JP6259250B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉装置に関し、特に、シャッターカーテンにより開口部の下方側を閉鎖した状態で開口を形成することが可能な開閉装置に関する。
従来、ビル等の建物の出入り口や、建物内部の通路等に設置される開閉装置の一例として、スラットと呼ばれる長尺な金属板を複数連結したシャッターカーテンを有するスラット式シャッター装置が知られている。特許文献1に示すように、シャッターカーテンは、両端部を湾曲して形成されたカール部を有し、隣接するスラット同士をカール部を介して互いに連結することにより構成される。
上記シャッター装置にあっては、例えば集中豪雨や台風等の非常時の際に、シャッターカーテンを閉鎖動作させ、開口部を閉鎖することによって水や土砂(以下、水等という。)を堰き止め、屋内側の浸水被害等を低減することが可能であるが、水等が閉鎖したシャッターカーテンの下方側に一旦滞留すると、当該水等が除去されるまでシャッターカーテンを開放することは困難となり、必要に応じて屋外の状況確認や、内外への入退出を行うことが困難であった。
特開2010−196366号公報
本発明は、上記課題を解決するため、シャッターカーテンにより水等の進入を防止しつつも、必要に応じて屋外の状況確認、或いは内外への入退出を容易に行うことが可能な開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る開閉装置、開口部の幅方向の両側に互いに離間して対向するように設けられたガイドレールと、ガイドレールの長手方向に沿って移動自在に設けられ、開口部を開閉する開閉体と、を備えた開閉装置であって、開閉体は、ガイドレール間に延在する上側部材と、各ガイドレール間に延在して、かつ、連結手段により上側部材と連結可能であるとともに、連結手段の解除により上側部材と分離可能に構成された下側部材とを備え、下側部材が防潮板であり、当該防潮板は、上側部材と分離された場合に、開閉装置が設置される設置面に下端部が着座してガイドレール内に存置されるように構成され、かつ、当該ガイドレール内に存置された防潮板と当該ガイドレールとが、当該防潮板の高さ寸法の半分よりも上方位置で屋内側から固定手段によって固定可能に構成されたことを特徴とする。
本構成によれば、上側部材及び防潮板が、連結手段の解除により互いに分離可能に構成されるので、開閉体の閉鎖により水等の進入を防止しつつ、必要に応じて屋外の状況確認、或いは内外への入退出を容易に行うことが可能となる。また、防潮板をガイドレールに対して強固に固定することにより、水圧、土圧等の外部要因による防潮板の幅方向又は開閉方向への移動、これらの移動に伴う変形、或いはガイドレールからの脱落等を防止することが可能となり、水等の進入をより効果的に防止することができるようになる。
また、上記開閉装置の他の構成として、連結手段は、上側部材の操出し方向の端部に設けられた連結孔と、防潮板の巻取り方向の端部に設けられた連結孔と、各連結孔に挿通されるボルトと、各連結孔に挿通された前記ボルトの先端部に螺合されたナットとで構成されたことにより、当該連結手段による連結及び解除を行うことで、上述した効果が得られるようになる。
また、上記開閉装置の他の構成として、固定手段は、ガイドレールの屋内側の表面からガイドレール内に貫通するように形成された固定孔と、防潮板に形成されたネジ穴と、固定孔及びネジ穴に螺入されてネジ穴に締結されるボルトとで構成され、ネジ穴及びボルトが、防潮板の屋外側の表面まで達していない構成とすれば、前記構成から生じる効果に加え、当該固定手段による固定により、屋内側への水等の進入をより効果的に防止することができるとともに、ネジ穴からの漏水を回避することができる。
また、上記開閉装置の他の構成として、設置面には、前記各ガイドレール間に亘って溝が形成され、当該溝に前記防潮板の下端部が着座する構成とすれば、前記構成から生じる効果に加え、屋内側への水等の進入をより効果的に防止することができる。
本明細書中において、開閉体は巻取り又は繰出されるものに限定されるものではなく、例えばチェーン等により複数のパネルが吊持された構成のパネルシャッターのように、駆動軸が左右側板に支持され、各パネル等の開閉体構成部材が折り畳まれたり、並べられたりすることにより収容されるものを含む。
