JP6261541B2 - コンバインのロークロップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに取り付けられる、豆類の刈取搬送装置であるロークロップ装置に関する。
コンバインの前端に取り付けられる、豆類の刈取搬送装置であるロークロップ装置(ロークロップヘッダとも称される)が知られている(特許文献1〜4等)。ロークロップ装置は、畝山に並ぶ豆類の穀桿を刈り取る回転刈刃と、刈り取られた穀桿を後方に搬送するべく刈刃の両側に配置された一対の無端搬送ベルトと、畝谷を走行するゲージタイヤと、を少なくとも具備する。最小構成では、2列の畝山に対応するように、1つのゲージタイヤとその左右両側にそれぞれ刈刃と一対の無端搬送ベルトが設けられる。この構成を左右方向に繰り返し連設することにより3列以上の畝山に対応する構成とすることができる。
特許文献1には、ロークロップ装置をコンバイン前端部から鎖状体で吊り下げて弛みをもたせることにより、ロークロップ装置のゲージタイヤ(接地転輪)が地面の起伏に沿って接地追従し、それにより左右の円板カッター32の植立穀桿に対する刈り高さ位置を一定に維持できることが記載されている。また、特許文献1には、ロークロップ装置をコンバイン前端部に対して揺動させることにより、ロークロップ装置に取り付けたデバイダの高さを調整できることが記載されている。
特許文献2には、ロークロップ装置の刈刃の後方に上下動可能なソリを設けることにより、ソリと共に刈刃が上下動して畝山の凹凸に関係なく刈り高さを一定に保つことが記載されている。
特開2007−28999号公報 特開平11−75471号公報
特許文献1では、刈刃がゲージタイヤと一体的に上下動するが、刈刃が進行する畝山の部分とゲージタイヤが走行する畝谷の部分の凹凸は必ずしも一致していない。収穫に先立って畝谷の施土を行って調整しても完全に一致させることはできない。その結果、ゲージタイヤと一体的に刈刃が上下動すると、刈刃の高さが、畝山に並ぶ植立穀桿の適切な位置から外れる場合が生じる。刈刃の高さが低すぎると畝山の土砂が穀桿とともに搬送されて作物に混在することになり、作物の品質が低下する。刈刃の高さが低すぎると植立穀桿の適切な位置よりも高い部分を切断することになり、収穫されずに残る部分が生じて収穫量が減ることとなる。特許文献2では、刈刃の後方にソリを設けることにより、刈刃が畝山の凹凸に応じて上下動することができるが、進行方向において刈刃とソリの位置が前後しているので、両者の位置の凹凸が必ずしも一致しない。よって、特許文献1と同様の問題が生じることとなる。
また、特許文献1では、デバイダの高さ調節を、ロークロップ装置を揺動させることで行っているが、ロークロップ装置を揺動させると刈刃の高さや傾斜も変わってしまうので好ましくない。デバイダの高さ調節は、ロークロップ装置の他の構成要素とは独立してかつ容易に行えることが望ましい。
以上の問題点に鑑み本発明は、コンバインに取り付けられる、豆類の刈取搬送装置であるロークロップ装置において、畝山の凹凸に関わらず刈刃により植立穀桿の適切な位置を切断可能とすることを目的とする。また、ロークロップ装置において、ロークロップ装置の姿勢とは無関係にかつ容易にデバイダの高さ調節可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の構成を提供する。なお、括弧内の符号は後述する図面の符号であり、参考のために付するものである。
本発明の態様は、左右方向に延在するフレーム主軸(6D)を具備し該フレーム主軸(6D)によりコンバインの前端に揺動可能に取り付けられるフレーム部(6)と、
前記フレーム部(6)に取り付けられ作業中は畝谷を走行するゲージタイヤ(4A)と、
前記ゲージタイヤ(4A)を中心に左右対称に設けられ、作業中は畝谷の左右の各畝山に沿ってそれぞれ進行する一対の刈取作業部と、を少なくとも備え、
前記刈取作業部が、
畝山に並ぶ豆類の植立穀桿を誘導するデバイダを具備するデバイダ部(3)と、
畝山に接して走行するソリ板(2A)を具備する追従ソリ部(2)と、
植立穀桿を切断する刈刃(1A)を具備する切断部(1)と、
切断された穀桿を挟み込み前記コンバインへと搬送する左右一対の無端搬送ベルトを具備する搬送部(5)と、を有するロークロップ装置において、
前記切断部(1)が、
前記フレーム部(6)に対し、1つの揺動中心の周りで揺動可能に取り付けられた刈刃取付プレート(1G)と、
前記刈刃取付プレート(1G)の下端が固定されかつ伝導ベルト(1E)を内部に配置した伝導ベルトフレーム(1F)と、
前記伝導ベルトフレーム(1F)に取り付けられた刈刃駆動モータ(1C)と、
前記伝導ベルトフレーム(1F)に取り付けられかつ前記伝導ベルト(1E)を介して前記刈刃駆動モータ(1C)により回転駆動される刈刃(1A)と、を有し、
前記追従ソリ部(2)が、
前記切断部(1)の前記伝導ベルトフレーム(1F)に固定されかつ下方に延在するソリ板取付プレート(2D)と、
前記ソリ板取付プレート(2D)の下端に取り付けられかつ前記刈刃(1A)の下方に配置されたソリ板(2A)と、を有し、
