JPH11345643A - 積層型コネクター、アダプターおよび回路装置検査用アダプター装置 - Google Patents

積層型コネクター、アダプターおよび回路装置検査用アダプター装置

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JPH11345643A
JPH11345643A JP10151716A JP15171698A JPH11345643A JP H11345643 A JPH11345643 A JP H11345643A JP 10151716 A JP10151716 A JP 10151716A JP 15171698 A JP15171698 A JP 15171698A JP H11345643 A JPH11345643 A JP H11345643A
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layer
adapter
electrode
connector
insulating substrate
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JP10151716A
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Kazumi Hanawa
一美 塙
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Original Assignee
JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象である回路装置におけるリード電極
などの被検査電極が、電極ピッチが微小であり、かつ微
細で高密度の複雑なパターンのものである場合にも、配
線部を大きい自由度でかつ容易に形成することができ、
しかも、十分な剛性を有し、検査対象である回路装置に
対して所要の電気的接続を確実に達成することができる
積層型コネクター、この積層型コネクターを具えたアダ
プターおよび回路装置検査用アダプター装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明の積層型コネクターは、絶縁性基
板と、この絶縁性基板上に一体的に積重して設けられた
少なくとも1つの絶縁層とを具えてなり、厚み方向に貫
通して伸びる短絡部を有する積層型コネクターにおい
て、前記絶縁性基板と前記絶縁層との間に、剛性層が設
けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型コネクタ
ー、この積層型コネクターを具えたアダプターおよび回
路装置検査用アダプター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路においては、その
高機能化、高容量化に伴って電極数が増加し、電極の配
置ピッチ(以下、「電極ピッチ」ともいう。)すなわち
隣接する電極の中心間距離が小さくなって高密度化する
傾向にある。また、このような半導体集積回路を搭載す
るためのプリント回路基板においては、図16に示すよ
うに、プリント回路基板90の中央部に機能素子が高度
の集積度で形成された機能素子領域91が設けられると
共に、その周縁部に機能素子領域91のための多数のリ
ード電極92が配列されてなるリード電極領域93が形
成される。そして、現在においては、機能素子領域91
の集積度の増大に伴ってリード電極領域93のリード電
極数が増加し高密度化する傾向にある。
【0003】このような半導体集積回路やプリント回路
基板などの回路装置の電気的検査においては、検査対象
である回路装置の被検査電極と電気的検査装置との電気
的接続を行うために、被検査電極に対応するパターンの
接続用電極を一面に有し、規格化された標準格子点位置
に配置された端子電極を他面に有する回路装置検査用ア
ダプターを用い、被検査回路装置の被検査電極と回路装
置検査用アダプターの接続用電極との電気的な接続を達
成するために、被検査回路装置と回路装置検査用アダプ
ターとの間に、異方導電性シートを介在させることが行
われている。この異方導電性シートは、厚さ方向にのみ
導電性を示すもの、あるいは加圧されたときに厚さ方向
にのみ導電性を示す多数の加圧導電性導電部を有するも
のであり、種々の構造のものが例えば特公昭56−48
951号公報、特開昭51−93393号公報、特開昭
53−147772号公報、特開昭54−146873
号公報などにより、知られている。
【0004】然るに、上記の異方導電性シートは、それ
自体が単独の製品として製造され、また単独で取り扱わ
れるものであって、電気的接続作業においては回路装置
に対して特定の位置関係をもって保持固定することが必
要である。しかしながら、独立した異方導電性シートを
利用して回路装置の電気的接続を達成する手段において
は、検査対象である回路装置における被検査電極の配列
ピッチが小さくなるに従って異方導電性シートの位置合
わせおよび保持固定が困難となる、という問題点があ
る。
【0005】また、一旦は所望の位置合わせおよび保持
固定が実現された場合においても、温度変化による熱履
歴を受けた場合などには、熱膨張および熱収縮による応
力の程度が、検査対象である回路装置を構成する材料と
異方導電性シートを構成する材料との間で異なるため、
電気的接続状態が変化して安定な接続状態が維持されな
い、という問題点がある。
【0006】更に、検査対象である回路装置に対して安
定な接続状態が維持され得るとしても、例えば実装密度
の高いプリント回路基板のように、複雑で微細なパター
ンの被検査電極群を有する回路装置に対しては、当該被
検査電極の各々との電気的な接続を確実に達成すること
が困難であるため、所要の検査を十分に行うことができ
ない、という問題点がある。
【0007】そして、従来、以上のような問題を解決す
るために、アダプター本体の上面上に一体的に異方導電
性エラストマー層を設けることにより、回路装置検査用
アダプター装置を構成することが提案されている。この
ような構成によれば、検査対象である回路装置における
被検査電極が、電極ピッチが微小であり、かつ微細で高
密度の複雑なパターンのものである場合にも、当該回路
装置について所要の電気的接続を確実に達成することが
でき、また温度変化による熱履歴などの環境の変化に対
しても良好な電気的接続状態が安定に維持され、従って
接続信頼性が高い、という点においてきわめて有利な回
路装置検査用アダプター装置が提供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】而して、このような回
路装置検査用アダプター装置においては、検査対象であ
る回路装置の被検査電極に対応したパターンすなわち電
極ピッチが微小で複雑なパターンの接続用電極と、例え
ば電極ピッチが2.54mm、1.80mmまたは1.
