JP6262483B2 - 導電性フィルム基板およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、太陽電池、発光素子、表示装置、タッチパネル等の種々の分野で用いられている透明フィルム基板上に金属層を備える導電性フィルム基板に関し、特に、該金属層が細線にパターニングされる透明電極層付きフィルムに関する。
透明フィルム基板上に透明電極を備える透明導電性フィルムは、太陽電池、発光素子、表示装置、タッチパネル等の種々の分野で用いられている。透明電極材料としては、インジウム・スズ複合酸化物(ITO)や、インジウム・亜鉛複合酸化物(IZO)等の酸化インジウムを主成分とするものが、高透明性、低抵抗率および高信頼性を有するため、広く用いられている。しかしながら、ITO等の酸化インジウムを主成分とする導電性酸化物は、その必須原料であるインジウムが高価な希少金属である上に、資源の枯渇が懸念されている。また、導電性酸化物は金属に比して抵抗率が大きいため、電極間の電流の伝達速度が小さく、デバイスの大面積化に伴って応答速度が低下する等の問題がある。
上記のような導電性金属酸化物に関わる問題に鑑みて、近年、細線パターンの金属材料を透明電極として用いる試みがなされている。例えば、特許文献1等では、透明基材上に、ハロゲン化銀写真感光材料や、銀ナノワイヤー等からなる金属細線パターンを備える透明導電性フィルムが開示されている。しかしながら、銀は高価な材料である上に、金属反射が大きいために、細線化しても視認され易い。そのため、銀よりも金属反射が少なく、より安価で汎用的であり、かつ導電性にも優れる材料として、銅を用いた金属細線からなる透明電極の開発が求められている。
フレキシブルプリント配線基板の分野では、フォトリソグラフィー法により、ポリイミドフィルム基板上に銅配線を形成する方法が実用化されている(例えば特許文献2)。ポリイミドは誘電正接が大きく、高周波領域での伝送損失が大きいため、液晶ポリマーや、熱可塑性環状オレフィン等の透明プラスチックフィルム基板上に銅配線を形成する試みもなされている(例えば特許文献3)。
特開2012−53644号公報 WO2003/004262号国際公開パンフレット WO2010/024175号国際公開パンフレット
プリント配線基板における銅配線では、配線の低抵抗化やノイズ低減の観点から、配線のライン/スペースの幅は、一般に20μm程度あるいはそれ以上である。これに対して、透明導電性フィルムでは、金属線が視認されないことが求められる。特に、タッチパネルを備えるディスプレイは、画面から10cm〜数十cm程度の距離で視認されるため、透明電極層を構成する金属線が視認されないようにするためには、金属線幅を5μm以下とする必要がある。
フォトリソグラフィー法により金属配線を形成する場合、金属層上にレジストパターンを形成し、レジストが被覆されていない領域の金属層がウェットエッチングにより除去される。金属線が細線化され、線幅が5μm以下となると、レジスト被覆領域の真下の金属配線部分でもエッチングが進行する「サイドエッチング」の影響が顕著となり、高抵抗化や断線を生じやすくなる。また、特許文献3でも言及されているように、透明フィルム上に銅を密着させることは容易ではなく、透明電極製造工程のハンドリング時や、金属層のパターニングの際に、フィルム基板から銅層(銅配線)の剥がれを生じる場合がある。
さらに、高分子フィルム上にCuを製膜し、プロセス上加熱を行うと高分子フィルムからのオリゴマーや低分子がフィルムより出てくるブリードと呼ばれる現象がみられ、フィルムが白濁する場合があり、この現象は、タッチパネル用透明導電フィルムとしては透過率や視認性に影響を与えてしまい問題である。
このように、透明フィルム基板上に銅の細線パターンからなる透明電極層を備える透明電導電性フィルムの形成に際しては、フィルム基板と金属の密着性や細線化において、フレキシブルプリント基板の配線パターン形成とは異なる課題を抱えている。これらの課題に鑑み、本発明は、透明フィルム基板上に銅層を備え、銅の細線化が可能な導電性フィルム基板の提供を目的とする。さらに、本発明は、透明フィルム基板上に、銅の細線パターンからなる透明電極層を備える透明導電性フィルムの提供を目的とする。