前記フレーム部(6)に対する前記切断部(1)と前記追従ソリ部(2)の一体的な揺動の範囲は、その揺動がほぼ上下動と同等となるように設定されていることを特徴とする。
上記態様において、前記刈刃取付プレート(1G)が、円形の支点孔(1G1)と、略楕円形の遊貫スリット(1G2)とを穿設されており、該支点孔(1G1)を貫通する揺動支点ピン(1H)と、該遊貫スリット(1G2)を貫通する遊貫ピン(1J)とが、前記フレーム(6)に固定されることにより、該刈刃取付プレート(1G)が該フレーム部(6)に対して揺動可能であることを特徴とする。
上記態様において、前記ソリ板取付プレート(2D)に替えて、前記伝導ベルトフレーム(1F)に固定されかつ進行方向に沿って複数のナットを配置固定したナット付プレート(2F)と、前記ソリ板(2A)に固定されかつ上下方向延在するスリットを具備するスリット付プレート(2G)と、を有し、
前記スリット付プレート(2G)のスリットを貫通するボルトが前記ナット付プレート(2F)の選択されたナットに締結されることにより、前記切断部(1)と前記追従ソリ部(2)が、進行方向及び上下方向の双方における互いの距離を調整可能に固定されることを特徴とする。
上記態様において、前記デバイダ部(3)が高さ調節機構を有し、前記高さ調節機構は、
前記デバイダ部(3)の先端金具(3A)から後方に向かって上方に傾斜して延在する棒体であって後端近傍部分の外周に螺子を形成された棒状螺子部材(3D)と、
管体の内周に形成された螺子が前記棒状螺子部材(3D)の外周の螺子と螺合することにより前記棒状螺子部材(3D)と連結された管状螺子部材(3E)と、
前記管状螺子部材(3E)を軸周りに回転させるべく前記管状螺子部材(3E)の後端に取り付けられた駆動モータ(3)と、を備え、
前記駆動モータ(3)を駆動して前記管状螺子部材(3E)を軸周りに回転させ前記棒状螺子部材(3D)を前進又は後退させることにより前記デバイダ部(3)の高さを調整することを特徴とする。
本発明によるコンバインのロークロップ装置においては、畝谷を走行するゲージタイヤと一体的に上下動するロークロップ装置の本体であるフレーム部に対し、刈刃を具備する切断部とソリ板を具備する追従ソリ部とが一体的に揺動可能に取り付けられているので、畝谷と畝山の凹凸が異なっている場合であっても、ソリ板が畝山の凹凸に応じて上下動することにより、刈刃は畝山から常に一定の高さを維持して進行することができる。
また、切断部と追従ソリ部が、進行方向及び上下方向のうち双方又はいずれかにおける互いの距離を調整可能に固定されるにより、刈刃とソリ板の進行方向及び上下方向のうち双方又はいずれかにおける互いの距離を調整可能である。
ソリ板は、刈刃の下方に取り付けられており、進行方向において前端がほぼ同じ位置にあるか、又は、ソリ板前端が刈刃前端より若干先行することにより、畝山の凹凸に応じて植立穀桿の適切な箇所を切断することができる。
ソリ板が、刈刃の進行方向中心線上ではなく、中心線から離間するように取り付けられていることにより、畝山に倒伏した穀桿(以下「倒伏穀桿」と称する)があった場合に、倒伏穀桿をソリ板により引き起こしやすい。これにより、倒伏穀桿の刈刃による切断が可能となり、作物の刈り残しが少なくなる。
ソリ板の下面に取り付けられた丸棒の円錐形状の前端がソリ板より突出していることによっても、倒伏穀桿を引き起こす効果が高まる。これにより、倒伏穀桿の刈刃による切断が可能となり、作物の刈り残しが少なくなる。
図1は、本発明によるロープロップ装置を取り付けたコンバインの概略的な側面図を、その作業状況とともに示した図である。 図2は、図1に示したロークロップ装置の概略的な拡大側面図である。 図3は、図1に示したロークロップ装置の概略的な拡大平面図である。 図4(a)は、図2に示したロークロップ装置の第1実施形態における切断部及び追従ソリ部をさらに拡大した概略的な側面図であり、図4(b)は(a)のX矢視図である。 図5(a)(b)は、本発明のロークロップ装置と従来のそれとの作業状況の比較を模式的に示した図であり、進行方向に対向するように見た図である。 図6(a)(b)は、本発明のロークロップ装置におけるデバイダ部の高さ調節機構を説明する概略側面図である。 図7(a)は、ロークロップ装置の第2実施形態における切断部及び追従ソリ部の概略的な拡大側面図であり、図7(b)は(a)のX矢視図である。 図8は、取付プレートとナット付プレートからなる第1部品の構成を詳細に示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は(b)のY矢視図である。 図9は、スリット付プレートからなる第2部品の構成を詳細に示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図10(a)(b)は、図8に示した第1部品と、図9に示した第2部品とを互いに固定する際における、進行方向の位置調整方法を示した図である。 図11(a)(b)は、図8に示した第1部品と、図9に示した第2部品を互いに固定する際における、上下方向の位置調整方法を示した図である。
