JP6257068B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

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本発明は、手で把持して紙面等を押圧しながら移動させることにより、供給リールから繰出される転写テープに塗布されている塗膜を、紙面等に転写する塗膜転写具に関するものである。
従来、塗膜転写具としては、前端部に開口部を設けたケース内に、供給リールと巻取リールを配設し、開口部より転写ヘッドの前端を突出させ、供給リールに巻回した転写テープ(基材の片面に塗膜を形成したもの)を繰出し、転写ヘッドの前端で反転させて巻取リールに巻取らせるようにした構造が一般的である(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、上記構造の塗膜転写具では、紙面等の被転写面に押圧転写した後、転写具を被転写面から引上げる際、塗膜が伸びて切れてしまうため、供給リールに巻回された未使用の転写テープに残る塗膜の切れ目が、被転写面と転写ローラーとの接地点よりも後退してしまう。それにより、次回転写時に使用者が意図する転写開始位置と、実際の転写開始位置との乖離が生じる。
この現象を改善するため、転写テープの移動する方向に揺動可能なスイングアームと、非使用時にスイングアームを転写テープが送られる方向とは逆の方向に弾性力を付勢するばね部材とを具備する転写ヘッドを採用し、転写時の振動を緩和するための手段として、転写ヘッドとケースの間に、スイングアームが揺動する際に摩擦を付与する手段を具備する転写ヘッドが知られている(特許文献3参照)。
上記の方法によれば、転写テープの移動方向に揺動していたスイングアームが、使用終了により被転写面から離れる際に、ばね部材の付勢力により転写テープの送られる方向とは逆方向に揺動する。この揺動作用により、塗膜が被転写面と転写ローラーとの接地点より後退した位置で切れた場合でも、転写ヘッドが切れ目位置までばね部材の付勢力により戻ることで、次回使用時に使用者が意図する転写開始位置で転写することができる。
しかしながら、上記の方法では転写ヘッドの可動量がヘッドに対するテープ前進量となるため、転写後の粘着面が大きく糊伸びするなどして後退量が大きくなった際には、テープ前進量を大きくしなければ機能が達成されないこととなる。テープ前進量を大きくするには必然的に転写ヘッドの可動量を大きくする必要があり、自然な操作感から大きく逸脱してしまう。
特開2003−054190号公報 特開2008−302598号公報 特開2011−136450号公報
本発明は、自然な転写動作で強制的に転写テープを送ることで、毎転写時に発生する転写開始位置の後退を改善するとともに、転写テープの送り量を大きく調整できる塗膜転写具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は下記の構成の塗膜転写具を提供する。
(1)前端部に開口部を有するケース内に、少なくとも転写ヘッド、供給リール及び巻取リールを有するベース部材を配設し、供給リールより未使用の転写テープを繰り出し、開口部から突出させた転写ヘッドの先端部で反転させ、巻取リールに巻き取らせるようにした塗膜転写具であって、
前記ベース部材から構成されたユニットがケース内で一体に可動し、転写ヘッドの押圧により移動したユニットの元の位置への復帰と連動して転写テープが一定量送られることを特徴とする塗膜転写具。
(2)転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動手段が、ケース内に回動或いは揺動可能に軸着されている該ユニットの回転移動によるものであることを特徴とする上記(1)に記載の塗膜転写具。
(3)転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動手段が、ケース内に摺動可能に装着されている該ユニットの直線移動によるものであることを特徴とする上記(1)に記載の塗膜転写具。
(4)転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動時には転写テープが送られず、かつ、転写ヘッドの押圧により前記ユニットが移動した状態から、元の位置へ復帰するときに転写テープが送られることを特徴とする上記(1)〜(3)いずれかに記載の塗膜転写具。
