JP3820603B2 - コネクター装置 - Google Patents

コネクター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3820603B2
JP3820603B2 JP25037395A JP25037395A JP3820603B2 JP 3820603 B2 JP3820603 B2 JP 3820603B2 JP 25037395 A JP25037395 A JP 25037395A JP 25037395 A JP25037395 A JP 25037395A JP 3820603 B2 JP3820603 B2 JP 3820603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode
wiring
pitch
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25037395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0992365A (ja
Inventor
一美 塙
和夫 鈴木
久夫 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP25037395A priority Critical patent/JP3820603B2/ja
Publication of JPH0992365A publication Critical patent/JPH0992365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820603B2 publication Critical patent/JP3820603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば回路基板とテスターとを電気的に接続するために用いられるコネクター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリント回路基板などの回路基板においては、図22に示すように、回路基板90の中央部に機能素子が高度の集積度で形成された機能素子領域91が設けられると共に、その周縁部に機能素子領域91のための多数のリード電極92が格子状に配列されてなるリード電極領域93が形成される。そして、現在においては、機能素子領域91の集積度の増大に伴ってリード電極領域93のリード電極数が一層増加し高密度化する傾向にある。
【0003】
このような回路基板の電気的特性を検査するために、一般に、テスターと称される電気導通試験装置が使用されており、通常、電気的コネクター装置を介して、検査対象である回路基板がテスターに電気的に接続される。
ここに電気的コネクター装置としては、絶縁性基板よりなり、検査対象回路基板の被検査電極に対応した配置パターンで配置された接続用電極を表面に有し、テスターに対応した、通常、標準格子点位置に配置されたパターンの端子電極を裏面に有するピッチ変換コネクターが用いられる。
【0004】
而して、ピッチ変換コネクターにおいては、検査対象回路基板の被検査電極の配置ピッチに対応した小さな配置ピッチで接続用電極を形成することが必要である。
従来、小さな配置ピッチの電極パターンを形成する場合に、例えばフォトリソグラフィによれば、高い信頼性を有するものを確実に形成することができることが知られている。そして、ピッチ変換コネクターの表面に、フォトリソグラフィによって接続用電極を形成することが行われている。
【0005】
しかしながら、検査対象回路基板の被検査電極が格子点上の位置に配置されたものであって、その配置ピッチが、例えば0.3mm以下のような微小ピッチのものとなると、これに対応する微小ピッチの接続用電極をピッチ変換コネクターの表面に形成することは可能であっても、当該接続用電極と、裏面における端子電極のいずれかのものとを電気的に接続するために必要な、当該ピッチ変換コネクターの絶縁性基板をその厚み方向に伸び、かつ面方向に二次元的に拡がるように伸びる短絡用配線を形成することは、きわめて困難である。
【0006】
このような短絡用配線を形成するために、従来、例えば多数の絶縁板を積重してなる積重体の両面および各界面に、例えばフォトリソグラフィによって配線路を形成すると共に、各絶縁板を貫通して形成されたスルーホールあるいはバイアホールを利用して各絶縁板を厚み方向に貫通して伸びる貫通短絡部を形成することが知られている。
【0007】
しかしながら、このような構成では、ピッチ変換用コネクターの厚み方向に伸びる配線路の形成における制約が大きく、それ自体が微小な貫通短絡部を高い信頼性をもって微小配置ピッチで形成することができない。そして、このために、実際上、検査対象回路基板に形成された微小ピッチの被検査電極を有効に検査するためのピッチ変換コネクターは、きわめて複雑な構成を有するものとなり、非常に高価なものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その第1の目的は、表面にきわめて微小な配置ピッチの表面電極素子を有し、かつ、裏面に当該表面電極素子とその一方向における配置ピッチが異なる裏面電極素子を有すると共に、対応する表面電極素子と裏面電極素子とを確実に電気的に接続する、厚み方向に伸びる短絡用配線を有し、高い信頼性を有し、しかも容易に製造することのできるピッチ変換コネクターを備えてなり、表面に所要の微小な配置ピッチで形成された接続用電極を有し、裏面に標準格子点位置に配置された端子電極を有する、回路基板検査用に好適なピッチ変換用コネクター装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のコネクター装置は、多数の矩形の絶縁板要素が一体的に積層された積層体よりなり、当該絶縁板要素の積層方向(X方向)に沿って平坦な表面および裏面が形成された板状の基板本体、並びに、この基板本体において互いに隣接する絶縁板要素における界面を形成する少なくとも一方の板面において、各々前記基板本体の厚み方向(Z方向)に伸びてその一端面および他端面がそれぞれ基板本体の表面および裏面に露出した状態で、互いに界面方向に離間して並ぶよう金属薄層をパターニングすることにより形成された金属膜条体よりなる複数の配線路を有する配線路パターンよりなり、前記基板本体の表面における各配線路の一端面による表面電極素子の界面方向(Y方向)における配置ピッチが、前記基板本体の裏面における各配線路の他端面による裏面電極素子のY方向における配置ピッチより小さいピッチ変換コネクターと、
このピッチ変換コネクターの表面に設けられた一方の接続配線層と、
前記ピッチ変換コネクターの下面に設けられた他方の接続配線層とを具えてなり、
前記一方の接続配線層は、その表面に形成された、前記ピッチ変換コネクターの表面電極素子に対応して配置された複数の接続用電極と、この接続用電極をこれに対応する表面電極素子に電気的に接続する、当該一方の接続配線層の厚み方向に伸びる短絡部とを有し、
前記他方の接続配線層は、その表面に形成された、標準格子点上に配置された端子電極と、前記ピッチ変換コネクターにおける裏面電極素子をいずれかの端子電極に電気的に接続する、当該他方の接続配線層の厚み方向に伸びる短絡部を含む層内配線部とを有し、この層内配線部により、前記端子電極と裏面電極素子のX方向およびY方向のピッチが変換された状態とされていることを特徴とする。
【0012】