以下、本発明の実施形態の構成例を示した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、各図面における同一又は類似の構成要素については、同じ符号で示す。
図1は、本発明によるロープロップ装置を取り付けたコンバインの概略的な側面図を、その作業状況とともに示した図である。コンバイン100は、本体フレーム120と、その前方に設けた搬送装置130及び運転操作部140と、左右一対のクローラ等の走行装置150とを備える。本体フレーム120の内部には、脱穀装置、貯蔵部、エンジン等が装備されている。搬送装置130の内部には、刈り取られた穀桿を左右方向の一箇所に寄せ集めるためのオーガー131と、オーガー131により寄せ集められた穀桿を本体フレーム120内の脱穀装置へと搬送する供給コンベア132が装備されている。
コンバイン100の前端には、ロークロップ装置10が着脱可能に取り付けられる。ロークロップ装置10の後端の取付部9の取付金具が搬送装置130の前端に固定される。この連結において、ロークロップ装置10の骨格枠を構成するフレーム部6は、取付部9に対して揺動可能である。すなわち、ロークロップ装置10全体が取付部9に対して揺動可能である。なお、搬送装置130の中間位置から突出した棒体先端と、ロークロップ装置10のフレーム部6の一部とを連結する鎖133により、ロークロップ装置10の揺動範囲が制限される。
図面では、圃場の畝山をHで示し、畝谷をLで示している。刈り取り対象の豆類の植立穀桿200は、コンバイン100の進行方向に畝山Hに沿って並んでいる。
ロークロップ装置10は、作業中に畝谷Lを走行するゲージタイヤを具備するゲージタイヤ部4を備えている。図示のロークロップ装置10は、最小構成の例であり、ゲージタイヤ部4を中心として左右対称に一対の刈取作業部が設けられている。作業中、左右の各刈取作業部は、それぞれ畝山Hの上方を進行しつつ植立穀桿200を刈り取り、後方のコンバイン100の搬送装置130へと搬送する作業を行う。なお、刈取作業部を左右方向に3つ又はそれ以上連設したロークロップ装置についても、本発明を適用可能である。
一対の刈取作業部の各々は、畝山Hに並ぶ豆類の植立穀桿200を誘導するデバイダを具備するデバイダ部3と、植立穀桿200を切断する刈刃を具備する切断部1と、切断された穀桿を挟み込みコンバイン100へと搬送する左右一対の無端搬送ベルトを具備する搬送部5とを有する。さらに、本発明の刈取作業部は、切断部1の下方に設けられた追従ソリ部2を有する。
図2は、図1に示したロークロップ装置10の概略的な拡大側面図であり、図3は概略的な拡大平面図である。図4(a)は、図2に示したロークロップ装置10の切断部1及び追従ソリ部2をさらに拡大した概略的な側面図であり、図4(b)は(a)のX矢視図である。
図2に示すように、取付部9の取付金具9Aの後端縁9A1が図1に示したコンバイン100の前端に固定される。取付金具9Aには、フレーム部6のフレーム主軸6Dが、回動可能に連結されている。これにより、フレーム部6がコンバイン100に対して揺動可能となる。
図2及び図3に示すように、フレーム部6は、ロークロップ装置10の骨格枠となる複数のフレーム材から構成される。フレーム部6の本体は、フレーム主軸6Dが貫通する基体フレーム6Aである。基体フレーム6Aの上に搬送部5を支持するための台状の搬送部支持フレーム6Bが配置される。搬送部支持フレーム6Bは左右一対からなる。基体フレーム6Aの側面に切断部1及び追従ソリ部2を支持するための平板の切断部支持フレーム6Cが固定される。詳細には図示しないが、デバイダ部3の一部も、フレーム部6に固定されている。
図2及び図3に示すように、搬送部5の左右一対の無端搬送ベルトは、左右一対の搬送部支持フレーム6B上にそれぞれ搭載される。無端搬送ベルトは、図示の例では上段ベルト5Aと下段ベルト5Bの2段式である。無端搬送ベルトの表面には突起5A1、5B1が所定の間隔で形成されている。搬送部5の一対の無端搬送ベルトは、刈刃1Aにより切断された穀桿を一対の無端搬送ベルトの間に挟み込み、後方のコンバインの搬送装置へと搬送する。搬送部5の駆動モータ5Cは、基体フレーム6Aの適宜の位置に固定されており、適宜の動力伝導手段を介して無端搬送ベルトが駆動される。
図3に示すように、ゲージタイヤ部4は、ゲージタイヤ4Aを具備する。ゲージタイヤ4Aの回転軸4Bの軸受け部材は、ゲージタイヤ4Aの後方に延在するタイヤ支持ロッド4Cに連結されている。タイヤ支持ロッド4Cの後端は、適宜の接続部材を介して基体フレーム6Aに固定されている。これにより、ゲージタイヤ4Aと基体フレーム6Aは一体的に動く。従って、ゲージタイヤ4Aが走行する畝谷Lの凹凸に応じてゲージタイヤ4Aが上下動すると、基体フレーム6Aすなわちロークロップ装置10全体が、フレーム主軸6Dを中心として揺動する。