(5)ケースと前記ユニットの間に伸縮部材が配設されており、該伸縮部材により、押圧を解除したときにユニットが元の位置に復帰することを特徴とする上記(1)〜(4)いずれかに記載の塗膜転写具。
(6)ケースと供給リールが、単一方向にのみ回転を伝達する回転機構を介して連結されており、ケース内での前記ユニットの可動が、供給リールの回転運動に変換されることにより転写テープが一定量送られることを特徴とする上記(4)または(5)に記載の塗膜転写具。
(7)単一方向にのみ回転を伝達する回転機構は、供給リールと結合されたジョイントと同心回転を行うギアから構成されてなり、
前記ギアとジョイントは各中央部に設けられた円穴が回転可能に軸着し、前記ギアの円周内に形成された歯溝と、前記ジョイントの外先端に形成された係合爪がラチェット構造を形成していることを特徴とする上記(6)に記載の塗膜転写具。
(8)供給リール及び巻取リールが、前記ベース部材と脱着可能に設けられるホルダーに懸架され、リフィルユニットを構成していることを特徴とする上記(1)〜(7)いずれかに記載の塗膜転写具。
請求項1の発明によれば、転写後の塗膜の位置が転写ヘッドに対して後退した位置で切れてしまった場合でも、転写テープが一定量送られることによって、使用者が塗膜転写具を使用する自然な動作で転写後の塗膜位置が転写ヘッドに対し前進した状態になるため、次回の転写時に使用者が狙った位置から塗膜を転写することが可能となる。
また、ユニットの移動量(ユニットとケースとの相対的な移動長)と、ユニットとケースを連結するギアの径(ユニットの移動を回転運動に変換する作用点の半径)によって、テープ送り量が決定されるため、其々は容易に調整可能となり、テープ送り量を広範囲に調整することができる。さらに、少ないユニット移動量で、大きなテープ送り量を実現することができる。
請求項2、3の発明によれば、ユニットの移動が規制されることでテープの送り量の確度を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、転写動作を終了し被転写面からの押圧解除する製品の引上げ動作と同時に転写テープが送られるため、従来の転写要領から逸脱することなく効率的にテープ送りを実現できる。
請求項5の発明によれば、転写動作によって移動後の位置にあるユニットを容易かつ確実に初期位置に復帰させることができ、安定した動作を実現できる。
請求項6の発明によれば、ケース内でのユニットの可動を確実に供給リールの回転へ確実に伝達でき、引上げ時のみのテープ送りを容易に実現できる。
請求項7の発明によれば、比較的簡易な形状で、ケースとユニット間の直線または曲線運動を回転運動に変換するとともに、一方には空転するが、逆方向には係合爪と歯溝が係り合うことで回転力を伝達することができる。これにより、従来の塗膜転写具で起こっていた、転写後の塗膜の位置が転写ヘッドに対して後退した位置で切れてしまう状況に対しても、使用者が転写以外の動作を行うことなく確実に転写テープを送り出すことができる塗膜転写具を提供できる。
請求項8の発明によれば、使用済みの転写テープを新規のものに交換可能となり、交換方式の塗膜転写具においても上記のテープ送り機能を実現できる。
本発明の一実施形態に係る塗膜転写具の(a)正面図と(b)背面図である。 塗膜転写具のケース及びユニットの分解斜視図である。 塗膜転写具のケース支持部及びユニットの分解斜視図である。 塗膜転写具のリフィルユニット及びケース蓋部の分解斜視図である。 巻取機構の分解斜視図である。 塗膜転写具の一連のテープ送り動作を表す図である。 (a)転写ヘッドを被転写面に接触させた状態の背面図 (b)ユニットがケース内で揺動した状態の背面図 (c)上記(b)の正面図 (d)被転写面に転写テープを転写後、ケースを被転写面から引き上げユニットが元の位置に復帰した状態の正面図 塗膜転写具のリフィル交換の一連の動作態様を示す図である。 (a)交換前の正面図 (b)ケース蓋部を開き、当該動作と連動して転写ヘッドが後退した状態を示す正面(c)ホルダーを引き出しリフィルユニットが本体と分離した状態の斜視図 塗膜転写具のリフィルユニットを除外した、ケース蓋部と転写ヘッドの連動部位を示す分解斜視図である。
