JP6262623B2 - フライヤー - Google Patents

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Description

本発明は、油槽中で加熱した調理油により被調理品を油揚げするフライヤーに関するものである。
スーパーマーケット店やレストラン等の大規模な厨房では、油槽に貯留した調理油を加熱手段により加熱して、各種の被調理品を油揚げするフライヤーが用いられている。フライヤーとしては、ガスバーナー等の加熱手段で油槽を外部から加熱するものがある(例えば、特許文献1参照)。図9は、一般的なガスフライヤーの概略構成を示す縦断側面図である。フライヤー10は、上方に開口する箱状のキャビネット本体14と、調理油が貯留される油槽34と、前記油槽34を外方から囲んで該油槽34との間に空間を形成するカバー部材60と、前記空間に配設されて前記油槽34を加熱するガスバーナー70とを備えている。
図9〜図11に示すように、前記油槽34は、キャビネット本体14の内部空間16に収容される本体部36と、該本体部36の上端に設けられた支持部42とから構成され、前記本体部36を内部空間16に収容した状態で、前記支持部42がキャビネット本体14の上端に載置されるようになっている。前記油槽34の本体部36は、略矩形状の底壁36Dと、該底壁36Dの左右の側端から立設される左右一対の側壁36C,36Cと、前記底壁36Dの前端から立設される前壁36Aと、前記底壁36Dの後端から立設される後壁36Bとから上方に開口する箱状に構成され、内部に調理油が貯留される貯留部39が画成される。前記底壁36Dには、調理油を排出する排油口37が設けられ、該排油口37に接続された排油管40に設けたバルブ(図示せず)を開放することで、調理油を外部に排出し得るようになっている。
油槽34の前記支持部42は、本体部36の前記両側壁36C,36Cの上端に設けられ、上方へ向かうにつれて他方の側壁36Cから離間するよう傾斜する左右の枠部48,48と、前記本体部36の前壁36Aの上端に設けられ、前方へ向かうにつれて上方傾斜する傾斜面部44と、前記本体部36の後壁36Bの上端に設けられ、前記キャビネット本体14を構成する後パネル14Bの上部位置まで上方へ延在する上後壁部46とから構成される。図11に示すように、前記左右の枠部48,48は、油槽34の本体部36を前記内部空間16に収容した状態で、キャビネット本体14を構成する左右の側パネル14Cの上端に載置され、該枠部48,48の外縁に下方へ延在するよう設けられた縁部48aが該パネル14Cに外側から当接する。また、前記上後壁部46には、該上後壁部46の上端から後方へ向かうにつれて上方へ傾斜する上壁部46aと、上後壁部の左右の両側端から後方へ延出する側壁部46b,46bとが設けられ、前記油槽34の本体部36をキャビネット本体14の内部空間16に収容した状態で、上壁部46aおよび左右の側壁部46b,46bの後端がキャビネット本体14の後パネル14Bに接続されるようになっている。そして、油槽34の後壁36Bおよび該後壁36Bに連なる上部後壁46と後パネル14Bとの間にダクト収容空間51が画成され、該空間51に上下方向に延在する排気路52を内部に画成するダクト50が収容される。このダクト50には、後述の後部流通路64Bに連通するダクト開口50aが前面下部に形成されると共に、上方に開口する排気口50bが上面に形成され、ダクト開口50aから排気路52へ流入した加熱空気を排気口50bから排出するよう構成される。なお、ダクト50の上部には、該排気口50bからの排気を許容する排気カバー54が設けられている。ダクト50の上面を覆う支持部42の前記上壁部46aには、上下方向に連通する排気カバー挿通口56が設けられ、該排気カバー挿通口56を介して排気カバー54が外部に臨むようになっている。
図9〜図11に示すように、前記カバー部材60は、油槽34の前記前壁36Aに配設された前カバーパネル60Aと、油槽34の前記左右の側壁36C,36Cに配設された左右の側カバーパネル60C,60Cと、油槽34の前記後壁36Bに配設された後カバーパネル60Bと、油槽34の前記底壁36Dに配設された底カバーパネル60Dとから上方へ開口する箱状に形成される。前記前カバーパネル60A、左右の側カバーパネル60C,60Cおよび後カバーパネル60Bの夫々は、配設された前記油槽34の各壁36A,36B,36Cとの間に所要の空間が形成されるよう構成される。すなわち、油槽34の前壁36Aの前方に、該前壁36Aと、前カバーパネル60Aと、左右の側カバーパネル60C,60Cと、底カバーパネル60Dとにより燃焼室62が画成される。