図4は、切断部1及び追従ソリ部2の第1実施形態を示している。なお、図4(a)の部分拡大側面図には、基体フレーム6A全体を示す替わりに、基体フレーム6Aの側面に固定された切断部支持フレーム6Cのみを示し、これに連結された切断部1及び追従ソリ部2を示している。
切断部1は、刈刃取付プレート1Gを介して切断部支持フレーム6Cに連結されている。刈刃取付プレート1Gには、円形の支点孔1G1と、略楕円形の遊貫スリット1G2が穿設されている。刈刃取付プレート1Gは、揺動支点ピン1Hと遊貫ピン1Jの2つのピンにより切断部支持フレーム6Cと連結される。揺動支点ピン1Hは、支点孔1G1を貫通して切断部支持フレーム6Cに固定されている。一方、遊貫ピン1Jは、遊貫スリット1G2を貫通して切断部支持フレーム6Cに固定されている。遊貫ピン1Jが遊貫スリット1G2内で移動可能な範囲において、刈刃取付プレート1Gは、揺動支点ピン1Hを中心に揺動可能である。
刈刃取付プレート1Gの下端には伝導ベルトフレーム1Fが固定されている。伝導ベルトフレーム1Fの前部上面には刈刃1Aが取り付けられ、伝導ベルトフレーム1Fの後部上面には刈刃駆動モータ1Cが取り付けられている。伝導ベルトフレーム1Fの内部に配置された伝導ベルト1Eが、刈刃駆動モータ1Cの軸1Dと刈刃1Aの回転軸1Bの間で動力を伝達する。
さらに図4(a)及び(b)を参照すると、伝導ベルトフレーム1Fの一方の側面には、下方に延在するソリ板取付プレート2Dが固定されている。そしてソリ板取付プレート2Dの下端には、ソリ板2Aが取り付けられている。ソリ板2Aは、進行方向を長手方向として延在し、刈刃1Aの下方に配置されている。
図4(a)及び(b)に示した構成においては、揺動支点ピン1Hを中心とする刈刃取付プレート1Gの揺動と一体的に切断部1及び追従ソリ部2が揺動可能である。揺動支点ピン1Hは、切断部支持フレーム6Cすなわち基体フレーム6Aに固定されているので、つまり揺動中心はロークロップ装置のフレーム部6に固定されている。切断部1及び追従ソリ部2は、ロークロップ装置全体に対して相対的に揺動可能に取り付けられていることになる。
また、刈刃取付プレート1Gの揺動範囲は、切断部1及び追従ソリ部2の揺動が、ほぼ上下動と同等となるように設定されている(白矢印参照)。これにより、追従ソリ部2のソリ板2Aが畝山Hに接して走行する際に、畝山Hの凹凸に応じて上下動することに伴い、切断部1の刈刃1Aも一体的に上下動することとなる。図4(b)に示すように、ソリ板2Aの前端は、進行方向において刈刃1Aの前端とほぼ同位置にあるので、ソリ板2Aの前端が位置する畝山Hの凹凸は、刈刃1Aの前端(切断点)が位置する畝山Hの凹凸とほぼ一致する。これにより、刈刃1Aは、畝山Hの凹凸に関わらず、常に植立穀桿における適切な箇所を切断することができる。
また、図4(b)に示すように、ソリ板2Aは、長手方向の両縁部のうち刈刃1Aの進行方向中心線cに近い方の縁部2A1が、進行方向中心線cから距離dだけ離間して取り付けられている。これは、作物の刈り残しを低減するためである。植立穀桿は、基本的に畝山Hのほぼ頂上近傍に起立しているが、左右に倒伏している倒伏穀桿も存在する。倒伏穀桿が刈刃1Aの切断点より低い位置にあると、刈り残される。ソリ板2Aが畝山Hの頂上から距離dだけ離間していることにより、倒伏穀桿の根元から距離dだけ離れた茎の部分がソリ板2Aによりすくい上げられる。この結果、倒伏穀桿が刈刃1Aの位置まで持ち上げられるので、これを切断することができる。ソリ板2Aの幅は、例えば90mm、距離dは、例えば50mmである。
さらに、ソリ板2Aは、その下面の長手方向中心線上に取り付けられた丸棒2Bを具備する。この丸棒2Bの前端はソリ板2Aの前端より突出しかつ円錐形状である。これによって、倒伏穀桿をすくい上げる効果がさらに高まる。丸棒2Bの先端は、刈刃1Aより先行して倒伏穀桿をすくい上げることができる。
再び図4(a)を参照する。刈刃1Aは前端から後方に向かって上方に傾斜し、ソリ板2Aは、上向きに若干折れ曲がった先端を具備する前端部分から後方に向かって下方に傾斜しかつ後端部分にて折れて上方に傾斜している。このソリ板2Aの形状により畝山Hの凹凸に応じた揺動すなわち上下動を円滑に行うことができる。また、進行方向に平行な丸棒2Bが畝山Hの表面に食い込むことにより、ソリ板2Aが円滑に直進することができる。
図5(a)(b)は、本発明のロークロップ装置と従来のそれとの作業状況の比較を模式的に示した図であり、進行方向の正面側から見た図である。最小構成のロークロップ装置では、一対の刈取作業部の各々が、1つの畝谷Lの両側の畝山H1、H2の上をそれぞれ進行する。模式図であるので、ロークロップ装置の構成要素のうち、刈刃1A、ソリ板2A及びゲージタイヤ4Aのみを描いている。ゲージタイヤ4Aは、畝谷Lを走行し、畝谷Lの凹凸に応じて上下動する。基本的にロークロップ装置全体は、ゲージタイヤ4と一体的に、すなわち畝谷Lの凹凸に従って上下動を行うことになり、畝山H1、H2の凹凸には対応しない。