本発明のコネクター装置においては、一方の接続配線層の表面に、厚み方向に伸びる導電部を有する異方導電性エラストマー層が一体的に設けられていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明のコネクター装置におけるピッチ変換コネクターの一例における構成を一部を破断して示す説明用斜視図である。このピッチ変換コネクター10は、多数の矩形の絶縁板要素12(その長さ方向をY方向、幅方向をZ方向とする。)が、その厚み方向(図でX方向)に積層された積層体よりなる板状の基板本体11と、この基板本体11における各絶縁板要素12の隣接するものにおける界面を形成する板面の同一側面に形成された同一形態を有する配線路パターン20とにより構成されている。
各配線路パターン20は、各々Z方向に伸びる金属膜条体よりなる複数の配線路21が、Y方向に互いに電気的に分離して並ぶ状態に形成されて構成されている。
【0015】
基板本体11においては、各絶縁板要素12の長さ方向側面の集合によって当該絶縁板要素12の積層方向Xに沿って伸びる平坦な表面13および裏面14が形成されている。
この基板本体11は、平坦な表面および裏面を有する6面体であればよく、平坦な表面および裏面が6面体における各面のうち最大のものでなくてもよい。
基板本体11を構成する絶縁板要素12の材質は寸法安定性の高い耐熱性材料であることが好ましく、各種の樹脂を使用することができるが、例えばガラス繊維補強型エポキシ樹脂を好適に用いることができる。
【0016】
配線路パターン20における配線路21の各々は、その一端面22が基板本体11の表面13に露出した状態とされると共に、その他端面23が基板本体11の裏面14に露出した状態とされており、各配線路21の一端面22により表面電極素子が形成されると共に、各配線路21の他端面23により裏面電極素子が形成されている。すなわち、各配線路21は、絶縁板要素12の板面において、その両端部がZ方向の両端面に伸びる状態とされ、各配線路21の一端面22と他端面23とは、絶縁板要素12のZ方向に伸びる連結部24によって一体的に連結された状態とされると共に、各配線路21における連結部24は、絶縁板要素12の中央に位置されるものからY方向両側に向かうものほど、外方に拡がる傾斜角度が大きくなる状態に伸びるものとされている。
【0017】
配線路21の各々の一端面22による表面電極素子は、当該ピッチ変換用コネクターが回路基板検査用に供される場合には、検査対象である回路基板の被検査電極のパターンに対応した格子点上に配置されており、配線路21の一端面22の界面方向、すなわちY方向におけるピッチp1は、これに対応する配線路21の他端面23による裏面電極素子のY方向におけるピッチp2より小さな状態とされている。
【0018】
各配線路21を構成する材料としては、例えば銅などの導電性を有する金属材料が用いられる。
【0019】
以上において、絶縁板要素12の厚みおよび数は、検査対象である回路基板の電極の数および配置ピッチに応じて適宜選定されるが、例えば、絶縁板要素12の厚みは、0.1〜0.5mmであり、絶縁板要素12の数は、7〜50枚である。
また、各配線路21を形成する金属膜の厚みは、例えば9〜50μmであり、各配線路21の幅は、例えば40〜300μmである。
【0020】
このような構成によれば、配線路パターン20は例えばフォトリソグラフィによって正確な形態で形成することができるので、各配線路21は、一端面22の配置ピッチが微小なものであっても、これと他端面23との連結部24による電気的な接続状態を確実できわめて高い信頼性を有するものとすることができる。
また、X方向の配置ピッチは、基本的に絶縁板要素12の厚みに従うため、これも微小なものとすることが容易である。
従って、得られるピッチ変換用コネクターにおいて、表面に微小ピッチの表面電極素子を形成することができると共に、この表面電極素子とその一方向における配置ピッチが異なる裏面電極素子を裏面に形成することができ、しかも、対応する表面電極素子と裏面電極素子とを電気的に接続する、厚み方向に伸びる短絡用配線をきわめて信頼性の大きいものとすることができる。
【0021】
以上の例においては、配線路パターン20は、積重された各絶縁板要素12の同一側を向く板面に同一の形態で形成されているが、積重された絶縁板要素のうち隔一のものの両面に、特定の厚み方向の投影像が一致する形態で配線路パターンを形成し、間に介在する絶縁板要素には配線路パターンを形成しない構成とすることもできる。
【0022】
また、すべての配線路パターン20が同一の形態のものである必要はなく、例えば隔一の配線路パターン20が同一の形態のものであって隣接する配線路パターン20が異なる形態のものなど、複数の形態の配線路パターンを組み合わせることができる。この場合には、X方向およびY方向における配置ピッチを調整することができるので、後述する接続配線層の内層配線部の形成における自由度を大きくすることができる。
【0023】
次に、上記のピッチ変換コネクターの製造方法について説明する。
図2に示すように、例えば両面に銅よりなる金属薄膜25が形成されてなる板状の絶縁板要素形成材15が所要の枚数用意される。そして、各絶縁板要素形成材15の金属薄層25が例えばフォトエッチング法によってパターニングされることにより、図3に示すように、各絶縁板要素形成材15の両面に、既述の図1によって説明した状態の一端面22、連結部24および他端面23よりなる複数の配線路21よりなる配線路パターン20が形成される。各絶縁板要素形成材15には、例えば数値制御型ドリリング装置により、予め当該絶縁板要素形成材15を貫通する複数のガイド孔16が形成されており、配線路パターン20は、このガイド孔16を基準として所要の位置に形成されている。
この両面の配線路パターン20は、特定の厚み方向の投影像が一致する形態で形成されている。
【0024】
次に図4に示すように、熱硬化性の接着性樹脂よりなる板状の接着性絶縁板要素形成材17が所要の枚数用意され、各接着性絶縁板要素形成材17には、例えば数値制御型ドリリング装置により、当該接着性絶縁板要素形成材17を貫通する複数のガイド孔18が形成される。
【0025】
そして、図5に示すように、絶縁板要素形成材15と接着性絶縁板要素形成材17とを、ガイドピン26がガイド孔16,18に挿通されることにより位置決めされた状態で、加圧板27,28の間に交互に積重し、これらの全体を加熱下で積層方向に加圧して接着させることにより、図6に示すように、複数の絶縁板要素形成材15と複数の接着性絶縁板要素形成材17とが交互に一体的に積層されてなる中間積層体19が形成される。
この中間積層体19の積層方向の両側には、配線路パターンが形成されていない通常の絶縁板要素が、接着性絶縁板要素形成材を介して配置される。
【0026】
そして、中間積層体19を、例えば数値制御型ルーター装置によって、積層方向に伸びる2つの切断面C1,C2が形成されるよう切断することにより、その切断面C1によって平坦な表面を形成し、切断面C2によって平坦な裏面を形成すると共に、これらの切断面C1,C2のZ方向におけるレベルを選定することにより、配線路21の一端面22および他端面23を当該表面および裏面に露出させてそれぞれ表面電極素子および裏面電極素子を形成し、これにより、図1に示す構成のピッチ変換コネクターを製造する。
【0027】
このような製造方法によれば、確実にかつ極めて容易に上述の構成を有するピッチ変換コネクターを製造することができ、しかも、電極端子を構成する配線路21の一端面22および他端面23はその断面積が非常に微小なものであるが、これを確実に表面および裏面に露出した状態とすることができ、確実に表面電極素子および裏面電極素子を形成することができる。
【0028】
次に、本発明のコネクター装置について詳細に説明する。
図7は、本発明のコネクター装置の一例における構成を示す説明用断面図である。このコネクター装置は、基本的には、図1に示す構成のピッチ変換コネクター10と、このピッチ変換コネクター10の上面に設けられた上部接続配線層30と、ピッチ変換コネクター10の下面に設けられた、当該ピッチ変換コネクター10の断面面積より相当に大きい断面面積を有する下部接続配線層40とにより構成されている。