27mmの標準格子点上に配置された端子電極とを電気
的に接続することが必要であるため、アダプター本体と
して、絶縁性基板上に絶縁層が積重して設けられた積層
体により構成され、複雑なパターンの配線部と、厚み方
向に伸びる短絡部とを有する積層型コネクターが用いら
れている。そして、かかる積層型コネクターの製造にお
いて、短絡部を形成する方法としては、一般に、スルー
ホール法が採用されている。このスルーホール法は、コ
ネクター用積層体に対して例えばドリリング装置によっ
てその厚み方向に貫通するスルーホール用穴を形成した
上で、当該スルーホール用穴の内壁に例えば銅メッキ法
によって銅の堆積物を形成する方法である。
【0009】しかしながら、このようなスルーホール法
において、コネクター用積層体全体を貫通するスルーホ
ール用穴を形成するためには、強度の高いドリルすなわ
ち径の大きいドリルを用いることが必要となる結果、径
の小さいスルーホールによる短絡部を形成することが困
難となることから、配線部を大きい自由度で形成するこ
とができない。従って、検査対象である回路装置の被検
査電極が極めて高密度のものである場合において、これ
に対応する積層型コネクターを製造するためには、積層
数を増やすことが必要となるため、配線設計に要する時
間および費用、積層型コネクターの製造に要する時間お
よび費用が多大なものとなる、という問題がある。
【0010】このような問題を解決するため、積層型コ
ネクターを構成する絶縁性基板として厚みの小さいもの
を用い、径の小さいドリルによってスルーホールを形成
する手段も考えられる。しかしながら、厚みの小さい絶
縁性基板を用いる場合には、積層型コネクター全体の剛
性が不十分なものとなるため、ハンドリング性が低下し
たり、破損しやすくなったり、また、検査対象である回
路装置に対して所要の電気的接続を確実に達成すること
が困難となったりする、という問題がある。
【0011】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その第1の目的は、例えば回路装
置の検査に用いられる積層型コネクターであって、検査
対象である回路装置におけるリード電極などの被検査電
極が、電極ピッチが微小であり、かつ微細で高密度の複
雑なパターンのものである場合にも、配線部を大きい自
由度でかつ容易に形成することができ、しかも、十分な
剛性を有し、検査対象である回路装置に対して所要の電
気的接続を確実に達成することができる積層型コネクタ
ーを提供することにある。本発明の第2の目的は、例え
ば回路装置の検査に用いられるアダプターであって、検
査対象である回路装置における被検査電極が、電極ピッ
チが微小であり、かつ微細で高密度の複雑なパターンの
ものである場合にも、当該回路装置について所要の電気
的接続を確実に達成することができ、また温度変化によ
る熱履歴などの環境の変化に対しても良好な電気的接続
状態が安定に維持され、従って接続信頼性が高く、しか
も有利にかつ確実に製造することのできるアダプターを
提供することにある。本発明の第3の目的は、上記のよ
うな積層型コネクター若しくはアダプターを有する回路
装置検査用アダプター装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型コネクタ
ーは、絶縁性基板と、この絶縁性基板上に一体的に積重
して設けられた少なくとも1つの絶縁層とを具えてな
り、厚み方向に貫通して伸びる短絡部を有する積層型コ
ネクターにおいて、前記絶縁性基板と前記絶縁層との間
に、剛性層が設けられていることを特徴とする。
【0013】そして、上記の積層型コネクターは、絶縁
性基板上に剛性層を形成することによって中間積層体を
製造する第1工程と、前記中間積層体における剛性層上
に絶縁層を形成することによってコネクター用積層体を
製造する第2工程と、前記コネクター用積層体に厚み方
向に貫通して伸びるスルーホールによる短絡部を形成す
る第3工程ととにより製造することができる。
【0014】本発明のアダプター装置は、下面に格子点
上に配置された端子電極を有すると共に、上面に接続用
電極を有するアダプター本体と、このアダプター本体の
上面上に一体的に設けられた異方導電性エラストマー層
とよりなり、前記アダプター本体は、上記の積層型コネ
クターを具えてなり、当該積層型コネクターの短絡部を
介して、前記接続用電極が前記端子電極に電気的に接続
されていることを特徴とする。本発明の回路装置検査用
アダプター装置は、上記の積層型コネクター若しくは上
記のアダプターを有し、当該積層型コネクター若しくは
当該アダプターが、検査対象回路装置と電気的検査装置
との間に介在されて当該回路装置の被検査電極と電気的
検査装置との電気的接続を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図1は、本発明の積層型コネクターの一例におけ
る構成を示す説明用断面図であり、図2は積層型コネク
ターの各部の配置の状態を示す説明用部分破断平面図で
あり、図3は積層型コネクターの一部を拡大して示す説
明用断面図である。この積層型コネクターは、図1に示
すように、絶縁性基板10と、この絶縁性基板10の上
面に一体的に積重して設けられた上部絶縁層20と、絶
縁性基板10の下面に一体的に積重して設けられた下部
絶縁層30とを有する積層体によって構成されている。
絶縁性基板10の材質は寸法安定性の高い耐熱性材料よ
りなる板状体であることが好ましく、各種の絶縁性樹脂
を使用することができるが、特にガラス繊維補強型エポ
キシ樹脂が最適である。上部絶縁層20および下部絶縁
層30は、エラストマーや合成樹脂などによって形成さ
れている。エラストマーとしては、シリコーンゴムやウ
レタンなどのゴム類、ポリオレフィン系のエラストマー
などの弾性を有するものを用いることが好ましい。合成
樹脂としては、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテ
ル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィン、
ポリアミドなどを用いることができる。これらの中で好
ましいものは、シリコーンゴム、ポリイミド、エポシキ
樹脂であり、特に好ましいものとしては、例えば熱圧着
により設けられた熱硬化性樹脂シートにより形成された
ものである。この熱硬化性樹脂シートは寸法安定性の高
い耐熱性樹脂よりなることが好ましく、各種の樹脂シー
トを使用することができ、ガラス繊維補強型エポキシプ
リプレグ樹脂シート、ポリイミドプリプレグ樹脂シー
ト、エポキシプリプレグ樹脂シートが好ましいものとし
て挙げられる。上部絶縁層20および下部絶縁層30
は、それぞれ同質の材料により構成されていてもよく、
異なる材料により構成されていてもよい。
【0016】上部絶縁層20の上面には、検査対象であ