本発明者らが検討の結果、透明フィルム基板上に酸化ケイ素、窒化銅、銅層を順に備えることで、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明に至った。すなわち、透明フィルム基板の少なくとも一方の面に、銅を主成分とする線幅5μm以下の金属細線パターンからなる電極層を備える透明導電性フィルムの製造に用いられる導電性フィルム基板であって、透明フィルム基板の少なくとも一方の面上に、酸化ケイ素を主成分とする酸化ケイ素層、窒化銅層、銅層を順に有する。
上記窒化銅層と上記銅層の膜厚の合計は150nm〜800nmが好ましく、酸化ケイ素層の膜厚は2nm以上50nm以下であり、窒化銅の膜厚は2nm以上50nm以下である。ここで、透明フィルム基板がポリエステル系であることが好ましい。また、導電性フィルム基板を製造する方法としては、酸化ケイ素層、及び窒化銅層を連続してスパッタリングによって積層することが好ましい。さらに、窒化銅は、Ar/Nの混合ガスによって製膜することが好ましい。
透明導電性フィルムの製造方法の一形態では、透明フィルム基板上に、乾式法により酸化ケイ素層が形成される酸化ケイ素層形成工程;酸化ケイ素層上に、窒素銅層を積層する窒化銅層形成工程;窒化銅層上に銅層を形成する銅層形成工程;銅層上に、レジストパターンが形成されるレジスト形成工程;窒化銅層および銅層のレジストパターンが被覆されていない領域がエッチングにより除去され、金属細線パターンが形成される金属層パターニング工程;およびレジストパターンが除去されるレジスト除去工程、を有する。
本発明によれば、透明フィルム基板上に酸化ケイ素層、窒化銅層、銅層が順に形成されることによって、透明基板(透明フィルム基板、酸化ケイ素)と銅層(金属細線)との密着力が高められる。さらに、ウェットエッチングにより金属層を細線にパターニングする際のサイドエッチングが抑制されるため、金属細線パターンが視認され難く、かつ断線や抵抗増大等の不具合が生じ難く、さらに加熱時の白濁が抑制され導電性フィルム基板が得られる。
透明導電性フィルムの一実施形態を模式的に表す平面図である。 透明導電性フィルムの一実施形態を模式的に表す断面図である。 透明導電性フィルムの製造工程の一実施形態を表す概念図である。
[透明導電性フィルムの構成]
図1は、透明導電性フィルムの一形態を模式的に表す平面図である。図2は、図1のB−B線における断面を模式的に表す断面図である。図2に示すように、透明導電性フィルム100は、透明フィルム基板11上に酸化ケイ素層12が備えられた透明基板10上に、複数の金属細線20が備えらえる。各金属細線20の幅Lは5μm以下が好ましい。線幅が5μm以下であれば、透明導電性フィルムが、タッチパネルの位置検出用電極のように近距離から視認されるディスプレイに用いられる場合でも、細線が視認され難い。
複数の細線20は、所定の導電性パターンを形成している。図1の例では、5本の金属細線20が、連結線27を介して引出線29に連結され、1つの導電性パターン251を構成している。また、図1の例では、導電性パターン251は、金属細線20の断線等に備えるために、連結線28を有している。連結線27や引出線29は、一般にディスプレイの視認領域外である額縁領域に設けられるため、その幅は5μmを超えるものであってもよい。一方、連結線28のように視認領域に設けられる金属線は、金属細線20と同様に、線幅5μm以下が好ましい。
図1に示す透明導電性フィルム100は、導電性パターン形成部Eと導電性パターン非形成部Fを有し、各導電性パターン形成部E内に、導電性パターン251〜253が形成されている。透明導電性フィルムが、静電容量方式タッチパネルの位置検出用電極に用いられる場合、導電性パターン形成部Eおよび導電性パターン非形成部Fの幅は、それぞれ3〜9mm程度に設定される。導電性パターン形成部Eの幅が小さいと、位置検出時の静電容量が減少するため、検出不良を生じる可能性がある。また、導電性パターン形成部Eの幅や導電性パターン非形成部Fの幅が過度に大きいと、電極の位置検出精度が低下する傾向がある。
1本の引出線29に連結する金属細線20の数や、隣接する金属細線の間隔は、タッチパネルに用いた際の位置検出精度や、透過率等を勘案して決定される。透過率を確保する観点から、導電性パターンの開口率は、97%以上が好ましい。
開口率は、視認領域における透明導電性フィルム上の導電性パターン形成部Eと導電性パターン非形成部Fとの全光線透過率の比により定義される。全光線透過率は、濁度計を用いて、JIS K7375に準じて測定される。
開口率(%)=100×(導電性パターン形成部の全光線透過率)/(導電性パターン非形成部の全光線透過率)
