JP4634843B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像ローラをリフレッシュすることのできる画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置には、感光体ドラムに形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像するための現像ローラを備えるものがある。このような画像形成装置では、画像形成動作を繰り返し行うことにより、現像ローラに担持されたトナーが繰り返し帯電され、帯電量が高くなることがある。現像ローラ近傍のトナーの帯電量が高くなると、他のトナーが帯電することを阻害するなどの理由により、カブリや印字濃度の低下などが生じるおそれがある。特に用紙への印字率が小さい場合には、1回の画像形成で現像ローラから感光体ドラムに供給されるトナーの量が少ないため、現像ローラの近傍のトナーが繰り返し帯電されることとなり、現像ローラ近傍のトナーの帯電量が高くなる。
そこで、用紙への印字率が所定の値を下回ったときに、現像ローラのトナーを感光体ドラム側に搬送して現像ローラの表面をリフレッシュして、現像ローラにトナーが滞留しないようにすることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。具体的には、画像形成を行っていない間に、リフレッシュ用の交番電界を感光体ドラムと現像ローラとの間に作用させて、現像ローラのトナーを感光体ドラム側に搬送するようにしている。
特開2000−310909号公報
ところで、画像形成装置には、両面印刷を行うことができるものがある。両面印刷は、用紙の表面に画像を形成した後、用紙を反転させて、裏面にも画像を形成することにより行われる。画像形成は、感光体ドラムのトナー像を静電的に用紙に転写し、さらに、用紙を加熱・加圧してトナー像を定着させることにより行われるため、表面に画像が形成された用紙は、帯電しているとともに、乾燥している。
このため、両面印刷時に、表面に画像が形成された用紙を反転させて再び感光体ドラムに送ると、感光体ドラム近傍の部材(たとえば、用紙の搬送を案内するためのガイド部材)と摩擦し、当該感光体ドラム近傍の部材が帯電してしまう。
その結果、両面印刷後の、ガイド部材などが帯電した状態でリフレッシュ工程を行うと、現像ローラから感光体ドラムに搬送されるトナーは、上記ガイド部材などに飛翔・付着し、次の画像形成時にそのトナーが用紙を汚すおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、用紙が汚れることを防止しつつ、リフレッシュ工程を実行することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、感光体ドラム(6)に対して現像ローラ(16)によりトナーを供給して、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナー像に現像し、当該トナー像を記録媒体(P)に転写する画像形成装置(1)であって、現像ローラに担持されているトナーを感光体ドラムに移すリフレッシュ工程実行手段(21)を備えた画像形成装置において、記録媒体の両面にトナーを転写する両面記録モードであることを判別する判別手段(22)と、上記リフレッシュ工程実行手段の実行を予約し、予約後に行われた記録媒体へのトナーの転写が、判別手段によって両面記録モードと判別されなかったことに基づいて、記録媒体へのトナーの転写が終了した後の非転写期間にリフレッシュ工程実行手段を動作させるリフレッシュ制御手段(25)と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、予約後に行われた記録媒体へのトナーの転写が両面記録モードと判別されなかったことに基づいて、すなわち、予約後に片面記録が行われたことに基づいて、非転写期間にリフレッシュ工程が実行されるようになっている。これにより、記録媒体が汚れることを防止しつつ、リフレッシュ工程を実行することができる。
具体的には、通常、記録媒体への画像形成は、感光体ドラムに形成されたトナー像を記録媒体の表面に静電的に転写し、トナーが転写された記録媒体を加熱・加圧して、トナーを定着させることにより行われる。また、両面記録は、表面にトナーが転写・定着された後の記録媒体を反転させて、裏面に再びトナーを転写・定着させることにより行われる。このため、両面記録時には、表面にトナーが転写・定着されることにより、帯電・乾燥した記録媒体が、感光体ドラム側に再び搬送されることとなる。その結果、記録媒体は、感光体ドラムの近傍の部材(たとえば、ガイド部材)と摩擦することにより、当該感光体ドラムの近傍の部材を帯電させる。