る回路装置の被検査電極(図示せず)のパターンに対応
した位置に、接続用電極21が、当該上面から突出する
状態に形成されていると共に、適宜のパターンの上面配
線部22が形成されている。一方、下部絶縁層30の下
面には、電気的検査装置すなわち検査用テスターに適宜
の手段によって電気的に接続される端子電極31が格子
点上に配置されて設けられていると共に、適宜のパター
ンの下面配線部32が形成されている。端子電極31に
係る格子点間の距離、すなわち端子電極31の電極ピッ
チは、特に限定されるものではなく、種々の条件に応じ
て適宜の大きさとすることができるが、例えば2.54
mm、1.8mmまたは1.27mmである。
【0017】この積層型コネクターには、その厚み方向
に貫通して伸びるスルーホールによる短絡部11が形成
されている。具体的には、図3に拡大して示すように、
積層型コネクターをその厚み方向に貫通するスルーホー
ル用ドリル穴11Hが形成され、このスルーホール用ド
リル穴11Hの内壁に金属メッキが施されることによっ
て、短絡部11が形成されている。この短絡部11の上
端は、直接または上面配線部22を介して接続用電極2
1に連結され、短絡部11の下端は、直接または下面配
線部32を介して端子電極31に連結されており、これ
により、接続用電極21が端子電極31に電気的に接続
されている。
【0018】図1において、上面配線部22および下面
配線部32は、いずれも紙面と交わる方向に伸びる状態
に形成され得ることは勿論であって、図2にはそのよう
な状態が示されている。また、実際の構成において、接
続用電極21と端子電極31との電気的な接続は回路装
置の検査目的に応じた態様で達成されればよい。従っ
て、すべての接続用電極21と端子電極31とが必ず1
対1の対応関係で接続される必要はなく、接続用電極2
1、上部配線部22、下面配線部32および端子電極3
1について種々の要請される接続状態を実現することが
できる。例えば、上面配線部22を利用して接続用電極
21同士を接続すること、複数の接続用電極21を1つ
の下面配線部32に共通に接続すること、1つの接続用
電極21を複数の下面配線部32に同時に接続するこ
と、その他が可能である。
【0019】絶縁性基板10と上部絶縁層20との間お
よび絶縁性基板10と下部絶縁層30との間には、それ
ぞれ上部剛性層25および下部剛性層35が設けられて
おり、特に剛性層が金属などの導電性を有するものであ
る場合には、短絡部11と絶縁された状態で設けられて
いる。
【0020】上部剛性層25および下部剛性層35を構
成する材料としては、銅、燐青銅、真鍮、アルミニウ
ム、ステンレス鋼、ベリリウム銅、インバー型合金、エ
ンリバー型合金などの金属、ポリイミド、ポリエステ
ル、エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型エポキシ樹脂、ポ
リエーテルを用いることができ、これらの中では金属が
好ましい。但し、十分な剛性を有する積層型コネクター
を得ることができると共に、検査対象である回路装置と
の所要の電気的接続を達成することができる点で、ヤン
グ率が好ましくは30GPa以上、より好ましくは50
GPa以上、さらに好ましくは80GPa以上、特に好
ましくは100GPa以上の剛性材料を用いることが好
ましい。また、熱に対する寸法安定性を付与する上で
は、線膨張係数が0.1×10-6〜25×10-6、より
好ましくは0.5×10-6〜20×10 -6、さらに好ま
しくは0.8×10-6〜15×10-6、特に好ましくは
1×10 -6〜12×10-6以下の剛性材料を用いること
が好ましい。なお、絶縁層の形成材料と剛性層の形成材
料とは異なるものであり、両者のヤング率の差は2GP
a以上であることが好ましく、さらに好ましくは10G
Pa以上、特に好ましくは20GPa以上である。ま
た、絶縁層と剛性層との線膨張係数の差は、2×10-6
以上であってもよく、さらに5×10-6以上であっても
よい。上部剛性層25および下部剛性層35の厚みは、
2〜1000μmであることが好ましく、より好ましく
は2〜700μm、さらに好ましくは2〜500μmで
あり、特に金属で形成されている場合には2〜200μ
mであることが好ましい。この厚みが過小である場合に
は、十分な剛性が得られず、検査対象である回路装置と
の所要の電気的接続を達成することが困難となることが
ある。一方、この厚みが過大である場合には、上部絶縁
層20および下部絶縁層30の厚みを大きくすることが
必要となるため、積層型コネクター全体の厚みが相当に
大きいものとなる結果、径の小さい短絡部11を高い精
度で確実に形成することが困難となることがある。
【0021】このような構成の積層型コネクターは、
(1)絶縁性基板上に剛性層を形成することによって中
間積層体を製造する第1工程と、(2)中間積層体にお
ける剛性層上に絶縁層を形成することによってコネクタ
ー用積層体を製造する第2工程と、(3)コネクター用
積層体に厚み方向に貫通して伸びるスルーホールによる
短絡部を形成する第3工程とを経由して製造される。
【0022】第1工程〜第3工程の詳細は次のとおりで
ある。 第1工程:この第1工程は、図4に示すように、絶縁性
基板10の上面および下面に上部剛性層25および下部
剛性層35が形成されてなる中間積層体10Aを製造す
る工程である。具体的には、図4(イ)に示すように、
例えば熱硬化性樹脂シート10Bの上面および下面に、
剛性板25A,35Aが配置され、この状態で熱圧縮処
理することにより、図4(ロ)に示すように、熱硬化性
樹脂シート10Bが硬化されて得られる絶縁性基板10
の上面に上部剛性層25が積層され、当該絶縁性基板1
0の下面に下部剛性層35が積層された中間積層体10
Aが得られる。そして、中間積層体10Aにおける上部
剛性層25および下部剛性層35の各々に対して、フォ
トリソグラフィーおよびエッチング処理を施してその一
部を除去することより、図4(ハ)に示すように、上部
剛性層25および下部剛性層35の各々には、形成すべ
き短絡部に対応する個所に孔26,36が形成される。
以上において、熱硬化性樹脂シート10Aおよび剛性板
25A,35Aを熱圧着するための温度は、当該熱硬化
性樹脂シート10Aの材質にもよるが、当該熱硬化性樹
脂シート10Aが軟化して接着性を帯びる温度以上であ
ることが必要であり、通常、80〜250℃、好ましく
は140〜200℃程度とすることができる。この熱圧
着工程におけるプレス圧力は、例えば最高5〜50kg
/cm2 程度であり、好ましくは20〜40kg/cm
2 程度である。
【0023】第2工程:この第2工程は、図5に示すよ
うに、中間積層体10Aの上面および下面に上部絶縁層
20および上部絶縁層30が形成され、更に、上部絶縁
層10の上面および下部絶縁層30の下面に、金属箔層
21A、31Aが形成されてなるコネクター用積層体1