図示の例では、ピッチ変換コネクター10と第2接続配線層40と固定支持するために、外形の輪郭形状が第2接続配線層40の輪郭形状に適合し、中央にピッチ変換コネクター10の輪郭形状に適合する形状の貫通孔が形成された板状の支持枠部材35が、ピッチ変換コネクター10の下部に嵌合された状態で接着剤により固定された状態で設けられている。
【0029】
上部接続配線層30の上面には、検査対象である回路基板の被検査電極のパターンに対応した格子点上の位置に接続用電極31が、当該上面から突出状態に形成されている。そして、当該上部接続配線層をその厚み方向に貫通して伸びる短絡部32により、接続用電極31とピッチ変換コネクター10における配線路21一端面22による表面電極素子とが電気的に接続されている。
【0030】
下部接続配線層40は、ピッチ変換コネクター10の下面に形成された第1絶縁層41と、この第1絶縁層41の下面に形成された第2絶縁層42との積層体により構成されている。
【0031】
第1絶縁層41の下面には、図において紙面に直角な方向の面に沿って適宜のパターンの内層配線部43が形成されており、この内層配線部43は、当該第1絶縁層41をその厚み方向に貫通して伸びる短絡部44により、ピッチ変換コネクター10における配線路21他端部23による裏面電極素子に接続されている。
【0032】
また、第2絶縁層42の下面には、検査用テスターに適宜の手段によって電気的に接続される端子電極45が、標準格子点上の位置に配置されて設けられており、この端子電極45と内層配線部43とは、当該第2絶縁層42を適宜の位置においてその厚み方向に貫通して伸びる短絡部46により、電気的に接続されている。
【0033】
このように、上記のコネクター装置においては、接続用電極31の各々が、短絡部32、配線路21、短絡部44、内層配線部43および短絡部46を介して、端子電極45と電気的に接続された状態とされている。
【0034】
実際の構成においては、接続用電極31と端子電極45との電気的な接続は回路基板の検査目的に応じた態様で達成されればよい。従って、すべての接続用電極31と端子電極とが必ず1対1の対応関係で接続される必要はなく、端子電極45、内層配線部43、配線路20および接続用電極31のすべてについて種々の要請される接続状態を実現することができる。
【0035】
以上において、接続用電極31の表面面積は、例えば0.003〜0.09mm2 であり、接続用電極31の配置ピッチは、例えば0.1〜0.5mmであり、隣接する接続用電極31間の離間距離は、例えば0.05〜0.4mmである。また、端子電極45の表面面積は、例えば0.04〜1.5mm2 であり、端子電極45の配置ピッチは、例えば0.9〜2.54mmである。
【0036】
上記の構成によれば、上部接続配線層30の上面に形成された微小ピッチで配置された接続用電極31の各々と、下部接続配線層40の下面に形成された端子電極45との関係は、ピッチ変換コネクター10の配線路21の構成によってそのY方向のピッチが変換されると共に、下部接続配線層40における内層配線部43により、X方向およびY方向のピッチが変換された状態となる。そして、このピッチ変換のための配線路21および内層配線部43は、それぞれ、大きな自由度で形成することができるので、所望の電極配列を有するコネクター装置であって、微小な配置ピッチの接続用電極を有し、しかもきわめて高い信頼性を有するものを容易に得ることができる。
【0037】
また、表面電極素子および裏面電極素子そのものは、既述のように、その面積が微小なものであるが、上部接続配線層30を形成することにより、例えば被検査電極と接触される接続用電極を必要な接触面積を有するものとして形成することができる。しかも接続用電極31は、上部接続配線層30の上面に単独で形成されるので、確実に所期の位置に接続用電極を形成することができる。従って、例えば、隔一的に位置される絶縁板要素の両面に配線路パターンが形成される場合には、各絶縁板要素の同一側の板面に配線路パターンが形成される場合に比して、配線路21の金属膜の厚みに起因して僅かにX方向のピッチに微小変位が生ずることがあっても、これに影響されることなしに所期の接続用電極31を形成することができる。
【0038】
以上の例においては、上部接続配線層30の厚み方向に貫通して伸びる短絡部32にのみにより、配線路21の一端面22と接続用電極31とが接続されているが、上部接続配線層30においても、二次元方向の配線を行うことができ、これにより、接続用電極31を配線路21の一端面22の配置パターンと異なる配置パターンで形成することができる。この場合には、当該上部接続配線層30の下面において配線部を形成することも可能であるが、下部接続配線層40と同様に二層構造として内層配線部を形成することが好ましい。
【0039】
上記のコネクター装置は、ピッチ変換コネクターの上面に放射線硬化性樹脂よりなる絶縁材料層を形成し、この絶縁材料層の上面に、ピッチ変換コネクターにおける配線路の一端面に電気的に接続された接続用電極を形成して上部接続配線層を形成すると共に、ピッチ変換コネクターの下面および支持枠部材の下面に放射線硬化性樹脂よりなる絶縁材料層を形成し、この絶縁材料層には層内配線部を設け、この絶縁材料層の下面に、ピッチ変換コネクターにおける配線路の他端面に電気的に接続された端子電極を形成して下部接続配線層を形成することにより、製造することができる。
【0040】
以下、本発明のコネクター装置の具体的な製造方法について説明する。
図8に示すように、ピッチ変換コネクター10の上面に、放射線の照射により硬化する硬化性樹脂が塗工されることにより、上部の絶縁材料層36が形成されると共に、ピッチ変換コネクター10の下部が支持枠部材35に貫通孔に嵌入して固定された状態で、ピッチ変換コネクター10の下面および支持枠部材35の下面に、上記と同様にして下部の絶縁材料層51が形成される。
ピッチ変換コネクター10と支持枠部材35とを固定するために、エポキシ樹脂製の接着剤を用いることができる。
【0041】
その後、絶縁材料層36および絶縁材料層51に対し、これらの絶縁材料層が感応する放射線の照射を含むフォトリソグラフィにより、図9に示すように、当該絶縁材料層36および当該絶縁材料層51の各々を貫通する短絡部形成孔37および短絡部形成孔52を形成する。
【0042】
次に、図10に示すように、無電解銅メッキ法、電解銅メッキ法などによって全体をメッキ処理することにより、短絡部形成孔37内および短絡部形成孔52内が銅メッキされ、これにより、配線路21の一端面22に接続された状態で絶縁材料層36を厚み方向に貫通して伸びる短絡部32が形成されると共に、配線路21の他端面23に接続された状態で絶縁材料層51を厚み方向に貫通して伸びる短絡部44が形成される。
そして、このメッキ処理により、絶縁材料層36の上面全面に金属薄層38が形成され、絶縁材料層51の下面に金属薄層53が形成される。
【0043】
次に、金属薄層38を、例えばバフ研磨装置により研磨して除去し、図11に示すように、絶縁材料層36の上面における短絡部32の上端位置に金メッキすることにより、接続用電極31を形成し、これにより、上部接続配線層30を形成する。
【0044】
一方、絶縁材料層51の下面に形成された銅メッキによる金属薄層53に対してフォトエッチング処理を行うことにより、図12に示すように、当該金属薄層の一部が除去されて所要のパターンの内層配線部43が形成され、これにより、第1絶縁層41が形成される。
【0045】
次に、図13に示すように、第1絶縁層41の下面に、放射線の照射により硬化する硬化性樹脂を塗工することにより、絶縁材料層54を形成し、この絶縁材料層54に対し、当該硬化性樹脂が感応する放射線の照射によるフォトリソグラフィを行うことにより、図14に示すように、当該絶縁材料層54を貫通する短絡部形成孔55が形成される。