以下、本発明の塗膜転写具の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態に係る塗膜転写具の構造を示す説明図、図6は塗膜転写具の転写テープ送り動作態様を示す説明図、図7及び図8は塗膜転写具のリフィルユニットの交換動作態様を示す説明図である。
次に図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態における塗膜転写具の構成を説明する。
本発明に係る塗膜転写具1は、図1(a)に正面図、図1(b)に背面図を示すように、前端部に開口部2aを有するケース2内に、少なくとも転写ヘッド11、供給リール5及び巻取リール6を有し、またそれらの部品を有するベース部材50を配設し、供給リール5より未使用の転写テープ8を繰り出し、開口部2aから突出させた転写ヘッドの先端部11aで反転させ、巻取リール6に巻き取らせるようにした塗膜転写具である。
塗膜転写具1は、ベース部材50から構成されるユニット70が、ケース2内で一体に可動し、転写ヘッド11の押圧によるユニット70の移動と連動して、転写テープ8が一定量送られる。
図1に示す塗膜転写具1は、転写ヘッド11を有するベース部材50と、供給リール5及び巻取リール6を有しベース部材50に対して脱着可能なホルダー60とを配設し、供給リール5より未使用の転写テープ8を繰出し、開口部2aから突出させた転写ヘッドの先端部11aで反転させ、巻取リール6に巻き取らせるようにした塗膜転写具である。
本実施形態は詰め替えを想定した形態であるため、ユニット70がホルダーを有しているが、ホルダーは必須ではなく、転写テープをベース部材に搭載してもよい。
一般的に、転写テープ8は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックフィルムまたは紙からなる、厚さ3〜60μmの基材の片面もしくは両面にシリコーン樹脂等の離型層を形成し、この基材の片面に、従来公知の方法で粘着剤等を塗布することにより作製される。粘着剤としては、アクリル樹脂系、ビニル樹脂系、ロジン系、ゴム系等の粘着剤、或いはこれらの粘着剤に架橋剤、粘着付与剤、可塑剤、老化防止剤、充填剤、増粘剤、pH調整剤、消泡剤等の助剤を適宜配合したものが用いられる。具体的には、基材の片面に粘着層を設けたものが粘着テープ;基材の片面に隠蔽力のある顔料とバインダーとしての高分子樹脂等からなる隠蔽層を設け、その上に粘着層を設けたものが修正テープ;基材の片面に蛍光着色層を設け、その上に粘着層を設けたものが蛍光テープである。基材の片面に形成される層の厚さは、通常、乾燥後において約0.3〜60μmの範囲である。
(ケース)
本発明の塗膜転写具1において、ケース2は、図2に示すように、ケース支持部30と、該ケース支持部30と嵌合するケース蓋部40とから構成され、互いに対応すべく設けられた係着部によって、脱着可能である。図2に示す実施形態は、ケース支持部30とケース蓋部40の対応位置に形成された蝶番部2cによって、回転可能に支持された構造である。またケース2の構造は、これに限定されるものではなく、互いに分離する構造であってもよい。係着部の位置や構造も限定されない。
また、ケース支持部30及びケース蓋部40は、内部部品を収容する空間を確保するため、それぞれ中央部分に段差のある円形状部分30e及び40aが形成されているが、この形状に特に限定されるものではなく、種々変更することが可能である。
本発明の塗膜転写具1では、ケース支持部30の閉着時の開きを防止するために、ケース支持部30に、ロック部材41を搭載することが好ましい。図2に示すロック部材41は、中心に貫通穴41eを有する円盤部41aと、2片の周壁41bと、前記2片の略中間位置に設けられた操作片41cとを具備し、周壁41bの先端部は係止突起41dが形成されている。
ロック部材41の貫通穴41eが、ケース支持部30の中心部分に設けられた中心軸30fに回転可能に軸支され、ケース支持部30に設けられた開口部から操作片41cが突出する。操作片41cを回転させる動作によって、係止突起41dがケース蓋部40に形成された係止溝40bに入り込むことで、ケース支持部30とケース蓋部40を連結させ、ケース2を閉蓋状態とすることができる。操作片41cを、閉蓋操作時とは逆方向に回転操作することで、ケース支持部30とケース蓋部40の閉蓋状態が解除され、自由に開閉可能な開蓋状態へと切り替えることができる。
