JP6255979B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、内周面に全周に亘ってスケールが貼り付けられた無端ベルト状の中間転写体と、このスケールを読み取るスケール読取センサが設けられ、スケール読取センサの読み取り情報に基づいて中間転写体の回転駆動を制御する画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、モータ定速制御と、ベルト定速制御とのうち、ユーザの指示命令の内容に応じた方を選択して実施し、且つ、ユーザのもとでの初めのプリントジョブを実施するのに先立って、ベルト定速制御及びモータ定速制御のうち、何れか一方の制御によってベルト部材を無端移動させた状態で書込位置補正処理を実施した後、他方の制御によってベルト部材を無端移動させた状態で、各色のうち、少なくとも2色のトナー像を含む色ずれ検知用画像を形成し、それらトナー像の位置ずれ量を検知した結果に基づいて、モータ定速制御における駆動モータの目標回転速度、及びベルト定速制御における目標ベルト速度のうち、何れか一方を補正する画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、定速駆動制御手段によりベルト部材を駆動して画像形成を行う場合、温度検知手段が検知した温度と基準温度との温度差が規定の温度差を超えたら、駆動ローラの熱膨張によって生じるベルト部材の表面移動速度と目標速度とのズレが小さくなるように、目標一定速度を変更する画像形成装置が記載されている。
特開2004−198925号公報 特許5240579号 特開2011−248003号公報
本発明は、ベルト部材に接触する像保持体の数に応じた制御を行うことを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、複数のロールに架け渡された無端のベルト部材と、前記複数のロールのうち少なくとも1つのロールを回転させて前記ベルト部材を周回させる駆動モータと、各々が像を保持する複数の像保持体であって、相異なる位置で前記ベルト部材に接触して前記像をそれぞれ転写する複数の像保持体と、前記複数の像保持体に前記像をそれぞれ形成する像形成手段と、前記複数の像保持体から前記ベルト部材に転写された前記像を媒体に転写する転写手段と、前記ベルト部材の周回する速度を計測する第1計測手段と、前記駆動モータの回転速度を計測する第2計測手段と、前記複数の像保持体のうち、決められた数以上の像保持体が前記ベルト部材にそれぞれ接触して前記像を転写する場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、前記複数の像保持体のうち、前記決められた数未満の像保持体が前記ベルト部材に接触して前記像を転写する場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記転写手段が前記媒体の第1面に前記像を転写した後、当該第1面の反対の面である第2面に前記像を転写する場合に、前記ベルト部材に接触する前記像保持体の数に関わらず、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータを制御する。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、請求項1に記載の態様において、前記制御手段は、無色の像を形成する像保持体を、前記複数の像保持体に含めないことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、請求項1または2に記載の態様において、前記転写手段が転写する前記媒体の単位面積あたりの重さを検知する検知手段を有し、前記制御手段は、前記検知手段により検知された重さが閾値以上である場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、前記検知手段により検知された重さが閾値未満である場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御することを特徴とする。
本発明の請求項に係るプログラムは、複数のロールに架け渡された無端のベルト部材と、前記複数のロールのうち少なくとも1つのロールを回転させて前記ベルト部材を周回させる駆動モータと、各々が像を保持する複数の像保持体であって、相異なる位置で前記ベルト部材に接触して前記像をそれぞれ転写する複数の像保持体と、前記複数の像保持体に前記像をそれぞれ形成する像形成手段と、前記複数の像保持体から前記ベルト部材に転写された前記像を媒体に転写する転写手段と、前記ベルト部材の周回する速度を計測する第1計測手段と、前記駆動モータの回転速度を計測する第2計測手段とを有する画像形成装置のコンピュータを、前記複数の像保持体のうち、決められた数以上の像保持体が前記ベルト部材にそれぞれ接触して前記像を転写する場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、前記複数の像保持