JP4325390B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインするものである。
従来からこの種のコンバインの刈取前処理装置には、車体の前部に設けた刈取前処理装置から、その背後に配置して搭載している脱穀装置に、刈取穀稈を適確に搬送して供給する供給搬送装置が設けられている。具体的には、特開平9−168325号公報に開示されているように、技術構成として、株元側の引継搬送チェンと穂先側の引継搬送ラグとの上下2段の搬送装置からなり、上側の引継搬送ラグに近い高さ位置に駆動掻込体と受動掻込体とから構成されている左右一対の掻込みスターホイールを噛み合い状態に軸架して刈取穀稈を掻き込んで搬送し、脱穀装置に供給する構成になっている。
特開平9−168325号公報
上述した従来公知の装置は、刈取穀稈を掻込む搬送始端部側に左右一対の掻込み用のスターホイールを軸架して構成している。この従来型の場合、上記搬送装置は、搬送始端部側が左右のスターホイールのみで構成され、スターホイールの掻込み歯で穀稈の掻込み回動を行う構成であるから、穀稈を強制的に掻込む機能が充分でなく、穂先側のもたつきや掻込み時の取りこぼしが発生して、結果的に、穂先の揃いが極端に悪くなって、脱穀負荷が大きくなる課題があった。
そのために、発明は、左右にクローラ(13)を備えた車体に脱穀装置を搭載し該脱穀装置の後部にバランスウエイト(60)を支持し、脱穀装置の前刈取前処理装置(6)を設け、該刈取前処理装置(6)の前部に分草杆(15)を設け、該分草杆(15)の背後に穀稈引起し装置)を設け、該穀稈引起し装置(3)の下方位置に刈取装置)を設け、該刈取装置(4)の上側位置に穀稈掻込搬送装置(16)を設け、該穀稈掻込搬送装置(16)の後方位置に供給搬送装置)を設け、該供給搬送装置)における車体(1)の前進方向の右側に株元チェン)を有する搬送装置と穂先搬送ラグ)を有する搬送装置上下2段に設け車体(1)の前進方向の左側には前記株元チェン(7)と穂先搬送ラグ)とに夫々対向する第1案内ガイド(24)と第2案内ガイド(25)を設け、前記穂先搬送ラグ(8)の下側に駆動側の第1掻込みスターホイル9b軸架して設け、該第1掻込みスターホイル(9b)の対向側に従動側の第2掻込みスターホイル(9a)を軸架して設け、該第1掻込みスターホイル(9b)と第2掻込みスターホイル(9a)の互いの掻込み歯(11)を噛み合わせ第2掻込みスターホイル9a)に対して掻込みラグ10回動自由に枢着し、該掻込みラグ(10)が第2掻込みスターホイル(9a)と一体で回転して前側の掻込み位置に移動してきたときに該掻込みラグ(10)の基部に形成した摺動部(10b)が定位置に設けた摺動起立案内体(35)で摺動案内されて該掻込みラグ(10)が起立状態に回動し、該起立状態の掻込みラグ(10)が第2掻込みスターホイル(9a)の掻込み歯(11)の先端部よりも大きな回転軌跡を描きながら移動する構成とし、該掻込みラグ(10)が側方から後方に移動する非作用位置では該掻込みラグ(10)が倒伏するように回動すると共にこの掻込みラグ(10)の回動範囲が第2掻込みスターホイル(9a)に一体に設けたストッパー(36)によって規制される構成したことを特徴とするコンバインとしたものである。
発明によると、供給搬送装置(5)の始端部における穀稈穂部の掻込み性能が一段と向上し、第1掻込みスターホイール(9b)及び第2掻込みスターホイル(9a)の掻込み歯(11)の掻込み位置の前側に達した刈取穀稈は、起立して突出状態で回動してくる掻込みラグ(10)によって、半ば強制的に、取りこぼしのほとんどない状態で掻き込まれる。即ち、第2掻込みスターホイル(9a)に、前側で起立し、側方から後方では倒伏するように掻込みラグ(10)を取り付けているから、前側の掻込み位置で穀稈の穂部を強制的に取り込むことが可能になり、掻込み時の取りこぼしがほとんど発生しなくなる。