ロークロップ装置の刈刃の対地高さは、畝谷と畝山の高低差を基に作業開始前に設定される。このため、できるだけ高低差を一定とするために作業開始前に畝谷の施土を行ったりするが、完全に一定とすることは難しい。従来は、作業中に刈刃の高さが適切な位置から外れてきた場合は作業を中断し、高さを設定し直してから作業を再開していた。
例えば、図5(a)(b)では、左側の畝山H1が平均より高く、右側の畝山H2が平均より低くなっているとする。ここで、図5(a)に示す本発明のロークロップ装置では、切断部及び追従ソリ部がフレーム部に対し揺動可能に取り付けられているので、切断部及び追従ソリ部のみは、畝山H1、H2の凹凸に応じて上下動することができる。
図5(a)に示す本発明のロークロップ装置の場合、畝山H1では、ソリ板2A−1が上昇することにより刈刃1A−1が一体的に上昇し、一方、畝山H2では、ソリ板2A−2が下降することにより刈刃1A−2は一体的に下降する(白矢印参照)。これにより、刈刃1A−1、1A−2のいずれも、植立穀桿200の適切な箇所を切断できる。また、倒伏穀桿201がある場合は、ソリ板2A−2がすくい上げることで、刈刃1A−2により切断することができる。
図5(b)に示す従来のロークロップ装置の場合、畝山H1では、刈刃1A−11の高さが低すぎるために、切断した穀桿とともに土砂も引き上げて搬送してしまうため、作物の品質が悪くなってしまう。また、畝山H2では、刈刃1A−21の高さが高すぎるために、植立穀桿の高すぎる位置を切断してしまい、根元近傍の茎に作物の穫り残しを生じてしまう。さらに、従来はソリ板が無いので、倒伏穀桿201をすくい上げる手段がなく、刈り残すこととなる。
図6(a)(b)は、本発明のロークロップ装置におけるデバイダ部3の高さ調節機構を説明する概略側面図である。
デバイダ部3は、ロークロップ装置において最先端部分に配置され、フレーム部の一部に取り付けられる。図示の例では、デバイダ部3は、先端金具3Aから後方に延びる伸縮可能な支持ロッド3Hを介してクランク式固定具3Gにより、ロークロップ装置のフレーム部の一部に固定される。先端金具3Aは、ほぼ畝山Hと同じ高さに位置する。ロークロップ装置が進行すると、先端金具3Aから後方に放射状に延びる複数の分草ロッド3Bにより、植立穀桿を梳き上げて刈刃へと誘導する。
図6(a)に示すように、本発明のデバイダ部3は、作業中に容易にデバイダ部3の高さを変更できる高さ調節機構を備えている。高さ調節機構は、先端金具3Aから後方に向かって上方に傾斜して延在する棒体である棒状螺子部材3Dと、管体である管状螺子部材3Eと、電動式の駆動モータ3Fとを備えている。畝山Hに対する棒状螺子部材3Dのなす角度は、例えば約35°である。棒状裸子部材3Dの後端近傍部分の外周には螺子が形成されている。管状螺子部材3Eの内周には螺子が形成されており、棒状裸子部材3Dの外周の螺子と螺合している。駆動モータ3Fは、管状螺子部材3Eの後端に取り付けられる。
駆動モータ3Fを駆動すると、管状螺子部材3Eが軸周りに回転する。管状螺子部材3Eが右回り又は左回りすることにより、棒状螺子部材3Dが管状螺子部材3Eの前端から傾斜方向に沿って前進したり後退したりする。調節範囲は、例えば90cm程度とする。例えば、棒状螺子部材3Dに目盛りを付けることで調節長さを決定し易くなる。
好適には、ガイド棒3Cが、棒状裸子部材3D及び管状螺子部材3Eと平行に設けられている。ガイド棒3Cの前端は先端金具3Aに固定されており、後端は、駆動モータ3Fの筐体の一部を貫通してさらに後方に延在している。ガイド棒3Cがあることにより、棒状螺子部材3Dの移動が円滑となる。
図6(a)は、畝山Hと畝谷Lが高低差が大きい場合である。棒状螺子部材3Dは最も後退した位置にある。この位置において、ロークロップ装置に対するデバイダ部3の相対的な高さは最も高くなる。一方、図6(b)は、畝山Hと畝谷Lが高低差が小さい場合である。この場合、デバイダ部3の高さを低くする必要があるので、駆動モータ3Fを駆動して管状螺子部材3Eを回転させることにより棒状螺子部材3Dを前進させ、前方斜め下に移動させる。これにより、ロークロップ装置に対するデバイダ部3の相対的な高さが低くなる。駆動モータ3Fは、適宜のラインを介して電源の供給と回転の向きを遠隔制御することができる。
比較のために、図1を参照して従来のデバイダ部3の高さ調節機構を説明する。図1において、コンバイン100の搬送装置130を揺動軸134を中心に上向きに揺動させると、ロークロップ装置6がゲージタイヤ部4の回転軸を中心に下向きに揺動する結果、デバイダ部3の先端の高さが低くなる。一方、搬送装置130を揺動軸134を中心に下向きに揺動させると、ロークロップ装置6がゲージタイヤ部4の回転軸を中心に上向きに揺動する結果、デバイダ部3の先端の高さが高くなる。このような従来のデバイダ部3の高さ調節機構の場合、デバイダ部3の高さのみでなく、デバイダ部3を含むロークロップ装置10自体の姿勢が変化してしまい、刈刃の傾斜角度も変化してしまうという問題がある。また、コンバインの大きな搬送装置130を揺動させなければならないため、頻繁に調整を行うと、作業及び駆動エネルギーの負担が大きい。