また、前記油槽34の左側壁36Cの左側方および油槽34の右側壁36Cの右側方に、該左右の側壁36Cと、左右の側カバーパネル60C,60Cと、底カバーパネル60Dとにより前記燃焼室62に連通する側部流通路64Aが画成され、前記油槽34の後壁36Bの後方に、該後壁36Bと、後カバーパネル60Bと、底カバーパネル60Dとにより前記側部流通路64Aに連通する後部流通路64Bが画成されている。なお、後カバーパネル60Bには、前記ダクト開口50aに連通するダクト連通口66が形成され、後部流通路64B内の加熱空気が該ダクト連通口66を介してダクト50の排気路52に流入するよう構成される。また、前記カバー部材60の底カバーパネル60Dには、バーナー設置口68が前記燃焼室62に臨む前部に形成され、該バーナー設置口68を介して燃焼室62にガスバーナー70が配設される。また、底カバーパネル60Dには、前記油槽34に接続された排油管40を通す挿通口72が形成されている。なお、カバー部材60は、各カバーパネル60A,60B,60C,60Dの内側に断熱材61が設けられた断熱構造となっている。
図10に示すように、前記ガスバーナー70は、ガス供給源に接続されたガス管(図示せず)から供給されたガスを燃焼することで、燃焼室62内の空気を加熱する。この加熱空気は、前記側部流通路64Aおよび後部流通路64Bを通過した後、前記ダクト50の排気路52に流入し、該ダクト50の排気口50bから外部へ排出される。この際フライヤー10は、燃焼室62および両流通路64A,64Bに臨む油槽34の外面に前記加熱空気を接触させて該油槽34が加熱されることで、油槽34に貯留された調理油が加熱される。
特開2000−116536号公報
フライヤー10は、ガスバーナー70の点火手段やガス供給弁等の部品交換などのメンテナンスを定期的に行う必要がある。このメンテナンスは、前記油槽34とカバー部材60とガスバーナー70とから構成された油槽ユニット38をキャビネット本体14から取り外して行われる。図9に示すように、フライヤー10は、キャビネット本体14の上方開口20を介して油槽ユニット38を着脱するよう構成されており、前記メンテナンスを実施する度に、ユニット化されて重量の嵩む油槽ユニット38を前記上方開口20の上方まで持ち上げなくてはならない。
また、図11に示すように油槽ユニット38は、前記支持部42を構成する左右の枠部48,48に設けた前記縁部48aと、該縁部48aが当接する前記左右の側パネル14C,14Cとを該パネル14Cの外側からネジ92で固定することで、キャビネット本体14に対して固定されている。このため、油槽ユニット38を取り外す際には、ドライバー等の工具を用いて前記ネジ92を弛める必要がある。ここでフライヤー10は、厨房の限られたスペースに他の調理器具や冷蔵庫等の厨房設備と共に設置されるので、側パネル14Cや後パネル14Bを厨房の壁や厨房設備に近接させた状態で配置されることが多い。この場合、厨房にフライヤー10を設置した状態では、前記ネジ92にアクセスできないので、油槽ユニット38をキャビネット本体14から着脱する度にフライヤー10を設置場所から移動させなくてはならない。
本発明は、従来技術に内在する前記諸問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、設置環境に関わらず、油槽を手前側から着脱し得るフライヤーを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係るフライヤーは、
調理油が貯留される油槽と、前記油槽を外方から囲んで該油槽との間に空間を形成するカバー部材と、前記空間に配設されて前記油槽を加熱する加熱手段とから油槽ユニットを構成し、前記油槽ユニットをキャビネット本体に着脱自在に収容するようにしたフライヤーにおいて、
前記油槽ユニットは、前記キャビネット本体の正面に開設した開口部を介して手前側から収納および取り出し可能に構成され、
前記油槽ユニットを前記キャビネット本体に固定する手段が、該キャビネット本体の手前側から操作し得るようになっており、