このため、両面記録の後にリフレッシュ工程を実行すると、現像ローラから感光体ドラムに搬送されるトナーは、上記ガイド部材に飛翔・付着し、次の画像形成時にこのトナーが記録媒体を汚すおそれがある。
しかしながら、この発明の構成では、片面記録の後にリフレッシュ工程を実行するようにしている。これにより、リフレッシュ工程の実行の前に、トナーの転写・定着が未だ行われておらず、帯電・乾燥していない記録媒体によって、両面記録により帯電したガイド部材などの、感光体ドラムの近傍の部材を問題のないレベルに除電することができる。したがって、リフレッシュ工程の実行の際、現像ローラから感光体ドラムに搬送されるトナーは、感光体ドラムの近傍の部材に付着しにくくなり、次の画像形成時に記録媒体を汚してしまうことを防止できる。
請求項2記載の発明は、上記画像形成装置は、トナーが転写された記録媒体の枚数を計数する計数手段(23)と、上記計数手段で計数された記録媒体における印字率の平均値(D)を算出する印字率算出手段(24)と、を含み、上記リフレッシュ制御手段は、上記計数手段が予め定める数を計数し、かつ、そのときの上記印字率算出手段の算出する印字率の平均値が予め定める値よりも小さいときに、上記リフレッシュ工程実手段の実行を予約することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
この構成によれば、印字率の平均値が予め定める値よりも小さいときには、画像形成時に現像ローラから感光体ドラムに供給されるトナーが少なく、現像ローラ近傍のトナーが繰り返し帯電されて帯電量が高くなっていることにより、カブリや印字濃度の低下を生じるおそれがあり、リフレッシュ工程の実行が必要である。このように、リフレッシュ工程の実行が必要であるときにリフレッシュ工程の実行が可能となるので、適切な時期にリフレッシュ工程を実行することができる。
請求項3記載の発明は、上記リフレッシュ制御手段は、予約後に行われた記録媒体へのトナーの転写が、判別手段によって両面記録モードと判別されたときであっても、その枚数が所定枚数以下であれば、記録媒体へのトナーの転写が終了した後の非転写期間にリフレッシュ工程実行手段を動作させることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置である。
この構成によれば、両面記録の枚数が少なければ、記録媒体と、ガイド部材などの感光体ドラム周辺の部材との摩擦による帯電量が少ないため、感光体ドラム周辺の部材への実質的なトナーの飛翔は生じていないものとして、リフレッシュ工程を実行することができる。これにより、リフレッシュ工程の実行が適切であると判断された予約後でも、片面記録が行われないなどの理由により、リフレッシュ工程が延々と実行されない状態を回避できる。したがって、リフレッシュ工程を適切な時期により確実に実行できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる画像形成装置としての複写機の概略構成を示す縦断面図である。図1を参照して、複写機1は、読み取った原稿の画像データに基づいて用紙P(記録媒体)に原稿画像を形成するためのものであり、原稿読み取り部2と、画像形成部3とを備えている。なお、図1中の矢印A1,A2は、用紙Pの搬送方向を示すものである。
原稿読み取り部2は、原稿を読み取って原稿の画像データを生成するためのものである。画像形成部3は、原稿読み取り部2で生成された画像データに基づいて、用紙Pに原稿画像を形成するためのものである。
画像形成部3は、用紙収容部5と、用紙搬送路L1と、感光体ドラム6と、現像装置7と、転写ローラ8と、定着装置9と、排出ローラ装置10と、排出トレイ11とを含んでいる。
複写機1における、用紙Pへの画像の形成は、以下のようにして行われる。すなわち、用紙収容部5に収容された用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送され、レジストローラ対12に到達する。レジストローラ対12に到達した用紙Pは、所定のタイミングで、搬送方向A1の下流側に搬送され、転写位置Tに到達する。
転写位置Tは、感光体ドラム6と転写ローラ8との接触部(ニップ)に相当するものである。感光体ドラム6には、原稿読み取り部2で生成された画像データに基づく静電潜像が形成され、静電潜像は、現像装置7から供給された現像剤としてのトナー(1成分現像剤)によって現像され、これにより、トナー像が形成される。なお、現像剤として、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いてもよい。
