JP6261473B2 - 電子スコープ及び電子スコープの製造方法 - Google Patents

電子スコープ及び電子スコープの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6261473B2
JP6261473B2 JP2014162009A JP2014162009A JP6261473B2 JP 6261473 B2 JP6261473 B2 JP 6261473B2 JP 2014162009 A JP2014162009 A JP 2014162009A JP 2014162009 A JP2014162009 A JP 2014162009A JP 6261473 B2 JP6261473 B2 JP 6261473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
stacked
land
package
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014162009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016036558A (ja
Inventor
敦 小師
敦 小師
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2014162009A priority Critical patent/JP6261473B2/ja
Publication of JP2016036558A publication Critical patent/JP2016036558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6261473B2 publication Critical patent/JP6261473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

本発明は、撮像モジュール、該撮影モジュールの製造方法及び該撮像モジュールを備える電子スコープに関する。
病変部等の被写体を観察するための電子スコープが知られている。電子スコープには、被写体を撮像するための撮像素子が備えられている。例えば特許文献1に、この種の電子スコープの具体的構成が記載されている。
特許文献1において、撮像素子は、受光面側から側面を経由して後方側へリードピンが引き出されている。各リードピンは、撮像素子の後方に配置された回路基板のランドに接続されている。
特開2012−183330号公報
電子スコープには、電子スコープを体腔内に挿入しているときの患者の負担を軽減するため、細径化の要請が恒常的に存在する。ここで、撮像素子のパッケージサイズは、電子スコープの先端部の外径を決める主たる要因の一つである。しかし、特許文献1に記載の撮像素子は、パッケージサイズの小型化に有利な構造ではない。そのため、特許文献1に記載の撮像素子を用いた場合、電子スコープの細径化設計に対する制約が大きい。そこで、リアルサイズのWLCSP(Wafer Level Chip Size Package)構造の撮像素子を電子スコープに実装することが考えられる。
図4は、WLCSP構造の撮像素子の実装例を示す。撮像素子パッケージ8aは、WLCSP構造の素子であり、図4に示されるように、入出力用の半田ボール(電極)8aaがパッケージ背面に並べて配置されている。各電極8aaは、撮像素子用回路基板8bの前面に形成されたランド(図面上不可視)に半田付けされている。撮像素子用回路基板8bの背面の中央領域にはランド部8baが形成されており、後段の信号処理回路と信号の送受信を行うための各種信号線が半田付けされる。また、撮像素子用回路基板8bの背面であって、ランド部8baの周囲のスペースには、電子部品8cが実装されている。なお、図4において、説明の便宜上、撮像素子パッケージ8aの背面と平行であって互いに直交する二方向をX方向、Y方向と定義し、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向と定義する。
このように、電子スコープにおいてWLCSP構造の撮像素子を採用することにより、図4に示されるように、撮像素子用回路基板8b、ランド部8ba、電子部品8cの各構成要素は、XY平面に関し、撮像素子パッケージ8aの外形を超えない範囲に収まる。すなわち、撮像素子パッケージ8a、撮像素子用回路基板8b、ランド部8ba及び各電子部品8cよりなる撮像モジュールは、電子スコープの径方向において、寸法がリアルチップサイズである撮像素子パッケージ8aの外形以下に収まるため、径の細い電子スコープへの組み込みに好適である。