体のうち、前記決められた数未満の像保持体が前記ベルト部材に接触して前記像を転写する場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御し、前記転写手段が前記媒体の第1面に前記像を転写した後、当該第1面の反対の面である第2面に前記像を転写する場合に、前記ベルト部材に接触する前記像保持体の数に関わらず、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータを制御する制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1、に係る発明によれば、ベルト部材に接触する像保持体の数が少ないときに制御が不安定になる可能性を抑制し、ベルト部材に接触する像保持体の数が多いときに形成される像の位置がずれる可能性を抑制することができ、第1面と第2面とにそれぞれ形成される像の位置がずれる可能性を抑制することができる
請求項2に係る発明によれば、位置ずれが問題にならない無色の像を形成する像保持体を除外して、制御が不安定になる可能性を抑制することができる。
請求項に係る発明によれば、単位面積当たりの重さが閾値以上の媒体からベルト部材が受ける衝撃により、ベルト部材に形成される像の位置がずれる可能性を抑制することができる。
画像形成装置の全体構成を示す図。 画像形成装置の制御系の構成を示す図。 画像形成装置が駆動モータを制御するときの動作の流れを示すフロー図。
1.実施形態
1−1.全体構成
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の制御系の構成を示す図である。図1、図2に示す画像形成装置1は、容器11と、供給部12と、現像部13Y,13M,13C,13Kと、転写部14と、定着部15と、搬送部16と、エンコーダ17と、駆動モータ18と、制御部19とを備えている。
なお、符号のY,M,C,Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーに対応した構成であることを意味している。現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれは、用いるトナーが異なる点、およびモードに応じて転写部14に対する位置が変化する点を除き、その構成に大きな差異はない。以下、現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれを特に区別する必要がない場合には、トナーの色を示す符号末尾のアルファベットを省略して「現像部13」とする。図1において、エンコーダ17と、駆動モータ18とを省略する。図2において、容器11と、供給部12と、現像部13と、転写部14と、定着部15と、搬送部16とを省略する。
制御部19は、画像形成装置1の各部の動作を制御する手段である。制御部19は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。
容器11は、予め定められたサイズにカットされた、媒体としての用紙Pを収容するとともに、例えば、収容された用紙Pを供給部12が有する供給ロールに押し付けるなどして、供給部12が用紙Pを供給することを補助する。媒体は用紙に限らず、例えば樹脂製のシート等であってもよい。要するに、媒体は、表面に画像を記録し得るものであればよい。
画像形成装置1は、容器11を複数備えていてもよい。具体的には、画像形成装置1は、図1に示すように、容器11a,11b,11c,11dの4つの容器11を備えており、その各上面にそれぞれ対向する位置に対応する供給部12a,12b,12c,12dが配置されている。また、図1に示す画像形成装置1の左側面には軸SFTを中心に反時計回りに回転することで、上面に用紙Pを収容する姿勢となる容器11eが備えられている。この容器11eに収容された用紙Pの供給方向における先端側には、対応する供給部12eが配置されている。
各供給部12は、複数の供給ロールを有し、これら供給ロールによって対応する容器11からそれぞれ用紙Pを取り出して搬送部16のレジストロール61へ供給する。レジストロール61に供給された用紙Pは、そこで停止させられて搬送方向に対してまっすぐな姿勢になるように先端側の縁の位置が調整される。
搬送部16は、レジストロール61、出口ロール62、排出ロール63、および再送ロール64a,64b,64c(以下、特に区別の必要がない場合は、これらを総称して「再送ロール64」と記す)を備える。レジストロール61は、決められたタイミングで回転し、停止させられている用紙Pを転写部14へ搬送する。出口ロール62は、定着部15の下流側(図1において上方)に配置され、転写部14および定着部15を経た用紙Pを、経路r1を通して排出ロール63へ搬送する。