また、開口率の理論値は、金属細線20の幅L(μm)と、隣接する金属細線間の間隔S(μm)とを用いて、下記式により算出される。
理論開口率(%)=100×S/(L+S)
上記のように、金属細線20の幅を5μm以下とし、かつ導電性パターンの開口率を97%以上とすることで、導電性パターンが視認され難く、かつ透過率が高い透明導電性フィルムが得られる。なお、図1では、複数の金属細線20が互いに平行に配置された導電性パターンが図示されているが、導電性パターンは、開口率が上記範囲であれば、そのパターン形状は特に限定されない。例えば、金属細線が、正方形格子、菱形格子、ハニカム状等のメッシュパターンを形成していてもよい。
図2に示すように、本発明の透明導電性フィルム100において、金属細線20は、透明基板10側から、少なくとも窒化銅層21および銅層22を備える。このような積層構成とすることで、金属細線20の幅が5μm以下であっても、細線パターン形成時の断線等の不具合が生じ難く、かつ透明基板10と金属細線20との密着性が高められる。以下、透明導電性フィルムの製造工程を示しながら、透明導電性フィルムを構成する各材料等についてより詳細に説明する。
図3は、透明導電性フィルムの製造工程の一例を模式的に表す概念図である。図3に示す形態では、まず、透明フィルム基板11上に酸化ケイ素層12が形成され、その上に金属層200が形成され、導電性フィルム基板が得られる(図3(A))。その後、金属層200上に、レジスト層31が形成され(図3(B))、レジストパターン33が形成される(図3(C))。その後、レジストパターン非形成部の金属層200がウェットエッチングにより除去され、金属細線20が形成される(図3(D))。最後に、レジストパターンが除去され、透明導電性フィルムが得られる(図3(E))。この一連の工程は、プリント配線基板の製造技術におけるサブトラクティブ法と略同一の工程である。
<導電性フィルム基板>
導電性フィルム基板は、透明フィルム基板11上に酸化ケイ素層12が形成された透明基板10上に金属層200を備える。
(透明フィルム基板)
透明フィルム基板11としては、少なくとも可視光領域で無色透明であるものが用いられる。透明フィルム基板10の全光線透過率は90%以上が好ましい。
透明フィルム基板11は、表面及び/又は裏面にハードコート層や無機材料層等の層が形成されていてもよいが、酸化ケイ素層12と接する面が、ポリエステル系樹脂を主成分とするものが好ましい。透明フィルム基板11が、透明フィルムの表面にポリエステル系樹脂を主成分とする機能層を有する形態では、透明フィルム基材11の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフテレート(PBT)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、セルロース系樹脂、ポリプロピレン(PP)等の透明樹脂が好適に用いられる。
透明フィルム基板11がポリエステル系樹脂を主成分とするフィルムである場合、透明フィルム基板の材料としては、上記の材料として例示したものが挙げられる。中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が、透明性や機械強度の観点から好ましい。なお、透明フィルム基板11は、ポリエステル系樹脂を主成分とするフィルム基材上に、ポリエステル系樹脂を主成分とする機能層を備えるものでもよい。
透明フィルム基板11の厚みは特に限定されないが、透明性、機械強度、およびハンドリング性等を良好に保つ観点から、10μm〜400μmが好ましく、20μm〜200μmがより好ましく、25μm〜150μmがさらに好ましい。また、透明フィルム基板11の厚みが上記範囲であれば、巻取式スパッタリング製膜装置を用いたロール・トゥー・ロール方式により、透明基板10上に窒化銅層210を生産性高く製膜することが可能である。
透明基板10の金属層形成面は、表面自由エネルギーが、40mN/m〜65mN/mであることが好ましい。また、透明基板10の金属層形成面の10点平均粗さ(Rz)は、200nm未満であることが好ましい。10点平均粗さは、走査型プローブ顕微鏡のダイナミック・フォース・モード(DFM)測定により、JIS B 0601(1994年)に準じて測定される。ただし、10点平均粗さの値に関わらず、測定基準長は5μmである。透明基板10の金属層形成面の10点平均粗さ(Rz)は、好ましくは180nm以下、望ましくは40nm以下である。
