、ネットワーク31を通じて、電力管理装置10以外のサーバ(例えば、機器メーカが機器情報を管理するサーバ)から機器情報を取得する。なお、後述するように、機器情報取得部13は、需要家20にも設けられたPVパネル40に関する情報を取得する場合もある。
機器情報取得部13は、具体的には、汎用の通信モジュール(通信回路)であるが、特に限定されるものではない。また、機器情報取得部13は、有線又は無線のどのような通信方式(通信規格)を用いて通信してもよい。
発電機能を有する候補機器(発電装置)の一例は、PVパネルであり、蓄電機能を有する候補機器(蓄電装置)の一例は、蓄電池、又は、EVである。蓄電装置は、蓄電及び放電により電力を効率的に利用する或いは停電時に備える等のための装置である。候補機器の機器情報は、具体的には、候補機器の機種情報、性能情報(外形寸法、発電量、発電効率、蓄電容量など)、候補機器の価格情報(候補機器の金額に関する情報)などである。
情報出力部14は、取得された第一情報と、取得された第二情報とを比較することによって得られる電力の使用状況の変化に応じて、現時点において需要家20に導入されることにより経済性の改善が見込める候補機器の機器情報を含む提示情報を生成して出力する。情報出力部14は、より詳細には、ネットワーク31を通じて携帯端末50に提示情報を出力する。情報の提示には、eメールや、Webサイトが用いられる。
情報出力部14は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、又は専用回路などの制御部、及び、通信モジュール(通信回路)などの通信部により実現されるが、特に限定されるものではない。また、情報出力部14は、有線又は無線のどのような通信方式(通信規格)を用いて通信してもよい。
なお、情報出力部14の通信機能、第一取得部11、第二取得部12、及び、機器情報取得部13は、一つの通信部として実現されてもよい。
記憶部15は、第一取得部11によって取得された第一情報、第二取得部12によって取得された第二情報、及び、機器情報取得部13によって取得された機器情報が記憶されるデータベースである。記憶部15は、具体的には、HDD(Hard Disk Drive)、又は、半導体メモリなどである。
次に、各需要家におけるシステム構成について説明する。なお、以下の説明では、需要家20について説明するが、他の需要家20a、20b、及び20cについても同様の構成である。
図1に示されるように、需要家20には、PVパネル40と、電力測定装置200と、HEMSコントローラ100と、端末装置300と、HEMS機器310とが設けられる。
PVパネル40は、いわゆる太陽電池モジュール等であり、発電機能を有する特定機器の一例である。PVパネル40の生成する電力は、例えば、需要家20における電気機器により消費される電力を賄うために用いられ、余剰が生じれば余剰分は電力会社に売られる。
電力測定装置200は、電力系統から供給される電力を分岐させる分電盤等に設けられ、各分岐回路に接続された電気機器で使用(消費)する電力量を測定する。電力測定装置200は、具体的には、電流センサ等の電気回路、及び、通信回路を有する装置である。需要家20における電気機器には、HEMS機器群が含まれ、照明器具、空調機器(エアコン)、冷蔵庫、給湯機器、電磁調理器、テレビ受像機等の電気機器、或いは、EVの充電装置等がある。
なお、電力測定装置200は、PVパネル40で発電された電力量(発電量)を測定することができる。また、電力測定装置200は、PVパネル40で発電された電力のうち、電力系統に逆潮流される電力量(売電量)を測定できる。また、需要家20において電力を消費する場合、買電した電力を消費する場合と、PVパネル40で発電された電力を消費する場合とがあるが、電力測定装置200は、買電した電力の消費量と、PVパネル40で発電された電力の消費量とを区別して測定することができる。
HEMSコントローラ100は、例えば分電盤等に収容され、電力測定装置200から電力使用量の測定結果を収集して、電力使用量の低減等のために一定条件下でHEMS機器を制御する装置である。また、HEMSコントローラ100は、需要家20の居住者(ユーザ)からの入力を受け付けるため、及び、居住者に情報を提示するために、ユーザインタフェース(UI:User Interface)を有するHEMS機器である端末装置300とデータの授受を行う。
居住者に提示される情報は、例えば、上述の提示情報(候補機器を導入すべきか否かの判断を補助する情報)である。なお、HEMSコントローラ100は、メモリ、通信回路及びCPU(Central Processing Unit)を備える。メモリは、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。CPUは、メモリに格納されたプログラムを実行することにより通信回路等を制御して各種処理を行う。通信回路は、電力測定装置200及びHEMS機器群と、無線或いはLAN(Local Area Network)ケーブル、PLC(Power Line Communication)等の有線で通信するための回路である。
HEMS機器群は、UI手段を有する端末装置300、その他のHEMS機器310等である。需要家20内でHEMSを構成するHEMS機器群は、3台以上存在してもよい。
端末装置300は、需要家20の居住者の入力を受け付けて情報の提示(例えば映像の表示、音声の出力等)を行うUI手段(ディスプレイ、タッチパネル、キーボード等)とメモリと通信回路とCPUとを有し、例えば、パーソナルコンピュータ、モニター等である。端末装置300は、例えばHEMSコントローラ100が電力測定装置200から収集した電力使用量等を表示可能である。つまり、端末装置300により、需要家20の居住者は電力使用量を認知できる。