【0046】
次いで、図15に示すように、無電解銅メッキ法、電解銅メッキ法などによって短絡部形成孔54内が銅メッキされ、これにより、内層配線部43に接続された状態で絶縁材料層54を厚み方向に貫通して伸びる短絡部46が形成される。そして、絶縁材料層54の下面に形成された銅メッキによる金属薄層56を例えばバフ研磨装置により研磨して除去し、図16に示すように、絶縁材料層54の下面における短絡部46の下端位置に金メッキすることにより端子電極45が形成され、これにより、下部接続配線層40が形成される。
そして、必要に応じて、上部接続配線層30の上面および下部接続配線層40の下面を研磨することにより、余分な銅メッキ層を除去することにより、図7に示す構成のコネクター装置が製造される。
【0047】
図17は、本発明のコネクター装置の他の例における構成を示す説明用断面図である。このコネクター装置においては、図7に示すコネクター装置と同様にして、ピッチ変換コネクター10、上部接続配線層30、下部接続配線層40および支持枠部材35が設けられており、上部接続配線層30の上面には、更に異方導電性エラストマー層60が一体的に設けられている。
【0048】
この異方導電性エラストマー層60は、図18に示すように、絶縁性の弾性高分子物質E中に導電性粒子Pが密に充填されてなる多数の導電部61が接続用電極31上に位置された状態で、かつ、隣接する導電部61が相互に絶縁部62によって絶縁された状態とされている。各導電部61においては、導電性粒子Pが厚さ方向に並ぶよう配向されており、厚さ方向に伸びる導電路が形成されている。この導電部61は、厚さ方向に加圧されて圧縮されたときに抵抗値が減少して導電路が形成される、加圧導電部であってもよい。これに対して、絶縁部62は、加圧されたときにも厚さ方向に導電路が形成されないものである。
【0049】
上記異方導電性エラストマー層60の導電部61における導電性粒子Pの充填率は10体積%以上、好ましくは15体積%以上である。導電部を加圧導電部とする場合において、導電性粒子の充填率が高いときには、加圧力が小さいときにも確実に所期の電気的接続を達成することができる点では好ましい。しかし、接続用電極31の配置ピッチが小さくなると、隣接する導電部間に十分な絶縁性が確保されなくなるおそれがあり、このため、導電部61における導電性粒子Pの充填率は40体積%以下であることが好ましい。
【0050】
図示の例においては、異方導電性エラストマー層60の外面において、導電部61が絶縁部62の表面から突出する突出部を形成している。
このような例によれば、加圧による圧縮の程度が絶縁部62より導電部61において大きいために十分に抵抗値の低い導電路が確実に導電部61に形成され、これにより、加圧力の変化乃至変動に対して抵抗値の変化を小さくすることができ、その結果、異方導電性エラストマー層60に作用される加圧力が不均一であっても、各導電部61間における導電性のバラツキの発生を防止することができる。
【0051】
このように導電部61が突出部を形成する場合には、当該突出部の突出高さhは、異方導電性エラストマー層60の全厚t(t=h+d、dは絶縁部62の厚さである。)の8%以上であることが好ましい。また、異方導電性エラストマー層60の全厚tは、接続用電極31の中心間距離として定義される配置ピッチpの300%以下、すなわちt≦3pであることが好ましい。このような条件が充足されることにより、異方導電性エラストマー層60に作用される加圧力が変化した場合にも、それによる導電部61の導電性の変化が十分に小さく抑制されるからである。
【0052】
導電部61が突出部を形成する場合においては、突出部の平面における全体が導電性を有することは必ずしも必要ではなく、例えば突出部の周縁には、配置ピッチの20%以下の導電路非形成部分が存在していてもよい。
また、隣接する導電部61間の離間距離rの最小値は、当該導電部61の幅Rの10%以上であることが好ましい。このような条件が満足されることにより、加圧されて突出部が変形したときの横方向の変位が原因となって隣接する導電部61同士が電気的に接触するおそれを十分に回避することができる。
以上の例において、導電部61の平面形状は接続用電極31と等しい幅の矩形状とすることができるが、必要な面積を有する円形、その他の適宜の形状とすることができる。
【0053】
導電部61の導電性粒子としては、例えばニッケル、鉄、コバルトなどの磁性を示す金属の粒子もしくはこれらの合金の粒子、またはこれらの粒子に金、銀、パラジウム、ロジウムなどのメッキを施したもの、非磁性金属粒子もしくはガラスビーズなどの無機質粒子またはポリマー粒子にニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキを施したものなどを挙げることができる。
【0054】
後述する方法においては、ニッケル、鉄、またはこれらの合金などよりなる導電性磁性体粒子が用いられ、また接触抵抗が小さいなどの電気的特性の点で金メッキされた粒子を好ましく用いることができる。また、磁気ヒステリシスを示さない点から、導電性超常磁性体よりなる粒子も好ましく用いることができる。
【0055】
導電性粒子の粒径は、導電部61の加圧変形を容易にし、かつ導電部61において導電性粒子間に十分な電気的な接触が得られるよう、3〜200μmであることが好ましく、特に10〜100μmであることが好ましい。
【0056】
導電部61を構成する絶縁性で弾性を有する高分子物質としては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。架橋高分子物質を得るために用いることができる硬化性の高分子物質用材料としては、例えばシリコーンゴム、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、軟質液状エポキシ樹脂などを挙げることができる。
【0057】
具体的には、硬化処理前には液状であって、硬化処理後に上部接続配線層30と密着状態または接着状態を保持して一体となる高分子物質用材料が好ましい。このような観点から、本発明に好適な高分子物質用材料としては、液状シリコーンゴム、液状ウレタンゴム、軟質液状エポキシ樹脂などを挙げることができる。高分子物質用材料には、上部接続配線層30に対する接着性を向上させるために、シランカップリング剤、チタンカップリング剤などの添加剤を添加することができる。
【0058】
絶縁部62を構成する材料としては、導電部61を構成する高分子物質と同一のものまたは異なるものを用いることができるが、同様に硬化処理後に上部接続配線層30と密着状態または接着状態を保持して一体となるものが用いられる。
【0059】
このような絶縁部を形成することにより、異方導電性エラストマー層それ自体の一体性並びにその上部接続配線層に対する一体性が確実に高くなるため、コネクター装置全体としての強度が大きくなり、従って繰り返し圧縮に対して優れた耐久性を得ることができる。
【0060】
以上のような構成のコネクター装置は、その上面に検査対象である回路基板が配置されて接続用電極31に回路基板の被検査電極が対接されると共に、下面の端子電極45が適宜の接続手段を介してテスターに接続され、更に全体が厚み方向に圧縮するよう加圧された状態とされる。この状態においては、コネクター装置の異方導電性エラストマー層60の導電部61が導電状態となり、これにより、被検査電極とテスターとの所要の電気的な接続が達成される。
【0061】
このような構成のコネクター装置によれば、接続用電極31と、検査対象回路基板の被検査電極との電気的接続が、異方導電性エラストマー層60を介して達成されるので、高い接続信頼性が得られる。
【0062】