転写位置Tに到達した用紙Pは、感光体ドラム6と転写ローラ8とに挟まれて、転写ローラ8の転写バイアスにより、感光体ドラム6のトナーを転写される。感光体ドラム6のトナーのうち、用紙Pに転写されなかった残留トナーは、クリーニング装置13によって感光体ドラム6から除去される。転写位置Tを通過した用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送されて定着装置9に到達する。
定着装置9は、熱ローラ14と圧ローラ15とを有しており、用紙Pは、熱ローラ14と圧ローラ15との接触部(ニップ)間を通過するようになっている。これにより、用紙Pは、加熱・加圧されて、転写されたトナーが定着される。
定着装置9を通過した用紙Pは、用紙搬送路L1内を搬送されて、排出ローラ装置10に到達する。用紙Pは、排出ローラ装置10によって、排出トレイ11に排出されるようになっている。
以上の動作は、用紙Pの表面(片面)に画像を形成する片面記録モードの場合の動作である。この複写機1は、片面記録モードに加え、用紙Pの表面と裏面の両面にトナーを転写して画像を形成する両面記録モードを備えている。片面記録モードと両面記録モードの切り替えは、たとえば、操作部(図示せず)を操作することにより可能となっている。また、操作部を操作することにより、トナーの転写を行う用紙Pの枚数(コピー枚数)を、1または複数枚の任意の枚数に設定することが可能となっている。
両面記録モードが選択されている場合の、用紙Pへの画像形成は以下のようにして行われる。すなわち、片面記録モードの場合と同様に、用紙Pは、感光体ドラム6や定着装置9などによって、表面にトナーが転写・定着される。
定着装置9を通過した用紙Pは、排出ローラ装置10に到達する。排出ローラ装置10に到達した用紙Pは、用紙搬送路L1の搬送方向A1に関する後端が、排出ローラ装置10に到達したときに、排出ローラ装置10によって、搬送方向を逆転される。これにより、用紙Pは、用紙搬送路L1の搬送方向A1に関する後端を先頭にして、用紙搬送路L2に送られる。
用紙搬送路L2は、用紙搬送路L1のうち、定着装置9と排出ローラ装置10との間の第1の領域B1、および、搬送方向A1に関するレジストローラ対12の上流側の第2の領域B2の、それぞれに接続されており、第1の領域B1から用紙搬送路L2に送られた用紙Pは、搬送方向A2に沿って、第2の領域B2に向けて搬送される。
用紙搬送路L2から用紙搬送路L1の第2の領域B2に戻された用紙Pは、表面と裏面とを反転された状態となり、この状態で、再び、用紙搬送路L1内を、搬送方向A1に沿って搬送される。これにより、表面に原稿画像を形成したときと同様に、用紙Pの裏面にトナーの転写・定着が形成されて、裏面に画像が形成され、その後、排出ローラ装置10によって排出トレイ11に排出される。
図2は、図1の感光体ドラム6の周辺の拡大図である。図1および図2を参照して、現像装置7は、現像ローラ16を含んでいる。現像ローラ16は、感光体ドラム6に近接して配置され、互いの周面が対向している。現像ローラ16には、現像装置7のハウジング17内に収容されたトナーが供給されるようになっている。
現像ローラ16には、現像バイアス電源18が接続されており、現像バイアスが印加されている。これにより、現像ローラ16は、一様に帯電され、ハウジング17から供給されたトナーを静電的に担持している。
用紙Pへのトナーの転写時、感光体ドラム6は、所定の回転方向(図1、図2において、時計回り方向)に回転するようになっている。感光体ドラム6のうち、静電潜像の形成された領域が現像ローラ16に最も近接したとき、現像ローラ16に担持されているトナーは、感光体ドラム6の露光された部分に移され、静電潜像が現像されてトナー像が形成される。
感光体ドラム6に移されたトナーは、転写位置Tで、転写ローラ8の転写バイアスにより、静電的に用紙Pに転写される。
搬送方向A1に関して、転写位置Tよりも上流側には、転写前ガイド19,20が設けられている。この転写前ガイド19,20は、用紙搬送路L1内を搬送される用紙Pを、転写位置Tに向けて案内するためのものであり、当該用紙Pを挟むように対にして設けられている。搬送方向A1に関する転写前ガイド19,20の先端は、転写位置Tに近接している。
ここで、原稿読み取り部2で読み取られる原稿画像には、黒ベタ画像や、白紙に近い画像など、種々のものがある。このうち、白紙に近い原稿画像を用紙Pに形成する場合には、用紙Pの印字率(用紙Pの印字面の面積に対するトナー像の面積の割合)が、所定の値(たとえば、2%)より低いものとなる。
用紙Pへの印字率が低い場合には、トナーの転写時において、現像ローラ16から感光体ドラム6へ移されるトナーの量は、わずかなものとなる。このため、現像ローラ16近傍のトナーの大部分は、感光体ドラム6に移されずに現像ローラ16の近傍に滞ったままとなる。