携帯端末50は、例えば、需要家20の居住者の所有する携帯端末である。携帯端末50は、需要家20の居住者の入力を受け付けて情報の提示(例えば映像の表示、音声の出力等)を行うUI手段(ディスプレイ、タッチパネル、キーボード等)とメモリと通信回路とCPUとを有する。携帯端末50は、例えば、タブレット端末、スマートフォンなどである。実施の形態1では、需要家20の居住者のUIとして、携帯端末50が用いられるが、携帯端末50に代えて端末装置300が用いられてもよい。
[電力管理装置に入出力される情報]
次に、電力管理装置10に入力される(電力管理装置10が取得する)各種情報、及び、電力管理装置10から出力される各種情報について図3を用いて説明する。図3は、電力管理装置10に入出力される情報を示す図である。
まず、電力管理装置10に入力される情報について説明する。
電力管理装置10には、各需要家に設けられる特定機器に関する情報61が入力される。特定機器に関する情報61は、具体的には、各需要家における、特定機器の有無、特定機器の利用状況、特定機器の種類(PVパネル、蓄電池、EV)、特定機器のメーカ、特定機器の品番、特定機器の設置年数、特定機器の設置価格などである。
電力管理装置10(機器情報取得部13)は、例えば、電力管理装置10以外のサーバ(例えば、特定機器のメーカの管理サーバ)から特定機器に関する情報61を取得するが、特定機器に関する情報61が記憶部15に記憶されている場合、特定機器に関する情報61は記憶部15から取得されてもよい。また、特定機器に関する情報61は、携帯端末50、又は、需要家20の端末装置300を通じて入力されてもよい。
また、電力管理装置10には、電力計測値に関する情報62が入力される。電力計測値に関する情報62は、電力測定装置200によって測定された電力計測値であり、具体的には、PVパネル40の発電量、売電量、自家消費量、蓄電装置の充放電量、EVの充放電量などである。実施の形態1では、電力管理装置10は、電力計測値に関する情報62を各需要家のHEMSコントローラ100から取得するが、電力管理装置10の外部に電力会社が運営するサーバが設けられる場合には、当該サーバから取得してもよい。また、電力計測値に関する情報62が記憶部15に記憶されている場合、電力計測値に関する情報62は、記憶部15から取得されてもよい。
なお、電力計測値に関する情報62には、第一取得部11によって第一情報として取得される過去の電力計測値に関する情報と、第二取得部12によって取得される現在の電力計測値に関する情報とが含まれる。
また、電力管理装置10には、電力価格情報63が入力される。電力価格情報63は、具体的には、時間帯別の電力の単価、売電単価、買電単価、基本料金などである。電力価格情報63は、言い換えれば、電気代に関する情報である。電力管理装置10は、例えば、電力価格情報63を、電力会社が運営するサーバから取得するが、電力管理装置10自体が電力会社が運営するサーバであって、電力価格情報63が記憶部15に記憶されている場合には、記憶部15から取得してもよい。
なお、電力価格情報63には、第一取得部11によって第一情報として取得される過去の電力価格情報と、第二取得部12によって取得される現在の電力価格情報とが含まれる。
また、電力管理装置10には、候補機器の機器情報64が入力される。候補機器の機器情報64は、具体的には、販売価格情報、リース価格情報、下取り価格情報、発電量(発電効率)、充放電量(充放電効率)、補助金、ディスカウント情報などである。また、候補機器の機器情報64には、PVパネル、蓄電池、及び、EVの容量などの候補機器の性能の情報や、候補機器のメーカの情報、候補機器の品番の情報なども含まれる。電力管理装置10(機器情報取得部13)は、例えば、候補機器の機器情報64を、機器のメーカが運営するサーバから取得するが、電力管理装置10自体が機器メーカが運営するサーバであって、候補機器の機器情報64が記憶部15に記憶されている場合には、記憶部15から取得してもよい。
また、電力管理装置10には、生活スタイル(生活パターン)に関する情報65、及び、環境情報66が入力されてもよい。生活スタイルに関する情報65は、具体的には、家族の人数、構成等である。環境情報66は、具体的には、気温、日射量、緯度、経度、方角などである。なお、生活スタイルに関する情報65、及び、環境情報66は、典型的には、携帯端末、又は、各需要家の端末装置を通じて入力される。しかしながら、例えば、記憶部15や、電力管理装置10以外のサーバにこのような情報がある場合は、記憶部15や、このようなサーバから情報が取得されてもよい。
次に、電力管理装置10から出力される情報について説明する。
電力管理装置10からは、提示情報70として、特定機器の導入当初に予想された経済性を示す情報71、現状予想される経済性を示す情報72、及び、改善プラン73(設備の入れ替えまたは導入提案)が出力される。なお、実施の形態1では、導入当初に予想された経済性を示す情報71、及び、現状予想される経済性を示す情報72として、経済性を示す指標が用いられる。このような提示情報70の詳細は後述する。
[動作]
以下、電力管理装置10の動作(情報提示処理)について説明する。図4は、電力管理装置10の情報提示処理を示すフローチャートである。
まず、電力管理装置10の機器取得部は、導入済みのPVパネル40の設置価格を含む情報である特定機器に関する情報を取得し(S10)、第一取得部11は、PVパネル40の導入時における需要家20の電力の使用状況に関連する第一情報を取得する(S11)。そして、情報出力部14は、導入時の投資回収年(第一指標の一例。以下、第一投資回収年とも記載する。)を算出する(S12)。投資回収年は、経済性を示す指標の一例であり、例えば、以下の式1で求められる。
Figure 0006264695