排出ロール63は、出口ロール62から搬送された用紙Pを画像形成装置1の外側にある排紙置場STOへ搬送する。また、排出ロール63は、用紙Pの後端部を挟持している間に図示しない切替ゲートによって用紙Pの通る経路が経路r1から経路r2に切り替えられた後、逆方向に回転して用紙Pを再送ロール64aに搬送する。用紙Pは、再送ロール64a→64b→64cによってこの順に搬送され、再びレジストロール61へ搬送される。再びレジストロール61へ搬送された用紙Pは、最初にレジストロール61へ搬送されたときと表裏が反転され、先端と後端が逆の状態となる。
各現像部13は、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ロール35と、ドラムクリーナ36と、トナーカートリッジ39とを備えている。現像剤収容器としてのトナーカートリッジ39Y、39M、39C、39Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナーを収容する収容空間を有しており、これらのトナーを対応する現像部13Y、13M、13C、13Kの現像器34に供給する。
感光体ドラム31は電荷発生層や電荷輸送層を有する像保持体であり、図示しない駆動部により回転させられる。帯電器32は感光体ドラム31の表面を帯電させる。露光装置33はレーザ発光源やポリゴンミラーなど(いずれも図示せず)を備え、制御部19によって制御され、画像を示す画像データに応じたレーザ光を、帯電器32により帯電させられた後の感光体ドラム31に向けて照射する。これにより、各感光体ドラム31には潜像が保持される。
なお、上記の画像データは、図示しない通信部を介して制御部19が外部装置から取得したものであってもよい。外部装置とは、例えば画像データを記憶した記憶装置や、原稿から画像を読み取ってその画像を示す画像データを生成する読取装置などである。
現像器34はトナーカートリッジ39から供給されたY,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉などの磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する。そして現像器34に形成された磁気ブラシの穂先が感光体ドラム31の表面に接触することで、トナーは感光体ドラム31表面で露光装置33により露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着し、感光体ドラム31に、上記の画像に応じたトナー像が形成(現像)される。すなわち、帯電器32、露光装置33、および現像器34は、像保持体に像を形成する像形成手段の一例である。
一次転写ロール35は転写部14の中間転写ベルト41が感光体ドラム31と対向する位置において予め定めた電位差を生じさせ、この電位差によって中間転写ベルト41にトナー像を転写する。現像部13のうち、現像部13Y,13M,13Cに備えられた各感光体ドラム31は、転写部14の中間転写ベルト41に接触する位置と接触しない位置とをモードに応じて移動可能に構成されている。現像部13の各感光体ドラム31は、相異なる位置で中間転写ベルト41に接触して像をそれぞれ転写する。すなわち、図1に示す4つの感光体ドラム31は、各々が像を保持する像保持体であって、相異なる位置でベルト部材に接触して像をそれぞれ転写する像保持体の一例である。
ドラムクリーナ36は、トナー像の転写後に感光体ドラム31の表面に残留している未転写のトナーを取り除き、感光体ドラム31の表面を除電する。即ち、ドラムクリーナ36は、次のトナー像の形成に備えて、感光体ドラム31から不要なトナーや電荷を除去するものである。
転写部14は、中間転写ベルト41と、二次転写ロール42と、ベルト搬送ロール43と、バックアップロール44と、ベルトクリーナ49とを備えており、現像部13によって形成されたトナー像を、ユーザの操作に応じて決められた紙種の用紙Pに転写する。中間転写ベルト41は無端のベルト部材であり、ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44はこの中間転写ベルト41を架け渡す。すなわち、図1に示す中間転写ベルト41は、複数のロールに架け渡された無端のベルト部材の一例である。
ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44の少なくとも1つには図2に示した駆動モータ18が備えられており、中間転写ベルト41を図中の矢印D14方向に移動させる。すなわち、図2に示す駆動モータ18は、複数のロールのうち少なくとも1つのロールを回転させてベルト部材を周回させる駆動モータの一例である。
なお、駆動部を有さないベルト搬送ロール43またはバックアップロール44は、中間転写ベルト41の移動に伴って回転する。中間転写ベルト41が図中の矢印D14方向に移動して回転することにより、中間転写ベルト41上のトナー像は、二次転写ロール42とバックアップロール44とに挟まれる領域に移動させられる。
また、駆動モータ18は、FGセンサ181を備えたDCブラシレスモータである。FGセンサ181は、ホール素子を構成に含み、駆動モータ18の磁極の回転を検知することにより、駆動モータ18の回転速度を計測する。すなわち、図2に示すFGセンサ181は、駆動モータの回転速度を計測する第2計測手段の一例である。