Aを製造する工程である。具体的には、図5(イ)に示
すように、中間積層体10Aの上面に熱硬化性樹脂シー
ト20Aが重ねられ、更に、この熱硬化性樹脂シート2
0Aの上面に金属箔21Bが重ねられる。一方、中間積
層体10Aの下面に熱硬化性樹脂シート30Aが重ねら
れ、更に、この熱硬化性樹脂シート30Aの下面に金属
箔31Bが重ねられる。そして、この状態で熱圧着処理
することにより、熱硬化性樹脂シート20Aおよび熱硬
化性樹脂シート30Aが硬化して、中間積層体10Aの
上面および下面を被着面として一体的に被着され、更
に、当該熱硬化性樹脂シート20Aの上面に金属箔21
Bが一体的に被着されると共に、熱硬化性樹脂シート3
0Aの下面に金属箔31Bが一体的に被着され、これに
より、図5(ロ)に示すように、金属薄層21A、上部
絶縁層20、上部剛性層25、絶縁性基板10、下部剛
性層35、下部絶縁層30および金属薄層31Aがこの
順で積層されてなるコネクター用積層体1Aが形成され
る。このとき、上部剛性層25および下部剛性層35に
形成された孔は、熱圧着によって得られる上部絶縁層2
0および下部絶縁層30の各々の一部が充填されること
により塞がれる。
【0024】以上において、下部絶縁層20および上部
絶縁層30を形成するための手段として、熱硬化性樹脂
シート20A,30Aを、被着面に対し、加熱下におい
て圧着する熱圧着手段が利用されるが、これにより、例
えば絶縁性樹脂層形成液を塗布し乾燥させる方法に比し
て、きわめて容易に均一な厚みを有する所要の絶縁層を
確実に形成することができる。熱硬化性樹脂シート20
A,30Aとしては、その熱圧着時に上部剛性層25お
よび下部剛性層35の孔に充填される程度の十分な厚み
を有するものを用いることが必要であり、具体的には、
形成される絶縁層の厚みが例えば20〜100μmとな
る厚みのものが好ましく用いられる。また、熱圧着によ
り金属薄層21A,31Aを形成するための金属箔21
B,31Bの厚みは、例えば9〜35μmであることが
好ましい。
【0025】熱硬化性樹脂シート20A,30Aおよび
金属箔21B,31Bを熱圧着するための温度は、当該
熱硬化性樹脂シート20A,30Aの材質にもよるが、
当該熱硬化性樹脂シートが軟化して接着性を帯びる温度
以上であることが必要であり、通常、80〜250℃、
好ましくは140〜200℃程度とすることができる。
この熱圧着工程におけるプレス圧力は、例えば最高5〜
50kg/cm2 程度であり、好ましくは20〜40k
g/cm2 程度である。この熱圧着工程は、常圧雰囲気
下で熱圧着することも可能であるが、実際上、例えば5
〜100Pa、好ましくは10〜50Pa程度の減圧雰
囲気によるいわゆる真空プレス法によることが好まし
く、この場合には、当該熱硬化性樹脂シートと被着面と
の間に気泡が閉じ込められることが有効に防止される。
【0026】第3工程:この第3工程は、最終的には図
10に示すように、コネクター用積層体1Aにその厚み
方向に貫通して伸びる短絡部11が形成されると共に、
上部絶縁層20の上面に、接続用電極21および上面配
線部22が形成され、更に下部絶縁層30の下面に端子
電極31および下面配線部32が形成されて積層型コネ
クター1が製造される工程である。具体的には、上記の
コネクター用積層体1Aに対し、例えば数値制御型ドリ
リング装置により、図6に示すように、当該コネクター
用積層体1Aを厚み方向に貫通するスルーホール用ドリ
ル穴11Hが形成される。
【0027】以上において、スルーホール用ドリル穴1
1Hの内径は、形成されるスルーホールにおける所要の
電気的な接続が達成されるものであれば特に制限される
ものではないが、上面配線部21および下面配線部31
について大きい自由度で配線設計を行うことができる点
で、小さい内径例えば0.03〜0.5mm、好ましく
は0.05〜0.1mm程度のスルーホール用ドリル穴
11Hを形成することが好ましい。
【0028】次に、上記のコネクター用積層体10A
に、無電解銅メッキ法、電解銅メッキ法などのメッキ処
理を行うことにより、スルーホール用ドリル穴11Hの
内面に銅メッキ層が形成され、図7に示すように、厚み
方向に貫通して伸びるスルーホールによる短絡部11が
形成される。
【0029】そして、このコネクター用積層体1Aの上
面の金属薄層21Aに対してフォトリソグラフィーおよ
びエッチング処理を施してその一部を除去することよ
り、図8に示すように、検査対象である回路装置の被検
査電極に対応したパターンの接続用電極基層21Cおよ
び上面配線部22が形成される。この接続用電極基層2
1Cは、直接または上面配線部22を介して短絡部11
に連結された状態である。更に、図9に示すように、コ
ネクター用積層体1Aの上面に、接続用電極基層21C
上にパターン孔28を有するフォトレジスト膜27を形
成し、このフォトレジスト膜27のパターン孔28を介
して、接続用電極基層21Cの表面上にメッキ法などに
よって金属を充填して堆積させ、その後、フォトレジス
ト膜27を除去することにより、図10に示すように、
表面から突出した状態の接続用電極21が形成される。
この接続用電極21は、後述する異方導電性エラストマ
ー層の機能との関係から、上面配線部22から更に20
μm以上突出していることが好ましい。
【0030】一方、コネクター用積層体1Aの金属薄層
31Aに対し、必要に応じてフォトリソグラフィーおよ
び金メッキ処理を施すことにより、端子電極31および
下面配線部32となる個所に金メッキ層を形成した後、
フォトリソグラフィーおよびエッチング処理を施して当
該金属薄層31Aの一部を除去することにより、格子点
上に配置された端子電極31および下面配線部32が形
成される。この端子電極31は、直接または下面配線部
32を介して短絡部11に連結された状態である。ま
た、端子電極31の電極ピッチは、例えば2.54m
m、1.8mmまたは1.27mmである。
【0031】このようにして、絶縁性基板10と、この
絶縁性基板10の上面および下面に、上部剛性層25お
よび下部剛性層35を介して積重して設けられた上部絶
縁層20および下部絶縁層30との積層体よりなり、上
面および下面にそれぞれ接続用電極21および端子電極
31を有すると共に、当該接続用電極21が、上面配線
部22、短絡部11および下面配線部32を介して端子
電極31に電気的に接続された積層型コネクターが製造
される。
【0032】このような積層型コネクターによれば、絶
縁性基板10と上部絶縁層20との間および絶縁性基板
10と下部絶縁層30との間に、上部剛性層25および
下部剛性層35が設けられているため、絶縁性基板10
として厚みの小さいものを使用しても十分な剛性が得ら
れ、これにより、積層型コネクター全体の厚みを小さく
することが可能となる結果、小さい径のスルーホールに
よる短絡部11を容易に形成することができる。従っ