本発明では、ロークロップ装置自体の姿勢を変更することなく、デバイダ部3の高さのみを変更することができる。また、デバイダ部3のみを動かすので作業及び駆動エネルギーの負担が少ない。
図7〜図11は、ロークロップ装置10の切断部1及び追従ソリ部2の第2の実施形態を示す図である。
図7(a)は、図4(a)と同様に、ロークロップ装置10の切断部1及び追従ソリ部2の概略的な拡大側面図であり、図7(b)は(a)のX矢視図である。但し、図7においては、切断部1は、追従ソリ部2と区別するために1点鎖線で主要部のみを示している。
第2の実施形態においても、切断部1と追従ソリ部2が一体的にロークロップ装置全体に対して相対的に揺動可能に取り付けられる。よって、フレーム部6に対する、取付プレート1G、支点孔1G1と揺動支点ピン1H、及び、遊貫スリット1G2と遊貫ピン1Jの関係については、図4に示した第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態の特徴は、切断部1と追従ソリ部2の固定手段が、進行方向及び上下方向における刈刃1Aとソリ板2Aの互いの位置関係を調整するための機能を具備することである。
切断部1については、第1の実施形態の切断部1と同じであり、伝動ベルトフレーム1Fと、その上面から上方に延びる刈刃回転軸1Bに取り付けられた刈刃1Aを有する。
追従ソリ部2は、ソリ板2A、丸棒2B及び先端傾斜棒2Cについては基本的に第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、追従ソリ部2を切断部1の下方に固定する手段(第1の実施形態ではソリ板取付プレート2D)の構成が異なる。第2の実施形態における切断部1と追従ソリ部2の固定手段は、刈刃1Aとソリ板2Aの進行方向及び上下方向における相対的な位置関係すなわち互いの間の距離を調整する機能を有する。
この固定手段は、切断部1に固定される第1部品と、追従ソリ部2に固定される第2部品とから構成される。第1部品は、切断部1の伝導ベルトフレーム1Fに固定される取付プレート2Eと、取付プレート2Eに接合されたナット付プレート2Fとからなる。第2部品は、追従ソリ部2のソリ板2Aの上面に固定されるスリット付プレート2Gである。第1部品と第2部品は、追従ソリ部2を切断部1に取り付ける際に互いに固定されるが、その固定位置は、進行方向及び上下方向の各方向において所定の範囲で調整可能である。
図8は、取付プレート2Eとナット付プレート2Fからなる第1部品の構成を詳細に示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は(b)のY矢視図である。(a)(b)については参考のために切断部の刈刃1Aの位置を1点鎖線で示している。
図8(b)(c)に示すように、取付プレート2Eは略L型ラグの形状を具備する。このL型ラグを形成する2枚の平板2E1と2E2は、図7(a)に示すように伝導ベルトフレーム1Fの底面と一側面にそれぞれ当接して固定される。
ナット付プレート2Fは、図8(a)に示す輪郭形状を具備する1枚の平板2F1を具備する。図8(b)に示すように、ナット付プレート2Fは、鉛直方向に設けられかつその面が取付プレート2Eの長手方向に対し所定の角度αだけ傾斜するように配置され、平板2E1の底面と平板2E2の外面に接合されている。この接合は、溶接又は適宜の固定具等に行うことができる。角度αは、図示の例では20度程度である。角度αだけ傾斜させることにより、ナット付プレート2Fの面が、進行方向に沿うように配置される。
さらに、ナット付プレート2Fの一方の面には、所定の間隔で並んだ3個1組のナット2F2、2F4が、前方と後方の2カ所にそれぞれ固定されている。各ナットの孔に対応して平板2F1に貫通孔2F3、2F5がそれぞれ穿設されている。平板2F1に対するナットの固定は、溶接により行うことができる。ナットの数及び間隔は、図示の例に限定されないが、各組の複数のナットの各々は、進行方向に沿って異なる位置にあるように並べられている。
図9は、スリット付プレート2Gからなる第2部品の構成を詳細に示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。第2部品はソリ板2Aに固定されるので、図9ではソリ板2Aと共に示している。
スリット付プレート2Gは、進行方向において離れて位置する2枚の平板2G1、2G2と、これら2枚の平板2G1、2G2を連結するとともにソリ板2Aの上面に固定される平板2G3とを具備する。図示の例では平板2G3は固定具2G4によりソリ板2Aに固定されている。
2枚の平板2G1、2G2は、鉛直方向に設けられかつそれらの面が進行方向に沿うように配置されている。各平板2G1、2G2には上下方向に延在するスリット2G5、2G6がそれぞれ穿設されている。
図10は、図8に示した第1部品と、図9に示した第2部品とを互いに固定する際における、進行方向の位置調整方法を示した図である。この位置調整は、刈刃1Aとソリ板2Aの進行方向における互いの距離を調整するために行うものである。