ケース支持部30は、転写ヘッド11と平行な軸に軸支されたキャップ21を具備している(図3参照)。キャップ21は必須ではないが、塗膜転写具不使用時に、キャップ21を転写ヘッド先端部11a方向に回転させることで、未使用の転写テープに塵埃などが付着することを防止できる。
(ユニット)
図3は、ケース支持部及びユニットの分解斜視図である。
本発明の塗膜転写具1では、転写ヘッド11の押圧によるユニット70の移動手段として、ケース2内に回動或いは揺動可能に軸着されたユニット70の回転移動による手段を用いることができる。ベース部材50の端部をケース支持部30面に回動或いは揺動可能に軸着させ、該ベース部材50に、転写テープ8を搭載したホルダー60を装着すると、これらがケース2内で一体となり、独立した回動運動或いは揺動運動を行うユニット70を構成する。
また本実施形態は、詰め替えを想定した形態であるためホルダーを有しているが、ホルダーは必須ではなく、転写テープをベース部材に搭載してもよい。
上記のユニット70を具備することにより、転写ヘッド11を押圧した時にベース部材50が一定量、回動或いは揺動し、押圧を解除した時にベース部材50が元の位置に復帰する動作に連動して、供給リール5が回転し、未使用の転写テープ8が一定量送られる。それにより、転写後(使用後)の塗膜位置が、転写ヘッド11に対し前進した状態になるため、次回の転写時に使用者が狙った位置から塗膜を転写することが可能となる。未使用の転写テープ8が送られる量は、後述するギア19の歯径とベース部材50の回動或いは揺動角度によって決定される。ギア19の歯径が大きく、ベース部材50の回動或いは揺動角度が小さいほど送り量が小さく、その逆であると送り量が大きくなる。従って、未使用の転写テープ8の送り量に合わせて、ギア19の歯径、ベース部材50の回動量或いは揺動量を調節することにより、所望の送り量を可能にすることができる。
上記のユニット70は、ベース部材50とホルダー60から構成されている。その詳細を図3及び図4に示すように、ホルダー60に配設された供給リール5と巻取リール6は、互いに噛合する巻取機構10(詳細は後述する)を介して回転する。
また、リフィルユニット9は、ホルダー60の供給リール5に転写テープ8を搭載し、該転写テープ8をホルダー60先端のテープ保持部60bに懸架したものであり、供給リール5、巻取リール6、及び単一方向にのみ回転する回転機構80(詳細は後述する)を含むものである。塗膜転写具使用時には、供給リール5には転写テープ8が巻回され、供給リール5から引き出された転写テープ8が、転写ヘッド先端部(転写ローラー)11aで反転され、巻取リール6に連結された状態になっている。
(べース部材)
本発明の塗膜転写具1において、ベース部材50は、後端部(転写ヘッドの反対側)に貫通穴50aを有し、先端部(転写ヘッド側)に貫通穴50aを軸中心とする円弧状のスロット穴50bを有していることが好ましい。貫通穴50aを介して、ケース支持部30の後端部に形成された回転支持部30aに、ベース部材50の後端部を揺動可能に軸着することにより、ベース部材50の前端部がケース開口部2aに臨むように配置される。また、スロット穴50bに、ケース支持部30に形成された係止突起30bが係ることにより、ベース部材50がケース支持部30から離反するのを制止するよう、係止される。
ベース部材とケース間の移動手段は、本実施例ではベース部材の端部の軸着による回転運動としているがこれに限定するものではなく、例えば供給リールの中心位置に設けてもよい。また移動手段は、回動或いは揺動に限定するものではなく、ケース内にベース部材を摺動可能に装着する係止部を設け、ベース部材を平行移動(すなわち、直線移動)させた手段を用いてもよい。
ケース支持部30とベース部材50の間には、ベース部材50が一定量回動或いは揺動した動作を元の位置に復帰させる動作を補助する補助部材を配設することが好ましい。補助部材としては、公知の付勢部材、例えばゴム、スポンジ、ばね等の伸縮部材を使用できるが、ばね部材が好ましい。ばね部材(以下、第1のばね部材)13を配設すると、該第1のばね部材13の付勢力により、押圧を解除したときにベース部材50が元の位置に容易に復帰する。