上記のコネクター装置における異方導電性エラストマー層60は、例えば次のようにして上部接続配線層30の上面に形成される。
硬化処理によって絶縁性の弾性高分子物質となる高分子物質用材料中に導電性磁性体粒子を分散させて流動性の混合物よりなるコネクター用材料が調製され、図19に示すように、このコネクター用材料が上部接続配線層の上面に塗布されることによりコネクター用材料層65が形成され、これが金型のキャビティ内に配置される。
【0063】
この金型は、各々電磁石を構成する上型71と下型72とよりなり、上型71には、接続用電極31に対応するパターンの強磁性体部分(斜線を付して示す)Mと、それ以外の非磁性体部分Nとよりなる、下面が平坦面である磁極板73が設けられており、当該磁極板73の平坦な下面がコネクター用材料層65の表面から離間されて間隙Gが形成された状態とされる。
なお、図19および図20においては、接続用電極31以外の部分の詳細は省略されている。
【0064】
この状態で上型71と下型72の電磁石を動作させ、これにより上部接続配線層の厚さ方向の平行磁場を作用させる。その結果、コネクター用材料層65においては、接続用電極31上に位置する部分において、それ以外の部分より強い平行磁場が厚さ方向に作用されることとなり、この分布を有する平行磁場により、図20に示すように、コネクター用材料層65内の導電性磁性体粒子が、強磁性体部分Mによる磁力により接続用電極31上に位置する部分に集合して更に厚さ方向に配向する。
【0065】
然るに、このとき、コネクター用材料層65の表面側には間隙Gが存在するため、導電性磁性体粒子の移動集合によって高分子物質用材料も同様に移動する結果、接続用電極31上に位置する部分の高分子物質用材料表面が隆起し、突出した導電部61が形成される。従って、形成される絶縁部62の厚さt1 は、初期のコネクター用材料層65の厚さt0 より小さいものとなる。
そして、平行磁場を作用させたまま、あるいは平行磁場を除いた後、硬化処理を行うことにより、突出部を形成する導電部61と絶縁部62とよりなる異方導電性エラストマー層60を上部接続配線層上に一体的に設けることができ、以てコネクター装置が製造される。
【0066】
磁極板73の代わりに、図21に示すように、上型71が接続用電極31に対応するパターンの強磁性体部分Mとそれ以外の非磁性体部分Nよりなり、当該上型71の下面において強磁性体部分Mが非磁性体部分Nより下方に突出した状態の磁極板75を使用することもできる。
更に、全体が強磁性体よりなる磁極板であって、接続用電極31に対応するパターンの部分が、それ以外の部分より下方に突出した状態の磁極板を用いることもできる。
これらの場合にも、コネクター用材料層65に対しては接続用電極31の領域において、より強い平行磁場が作用されることとなる。
【0067】
また、平行磁場を作用させたままで上型71と下型72の間隔が可変の金型を用い、最初は上型71をコネクター用材料層65の上面と同一のレベルに配置しておき、平行磁場を作用させながら上型71と下型72の間隔を徐々に広げて行く操作によってコネクター用材料層65の隆起を生じさせ、その後に硬化処理を行うこともできる。
【0068】
本発明において、異方導電性エラストマー層60は、その導電部61が絶縁部62より突出していることは必須のことではなく、平坦な表面を有するものであってもよい。このような場合には、例えば図19に示した構成の金型を用い、間隙Gを形成せずに処理すればよい。
【0069】
コネクター用材料層65の厚さは例えば0.1〜3mmとされる。このコネクター用材料層65のための高分子物質用材料は、導電性磁性体粒子の移動が容易に行われるよう、その温度25℃における粘度が101 sec-1の歪速度の条件下において104 〜107 センチポアズ程度であることが好ましい。
コネクター用材料層65の硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行うことが好ましいが、平行磁場の作用を停止させた後に行うこともできる。
【0070】
また、磁極板73の強磁性体部分Mは鉄、ニッケルなどの強磁性体により、また非磁性体部分Nは、銅などの非磁性金属、ポリイミドなどの耐熱性樹脂または空気層などにより形成することができる。
コネクター用材料層65に作用される平行磁場の強度は、金型のキャビティの平均で200〜20,000ガウスとなる大きさが好ましい。
【0071】
硬化処理は、使用される材料によって適宜選定されるが、通常、熱処理によって行われる。具体的な加熱温度および加熱時間は、コネクター用材料層65の高分子物質用材料の種類、導電性磁性体粒子の移動に要する時間などを考慮して適宜選定される。例えば、高分子物質用材料が室温硬化型シリコーンゴムである場合に、硬化処理は、室温で24時間程度、40℃で2時間程度、80℃で30分間程度で行われる。
【0072】
以下、本発明の好ましい態様を列挙する。
(1)少なくとも一面に、互いに一方向に離間して並ぶ金属膜条体よりなる複数の配線路を有する配線路パターンが形成された板状の絶縁板要素形成材の複数を、厚み方向に、熱硬化性の接着性樹脂よりなる板状の接着性絶縁板要素形成材を介して積重し、この積重体を加熱圧着処理することにより、絶縁板要素形成材が接着性絶縁板要素形成材によって接着されてなる中間積層体し、
この中間積層体を絶縁板要素形成材の積重方向に沿った平坦な切断面が形成されるよう切断することにより、当該切断面による表面および裏面を形成すると共に当該表面および裏面に各配線路の一端面および他端面をそれぞれ露出させることを特徴とするピッチ変換コネクターの製造方法。
(2)絶縁板要素形成材には両面に配線路パターンが形成されており、両配線路パターンは、同一の厚み方向の投影像が一致するものである上記(1)のピッチ変換コネクターの製造方法。
(3)一方の接続配線層の表面に、厚み方向に伸びる導電路形成部を有する異方導電性エラストマー層が一体的に設けられていることを特徴とするコネクター装置。
【0073】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0074】
(1)コネクターの製造
170mm(縦幅)×280mm(横幅)×0.2mm(厚み)のガラス繊維補強型エポキシ樹脂よりなる絶縁板要素形成材(15)の両面に、各々の厚みが18μmの銅よりなる金属薄膜(25)を積層してなる材料を16枚用意し、これらの材料の両面の金属薄膜(25)上に、厚みが50μmのエッチング用ドライフィルムレジスト「NK350(日立化成工業社製)」をドライフィルムレジストラミネーターによりラミネートすることにより、レジスト層を形成した。このレジスト層に対して、露光装置によりパターンマスクを介して露光処理した後、炭酸ナトリウムを主成分として含有する現像液を用い、スプレー現像法により現像し、更に塩化第二鉄を主成分として含有するエンチッグ液によりエッチング処理することにより、絶縁板要素形成材(15)の両面に複数の配線路(21)よりなる配線路パターンを形成した。
この配線路パターンにおける配線路の一端面のピッチは、0.2mmであり、他端面のピッチは1.8mmである。
【0075】
これらの絶縁板要素形成材(15)に、数値制御型ドリリング装置により、当該絶縁板要素形成材(15)を貫通する外径が5mmの複数のガイド孔(16)を形成した(図3参照)。
【0076】
一方、170mm(縦幅)×280mm(横幅)×0.2mm(厚み)のガラス繊維補強型の熱硬化性の接着性樹脂よりなる板状の接着性絶縁板要素形成材(17)を27枚用意し、これらの接着性絶縁板要素形成材(17)に、数値制御型ドリリング装置により、当該接着性絶縁板要素形成材(17)を貫通する外径が5mmの複数のガイド孔(18)を形成した(図4参照)。
【0077】