て、検査対象である回路装置におけるリード電極などの
被検査電極が、電極ピッチが微小であり、かつ微細で高
密度の複雑なパターンのものである場合にも、配線部を
大きい自由度でかつ容易に形成することができ、しか
も、十分な剛性を有するため、良好なハンドリング性が
得られると共に、検査対象である回路装置に対して所要
の電気的接続を確実に達成することができる。
【0033】次に、本発明のアダプターを回路装置検査
用アダプター装置として構成した場合について説明す
る。図11は、本発明の回路装置検査用アダプター装置
の一例における構成を示す説明用断面図である。この回
路装置検査用アダプター装置は、アダプター本体1と、
このアダプター本体1の上面上に設けられた異方導電性
エラストマー層(以下、単に「エラストマー層」とい
う)40とにより構成されている。
【0034】具体的に説明すると、アダプター本体1
は、図1に示す構成の積層型コネクターよりなり、この
アダプター本体1の表面には、エラストマー層40が一
体的に接着乃至密着した状態で形成されている。このエ
ラストマー層40は、図12に示すように、絶縁性の弾
性高分子物質E中に導電性粒子Pが密に充填されてなる
多数の導電部41が接続用電極21上に位置された状態
で、かつ、隣接する導電部41が相互に絶縁部42によ
って絶縁された状態とされている。各導電部41におい
ては、導電性粒子Pが厚さ方向に並ぶよう配向されてお
り、厚さ方向に伸びる導電路が形成されている。この導
電部41は、厚さ方向に加圧されて圧縮されたときに抵
抗値が減少して導電路が形成される、加圧導電部であっ
てもよい。これに対して、絶縁部42は、加圧されたと
きにも厚さ方向に導電路が形成されないものである。
【0035】上記エラストマー層40の導電部41にお
いては、導電性粒子Pの充填率が10体積%以上、特に
15体積%以上であることが好ましい。導電部を加圧導
電部とする場合において、導電性粒子の充填率が高いと
きには、加圧力が小さいときにも確実に所期の電気的接
続を達成することができる点では好ましい。しかし、接
続用電極21の電極ピッチが小さくなると、隣接する導
電部間に十分な絶縁性が確保されなくなるおそれがあ
り、このため、導電部41における導電性粒子Pの充填
率は40体積%以下であることが好ましい。
【0036】このような構成の回路装置検査用アダプタ
ー装置においては、その上面にエラストマー層40が一
体的に形成されており、しかも当該上面の接続用電極2
1上にエラストマー層40の導電部41が配置されてい
るため、電気的接続作業時にエラストマー層40の位置
合わせおよび保持固定を行うことが全く不要であり、従
ってリード電極領域の電極ピッチが微小である場合に
も、所要の電気的接続を確実に達成することができる。
また、エラストマー層40はアダプター本体1と一体で
あるため、温度変化による熱履歴などの環境の変化に対
しても、良好な電気的接続状態が安定に維持され、従っ
て常に高い接続信頼性を得ることができる。
【0037】図示の例においては、エラストマー層40
の外面において、導電部41が絶縁部42の表面から突
出する突出部を形成している。このような例によれば、
加圧による圧縮の程度が絶縁部42より導電部41にお
いて大きいために十分に抵抗値の低い導電路が確実に導
電部41に形成され、これにより、加圧力の変化乃至変
動に対して抵抗値の変化を小さくすることができ、その
結果、エラストマー層40に作用される加圧力が不均一
であっても、各導電部41間における導電性のバラツキ
の発生を防止することができる。
【0038】このように導電部41が突出部を形成する
場合には、当該突出部の突出高さhは、エラストマー層
40の全厚t(t=h+d、dは絶縁部42の厚さであ
る。)の8%以上であることが好ましい。また、エラス
トマー層40の全厚tは、接続用電極21の中心間距離
として定義される電極ピッチpの300%以下、すなわ
ちt≦3pであることが好ましい。このような条件が充
足されることにより、エラストマー層40に作用される
加圧力が変化した場合にも、それによる導電部41の導
電性の変化が十分に小さく抑制されるからである。
【0039】導電部41が突出部を形成する場合におい
ては、突出部の平面における全体が導電性を有すること
は必ずしも必要ではなく、例えば突出部の周縁には、電
極ピッチの20%以下の導電路非形成部分が存在してい
てもよい。また、隣接する導電部41間の離間距離rの
最小値は、当該導電部41の幅Rの10%以上であるこ
とが好ましい。このような条件が満足されることによ
り、加圧されて突出部が変形したときの横方向の変位が
原因となって隣接する導電部41同士が電気的に接触す
るおそれを十分に回避することができる。以上の例にお
いて、導電部41の平面形状は接続用電極21と等しい
幅の矩形状とすることができるが、必要な面積を有する
円形、その他の適宜の形状とすることができる。
【0040】導電部41の導電性粒子としては、例えば
ニッケル、鉄、コバルトなどの磁性を示す金属の粒子も
しくはこれらの合金の粒子、またはこれらの粒子に金、
銀、パラジウム、ロジウムなどのメッキを施したもの、
非磁性金属粒子もしくはガラスビーズなどの無機質粒子
またはポリマー粒子にニッケル、コバルトなどの導電性
磁性体のメッキを施したものなどを挙げることができ
る。後述する方法においては、ニッケル、鉄、またはこ
れらの合金などよりなる導電性磁性体粒子が用いられ、
また接触抵抗が小さいなどの電気的特性の点で金メッキ
された粒子を好ましく用いることができる。また、磁気
ヒステリシスを示さない点から、導電性超常磁性体より
なる粒子も好ましく用いることができる。
【0041】導電性粒子の粒径は、導電部41の加圧変
形を容易にし、かつ導電部41において導電性粒子間に
十分な電気的な接触が得られるよう、3〜200μmで
あることが好ましく、特に10〜100μmであること
が好ましい。
【0042】導電部41を構成する絶縁性で弾性を有す
る高分子物質としては、架橋構造を有する高分子物質が
好ましい。架橋高分子物質を得るために用いることがで
きる硬化性の高分子物質用材料としては、例えばシリコ
ーンゴム、ポリブタジエン、天然ゴム、ポリイソプレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、ク
ロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、軟質液状エ
ポキシ樹脂などを挙げることができる。具体的には、硬
化処理前には液状であって、硬化処理後にアダプター本
体1の上面と密着状態または接着状態を保持して一体と
なる高分子物質用材料が好ましい。このような観点か
ら、本発明に好適な高分子物質用材料としては、液状シ
リコーンゴム、液状ウレタンゴム、軟質液状エポキシ樹
脂などを挙げることができる。高分子物質用材料には、