二次転写ロール42は、中間転写ベルト41との電位差によって、中間転写ベルト41上のトナー像を搬送部16から搬送されてきた用紙Pに転写させる。これにより用紙Pの面のうち、中間転写ベルト41に対向する側の面にはトナー像が形成される。すなわち、図1に示す二次転写ロール42は、複数の像保持体からベルト部材に転写された像を媒体に転写する転写手段の一例である。
ベルトクリーナ49は、中間転写ベルト41の表面に残留している未転写のトナーを取り除く。そして、転写部14または搬送部16は、トナー像が転写された用紙Pを定着部15へと搬送する。
定着部15は、例えば磁界を発生させる磁界発生回路と、発生した磁界が作用して生じる電磁案内によって発熱する加熱ベルトと、加熱ベルトとで用紙Pを挟んで搬送する加圧ロールとを有する。定着部15は、用紙Pを加熱して用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。定着部15を経てトナー像が定着された用紙Pは、搬送部16によって画像形成装置1の外部に搬送されたり、反転させられて再び転写部14へ搬送されたりする。
図2に示すエンコーダ17は、ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44の少なくとも1つに設けられ、そのロールの回転速度を計測する。具体的には、エンコーダ17は、例えば、発光ダイオードと、複数のスリットが設けられたスリット円板と、フォトトランジスタとを有し、スリット円板を測定対象に取り付けて測定対象の回転に伴って回転させる。そして、エンコーダ17は、発光ダイオードから照射された光が回転するスリット円板のスリットを透過してフォトトランジスタに検出される単位時間あたりの回数を出力することで、測定対象の回転速度を計測する。エンコーダ17は、取り付けたロールの回転数を中間転写ベルト41の周回する速度(周回速度)として計測する。すなわち、図2に示すエンコーダ17は、ベルト部材の周回する速度を計測する第1計測手段の一例である。
1−2.動作
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1が駆動モータ18を制御するときの動作の流れを示すフロー図である。
画像形成装置1の制御部19は、図示しない操作パネルを操作したユーザから画像形成の指示を取得すると(ステップS101)、その指示が示す画像形成が、中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数が、予め決められた数である「2」以上であるか否かを判断する(ステップS102)。この判断は、例えば、ユーザの指示が示す画像形成のモードがカラーモードであるかモノクロモードであるかを判断することによって行われてもよい。また、制御部19は、接触や近接を検知するセンサによって実際に中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数を検出してもよい。
中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数が2以上であると判断する場合(ステップS102;YES)、制御部19は、エンコーダ17の計測値に応じて駆動モータ18を制御する「第1制御」を実行し(ステップS103)、処理を終了する。具体的に制御部19は、第1制御として、エンコーダ17により計測された中間転写ベルト41の周回速度に応じて、中間転写ベルト41が予め決められた速度(第1速度)で周回するように駆動モータ18を制御する。
一方、中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数が2以上でない、つまり、その数が2未満であると判断する場合(ステップS102;NO)、制御部19は、上記の指示が示す画像形成において、搬送部16により媒体である用紙Pが反転させられるか否かを判断する(ステップS104)。媒体が反転させられると判断した場合(ステップS104;YES)、制御部19は、ステップS103の処理に進む。媒体が反転させられないと判断した場合(ステップS104;NO)、制御部19は、FGセンサ181の計測値に応じて駆動モータ18を制御する「第2制御」を実行し(ステップS105)、処理を終了する。具体的に制御部19は、第2制御として、FGセンサ181により計測された駆動モータ18の回転速度に応じて、駆動モータ18が予め決められた速度(第2速度)で回転するように駆動モータ18を制御する。
すなわち、制御部19は、複数の像保持体のうち、決められた数以上の像保持体がベルト部材にそれぞれ接触して像を転写する場合に、第1計測手段により計測された速度に応じて、ベルト部材を第1速度で周回させるように駆動モータを制御し、複数の像保持体のうち、決められた数未満の像保持体がベルト部材に接触して像を転写する場合に、第2計測手段により計測された速度に応じて、駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように駆動モータを制御する制御手段の一例である。