そして、掻込みラグ(10)が、掻込み機能が終了して倒伏状態になると、左右の第1掻込みスターホイール(9b)と第2掻込みスターホイル(9a)とが噛み合って後方側に回転している部分では、掻込み直後、第1掻込みスターホイール(9b)と第2掻込みスターホイル(9a)が左右両側から挟んで搬送している穀稈に対して、搬送作用の邪魔をしたり、障害を与えることがなくなり、確実に搬送ができる。
尚、倒伏状態の掻込みラグ(10)の回動範囲を規制するストッパー(36)を、第2掻込みスターホイール(9a)と一体に成形できるから、コストアップにならず、軽量化を図ることができる。また、脱穀装置の後部にバランスウエイト(60)を支持することによって、特に湿田作業において、コンバインのスムーズな旋回や後進走行が可能となる。
本発明は、刈取前処理装置6を構成している供給搬送装置5の始端部に、左右一対の掻込みスターホイール9a、9b(第2掻込みスターホイル9a、第1掻込みスターホイル9b)を設け、該スターホイール9a、9bの一方側に、掻込み側で起立し非掻込み側で倒伏する掻込みラグ10を設けて掻込み能力をアップする装置を提供するものである。本発明は、この構成によって、搬送始端部における穀稈穂部の掻込み性能が大幅に向上し、左右穀稈条列の合流を円滑に行い、穂揃いを良くすることができるものとなり、掻込み時の取りこぼしもほとんど発生しない供給搬送装置となった。
まず、コンバインは、図5、及び図6に示すように、左右にクロ−ラ13を装備した車体1上に穀稈供給口14を前側にして脱穀装置2を搭載し、その前方に刈取前処理装置6を設けて、一連の刈取脱穀作業ができる構成としている。そして、刈取前処理装置6は、図面に示すように、前側から低位置に分草杆15を、その背後に上下に傾斜した穀稈引起し装置3を、その下方位置には刈取装置4を、その上方位置には穀稈掻込搬送装置16を、その後方位置に供給搬送装置5をそれぞれ設けて、圃場の穀稈を刈り取って後部上方の脱穀装置2に搬送して供給する構成としている。
そして、この実施例の場合における上記刈取前処理装置2は、図7に示すように、刈取フレーム17が、上部(後部)を車体1側の支持筒18に枢着して前方下方に延長して、下部(前部)に横向きの伝動ケース19を固着して設け、これらを一体として上部を支点にして上下回動自由に構成している。そして、前記伝動ケース19は、左右両側と、中間部とにそれぞれ引起し支持筒20を上方に向けて突出させて設け、穀稈引起し装置3を連結支持して伝動する構成としている。そして、上記横向きの伝動ケース19は、詳細には記載しないが、左右両側から前方側に動力を取り出して前記刈取装置4を伝動する構成にしている。
そして、刈取前処理装置6は、図8に示すように、伝動機構が構成され、前記した図7に基づいて説明した各機枠内に伝動軸として内装されて伝動可能に構成されている。この場合、主伝動軸21は、前記刈取フレーム17に内装され、これの先端部に伝動可能に接続されている横伝動軸22が伝動ケース19に内装されている。そして、上記した3本の引起し支持筒20は、それぞれ引起し伝動軸23が内装して設けられ、各穀稈引起し装置3を伝動する構成となっている。
そして、供給搬送装置5は、図6、図9、図10に示すように、上記刈取前処理装置6において、車体1の進行方向の右側に株元チェン7と穂先搬送ラグ8とが上下2段に設けられ、これらに対向させて左側にそれぞれ案内ガイド24、25(第1案内ガイド24、第2案内ガイド25)を設けて構成している。そして、左右一対の掻込みスターホイール9a、9bは、図1、図2、図9、図10に示すように、穂先搬送ラグ8のすぐ下側に駆動側9bを、対向側に従動側9aをそれぞれ軸架して互いに掻込み歯11と掻込み歯11とを噛み合い状態に係合して駆動側9bから従動側9aを伝動しながら、掻込み搬送ができる構成としている。