(酸化ケイ素層)
透明フィルム基板11上には、酸化ケイ素層12が形成される。酸化ケイ素はSiOxの構造式で表され、xは1.5以上2.2以下である。また、酸化ケイ素の製膜方法を限定する必要はないが、ブリードアウト防止とコストの観点からスパッタリングによって行うことが好ましい。
スパッタリングの場合、ターゲットとしてはホウ素(B)をドーピングしたSiターゲットまたは、炭素(C)をドーピングしたSiターゲットを用いることが好ましく、さらに使用電源の方式としては、生産性の観点からMF電源またはDC電源が好ましい。
キャリアガスとしては、Ar等の不活性ガスに酸素ガスが含まれていることが好ましい。Arの導入量は、20sccm〜1000sccmが好ましく、100sccm〜500sccmがより好ましい。また、Oガスは、1sccm〜300sccmが好ましく、10sccm〜100sccmがより好ましく、Oガス流量は電圧やプラズマの発行強度を観測して、Oガスの導入量を制御する方法が好ましい。
酸素が300sccmより高い場合、透明フィルム基板11との密着性が悪く、かつ、ブリードアウトを抑制する効果も低い。一方、酸素が1sccm未満であれば、酸化ケイ素層に吸収が現れるため、タッチパネル用途等、透明性のある用途には適さない。
製膜雰囲気(バックグラウンド)における窒素分圧も小さいことが好ましい。製膜時のアルゴンの分圧PArに対する分子量18の分子量が18(例えば、HO)である気体の分圧P18の比P18/PArは、5×10−2以下が好ましく、1×10−2以下がより好ましく、5×10−3以下がさらに好ましい。なお、質量数28のガスの大半は窒素に由来するものであり、その分圧比は、オンライン四重極質量分析計(Q−mass)によりモニターできる。
酸化ケイ素層のスパッタ製膜圧力は、1×10−2Pa〜1.0Paが好ましく、5×10−2Pa〜0.4Paが好ましい。製膜時の電力密度は0.3W/cm〜10.0W/cmが好ましく、0.8W/cm〜5.0W/cmがより好ましい。
スパッタリングの方式としては、マグネトロンスパッタリングが好ましい。スパッタターゲットのエロージョン部の磁場は500G〜2000Gが好ましく、800G〜1500Gがより好ましい。磁場が過度に小さいと、スパッタリング時のプラズマが十分に閉じ込められず、抵抗率を十分に低下させられない場合がある。一方、磁場が過度に大きいと、ターゲットのエロージョン部が鋭角に深く掘れてしまい、ターゲット交換の頻度が増加する為、生産性を低下する要因となり得る。
酸化ケイ素層12の膜厚は、2nm以上50nm以下が好ましく、3nm以上30nm以下が好ましい。2nm未満であれば、膜を均一に製膜することは難しく、50nmより厚ければ生産性の観点から好ましくない。
(金属層)
透明基板10上には少なくとも、窒化銅層210および銅層220からなる金属層200が形成される。窒化銅層は銅を主成分とする。なお、「銅を主成分とする」とは、銅を構成する金属のうち90重量%以上、好ましくは95重量%以上、さらに好ましくは99重量%以上が銅であることを指す。窒化銅層および銅層は、導電性やエッチング加工性等を悪化させない程度に、他の金属を含む合金であってもよい。
金属層200の膜厚dは、150nm〜800nmが好ましく、200nm〜600nmがより好ましく、220nm〜400nmがさらに好ましく、250nm〜350nmが特に好ましい。金属層の膜厚を150nm以上とすることで、金属層が細線にパターニングされた後も、透明導電性フィルムとして必要な導電性が確保される。また、金属層の膜厚が800nm以下であれば、金属層を細線にパターニングする際のサイドエッチングが抑制されるため、5μm以下の線幅でのパターニングが可能となる。
金属層200の抵抗率は、4.5×10−6Ωcm以下が好ましい。金属層の抵抗率が上記範囲であれば、金属層の厚みが前記範囲であり、かつ細線の幅Lが5μm以下の場合でも、導電性パターンが、位置検出等の機能発現に必要な導電性を有し得る。
(窒化銅層)
窒化銅層210は、透明基板10と金属層200との少なくともいずれかに対して密着性を向上させる作用があり、また、銅層220を電解メッキによって形成する際のシード層としての役割を有する。このような機能を持たせる観点から、窒化銅層210は、均一かつ緻密な膜であることが好ましい。そのため、窒化銅層210は、スパッタリング法や蒸着法等の薄膜形成に適した乾式法により製膜されることが好ましい。中でも、ナノメートルレベルの均一な薄膜が形成可能であり、かつロール・トゥー・ロール法による連続製膜が可能である、という観点から、スパッタリング法が特に好ましい。