図10(a)は、固定前の状態を示した展開図である。第1部品と第2部品の固定は、2個のボルト2H1、2H2を用いて行う。ボルト2H1、2H2は、第2部品のスリット付プレート2Gの2つのスリット2G5、2G6をそれぞれ貫通し、第1部品のナット付プレート2Fのナット2F2、2F4の各組におけるいずれかのナットに締結される。図示の例では、最も後ろのM位置のナットに締結される。3個のナットのうちいずれに締結するかにより、刈刃1Aとソリ板2Aの進行方向における互いの間の距離が変化する。
図10(b)は、固定後の状態を示した図である。図示の例では、ボルト2H1、2H2が、3個のナット2F2、2F4のうち、最も後ろのM位置のナットに締結されているので、進行方向における刈刃前端1A2とソリ板前端2A2の間の距離は最小値Lminとなる。仮に、3個のナット2F2、2F4のうち、最も前のN位置のナットに締結した場合は、進行方向における刈刃前端1A2とソリ板前端2A2の間の距離は最大値Lmaxとなる。このような固定手段により、刈刃1Aとソリ板2Aの進行方向における互いの間の距離をΔLの範囲内で調整することが可能である。一例として、Lminを7cm、Lmaxを11cm、ΔLを4cmとする。ナットの数、間隔及び位置を変えることにより、これらの値を変えることができる。
上述した第1実施形態ではソリ板前端2A2と刈刃前端1A2をほぼ同位置としたが、第2実施形態で図示したように、ソリ板前端2A2が刈刃前端1A2より若干前方に位置するようにしてもよい。試験においては、畝山Hの凹凸に応じてソリ板2Aと刈刃1Aが一体的に上下動する場合、ソリ板前端2A2が刈刃前端1A2よりも若干先行する方がより好ましいことが判明している。
図11は、図8に示した第1部品と、図9に示した第2部品を互いに固定する際における、上下方向の位置調整方法を示した図である。この位置調整は、刈刃1Aとソリ板2Aの上下方向における互いの距離を調整するために行うものである。
図11(a)は、固定前の状態を示した展開図である。第1部品と第2部品の固定は、図10に示した2個のボルト2H1、2H2(図11では示していない)を用いて行う。すなわち、図10に示したボルト2H1、2H2の所定のナット2F2、2F4に対する締結は、進行方向と上下方向の位置調整を同時に行うものである。
進行方向における位置調整は、図10に示した通りナット2F2、2F4の各組におけるナットの選択(図11では一例として最も後ろのナット)によって行う。一方、上下方向の位置調整は、スリット付プレート2Gのスリット2G5内におけるボルトの貫通する位置によって行う。スリット2G5は、上下方向に延びる長孔であり、最下位置Pと最上位置Qの間の距離ΔDの範囲内でボルトの上下方向の位置を調整可能である。このボルトの位置調整により、第1部品(切断部1)と第2部品(追従ソリ部2)の上下方向の互いの距離を調整可能である。
図11(b)は、固定後の状態を示した図である。図示の例では、ボルト(図示せず)がスリット2G5の最下位置Pでナット2F2に締結されている。このとき、上下方向における刈刃前端1A2とソリ板前端2A2の間の距離は最小値Dminとなる。仮に、ボルトがスリット2G5の最上位置Qでナット2F2に締結される場合は、上下方向における刈刃前端1A2とソリ板前端2A2の間の距離は最大値Dmaxとなる。このような固定手段により、刈刃1Aとソリ板2Aの上下方向における互いの間の距離をΔDの範囲内で調整することが可能である。
なお、後方のスリット2G6を貫通する第2のボルトの位置は、基本的には、前方のスリット2G5を貫通する第1のボルトの位置を決定した後に、それに対応して決まる位置でよい。このとき、第2のボルトが上下方向に動く余地がある場合は、その位置を調整することにより第1部品(切断部1)の進行方向における傾斜の程度を調整することが可能である。すなわち刈刃1Aの傾斜角度を調整することが可能である。
以上に説明した第2実施形態の変形として、刈刃1Aとソリ板2Aの互いの間の距離の調整として、進行方向における位置調整のみ、又は、上下方向における位置調整のみを行う形態とすることも可能である。また、切断部1と追従ソリ部2の固定手段において、進行方向及び/又は上下方向における互いの位置調整を行うための構成は、上述した具体的な構成例に限らず、多様な変形が可能である。例えば、固定手段における第1部品のナット付プレートと、第2部品のスリット付プレートは、逆にすること(第1部品にスリットを設け、第2部品にナットを付ける)も可能である。それらの変形形態についても本発明に含まれるものとする。
10 ロークロップ装置
1 切断部
1A 刈刃
1A1 刈刃前端
1B 刈刃回転軸
1C 刈刃駆動モータ
1D モータ軸
1E 伝導ベルト
1F 伝導ベルトフレーム
1G 取付プレート
1G1 支点孔
1G2 遊貫スリット
1H 揺動支点ピン
1J 遊貫ピン
2 追従ソリ部
2A ソリ板
2A1 ソリ板前端
2B 丸棒
2C 先端傾斜棒
2D ソリ板取付プレート
2E 取付プレート
2F ナット付プレート
2G スリット付プレート
3 デバイダ部
3A 先端金具