しかし、撮像素子パッケージ8aの更なる小型化が進むと、撮像素子用回路基板8bの背面上での部品実装スペースが少なくなり、撮像素子用回路基板8bの背面に電子部品8cを実装することが難しくなる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、WLCSP等の超小型な撮像素子パッケージが実装される回路基板上での電子部品の実装スペースを確保しつつ電子スコープの細径化設計に好適な撮像モジュール及びその製造方法並びに該撮像モジュールを備える電子スコープを提供することである。
本発明の一実施形態に係る撮像モジュールは、パッケージ背面に複数の電極が並べて配置された撮像素子パッケージと、各電極が接続されるランドが形成されており、所定の電子部品が実装される実装領域を持つ回路基板とを備える。回路基板は、パッケージ背面と直交する方向に向けられた複数の被積層基板を該パッケージ背面と平行な方向に積層した多層基板である。回路基板に形成されたランドは、パッケージ背面と対向し且つ複数の被積層基板の基板端面を同一面上に揃えることによって形成された積層端面において、各電極に対応する位置に並べて配置されている。
本発明の一実施形態によれば、パッケージ背面に複数の電極が並べて配置された、WLCSP等の超小型な撮像素子パッケージと直交する方向の領域(被積層基板上の領域)に電子部品の実装領域が確保されるため、電子スコープの径方向のスペースを広げて電子部品の実装領域を確保する必要が無い。そのため、本発明の一実施形態に係る撮像モジュールは、細径化設計された電子スコープへの組み込みに好適である。
また、本発明の一実施形態において、複数の被積層基板は、その積層方向において互いに隣接して積層される第一の被積層基板と第二の被積層基板を含む構成としてもよい。第一の被積層基板は、例えば、パッケージ背面と直交する方向において第一の寸法を持ち、第二の被積層基板は、例えば、パッケージ背面と直交する方向において第一の寸法よりも小さい第二の寸法を持つ。この場合、回路基板は、第一の被積層基板と第二の被積層基板との寸法差によって生じる、第二の被積層基板が重ならない第一の被積層基板上の領域に、電子部品の実装領域を持つ。
また、本発明の一実施形態において、被積層基板の積層方向を第一の方向と定義し、第一の方向と直交し且つパッケージ背面と平行な方向を第二の方向と定義した場合に、回路基板は、例えば、第一の方向及び第二の方向に関し、撮像素子パッケージの外形を超えない範囲に収まる大きさとなっている。
また、本発明の一実施形態において、第二の被積層基板を含む、第一の被積層基板よりも上方に積層された被積層基板の合計の厚みは、例えば、第一の被積層基板上の実装領域に実装される電子部品の、第一の方向の寸法よりも大きい。
また、本発明の一実施形態において、ランドは、例えば、被積層基板に形成されたビアホールを半割りすることによって形成された半割ビアホールメッキである。
また、本発明の一実施形態において、複数の被積層基板は、基板端面にランドが形成された端面ランド付基板と、基板端面にランドが形成されていない端面ランド無し基板とを備える構成としてもよい。この場合、回路基板は、端面ランド付基板と端面ランド無し基板とが交互に積層された構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、被積層基板の積層方向を第一の方向と定義し、第一の方向と直交し且つパッケージ背面と平行な方向を第二の方向と定義した場合に、複数の電極は、パッケージ背面において、第一、第二の方向のそれぞれに、第一、第二のピッチでマトリックス状に並べて配置されていてもよい。この場合、ランドは、積層端面において、第一、第二の方向のそれぞれに、第一、第二のピッチでマトリックス状に並べて配置されている。
また、本発明の一実施形態において、端面ランド付基板は、ランドがその基板端面上において第二の方向に第二のピッチで並べて配置され、且つ端面ランド無し基板を挟んで第一の方向に第一のピッチで積層された構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、撮像素子パッケージは、例えばWLCSP構造の素子である。
また、本発明の一実施形態に係る電子スコープは、上記撮像モジュールと該撮像モジュールの回路基板の実装領域に実装された電子部品とを備える。
また、本発明の一実施形態に係る撮像モジュールの製造方法は、ビアホールが形成された基板を含む複数の被積層基板を積層する基板積層ステップと、積層された被積層基板群をビアホールが半割りされる位置で積層方向に切断し、切断面に、ランドである半割ビアホールメッキを露出させるランド形成ステップと、各ランドに対応する電極が並べて配置された撮像素子パッケージの背面を上記の切断面と対向させて、対応するランドと電極とが合わさる位置で、撮像素子パッケージを該切断面上に配置する撮像素子パッケージ配置ステップと、該切断面上に配置された撮像素子パッケージの各電極を、対応するランドに電気的に接続するランド接続ステップとを含む。