図3に示すように、ベース部材50の貫通穴50aの反対側には、係止部50cが設けられ、係止部50c近傍及びスロット穴50b近傍(図3に示すベース部材50の裏面側)には、使用時に回動或いは揺動したベース部材50を、非使用時の位置に戻すための第1のばね部材13を横架する突起が形成されている。第1のばね部材13は、転写時の押圧方向と逆方向に付勢力を与えている。また、ケース支持部30にも、第1のばね部材13を横架する突起が形成されている。
ベース部材50は、ケース支持部30の開口近傍で、係止突起30bの外側に形成されたリブ30cによって、回動或いは揺動範囲が規制される。
図3に示すように、転写ヘッド11は、その先端部に、転写テープ8を転写するための転写ローラー11aと、転写ローラー11aを両側から軸着しベース部材50に並行するアーム11cと、アーム11cの片側のみに形成され転写ヘッド11をベース50に装着するための平板状の係止部11dとを備えている。係止部11dは、ベース部材50の前端側に形成された係止部(フック)50c、及び係止部50cの間に横架された第2のばね部材15により、摺動可能に装着されている。
転写ヘッド11とベース部材50の間には、転写ヘッド11が前後に摺動する動作を補助する補助部材を配設することが好ましい。補助部材としては、公知の付勢部材、例えばゴム、スポンジ、ばね等の伸縮部材を使用できるが、ばね部材が好ましい。ばね部材(以下、第2のばね部材)15を配設すると、該第2のばね部材15は、ベース部材50と連結された転写ヘッド11に対し、ケース開口部2aの逆方向(図3では右方向)に付勢力を与えるので、転写ヘッド11が容易に前後に摺動することができる。
転写ヘッド11のアーム11cの垂直方向には、転写ローラー11aと平行に、第1のピン11e(図3参照)、第2のピン11g(図2参照)がほぼ対称に近い位置に形成されている。第2のピン11gは、ベース部材50に形成された貫通穴を通って、ケース支持部30先端部に形成された略三角形の溝30dに係合し、第1のピン11eは、ケース蓋部40の先端部に形成されたスロット溝40cに係合する。
ケース蓋部40がケース支持部30と閉蓋状態にある時は、第2のピン11gがスロット溝40cに入り込みスロット溝40cの壁面にガイドされることにより、回動或いは揺動作動下においても転写ヘッド11がベース部材50に対して後退しないよう規制される。ケース蓋部40が開蓋状態にある時は前記規制が解除されるため、転写ヘッド11が前後に摺動可能となる。その際、略三角形の溝30dは第1のピン11eが前後に可動する領域を満たす形状となっている。
(ホルダー)
ホルダー60は、ケース内での省スペース化の点より、ベース部材50と近似した外形形状をなしていることが好ましい。ホルダー60の略前方には、転写ヘッド11が収納される開口60aを有しテープ幅方向を規制するテープ保持部60bが形成されている。ホルダー60の中心には、単一方向にのみ回転する回転機構80、及び、供給リール5を懸架するシャフト60cが形成されている。ホルダー部材60の中心を挟んでテープ保持部60bの逆側には、巻取リール6を懸架するシャフト60dが形成されている。中心に位置するシャフト60cには、後述する単一方向にのみ回転する回転機構80の一部が臨む開口60e(図3参照)が形成されている。
(単一方向にのみ回転する回転機構)
図4は、単一方向にのみ回転する回転機構の構成例を説明する図である。
本発明の塗膜転写具1においては、ケース2と供給リール5が、単一方向にのみ回転を伝達する回転機構80を介して連結されているため、ケース2内でのユニット70の可動が、供給リール5の回転運動に変換されることにより、転写テープ8が一定量送られる。単一方向にのみ回転する回転機構80は、供給リール5とケース蓋部40の間の連結機構として設けられることが好ましい。これにより、供給リールが一方向にのみ回転するので、転写テープ8の送り出しが確実になる。