窒化銅層210がスパッタリング法により製膜される場合、ターゲットとしては銅または窒化銅のターゲットを用いることが好ましく、電源としては、DC、RF、MF電源などが使用できる。生産性の観点から、特にDC電源およびMF電源が好ましい。製膜に際しては、透明フィルム基板を装置内にセットした後、製膜室内の圧力が5×10−3Pa以下となるまで排気が行われることが好ましい。製膜室内を排気後に、キャリアガスを導入しながら製膜が行われる。
キャリアガスとしては、Ar等の不活性ガスに窒素が含まれる。Arの導入量は、20sccm〜1000sccmが好ましく、100sccm〜500sccmがより好ましい。また、銅ターゲットを用いる際は、Nガスは、1sccm〜500sccmが好ましく、10sccm〜300sccmがより好ましく、窒化銅ターゲットを用いる際に適宜Nガスを導入してもよい。
製膜雰囲気(バックグラウンド)における水分圧も小さいことが好ましい。製膜時のアルゴンの分圧PArに対する分子量18の分圧P18の比P18/PArは、5×10−2以下が好ましく、1×10−2以下がより好ましく、5×10−3以下がさらに好ましい。なお、質量数18のガスの大半は水に由来するものであり、その分圧比は、オンライン四重極質量分析計(Q−mass)によりモニターできる。
窒化銅層のスパッタ製膜圧力は、1×10−2Pa〜1.0Paが好ましく、5×10−2Pa〜0.8Paが好ましい。製膜時の電力密度は0.3W/cm〜10.0W/cmが好ましく、0.8W/cm〜5.0W/cmがより好ましい。
スパッタリングの方式としては、マグネトロンスパッタリングが好ましい。金属層の抵抗率を小さくして前記範囲内とすること、および製膜性の観点から、スパッタターゲットのエロージョン部の磁場は500G〜2000Gが好ましく、800G〜1500Gがより好ましい。磁場が過度に小さいと、スパッタリング時のプラズマが十分に閉じ込められず、抵抗率を十分に低下させられない場合がある。一方、磁場が過度に大きいと、ターゲットのエロージョン部が鋭角に深く掘れてしまい、ターゲット交換の頻度が増加する為、生産性を低下する要因となり得る。
窒化銅層210の膜厚dは2nm〜50nmが好ましく、5nm〜40nmがより好ましく、10nm〜30nmがさらに好ましい。窒化銅層210の膜厚が2nm未満の場合、その上に銅層220を成膜する際の下地層としての作用が十分ではなく、銅層が不均一な膜となる場合がある。一方、窒化銅層の膜厚が50nmを超えても、下地層としての効果の向上はあまり期待できない。
(銅層)
銅層220は、導電層としての機能を有する。このような機能を持たせる観点から、銅層220は、均一かつ緻密な膜であることが好ましい。銅層220の製膜方法を規定するものではないが、スパッタリング法や蒸着法等の薄膜形成に適した乾式法により製膜されることが好ましい。中でも、ナノメートルレベルの均一な薄膜が形成可能であり、かつロール・トゥー・ロール法による連続製膜が可能である、という観点から、スパッタリング法が特に好ましい。
銅層220がスパッタリング法により製膜される場合、電源としては、DC、RF、MF電源などが使用できる。生産性の観点から、特にDC電源およびMF電源が好ましい。製膜に際しては、透明フィルム基板を装置内にセットした後、製膜室内の圧力が5×10−3Pa以下となるまで排気が行われることが好ましい。製膜室内を排気後に、キャリアガスを導入しながら製膜が行われる。
キャリアガスとしては、Arが使用される。Arの導入量は、20sccm〜1000sccmが好ましく、100sccm〜500sccmがより好ましい。
製膜雰囲気(バックグラウンド)における水分圧は小さいことが好ましい。製膜時のアルゴンの分圧PArに対する分子量18の分圧P18の比P18/PArは、5×10−2以下が好ましく、1×10−2以下がより好ましく、5×10−3以下がさらに好ましい。なお、質量数18のガスの大半は水に由来するものであり、その分圧比は、オンライン四重極質量分析計(Q−mass)によりモニターできる。
銅層のスパッタ製膜圧力は、1×10−2Pa〜1.0Paが好ましく、5×10−2Pa〜0.8Paが好ましい。製膜時の電力密度は0.3W/cm〜10.0W/cmが好ましく、0.8W/cm〜5.0W/cmがより好ましい。