また、本発明の一実施形態において、撮像素子パッケージの背面と直交する方向において第一の寸法を持つ被積層基板を第一の被積層基板と定義し、撮像素子パッケージの背面と直交する方向において第一の寸法よりも小さい第二の寸法を持つ被積層基板を第二の被積層基板と定義した場合に、基板積層ステップにて、第一の被積層基板と第二の被積層基板との寸法差によって生じる、第二の被積層基板が重ならない第一の被積層基板上の領域に、所定の電子部品の実装領域が位置するように、第一の被積層基板と第二の被積層基板とを積層してもよい。
また、本発明の一実施形態において、基板積層ステップにて、ランド形成ステップでの切断時に上記の切断面に半割ビアホールメッキとして露出されるビアホールが形成されている被積層基板と、該ビアホールが形成されていない被積層基板とを交互に積層してもよい。
本発明の一実施形態によれば、WLCSP等の超小型な撮像素子パッケージが実装される回路基板上での電子部品の実装スペースを確保しつつ電子スコープの細径化設計に好適な撮像モジュール及びその製造方法並びに該撮像モジュールを備える電子スコープが提供される。
本発明の実施形態の電子内視鏡システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の電子スコープに組み込まれる撮像モジュールの製造工程を説明するための図である。 本発明の実施形態の撮像モジュールの側面図である。 WLCSP構造の撮像素子の実装例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、本発明の一実施形態として電子内視鏡システムを例に取り説明する。
[電子内視鏡システム1全体の構成]
図1は、本実施形態の電子内視鏡システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、電子内視鏡システム1は、電子スコープ100、プロセッサ200及びモニタ300を備えている。
プロセッサ200は、システムコントローラ202及びタイミングコントローラ204を備えている。システムコントローラ202は、メモリ212に記憶された各種プログラムを実行し、電子内視鏡システム1全体を統合的に制御する。また、システムコントローラ202は、操作パネル214に接続されている。システムコントローラ202は、操作パネル214より入力されるユーザからの指示に応じて、電子内視鏡システム1の各動作及び各動作のためのパラメータを変更する。タイミングコントローラ204は、各部の動作のタイミングを調整するクロックパルスを電子内視鏡システム1内の各回路に出力する。
ランプ208は、ランプ電源イグナイタ206による始動後、照射光Lを射出する。ランプ208は、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプ又はLED(Light Emitting Diode)である。照射光Lは、主に可視光領域から不可視である赤外光領域に広がるスペクトルを持つ光(又は少なくとも可視光領域を含む白色光)である。
ランプ208より射出された照射光Lは、集光レンズ210によりLCB(Light Carrying Bundle)102の入射端面に集光されてLCB102内に入射される。
LCB102内に入射された照射光Lは、LCB102内を伝播して電子スコープ100の先端に配置されたLCB102の射出端面より射出され、配光レンズ104を介して被写体に照射される。
電子スコープ100の先端には、撮像モジュール108が配置されている。撮像モジュール108には、撮像素子パッケージ108aが備えられている。撮像素子パッケージ108aには、補色市松型画素配置を有するインターレース方式の単板式カラーCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサがパッケージングされている。イメージセンサの受光面上には、照射光Lにより照射された被写体からの戻り光が対物レンズ106を介して光学像を結ぶ。イメージセンサは、受光面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、イエローYe、シアンCy、グリーンG、マゼンタMgの画像信号を生成し、生成された垂直方向に隣接する2つの画素の画像信号を加算し混合して出力する。イメージセンサはまた、原色系フィルタ(ベイヤ配列フィルタ)を搭載したものであってもよい。
電子スコープ100の接続部内には、ドライバ信号処理回路110が備えられている。ドライバ信号処理回路110は、信号ケーブル束114を介してイメージセンサと各種信号の送受信を行う。信号ケーブル束114には、各種信号を伝送する複数の信号線114aが束ねられている。
ドライバ信号処理回路110には、信号ケーブル束114を介して画像信号がフィールド周期でイメージセンサより入力される。なお、以降の説明において「フィールド」は「フレーム」に置き替えてもよい。本実施形態において、フィールド周期、フレーム周期はそれぞれ、1/60秒、1/30秒である。ドライバ信号処理回路110は、イメージセンサより入力される画像信号に対して所定の処理を施してプロセッサ200の前段信号処理回路220に出力する。