3B 分草ロッド
3C ガイド棒
3D 棒状螺子部材
3E 管状螺子部材
3F 駆動モータ
3G 固定具
3H 支持ロッド
4 ゲージタイヤ部
4A ゲージタイヤ
4B 回転軸
4C タイヤ支持ロッド
4D タイヤ固定端部
5 搬送部
5A、5B 無端搬送ベルト
5A1、5B1 搬送突起
5C 搬送部駆動モータ
6 フレーム部
6A 基体フレーム
6B 搬送部支持フレーム
6C 切断部支持フレーム
6D フレーム主軸
9 取付部
9A 取付フレーム
9A1 取付端
100 刈取収穫機
120 本体フレーム
130 搬送装置
131 オーガ
132 フィーダ
133 鎖
134 揺動軸
140 運転操作部
150 走行装置
200 植立穀桿
201 倒伏穀桿
H 畝山中央
L 畝谷中央

Claims (4)

  1. 左右方向に延在するフレーム主軸(6D)を具備し該フレーム主軸(6D)によりコンバインの前端に揺動可能に取り付けられるフレーム部(6)と、
    前記フレーム部(6)に取り付けられ作業中は畝谷を走行するゲージタイヤ(4A)と、
    前記ゲージタイヤ(4A)を中心に左右対称に設けられ、作業中は畝谷の左右の各畝山に沿ってそれぞれ進行する一対の刈取作業部と、を少なくとも備え、
    前記刈取作業部が、
    畝山に並ぶ豆類の植立穀桿を誘導するデバイダを具備するデバイダ部(3)と、
    畝山に接して走行するソリ板(2A)を具備する追従ソリ部(2)と、
    植立穀桿を切断する刈刃(1A)を具備する切断部(1)と、
    切断された穀桿を挟み込み前記コンバインへと搬送する左右一対の無端搬送ベルトを具備する搬送部(5)と、を有するロークロップ装置において、
    前記切断部(1)が、
    前記フレーム部(6)に対し、1つの揺動中心の周りで揺動可能に取り付けられた刈刃取付プレート(1G)と、
    前記刈刃取付プレート(1G)の下端が固定されかつ伝導ベルト(1E)を内部に配置した伝導ベルトフレーム(1F)と、
    前記伝導ベルトフレーム(1F)に取り付けられた刈刃駆動モータ(1C)と、
    前記伝導ベルトフレーム(1F)に取り付けられかつ前記伝導ベルト(1E)を介して前記刈刃駆動モータ(1C)により回転駆動される刈刃(1A)と、を有し、
    前記追従ソリ部(2)が、
    前記切断部(1)の前記伝導ベルトフレーム(1F)に固定されかつ下方に延在するソリ板取付プレート(2D)と、
    前記ソリ板取付プレート(2D)の下端に取り付けられかつ前記刈刃(1A)の下方に配置されたソリ板(2A)と、を有し、
    前記フレーム部(6)に対する前記切断部(1)と前記追従ソリ部(2)の一体的な揺動の範囲は、その揺動がほぼ上下動と同等となるように設定されていることを特徴とする
    コンバインのロークロップ装置。
  2. 前記刈刃取付プレート(1G)が、円形の支点孔(1G1)と、略楕円形の遊貫スリット(1G2)とを穿設されており、該支点孔(1G1)を貫通する揺動支点ピン(1H)と、該遊貫スリット(1G2)を貫通する遊貫ピン(1J)とが、前記フレーム(6)に固定されることにより、該刈刃取付プレート(1G)が該フレーム部(6)に対して揺動可能であることを特徴とする
    請求項1に記載のコンバインのロークロップ装置。
  3. 前記ソリ板取付プレート(2D)に替えて、前記伝導ベルトフレーム(1F)に固定されかつ進行方向に沿って複数のナットを配置固定したナット付プレート(2F)と、前記ソリ板(2A)に固定されかつ上下方向延在するスリットを具備するスリット付プレート(2G)と、を有し、
    前記スリット付プレート(2G)のスリットを貫通するボルトが前記ナット付プレート(2F)の選択されたナットに締結されることにより、前記切断部(1)と前記追従ソリ部(2)が、進行方向及び上下方向の双方における互いの距離を調整可能に固定されることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のコンバインのロークロップ装置。
  4. 前記デバイダ部(3)が高さ調節機構を有し、前記高さ調節機構は、
    前記デバイダ部(3)の先端金具(3A)から後方に向かって上方に傾斜して延在する棒体であって後端近傍部分の外周に螺子を形成された棒状螺子部材(3D)と、
    管体の内周に形成された螺子が前記棒状螺子部材(3D)の外周の螺子と螺合することにより前記棒状螺子部材(3D)と連結された管状螺子部材(3E)と、
    前記管状螺子部材(3E)を軸周りに回転させるべく前記管状螺子部材(3E)の後端に取り付けられた駆動モータ(3)と、を備え、
    前記駆動モータ(3)を駆動して前記管状螺子部材(3E)を軸周りに回転させ前記棒状螺子部材(3D)を前進又は後退させることにより前記デバイダ部(3)の高さを調整することを特徴とする
    請求項1〜のいずれかに記載のコンバインのロークロップ装置。
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