したがって、印字率が低い態様でトナーの転写を連続して行った場合などには、現像ローラ16の近傍に同一のトナーが滞ったままとなり、そのトナーが繰り返し帯電されて帯電量が高いものとなる。これにより、他のトナーの帯電を妨げてしまうことなどが生じ、その結果、カブリや印字濃度の低下などが生じることがある。このような現像は、印字率が低いほど、顕著となる。
このような現像を回避するため、複写機1は、現像ローラ16に担持されているトナーを感光体ドラム6に移すという、リフレッシュ工程を実行することができるようになっている。
具体的には、リフレッシュ工程実行機構21(リフレッシュ工程実行手段)が備えられている。リフレッシュ工程実行機構21は、上記した現像ローラ16と、現像バイアス電源18と、感光体ドラム6とを含んでおり、以下のようにしてリフレッシュ工程を実行するようになっている。
すなわち、用紙Pにトナーを転写した後のエージング時などの、非転写期間(用紙Pにトナーを転写しない期間)に、感光体ドラム6、および、現像ローラ16を回転させつつ、現像バイアス電源18により、現像ローラ16と感光体ドラム6との間に、リフレッシュ用の交番電界を作用させる。
これにより、現像ローラ16に担持されたトナーは、感光体ドラム6の表面に移される。感光体ドラム6に移されたトナーは、クリーニング装置13によって感光体ドラム6から除去される。また、リフレッシュ工程を実行している間、転写ローラ8には、トナーと同極性のバイアス電圧が印加されており、転写ローラ8にトナーが付着しないようにされている。
この実施形態の特徴の1つは、トナーが転写された用紙Pの枚数が所定の値以上に達し、かつ、当該トナーが転写された用紙Pにおける印字率の平均値が、所定の値よりも小さい場合に、リフレッシュ工程実行機構21の実行を予約し、予約後に両面記録が行われなかったことに基づいて、すなわち、予約後に片面記録が行われたことに基づいて、片面記録後の非転写期間に、リフレッシュ工程を実行する点にある。
こうすることにより、リフレッシュ工程を実行した際に、現像ローラ16から感光体ドラム6に移されるトナーが転写前ガイド19,20などに飛翔・吸着されて、次のトナーの転写時に、前記吸着されたトナーが用紙Pに付着して、用紙Pを汚してしまうことを防止できる。
図3は、リフレッシュ工程の実行の制御を行うための電気的構成の要部を示すブロック図である。図3を参照して、複写機は、判別部22(判別手段)と、カウンタ23(計数手段)と、印字率算出部24(印字率算出手段)と、リフレッシュ制御部25(リフレッシュ制御手段)と、を有している。
判別部22は、両面記録モード、および、片面記録モードのいずれが選択されているかを判別するためのものである。判別部22は、リフレッシュ制御部25と接続されており、両面記録モード、および、片面記録モードのいずれが選択されているかについて、リフレッシュ制御部25に出力する。
カウンタ23は、トナーが転写された用紙Pの枚数を計数するためのものである。カウンタ23は、リフレッシュ制御部25、および、印字率算出部24のそれぞれに接続されており、用紙Pの計数値Cについて、リフレッシュ制御部25、および、印字率算出部24に出力する。
印字率算出部24は、カウンタ23で計数された用紙Pにおける印字率の平均値を算出するためのものであり、算出した印字率の平均値について、リフレッシュ制御部25に出力する。
リフレッシュ制御部25は、リフレッシュ工程実行機構21の動作を制御するためのものであり、CPU、RAM、および、ROMを含んでいる。リフレッシュ制御部25は、リフレッシュ工程実行機構21(感光体ドラム、現像ローラ、現像バイアス電源)に接続されており、リフレッシュ工程実行機構21の動作の開始・終了を行うことができるようになっている。このリフレッシュ制御部25は、以下に説明するように、判別部22、カウンタ23、および、印字率算出部24の出力に基づいて、リフレッシュ工程実行機構21の動作の開始を行うようになっている。
図4は、リフレッシュ制御部25によるリフレッシュ工程実行機構21の動作開始の制御について説明するためのフローチャートである。図4を参照して、複写機1の電源がオンにされて、リフレッシュ制御部25に電力が供給されると、リフレッシュ制御部25は、カウンタ23の計数値Cを、0にリセットする。(ステップS1)。
用紙Pへのトナーの転写(画像形成)が開始されると、リフレッシュ制御部25は、カウンタ23の計数値C、すなわち、トナーが転写された用紙Pの枚数を判定する(ステップS2)。
計数値Cが予め定める数、たとえば、50以上(C≧50)になると(ステップS2でYES)、リフレッシュ制御部25は、そのときの計数された各用紙Pにおける印字率の平均値Dを判定する。(ステップS3)。