ドライバ信号処理回路110はまた、メモリ112にアクセスして電子スコープ100の固有情報を読み出す。メモリ112に記録される電子スコープ100の固有情報には、例えば、イメージセンサの画素数や感度、動作可能なフィールドレート、型番等が含まれる。ドライバ信号処理回路110は、メモリ112より読み出された固有情報をシステムコントローラ202に出力する。
システムコントローラ202は、電子スコープ100の固有情報に基づいて各種演算を行い、制御信号を生成する。システムコントローラ202は、生成された制御信号を用いて、プロセッサ200に接続されている電子スコープに適した処理がなされるようにプロセッサ200内の各種回路の動作やタイミングを制御する。
タイミングコントローラ204は、システムコントローラ202によるタイミング制御に従って、ドライバ信号処理回路110にクロックパルスを供給する。ドライバ信号処理回路110は、タイミングコントローラ204から供給されるクロックパルスに従い、信号ケーブル束114を介して、イメージセンサをプロセッサ200側で処理される映像のフィールドレートに同期したタイミングで駆動制御する。
前段信号処理回路220は、ドライバ信号処理回路110より1フィールド周期で入力される画像信号に対して色補完、マトリクス演算、Y/C分離等の所定の信号処理を施して、後段信号処理回路230に出力する。
後段信号処理回路230は、前段信号処理回路220より入力される画像信号を処理してモニタ表示用の画面データを生成し、生成されたモニタ表示用の画面データを所定のビデオフォーマット信号に変換する。変換されたビデオフォーマット信号は、モニタ300に出力される。これにより、被写体のカラー画像がモニタ300の表示画面に表示される。
[撮像モジュール108の製造工程]
図2(a)〜図2(e)に、撮像モジュール108の製造工程を説明するための図を示す。
(被積層基板の積層工程)
図2(a)及び図2(b)に示されるように、本製造工程においては、複数の被積層基板が積層される。具体的には、9枚の被積層基板1080A〜1080Iが積層される。被積層基板1080A〜1080Iは、例えばセラミックス基板である。なお、説明の便宜上、図2(a)中、被積層基板1080A〜1080Iの積層方向をY方向と定義し、Y方向と直交し且つ紙面と平行な方向をX方向と定義し、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向と定義する。本実施形態の他の図面においてもXYZの三方向を同様に定義する。附言するに、X方向及びY方向は、電子スコープ100の径方向であり、Z方向は、電子スコープ100の軸線方向である。
図2(b)に示されるように、被積層基板1080A〜1080Iは、基板端面1081が同一面上に揃えられた状態で積層される。被積層基板1080A〜1080Iは、X方向の幅寸法は等しいが、Z方向の長さ寸法は異なる。具体的には、被積層基板1080A〜1080Eは、Z方向に長さL1を持つ。被積層基板1080F及び1080Iは、Z方向に長さL1よりも長い長さL2を持つ。被積層基板1080G及び1080Hは、Z方向に長さL2よりも長い長さL3を持つ。
そのため、被積層基板1080F上には、被積層基板1080Eとの寸法差により、被積層基板1080Eが重ならない領域が存在する。この領域には、イメージセンサを駆動させるために必要な電子部品108bを実装するための部品実装パターン1082が形成されている。また、信号線114aが半田付けされる信号線用ランド1083が形成されている。
被積層基板1080G上には、被積層基板1080Fとの寸法差により、被積層基板1080Fが重ならない領域が存在する。また、被積層基板1080H上には、被積層基板1080Iとの寸法差により、被積層基板1080Iが重ならない領域が存在する。これらの領域には、信号線用ランド1083が形成されている。
被積層基板1080B、1080D、1080F、1080Hの各被積層基板には、基板端面1081からZ方向に所定量オフセットされた位置に4つのビアホール1084がX方向にピッチαで並べて形成されている。ビアホール1084は、該ビアホール1084を持つ被積層基板上に形成されたパターンに接続されており、若しくは積層時に上面又は下面に隣接する被積層基板に形成されたパターンに接続される。ビアホール1084は、被積層基板に形成されたパターンを介して、対応する信号線用ランド1083に(電子部品108bを介して)接続される。
なお、例えばイメージセンサと信号線用ランド1083とを接続するパターンなど、部品実装パターン1082、信号線用ランド1083及びビアホール1084以外のパターンについては、図面の複雑化を避ける都合上、その図示を省略する。
(被積層基板群の切断工程)