単一方向にのみ回転する回転機構80は、ホルダー60に形成されたシャフト60cに軸着される、外周に歯車が形成されたギア19と、供給リール5に連結する係止爪を備えたジョイント20とから構成される。ギア19とジョイント20は、各中央部に設けられた円穴が回転可能にシャフト60cに軸着し、ギア19の円周内に形成された歯溝と、ジョイント20の外先端に形成された係合爪がラチェット構造を形成している。ジョイント20には突起部(とフック)が形成され、当該突起部により供給リール5と一体になるよう係止される。
ギア19の歯車は、ホルダー60の開口60eから臨み、ケース蓋部40に形成された突起部40dと着脱可能に噛合する(図3参照)。なお、本実施例ではケース蓋部40に形成される突起部40dの外形は歯車の歯形状となっているが、歯間に隙間なく収まり適切に歯車を回転できればこの形状に限定される必要はない。
ギア19とジョイント20が同心軸にて回転摺動し、且つ2部品間に設けられたラチェット構造により、ギア19に形成された歯車の回転運動を供給リール5に一方向のみ伝えることができる。一方向には空回転するが、逆方向には係合爪が歯溝に噛合するので、ホルダー60の回動或いは揺動が供給リール5に伝達される。
上記の機構を採用することにより、使用時の押圧によりベース部材50が回動或いは揺動するときには空転し、押圧を解除したときに回転する。
巻取リール6は、円周状のラック歯6aが形成されており、ラック歯6aがホルダー60に形成された爪60fに係止されることにより、逆転防止機構を形成している。また、巻取リール6のホルダー60とは逆側面には歯車6bが形成され、脱着可能にベース50に配設される巻取機構10と噛合する(図4参照)。
(巻取機構)
図5は、巻取機構10の構成例を示す図である。
巻取機構10は、大ギア14、小ギア17、第3のばね部材18、及びばね抑え16からなり、大ギア14と小ギア17が、ベース部材50に形成されたシャフト50dに回転可能に軸支される(図3参照)。
ばね抑え16の係止爪16aは、大ギア14の貫通穴14aに係止され、ばね抑え16に軸支された第3のばね部材18が、2部品を反発させるよう介在している。
ばね抑え16に形成されたリブ16bが、供給リール5の内径に形成されたリブに係止されることで、供給リール5とばね抑え16が同一に回転する。小ギア17は、前述の巻取リール6の歯車6bと噛合する。ばね抑え16の回転は、第3のばね部材18の摩擦力を介して大ギア14に伝わり、その後各小ギア17へと回転を伝達する。各小ギア17の外周に形成される歯車が巻取リール6の歯車6bと噛合することで、巻取リール6へと回転を伝達する。
(自動テープ送り機構)
次に、図6を用いて、転写動作と連動した自動テープ送り機構について説明する。
本発明の塗膜転写具1による転写は、ケース蓋部5が閉着状態、且つケース2が開かない状態(即ち、ロック部材41によってロックされている状態)において行われる。
使用者がケース2を把持し、転写ヘッド11を被転写面100に当接させる(図6(a)参照)。そのまま被転写面100に荷重を加えると、転写ヘッド11と一体となったユニット70が、ケース2内に横架された第1のばね部材13の付勢力に反発しながら、ケース2後方の回転支持部30aを中心に回動或いは揺動を開始する。その際、転写ヘッド11に形成された第1のピン11eが、ケース蓋部40に形成されるスロット溝40cに内挿されることにより、ベース部材50に対して転写ヘッド11は後退することなく、回転支持部30aを中心とした円弧状に動作する。
上記動作と同時期に、ケース蓋部40に対してユニット70が円弧状に移動することにより、ケース蓋部40に形成された突起部40dと噛合しているギア19が回転するが、単一方向にのみ回転する回転機構80により空転するので、供給リール5は回転方向に変位しない。
転写ヘッド11の第1のピン11e及び第2のピン11gが、ケース支持部30の略三角形の溝30d及びケース蓋部40のスロット溝40cの端部に係ると、回動或いは揺動動作が停止する(図6(b)、図6(c)参照)。ユニット70がケース2と一体となった状態のまま、使用者によりさらに被転写面100方向に荷重がかけられると、転写ヘッド先端部11a上に張架している転写テープ8表面の塗膜が、被転写面100上に押圧転写される。
被転写面100への押圧状態が維持されたまま、使用者がケース2を被転写面100と平行方向に移動させることにより、転写テープ8表面の塗膜が被転写面100に連続して転写される。また、送られた転写テープ8は、巻取機構10によってその回転が伝達され、巻取リール6に巻回される。