そして、上記供給搬送装置5は、前記した伝動機構図(図8参照)に示すように、車体1側の横駆動軸26の端部に設けた伝動歯車27から大歯車28、伝動軸29、傘歯車30を介して伝動する構成としている。この場合、供給搬送装置5は、まず、下側の株元チェン7に回転動力が入力され、続いて、上側の穂先搬送ラグ8に伝動され、一方、前部の掻込みスターホイール9b側には上記株元チェン7を介して伝動される構成となっている。
つぎに、掻込みラグ10は、図1、及び図11に示すように、長片の掻込部10aと、その基部に連続して、その掻込部10aとは角度を持って形成した短片の摺動部10bとを形成し、その両者の間に設けた取付孔10cを有する構成としている。そして、取付板31は、図11に分解して示すように、円形でドーナツ状に形成し、複数の取付けねじ32を等間隔に配置して溶接し、その取付けねじ32に、下側から位置決め用のカラー33、掻込みラグ10の順に差し込み、掻込みスターホイール9aの上面から挿入して下側からナット34で締め付けて取付け固定する構成としている。したがって、掻込みラグ10は、図1で解るように、スターホイール9の上面に載置された状態に取り付けられている。この場合、掻込みラグ10は、スターホイール9aに対して起立、倒伏ができるように、取付けねじ32に対して回動自由に枢着された状態を保つように構成されている。
そして、掻込みラグ10は、図1に示すように、スターホイール9aと一体になって前側に回ってきたとき、前側の定位置に取り付けられている摺動起立案内体35に摺動部10bが摺動案内されて起立状態になり、スターホイール9aの掻込み歯11の先端部より外側で大きな回転軌跡を描きながら掻込み回動をする構成となっている。
そして、掻込みラグ10は、図11に分解して示すように、工場における組み立て手順としては、ドーナツ型の取付板31に溶接している取付けねじ32を上向きにして組立台上に置き、これに順次各部材を上端から差し込みながら重ね合わせて、最後にナット34で締め付けて組み立てることができるから、作業が簡単になり、組み立て時間が大幅に短縮され、コストダウンに役立っている。
そして、掻込みスターホイール9aは、図12、及び図13に示すように、回動する掻込みラグ10の回動を規制するストッパー36を設けて構成している。したがって、掻込みラグ10は、摺動部10bが前記摺動起立案内体35に達すると、摺動を開始して起立し、回転が進んで起立状態が解除されて倒伏状態になると、上記ストッパー36によって回動範囲が規制される構成となっている。
この場合、ストッパー36は、スターホイール9aと一体に成形加工ができるから、コストアップにならず、軽量化を図ることができる効果がある。
以上のように、本発明の実施例は、穀稈の穂先側を掻込む位置にある掻込みスターホイール9aに、前側で起立し、側方から後方では倒伏するように掻込みラグ10を取り付けているから、前側の掻込み位置で穀稈穂部を強制的に取り込むことが可能になり、掻込み時の取りこぼしがほとんど発生しなくなった。
そして、掻込みラグ10は、実施例の場合、図3に示すように、掻込み機能が終了(摺動起立案内体35から離れた位置)して、互いの掻込み歯11が噛み合い状態で移動する左右一対の掻込みスターホイール9a,9bの上方位置にあるとき、平面視において、掻込み歯11の範囲内(H)に収まる長さに構成している。したがって、掻込みラグ10は、掻込み機能が終了して倒伏状態で移動するとき、左右の掻込みスターホイール9a,9bが噛み合って後方側に回転している部分では、掻込み直後、スターホイール9a、9bが左右両側から挟んで搬送している穀稈に対して、搬送作用の邪魔をしたり、障害を与えることがなく、確実に搬送ができるものとなっている。