積層された被積層基板1080A〜1080Iは、被積層基板1080B、1080D、1080F、1080Hの各被積層基板に形成されたビアホール1084が半割される位置(図2(b)中、破線にて示される位置)で切断される。これにより、図2(c)に示されるように、切断面(同一面上に揃う、切断後の被積層基板1080A〜1080Iの各基板端面よりなる積層端面)1081’に、ビアホール1084を半割りすることによって形成された半割ビアホールメッキ1084’が露出され、撮像素子用回路基板1080が完成する。
(電子部品108bの実装工程)
図2(d)に示されるように、被積層基板1080Fに形成された部品実装パターン1082に電子部品108bが設置されて半田付けされる。
(撮像素子パッケージ108aの実装工程)
撮像素子パッケージ108aは、電子スコープ100の細径化のため、リアルサイズであるWLCSP構造の素子となっており、外形寸法が例えば2mm角である。図2(e)に、撮像素子パッケージ108aのパッケージ背面を示す。図2(e)に示されるように、撮像素子パッケージ108aのパッケージ背面には、4×4個の入出力用の半田ボール(電極)108aaがX方向及びY方向にマトリックス状に並べて配置されている。半田ボール108aaは、X方向に関してピッチαで並び、Y方向に関してピッチβで並ぶ。
一方、被積層基板1080B、1080D、1080F、1080Hの各被積層基板の切断後の基板端面上には、図2(c)に示されるように、4つの半割ビアホールメッキ1084’がX方向にピッチαで並ぶ。ここで、説明の便宜上、被積層基板1080B、1080D、1080F、1080Hの各被積層基板を「半割ビア付基板」と記す。また、半割ビア付基板に挟まれた位置に積層された被積層基板1080C、1080E、1080Gの各被積層基板を「半割ビア無し基板」と記す。4枚の半割ビア付基板は同一の厚み寸法を持つ。また、3枚の半割ビア無し基板も同一の厚み寸法を持つ。1枚の半割ビア付基板と1枚の半割ビア無し基板の厚み寸法の合計は、値βである。そのため、半割ビア付基板は半割ビア無し基板を挟んでY方向にピッチβで積層され、これに伴い、半割ビアホールメッキ1084’もY方向にピッチβで並ぶ。すなわち、撮像素子用回路基板1080の積層端面(切断面)1081’には、X方向及びY方向において4×4個の半割ビアホールメッキ1084’が所定のピッチでマトリックス状に並ぶ。
このように、撮像素子用回路基板1080の積層端面(切断面)1081’には、撮像素子パッケージ108aの半田ボール108aaと同一数の半割ビアホールメッキ1084’が同一のマトリックス配置で並べられている。半割ビアホールメッキ1084’は、半田ボール108aa用のランドであり、対応する位置関係にある半田ボール108aaと電気的にも対応している。
図2(d)に示されるように、撮像素子パッケージ108aのパッケージ背面が撮像素子用回路基板1080の積層端面(切断面)1081’に対向されて、対応する半割ビアホールメッキ1084’と半田ボール108aaとが合わさる位置で、撮像素子パッケージ108aが積層端面1081’上に配置される。次いで、対応する半割ビアホールメッキ1084’と半田ボール108aaとが半田付けされて電気的に接続される。これにより、撮像モジュール108が完成する。
[撮像モジュール108の構成]
図3に、撮像モジュール108の側面図を示す。図3に示されるように、撮像素子用回路基板1080に形成された各信号線用ランド1083に、対応する信号線114aが半田付けされる。各種信号線114aは、ドライバ信号処理回路110と接続されている。そのため、イメージセンサとドライバ信号処理回路110とが電気的に接続される。
図3に示されるように、撮像素子用回路基板1080は、X方向及びY方向(電子スコープ100の径方向)に関し、撮像素子パッケージ108aの外形を超えない範囲に収まる大きさとなっている。また、被積層基板1080A〜1080Eの合計の厚み(Y方向の寸法)は、被積層基板1080F上に実装された電子部品108bの高さ(Y方向の寸法)よりも高い。そのため、電子部品108bも、X方向及びY方向に関し、撮像素子パッケージ108aの外形を超えない範囲に収まっている。従って、撮像モジュール108は、電子スコープ100の径方向の最大寸法が撮像素子パッケージ108aの外形寸法により規定される。
このように、本実施形態では、撮像素子パッケージ108aと直交する、撮像素子用回路基板1080の積層端面(切断面)1081’上に、撮像素子パッケージ108aを実装する構成が採用されている。この構成が採用されることにより、撮像素子パッケージ108aと直交するZ方向の領域(被積層基板上の領域)に、電子部品108bの実装スペースを確保することが可能となっている。電子スコープ100の径方向(X方向及びY方向)のスペースを広げて電子部品108bの実装スペースを確保する必要が無いことから、電子スコープ100の径方向に関し、撮像モジュール108の最大寸法がリアルサイズである超小型な撮像素子パッケージ108aの外形寸法により規定される。そのため、撮像モジュール108は、細径化設計された電子スコープ100への組み込みに好適である。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。例えば、本実施形態では、半割ビア付基板と半割ビア無し基板とが交互に(半割ビア付基板間に一枚の半割ビア無し基板が)積層されているが、別の実施形態では、半割ビアホールメッキ1084’のY方向のピッチβとの兼ね合いで半割ビア付基板間に半割ビア無し基板が複数枚積層されていてもよい。