スパッタリングの方式としては、マグネトロンスパッタリングが好ましい。金属層の抵抗率を小さくして前記範囲内とすること、および製膜性の観点から、スパッタターゲットのエロージョン部の磁場は500G〜2000Gが好ましく、800G〜1500Gがより好ましい。磁場が過度に小さいと、スパッタリング時のプラズマが十分に閉じ込められず、抵抗率を十分に低下させられない場合がある。一方、磁場が過度に大きいと、ターゲットのエロージョン部が鋭角に深く掘れてしまい、ターゲット交換の頻度が増加する為、生産性を低下する要因となり得る。
窒化銅層210上に銅層220が形成される。銅層220の膜厚dは、窒化銅層210の膜厚および金属層200の全体膜厚が上記範囲となるように、適宜に設定され得る。すなわち、銅層220の膜厚は、100nm〜798mが好ましく、150nm〜750nmがより好ましく、200nm〜600nmがさらに好ましい。
銅層220は、スパッタリング法により形成されることが好ましいが、スパッタリングに限定するものではない。例えば、湿式メッキ法では、透明基板10の両面に金属層を同時に製膜が可能である。例えば、透明フィルム基板の両面に金属層が形成される場合、透明基板10の一方の面および他方の面のそれぞれに、スパッタリング法によって窒化銅層を形成した後、湿式メッキを行えば、両面に銅層を同時に析出させることができる。湿式メッキの中でも、製膜速度を高める観点から、電解メッキ法が特に好ましい。
本発明においては、窒化銅層210の膜厚dが、銅層220の膜厚dよりも小さいことが好ましい。膜厚dは、膜厚dの0.3倍以下が好ましく、0.2倍以下がさらに好ましい。銅層表面の10点平均粗さ(Rz)は、200nm未満であることが好ましい。
<積層構造>
窒化銅層210は、透明基板10と銅層220の少なくともいずれかに対する密着性を向上させる作用を有しているが、透明基板10と窒化銅層210の間、及び/又は、窒化銅層210と銅層220の間には他の層が介在していてもよい。他の層としては、例えば、ITO(インジウム−スズ複合酸化物、酸化ニオブ(Nb)、酸化タンタル(Ta)、酸化ジルコニウム(ZrO)酸化チタン(TiO)、酸化タングステン、酸化モリブデンなどの金属酸化物や、窒化銅層、銅層などの銅系金属、他の金属等種々選択されるが、上記の密着性を阻害しない層が好ましい。その際、エッチングレートが銅に近い材料を選択すると、図3に示すパターニング工程が実施し易くなるのでさらに好ましい。なお、他の層として銅系金属を採用した場合、例えば、透明基板(透明フィルム/酸化ケイ素)上には、窒化銅層と銅層が交互に積層される構成が想定される。
上述のように、酸化ケイ素層上に窒化銅層をスパッタリング製膜すると、原因は明らかでないが、酸化ケイ素のSi原子がCuNと相互作用し、または結合を作り、或いは、窒化銅層と銅層の銅金属が結合することで、窒化銅は、酸化ケイ素と銅層の少なくともいずれかに対して密着性向上の役割も果たすと考えられる。密着性の点から、本発明では、窒化銅が酸化ケイ素層と銅層の間に接して形成されることが最も好ましい。
<レジストパターンの形成>
銅層220上には、レジストパターン33が形成される。なお、銅層220上には、レジスト層31の塗布前に他の層が形成されてもよい。例えば、銅層の酸化や劣化を防止する目的で、金属層やポリマー層等の保護層(不図示)が設けられてもよい。なお、保護層も金属層と同様にパターニングするためには、保護層は金属層200と同じエッチング液によって除去可能な金属材料からなることが好ましい。
レジストパターンの形成方法は特に制限されない。一般には図3(B)に示すように、レジスト材料を塗布してレジスト層31を形成した後、露光・現像によりパターニングを行い、図3(C)に示すようなレジストパターン33とする方法が挙げられる。レジストパターン33の形状や幅は、金属層が所望のパターン形状にパターニングされるように適宜に設定される。レジストパターンが形成された領域の金属層200が、最終的には細線20となるため、レジストパターン33の幅は5μm以下であることが好ましく、3μm以下がより好ましい。
<エッチング>
レジストパターン非形成領域の金属層200がウェットエッチングにより除去され、図3(D)に示すような細線20にパターニングされる。パターニングに際しては、金属層200の厚み方向に優先的にエッチングが進行するような異方性エッチングが行われることが好ましい。金属層の面内方向のエッチング(サイドエッチング)が進行すると、細線の幅が小さくなり、高抵抗化や断線を生じる傾向がある。本発明では、所定の透明基板10上に窒化銅層210と銅層220とが順次形成されることによって、金属層200の膜厚の大半を占める銅層220が所定の結晶特性を有する。そのため、金属層の膜厚方向に選択的にエッチングを進行させることが可能となり、サイドエッチングが抑制されると推定される。