そして、本発明の実施例に係る掻込みラグ10は、図4に示すように、側方から後方へ移動する非作用位置にあって、倒伏状態にあるとき、平面視において、掻込み歯11の先端回転軌跡(R)の範囲内に収まる長さに構成している。したがって、掻込みラグ10は、図面のように、倒伏状態になるとスターホイール9aの掻込み歯11の先端回動軌跡(R)より内側に引っ込んで共に回転するから、搬送穀稈の穂先部を乱す等の搬送障害がなくなり、周辺にあるカバー等の関連部材もコンパクトに構成することができる利点がある。
逆に、掻込みラグ10は、図4に示すように、前側の掻込み位置における起立時には掻込み作用線(K)の延長が、おおよそスターホイール9bの中心(P)に向かう掻込み角度を保って回動するから、穀稈を効果的に掻込むことができる。
そして、この掻込みラグ10は、実施例の場合、図14に示すように、穀稈通路から離れる位置に達して、倒伏した状態で回動している部位では、スターホイール9aの中心(P)から掻込み歯11の中心を通って外方に延長した放射線(A)を基準として、掻込み歯11の歯底部との角度(B)に対比して大きい角度(C)を保つ構成(C>B)にしている。したがって、掻込みラグ10は、回転方向に対して大きな後退角を保って回転しており、穀稈通路から離れる時点において、穀稈の連込み(巻込み)を防止して搬送障害を未然に防止できるものとなっている。
そして、掻込みラグ10は、図15に示すように、起立状態で回動する範囲が前方側の左右一対の穀稈引起し装置3の間を掻込み範囲とする位置まで前側に出して,なおかつ、左の引起し装置3の伝動ケース3aを避けて回動できる位置に設けた構成としている。この場合は、供給搬送装置5は、圃場の長稈を刈取脱穀するために供給深さ調節をして高い位置に調節された状態にある。
従来のスターホイールのみからなる掻込み機構の構成では、掻込み軌跡が引起しケース、及び伝動ケースに衝突しない範囲で前方側に位置させることが可能であったが、掻込みラグ10を装備すると、引起しケース3の後方にラグの突出長分だけ後退させて装置する必要があった。しかしながら、本案の実施例は、掻込みラグ10の起立始端部の位置を、伝動ケース3aを避けた位置に寄せることでより前方側にすることが可能になって、ケース3aとの衝突を避けながら、且つ、適確に掻き込みができるものとなっている。
別実施例1
つぎに、図16、乃至図18に基づいて別実施例1を説明する。
別実施例1は、刈取フレーム40の支持装置41に関し、ともすれば、走行中に大きく左右に振動し、捩れ、破損を起こし易い刈取フレーム40の支持を補強する発明である。
まず、刈取フレーム40は、図16、及び図18に示すように、車体42の前部にある支持台43上に、基部を回転ギヤケース44を介して回動自由に支持し、前部を前方下方に延長して構成している。そして、刈取前処理装置45は、図18に示すように、上記刈取フレーム40を支持機枠にして、前部から分草杆46、穀稈引起し装置47、刈取装置48、穀稈搬送装置49等を設け、圃場の穀稈を刈り取って搬送し、脱穀装置50に供給する構成としている。そして、上記刈取前処理装置45は、図16、及び図18から解るように、刈取フレーム40の左側に昇降用の油圧シリンダ51が、車体42との間に設けられて、基部を回動支点にして上下昇降自由に構成している。
この場合、刈取フレーム40は、基部の回動ギヤケース44と共に一体的に上昇する構成としている。そして、油圧シリンダ51は、刈取フレーム40の左側で刈取フレーム40の中間部分に連結した構成としている。そして、支持装置41は、図16、及び図17に示すように、前記刈取フレーム40の右側において、基部を前記回動ギヤケース44に固着して前方側に延長してL型に屈曲して先端部分を刈取フレーム40に連結して構成している。本件別実施例1の場合、上記支持装置41は、図16に示すように、前記昇降用の油圧シリンダ51に対応させて前記刈取フレーム40を挟んで設けている。