前記固定手段は、前記油槽ユニットを前記キャビネット本体における前記開口部の開口端縁に固定する第1固定手段と、前記油槽ユニットの背面に立設したダクトの上方を前記キャビネット本体の後部上方に固定する第2固定手段とからなることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、キャビネット本体の正面に開設した開口部を介して油槽ユニットを手前側から収納および取り出し可能に構成したことで、油槽ユニットをキャビネット本体に着脱する際に、該油槽ユニットをキャビネット本体の上方まで持ち上げる必要がない。また、油槽ユニットをキャビネット本体に固定する手段をキャビネット本体の手前側から操作し得るようにしたので、フライヤーを移動することなく該固定手段を操作できる。更に、第1固定手段により油槽ユニットをキャビネット本体の正面に固定し、第2固定手段により油槽ユニットにおけるダクトの上方をキャビネット本体の後部上方に固定して、該第1固定手段および第2固定手段をキャビネット本体の手前側から操作し得る。
請求項に係る発明は、前記第1固定手段は、前記油槽ユニットに設けられて前記キャビネット本体の開口端縁に手前側から当接可能な固定片と、前記開口端縁とを固定するネジであることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、キャビネット本体の開口縁に手前側から当接する固定片と、該開口縁とをネジで固定するよう構成したので、該ネジをキャビネット本体の手前側から操作して固定や固定の解除を行うことができる。
請求項に係る発明は、前記第2固定手段は、前記油槽ユニットにおける前記ダクトの上方を前記キャビネット本体の後部上方に設けた固定片に固定するネジであることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、油槽ユニットにおけるダクトの上方をキャビネット本体の後部上方に設けた固定片にネジで固定するよう構成したので、該ネジをキャビネット本体の手前側から操作して固定や固定の解除を行うことができる。
本発明に係るフライヤーによれば、設置環境に関わらず、油槽を手前側から着脱することができる。
実施例に係るフライヤーの概略斜視図である。 図1に示すフライヤーの前パネルおよび底パネルを省略した分解斜視図である。 図1に示すフライヤーの縦断側面図である。 実施例に係る油槽ユニットを下方から見た概略斜視図である。 第1固定手段について説明する概略断面図であって、(a)は、キャビネット本体に油槽ユニットを取り付ける前の状態を示し、(b)は、キャビネット本体に油槽ユニットを取り付けた状態を示す。 第2固定手段について説明する概略断面図であって(a)は、キャビネット本体に油槽ユニットを取り付ける前の状態を示し、(b)は、キャビネット本体に油槽ユニットを取り付けた状態を示す。 図1に示すフライヤーの背面図である。 図1に示すフライヤーの側面図である。 従来のフライヤーの概略縦断側面図である。 図9のX-X線断面図である。 図10のXI−XI線断面図である。
次に、本発明に係るフライヤーにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、従来技術で説明した部材については、同じ符号で示す。実施例のフライヤーは、油槽ユニットをキャビネット本体の手前側から着脱可能に構成したものであり、従来技術で説明したフライヤーと同じ構成については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図1〜図3に示すように、実施例のフライヤー10は、従来技術で説明したフライヤーと同様に、キャビネット本体14と、調理油が貯留される油槽34と、前記油槽34を外方から囲んで該油槽34との間に燃焼室(空間)62、側部流通路64Aおよび後部流通路64Bを形成するカバー部材60と、前記燃焼室62に配設されて前記油槽34を加熱するガスバーナー70とを備え、カバー部材60を組付けて構成した油槽ユニット38が、キャビネット本体14に着脱自在に収容される。
前記キャビネット本体14は、図1〜図3に示すように、前パネル14A、後パネル14B、左右の側パネル14C,14C、および底パネル14Dから、上方に開口する箱状に構成される。このキャビネット本体14の内部空間16に、前記油槽ユニット38の本体部36と、該本体部36を外方から囲むカバー部材60とが収容される。以下、油槽ユニット38において内部空間16に収容される部分をユニット収容部38Aと云う。キャビネット本体14は、側パネル14Cと後パネル14Bとが底パネル14Dより下方まで延在するよう構成され、前記内部空間16が床面から上方へ離間して形成されている。図2に示すように、キャビネット本体14は、前記前パネル14Aを取り外すことで、該キャビネット本体14の正面に正面開口部(開口部)18が形成される。