式1において、年間予想発電量は、第一の時点におけるPVパネル40の発電量(電力測定装置200が測定した実測値)に基づいて算出される1年分の発電量の予測値である。年間予想発電量(PVパネル40の発電量)は、電力計測値に関する情報62に含まれる第一情報に相当する。なお、1年分の発電量の実測値が取得できる場合は、年間予想発電量に代えて、1年分の発電量の実測値が用いられてもよい。
また、自家消費電力単価(買電単価)は、28円/kWh、売電単価は、37円/kWhのように表され、このような情報は、上述の電力価格情報63に含まれる第一情報に相当する。
ここで、自家消費率及び売電率は、次の式2及び式3で表される。
Figure 0006264695
月間自家消費量及び月間売電量は、kWhで表され、このような情報は、上述の電力計測値に関する情報62に含まれる第一情報に相当する。なお、上記の式では、一例として、月間自家消費量及び月間売電量に基づいて自家消費率及び売電率が算出されている。しかしながら、自家消費率及び売電率は、数ヶ月単位の自家消費量及び売電量に基づいて算出されてもよいし、年単位の自家消費量及び売電量に基づいて算出されてもよい。
次に、電力管理装置10の第二取得部12は、現時点における需要家20の電力の使用状況に関連する第二情報を取得する(S13)。そして、情報出力部14は、現時点において予想される投資回収年(第二指標の一例。以下、第二投資回収年とも記載する。)を算出する(S14)。投資回収年の算出方法は、上述の通りである。なお、この場合の自家消費電力単価及び売電単価は、上述の電力価格情報63に含まれる第二情報に相当し、月間自家消費量及び月間売電量は、上述の電力計測値に関する情報62に含まれる第二情報に相当する。
次に、情報出力部14は、算出した第一投資回収年と、算出した第二投資回収年とを比較し、現時点において予想される投資回収年が、導入時において予想される投資回収年よりも(所定値以上)長いか否かを判定する(S15)。情報出力部14は、具体的には、第二投資回収年/第一投資回収年が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
第二投資回収年/第一投資回収年が所定の閾値以上である場合(S15でYes)、つまり、投資回収年が当初の予想よりも長くなっている場合、情報出力部14は、改善プランの試算を行う(S16)。第二投資回収年/第一投資回収年が所定の閾値未満である場合(S15でNo)は、情報提示処理は終了となる。なお、所定の閾値(≒上記所定値)はどのように設定されてもよいが、実施の形態1では、所定の閾値は1である。
以下、ステップS16の改善プランの試算について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、改善プランの試算処理のフローチャートである。
まず、電力管理装置10の情報出力部14は、情報提示の対象となる需要家20がPVパネルを所有しているか否かを判定する(S21)。
需要家20がPVパネルを所有していない場合(S21でNo)、情報出力部14は、需要家20が蓄電装置を所有しているか否かを判定する(S22)。ここで、需要家20が蓄電装置を所有していない場合(S22でNo)には、装置の入れ替えまたは追加の試算は行われず、PVパネル又は蓄電装置の新規導入の提案などが行われる(S23)。需要家20が蓄電装置を所有している場合(S22でYes)には、蓄電装置の入れ替えもしくは追加、又は別のPVパネルの追加導入の試算が行われる(S24)。
一方、需要家20がPVパネルを所有している場合(S21でYes)も、情報出力部14は、需要家20が蓄電装置を所有しているか否かを判定する(S25)。ここで、需要家20が蓄電装置を所有していない場合(S25でNo)には、PVパネルの入れ替えもしくは追加、又は、蓄電装置の追加の試算が行われる(S26)。需要家20が蓄電装置を所有している場合(S25でYes)には、PVパネル又は蓄電装置の入れ替え又は追加の試算が行われる(S27)。なお、改善プランの試算の具体例については、後述する。
以上のようにステップS16において改善プランが試算された後、情報出力部14は、改善プランを提示する(S17)。具体的には、情報出力部14は、改善プランを含む提示情報を携帯端末50に出力し、携帯端末50のディスプレイには、情報提示画面が表示される。
最後に、情報の提示を受けた需要家20の居住者が携帯端末50への操作を行うことにより、携帯端末50のディスプレイには購買画面が表示される(S18)。
このような情報提示処理は、例えば、需要家20の居住者が携帯端末50の操作等によって電力管理装置10に対して情報提示の要求を行った時等に開始されるが。また、情報提示処理は、その他の任意の時、例えば、数ヵ月毎等定期的に開始されてもよい。また、ステップS11〜ステップS15までの処理が定期的に行われ、ステップS15でYesの場合にのみ、ステップS16以降の処理が行われてもよい。
[改善プランの試算例1]
次に、上述の改善プランの試算例について説明する。図6は、改善プランの試算例を示す図である。なお、図6は、PVパネル40を導入済みの需要家20に対して、さらにPVパネルの追加導入を提案する場合の改善プランの試算例を示す図である。
情報出力部14は、まず、第一取得部11が取得した第一情報に含まれる、導入時(導入時に予想された)の月間自家消費量及び月間売電量に基づいて、導入時の自家消費率及び売電率と、上記式2及び式3とを用いて算出する。図6の例では、導入時の自家消費率は40%、導入時の売電率は60%である。
次に、情報出力部14は、上述の式1を用いて導入時の投資回収年(第一投資回収年)を算出する。投資回収年の算出には、具体的には、第一取得部11が取得した第一情報に含まれる、導入時(導入時に予想された)の自家消費電力単価及び売電単価と、年間予想発電量と、機器情報取得部13が取得した導入済みの設備の設置価格(導入費用)と、算出した自家消費率及び売電率とが用いられる。なお、図6の例では、需要家20に導入済みのPVパネル40(以下、導入済み設備とも記載する)の設置価格は、200万円であり、導入時の年間予想発電量は、6000kWhである。また、導入時の自家消費電力単価は、15円/kWhであり、導入時の売電単価は、40円/kWhであるとする。この結果、第一投資回収年は、下記の式に示されるように、11.11年と算出される。