印字率の平均値Dが、予め定める値、たとえば、2%以上である場合(ステップS3でNO)、リフレッシュ制御部25は、ステップS1に戻り、カウンタ23の計数値Cをリセットする。これにより、印字率の平均値Dが高くて、現像ローラ16から感光体ドラム6へのトナーの移送が十分に行われていることにより、リフレッシュ工程が不要である場合に、リフレッシュ工程の実行をしないようにでき、トナーの余分な消費を防止することができる。
一方、印字率の平均値Dが、上記予め定める値よりも小さい(D<2%)場合(ステップS3でYES)、リフレッシュ制御部25は、メモリーにフラッグを立て、リフレッシュ工程実行機構21の動作を予約する(ステップS4)。メモリーにフラッグが立てられた後に、用紙Pへのトナーの転写が行われると、リフレッシュ制御部25は、このトナーの転写が両面記録モードで行われたか否かを判定する(ステップS5)。
メモリーにフラッグが立てられた後のトナーの転写が、両面記録モードと判別さなかった場合(ステップS5でNO)、すなわち、メモリーにフラッグが立てられた後の用紙Pへのトナーの転写が、片面記録モードと判別された場合、リフレッシュ制御部25は、用紙Pへのトナーの転写の終了後の非転写期間に、リフレッシュ工程実行機構21を動作させて、リフレッシュ工程を実行させる(ステップS6)。
リフレッシュ工程が行われた後、リフレッシュ制御部25は、メモリーのフラッグを解除し(ステップS7)、ステップS1に戻る。
一方、メモリーにフラッグが立てられた後の用紙Pへのトナーの転写が、両面記録モードであると判別された場合(ステップS5でYES)、リフレッシュ制御部25は、当該両面記録モードによりトナーが転写された用紙Pの枚数を判定する(ステップS8)。
両面記録モードによりトナーが転写された用紙Pの枚数が、所定の値、たとえば、10枚以下であれば(ステップS8でYES)、リフレッシュ制御部25は、用紙Pへのトナーの転写の終了後の非転写期間に、リフレッシュ工程実行機構21を動作させて、リフレッシュ工程を実行させる(ステップS6)。
一方、両面記録モードによりトナーが転写された用紙Pの枚数が、上記所定の値より多い場合(ステップS8でNO)、リフレッシュ制御部25は、ステップS5に戻り、片面記録モードによりトナーの転写が行われる(ステップS5でNO)まで、ステップS5とステップS8とを繰り返す。
以上説明したように、この実施形態によれば、予約後に行われた用紙Pへのトナーの転写が両面記録モードと判別されなかったことに基づいて、すなわち、予約後に片面記録モードが実行されたことに基づいて、非転写期間にリフレッシュ工程が実行されるようになっている。これにより、用紙Pが汚れることを防止しつつ、リフレッシュ工程を実行することができる。
具体的には、用紙Pへの画像形成は、感光体ドラム6に形成されたトナー像を用紙Pの表面に静電的に転写し、トナーが転写された用紙Pを加熱・加圧して、トナーを定着させることにより行われる。また、両面記録は、表面にトナーが転写・定着された後の用紙Pを反転させて、裏面に再びトナーを転写・定着させることにより行われる。
このため、両面記録モードのときには、表面にトナーが転写・定着されることにより、帯電・乾燥した用紙Pが、用紙搬送路L1の第1の領域B1(感光体ドラム6側)に再び搬送されることとなる。その結果、用紙Pは、感光体ドラム6の近傍の部材、たとえば、転写前ガイド19,20と摩擦することにより、当該転写前ガイド19,20を帯電させる。
このため、両面記録モードの後にリフレッシュ工程を実行すると、現像ローラ16から感光体ドラム6に搬送されるトナーは、上記転写前ガイド19,20に飛翔・付着し、次の画像形成時に、このトナーが用紙Pを汚すおそれがある。
しかしながら、この実施形態では、片面記録モードの後にリフレッシュ工程を実行するようにしている。これにより、リフレッシュ工程の実行の前に、トナーの転写・定着が未だ行われておらず、帯電・乾燥していない用紙Pによって、両面記録により帯電した転写前ガイド19,20などの、感光体ドラム6の近傍の部材を問題のないレベルに除電することができる。
したがって、リフレッシュ工程の実行の際、現像ローラ16から感光体ドラム6に搬送されるトナーは、転写前ガイド19,20に付着しにくくなり、次の画像形成時に用紙Pを汚してしまうことを防止できる。
また、印字率の平均値Dが予め定める値よりも小さいときには、画像形成時に現像ローラ16から感光体ドラム6に供給されるトナーが少なく、現像ローラ16近傍のトナーが繰り返し帯電されて帯電量が高くなっていることにより、カブリや印字濃度の低下を生じるおそれがあり、リフレッシュ工程の実行が必要である。このように、リフレッシュ工程の実行が必要であるときにリフレッシュ工程の実行が可能となるので、適切な時期にリフレッシュ工程を実行することができる。