また、本明細書中において、防潮とは、潮のみならず、海水、河川水、雨水等の浸入を防止または抑制することを意味する。また、本明細書中においては、防水(防水板,止水板)と防潮(防潮板)とを同じ意味で使用することもある。さらに、防潮板とは、板状に構成されているもののみならず、周囲を金属や木材等で囲まれた枠内にシート等の軟質部材を設けたものや、シート等のみからなるものを含み、使用上において防潮の目的に適合する構成のものをいう。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
シャッター装置の概略正面図である。 シャッターカーテン及びガイドレールの断面斜視図である。 スラットと防潮板との連結を示す部分断面図である。 シャッターカーテン及び巻取り機構を示す縦断面図である。 スラットと防潮板とを分離したときの斜視図である。 ガイドレールと防潮板との固定の一例を示す部分斜視図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、本発明に係るシャッター装置10の概略正面図である。
同図において開閉装置としてのシャッター装置10は、構造物躯体11に形成された開口部12に設置される。構造物躯体11は、例えば住宅やビル、倉庫、工場等の構造物の内外を仕切る外壁や、構造物の内部において内部空間を仕切る内壁等である。開口部12は、構造物躯体11に開設され、内外を連通する空間として形成される。
シャッター装置10は、概略、開口部12の幅方向の両側に互いに離間して立設されるガイドレール20;20と、ガイドレール20;20の長手方向に沿って移動(巻取り又は繰出)され、開口部12を開閉する開閉体としてのシャッターカーテン30と、開口部12及びガイドレール20;20の上方に設けられるシャッターケース14の内部の収容空間に設置される巻取り機構50とを備える。
なお、本明細書において「幅方向」とは、シャッターカーテン30の開閉(上下)方向と直交する方向(左右方向)を示し、「奥行方向」とは、シャッターカーテン30の厚み方向(屋内,屋外方向)を意味する。また、「巻取り方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って上昇し、開口部12が開放する方向を示し、「繰出し方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って降下し、開口部12が閉鎖する方向を示す。ここで、屋内,屋外とは、本発明の説明を分かりやすくするための便宜上の表現であって、屋外とは水が浸入する場合の上流側のことである。また、屋内とは上流側から水が浸入してくる可能性がある側であって、本発明においては水が浸入してくるのを阻止,抑制したい側のことを示す。さらに、後述する防潮板40やシャッター装置10(開閉装置)は、開閉扉や壁等とともに、単なる道路の防水用仕切としての使用や、外部空間における門等に取り付ける等、家屋や部屋等の概念が無い個所に設けてもよい。
図2は、一方のガイドレール20とシャッターカーテン30との関係を示す斜視図であり、図3は、シャッターカーテン30を構成するスラット31と防潮板40との連結を拡大して示す縦断面図である。
図2に示すように設置面13には、ガイドレール20;20間に亘って直線的に延在する溝17が形成される。詳細については後述するが、溝17には、シャッターカーテン30の一部として構成された防潮板40の下端部が着座し、防潮板40の振れが抑制される。また、図4(b)に示すように、溝17は非常時以外の通常使用時において蓋18により閉塞され、設置面13と同一平面となる。なお、溝17及び蓋18は、必須の構成ではなく、シャッター装置10の設置場所等に応じて適宜設定すればよい。
図1,図2に示すようにガイドレール20は、構造物躯体11に対して、長手方向が垂直となるように構造物躯体11に一部が埋設された状態で設置面13上に立設される。ガイドレール20は、横断面コ字状の内部構造を有する中空状の部材であり、上方側のスラット支持部20Aと下方側の防潮板支持部20Bとを有して形成される。
スラット支持部20Aは、横断面コ字状を成すガイドレール20の両端部が開口部12に対して幅方向外側に折り返され、互いに対向するガイド片21;21が存する範囲である。また、スラット支持部20Aは、シャッターカーテン30が繰出し方向に動作し、開口部12を完全に閉鎖した(全閉)状態において、上側部材としての複数のスラット31と対応する。また、図示は省略するが、ガイド片21;21の表面には、スラット31との直接的な接触を防止するための消音帯が取着されている。