Figure 0006264695
次に、情報出力部14は、現時点で予想される投資回収年(第二投資回収年)を上記と同様の方法で算出する。ここで、図6の例では、導入から現在まで3年が経過しており、年間予想発電量、自家消費電力単価、及び、売電単価は、導入時から変化していないが、自家消費率40%から60%に増大している。
ここで、第二投資回収年は、PVパネルの設置価格が、当初の予想に基づいて2000000÷11.11×3=540000円減額されているものとして算出される。第二投資回収年は、具体的には、下記の式に示されるように、12.73年と算出される。したがって、第二投資回収年/第一投資回収年は、所定の閾値である1以上となる。
Figure 0006264695
ここで、導入時よりも増加した自家消費率を減少させるための一つの方法として、発電量を増加させる方法が考えられる。
そこで、情報出力部14は、このような自家消費率の増加を検出した場合には、PVパネルを追加導入設備として選択し、PVパネルを追加導入した場合の試算を行う。情報出力部14は、PVパネルの機器情報(具体的には、年間予想発電量及び設置価格など)を、機器情報取得部13を通じて取得し、当該PVパネルを追加導入した場合の試算を行う。
例えば、情報出力部14は、年間予想発電量が4000kWhであり、設置価格が100万円のPVパネルを追加導入した場合の試算を行う。具体的には、情報出力部14は、このようなPVパネルを追加導入した場合の自家消費率を算出し、当該自家消費率に基づいて、第一投資回収年を再計算する。例えば、PVパネルの追加導入により、自家消費率が36%、売電率が60%になる場合、第一投資回収年は、再計算の結果、下記の式に示されるように、10.84年となる。
Figure 0006264695
次に、情報出力部14は、追加で導入されるPVパネルの投資回収年(第三投資回収年)を算出する。算出方法は、第一投資回収年及び第二投資回収年と同様である。図6の例では、第三投資回収年は、下記の式に示されるように、現時点から8.06年(導入時から11.06年)と算出される。
Figure 0006264695
そして、情報出力部14は、再計算された第一投資回収年と、第三投資回収年とがいずれも第二投資回収年よりも短いか否かを判定し、短い場合には、このようなPVパネルの追加導入を提示する改善プランを含む提示情報を出力する。なお、再計算された第一投資回収年と、第三投資回収年とがいずれも第二投資回収年よりも長い場合には、別のPVパネル(例えば、機種の異なるPVパネル)の機器情報を取得し、このPVパネルを需要家20に導入した場合について再度試算が行われる。
以上のように、情報出力部14は、例えば、第二の時点における自家消費率が、第一の時点における自家消費率よりも小さく、かつ、第二の時点において自家消費電力単価が売電単価よりも低いと判定した場合、追加導入される対象となるPVパネルの機器情報を含む提示情報を出力する。
これにより、需要家20の居住者は、投資回収年を短縮するために追加導入が必要なPVパネルの情報を知ることができ、このような情報を参考にしてPVパネルの追加の要否を判断をすることができる。
[改善プランの試算例2]
次に、上述の改善プランの試算の別の例について説明する。図7は、改善プランの別の試算例を示す図である。なお、図7は、PVパネルを導入済みの需要家20に対して、PVパネルの入れ替えを提案する場合の改善プランの試算例を示す図である。
情報出力部14は、まず、導入時の自家消費率及び売電率を算出する。そして、情報出力部14は、導入時の投資回収年(第一投資回収年)を算出する。図7の例でも、図6の例と同様に、導入時の自家消費率は40%、導入時の売電率は60%と算出される。また、図7の例でも、図6の例と同様に、導入済み設備の設置価格は、200万円であり、導入時の年間予想発電量は、6000kWhであり、導入時の自家消費電力単価は、15円/kWhであり、導入時の売電単価は、40円/kWhであるとする。したがって、第一投資回収年は、11.11年と算出される。
次に、情報出力部14は、現時点で予想される投資回収年(第二投資回収年)を算出する。ここで、図7の例では、導入から現在まで3年が経過しており、自家消費率、自家消費電力単価、及び、売電単価は、導入時から変化していないが、年間予想発電量が導入当初の6000kWhから3600kWhに減少している。よって、第二投資回収年は、下記の式に示されるように、第一投資回収年よりも長い16.51年と算出される。したがって、第二投資回収年/第一投資回収年は、所定の閾値である1以上となる。
Figure 0006264695
ここで、導入時よりも発電量が低下している場合には、PVパネルの追加により発電量を増加させる方法も考えられるが、ここでは、PVパネルの入れ替えによって発電量を増加させる方法について説明する。
情報出力部14は、このような発電量の低下を検出した場合には、PVパネルを入替導入設備として選択し、PVパネルを導入した場合の試算を行う。情報出力部14は、PVパネルの機器情報を、機器情報取得部13を通じて取得し、当該PVパネルを入れ換え導入した場合の試算を行う。
例えば、情報出力部14は、年間予想発電量が7800kWhであり、設置価格が150万円のPVパネルを入れ替え導入した場合の試算を行う。具体的には、情報出力部14は、このようなPVパネルを入れ替え導入した場合の投資回収年(第三投資回収年)を計算する。なお、この第三投資回収年の計算においては、発電量が増加することにより結果的に自家消費率は向上し、30%となる。
