JP3562922B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置としては、転写材としての転写紙を、現像像の転写部としての像担持体と転写ローラとのニップ部に挟持搬送するレジストローラ対を設けたものが知られている。このような画像形成装置では、レジストローラ対による挟持搬送部の転写紙搬送方向下流側の転写紙を正確に像担持体としての感光体と転写ローラとのニップ部に搬送し、一定の転写性能で良好な画像を得るために、転写紙に接触するガイド部材を設け、感光体と転写ローラとのニップ部に到達する転写紙搬送方向上流側でガイド部材から転写紙が離れて上記ニップ部に搬送されるよう構成したものが知られている。
【0003】
また、例えば特開昭64−7047号公報においては、現像ローラ及び回収ローラを有し画像形成装置本体に対し脱着自在に構成されたプロセスユニットの筺体に、上記ガイド部材が一体に形成されたものが提案されている。
通常プロセスユニットの筺体は、射出成形等による樹脂から構成されたものが多く、ヒケを防止する等の都合上肉厚を1〜4mm程度の薄肉に形成するのが一般的である。このため、プロセスユニット内部に現像剤等の重い物体を保有する場合には筺体にリブを設けて剛性不足を補う必要がある。プロセスユニットの筺体にガイド部材を一体に形成したものにおいては、このリブを転写紙のガイド部材として用いることが考えられる。
リブをガイド部材として用いる場合、転写紙が引っかかることなく良好にガイドされるようにするため、複数のリブのうち、転写紙搬送方向に平行となっているリブのみを他のリブよりも高く形成し、転写紙が上記平行なリブの頂縁に接触してガイドされるよう構成する必要がある。
【0004】
また、ガイド部材によって転写紙を感光体と転写ローラとのニップ部に、より正確にガイドするためには、ガイド部材を上記ニップ部即ち感光体により近いところまで設ける必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ガイド部材が樹脂製の材質から構成されている場合、ガイド部材と転写紙との接触部が摩擦帯電しやすいため、ガイド部材の帯電が上記感光体近くで発生すると、ガイド部材から転写紙が離れる際等にガイド部材から感光体への放電が発生して、例えばネガポジの場合では強い電荷にトナーが引きつけられて黒い画像が白くなるなど、異常画像を発生させてしまうという不具合があった。
【0006】
従来、レジストローラ線速は感光体線速よりも速く設定されているものが一般的であり、このため、レジストローラに挟持搬送され感光体に先端が達した転写紙は、レジストローラ挟持部と感光体との間でアーチ状に撓んだ状態となっている。この撓んだ状態の転写紙に接触して転写紙をガイドするような形状にガイド部材が形成されている場合、転写紙の後端がレジストローラ対による挟持部を抜けた瞬間、転写紙の形状が変化し、ガイド部材から離れる場合がある。このような、転写紙がレジストローラ対の挟持部から抜けることによって転写紙がガイド部材から離れる瞬間にも、感光体への放電が起こりやすく、上記異常画像が発生してしまう。
【0007】
また、上記のようなガイド部材と転写紙の摩擦帯電による不具合は、特に低湿環境下や、両面コピー時のような転写紙が乾燥している時に発生しやすかった。
【0008】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転写材を像担持体上の現像像の転写部に搬送するための樹脂製のガイド部材を設けている画像形成装置において、ガイド部材と転写材との摩擦帯電による異常画像の発生を防止できる画像形成装置を提供することである。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、該像担持体上の静電潜像に現像剤を供給して現像像化する現像装置と、上記現像像を転写材に転写する転写部と、該転写材の該像担持体への進入部近傍に複数のリブを突設し、上記転写材に上記リブの頂面が接触し上記転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材とを有する画像形成装置において、上記ガイド部材の上記像担持体に近接した部分における該ガイド部材の上記リブの頂面に転写材幅方向のほぼ全幅にわたって、該転写材との面接触により摩擦帯電する材質からなるシート部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の画像形成装置は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、該像担持体上の静電潜像に現像剤を供給して現像像化する現像装置と、上記現像像を転写材に転写する転写部と、上記転写材に接触して上記転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材とを有する画像形成装置において、上記ガイド部材は、上記像担持体と上記現像装置とが対向する位置の下方に位置し、ガイド部材と上記像担持体との対向面に対して段差が生じ、かつ上記ガイド部材と上記転写材とが接触している該ガイド部材の接触位置のうち上記像担持体に最も近接している該接触位置が、該接触位置から上記像担持体上への放電が起こらない程度に上記像担持体から離間するよう、上記ガイド部材の転写材に対向する面が削り取られた形状であること特徴とするとするものである。