防潮板支持部20Bは、スラット支持部20Aの下方側に位置し、奥行き方向の寸法がスラット支持部20Aよりも狭小となる収容部22を有し、シャッターカーテン30が全閉した状態において、複数のスラット31の下部に連結された下側部材としての防潮板40と対応する。また、収容部22の奥行寸法は、防潮板40の奥行寸法(厚さ寸法)と略対応しており、防潮板40の幅方向両端部が、収容部22内に収容される。
また、収容部22の上方には、スラット支持部20Aの下端部より奥行方向中央に向かって下傾斜する傾斜面23が形成されており、スラット支持部20Aを経て防潮板支持部20B内に進入しようとする防潮板40は上記傾斜面23に沿って誘導され、防潮板支持部20Bの収容部22内に収容される。また、収容部22を形成する表面22A;22Aには、例えば防水性のシール部材が取着されており、シャッターカーテン30が全閉した状態において、防潮板40との間の水密性が確保される。
図1,図2に示すように、シャッターカーテン30は、上側部材としての複数のスラット31と、上側部材の下端側に連結される下側部材としての防潮板(止水板)40とから構成される。
複数のスラット31は、例えば、スチール,ステンレス,又はアルミニウム等から形成され、開口部12の幅方向に沿って延在する板状の部材であって、図2に示す如く断面形状が略台形状に形成される。また、各スラット31における巻取り方向の端部(上端部)と繰出し方向の端部(下端部)には、湾曲形状のカール部31A,31Bが形成される。カール部31Aは、後述するホイール52の径方向外側に向けて湾曲し、巻取り方向に隣接するスラット31に形成されたカール部31Bと係合する。カール部31Bは、ホイール52の径方向内側に湾曲し、繰出し方向に隣接するスラット31に形成されたカール部31Aと係合する。即ち、互いに隣接するスラット31同士は、それぞれカール部31A,31B同士が係合することにより回転自在に連結される。
図2,図3に示すように、複数のスラット31のうち、繰出し方向の端部に位置するスラット31Lには、幅方向に沿って延在する連結部31Mが形成される。連結部31Mは、後述する防潮板40と連結される片であって、上述のカール部31Bに相当する個所が平板状に形成される。また、連結部31Mには、幅方向に所定の間隔を空けて複数の連結孔34;34が開設され、当該連結孔34;34を介して複数のスラット31からなる上側部材と、下側部材としての防潮板40とが連結される。
防潮板40は、例えばスチール,ステンレス,又はアルミニウム等の金属や樹脂、或いはコンクリート等から形成され、断面形状が矩形状の中空又は中実状部材である。防潮板40は、各スラット31と略同一の幅方向寸法に設定され、防潮板40の幅方向両端部は、ガイドレール20;20のガイド片21;21及び収容部22に飲み込まれた状態でガイドレール20;20に沿って巻取り又は繰出される。
防潮板40の繰出し方向の端部には、座板41が係合される。座板41は、防潮板40の幅方向に沿って延在する平板であって、図4(b),(c)に示すように、開口部12が全閉された状態において、溝17の底面または蓋18の上面と接地する部分である。座板41は、スラット31及び防潮板40の幅方向寸法よりも短く設定されている。具体的には、ガイドレール20;20間の寸法よりも僅かに短く設定され、その両端部がガイドレール20;20のガイド片21;21及び収容部22に飲み込まれることのない寸法である。
なお、座板41は、ガイドレール20;20に飲み込まれる構成であってもよい。例えば、ガイドレール20;20に飲み込まれていない場合の部分の厚みがガイドレール20;20の溝幅よりも大きければ、厚みを小さく(薄く)してガイドレール20;20に飲み込ませるように構成すれば良い。
図3に示すように、防潮板40の巻取り方向の端部には、幅方向に所定の間隔を空けて防潮板40を貫通する連結孔42;42が開設される。連結孔42;42は、スラット31Lに開設された上述の連結孔34;34と対応する位置に設けられる。