以上述べたように、別実施例1は、昇降用の油圧シリンダ51の取付位置の反対側に支持装置41を取り付けて補強した構成としたから、油圧シリンダ51が伸長、又は縮小作動するとき刈取フレーム40が捩れることがなくなり、刈取前処理装置45の振動も大幅に減少した特徴がある。
このように、実施例の場合、刈取フレーム40は、上昇時に昇降用の油圧シリンダ51で左側から押し圧されるが、反対の右側に支持装置41があるから確実に受け止められて曲がる等の減少が発生せず、強度上強い構成となり、耐久性が著しく向上した特長がある。
別実施例2
つぎに、図19、乃至図22に基づいて別実施例2を説明する。
別実施例2は、前側にある刈取前処理装置45の終端部に設けた供給搬送装置58から脱穀装置52の入口漏斗53へ穀稈を供給案内する案内板(ゴム素材、又は樹脂材から構成した柔軟な弾性板、以下同じ)54の支持装置55に関するものである。
従来の支持装置は、案内板に支持部材を直接固着して構成していたから、劣化し易く、又、枕扱ぎ時には作業者が案内板を直接、手で押さえるために、支持部材との接続部分が破断し易い課題があった。
別実施例2は、図20、及び図21に示すように、案内板54を下側から受けて支持する支持装置55を、杆材をプレート状にして、その基部を刈取搬送装置45の後部機枠50aに取付け部材56を介して上下回動自由に枢着して設け、先端部分を脱穀装置52の入口漏斗53に載せて受けさせた構成としている。
このように、案内板54は、図面に示すように、基部を上方に折り曲げ自由に枢着して先端部分を入口漏斗53の上に支持させたプレ−ト状の支持装置55を構成して、その上に載せて支持した構成となっている。したがって、案内板54は、刈取脱穀作業中には、刈取前処理装置45の供給搬送装置58の終端部から落下供給された穀稈を順次引き継いで受取り入口漏斗53側に案内することができる。
そして、図22に示す実施例は、上記支持装置55をスプリング57に置き換えた実施例を示しているが、この構成でも同様の作用、効果を奏することができる。
以上述べたように、別実施例2は、案内板54が、刈取前処理装置45と脱穀装置52の入口漏斗53との間に架け渡して設けられた支持装置55によって下側から支えられているから、案内板54の上側を移動する穀稈の重量を確実に受け止めて、板54のたるみ等が発生せず、安定した状態で穀稈案内ができる特徴がある。そして、支持装置55は、案内板54が不要なときには、その案内板54と共に上方へ折り曲げることもできる構成となっている。
別実施例3
つぎに、図23、図24、及び図25に基づいて別実施例3を説明する。
別実施例3は、コンバインにおいて、刈取脱穀作業中に車体の前後バランスを調整しながら円滑に走行して作業能率を上げんとするものである。通常、コンバインは、乾田における作業時には、バランス調整はほとんど必要がないが、湿田作業、特に超湿田における旋回や後進走行では、軟弱な泥土にクローラが嵌まり込んで、車体の前後バランスを調整しながら、走行することが必要である。
まず、バランスウエイト60は、図24、及び図25に示すように、伸縮可能なパンタグラフ式支持装置61によって脱穀装置62の後部に連結、支持して構成している。そして、バランスウエイト60は、図24の構成例では、手動操作により、図25の構成例では制御モータ63に接続した自動制御によって自動的に前後方向に移動調整ができる構成にしている。