この正面開口部18は、左右の側パネル14C,14Cの前端部および底パネル14Dの前端部により形成されて、前記キャビネット本体14の前記上方開口20に連通している。すなわち、前パネル14Aを取り外した状態のキャビネット本体14は、上方および前方へ開口する。キャビネット本体14は、正面開口部18の左右の寸法(横幅)が、内部空間16に収容される前記ユニット収容部38Aの左右の寸法(左側カバーパネル60Cの外面と右側カバーパネル60Cの外面との離間寸法)より大きくなるよう設定され、該正面開口部18を介してユニット収容部38Aを手前側から出し入れし得るよう構成される。また、キャビネット本体14は、開口部18の開口端縁18a(左右の側パネル14C,14の前端部)に、油槽ユニット38の後述する第1固定片(固定片)74を固定する第1ネジ80が螺合する第1ネジ孔22が形成されている。
前記油槽ユニット38を構成する、油槽34と、カバー部材60と、ガスバーナー70の構成は、従来技術で説明した通りである。図2〜図5に示すように、油槽ユニット38には、ユニット収容部38Aをキャビネット本体14の内部空間16に収容した状態で、該キャビネット本体14における前記開口端縁18aに手前側から当接する前記第1固定片74が設けられている。第1固定片74は、キャビネット本体14の開口端縁18a(左右の側パネル14C,14Cの前端部)に沿って延在する板面を有し、油槽ユニット38のユニット収容部38Aをキャビネット本体14の内部空間16に収容した状態で、該開口端縁18aに形成された前記第1ネジ孔22に整合する第1挿通孔82が形成されている。第1固定片74の外側端には、前記油槽34の支持部42を構成する枠部48に取り付けられる第1取付部78が設けられている。第1固定片74は、油槽ユニット38のユニット収容部38Aより左右の外方で、かつ前記油槽34の本体部36より前方に位置するよう該油槽ユニット38の左右の枠部48に取り付けられ、油槽ユニット38のユニット収容部38Aを手前側からキャビネット本体14の内部空間16に収容した際に、該第1固定片74が該キャビネット本体14の開口端縁18aに手前側から当接するようになっている。
図1〜図3および図6に示すように、キャビネット本体14の背面を構成する前記後パネル14Bは、側パネル14Cの上端から上方に所定長さ延出し、前記油槽34の背面に立設したダクト50の後側を覆うよう構成される。なお、この後パネル14Bの上端には、上方へ向かうにつれて前方へ傾斜するフード24が設けられている。また、後パネル14Bには、左右の両側端に前方へ延出する側板部26,26が設けられ、該側板部26の上部に、油槽ユニット38を固定するための第2固定片(固定片)28が取り付けられている。第2固定片28は、キャビネット本体14の後部を構成する後パネル14Bにおける上方に臨む部位(以下、キャビネット本体14の後部上方と云う)に設けられ、油槽ユニット38における前記ダクト50の上面を覆う前記上壁部46aに下方から当接する板面を有し、油槽ユニット38を固定する第2ネジ29が螺合する第2ネジ孔30が形成されている。第2固定片28の外側端には、前記後パネル14Bおよび側板部26に当接するよう略L字型に形成されて該後パネル14Bに取り付けられる第2取付部32が設けられている。
図1、図2および図6に示すように、前記油槽ユニット38における前記ダクト50の上面を覆う前記上壁部46aには、油槽34をキャビネット本体14の内部空間16に収容した状態で、前記第2固定片28の第2ネジ孔30に整合すると共に、前記第2ネジ29の挿入を許容する第2挿通孔58が形成されている。
図5に示すように、油槽ユニット38は、第1固定片74をキャビネット本体14の前記開口端縁18aに手前側から当接させ、第1固定片74の第1挿通孔82に整合するキャビネット本体14の前記第1ネジ孔22に対して、前記第1ネジ80を螺合することで、キャビネット本体14の正面に固定される。このように油槽ユニット38をキャビネット本体14の開口端縁18a(キャビネット本体14の正面)に固定する第1固定手段(固定手段)84は、第1挿通孔82を介して第1ネジ孔22に螺合する第1ネジ80である。また油槽ユニット38は、該油槽ユニット38の上壁部46aを後パネル14Bに設けた第2固定片28に当接させ、該上壁部46aの第2挿通孔58に整合する第2固定片28の第2ネジ孔30に対して、前記第2ネジ29を螺合することで、キャビネット本体14の後部上方に固定される。このように油槽ユニット38におけるダクト50の上方をキャビネット本体14の後部上方に固定する第2固定手段27は、第2挿通孔58を介して第2ネジ孔30に螺合する第2ネジ29である。