<レジストパターンの除去>
金属層をエッチングによりパターニングした後に、レジストパターン33が除去され、図3(E)に示すように、透明基板10上に、窒化銅層221および銅層222からなる金属細線20を備える透明導電性フィルムが得られる。レジストパターンの除去方法は特に限定されないが、一般には剥離による除去が行われる。
以下、実施例と比較例との対比によって、本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(密着性試験)
5μm以下にパターニング後、ニチバン(株)製セロハンテープをその上に貼り付け、指で強く押し付けた後、90度方向に急速に剥離し、残存した状態を確認して以下の2段階で評価を行った。
○:細線パターンが全く剥がれなかった
×:細線パターンが全て剥がれた
(サイドエッチング)
サイドエッチが生じない:パターニング後の金属細線の幅(5点平均が)2μm以上(サイドエッチング量が1μm以下)であり、かつ長さが1000μmの観察範囲で断線がないこと。
サイドエッチが生じる:長さ1000μmの観察範囲で一箇所以上の断線があるもの。
[実施例1]
(透明フィルム基板)
ポリエステル系樹脂からなる機能層(易接着層)を両面に備える二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム50μmを、透明フィルム基板11として用いた。この透明フィルム基板の全光線透過率は93%であった。なお、全光線透過率は、濁度計(日本電色工業株式会社製 NDH−5000)を用いて測定した。
(酸化ケイ素層の製膜)
上記の透明フィルム基板を巻取式スパッタリング装置内にセットした後、1×10−3Pa以下になるまで排気を行った。その後、フィルム基板の温度を70℃まで上昇させ、製膜室内の背圧が5×10−4Paになるまで脱ガスを行った。脱ガス後、フィルム基板の温度が25℃となるまで冷却を行った。冷却後、Siをターゲットとして用い、Arガスを200scccm、Oガスを100sccm装置内に導入しながら、製膜室内圧力:0.3Pa、基板温度:25℃、パワー密度:4.2W/cmの条件で、膜厚50nmの酸化ケイ素層がスパッタリング製膜された。
(窒化銅の製膜)
銅ターゲットを予め設置しておき、酸化ケイ素が製膜された基板をスパッタ装置から取り出すことなく、上記酸化ケイ素付き基板上にArガスを300scccm、Nガスを100sccm装置内に導入しながら、製膜室内圧力:0.3Pa、基板温度:25℃、パワー密度:4.2W/cmの条件で、膜厚20nmのCuN層がスパッタリング製膜された。
(銅の製膜)
スパッタ装置から取り出すことなく、上記窒化銅付き基板上にArガスを500scccm、製膜室内圧力:0.3Pa、基板温度:25℃、パワー密度:4.2W/cmの条件で、膜厚300nmの銅層がスパッタリング製膜された。
(金属層のパターニング)
銅層上に、ポジ型フォトレジスト(AZ ELECTRONIC MATERIAL製、品名:AZ−6112)をスピンコート法により2μmの厚みで塗布した。これを90℃に設定したホットプレート上でプリベークした後、積算照射量56mJの紫外線により露光した。その後、現像液(AZ ELECTRONIC MATERIAL製、品名:AZ400Kの25%希釈液)に浸漬することで現像を行い。純水でリンスを行い、金属層上に線幅3μmの直線が複数本平行に配置されたレジストパターンが形成された。エッチング液(メック株式会社製、品名:メックブライト SF−5420)を用いて、金属層のエッチングを行った。純水でリンスを行った後、剥離液(品名:AZ400K)でレジストの剥離を行い、純水でリンスした後、乾燥した。このようにして得られた金属層が細線にパターニングされた透明導電性フィルムは、パターン形成部の全光線透過率が90.0%であり、開口率が98.5%であった。走査型共焦点レーザ顕微鏡(オリンパス株式会社製)により、観察長さ1000μmの範囲でパターニング後の細線形状を観察したところ、断線は生じていなかった。また、細線の線幅(5点の測定点の平均値)は、3.0μmであり、サイドエッチングがほとんど生じていないことが確認された。