図3に示すように、上記構成からなる防潮板40を上側部材としての複数のスラット31に連結するには、スラット31Lに開設された連結孔34;34と、防潮板40に開設された連結孔42;42とを位置合わせした後に、屋内側から連結手段としての蝶ボルト33をそれぞれ連結孔34及び連結孔42に挿通して蝶ボルト33を回転させることにより、蝶ボルト33の先端部をスラット31Lの屋外側の表面に配設された連結手段としてのナット32に螺合する。これにより、複数のスラット31と防潮板40とが、蝶ボルト33;33及びナット32;32間の締結力によって互いに連結される。一方、複数のスラット31と防潮板40とを分離可能とするには、屋内側から蝶ボルト33を連結時と反対方向に回転させることにより蝶ボルト33とナット32との螺合を解除し、蝶ボルト33を抜き取ることにより容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては、上側部材としての複数のスラット31と、下側部材としての防潮板40とを連結するための手段として蝶ボルト33;33及びナット32;32を用いたが、これに限定されることはなく、複数のスラット31と防潮板40とを連結又は分離できるものであればその種類は問わない。また、連結手段である連結孔34;34、蝶ボルト33及びナット32の少なくとも1つは、ガイドレール20に飲み込まれることなく、ガイドレール20;20間の寸法よりも短い範囲に設けられることが好ましい。さらに、連結孔34;34、蝶ボルト33及びナット32の全てがガイドレール20に飲み込まれることなく、ガイドレール20;20間の寸法よりも短い範囲に設けられる方がより好ましい。
次に、図1に戻り、複数のスラット31と防潮板40とにより構成されたシャッターカーテン30を巻取り方向又は繰り出し方向に動作させる巻取り機構50について概説する。
同図に示すように、巻取り機構50は、シャッターケース14内に設置され、シャッターカーテン30を巻取り、又は繰出す機構である。巻取り機構50は、概略、シャッターケース14の一部を構成する左右のブラケット15;15と、左右のブラケット15;15間に架設されるシャフト51と、シャフト51の回転と同期して巻取り方向及び繰出し方向に回転自在なホイール52;52と、シャフト51を巻取り方向又は繰出し方向に回転させる図外のモータとを備える。
シャフト51は、開口部12に立設されるガイドレール20;20の幅方向に延在する支柱であって、両端部がブラケット15;15に設けられた図外の保持手段によって、回転自在に支承される。また、シャフト51の一端部の軸周りには、無端状のチェーンやベルト等の連結体55と連結される従動輪53が設けられる。従動輪53は、連結体55を介して図外のモータの出力軸に設けられた駆動輪と連結されており、モータの回転力は、駆動輪、連結体55及び従動輪53を介してシャフト51に伝達される。
ホイール52;52は、シャフト51に対して所定の間隔をもって設けられる円筒状の金属部材である。ホイール52;52は、中心部に開設された図外の嵌挿孔を介してシャフト51と嵌め合され、シャフト51を回転中心として自在に回転する。また、ホイール52;52同士は、複数の巻取り部材54により接続される。巻取り部材54は、シャフト51と平行に延在する支柱であって、両端部がホイール52;52の嵌挿孔を中心として円周方向に等間隔に開設された図外の接続孔に嵌め込まれる。
図4は、シャッターカーテン30の巻取り時、及び繰出し時におけるホイール52及びシャッターカーテン30の縦断面図である。図4(a)に示すように、シャッターカーテン30が開口部12を開放した状態(全開状態)から、図外の操作盤を操作によりシャフト51が繰出し方向に回転すると、シャフト51の回転に対応してホイール52が回転し、ホイール52の外周面に積層されたシャッターカーテン30が順次繰出されることとなる。そして、図4(b)に示すように、ホイール52の繰出し方向への回転が継続し、開口部12の全域がシャッターカーテン30により閉鎖(全閉状態)される。
一方、豪雨や台風等において水等の進入が予想される場合には、図4(c)に示すように、事前に溝17を塞いでいる蓋18を取り外す。そして、図外の操作盤を操作することによって、開口部12の全域をシャッターカーテンによって閉鎖(全閉状態)する。また、この全閉状態においては、溝17から蓋18が取り除かれた状態でシャッターカーテン30が繰出されるため、座板41と溝17の底面とが直接接地することとなる。
なお、上記実施形態に係る巻取り機構50は、モータを有する電動式の巻取り機構50を例示したが、例えばシャフト51の軸周りに介挿されるコイルばね等の付勢手段を用いた手動式の巻取り機構を採用してもよい。
上述のとおり、本実施形態に係るシャッター装置10は、シャッターカーテン30を巻取り又は繰出すことにより、開口部12を任意に開放,閉鎖することができ、防犯,防風,防塵等の一般的なシャッター装置が有する機能を果たすことが可能であるとともに、例えば豪雨や台風等において、水等の進入が予想される場合には防潮板40がガイドレール20;20の収容部22との水密性、及び溝17の底面との水密性を確保しつつ、屋外側から屋内側に浸入する水等を堰き止めるので、屋内側に水等が進入することを防止できる。
さらに、図5に示すように、本実施形態に係るシャッター装置10は、防潮板40により水等を堰き止めた状態のまま、複数のスラット31のみを巻取ることにより開口部12の上方側を開放することが可能となる。即ち、複数のスラット31と、防潮板40とが、屋内側における蝶ボルト33の操作によって容易に分離可能であるため、シャッターカーテン30を繰出して開口部12を一旦全閉した場合でも、蝶ボルト33の抜き取りによって複数のスラット31及び防潮板40の連結を解除することにより複数のスラット31と防潮板40とを分離可能とした後、図外の操作盤を操作することによって複数のスラット31のみを巻取り方向に動作させれば巻き取られた複数のスラット31と、ガイドレール20の収容部22内に存置された防潮板40との間に開口部12´を形成することが可能となる。
なお、上記説明においては、蝶ボルト33を屋内側に設け、ナット32を屋外側に設ける構成としたが、蝶ボルト33を屋外側に設け、ナット32を屋内側に設ける構成としてもよい。
以上、本実施形態に係るシャッターカーテン30によれば、互いに分離可能とされたシャッターカーテン30の上側部材である複数のスラット31、及び下側部材である防潮板40の連結を解除した後、複数のスラット31のみを巻取り機構50により巻き取ることにより、下側部材である防潮板40を水密性が確保された収容部22内に存置したまま開口部12´を形成できるため、防潮板40により水等を堰きとめた状態を維持しながら必要に応じて開口部12´を介して屋外の状況確認や、内外への入退出を行うことができる。
以下、適宜採用可能なガイドレール20と防潮板40との固定手段について説明する。上記実施形態においては、防潮板40と防潮板支持部20Bとの水密性が十分に確保されているが、水圧,土圧等の外部要因によって防潮板40が変形し、防潮板支持部20Bから脱落することも考えられる。そこで、以下に説明する如く防潮板40をガイドレール20;20に対して強固に固定することにより、水等の進入をより効果的に防止することができる。
図6は、ガイドレール20に対する防潮板40の固定の一例を示す部分斜視図である。同図に示すように、ガイドレール20の防潮板支持部20Bには、固定孔25が開設される。固定孔25は、ガイドレール20における屋内側の表面から収容部22を形成する表面22Aまで貫通する孔である。また、固定孔25は、シャッターカーテン30の繰り出し動作によって収容部22内に収容される防潮板40に形成されたネジ穴43と重なり合う位置に開設される。ネジ穴43は、例えば防潮板40の巻取り方向の端部に位置し、防潮板40の奥行方向に延長する。そして、互いに奥行方向に一致する固定孔25及びネジ穴43には、蝶ボルト24が螺入され、当該蝶ボルト24の締結力により、防潮板40がガイドレール20における防潮板支持部20Bの収容部22内に強固に固定される。
すなわち、上記構成によれば、ネジ穴43は防潮板40における屋外側(言い換えれば上流側)の表面まで達しておらず、蝶ボルト24も防潮板40における屋外側の表面まで達していないため、ネジ穴43からの漏水を回避することができる。なお、ガイドレール20への固定をより強固にするために、ネジ穴43及び蝶ボルト24を防潮板40における屋外側表面まで貫通させ、さらには屋外側ガイドレールまで到達させて係合,嵌合させてもよい。またネジ穴43は、防潮板40近傍を含む上端等であって、水が到達しないと想定される高さの位置に設けることが好ましい。
なお、上記実施形態においては、防潮板40をガイドレール20に固定するための一例として、固定孔25,ネジ穴43及び蝶ボルト24からなる固定手段を例示したが、上記形態に限定されるものではなく、防潮板40をガイドレール20に対して強固に固定できるものであれば、その種類を問わない。また、防潮板40を固定する対象としてはガイドレール20に限定されるものではなく、例えば座板41と、その接地面としての溝17の底面を固定する形態であってもよい。さらに、固定手段やガイドレール20に対する防潮板40への固定は、屋内側から行える構成のみならず、屋外側または屋内側及び屋外側の両方から行うことができる構成であってもよい。
そして、上記形態によれば、水圧、土圧等の外部要因による防潮板40の幅方向又は開閉方向への移動、これらの移動に伴う変形、或いはガイドレール20からの脱落等を防止することが可能となり、水等の進入をより効果的に防止することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記実施形態においては、シャッターカーテン30を、それぞれ分離可能な上側部材としての複数のスラット31と、当該複数のスラット31に連結される防潮板40とにより構成したが、下側部材を防潮板40とすることなく、複数のスラット31により構成してもよい。この場合にあっては、所定高さにおいて隣接するスラット31;31同士を上述の手段を用いること等によって分離可能とすれば上述の実施形態におけるシャッターカーテン30と同様の作用,効果を奏することが可能となる。さらには、シャッターカーテン30の構成として複数のパイプを格子状に連結したパイプ(グリル)カーテン、複数の平板状パネルを組み合わせたパネルカーテン、樹脂等のシートをから構成されるシートカーテン、もしくはこれらの部材を組み合わせたカーテンに対しても適用することができる。
10 シャッター装置、12 開口部、12´ 開口部、14 シャッターケース、
20 ガイドレール、21 ガイド片、22 収容部、25 固定孔、
30 シャッターカーテン、31 スラット、32 ナット、33 蝶ボルト、
34 連結孔、40 防潮板、41 座板、42 連結孔、43 ネジ穴、
50 巻取り機構、51 シャフト、52 ホイール。

Claims (4)

  1. 開口部の幅方向の両側に互いに離間して対向するように設けられたガイドレールと、
    前記ガイドレールの長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記開口部を開閉する開閉体と、
    を備えた開閉装置であって、
    前記開閉体は、
    前記ガイドレール間に延在する上側部材と、
    前記各ガイドレール間に延在して、かつ、連結手段により前記上側部材と連結可能であるとともに、前記連結手段の解除により前記上側部材と分離可能に構成された下側部材とを備え、
    前記下側部材が防潮板であり、当該防潮板は、前記上側部材と分離された場合に、開閉装置が設置される設置面に下端部が着座して前記ガイドレール内に存置されるように構成され、かつ、当該ガイドレール内に存置された前記防潮板と当該ガイドレールとが、当該防潮板の高さ寸法の半分よりも上方位置で屋内側から固定手段によって固定可能に構成されたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記連結手段は、前記上側部材の操出し方向の端部に設けられた連結孔と、前記防潮板の巻取り方向の端部に設けられた連結孔と、前記各連結孔に挿通されるボルトと、前記各連結孔に挿通された前記ボルトの先端部に螺合されたナットとで構成されたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記固定手段は、前記ガイドレールの屋内側の表面から前記ガイドレール内に貫通するように形成された固定孔と、前記防潮板に形成されたネジ穴と、前記固定孔及び前記ネジ穴に螺入されて前記ネジ穴に締結されるボルトとで構成され、前記ネジ穴及び前記ボルトが、前記防潮板の屋外側の表面まで達していないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開閉装置。
  4. 前記設置面には、前記各ガイドレール間に亘って溝が形成され、当該溝に前記防潮板の下端部が着座することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の開閉装置。
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