使用者が移動を停止した時点で連続転写が終了する。その状態からケース2を被転写面100から離反する方向に引き上げると(図6(d)参照)、ユニット70がケース2と係止された第1のばね部材13の付勢力により、非使用時の方向に回動復帰或いは揺動復帰し始める。それと同時に、ケース蓋部5に形成された突起部40dが噛合するギア19を回転させる。ギア19は、ジョイント20とのラチェット機構によってジョイント20と一体となった供給リール5を回転させることにより、転写ヘッド11の押圧によりユニット70が移動した状態から元の位置へ復帰するときにのみ、ケース2の引上動作と同時に転写テープ8が一定量搬送される。
被転写面100からの離反が進み、ユニット70が元の位置に復帰すると、回動運動或いは揺動運動が停止し、それに伴いギア19と連動した転写テープ8の搬送も停止する。さらに使用者がケース2を引き上げることで、転写テープ8の塗膜が被転写面100から切断される。なお、回動動作或いは揺動動作を説明するため、図6(d)の状態と塗膜切断を分けて説明したが、通常の使用では2つの動作は瞬時に行われるため、被転写面100から転写ローラー11aが離反したあとに、ユニット70が非使用時の状態に戻ることも十分にあり得る。
以上の一連の動作によって、塗膜転写具使用後に未使用の転写テープ8が一定量搬送されることで、転写ヘッド11に対して塗膜が前進した状態になる。従って、次回の使用時には、毎回、転写時に使用者が狙った位置から塗膜を転写することが可能となる。
(交換態様)
図7は、リフィルユニット9の交換態様を説明する図である。本作業は転写テープ8を使い切った状態から行われることが一般的であるが、転写テープ8が残っている状態であっても構わない。
先ず、ロック部材41のロックを解除し、ケース蓋部40を開閉自在状態にする(図7(a)参照)。次に、ケース蓋部40を開くことにより、ケース蓋部40のスロット溝40cの壁面に係止されていた転写ヘッド11に形成された第1のピン11eの係止が解除される。それにより、転写ヘッド11は、第2のばね部材15の付勢力に従い、開口部2aとは逆方向に移動し、ベース部材50の係止部50eまで一定量移動したのち停止する。ケース蓋部40は、完全に開放した位置で係止される(図7(b)参照)。
使用者がホルダー60の波状壁面60gを把持し、ホルダー60を引き上げると、供給リール5及び巻取リール6と、ベース部材50に配設されている巻取機構10の係着が解除され、リフィルユニット9が本体と分離する(図7(c)参照)。
新規のリフィルユニット9を対応箇所へ配設し、ケース蓋部40を閉蓋させるよう移動させると、ケース蓋部40の傾斜面40eが、転写ヘッド11の第1のピン11eに当接する。更に、使用者によりケース蓋部40に閉蓋荷重を加え続けると、転写ヘッド11の第1のピン11eが傾斜面40eに案内され、転写ヘッド11を付勢している第2のばね部材15に反発しながら、転写ヘッド11が開口部2a側に摺動移動する。
ケース蓋部40をケース支持部30に当接するまで閉蓋させていくと、ホルダー60先端のテープ保持部60bに懸架されている転写テープ8を、転写ヘッド11が背面から押し込むと同時に、傾斜面40eの端からスロット溝40cに第1のピン11eが落ち込み、第1のピン11eが溝周壁に係止され、転写テープ8が張架された位置で転写ヘッド11が係止される(図7(c)、図8参照)。
最後に、ロック部材41を操作し、ケース支持部30とケース蓋部40を固定して、転写可能な状態に復帰させる。
以上説明した通り、ケース2のケース蓋部40の開閉動作に連動して、転写ヘッド11が一定量可動することにより、ケース2側に転写ヘッド11を残す構造でありながら、簡易な操作でリフィルユニット9の交換を行うことが可能となる。また、使用者が特に複雑な動作を意識することなく、転写テープの詰め替えを行うことができる。
また、ケース側に転写ヘッドを残す構造であるため、廃棄部品の低減が期待できるとともに、自然な転写で毎転写開始時の転写位置後退を解消できる塗膜転写具を提供できる。
以上、本発明に係る塗膜転写具の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形が可能である。