また、密着性試験では全く剥がれが見られず○であった。
パターニング後、120℃30分の条件でオーブン加熱しても目視にて白濁は確認されなかった。
[実施例2]
透明フィルム基板として、機能層が形成されていない厚み50μmの二軸延伸PETフィルム(全光線透過率:93%)が用いられた。それ以外は実施例1と同様にして、透明フィルム基板上に酸化ケイ素層、窒化銅層、銅層が順に製膜された。断線は生じていなかった。また、細線の線幅(5点の測定点の平均値)は、3.0μmであり、サイドエッチングがほとんど生じていないことが確認された。また、密着性試験では全く剥がれは確認されず○であった。パターニング後、120℃30分の条件でオーブン加熱しても目視にて白濁は確認されなかった。
[比較例1]
酸化ケイ素層を製膜しなかった以外は実施例1と同様にして、透明フィルム基板上に窒化銅層、銅層が製膜された。断線は生じていなかった。また、細線の線幅(5点の測定点の平均値)は、3.0μmであり、サイドエッチングがほとんど生じていないことが確認された。また、密着性試験では全く剥がれは確認されず○であった。しかしながら、パターニング後、120℃30分の条件でオーブン加熱しても目視にて白濁は確認された。
[比較例2]
窒化銅を製膜しない以外は実施例と同様にして、透明フィルム基板上に酸化ケイ素層、銅層が製膜された。サイドエッチングが確認され、さらに密着性においても、パターンは全て剥がれて×であった。パターニング後の、120℃30℃の条件でオーブン加熱しても目視で白濁は確認されなかった。
[比較例3]
酸化ケイ素、窒化銅を製膜しない以外は実施例1と同様にして、透明フィルム基板上に銅が製膜された。細線の線幅(5点の測定点の平均値)は、3.0μmであり、サイドエッチングが確認された。また、密着性試験では全く剥がれがみられず○であった。しかしながら、パターニング後、120℃30分の条件でオーブン加熱しても目視にて白濁は確認された。
[実施例2、比較例1、比較例2、比較例3]
透明フィルム基材および銅層形成時のメッキの電流密度が表1に示すように変更された。それ以外は、いずれも実施例1と同様にして、窒化銅層上に銅層が形成された後、金属層のパターニングが行われた。上記各実施例、比較例、参考例、比較参考例における製造条件(積層構成)および評価結果を表1に示す。
Figure 0006262483
なお、表1中のエッチング性は、以下の基準により評価したものである。以上の結果から、本発明によれば、透明フィルム基板上に、酸化ケイ素層、窒化銅層、銅層が順に形成されることによって、エッチング加工性に優れ、サイドエッチングが抑制され、密着性が高く、ブリードアウトを抑制した金属層が得られることが分かる。
10 透明基板
11 透明フィルム基板
12 酸化ケイ素層
20 金属細線(金属層)
200 金属層
21,210 窒化銅層
22,220 銅層
33,37 レジストパターン
100 透明導電性フィルム
110 導電性フィルム
251〜253 導電性パターン

Claims (7)

  1. 透明フィルム基板の少なくとも一方の面に、銅を主成分とする線幅5μm以下の金属細線パターンからなる電極層を備える透明導電性フィルムの製造に用いられる導電性フィルム基板であって、
    透明フィルム基板の少なくとも一方の面に、酸化ケイ素を主成分とする酸化ケイ素層、窒化銅層、銅層を順に有することを特徴とする導電性フィルム基板。
  2. 前記窒化銅層と前記銅層の膜厚の合計が150nm〜800nmである、請求項1に記載の導電性フィルム基板。
  3. 前記酸化ケイ素層の膜厚が2nm以上50nm以下であり、前記窒化銅層の膜厚が2nm以上50nm以下である、請求項1又は2に記載の導電性フィルム基板。
  4. 前記透明フィルム基板がポリエステル系である、請求項1〜3のいずれかに記載の導電性フィルム基板。
  5. 請求項1〜4に記載の導電性フィルム基板を製造する方法であって、
    前記酸化ケイ素層、及び前記窒化銅層を連続してスパッタリングによって積層する導電性フィルム基板の製造方法。
  6. 前記銅層をスパッタリングによって製膜する請求項5に記載の導電性フィルム基板の製造方法。
  7. 前記窒化銅を、Ar/Nの混合ガスによって製膜する請求項5又は6に記載の導電性フィルム基板の製造方法。
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