まず、図24に示す手動式は、バランスウエイト60を、直接、手で押し引きしてパンタグラフ式支持装置61を伸び縮みさせて係止し、バランス調整ができる構成としている。そして、図25の自動式は、車体64の前部低位置にスロープセンサ65を装備して、車体64の前後方向の傾斜度を検出して、図外のコントローラに入力する構成としている。そして、コントローラは、入力された検出値と基準値とに基づいて比較演算しながら制御信号を出力して前記制御モータ63を正転、又は逆転に駆動して調節螺旋軸66を伝動して、パンタグラフ式支持装置61を介してバランスウエイト60を前後方向に移動する。
このように、別実施例3は、コンバインの後部に装備したバランスウエイト60を車体64の傾斜度に応じて修正側に調整移動させて、車体64のバランスを調整するものである。したがって、コンバインは、特に、超湿田の作業において効果的に威力が発揮でき、スムースな旋回や後進走行が可能となる特徴がある。
要部の平面図 要部の断面図 要部の平面図 要部の平面図 コンバインの正面図 コンバインの側面図 一部の斜面図 伝動機構図 要部を断面した背面図 平面図 分解図 平面図 側断面図 平面図 作用平面図 別実施例1の平面図 別実施例1の平断面図 別実施例1の側面図 別実施例2の平面図 別実施例2の平面図 別実施例2の要部側断面図 別実施例2の変型例の平面図 別実施例3の平面図 別実施例3の側面図 別実施例3の側面図
符号の説明
1 車体
2 脱穀装置
3 穀稈引起し装置
4 刈取装置
5 供給搬送装置
6 刈取前処理装置
7 株元チェン
8 穂先搬送ラグ
9a 掻き込みスターホイール(第2掻込みスターホイル)
9b 掻き込みスターホイール(第1掻込みスターホイル)
10 掻込みラグ
10b 摺動部
11 掻込み歯
13 クローラ
15 分草杆
16 穀稈掻込搬送装置
24 案内ガイド(第1案内ガイド)
25 案内ガイド(第2案内ガイド)
35 摺動起立案内体
36 ストッパー
60 バランスウエイト

Claims (1)

  1. 左右にクローラ(13)を備えた車体に脱穀装置を搭載し該脱穀装置の後部にバランスウエイト(60)を支持し、脱穀装置の前刈取前処理装置(6)を設け、該刈取前処理装置(6)の前部に分草杆(15)を設け、該分草杆(15)の背後に穀稈引起し装置)を設け、該穀稈引起し装置(3)の下方位置に刈取装置)を設け、該刈取装置(4)の上側位置に穀稈掻込搬送装置(16)を設け、該穀稈掻込搬送装置(16)の後方位置に供給搬送装置)を設け、該供給搬送装置)における車体(1)の前進方向の右側に株元チェン)を有する搬送装置と穂先搬送ラグ)を有する搬送装置上下2段に設け車体(1)の前進方向の左側には前記株元チェン(7)と穂先搬送ラグ)とに夫々対向する第1案内ガイド(24)と第2案内ガイド(25)を設け、前記穂先搬送ラグ(8)の下側に駆動側の第1掻込みスターホイル9b軸架して設け、該第1掻込みスターホイル(9b)の対向側に従動側の第2掻込みスターホイル(9a)を軸架して設け、該第1掻込みスターホイル(9b)と第2掻込みスターホイル(9a)の互いの掻込み歯(11)を噛み合わせ第2掻込みスターホイル9a)に対して掻込みラグ10回動自由に枢着し、該掻込みラグ(10)が第2掻込みスターホイル(9a)と一体で回転して前側の掻込み位置に移動してきたときに該掻込みラグ(10)の基部に形成した摺動部(10b)が定位置に設けた摺動起立案内体(35)で摺動案内されて該掻込みラグ(10)が起立状態に回動し、該起立状態の掻込みラグ(10)が第2掻込みスターホイル(9a)の掻込み歯(11)の先端部よりも大きな回転軌跡を描きながら移動する構成とし、該掻込みラグ(10)が側方から後方に移動する非作用位置では該掻込みラグ(10)が倒伏するように回動すると共にこの掻込みラグ(10)の回動範囲が第2掻込みスターホイル(9a)に一体に設けたストッパー(36)によって規制される構成したことを特徴とするコンバイン。
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