本発明の塗膜転写具は、粘着テープ、修正テープ、蛍光テープ等のテープ類を装着して使用することができる。
1 塗膜転写具
2 ケース
2a 開口部
2c 蝶番部
5 供給リール
6 巻取リール
6a ラック歯
6b 歯車
8 転写テープ
9 リフィルユニット
10 巻取機構
11 転写ヘッド
11a 転写ヘッド先端部(転写ローラー)
11c アーム
11d 係止部
11e 第1のピン
11g 第2のピン
13 第1のばね部材
14 大ギア
14a 貫通穴
15 第2のばね部材
16 ばね抑え
16a 係止爪
16b リブ
17 小ギア
18 第3のばね部材
19 ギア
20 ジョイント
21 キャップ
30 ケース支持部
30a 回転支持部
30b 係止突起
30c リブ
30d 略三角形の溝
30e 段差
30f 中心軸
40 ケース蓋部
40a 円状の段差
40b 係止溝
40c スロット溝
40d 突起部
40e 傾斜面
41 ロック部材
41a 円盤部
41b 周壁
41c 操作片
41d 係止突起
41e 貫通穴
50 ベース部材
50a 貫通穴
50b スロット穴
50c 係止部
50d シャフト
50e 係止部
60 ホルダー
60a 開口
60b テープ保持部
60c シャフト
60d シャフト
60e 開口
60f 爪
60g 波状壁面
70 ユニット
80 単一方向にのみ回転する回転機構
100 被転写面

Claims (8)

  1. 前端部に開口部を有するケース内に、少なくとも転写ヘッド、供給リール及び巻取リールを有するベース部材を配設し、供給リールより未使用の転写テープを繰り出し、開口部から突出させた転写ヘッドの先端部で反転させ、巻取リールに巻き取らせるようにした塗膜転写具であって、
    前記ベース部材から構成されたユニットがケース内で一体に可動し、転写ヘッドの押圧により移動したユニットの元の位置への復帰と連動して転写テープが一定量送られることを特徴とする塗膜転写具。
  2. 転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動手段が、ケース内に回動或いは揺動可能に軸着されている該ユニットの回転移動によるものであることを特徴とする請求項1に記載の塗膜転写具。
  3. 転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動手段が、ケース内に摺動可能に装着されている該ユニットの直線移動によるものであることを特徴とする請求項1に記載の塗膜転写具。
  4. 転写ヘッドの押圧による前記ユニットの移動時には転写テープが送られず、かつ、転写ヘッドの押圧により前記ユニットが移動した状態から、元の位置へ復帰するときに転写テープが送られることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の塗膜転写具。
  5. ケースと前記ユニットの間に伸縮部材が配設されており、該伸縮部材により、押圧を解除したときにユニットが元の位置に復帰することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の塗膜転写具。
  6. ケースと供給リールが、単一方向にのみ回転を伝達する回転機構を介して連結されており、ケース内での前記ユニットの可動が、供給リールの回転運動に変換されることにより転写テープが一定量送られることを特徴とする請求項4または5に記載の塗膜転写具。
  7. 単一方向にのみ回転を伝達する回転機構は、供給リールと結合されたジョイントと同心回転を行うギアから構成されてなり、
    前記ギアとジョイントは各中央部に設けられた円穴が回転可能に軸着し、前記ギアの円周内に形成された歯溝と、前記ジョイントの外先端に形成された係合爪がラチェット構造を形成していることを特徴とする請求項6に記載の塗膜転写具。
  8. 供給リール及び巻取リールが、前記ベース部材と脱着可能に設けられるホルダーに懸架され、リフィルユニットを構成していることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の塗膜転写具。
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