1 電子内視鏡システム
100 電子スコープ
102 LCB
104 配光レンズ
106 対物レンズ
108 撮像モジュール
108a 撮像素子パッケージ
108aa 半田ボール(電極)
108b 電子部品
110 ドライバ信号処理回路
112 メモリ
114 信号ケーブル束
114a 信号線
200 プロセッサ
202 システムコントローラ
204 タイミングコントローラ
206 ランプ電源イグナイタ
208 ランプ
210 集光レンズ
212 メモリ
214 操作パネル
220 前段信号処理回路
230 後段信号処理回路
1080 撮像素子用回路基板
1080A〜1080I 被積層基板
1081 (被積層基板の)基端端面
1081’ (撮像素子用回路基板1080の)積層端面(切断面)
1082 部品実装パターン
1083 信号線用ランド
1084 ビアホール
1084’ 半割ビアホールメッキ

Claims (10)

  1. パッケージ背面に複数の電極が配置された撮像素子パッケージと、
    各前記電極が接続されるランドが形成されており、所定の電子部品が実装される実装領域を持つ回路基板と、
    を備え、
    前記回路基板は、
    前記パッケージ背面と直交する方向に向けられた複数の被積層基板を該パッケージ背面と平行な方向に積層した多層基板であり、
    前記電極は、
    前記パッケージ背面において、前記被積層基板の積層方向に複数配置され、
    前記ランドは、
    前記パッケージ背面と対向し且つ前記複数の被積層基板の基板端面を同一面上に揃えることによって形成された積層端面において、前記各電極に対応する位置に配置され
    前記複数の被積層基板は、
    前記被積層基板の積層方向において互いに隣接して積層される第一の被積層基板と第二の被積層基板
    を含み、
    前記第一の被積層基板は、
    前記パッケージ背面と直交する方向において第一の寸法を持ち、
    前記第二の被積層基板は、
    前記パッケージ背面と直交する方向において前記第一の寸法よりも小さい第二の寸法を持ち、
    前記回路基板は、
    前記第一の被積層基板と前記第二の被積層基板との寸法差によって生じる、該第二の被積層基板が重ならない該第一の被積層基板上の領域に、前記電子部品の実装領域を持ち、
    前記ランドは、
    前記被積層基板に形成されたビアホールを半割りすることによって形成された半割ビアホールメッキであり、
    前記複数の被積層基板は、
    前記半割ビアホールメッキである前記ランドが前記基板端面に形成された端面ランド付基板と、
    前記基板端面に前記ランドが形成されていない端面ランド無し基板と、
    を備え、
    前記回路基板は、
    前記端面ランド付基板と前記端面ランド無し基板とが積層されたものであり、
    前記端面ランド付基板の基板端面に形成されたランドは、
    前記端面ランド無し基板の基板端面を挟んで前記各電極に対応する位置に配置されている、
    電子スコープ。
  2. 前記被積層基板の積層方向を第一の方向と定義し、該第一の方向と直交し且つ前記パッケージ背面と平行な方向を第二の方向と定義した場合に、
    前記回路基板は、
    前記第一の方向及び前記第二の方向に関し、前記撮像素子パッケージの外形を超えない範囲に収まる大きさとなっている、
    請求項に記載の電子スコープ
  3. 前記第二の被積層基板を含む、前記第一の被積層基板よりも上方に積層された被積層基板の合計の厚みは、
    前記第一の被積層基板上の実装領域に実装される電子部品の、前記被積層基板の積層方向の寸法よりも大きい、
    請求項1又は請求項2に記載の電子スコープ
  4. 前記回路基板は、
    前記端面ランド付基板と前記端面ランド無し基板とが交互に積層されたものである、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の電子スコープ
  5. 前記被積層基板の積層方向を第一の方向と定義し、該第一の方向と直交し且つ前記パッケージ背面と平行な方向を第二の方向と定義した場合に、
    前記複数の電極は、
    前記パッケージ背面において、前記第一、前記第二の方向のそれぞれに、第一、第二のピッチでマトリックス状に配置され、
    前記ランドは、