次に、ステンレス(SUS)製の加圧板(28)上に、厚みが50μmのプラスチック製離型シートを介して、接着性絶縁板要素形成材(17)を6枚積重し、その上に、絶縁板要素形成材(16)と接着性絶縁板要素形成材(17)とを交互に16枚ずつ積層し、更にその上に接着性絶縁板要素形成材(17)を5枚積重し、外径4.98mm、長さ25mmのガイドピン(26)を、絶縁板要素形成材(16)および接着性絶縁板要素形成材(17)のガイド孔(15,17)に挿通させることにより位置合わせを行い、厚みが50μmのプラスチック製離型シートを介してステンレス(SUS)製の加圧板(27)を配置した(図5参照)。
そして、これらの全体を、真空積層プレス機により、温度170℃、加圧力30kg/cm2 、加圧時間2時間の条件で加熱圧着させることにより、複数の絶縁板要素形成材(15)と複数の接着性絶縁板要素形成材(17)とが一体的に積層されてなる中間積層体(19)を形成した(図6参照)。
【0078】
次いで、得られた中間積層体(19)を、数値制御型ルーター装置によって、積層方向に伸びる2つの切断面(C1,C2)が形成されるよう切断することにより、一方の切断面C1によって平坦な表面を形成し、他方の切断面(C2)によって平坦な裏面を形成すると共に、配線路(21)の一端面(22)および他端面(23)を当該表面および裏面に露出させ、ピッチ変換コネクター(10)を製造した(図1参照)。
【0079】
(2)上部接続配線層および下部接続配線層の形成
得られたピッチ変換コネクター(10)の下部に、全体の寸法が120mm(縦幅)×120mm(横幅)×3.6mm(厚み)のガラス繊維補強型エポキシ樹脂よりなる支持枠部材(35)の貫通孔に嵌入させ、2液型エポキシ樹脂接着剤を用いて固定し、その後、ピッチ変換コネクター(10)の上面および下面並びに支持枠部材(35)の下面をバフ研磨機およびサンドペーパーを用いて研磨して平滑化した。
【0080】
次に、ピッチ変換コネクター(10)の上面に、放射線の照射により硬化する液状レジスト「NPR−EXB(日本ポリテック社製)」を塗工することにより、厚みが30μmの上部の絶縁材料層(36)を形成し、その後、この絶縁材料層(36)に対して、露光装置によりパターンマスクを介して露光処理した後、炭酸ナトリウムを主成分として含有する現像液を用い、スプレー現像法により現像することにより、短絡部形成孔(37)を形成した。
一方、ピッチ変換コネクター(10)の下面および支持枠部材(35)の下面に、放射線の照射により硬化する液状レジスト「NPR−EXB」を塗工することにより、厚みが30μmの下部の絶縁材料層(51)を形成し、その後、この絶縁材料層(51)に対して、露光装置によりパターンマスクを介して露光処理した後、炭酸ナトリウムを主成分として含有する現像液を用い、スプレー現像法により現像することにより、短絡部形成孔(52)を形成した(図9参照)。
【0081】
次に、無電解銅メッキ法およびその後の電解銅メッキ法によって全体をメッキ処理することにより、短絡部形成孔(37)内および短絡部形成孔(52)内を銅メッキし、これにより、配線路(21)の一端面(22)に接続された状態で絶縁材料層36を厚み方向に貫通して伸びる短絡部32を形成すると共に、配線路21の他端面23に接続された状態で絶縁材料層51を厚み方向に貫通して伸びる短絡部44を形成した(図10参照)。
【0082】
そして、上部の絶縁材料層(36)の表面に形成された金属薄層(38)を、バフ研磨装置およびサンドペーパーにより研磨して除去し、当該絶縁材料層(36)の上面における短絡部(32)の上端位置に金メッキすることにより、格子点上の位置に配置された、厚みが10μmの接続用電極(31)を形成し、これにより、上部接続配線層(30)を形成した(図11参照)。
【0083】
一方、下部の絶縁材料層(51)の下面に形成された銅メッキによる金属薄層(53)に対してフォトエッチング処理を行うことにより、当該金属薄層の一部を除去して内層配線部(43)を形成し、これにより、第1絶縁層(41)を形成した(図12参照)。
【0084】
次に、第1絶縁層(41)の下面に、放射線の照射により硬化する液状レジスト「NPR−EXB」を塗工することにより、厚みが30μmの絶縁材料層(54)を形成した(図13参照)。その後、この絶縁材料層(54)に対して、露光装置によりパターンマスクを介して露光処理した後、炭酸ナトリウムを主成分として含有する現像液を用い、スプレー現像法により現像することにより、短絡部形成孔(55)を形成した(図14参照)。
【0085】
その後、無電解銅メッキ法によって短絡部形成孔(54)内を銅メッキすることにより、内層配線部(43)に接続された状態で絶縁材料層(54)を厚み方向に貫通して伸びる短絡部(46)を形成した(図15参照)。そして、絶縁材料層(54)の下面に形成された銅メッキによる金属薄層(56)を、バフ研磨装置およびサンドペーパーにより研磨して除去し、絶縁材料層(54)の下面における短絡部(46)の下端位置に金メッキすることにより、端子電極(45)を形成し、これにより、下部接続配線層(40)を形成した(図16参照)。
【0086】
以上において、接続用電極(31)は、各電極の寸法が0.1mm平方で、電極の配置ピッチが0.2mmであり、端子電極(45)は、各電極の寸法が直径1.1mmの円形で、電極の配置ピッチが1.8mmであった。
【0087】
(3)異方導電性エラストマー層の形成
室温硬化型ウレタンゴムに平均粒径26μmのニッケルよりなる導電性磁性体粒子を15体積%となる割合で混合してなるコネクター用材料を調製し、これを上記の上部接続配線層(30)の表面に塗布したものを、基本的に図20に示す構成の金型を用いる方法に従って処理した。すなわち、下面において強磁性体部分Mが非磁性体部分Nより0.1mm突出する磁極板(75)を用い、強磁性体部分Mの下面とコネクター用材料層との間に0.03mmの間隙を形成して平行磁場を作用させてコネクター用材料層を隆起させ、この状態で室温で24時間放置して硬化させ、これにより、導電部の厚さtが0.3mm、絶縁部の厚さdが0.27mm、導電部の突出割合(t−d)/tが10%の異方導電性エラストマー層を形成し、もってコネクター装置を製造した。
【0088】
〔実験例1〕
以上のコネクター装置について、抵抗測定器「ミリオームハイテスター」(日置電機社製)を用い、下部接続配線層の下面側に共通の導電板を配置してすべての端子電極を短絡状態とし、この導電板と各接続用電極との間の電気抵抗値をプローブピンを利用して測定した。
その結果、すべての接続用電極について、電気抵抗値は33mΩ以下と極めて小さく、接続されるべき端子電極と接続用電極との間の電気的な接続が十分に達成されていることが確認された。
【0089】
〔実験例2〕
更に当該コネクター装置について、上記と同様の抵抗測定器を用い、互いに絶縁状態とされるべき隣接する接続用電極の間の電気抵抗値をプローブピンを利用して測定したところ、電気抵抗値はいずれも2MΩ以上と非常に大きく、十分な絶縁状態が達成されていることが確認された。
【0090】
【発明の効果】
本発明のコネクター装置によれば、そのピッチ変換コネクターにおける配線路パターンは例えばフォトリソグラフィによって正確な形態で形成することができるので、各配線路は、一端面の配置ピッチが微小なものであっても、これと他端面との電気的な接続状態を確実できわめて高い信頼性を有するものとすることができる。
また、積層方向における配置ピッチは、基本的に絶縁板要素の厚みに従うため、これも微小なものとすることが容易である。
従って、得られるピッチ変換用コネクターにおいて、表面に微小ピッチの表面電極素子を形成することができると共に、この表面電極素子とその一方向における配置ピッチが異なる裏面電極素子を裏面に形成することができ、しかも、対応する表面電極素子と裏面電極素子とを電気的に接続する、厚み方向に伸びる短絡用配線をきわめて信頼性の大きいものとすることができる。
【0092】