アダプター本体1の上面に対する接着性を向上させるた
めに、シランカップリング剤、チタンカップリング剤な
どの添加剤を添加することができる。
【0043】絶縁部42を構成する材料としては、導電
部41を構成する高分子物質と同一のものまたは異なる
ものを用いることができるが、同様に硬化処理後にアダ
プター本体1の上面と密着状態または接着状態を保持し
てアダプター本体1と一体となるものが用いられる。
【0044】このような絶縁部を形成することにより、
エラストマー層それ自体の一体性並びにそのアダプター
本体に対する一体性が確実に高くなるため、アダプター
装置全体としての強度が大きくなり、従って繰り返し圧
縮に対して優れた耐久性を得ることができる。
【0045】以上のような構成の回路装置検査用アダプ
ター装置は、その上面に検査対象である回路装置が配置
されて接続用電極21に回路装置の被検査電極が対接さ
れると共に、下面の端子電極31が適宜の接続手段を介
してテスターに接続され、更に全体が厚み方向に圧縮す
るよう加圧された状態とされる。この状態においては、
アダプター装置のエラストマー層40の導電部41が導
電状態となり、これにより、被検査電極とテスターとの
所要の電気的な接続が達成される。
【0046】上記の回路装置検査用アダプター装置は、
例えば次のようにしてアダプター本体1の上面にエラス
トマー層40が設けられて製造される。先ず、硬化処理
によって絶縁性の弾性高分子物質となる高分子物質用材
料中に導電性磁性体粒子を分散させて流動性の混合物よ
りなるエラストマー材料が調製され、図13に示すよう
に、このエラストマー材料がアダプター本体1の上面に
塗布されることによりエラストマー材料層50が形成さ
れ、これが金型のキャビティ内に配置される。
【0047】この金型は、各々電磁石を構成する上型5
1と下型52とよりなり、上型51には、接続用電極2
1に対応するパターンの強磁性体部分(斜線を付して示
す)Mと、それ以外の非磁性体部分Nとよりなる、下面
が平坦面である磁極板53が設けられており、当該磁極
板53の平坦な下面がエラストマー材料層50の表面か
ら離間されて間隙Gが形成された状態とされる。なお、
図13および図14においては、接続用電極21を除
き、アダプター本体1の詳細は省略されている。
【0048】この状態で上型51と下型52の電磁石を
動作させ、これにより、アダプター本体1の厚さ方向の
平行磁場を作用させる。その結果、エラストマー材料層
50においては接続用電極21上に位置する部分におい
て、それ以外の部分より強い平行磁場が厚さ方向に作用
されることとなり、この分布を有する平行磁場により、
図14に示すように、エラストマー材料層50内の導電
性磁性体粒子が、強磁性体部分Mによる磁力により接続
用電極21上に位置する部分に集合して更に厚さ方向に
配向する。
【0049】然るに、このとき、エラストマー材料層5
0の表面側には間隙Gが存在するため、導電性磁性体粒
子の移動集合によって高分子物質用材料も同様に移動す
る結果、接続用電極21上に位置する部分の高分子物質
用材料表面が隆起し、突出した導電部41が形成され
る。従って、形成される絶縁部42の厚さt1 は、初期
のエラストマー材料層50の厚さt0 より小さいものと
なる。そして、平行磁場を作用させたまま、あるいは平
行磁場を除いた後、硬化処理を行うことにより、突出部
を形成する導電部41と絶縁部42とよりなるエラスト
マー層40をアダプター本体1上に一体的に設けること
ができ、以てアダプター装置が製造される。
【0050】磁極板53としては、図15に示すよう
に、上型51が接続用電極21に対応するパターンの強
磁性体部分Mとそれ以外の非磁性体部分Nよりなり、当
該上型51の下面において強磁性体部分Mが非磁性体部
分Nより下方に突出した状態の磁極板55を使用するこ
ともできる。更に、全体が強磁性体よりなる磁極板であ
って、接続用電極21に対応するパターンの部分が、そ
れ以外の部分より下方に突出した状態の磁極板を用いる
こともできる。これらの場合にも、エラストマー材料層
50に対しては接続用電極21の領域において、より強
い平行磁場が作用されることとなる。
【0051】また、平行磁場を作用させたままで上型5
1と下型52の間隔が可変の金型を用い、始めは上型5
1をエラストマー材料層50のすぐ上に配置し、平行磁
場を作用させながら上型51と下型52の間隔を徐々に
広げ、これによってエラストマー材料層50の隆起を生
じさせ、その後に硬化処理を行うこともできる。
【0052】本発明においては、エラストマー層40の
導電部41が絶縁部42より突出していることは必須の
ことではなく、平坦な表面を有するものとすることもで
きる。このような場合には、例えば図13に示した構成
の金型を用い、間隙Gを形成せずに処理すればよい。
【0053】エラストマー材料層50の厚さは例えば
0.1〜3mmとされる。このエラストマー材料層50
のための高分子物質用材料は、導電性磁性体粒子の移動
が容易に行われるよう、その温度25℃における粘度が
101 sec-1の歪速度の条件下において104 〜1
07 センチポアズ程度であることが好ましい。エラス
トマー材料層50の硬化処理は、平行磁場を作用させた
ままの状態で行うことが好ましいが、平行磁場の作用を
停止させた後に行うこともできる。
【0054】また、磁極板53の強磁性体部分Mは鉄、
ニッケルなどの強磁性体により、また非磁性体部分N
は、銅などの非磁性金属、ポリイミドなどの耐熱性樹脂
または空気層などにより形成することができる。エラス
トマー材料層50に作用される平行磁場の強度は、金型
のキャビティの平均で200〜20,000ガウスとな
る大きさが好ましい。
【0055】硬化処理は、使用される材料によって適宜
選定されるが、通常、熱処理によって行われる。具体的
な加熱温度および加熱時間は、エラストマー材料層50
の高分子物質用材料の種類、導電性磁性体粒子の移動に
要する時間などを考慮して適宜選定される。例えば、高
分子物質用材料が室温硬化型シリコーンゴムである場合
に、硬化処理は、室温で24時間程度、40℃で2時間
程度、80℃で30分間程度で行われる。
【0056】以上、本発明をその一例に従って説明した
が、本発明は、上記の例に限定されず種々の変更を加え
ることができる。例えば、絶縁性基板の上面または下面
に2つ以上の絶縁層が設けられていてもよい。また、絶
縁性基板の下面には、絶縁層および剛性層が設けられて
いなくてもよい。この場合には、絶縁性基板の下面に端
子電極が直接形成される。
【0057】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0058】実施例1 (1)積層型コネクターの製造 第1工程:各々の厚みが50μmのステンレス(SUS
440A,ヤング率170GPa,線膨張係数11PP
M)よりなる剛性板(25A,35A)を、厚みが0.