    前記積層端面において、前記第一、前記第二の方向のそれぞれに、前記第一、前記第二のピッチでマトリックス状に配置されている、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の電子スコープ
  6. 前記端面ランド付基板は、
    前記ランドが前記基板端面上において前記第二の方向に前記第二のピッチで配置されており、且つ前記端面ランド無し基板を挟んで前記第一の方向に前記第一のピッチで積層されている、
    請求項に記載の電子スコープ
  7. 前記撮像素子パッケージは、
    WLCSP(Wafer Level Chip Size Package)構造の素子である、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載の電子スコープ
  8. ビアホールが形成された基板を含む複数の被積層基板を積層する基板積層ステップと、
    積層された被積層基板群を前記ビアホールが半割りされる位置で積層方向に切断し、切断面に、ランドである半割ビアホールメッキを露出させるランド形成ステップと、
    各前記ランドに対応する電極が前記被積層基板の積層方向に複数配置された撮像素子パッケージの背面を前記切断面と対向させて、対応する該ランドと該電極とが合わさる位置で、撮像素子パッケージを該切断面上に配置する撮像素子パッケージ配置ステップと、
    前記切断面上に配置された撮像素子パッケージの各電極を、対応するランドに電気的に接続するランド接続ステップと、
    を含み、
    前記撮像素子パッケージの背面と直交する方向において第一の寸法を持つ被積層基板を第一の被積層基板と定義し、該撮像素子パッケージの背面と直交する方向において該第一の寸法よりも小さい第二の寸法を持つ被積層基板を第二の被積層基板と定義し、前記ランド形成ステップでの切断時に前記切断面に半割ビアホールメッキとして露出することになるビアホールが形成されている被積層基板をビアホール付基板と定義し、該ビアホールが形成されていない被積層基板をビアホール無し基板と定義した場合に、
    前記基板積層ステップにて、
    前記第一の被積層基板と前記第二の被積層基板との寸法差によって生じる、該第二の被積層基板が重ならない該第一の被積層基板上の領域に、所定の電子部品の実装領域が位置するように、該第一の被積層基板と該第二の被積層基板とを積層し、且つ前記ランド形成ステップにおける前記被積層基板群の切断によって前記ビアホール付基板の切断面に露出する前記ランドが、前記ビアホール無し基板の切断面を挟んで前記各電極に対応する位置に配置されるように、前記ビアホール付基板と前記ビアホール無し基板とを積層する、
    電子スコープの製造方法。
  9. 前記基板積層ステップにて、
    前記ビアホール付基板と前記ビアホール無し基板とを交互に積層する、
    請求項に記載の電子スコープの製造方法。
  10. 前記撮像素子パッケージは、
    WLCSP構造の素子である、
    請求項8又は請求項9に記載の電子スコープの製造方法。
JP2014162009A 2014-08-08 2014-08-08 電子スコープ及び電子スコープの製造方法 Active JP6261473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162009A JP6261473B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 電子スコープ及び電子スコープの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014162009A JP6261473B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 電子スコープ及び電子スコープの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016036558A JP2016036558A (ja) 2016-03-22
JP6261473B2 true JP6261473B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=55528199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014162009A Active JP6261473B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 電子スコープ及び電子スコープの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6261473B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6617054B2 (ja) * 2016-03-03 2019-12-04 富士フイルム株式会社 内視鏡