さらに、リフレッシュ制御部25は、予約後に行われた用紙Pへのトナーの転写が、判別部22によって両面記録モードと判別されたときであっても、その枚数が所定枚数以下であれば、用紙Pへのトナーの転写が終了した後の非転写期間に、リフレッシュ工程実行機構21を動作させるようにしている。
これにより、両面記録モードによりトナーが転写された用紙Pの枚数が少なければ、用紙Pと転写前ガイド19,20などの、感光体ドラム6周辺の部材との摩擦による帯電量が十分少ないため、感光体ドラム6周辺の部材への実質的なトナーの飛翔は生じていないものとして、リフレッシュ工程を実行することができる。
したがって、リフレッシュ工程の実行が適切であると判断され、メモリーにフラッグが立てられた後でも、片面記録が行われないなどの理由により、リフレッシュ工程が延々と実行されない状態を回避できる。その結果、リフレッシュ工程を適切な時期により確実に実行できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、プリンタなどの他の画像形成装置に適用することができるなど、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、カウンタ23の代わりに、現像ローラ16の駆動時間を計測するタイマーなどの計時手段を設け、かつ、印字率算出部24の代わりに、現像ローラ16(現像装置7)に補給されたトナーの量を検知するトナーセンサなどの検知手段を設けてもよい。
この場合、タイマーによって計時された現像ローラ16の駆動時間が所定の時間(たとえば、数10分)となり、かつ、その所定の時間においてトナーセンサによって検知されたトナーの補給量が予め定める値よりも小さいときに、リフレッシュ制御部25は、リフレッシュ工程実行機構21の実行を予約する。
この場合、現像ローラ16の駆動時間に対するトナーの補給量が少ないため、現像ローラ16から感光体ドラム6に供給されるトナーが少なく、したがって、現像ローラ16の近傍のトナーが繰り返し帯電されて帯電量が高いと判断することができる。
この発明の一実施形態にかかる画像形成装置としての複写機の概略構成を示す縦断面図である。 図1の感光体ドラムの周辺の拡大図である。 リフレッシュ工程の実行の制御を行うための電気的構成の要部を示すブロック図である。 リフレッシュ制御部によるリフレッシュ工程実行機構の動作開始の制御について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
6 感光体ドラム
16 現像ローラ
21 リフレッシュ工程実行機構(リフレッシュ工程実行手段)
22 判別部(判別手段)
23 カウンタ(計数手段)
24 印字率算出部(印字率算出手段)
25 リフレッシュ制御部(リフレッシュ制御手段)
D 印字率の平均値
P 用紙(記録媒体)

Claims (3)

  1. 感光体ドラムに対して現像ローラによりトナーを供給して、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナー像に現像し、当該トナー像を記録媒体に転写する画像形成装置であって、現像ローラに担持されているトナーを感光体ドラムに移すリフレッシュ工程実行手段を備えた画像形成装置において、
    記録媒体の両面にトナーを転写する両面記録モードであることを判別する判別手段と、
    上記リフレッシュ工程実行手段の実行を予約し、予約後に行われた記録媒体へのトナーの転写が、判別手段によって両面記録モードと判別されなかったことに基づいて、記録媒体へのトナーの転写が終了した後の非転写期間にリフレッシュ工程実行手段を動作させるリフレッシュ制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記画像形成装置は、トナーが転写された記録媒体の枚数を計数する計数手段と、上記計数手段で計数された記録媒体における印字率の平均値を算出する印字率算出手段と、を含み、
    上記リフレッシュ制御手段は、上記計数手段が予め定める数を計数し、かつ、そのときの上記印字率算出手段の算出する印字率の平均値が予め定める値よりも小さいときに、上記リフレッシュ工程実行手段の実行を予約することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記リフレッシュ制御手段は、予約後に行われた記録媒体へのトナーの転写が、判別手段によって両面記録モードと判別されたときであっても、その枚数が所定枚数以下であれば、記録媒体へのトナーの転写が終了した後の非転写期間にリフレッシュ工程実行手段を動作させることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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