1mmのガラス繊維補強型エポキシプリプレグ樹脂シー
ト(10B)の両面に配置し、最高温度170℃、最高
圧力20Kg/cm2 の条件で熱圧着処理することによ
り、絶縁性基板(10)の上面および下面に上部剛性層
(25)および下部剛性層(35)が形成されてなる中
間積層体(10A)を製造した。この中間積層体(10
A)における上部剛性層(25)および下部剛性層(3
5)に対してフォトリソグラフィーおよびエッチング処
理を施してその一部を除去することにより、上部剛性層
(25)および下部剛性層(35)に孔(26,27)
を形成した(図4参照)。この孔(26,27)の形状
は、直径0.25mmの円形および直径0.25mmの
複数の円が直鎖状に連なったもの、さらに、縦0.25
mm、横0.25mmの正方形および縦0.3mm横
5.0mmの長方形からなるものであった。その後、こ
の中間積層体(10A)における上部剛性層(25)お
よび下部剛性層(35)に対して、石井表記(株)製ジ
ェットスクラブ研磨装置によって、表面粗化処理を行っ
た。
【0059】第2工程:上記の中間積層体(10A)の
上面および下面に、厚さ50μmの熱硬化性樹脂シート
(ガラス繊維補強プリプレグ「ナショナルマルチR16
61」松下電工社製)を配置し、上面側の熱硬化性樹脂
シート(20A)の上面および下面側の熱硬化性樹脂シ
ート(30A)の下面に、厚さ70μmの支持銅箔上に
形成された、厚さ9μmの剥離性電解銅箔「ピーラブル
銅箔」(古河電工社製)を配置し、真空プレス機「MH
PCV−200−750」(名機製作所社製)により、
10Paの減圧雰囲気下において、最高プレス圧力30
Kg/cm2 、最高温度180℃で2時間プレスし、熱
圧着することにより、絶縁性基板(10)の上面に、上
部剛性層(25)を介して上部絶縁層(20)および金
属薄層(21A)がこの順で積層され、更に、絶縁性基
板(10)の下面に、下部剛性層(35)を介して下部
絶縁層(30)および金属薄層(31A)がこの順で積
層されたコネクター用積層体(1A)を形成した(図5
参照)。
【0060】第3工程:上記のコネクター用積層体(1
A)対して、2軸ドリリング装置「ND−1Wー21
2」(日立精工社製)を用いて、内径が70μmのスル
ーホール用ドリル穴(11H)を形成した(図6参
照)。その後、過マンガン酸カリウムおよび水酸化ナト
リウムを主成分とするデスミア液を用い、70℃で20
分間の条件で、スルーホール用ドリル穴(11H)の内
部のデスミア処理を行った。
【0061】次いで、上記のコネクター用積層体(1
A)に、無電解銅メッキを行った後更に電解銅メッキを
行うことにより、スルーホール用ドリル穴11Hの内壁
に銅メッキ層を形成してスルーホールによる短絡部(1
1)を形成した(図7参照)。そして、コネクター用積
層体(1A)の上面の金属薄層(21A)に対してフォ
トリソグラフィーおよびエッチング処理を施してその一
部を除去することより、上面に検査対象である回路装置
の被検査電極に対応したパターンの接続用電極基層(2
1C)および上面配線部(22)を形成した(図8参
照)。
【0062】更に、コネクター用積層体(1A)の上面
上に、厚み50μmのフォトレジスト膜「HK350」
(日立化成工業社製)を積層し、フォトリソグラフィー
の手法により、フォトレジスト膜(27)における接続
用電極基層(21C)上の個所に、パターン孔(28)
を形成した。そして、このフォトレジスト膜(27)の
パターン孔(28)を介して、接続用電極基層(21
C)の表面上に金属を充填して堆積させ、その後、フォ
トレジスト膜(27)を除去することにより、表面から
の突出高さが50μmの接続用電極(31)を形成し
(図10(イ)参照)、更に各接続用電極(21)には
厚み1μmの金メッキを施した。一方、コネクター用積
層体(1A)の下面の金属薄層(31A)に対して、フ
ォトリソグラフィーおよび金メッキ処理を施すことによ
り、端子電極(31)および下面配線部(32)となる
個所に金メッキ層を形成した後、フォトリソグラフィー
およびエッチング処理を施して当該金属薄層31Aの一
部を除去することにより、1.27mmの格子点上に配
置された端子電極(31)および下面配線部(32)を
形成し、以て積層型コネクターを製造した(図10
(ロ)参照)。
【0063】以上の方法によって得られた積層型コネク
ターの接続用電極は、各電極の寸法が直径0.15mm
の円形で電極ピッチが0.25mmの電極群と、各電極
の寸法が0.25mm×0.25mmの矩形で電極ピッ
チが0.6mmの電極群とを有するものであった。
【0064】(2)アダプター装置の製造 上記の積層型コネクターをアダプター本体として用い、
このアダプター本体の上面に、次のようにしてエラスト
マー層を形成した。室温硬化型ウレタンゴムに平均粒径
26μmのニッケルよりなる導電性磁性体粒子を15体
積%となる割合で混合してなるエラストマー材料を調製
し、これを上記のアダプター本体の表面に塗布したもの
を、基本的に図15に示した金型を用いる方法に従って
処理した。すなわち、下面において強磁性体部分Mが非
磁性体部分Nより0.1mm突出する磁極板55を用
い、強磁性体部分Mの下面とエラストマー材料層との間
に0.03mmの間隙を形成して平行磁場を作用させて
エラストマー材料層を隆起させ、この状態で室温で24
時間放置して硬化させ、これにより、導電部の厚さtが
0.3mm、絶縁部の厚さdが0.27mm、導電部の
突出割合(t−d)/tが10%のエラストマー層を形
成し、もって回路装置検査用アダプター装置を製造し
た。
【0065】実験例1 以上のアダプター装置について、抵抗測定器「ミリオー
ムハイテスター」(日置電機社製)を用い、基板の下面
側に共通の導電板を配置してすべての端子電極を短絡状
態とし、この導電板と各接続用電極との間の電気抵抗値
をプローブピンを利用して測定した。その結果、すべて
の接続用電極について、電気抵抗値は100mΩ以下と
非常に小さく、接続されるべき端子電極と接続用電極と
の間の電気的な接続が十分に達成されていることが確認
された。
【0066】実験例2 更に当該アダプター装置について、上記と同様の抵抗測
定器を用い、互いに絶縁状態とされるべき隣接する接続
用電極の間の電気抵抗値をプローブピンを利用して測定
したところ、電気抵抗値はいずれも2MΩ以上と非常に
大きく、十分な絶縁状態が達成されていることが確認さ
れた。
【0067】
【発明の効果】本発明の積層型コネクターによれば、絶
縁性基板と上部絶縁層との間に、剛性層が設けられてい
るため、絶縁性基板として厚みの小さいものを使用して
も十分な剛性が得られ、これにより、積層型コネクター
全体の厚みを小さくすることが可能となる結果、小さい
径のスルーホールによる短絡部を容易に形成することが
できる。従って、検査対象である回路装置におけるリー
ド電極などの被検査電極が、電極ピッチが微小であり、
かつ微細で高密度の複雑なパターンのものである場合に
も、配線部を大きい自由度でかつ容易に形成することが