また、搬送部16により用紙Pが反転させられるとき、二次転写ロール42は、用紙Pの第1面にトナー像を転写した後、その第1面の反対の面である第2面にトナー像を転写する。すなわち、制御部19は、転写手段が媒体の第1面に像を転写した後、第1面の反対の面である第2面に像を転写する場合に、ベルト部材に接触する像保持体の数に関わらず、第1計測手段により計測された速度に応じて、駆動モータを制御する制御手段の一例である。
以上、説明した動作により、画像形成装置1の制御部19は、決められた数以上の像保持体がベルト部材に接触しているか否かに応じて、ベルト部材の安定性を見極めて駆動モータ18を制御するので、制御が不安定になる可能性は抑制される。また、例えば4つの感光体ドラム31が全て中間転写ベルト41に接触しているカラーモードのように、制御が不安定になる可能性が比較的低い場合には、エンコーダ17の計測値に応じて駆動モータ18を制御するので、FGセンサ181の計測値に応じて駆動モータ18を制御するよりも中間転写ベルト41の変動に対する応答性が向上する。これにより、例えば、いわゆる厚紙など、単位面積あたりの重さ(坪量という)が比較的大きい媒体から中間転写ベルト41が受ける衝撃により、中間転写ベルト41に形成される像の位置がずれる可能性が抑制される。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述の実施形態において、搬送部16により用紙Pが反転させられるとき、制御部19は、ベルト部材に接触する像保持体の数に関わらず、第1計測手段により計測された速度に応じて、駆動モータを制御していたが、搬送部16は媒体を反転する機構を有していなくてもよい。この場合、制御部19は、図3に示すステップS104の判断を行わずに、ステップS105に示す第2制御を実行すればよい。
2−2.変形例2
上述の実施形態において、4つの現像部13は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーをそれぞれ用いていたが、現像部13が用いるトナーの数は2つ以上であれば4つに限られない。また、現像部13は、可視光下で無色のトナーを用いてもよい。この場合、画像形成装置1の制御部19は、図3に示すステップS102において、中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数が決められた数以上であるか否かを判断する際に、無色のトナーで形成された像を保持する感光体ドラム31を数に含めなくてもよい。すなわち、この変形例における制御部19は、無色の像を形成する像保持体を、複数の像保持体に含めない制御手段の一例である。これにより、無色のトナー像が形成される位置の精度が求められない場合に、その無色のトナー像を形成する感光体ドラム31によって制御が影響されない。
2−3.変形例3
上述の実施形態において、制御部19は、用紙Pの坪量に関わらず、駆動モータ18の制御を行ったが、用紙Pの坪量に応じて制御を行ってもよい。例えば、画像形成装置1は、図2に破線で示すように、坪量センサ10を有していてもよい。この坪量センサ10は、二次転写ロール42がトナー像を転写する用紙Pの坪量、すなわち単位面積当たりの重さを検知する検知手段の一例である。
制御部19は、坪量センサ10により検知された坪量が閾値以上である場合に、エンコーダ17により計測された速度に応じて、中間転写ベルト41を決められた速度(第1速度)で周回させるように駆動モータ18を制御する。これにより、中間転写ベルト41の変動に対する応答性が向上し、坪量が比較的大きい媒体から中間転写ベルト41が受ける衝撃によって中間転写ベルト41に形成される像の位置がずれる可能性が抑制される。
一方、坪量センサ10により検知された坪量が閾値未満である場合に、制御部19は、FGセンサ181により計測された速度に応じて、駆動モータ18の回転速度を決められた速度(第2速度)で回転させるように前記駆動モータを制御する。これにより、制御が不安定になる可能性は抑制される
2−4.変形例4
上述の実施形態において、制御部19は、中間転写ベルト41に接触する感光体ドラム31の数が、予め決められた数以上であると判断する場合、エンコーダ17の計測値に応じて駆動モータ18を制御していたが、予め決められた数以上であると判断した場合に、さらに、中間転写ベルト41が接触する各感光体ドラム31から受ける押圧力を計測し、その各押圧力が決められた条件を満たしたときに、エンコーダ17の計測値に応じた上記の制御を行ってもよい。ここでこの条件とは、例えば各押圧力のうち最低の値が閾値以上である、といったものや、押圧力の合計が閾値以上である、といったものなどである。この構成によれば、中間転写ベルト41を支持する力が、例えば制御を不安定にさせない程度に大きいときに、トナー像が形成される位置の精度が向上するように制御が行われる。
2−5.変形例5