また、この第三投資回収年の計算においては、導入済み設備の償却残価も加味される。つまり、この第三投資回収年の計算においては、式1の「PVパネルの設置価格」として、入替導入設備の設置価格と導入済み設備の償却残価(200万円−54万円=146万円)との合計が使用される。第三投資回収年は、下記の式に示されるように、現時点から11.67年(導入時から14.67年)と算出される。
Figure 0006264695
そして、情報出力部14は、第三投資回収年が、第二投資回収年よりも短いか否かを判定し、短い場合には、このようなPVパネルの入れ替え導入を提示する改善プランを含む提示情報を出力する。
以上のように、情報出力部14は、例えば、第二の時点におけるPVパネル40の発電量が、第一の時点におけるPVパネル40の発電量よりも小さいと判定した場合、入れ替え導入される対象となるPVパネルの機器情報を含む提示情報を出力する。
これにより、需要家20の居住者は、投資回収年を短縮するために入れ替え導入が必要なPVパネルの情報を知ることができ、このような情報を参考にしてPVパネルの入れ替えの要否を判断することができる。
[改善プランの試算例3]
以下では、さらに別の改善プランの試算例について説明する。図8は、改善プランの別の試算例を示す図である。なお、図8は、PVパネルを導入済みの需要家20に対して、蓄電池の追加導入を提案する場合の改善プランの試算例を示す図である。
情報出力部14は、取得された月間自家消費量及び月間売電量に基づいて、導入時の自家消費率及び売電率を算出する。図8の例では、導入時の自家消費率は70%、導入時の売電率は30%である。
次に、情報出力部14は、導入時の投資回収年(第一投資回収年)を算出する。投資回収年の算出には、導入時(導入時に予想された)の自家消費電力単価及び売電単価と、年間予想発電量と、導入済みの設備の設置価格と、算出した自家消費率及び売電率とが用いられる。なお、図8の例では、需要家20に導入済みのPVパネル(以下、導入済み設備とも記載する)の設置価格は、100万円であり、導入時の年間予想発電量は、6000kWhである。また、導入時の自家消費電力単価は、25円/kWhであり、導入時の売電単価は、15円/kWhであるとする。この結果、第一投資回収年は、下記の式に示されるように、7.57年と算出される。
Figure 0006264695
次に、情報出力部14は、現時点で予想される投資回収年(第二投資回収年)を上記と同様の方法で算出する。ここで、図8の例では、導入から現在まで3年が経過しており、年間予想発電量、自家消費電力単価、及び、売電単価は、導入時から変化していないが、自家消費率70%から30%に低下している。
第二投資回収年は、PVパネルの設置価格が当初の予想に基づいて1000000÷7.57×3=396000円減額されているものとして算出される。この例では、売電単価が自家消費単価よりも低いため、第二投資回収年は、下記の式に示されるように、第一投資回収年よりも長い8.59年と算出される。したがって、第二投資回収年/第一投資回収年は、所定の閾値である1以上となる。
Figure 0006264695
ここで、自家消費率を増加させるための一つの方法として、蓄電池を追加し、単価の低い夜間電力を買電して蓄電池に蓄電し、蓄電された電力を昼間に使用することで発電量を増加させる方法が考えられる。なお、夜間電力の単価は、10円/kWhとする。
情報出力部14は、このように自家消費単価が売電単価よりも大きい場合に自家消費率の減少を検出した場合には、蓄電池(蓄電装置)を追加導入設備として選択し、蓄電池を追加導入した場合の試算を行う。情報出力部14は、蓄電池の機器情報を、機器情報取得部13を通じて取得し、当該蓄電池を追加導入した場合の試算を行う。
例えば、情報出力部14は、年間予想充放電量が3000kWhであり、設置価格が20万円の蓄電池を追加導入した場合の試算を行う。具体的には、情報出力部14は、このような蓄電池を追加導入した場合の自家消費率を算出し、当該自家消費率に基づいて、第一投資回収年を再計算する。例えば、蓄電池の追加導入により自家消費率が65%に増加すると予想される場合、第一投資回収年は、再計算の結果、下記の式に示されるように、7.68年となる。
Figure 0006264695
次に、情報出力部14は、追加で導入される蓄電池の投資回収年(第三投資回収年)を算出する。算出方法は、第一投資回収年及び第二投資回収年と同様である。図8の例のように、蓄電池が追加される場合の第三投資回収年は、下記の式に示されるように、現時点から4.44年(導入時から7.44年)と算出される。なお、下記の式の「夜間シフトによる差額」とは、自家消費電力単価(昼間の電力単価)と、夜間電力の単価との差分である。
Figure 0006264695
そして、情報出力部14は、再計算された第一投資回収年と、第三投資回収年とが、第二投資回収年よりも短いか否かを判定し、短い場合には、このような蓄電池の追加導入を提示する改善プランを含む提示情報を出力する。
以上のように、情報出力部14は、第二の時点における自家消費率が、第一の時点における自家消費率よりも大きく、かつ、第二の時点において自家消費電力単価が売電単価よりも高いと判定した場合、追加導入される対象となる蓄電池の機器情報を含む提示情報を出力する。
これにより、需要家20の居住者は、投資回収年を短縮するために導入が必要な蓄電池の情報を知ることができ、このような情報を参考にして蓄電池の追加の要否を判断することができる。
[情報提示画面の具体例]
以下、電力管理装置10から出力された提示情報を受けた携帯端末50がディスプレイに表示する情報提示画面の具体例について図9を用いて説明する。図9は、情報提示画面の具体例を示す図である。なお、図9は、図6を用いて説明した試算結果を表示する情報提示画面を示す図である。