本発明のコネクター装置によれば、一方の接続配線層の上面に形成された微小ピッチで配置された接続用電極の各々と、他方の接続配線層の下面に形成された端子電極との関係は、ピッチ変換コネクターの配線路の構成によってその一方向のピッチが変換されると共に、他方の接続配線層における内層配線部により、一方向およびこれと垂直な他方向のピッチが変換された状態となる。そして、このピッチ変換のための配線路および内層配線部は、それぞれ、大きな自由度で形成することができるので、所望の電極配列を有するコネクター装置であって、微小な配置ピッチの接続用電極を有し、しかもきわめて高い信頼性を有するものを容易に得ることができる。
【0093】
また、一方の接続配線層の表面に異方導電性エラストマー層を設けることができ、これにより、接続用電極と、検査対象回路基板の被検査電極との電気的接続が、異方導電性エラストマー層を介して達成されるので、高い接続信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコネクター装置におけるピッチ変換コネクターの一例における構成を一部を破断して示す説明図である。
【図2】図1におけるピッチ変換コネクターの製造方法に用いられる絶縁板要素形成材を示す説明図である。
【図3】絶縁板要素形成材の表面に配線路が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図4】図1におけるピッチ変換コネクターの製造方法に用いられる接着性絶縁板要素形成材を示す説明用断面図である。
【図5】絶縁板要素形成材と接着性絶縁板要素形成材とを積重した状態を示す説明用断面図である。
【図6】中間積層体の構成を一部を破断して示す説明図である。
【図7】本発明のコネクター装置の一例における構成を示す説明用断面図である。
【図8】ピッチ変換コネクターの表面および裏面の各々に上部の絶縁材料層および下部の絶縁材料層が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図9】上部の絶縁材料層および下部の絶縁材料層に短絡部形成孔が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図10】上部の絶縁材料層および下部の絶縁材料層に短絡部が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図11】上部の絶縁材料層の上面に接続用電極が形成され、もって上部接続配線層が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図12】下部の絶縁材料層の下面に内層配線部が形成されて、もって第1絶縁層が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図13】第1絶縁層の下面に絶縁材料層が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図14】第1絶縁層の下面に形成された絶縁材料層に、短絡部用形成孔が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図15】 第1絶縁層の下面に形成された絶縁材料層に、短絡部が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図16】絶縁材料層の下面に端子電極が形成されて、もって下部接続配線層が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図17】本発明に係る異方導電性エラストマー層を有するコネクター装置の一例における構成を示す説明用断面図である。
【図18】図17に示すコネクター装置における異方導電性エラストマー層部分を拡大して示す説明用断面図である。
【図19】上部接続配線層の上面にコネクター材料層が形成されて金型にセットされた状態を示す説明用断面図である。
【図20】図19において、平行磁場が作用された状態を示す説明用断面図である。
【図21】異方導電性エラスマー層を形成するために用いられる金型の他の例を示す説明用断面図である。
【図22】プリント回路基板の一例の配置を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ピッチ変換コネクター
11 基板本体 12 絶縁板要素
13 表面 14 裏面
15 絶縁板要素形成材 16 ガイド孔
17 接着性絶縁板要素形成材
18 ガイド孔 19 中間積層体
20 配線路パターン 21 配線路
22 一端面 23 他端面
24 連結部 25 金属薄膜
26 ガイドピン 27,28 加圧板
30 上部接続配線層 31 接続用電極
32 短絡部 35 支持枠部材
36 絶縁材料層 37 短絡部形成孔
38 金属薄層 40 下部接続配線層
41 第1絶縁層 42 第2絶縁層
43 内層配線部 44 短絡部
45 端子電極 46 短絡部
51 絶縁材料層 52 短絡部形成孔
53 金属薄層 54 絶縁材料層
55 短絡部形成孔 56 金属薄層
60 異方導電性エラストマー層
61 導電部 62 絶縁部
65 コネクター用材料 71 上型
72 下型 73,75 磁極板
90 回路基板 91 機能素子領域
92 リード電極 93 リード電極領域
E 弾性高分子物質 P 導電性粒子
N 非磁性体部分 M 強磁性体部分
G 間隙

Claims (2)

  1. 多数の矩形の絶縁板要素が一体的に積層された積層体よりなり、当該絶縁板要素の積層方向(X方向)に沿って平坦な表面および裏面が形成された板状の基板本体、並びに、この基板本体において互いに隣接する絶縁板要素における界面を形成する少なくとも一方の板面において、各々前記基板本体の厚み方向(Z方向)に伸びてその一端面および他端面がそれぞれ基板本体の表面および裏面に露出した状態で、互いに界面方向に離間して並ぶよう金属薄層をパターニングすることにより形成された金属膜条体よりなる複数の配線路を有する配線路パターンよりなり、前記基板本体の表面における各配線路の一端面による表面電極素子の界面方向(Y方向)における配置ピッチが、前記基板本体の裏面における各配線路の他端面による裏面電極素子のY方向における配置ピッチより小さいピッチ変換コネクターと、
    このピッチ変換コネクターの表面に設けられた一方の接続配線層と、
    前記ピッチ変換コネクターの下面に設けられた他方の接続配線層とを具えてなり、
    前記一方の接続配線層は、その表面に形成された、前記ピッチ変換コネクターの表面電極素子に対応して配置された複数の接続用電極と、この接続用電極をこれに対応する表面電極素子に電気的に接続する、当該一方の接続配線層の厚み方向に伸びる短絡部とを有し、
    前記他方の接続配線層は、その表面に形成された、標準格子点上に配置された端子電極と、前記ピッチ変換コネクターにおける裏面電極素子をいずれかの端子電極に電気的に接続する、当該他方の接続配線層の厚み方向に伸びる短絡部を含む層内配線部とを有し、この層内配線部により、前記端子電極と裏面電極素子のX方向およびY方向のピッチが変換された状態とされていることを特徴とするコネクター装置。
  2. 一方の接続配線層の表面に、厚み方向に伸びる導電部を有する異方導電性エラストマー層が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクター装置。