でき、しかも、十分な剛性を有するため、良好なハンド
リング性が得られると共に、検査対象である回路装置に
対して所要の電気的接続を確実に達成することができ
る。
【0068】本発明の回路装置検査用アダプター装置
は、その基本的構成において、アダプター本体の上面
に、検査対象回路装置の被検査電極に対応して配置され
た接続用電極が形成されると共に、下面には格子点に配
置された端子電極が形成されており、かつアダプター本
体は、上記の積層型コネクターを具えてなり、しかもア
ダプター本体の上面上には異方導電性エラストマー層が
一体的に設けられているため、検査対象である回路装置
の被検査電極が、電極ピッチが微小であり、かつ微細で
高密度の複雑なパターンのパターンのものである場合に
も、当該回路装置について所要の電気的接続を確実に達
成することができ、また温度変化による熱履歴などの環
境の変化に対しても良好な電気的接続状態が安定に維持
され、従って高い接続信頼性を得ることができ、しか
も、所望の配線構成を有するアダプター本体の形成がき
わめて容易であり、従ってきわめて有利にかつ確実に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型コネクターの一例における構成
を示す説明用断面図である。
【図2】本発明の積層型コネクターの一例における各部
の配置の状態を示す説明用部分破断平面図である。
【図3】図1における積層型コネクターの説明用拡大断
面図である。
【図4】本発明の積層型コネクターを製造する方法にお
いて、中間積層体を製造する第1工程を示す説明用断面
図である。
【図5】本発明の積層型コネクターを製造する方法にお
いて、コネクター用積層体を製造する第2工程を示す説
明用断面図である。
【図6】コネクター用積層体にスルーホール用ドリル穴
が形成された状態を示す説明用断面図である。
【図7】コネクター用積層体のスルーホール用ドリル穴
の内壁にメッキ層が形成されて短絡部が形成された状態
を示す説明用断面図である。
【図8】コネクター用積層体の上面に接続用電極基層お
よび上面配線部が形成された状態を示す説明用断面図で
ある。。
【図9】コネクター用積層体の上面にパターン孔を有す
るフォトレジスト膜が設けられた状態を示す説明用拡大
断面図である。
【図10】コネクター用積層体の上面に接続用電極が形
成されると共に、下面に端子電極および下面配線部が形
成された状態を示す説明図である。
【図11】本発明の回路装置検査用アダプター装置の一
例における構成を示す説明用断面図である。
【図12】本発明の回路装置検査用アダプター装置の一
例における構成を示す説明用拡大断面図である。
【図13】エラストマー材料層が形成されたアダプター
本体が金型にセットされた状態を示す説明用断面図であ
る。
【図14】図13において、平行磁場が作用された状態
を示す説明用断面図である。
【図15】エラストマー層を形成するために用いられる
金型の他の例を示す説明用断面図である。
【図16】プリント回路基板の一例の配置を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 アダプター本体 1A コネクター
用積層体 10 絶縁性基板 10A 中間積
層体 10B 熱硬化性樹脂シート 11 短絡部 11H スルーホール用ドリル穴 20 上部絶縁
層 20A 熱硬化性樹脂シート 21 接続用電
極 21A 金属薄層 21B 金属箔 21C 接続用電極基層 22 上面配線
部 25 上部剛性層 25A 剛性板 26 孔 27 フォトレ
ジスト膜 28 パターン孔 30 下部絶縁
層 30A 熱硬化性樹脂シート 31 端子電極 31A 金属薄層 31B 金属箔 32 下面配線部 35 下部剛性
層 35A 剛性板 36 孔 40 異方導電性エラストマー層 41 導電部 42 絶縁部 E 弾性高分
子物質 P 導電性粒子 50 エラストマ
ー材料層 51 上型 52 下型 M 強磁性体部分 N 非磁性体部
分 53 磁極板 G 間隙 55 磁極板 90 プリント
回路基板 91 機能素子領域 92 リード電
極 93 リード電極領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、この絶縁性基板上に一体
    的に積重して設けられた少なくとも1つの絶縁層とを具
    えてなり、厚み方向に貫通して伸びる短絡部を有する積
    層型コネクターにおいて、 前記絶縁性基板と前記絶縁層との間に、剛性層が設けら
    れていることを特徴とする積層型コネクター。
  2. 【請求項2】 下面に格子点上に配置された端子電極を
    有すると共に、上面に接続用電極を有するアダプター本
    体と、このアダプター本体の上面上に一体的に設けられ
    た異方導電性エラストマー層とよりなり、 前記アダプター本体は、請求項1に記載の積層型コネク
    ターを具えてなり、当該積層型コネクターの短絡部を介
    して、前記接続用電極が前記端子電極に電気的に接続さ
    れていることを特徴とするアダプター。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の積層型コネクター若し
    くは請求項2に記載のアダプターを有し、当該積層型コ
    ネクター若しくは当該アダプターが、検査対象回路装置
    と電気的検査装置との間に介在されて当該回路装置の被
    検査電極と電気的検査装置との電気的接続を行うことを
    特徴とする回路装置検査用アダプター装置。
JP10151716A 1998-06-01 1998-06-01 積層型コネクター、アダプターおよび回路装置検査用アダプター装置 Pending JPH11345643A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002340930A (ja) * 2001-03-16 2002-11-27 Nhk Spring Co Ltd 導電性接触子用支持体
US7244127B2 (en) 2002-03-20 2007-07-17 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Anisotropic conductive sheet and its manufacturing method
JP2008041593A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 異方性導電膜及びその製造方法
US7465491B2 (en) 2002-03-20 2008-12-16 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Anisotropic conductive sheet and its manufacturing method

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