図9に示されるように、携帯端末50のディスプレイには、例えば、導入時に予想された投資回収年(第一投資回収年)を示すグラフ51と、現時点で予想される投資回収年(第二投資回収年)を示すグラフ52とが表示される。この場合、情報出力部14は、算出した導入時点(第一の時点)において予想される経済性を示す指標(より詳細には、グラフ51を表示するための情報)と、算出した現時点(第二の時点)において予想される経済性を示す指標(より詳細には、グラフ52を表示するための情報)とを含む提示情報を出力する。なお、図9の例では、グラフ51及びグラフ52と加えて自家消費率についても表示されている。
このように、導入時に予想された経済性を示す指標(グラフ51)と、現時点で予想される経済性を示す指標(グラフ53)とが提示情報に含まれることにより、需要家20の居住者は、経済性の変化の程度を知ることができる。このような指標は、候補機器の入れ替え又は追加などの判断において有用な情報である。
また、携帯端末50のディスプレイには、現時点において設備の追加導入を行った場合の投資回収年を示すグラフ53が表示される。この場合、情報出力部14は、PVパネル(候補機器)を需要家20に追加導入した場合に予想される経済性を示す指標(より詳細には、グラフ53を表示するための情報)を含む提示情報を出力する。なお、図9の例では、グラフ53と合わせて、自家消費率、並びに、追加導入により面積及び効率がどの程度改善されるかについても表示されている。
このように、PVパネル(候補機器)を需要家20に追加導入した場合に予想される経済性を示す指標(グラフ53)が表示されることにより、需要家20の居住者は、経済性の改善度合いを知ることができる。このような指標は、候補機器の入れ替え又は追加などの判断において有用な情報である。
携帯端末50のディスプレイには、メッセージ54も表示される。メッセージ54には、候補機器の種類(候補機器の機器情報。ここでは、PVパネルと表示されている。)と、候補機器の追加導入により、投資回収期間が短くなる旨のメッセージが表示される。図9の例では、第一投資回収年と第三投資回収年との差分、すなわち、投資回収年がどの程度短縮されるかも表示されている。つまり、このような表示を行うための情報も提示情報に含まれている。
また、携帯端末50のディスプレイには、画面遷移ボタン56及び57も表示される。需要家20の居住者が画面遷移ボタン56を押下した場合には、携帯端末50のディスプレイには、購買画面が表示される。購買画面においては、改善プランで示されるPVパネルのより詳細なスペック(候補機器の機器情報。具体的には、価格、型番、など。)や、納期等が表示される。なお、このような購買画面を表示するための情報も提示情報に含まれる。
また、需要家20の居住者が画面遷移ボタン57を押下した場合には、現在表示中の改善プランとは異なる別の改善プランが表示される。つまり、画面遷移ボタンが押下された場合には、候補機器を変更して再度試算が行われる(あるいは、既に試算済みの別の改善プランが表示される)。
なお、携帯端末50のディスプレイに表示される情報は、図9の例に限定されるものではない。例えば、携帯端末50のディスプレイには、投資回収年が数字で表示されてもよいし、試算に用いられた、売電率、自家消費電力単価、及び売電単価などが表示されてもよい。言い換えれば、このような表示を行うための情報が提示情報に含まれてもよい。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態1に係る電力管理装置10は、電力の使用状況の変化に応じて、候補機器の機器情報を含む提示情報を需要家20に提示する。より具体的には、情報出力部14は、取得された第一情報、及び、取得された特定機器に関する情報に基づいて、第一の時点において予想される経済性を示す指標を算出し、取得された第二情報、及び、取得された特定機器に関する情報に基づいて、第二の時点において予想される経済性を示す指標を算出する。そして、情報出力部14は、算出した第一の時点において予想される経済性を示す指標、及び、算出した第二の時点において予想される経済性を示す指標を比較し、第二の時点の経済性を示す指標のほうが悪化していると判定した場合に試算を行う。
上記試算においては、情報出力部14は、候補機器を需要家20に導入した場合に予想される経済性を示す指標をさらに算出する。そして、情報出力部14は、算出した経済性を示す指標が第二の時点において予想される経済性を示す指標よりも改善していると判定した場合に、当該候補機器の機器情報を含む提示情報を出力する。
これにより、需要家20の居住者は、経済性を改善するために導入すべき候補機器の機器情報を考慮して、候補機器の入れ替え又は追加など判断を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、経済性を示す指標として、投資回収年が例示されたが、経済性を示す指標は、特に限定されない。例えば、経済性を示す指標は、ROI(Return On Investment)などであってもよい。
[変形例]
上記の実施の形態では、情報出力部14が投資回収年(経済性を示す指標)を算出したが、例えば、電力管理装置10が特定機器のメーカが管理する場合等には、導入時に算出した投資回収年の情報が履歴として残っているような場合がある。このような場合、第一取得部11は、第一情報として第一の時点における投資回収年を記憶部15などから取得し、情報出力部14は、現時点で予想される投資回収年のみを算出してもよい。つまり、「電力の使用状況に関連する情報」には電力の使用状況に基づいて算出される情報(例えば、投資回収年)が含まれる。
また、投資回収年は、別の装置(外部サーバ等)によって算出されてもよく、このような場合、第一取得部11は、第一の時点における投資回収年を外部サーバから取得し、第二取得部12は、第二の時点における投資回収年を外部サーバから取得してもよい。
また、上記実施の形態では、第二情報として、現時点の電力測定装置200の実測に基づく、発電量、自家消費率、及び、売電率、並びに、現時点の自家消費電力単価及び売電単価が用いられたが、第二情報には、予測値も含まれる。
例えば、自家消費電力単価及び売電単価が将来的に変動することが分かっている場合には、このような情報が第二情報として使用されてもよい。このような予測値は、例えば、電力会社の管理するサーバ等からこのような提供されてもよいし、電力管理装置10の管理者によってUIを通じて入力されてもよい。
また、電力管理装置10は、図3で説明した環境情報66や、生活スタイルに関する情報65を用いて予測値を算出し、算出した予測値に基づいて投資回収年を算出してもよい。
例えば、上記実施の形態では、年間予想発電量は、電力測定装置200により測定された実測値に基づいて算出された。しかしながら、年間予想発電量は、環境情報66に含まれる日射量と、需要家20に設けられたPVパネル40の発電効率(この場合の発電効率は、例えば、特定機器に関する情報61に含まれるカタログスペック)とに基づいて予測された発電量であってもよい。
また、例えば、自家消費率は、生活スタイルに関する情報65に含まれる家族構成に基づいて予測されてもよい。例えば、需要家20に居住する人の数の増減があらかじめ分かっているような場合には、このような人数の増減によって自家消費率の予測値を求めることが可能となる。
なお、環境情報66、及び、生活スタイルに関する情報65は、典型的には携帯端末50を通じて入力される。しかしながら、例えば、記憶部15や、電力管理装置10以外のサーバ(例えば、気象情報を管理しているサーバ、又は、電力会社が管理するサーバ等)にこのような情報がある場合は、記憶部15や、このようなサーバから情報が取得されてもよい。
(他の実施の形態等)
以上、実施の形態に係る電力管理装置10について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、情報提示の対象となる需要家には、PVパネルが設けられ、蓄電装置は設けられていないが、需要家には、PVパネル及び蓄電装置の少なくとも一方が設けられていればよい。
また、上記実施の形態では、候補機器として、PVパネル、蓄電池、EVなどが例示された。ここで、候補機器は、蓄電機能または発電機能を有する機器であればよく、燃料電池システムや、PVパネルと蓄電装置との両方を備えるPVパネルシステム(蓄電装置がPVパネルの発電電力を蓄電するシステム)なども候補機器に含まれる。
また、上記実施の形態では、電力管理装置10が候補機器の選定を行ったが、携帯端末を通じて候補機器の種類(PVパネルまたは蓄電池)が指定されてもよい。これにより、需要家の居住者が所望の機器の導入を検討することができる。
また、上記実施の形態における「機器の導入」には、機器が購入される場合と、機器がリースされる場合の両方が含まれる。つまり、本発明は、候補機器の購入を提案する場合と、候補機器のリースを提案する場合との両方に適用可能である。
また、上記実施の形態では、電力管理装置はサーバ装置として実現されたが、本発明は、電力管理装置と同様の機能を有するHEMSコントローラとして実現されてもよい。また、電力管理装置の機能の一部がHEMSコントローラとして実現されてもよい。
また、上記実施の形態では、需要家の居住者は携帯端末から情報を入力し、携帯端末のディスプレイに提示情報に基づく情報提示画面及び購買画面が表示された。しかしながら、情報を入力する装置と情報提示画面及び購買画面が表示される装置とは別の装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、電力管理装置は、電力使用パターンをHEMSコントローラから取得したが、電力測定装置がスマートメータなどの通信機能を有する装置である場合は、電力管理装置は、電力使用パターンを電力測定装置から取得してもよい。また、電力測定装置とHEMSコントローラとが一体の装置として構成されていてもよい。
また、実施の形態1では電力管理装置は、住宅に設置された機器からなるHEMSが設けられた需要家を対象とした。しかしながら、電力管理装置は、例えばビルにおけるBEMS(Building Energy Management System)、工場におけるFEMS(Factory Energy Management System)等が設けられた需要家を対象としてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
なお、本発明の包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、本発明の包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以上、一つ又は複数の態様に係る電力管理装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、本発明は、電力管理装置を用いた情報提示方法(上述の情報提示処理)として実現されてもよい。
10 電力管理装置
11 第一取得部
12 第二取得部
13 機器情報取得部
14 情報出力部
64 候補機器の機器情報
70 提示情報

Claims (11)

  1. 第一の時点における、発電機能又は蓄電機能を有する特定機器が導入された需要家の電力の使用状況に関連する第一情報を取得する第一取得部と、
    前記第一の時点よりも後の第二の時点における、前記需要家の電力の使用状況に関連する第二情報を取得する第二取得部と、
    前記需要家に導入される候補となる、前記特定機器とは別の機器であって発電機能又は蓄電機能を有する機器である候補機器の機器情報を取得する機器情報取得部と、
    取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって得られる電力の使用状況の変化に応じて、前記候補機器の機器情報を含む提示情報を出力する情報出力部とを備える
    電力管理装置。
  2. 前記機器情報取得部は、さらに、前記特定機器に関する情報を取得し、
    前記情報出力部は、
    取得された前記第一情報、及び、取得された前記特定機器に関する情報に基づいて、前記第一の時点において予想される経済性を示す指標である第一指標を算出し、
    取得された前記第二情報、及び、取得された前記特定機器に関する情報に基づいて、前記第二の時点において予想される経済性を示す指標である第二指標を算出し、
    算出した前記第一指標、及び、算出した前記第二指標を比較し、前記第一指標よりも前記第二指標のほうが悪化していると判定した場合に前記提示情報を出力する
    請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記特定機器は、発電機能を有し、
    前記第一情報には、前記第一の時点における、前記需要家の自家消費率、前記需要家の売電率、自家消費電力単価、売電単価、及び、前記特定機器の発電量が含まれ、
    前記第二情報には、前記第二の時点における、前記需要家の自家消費率、前記需要家の売電率、自家消費電力単価、売電単価、及び、前記特定機器の発電量が含まれ、
    前記特定機器に関する情報には、前記特定機器の設置価格が含まれ、
    前記情報出力部は、前記経済性を示す指標として前記特定機器の投資回収年を算出し、前記第二の時点において予想される投資回収年が、前記第一の時点において予想される投資回収年よりも所定値以上長いと判定した場合に前記提示情報を出力する
    請求項2に記載の電力管理装置。
  4. 前記情報出力部は、前記第一指標よりも前記第二指標のほうが悪化していると判定した場合、前記候補機器を前記需要家に導入した場合に予想される経済性を示す指標をさらに算出し、算出した経済性を示す指標が前記第二の時点において予想される経済性を示す指標よりも改善していると判定した場合に、当該候補機器の機器情報を含む前記提示情報を出力する
    請求項2または3に記載の電力管理装置。
  5. 前記情報出力部は、前記候補機器を前記需要家に導入した場合に予想される経済性を示す指標をさらに含む前記提示情報を出力する
    請求項4に記載の電力管理装置。
  6. 前記情報出力部は、算出した前記第一指標、及び、算出した前記第二指標をさらに含む前記提示情報を出力する
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  7. 前記第一情報には、前記第一の時点における前記需要家の自家消費率が含まれ、
    前記第二情報には、前記第二の時点における、前記需要家の自家消費率、自家消費電力単価、及び、売電単価が含まれ、
    前記情報出力部は、取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって、前記第二の時点における自家消費率が、前記第一の時点における自家消費率よりも小さく、かつ、前記第二の時点において自家消費電力単価が売電単価よりも低いと判定した場合、発電機能を有する前記候補機器の機器情報を含む前記提示情報を出力する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  8. 前記特定機器は、発電機能を有し、
    前記第一情報には、前記第一の時点における前記特定機器の発電量が含まれ、
    前記第二情報には、前記第二の時点における前記特定機器の発電量が含まれ、
    前記情報出力部は、取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって、前記第二の時点における前記特定機器の発電量が、前記第一の時点における前記特定機器の発電量よりも小さいと判定した場合、発電機能を有する前記候補機器の機器情報を含む前記提示情報を出力する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  9. 前記第一情報には、前記第一の時点における前記需要家の自家消費率が含まれ、
    前記第二情報には、前記第二の時点における、前記需要家の自家消費率、自家消費電力単価、及び、売電単価が含まれ、
    前記情報出力部は、取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって、前記第二の時点における自家消費率が、前記第一の時点における自家消費率よりも大きく、かつ、前記第二の時点において自家消費電力単価が売電単価よりも高いと判定した場合、蓄電機能を有する前記候補機器の機器情報を含む前記提示情報を出力する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  10. 電力管理装置が実行する情報提示方法であって、
    第一の時点における、発電機能又は蓄電機能を有する特定機器が導入された需要家の電力の使用状況に関連する第一情報を取得する第一取得ステップと、
    前記第一の時点よりも後の第二の時点における、前記需要家の電力の使用状況に関連する第二情報を取得する第二取得ステップと、
    前記需要家に導入される候補となる、前記特定機器とは別の機器であって発電機能又は蓄電機能を有する機器である候補機器の機器情報を取得する機器情報取得ステップと、
    取得された前記第一情報及び前記第二情報を比較することによって得られる電力の使用状況の変化に応じて、前記候補機器の機器情報を含む提示情報を出力する情報出力ステップとを含む
    情報提示方法。
  11. 請求項10に記載の情報提示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2014230234A 2014-11-12 2014-11-12 電力管理装置、及び情報提示方法 Active JP6264695B2 (ja)

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