JP25037395A 1995-09-28 1995-09-28 コネクター装置 Expired - Fee Related JP3820603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25037395A JP3820603B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 コネクター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25037395A JP3820603B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 コネクター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0992365A JPH0992365A (ja) 1997-04-04
JP3820603B2 true JP3820603B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=17206961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25037395A Expired - Fee Related JP3820603B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 コネクター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820603B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4715601B2 (ja) * 2006-04-07 2011-07-06 住友電気工業株式会社 電気接続部品
JP2006318923A (ja) * 2006-06-16 2006-11-24 Jsr Corp 導電性ゴムシートならびにそれを用いたコネクターおよび回路基板の電気的検査用冶具、ならびに導電性ゴムシートの製造方法
JP4913523B2 (ja) * 2006-09-29 2012-04-11 北陸電気工業株式会社 回路基板相互接続用コネクタ装置
JP4913522B2 (ja) 2006-09-29 2012-04-11 北陸電気工業株式会社 回路基板相互接続用コネクタ装置
JP4555362B2 (ja) 2008-06-02 2010-09-29 株式会社アドバンテスト プローブ、電子部品試験装置及びプローブの製造方法
US8007288B2 (en) * 2009-09-25 2011-08-30 Ge Inspection Technologies, Lp. Apparatus for connecting a multi-conductor cable to a pin grid array connector
JP6261473B2 (ja) * 2014-08-08 2018-01-17 Hoya株式会社 電子スコープ及び電子スコープの製造方法
KR101694768B1 (ko) * 2015-03-26 2017-01-11 주식회사 이노글로벌 반도체 테스트 소켓 및 그 제조 방법
KR20190091970A (ko) 2018-01-30 2019-08-07 주식회사 엘지화학 커넥터 피치 변경용 어댑터 및 그 제조 방법
KR102412790B1 (ko) 2018-01-30 2022-06-23 주식회사 엘지에너지솔루션 테스트포인트를 가지는 인쇄회로기판의 제조 방법 및 이를 통해 제조되는 인쇄회로기판

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61243611A (ja) * 1985-04-19 1986-10-29 松下電器産業株式会社 異方導電性シ−トの製造方法
JPS6313353A (ja) * 1986-07-04 1988-01-20 Hitachi Ltd 配線基板
JP3092191B2 (ja) * 1991-03-27 2000-09-25 ジェイエスアール株式会社 回路基板検査装置
JP3030978B2 (ja) * 1991-09-17 2000-04-10 ジェイエスアール株式会社 回路基板の検査電極装置および検査方法
JPH06333652A (ja) * 1993-05-24 1994-12-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 電子部品用端子ピッチ変換コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0992365A (ja) 1997-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI253206B (en) Anisotropic connector device and its manufacturing method, and inspection device of circuit device
JP3820603B2 (ja) コネクター装置
KR20040023776A (ko) 전자 디바이스 검사용 콘택트시트 및 그 제조방법
JP3185452B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置の製造方法、並びに回路基板検査用アダプター装置、これを用いた回路基板検査方法および装置
JP4507644B2 (ja) 異方導電性コネクター装置およびその製造方法並びに回路装置の検査装置
JP3456235B2 (ja) 異方導電性シート、回路基板の電気的検査方法および電気的検査装置
JP2000058158A (ja) コネクターおよびその製造方法並びに回路装置検査用アダプター装置
JP2006040632A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP5104265B2 (ja) プローブ部材およびその製造方法ならびにその応用
JP3726391B2 (ja) 積層型コネクターの製造方法および回路基板検査用アダプター装置の製造方法
JP3670338B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置
JP3111688B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置の製造方法並びに回路基板の検査方法および検査装置
JPH1164377A (ja) 積層型コネクターおよび回路基板検査用アダプター装置
JPH11231010A (ja) 積層型コネクターおよび回路基板検査用アダプター装置
JPH1140293A (ja) 積層型コネクターおよび回路基板検査用アダプター装置
JP3360679B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置並びに回路基板の検査方法および検査装置
JPH11345643A (ja) 積層型コネクター、アダプターおよび回路装置検査用アダプター装置
JP2000003741A (ja) コネクターおよびそれを用いた回路基板検査装置
JP3767054B2 (ja) 積層型コネクターの製造方法および回路基板検査用アダプター装置の製造方法
JPH10339744A (ja) 検査用回路基板および検査用回路基板装置
JP3589228B2 (ja) 異方導電性シートの製造方法
JP2973268B2 (ja) 検査用回路基板装置の製造方法
JP3674123B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置
WO2006043628A1 (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JPH11284332A (ja) 配線基板積層用接着性シートおよびその製造方法並びに積層型コネクターおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees