JP6258559B2 - 走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法 - Google Patents

走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6258559B2
JP6258559B2 JP2017520090A JP2017520090A JP6258559B2 JP 6258559 B2 JP6258559 B2 JP 6258559B2 JP 2017520090 A JP2017520090 A JP 2017520090A JP 2017520090 A JP2017520090 A JP 2017520090A JP 6258559 B2 JP6258559 B2 JP 6258559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradient
target position
self
stop
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017520090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016189615A1 (ja
Inventor
伸郎 吉岡
伸郎 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Material Handling Systems Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6258559B2 publication Critical patent/JP6258559B2/ja
Publication of JPWO2016189615A1 publication Critical patent/JPWO2016189615A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/18Control systems or devices
    • B66C13/22Control systems or devices for electric drives
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

本発明は、走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法に関する。
港湾等のヤードにおいて荷役作業を行う荷役設備として、RTG(Rubber Tired Gantry Crane)などの自走式クレーンが知られている。自走式クレーンは、予め定められた蔵置位置において荷役作業を行う必要がある。そのため、自走式クレーンの走行は、停止位置と蔵置位置とのずれ量が所定のずれ量(例えば±35mm)以内となるように制御される。
特許文献1には、自走式クレーンの停止位置と蔵置位置とのずれ量を小さくする技術として、停止直前になったときのずれ角や走行速度に応じて自走式クレーンの左右の車輪に負の加速度を設定する技術が開示されている。
特開2005−67753号公報
自走式クレーンには、動力をチェーンとスプロケットの噛み合いによって車輪に伝達するものがある。スプロケットに噛み合うチェーンには、駆動抵抗の増加を防ぐため、また当該チェーンに掛かる負荷を低減するために弛みが設けられる。またチェーンとスプロケットとの噛み合い部には、噛み合い部の破損を防ぐために隙間が設けられる。そのため、チェーンとスプロケットを備える伝達機構は、バックラッシを有する。バックラッシを有する伝達機構を備える自走式クレーンは、モータ軸をブレーキでロックしても、当該バックラッシ分だけ自由に動くことができてしまう。
また、自走式クレーンの走行通路は必ずしも水平ではなく、微小な(例えば、1%以内の)勾配を有している。そのため、蔵置位置が下り勾配である場合、バックラッシを有する伝達機構を備える自走式クレーンが蔵置位置に停止したとしても、自走式クレーンの自重や、荷役作業による自走式クレーンの荷重変動によりバックラッシ分だけ前方の位置に停止位置がずれてしまう。
本発明の目的は、伝達機構がバックラッシを有し、かつ走行通路が水平でない場合に、停止位置のずれ量を低減する走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、走行制御装置は、バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの走行制御装置であって、前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部と、前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる走行制御部とを備える。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る走行制御装置は、前記勾配が前記第2勾配である場合に前記自走式クレーンの走行制御の目標となる制御目標位置を前記停止目標位置より所定量前方の位置に設定し、前記勾配が前記第1勾配である場合、および前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致しかつ前記制御目標位置と前記停止目標位置とが異なる場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置に設定する制御目標位置設定部をさらに備え、前記走行制御部が、前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致するように前記自走式クレーンの走行を制御する。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様に係る走行制御装置は、前記自走式クレーンが走行する通路における停止目標位置の候補となる複数の位置における路面の勾配を記憶する勾配記憶部と、停止目標位置の入力を受け付け、前記勾配記憶部から当該停止目標位置の勾配を読み出す勾配取得部とをさらに備え、前記勾配判定部が、前記勾配取得部が取得した勾配が第1勾配であるか第2勾配であるかを判定する。
本発明の第4の態様によれば、自走式クレーンは、バックラッシを有する伝達機構と、前記伝達機構を介して動力が伝達される走行装置と、第1から第3の何れかの態様に係る走行制御装置とを備える。
本発明の第5の態様によれば、自走式クレーンの走行制御方法は、バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの走行制御方法であって、前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する工程と、前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる工程とを有する。
本発明の第6の態様によれば、プログラムは、バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンに搭載されるコンピュータを、前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部、前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる走行制御部として機能させる。
本発明の第7の態様によれば、プログラムは、バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの位置が制御目標位置と一致するように前記自走式クレーンの走行を制御する走行制御装置を、前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部、前記勾配が前記第2勾配である場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置より所定量前方の位置に設定し、前記勾配が前記第1勾配である場合、および前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致しかつ前記制御目標位置と前記停止目標位置とが異なる場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置に設定する制御目標位置設定部、として機能させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、自走式クレーンは、停止目標位置の勾配が下り勾配である場合に、停止目標位置よりも前方の位置まで前進した後に、当該停止目標位置まで後退する。当該制御により、バックラッシによる自走式クレーンの自由移動の方向は、勾配の上り方向になる。したがって、自走式クレーンは、勾配による滑り方向と自由移動の方向とを異ならせることができるため、荷役作業による自走式クレーンの荷重変動により停止位置がずれることを防ぐことができる。
第1の実施形態に係るタイヤ式門型クレーンの外観を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る走行制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第1のフローチャートである。 第1の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第2のフローチャートである。 第2の実施形態に係るタイヤ式門型クレーンの外観を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る走行制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第1のフローチャートである。 第2の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第2のフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係るタイヤ式門型クレーンの外観を示す斜視図である。
本実施形態におけるタイヤ式門型クレーン1は、例えば、岸壁に接岸したコンテナ船に対してコンテナCの積み降ろし、および、コンテナCの積み込み等を行うコンテナターミナルのコンテナヤードに設けられている。コンテナヤードには、タイヤ式門型クレーン1が走行する複数のレーン(通路)が設けられる。また各レーンの路面には、その延在方向に一定間隔ごとに、位置決めマークとして複数の磁石Mが設けられる。なお、本実施形態においては、磁石Mは、少なくともタイヤ式門型クレーン1の停止目標位置の候補となる位置に設けられる。
タイヤ式門型クレーン1は、レーンに配されてコンテナCの荷役を行う。タイヤ式門型クレーン1は、走行装置4により自走可能とされている。走行装置4は、モータ41と、タイヤ付車輪42と、モータ41の動力を伝達する伝達機構43と、磁石Mを検出する位置センサ44と、タイヤ付車輪42の回転数を検出するエンコーダ45とを有する。
伝達機構43は、チェーンおよびスプロケットを備える。伝達機構43のチェーンには、駆動抵抗の増加を防ぎ、当該チェーンに掛かる負荷を低減するために弛みが設けられる。またチェーンとスプロケットとの噛み合い部には、噛み合い部の破損を防ぐために隙間が設けられる。つまり、伝達機構43はバックラッシを有する。バックラッシとは、噛み合い部を有する伝達機構における遊びである。
タイヤ式門型クレーン1は、走行装置4に支持される二対の脚部5と、これら脚部5の上端部同士を繋ぐクレーンガーダ6とを備える略門形に形成されている。そして、タイヤ式門型クレーン1は、クレーンガーダ6上を横行可能なトロリー7を備えている。トロリー7は、巻き上げ装置8を備えており、この巻き上げ装置8に吊ワイヤー9を介して昇降可能にスプレッダ10が吊り下げられている。
また、タイヤ式門型クレーン1は走行装置4の走行を制御する走行制御装置2を備える。走行制御装置2は、位置センサ44と磁石Mとの位置関係が一定になるようにタイヤ式門型クレーン1を停止させることで、タイヤ式門型クレーン1を精密に蔵置位置に停止させることができる。
走行制御装置2は、位置センサ44が磁石Mを検出するたびにその検出をカウントする。例えば、走行制御装置2は、ある特定の磁石Mを基準として、レーンの延在方向の第1方向に磁石Mを通過するたびにカウント数に1を加算する。例えば、走行制御装置2は、ある特定の磁石Mを基準として、レーンの延在方向の第1方向と逆方向である第2方向に磁石Mを通過するたびにカウント数から1を減算する。
また走行制御装置2は、エンコーダ45が検出する回転数に基づいてタイヤ式門型クレーン1の走行位置を算出する。また、エンコーダ45に基づいて算出される走行位置はタイヤ式門型クレーン1の走行に伴って誤差が生じるため、走行制御装置2は、磁石Mを通過するたびに当該走行位置を校正する。
図2は、第1の実施形態に係る走行制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
走行制御装置2は、回転数取得部201と、磁束密度取得部202と、マークカウンタ部203と、走行位置算出部204と、停止目標位置入力部205と、停止目標位置記憶部206と、走行方向特定部207と、勾配記憶部208と、勾配取得部209と、勾配判定部210と、制御目標位置記憶部211と、制御目標位置設定部212と、走行制御部213とを備える。
回転数取得部201は、各エンコーダ45からタイヤ付車輪42の回転数を取得する。
磁束密度取得部202は、位置センサ44が検出する磁束密度の値を取得する。
マークカウンタ部203は、磁束密度取得部202が取得した磁束密度の値に基づいて、位置センサ44による磁石Mの検出数をカウントする。
走行位置算出部204は、回転数取得部201が取得する回転数およびマークカウンタ部203のカウンタ値に基づいて、タイヤ式門型クレーン1の走行位置を算出する。
停止目標位置入力部205は、タイヤ式門型クレーン1の停止目標位置の入力を受け付ける。
停止目標位置記憶部206は、停止目標位置入力部205に入力された停止目標位置を記憶する。
走行方向特定部207は、タイヤ式門型クレーン1の現在位置と停止目標位置入力部205に入力された停止目標位置とに基づいて、タイヤ式門型クレーン1の走行方向を特定する。具体的には、走行方向特定部207は、タイヤ式門型クレーン1の走行方向がレーンの延在方向の第1方向であるか第2方向であるかを特定する。
勾配記憶部208は、停止目標位置の候補となる複数の位置(例えば、磁石Mが設けられる各位置)における路面の勾配を記憶する。勾配記憶部208は、各位置について、例えばレーンの延在方向の第1方向に対する勾配を記憶する。勾配記憶部208が記憶する勾配の値は、正数であるときに上り勾配であることを示し、負数であるときに下り勾配であることを示す。
勾配取得部209は、停止目標位置入力部205に入力された停止目標位置の勾配を、勾配記憶部208から読み出す。
勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定したタイヤ式門型クレーン1の走行方向と、勾配取得部209が取得した勾配とに基づいて、停止目標位置の路面の勾配が、タイヤ式門型クレーン1の進行方向に対して上り勾配または勾配なし(第1勾配)となるか、下り勾配(第2勾配)となるかを判定する。
制御目標位置記憶部211は、走行制御部213の走行制御の一時的な目標位置である制御目標位置を記憶する。
制御目標位置設定部212は、停止目標位置入力部205に入力された停止目標位置に基づいて制御目標位置を決定し、当該制御目標位置を制御目標位置記憶部211に記録する。
走行制御部213は、走行位置算出部204が算出する走行位置に基づいて、タイヤ式門型クレーン1を制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置まで走行させる。
図3は、第1の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第1のフローチャートである。図4は、第1の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第2のフローチャートである。
タイヤ式門型クレーン1の操作者が、コンテナCの荷役のための蔵置位置として、走行制御装置2に停止目標位置を入力すると、走行制御装置2の停止目標位置入力部205は、停止目標位置の入力を受け付ける(ステップS1)。停止目標位置入力部205は、入力された停止目標位置を、制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS2)。
次に、走行方向特定部207は、タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置と制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とに基づいて、制御目標位置に移動するためにタイヤ式門型クレーン1が走行する方向を特定する(ステップS3)。タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置は、走行位置算出部204が最後に算出した走行位置によって特定される。次に、勾配取得部209は、勾配記憶部208から制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置に関連付けられた勾配を取得する(ステップS4)。なお、制御目標位置記憶部211が記憶する勾配は、レーンの延在方向の第1方向に対する勾配である。
次に、勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定した走行方向と勾配取得部209が取得した勾配とに基づいて、タイヤ式門型クレーン1の走行方向に対する制御目標位置の勾配が、下り勾配であるか否かを判定する(ステップS5)。例えば、勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定した走行方向がレーンの延在方向の第1方向である場合、勾配取得部209が取得した勾配が負数であるときに、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定する。他方、勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定した走行方向がレーンの延在方向の第2方向である場合、勾配取得部209が取得した勾配が正数であるときに、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定する。
勾配判定部210が、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配でないと判定した場合(ステップS5:NO)、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS6)。他方、勾配判定部210が、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定した場合(ステップS5:YES)、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置より所定量(例えば、50mm)だけ進んだ位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS7)。当該所定量は、バックラッシにより走行装置4が自由移動可能な距離より長い値とする。
ステップS6またはステップS7にて制御目標位置設定部212が制御目標位置を制御目標位置記憶部211に記録すると、走行制御部213は、当該制御目標位置へ向けて走行装置4の走行制御を開始する(ステップS8)。走行制御部213が走行制御を開始すると、走行位置算出部204は、回転数取得部201が取得するタイヤ付車輪42の回転数に基づいて、タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置を算出する(ステップS9)。またマークカウンタ部203は、磁束密度取得部202が取得する磁束密度の値が所定の閾値以上となったか否かを判定する(ステップS10)。当該閾値は、磁石Mと位置センサ44とが対向するときに位置センサ44が検出する磁束密度の値に相当する値とする。
磁束密度の値が所定の閾値以上となった場合(ステップS10:YES)、マークカウンタ部203は、磁石Mのカウント数を更新する(ステップS11)。具体的には、マークカウンタ部203は、タイヤ式門型クレーン1の走行方向がレーンの延在方向の第1方向である場合にカウンタ値に1を加算し、タイヤ式門型クレーン1の走行方向がレーンの延在方向の第2方向である場合にカウンタ値に1を減算する。次に、走行位置算出部204は、ステップS9で算出した走行位置を、マークカウンタ部203のカウンタ値に基づいて補正する(ステップS12)。
磁束密度の値が所定の閾値未満である場合(ステップS10:NO)、またはステップS12で走行位置算出部204が走行位置を補正した場合、走行制御部213は、走行位置算出部204が算出した走行位置と、制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とが一致するか否かを判定する(ステップS13)。
走行位置と制御目標位置とが一致しない場合(ステップS13:NO)、走行制御装置2は、ステップS9へ処理を戻し、走行制御を継続する。他方、走行位置と制御目標位置とが一致する場合(ステップS13:YES)、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置と制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とが一致するか否かを判定する(ステップS14)。停止目標位置と制御目標位置とが一致する場合(ステップS14:YES)、ステップS8で開始した走行制御を終了してモータをロックし(ステップS15)、処理を終了する。
他方、停止目標位置と制御目標位置とが一致しない場合(ステップS14:NO)、つまり、制御目標位置が停止目標位置より所定量進んだ位置に設定されている場合、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS16)。そして、走行制御装置2は、ステップS9へ処理を戻し、走行制御を継続する。これにより、走行制御部213は、停止目標位置の勾配が下り勾配である場合に、タイヤ式門型クレーン1を停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、停止目標位置まで後退させることができる。
このように、本実施形態に係る走行制御装置2は、停止目標位置の勾配が上り勾配または勾配なしの場合に、タイヤ式門型クレーン1を前進させて停止目標位置に停止させ、停止目標位置の勾配が下り勾配の場合に、タイヤ式門型クレーン1を後退させて停止目標位置に停止させる。つまり、本実施形態に係る走行制御装置2は、勾配を上った状態でタイヤ式門型クレーン1を停止させる。これにより、伝達機構43のバックラッシによるタイヤ式門型クレーン1の自由移動の方向は、勾配の上り方向になる。したがって、タイヤ式門型クレーン1の勾配による滑り方向(重力の分力の方向)と自由移動の方向とが逆向きになり、荷役作業によるタイヤ式門型クレーン1の荷重変動によりタイヤ式門型クレーン1の停止位置がずれることを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る走行制御装置2は、一時的な走行制御の目標となる制御目標位置を用いてタイヤ式門型クレーン1の走行を制御する。具体的には、走行制御装置2の制御目標位置設定部212は、停止目標位置の勾配が下り勾配である場合に制御目標位置を停止目標位置より所定量前方の位置に設定する。また制御目標位置設定部212は、停止目標位置の勾配が上り勾配または勾配なしである場合に制御目標位置を停止目標位置に設定する。また制御目標位置設定部212は、タイヤ式門型クレーン1の位置が制御目標位置と一致しかつ制御目標位置と停止目標位置とが異なる場合に制御目標位置を停止目標位置に設定する。
これにより、走行制御部213は常に制御目標位置へ向けて走行制御を行えば良いため、走行制御を複雑化することなく、勾配を上った状態でタイヤ式門型クレーン1を停止させることができる。
《第2の実施形態》
図5は、第2の実施形態に係るタイヤ式門型クレーンの外観を示す斜視図である。
第1の実施形態に係るタイヤ式門型クレーン1は、予め停止目標位置の勾配を記憶しておき、当該勾配に基づいて、荷重変動による停止位置のずれを防ぐように走行する。これに対し、本実施形態に係るタイヤ式門型クレーン1は、予め停止目標位置の勾配を記憶しておくことなしに、荷重変動による停止位置のずれを防ぐように走行する。
第2の実施形態に係るタイヤ式門型クレーン1は、第1の実施形態の構成に加え、さらに傾斜センサ11を備える。傾斜センサ11は、タイヤ式門型クレーン1の進行方向、すなわちレーンの延在方向に対する傾きを検出する。例えば、傾斜センサ11は、レーンの延在方向の第1方向に対する傾きを検出する。傾斜センサ11が出力する傾きの値は、正数であるときに上向きの傾きであることを示し、負数であるときに下向きの傾きであることを示す。傾斜センサ11は、少なくとも重力方向とタイヤ式門型クレーン1の進行方向の二軸の加速度を検出する加速度センサによって実現される。
図6は、第2の実施形態に係る走行制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態に係る走行制御装置2は、勾配記憶部208および勾配取得部209に代えて、傾き取得部214を備える。
傾き取得部214は、傾斜センサ11が出力する傾きの値を取得する。
図7は、第2の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第1のフローチャートである。図8は、第2の実施形態に係る走行制御装置の動作を示す第2のフローチャートである。
タイヤ式門型クレーン1の操作者が、コンテナCの荷役のための蔵置位置として、走行制御装置2に停止目標位置を入力すると、走行制御装置2の停止目標位置入力部205は、停止目標位置の入力を受け付ける(ステップS101)。停止目標位置入力部205は、入力された停止目標位置を、制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS102)。次に、走行方向特定部207は、タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置と制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とに基づいて、制御目標位置に移動するためにタイヤ式門型クレーン1が走行する方向を特定する(ステップS103)。
次に、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS104)。次に、走行制御部213は、制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置へ向けて走行装置4の走行制御を開始する(ステップS105)。
走行制御部213が走行制御を開始すると、走行位置算出部204は、回転数取得部201が取得するタイヤ付車輪42の回転数に基づいて、タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置を算出する(ステップS106)。またマークカウンタ部203は、磁束密度取得部202が取得する磁束密度の値が所定の閾値以上となったか否かを判定する(ステップS107)。磁束密度の値が所定の閾値以上となった場合(ステップS107:YES)、マークカウンタ部203は、磁石Mのカウント数を更新する(ステップS108)。次に、走行位置算出部204は、ステップS106で算出した走行位置を、マークカウンタ部203のカウンタ値に基づいて補正する(ステップS109)。
磁束密度の値が所定の閾値未満である場合(ステップS107:NO)、またはステップS109で走行位置算出部204が走行位置を補正した場合、走行制御部213は、走行位置算出部204が算出した走行位置と、制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とが一致するか否かを判定する(ステップS110)。
走行位置と制御目標位置とが一致しない場合(ステップS110:NO)、走行制御装置2は、ステップS106へ処理を戻し、走行制御を継続する。他方、走行位置と制御目標位置とが一致する場合(ステップS110:YES)、ステップS105で開始した走行制御を終了してモータをロックする(ステップS111)。
タイヤ式門型クレーン1が完全に停止すると、傾き取得部214は、傾斜センサ11が検出する傾きの値を取得する(ステップS112)。ステップS111でモータをロックする理由は、傾斜センサ11が検出する傾きに重力加速度以外の加速度による誤差をなくすことにある。次に、勾配判定部210は、傾き取得部214が取得した傾きの値とステップS103で走行方向特定部207が特定した走行方向とに基づいて、現在位置(制御目標位置)におけるタイヤ式門型クレーン1の走行方向に対する勾配が、下り勾配であるか否かを判定する(ステップS113)。例えば、勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定した走行方向がレーンの延在方向の第1方向である場合、傾き取得部214が取得した傾きの値が負数であるときに、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定する。他方、勾配判定部210は、走行方向特定部207が特定した走行方向がレーンの延在方向の第2方向である場合、傾き取得部214が取得した傾きの値が正数であるときに、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定する。
勾配判定部210が、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配でないと判定した場合(ステップS113:NO)、タイヤ式門型クレーン1が勾配を上った状態で停止しているため、走行制御装置2は、処理を終了する。
他方、勾配判定部210が、走行方向に対する制御目標位置の勾配が下り勾配であると判定した場合(ステップS113:YES)、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置より所定量だけ進んだ位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS114)。
次に、走行制御部213は、新たな制御目標位置へ向けて走行装置4の走行制御を開始する(ステップS115)。走行制御部213が走行制御を開始すると、走行位置算出部204は、回転数取得部201が取得するタイヤ付車輪42の回転数に基づいて、タイヤ式門型クレーン1の現在の走行位置を算出する(ステップS116)。またマークカウンタ部203は、磁束密度取得部202が取得する磁束密度の値が所定の閾値以上となったか否かを判定する(ステップS117)。磁束密度の値が所定の閾値以上となった場合(ステップS117:YES)、マークカウンタ部203は、磁石Mのカウント数を更新する(ステップS118)。次に、走行位置算出部204は、ステップS9で算出した走行位置を、マークカウンタ部203のカウンタ値に基づいて補正する(ステップS119)。
磁束密度の値が所定の閾値未満である場合(ステップS117:NO)、またはステップS119で走行位置算出部204が走行位置を補正した場合、走行制御部213は、走行位置算出部204が算出した走行位置と、制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とが一致するか否かを判定する(ステップS120)。
走行位置と制御目標位置とが一致しない場合(ステップS120:NO)、走行制御装置2は、ステップS116へ処理を戻し、走行制御を継続する。他方、走行位置と制御目標位置とが一致する場合(ステップS120:YES)、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置と制御目標位置記憶部211が記憶する制御目標位置とが一致するか否かを判定する(ステップS121)。
停止目標位置と制御目標位置とが一致しない場合(ステップS121:NO)、つまり、制御目標位置が停止目標位置より所定量進んだ位置に設定されている場合、制御目標位置設定部212は、停止目標位置記憶部206が記憶する停止目標位置を、制御目標位置として制御目標位置記憶部211に記録する(ステップS122)。そして、走行制御装置2は、ステップS116へ処理を戻し、走行制御を継続する。
他方、停止目標位置と制御目標位置とが一致する場合(ステップS121:YES)、ステップS115で開始した走行制御を終了してモータをロックし(ステップS123)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る走行制御装置2は、予め停止目標位置の勾配を記憶しておくことなしに、勾配を上った状態でタイヤ式門型クレーン1を停止させることができる。これにより、本実施形態に係る走行制御装置2は、第1の実施形態と同様に、荷役作業によるタイヤ式門型クレーン1の荷重変動によりタイヤ式門型クレーン1の停止位置がずれることを防ぐことができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、走行制御装置2が自走式クレーンの一例であるタイヤ式門型クレーン1の走行を制御する場合について説明したが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る走行制御装置2は、鉄輪によりレール上を走行するクレーン、無限軌道によりレーンを走行するクレーンおよび自走式の橋形クレーンなど、他の自走式クレーンの走行を制御しても良い。
また、上述した実施形態に係る伝達機構43は、チェーンとスプロケットを備えるものであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る伝達機構43は、複数のギアを組み合わせたものなど、バックラッシを有する他の伝達機構であっても良い。
また、上述した実施形態に係るタイヤ式門型クレーン1は、自走式クレーンとして設計されたものであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る自走式クレーンは、運転席を有する有人クレーンとして設計された移動型クレーンに走行制御装置2を搭載されたものであっても良い。
また、上述した実施形態に係る走行制御装置2は、停止目標位置の勾配が下り勾配である場合に、タイヤ式門型クレーン1を停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に停止目標位置まで後退させるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る走行制御装置2は、停止目標位置の勾配が下り勾配であっても勾配の絶対値が所定値より大きい場合にのみ、タイヤ式門型クレーン1を停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に停止目標位置まで後退させても良い。つまり、第1勾配は、上り勾配、勾配なし、および一部の下り勾配を含んでも良い。また例えば、他の実施形態に係る走行制御装置2は、停止目標位置の勾配が下り勾配または勾配なしである場合に、タイヤ式門型クレーン1を停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に停止目標位置まで後退させても良い。つまり、第1勾配は、勾配なしを含まないものであっても良い。
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の走行制御装置2は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータに配信される場合、配信を受けたコンピュータが当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。例えば、当該プログラムは、自走式クレーンを停止目標位置まで走行させる従来の走行制御装置に、勾配判定部210および制御目標位置設定部212を追加するプログラムであっても良い。
走行制御装置は、港湾等のヤードにおいて荷役作業を行う荷役設備などの自走式クレーンに搭載される。
1 タイヤ式門型クレーン
2 走行制御装置
4 走行装置
41 モータ
42 タイヤ付車輪
43 伝達機構
204 走行位置算出部
205 停止目標位置入力部
210 勾配判定部
211 制御目標位置記憶部
212 制御目標位置設定部
213 走行制御部

Claims (7)

  1. バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの走行制御装置であって、
    前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部と、
    前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる走行制御部と
    を備える走行制御装置。
  2. 前記勾配が前記第2勾配である場合に前記自走式クレーンの走行制御の目標となる制御目標位置を前記停止目標位置より所定量前方の位置に設定し、前記勾配が前記第1勾配である場合、および前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致しかつ前記制御目標位置と前記停止目標位置とが異なる場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置に設定する制御目標位置設定部をさらに備え、
    前記走行制御部が、前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致するように前記自走式クレーンの走行を制御する
    請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記自走式クレーンが走行する通路における停止目標位置の候補となる複数の位置における路面の勾配を記憶する勾配記憶部と、
    停止目標位置の入力を受け付け、前記勾配記憶部から当該停止目標位置の勾配を読み出す勾配取得部と
    をさらに備え、
    前記勾配判定部が、前記勾配取得部が取得した勾配が第1勾配であるか第2勾配であるかを判定する
    請求項1または請求項2に記載の走行制御装置。
  4. バックラッシを有する伝達機構と、
    前記伝達機構を介して動力が伝達される走行装置と、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の走行制御装置と
    を備える自走式クレーン。
  5. バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの走行制御方法であって、
    前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する工程と、
    前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる工程と
    を有する自走式クレーンの走行制御方法。
  6. バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンに搭載されるコンピュータを、
    前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部、
    前記勾配が第2勾配である場合に、前記自走式クレーンを前記停止目標位置よりも進行方向前方に所定量前進させた後に、前記停止目標位置まで後退させる走行制御部
    として機能させるためのプログラム。
  7. バックラッシを有する伝達機構を介して動力が伝達される走行装置によって走行する自走式クレーンの位置が制御目標位置と一致するように前記自走式クレーンの走行を制御する走行制御装置を、
    前記自走式クレーンの停止目標位置の路面の勾配が、進行方向に対して上りとなる勾配を含む第1勾配であるか、前記第1勾配以外の第2勾配であるかを判定する勾配判定部、
    前記勾配が前記第2勾配である場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置より所定量前方の位置に設定し、前記勾配が前記第1勾配である場合、および前記自走式クレーンの位置が前記制御目標位置と一致しかつ前記制御目標位置と前記停止目標位置とが異なる場合に前記制御目標位置を前記停止目標位置に設定する制御目標位置設定部、
    として機能させるためのプログラム。
JP2017520090A 2015-05-25 2015-05-25 走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法 Active JP6258559B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/064889 WO2016189615A1 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6258559B2 true JP6258559B2 (ja) 2018-01-10
JPWO2016189615A1 JPWO2016189615A1 (ja) 2018-02-15

Family

ID=57393944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017520090A Active JP6258559B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6258559B2 (ja)
CN (1) CN107531463B (ja)
HK (1) HK1243394A1 (ja)
WO (1) WO2016189615A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7365975B2 (ja) 2020-07-08 2023-10-20 株式会社三井E&S 制御システムおよび走行体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06125609A (ja) * 1992-02-03 1994-05-10 Sadao Yabuno 農耕作等に使用する塔形走行クレーン及びこれを使用する農作業法
JPH07291575A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 自動クレーンにおける減速機
JP2009057149A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コンテナクレーンの走行制御装置
JP2014134926A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toyota Industries Corp 無人搬送車の搬送システムおよび無人搬送車の搬送方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4220852B2 (ja) * 2003-08-25 2009-02-04 三菱重工業株式会社 トランスファークレーン
JP4438736B2 (ja) * 2005-11-04 2010-03-24 村田機械株式会社 搬送装置
CN102211739A (zh) * 2011-05-26 2011-10-12 河南省郑起起重设备有限公司 起重机大车bps自动纠偏方法和纠偏系统
CN103496635B (zh) * 2013-09-26 2015-08-05 尤洛卡矿业安全工程股份有限公司 一种单轨吊机车坡起控制装置及方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06125609A (ja) * 1992-02-03 1994-05-10 Sadao Yabuno 農耕作等に使用する塔形走行クレーン及びこれを使用する農作業法
JPH07291575A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Hitachi Kiden Kogyo Ltd 自動クレーンにおける減速機
JP2009057149A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コンテナクレーンの走行制御装置
JP2014134926A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toyota Industries Corp 無人搬送車の搬送システムおよび無人搬送車の搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016189615A1 (ja) 2018-02-15
WO2016189615A1 (ja) 2016-12-01
CN107531463B (zh) 2019-07-30
CN107531463A (zh) 2018-01-02
HK1243394A1 (zh) 2018-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009525553A (ja) 可変走行路を有する自動案内車両
JP6258559B2 (ja) 走行制御装置、自走式クレーンおよび自走式クレーンの走行制御方法
JP5039385B2 (ja) 位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出装置、クレーン、及び荷役システム
JP2021037821A (ja) 車両制御装置
JP6275899B2 (ja) タイヤ式門形クレーン及びその制御方法
TWI523801B (zh) Walking the car
JP2014189393A (ja) コンテナターミナル
JP4585303B2 (ja) ヤードクレーン制御装置
JP2011118585A (ja) 自動搬送車
JP6111684B2 (ja) 無人搬送車
JP6048258B2 (ja) 倒立二輪車、倒立二輪車の旋回動作制御方法及びプログラム
JP4220852B2 (ja) トランスファークレーン
JP2016117378A (ja) 運搬車両
JP2000351414A (ja) 位置検出装置
JP7052398B2 (ja) 無人搬送車の制御方法
JP2005187117A (ja) 無人フォークリフト及びその制御方法
JP2012137823A (ja) 無人搬送車の走行制御装置、および無人搬送車
JP2005001868A (ja) クレーン運転装置及びクレーン
JP2019091148A (ja) 無人搬送車およびその制御方法
JP6263416B2 (ja) 駐車システムにおける搬送台車の停止方法
JP2003192268A (ja) コンテナクレーン走行位置決め装置およびコンテナクレーン走行位置決め方法
JP4667669B2 (ja) 自走式門型クレーンとその走行制御方法
JP2005239415A (ja) ヤードクレーンの走行制御装置および走行制御方法
JP2003155191A (ja) 荷役装置
JP2005041383A (ja) 移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171010

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171010

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6258559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350