JP6324644B1 (ja) * 2016-07-28 2018-05-16 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡
JPWO2018078765A1 (ja) * 2016-10-27 2019-04-04 オリンパス株式会社 内視鏡用撮像ユニットおよび内視鏡
JP2019141485A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 Hoya株式会社 内視鏡
JP6792661B2 (ja) 2019-03-27 2020-11-25 Hoya株式会社 撮像モジュール及び内視鏡

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3820603B2 (ja) * 1995-09-28 2006-09-13 Jsr株式会社 コネクター装置
JP2002232112A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Fuji Print Kogyo Kk 回路基板およびそれに取り付けられるコネクタ
JP4578913B2 (ja) * 2004-09-28 2010-11-10 オリンパス株式会社 撮像装置
WO2007088959A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 Nec Corporation 光モジュール
JP4436336B2 (ja) * 2006-03-15 2010-03-24 日本特殊陶業株式会社 多数個取り配線基板およびその製造方法
JP5926890B2 (ja) * 2011-03-04 2016-05-25 オリンパス株式会社 配線板、配線板の製造方法、および撮像装置
JP5985917B2 (ja) * 2012-07-25 2016-09-06 Hoya株式会社 基板の放熱装置を備えた内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016036558A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6261473B2 (ja) 電子スコープ及び電子スコープの製造方法
JP6645520B2 (ja) 撮像素子の製造方法、撮像素子、および撮像装置
JP5926890B2 (ja) 配線板、配線板の製造方法、および撮像装置
JP6178749B2 (ja) 内視鏡用撮像装置
CN108140649B (zh) 摄像元件、内窥镜以及内窥镜系统
EP2853855B1 (en) Height measuring method for three dimensional shape measuring device
JP6344935B2 (ja) 半導体装置及び内視鏡
JP2012108134A (ja) ブリッジ接続不良検出方法
JP6205228B2 (ja) 撮像モジュールおよび内視鏡装置
WO2018194039A1 (ja) 撮像モジュール、撮像モジュールの製造方法、および内視鏡
JP2010232396A (ja) 固体撮像装置及びこれを用いたモジュール
JP2006025852A (ja) 内視鏡用撮像モジュール
US20220365334A1 (en) Endoscope and imaging module
JP2013219511A (ja) 撮像装置及びこの撮像装置を用いた内視鏡
JP2007053235A (ja) 基台及び半導体デバイス
WO2018198189A1 (ja) 内視鏡、および、撮像モジュール
KR102505432B1 (ko) 이미지 센서 모듈 및 듀얼 카메라 모듈
CN112470057B (zh) 摄像模块及内窥镜
JP2009088650A (ja) イメージセンサモジュールおよびイメージセンサモジュールの製造方法
US20150288916A1 (en) Integrated circuit device and image processing apparatus
TW201138707A (en) Endoscope apparatus with wafer level lens
JP6921375B2 (ja) 撮像素子および撮像装置
JP2011035170A (ja) 多層積層回路
JP2005334510A (ja) 内視鏡用撮像モジュール
JP2010080577A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170322

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6261473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250