制御部19によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットなどの通信回線経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上記の制御部19によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサなどが用いられる。
1…画像形成装置、11…容器、12…供給部、13…現像部、14…転写部、15…定着部、16…搬送部、17…エンコーダ、18…駆動モータ、181…FGセンサ、19…制御部、31…感光体ドラム、32…帯電器、33…露光装置、34…現像器、35…一次転写ロール、36…ドラムクリーナ、39…トナーカートリッジ、41…中間転写ベルト、42…二次転写ロール、43…ベルト搬送ロール、44…バックアップロール、49…ベルトクリーナ、61…レジストロール、62…出口ロール、63…排出ロール、64a…再送ロール、P…用紙、r1…経路、r2…経路、SFT…軸、STO…排紙置場。

Claims (4)

  1. 複数のロールに架け渡された無端のベルト部材と、
    前記複数のロールのうち少なくとも1つのロールを回転させて前記ベルト部材を周回させる駆動モータと、
    各々が像を保持する複数の像保持体であって、相異なる位置で前記ベルト部材に接触して前記像をそれぞれ転写する複数の像保持体と、
    前記複数の像保持体に前記像をそれぞれ形成する像形成手段と、
    前記複数の像保持体から前記ベルト部材に転写された前記像を媒体に転写する転写手段と、
    前記ベルト部材の周回する速度を計測する第1計測手段と、
    前記駆動モータの回転速度を計測する第2計測手段と、
    前記複数の像保持体のうち、決められた数以上の像保持体が前記ベルト部材にそれぞれ接触して前記像を転写する場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、
    前記複数の像保持体のうち、前記決められた数未満の像保持体が前記ベルト部材に接触して前記像を転写する場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記転写手段が前記媒体の第1面に前記像を転写した後、当該第1面の反対の面である第2面に前記像を転写する場合に、前記ベルト部材に接触する前記像保持体の数に関わらず、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータを制御する画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    無色の像を形成する像保持体を、前記複数の像保持体に含めない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記転写手段が転写する前記媒体の単位面積あたりの重さを検知する検知手段
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記検知手段により検知された重さが閾値以上である場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、
    前記検知手段により検知された重さが閾値未満である場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 数のロールに架け渡された無端のベルト部材と、前記複数のロールのうち少なくとも1つのロールを回転させて前記ベルト部材を周回させる駆動モータと、各々が像を保持する複数の像保持体であって、相異なる位置で前記ベルト部材に接触して前記像をそれぞれ転写する複数の像保持体と、前記複数の像保持体に前記像をそれぞれ形成する像形成手段と、前記複数の像保持体から前記ベルト部材に転写された前記像を媒体に転写する転写手段と、前記ベルト部材の周回する速度を計測する第1計測手段と、前記駆動モータの回転速度を計測する第2計測手段とを有する画像形成装置のコンピュータを、
    前記複数の像保持体のうち、決められた数以上の像保持体が前記ベルト部材にそれぞれ接触して前記像を転写する場合に、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記ベルト部材を第1速度で周回させるように前記駆動モータを制御し、
    前記複数の像保持体のうち、前記決められた数未満の像保持体が前記ベルト部材に接触して前記像を転写する場合に、前記第2計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータの回転速度を第2速度で回転させるように前記駆動モータを制御し、
    前記転写手段が前記媒体の第1面に前記像を転写した後、当該第1面の反対の面である第2面に前記像を転写する場合に、前記ベルト部材に接触する前記像保持体の数に関わらず、前記第1計測手段により計測された速度に応じて、前記駆動モータを制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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