図1、図7および図8に示すように、前記キャビネット本体14は、側パネル14Cの後下部が矩形状に切欠かれると共に、後パネル14Bの下部が前方へ凹んだ段状に形成されて、該キャビネット本体14の後下部に凹部86が設けられている。また後パネル14Bには、該凹部86に臨む位置に、前後方向に貫通する導入孔88が設けられ、該導入孔88を介してフライヤー10の後方に配管されたガス管をキャビネット本体14の内部へ引き込むようになっている。このように、フライヤー10は、キャビネット本体14の後下部に設けた凹部86により、ガス管とフライヤー10との干渉が回避されるので、該ガス管を避けるためにフライヤー10を前方にずらして設置したり、既存のガス管の配置を変更したりする必要がない。また、後パネル14Bには、前記凹部86に収まるようにフライヤー10の電源コード90が配設され、該電源コード90がフライヤー10を設置する際に邪魔にならないようになっている。また、キャビネット本体14は、側パネル14Cの下部と後パネル14Bの下部とにより、前記底パネル14Dの下方の空間が、左右および後方から覆われるようになっている。実施例のフライヤー10は、ガスバーナー70としてガスの勢いにより空気を吸引する所謂ブンゼンバーナーが採用されており、底パネル14Dの下方まで延在する側パネル14Cおよび後パネル14Bにより、外部の風によるガスバーナー70への影響を防ぐようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成されたフライヤー10の作用について説明する。実施例のフライヤー10は、前パネル14Aを取り外すことでキャビネット本体14の正面に形成される前記正面開口部18を介して、油槽ユニット38を手前側からキャビネット本体14に収納および取り出し可能になっている。このため、油槽ユニット38全体をキャビネット本体14の内部空間16の上方に持ち上げることなく、油槽ユニット38をキャビネット本体14に対して着脱できる。
第1固定手段84による油槽ユニット38のキャビネット本体14への固定は次のように行われる。図5に示すように、キャビネット本体14の正面開口部18を介して油槽ユニット38を手前側からキャビネット本体14に取り付けると、油槽ユニット38に設けた第1固定片74がキャビネット本体14の開口端縁18aに手前側から当接し、第1固定片74の第1挿通孔82が開口端縁18aの第1ネジ孔22に整合する。そして、第1挿通孔82を介して第1ネジ孔22に第1ネジ80を螺合することで、油槽ユニット38がキャビネット本体14の正面に固定される。この際、作業者は、ドライバー等の工具を用いてキャビネット本体14の手前側(図5(b)に矢印で示す)から第1固定手段84を操作することができる。なお、第1固定片74を油槽34の本体部36より前方に設け、該第1固定片74をキャビネット本体14の開口端縁18aに手前側から当接するようにしたので、第1固定片74に妨げられることなく、油槽ユニット38をキャビネット本体14に対して着脱し得る。なお、第1固定手段84による固定は、第1ネジ80を弛めることで解除される。
第2固定手段27による油槽ユニット38のキャビネット本体14への固定は次のように行われる。図6に示すように、キャビネット本体14の正面開口部18を介して油槽ユニット38を手前側からキャビネット本体14に取り付けると、油槽ユニット38の上壁部46aが後パネル14Bに取り付けられた第2固定片28に手前側から当接し、上壁部46aの第2挿通孔58が第2固定片28の第2ネジ孔30に整合する。そして、第2挿通孔58を介して第2ネジ孔30に第2ネジ29を螺合することで、油槽ユニット38がキャビネット本体14の後部上面に固定される。この際作業者は、ドライバー等の工具を用いてキャビネット本体14の手前側(図6(b)に矢印で示す)から第2固定手段27を操作することができる。なお、第2固定手段27による固定は、第2ネジ29を弛めることで解除される。
実施例のフライヤー10は、油槽ユニット38をキャビネット本体14に手前側から取り付けることで、第1固定手段84の第1挿通孔82と第2固定手段27の第2挿通孔58とがキャビネット本体14の手前側に臨むと共に、油槽ユニット38をキャビネット本体14に固定した状態で、第1固定手段84の第1ネジ80および第2固定手段27の第2ネジ29がキャビネット本体14の手前側に臨むよう構成される。このため、作業者がキャビネット本体14の手前側から第1ネジ80および第2ネジ29を操作して、キャビネット本体14に対して油槽ユニット38を固定したり該固定を解除したりできる。すなわち、第1固定手段84および第2固定手段27を操作するために、キャビネット本体14の側面や背面を露出させる必要がないので、側パネル14Cや後パネル14Bを厨房の壁等に近接させてフライヤー10が設置されている場合であっても、フライヤー10を移動することなく第1固定手段84および第2固定手段27を操作することができる。なお、フライヤー10は、ガスバーナー70等のメンテナンスが定期的に実施され、該メンテナンスの度に油槽ユニット38をキャビネット本体14から取り外す必要がある。実施例のフライヤー10は、油槽ユニット38をキャビネット本体14の手前側から着脱できると共に、キャビネット本体14に対して油槽ユニット38を固定する固定手段27,84の操作もキャビネット本体14の手前側から行うことができるので、前記メンテナンスを容易に実施し得る。
実施例のフライヤー10は、第1固定手段84により油槽ユニット38をキャビネット本体14の正面に固定するので、第1固定手段84に調理油や被調理品が接触し難く衛生的である。また、実施例のフライヤー10は、前パネル14Aを取り付けることで第1固定手段84が該前パネル14Aに覆われるので、第1固定手段84が外部に露出しないようになっている。また、実施例のフライヤー10は、油槽34とキャビネット本体14の後パネル14Bとの間に、調理油を貯留する油槽34の本体部36より上方まで延在するダクト50が設けられ、第2固定手段27によりダクト50の上方で油槽ユニット38をキャビネット本体14に固定するので、第2固定手段27に調理油や被調理品が接触し難く衛生的である。
〔変更例〕
本発明に係るフライヤーは前述した構成に限定されるものでなく、例えば以下のように変更することが可能である。
(1) 実施例では、加熱手段としてガスバーナーを用いたが、加熱手段として石油バーナーや電熱ヒータ等、公知の各種手段を用いることができる。
(2) 実施例では、第1固定手段と第2固定手段とにより油槽ユニットをキャビネット本体に固定する例を挙げて説明したが、一方の固定手段により油槽をキャビネット本体に固定する構成であってもよい。
(3) 実施例では、挿通孔を介してネジ孔に螺合するネジからなる固定手段を例に挙げて説明したが、固定手段としては、バックルやクリップ等、公知の各種手段を用いることができる。
10 フライヤー,14 キャビネット本体,18 正面開口部(開口部),
18a 開口端縁,27 第2固定手段(固定手段),28 第2固定片(固定片),
29 第2ネジ(ネジ),34 油槽,38 油槽ユニット,50 ダクト,
60 カバー部材,62 燃焼室(空間),70 ガスバーナー(加熱手段),
74 第1固定片(固定片),80 第1ネジ(ネジ),84 第1固定手段(固定手段)

Claims (3)

  1. 調理油が貯留される油槽(34)と、前記油槽(34)を外方から囲んで該油槽(34)との間に空間(62)を形成するカバー部材(60)と、前記空間(62)に配設されて前記油槽(34)を加熱する加熱手段(70)とから油槽ユニット(38)を構成し、前記油槽ユニット(38)をキャビネット本体(14)に着脱自在に収容するようにしたフライヤーにおいて、
    前記油槽ユニット(38)は、前記キャビネット本体(14)の正面に開設した開口部(18)を介して手前側から収納および取り出し可能に構成され、
    前記油槽ユニット(38)を前記キャビネット本体(14)に固定する手段(27,84)が、該キャビネット本体(14)の手前側から操作し得るようになっており、
    前記固定手段(27,84)は、前記油槽ユニット(38)を前記キャビネット本体(14)における前記開口部(18)の開口端縁(18a)に固定する第1固定手段(84)と、前記油槽ユニット(38)の背面に立設したダクト(50)の上方を前記キャビネット本体(14)の後部上方に固定する第2固定手段(27)とからなる
    ことを特徴とするフライヤー。
  2. 前記第1固定手段(84)は、前記油槽ユニット(38)に設けられて前記キャビネット本体(14)の開口端縁(18a)に手前側から当接可能な固定片(74)と、前記開口端縁(18a)とを固定するネジ(80)である請求項記載のフライヤー。
  3. 前記第2固定手段(27)は、前記油槽ユニット(38)における前記ダクト(50)の上方を前記キャビネット本体(14)の後部上方に設けた固定片(28)に固定するネジ(29)である請求項記載のフライヤー。
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