また、請求項3の画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記ガイド部材を、上記静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体、上記像担持体に帯電電荷を供給する帯電部材、又は、上記像担持体をクリーニングするクリーニング部材のうち少なくとも1つを収容するプロセスカートリッジの筺体に一体に形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4のプロセスカートリッジは、画像形成装置に対して着脱可能に構成され、表面に静電潜像を担持する像担持体と、静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体、上記像担持体に帯電電荷を供給する帯電部材、又は上記像担持体をクリーニングするクリーニング部材のうち少なくとも1つとを筺体に収容し、転写材の該像担持体への進入部近傍に複数のリブを突設し、該転写材に該リブの頂面が接触し転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材を上記筺体に有するプロセスカートリッジにおいて、上記ガイド部材の上記像担持体に近接した部分における該ガイド部材の上記リブの頂面に転写材幅方向のほぼ全幅にわたって、該転写材との面接触により摩擦帯電する材質からなるシート部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5のプロセスカートリッジは、画像形成装置に対して着脱可能に構成され、表面に静電潜像を担持する像担持体と、少なくとも静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体とを筺体に収容し、転写材に接触して転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材を上記筺体に有するプロセスカートリッジにおいて、上記ガイド部材は、上記像担持体と上記現像剤担持体とが対向する位置の下方に位置し、ガイド部材と上記像担持体との対向面に対して段差が生じ、かつ上記ガイド部材と上記転写材とが接触している該ガイド部材の接触位置のうち上記像担持体に最も近接している該接触位置が、該接触位置から上記像担持体上への放電が起こらない程度に上記像担持体から離間するよう、上記ガイド部材の転写材に対向する面が削り取られた形状であることを特徴とするものである。
【0010】
請求項1の画像形成装置においては、ガイド部材と転写材との間に転写材と面接触するシート部材を設け、像担持体の近傍では転写材がシート部材に面接触しながらガイドされるようにして、像担持体の近傍において、樹脂製のガイド部材の頂面が転写材と直接接触しないようにする。これにより、像担持体近傍においては、シート部材と転写材とが面接触により均一に摩擦帯電し、樹脂製のガイド部材の頂面が転写材との接触により像担持体側に放電するほどに摩擦帯電しないようにする。
請求項2の画像形成装置においては、樹脂製のガイド部材と転写材との接触位置のうち最も像担持体に近接しているガイド部材の接触位置をガイド部材から像担持体上への放電により現像像に異常が発生しない程度に上記像担持体から離間させ、上記接触位置でガイド部材が転写紙との摩擦により過度に帯電しても、像担持体上の現像像に異常を発生させないようにする。
請求項3の画像形成装置においては、像担持体近傍において樹脂製のガイド部材の帯電電荷が像担持体に放電されないようにするとともに、ガイド部材を画像形成装置の筺体と一体に形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を画像形成装置に適用した第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置の作像ユニット10、転写・分離装置11、定着装置12の配置を示す断面図である。
【0019】
先ず、本実施形態の画像形成装置の概略構成及び転写材としての転写紙上に画像を形成する方法について説明する。
この画像形成装置は、作像ユニット10、転写・分離装置11、定着装置12、を備えている。上記作像ユニット10は、カートリッジ状に形成され、画像形成装置本体(図示を省略)に対して脱着可能に構成されている。また、転写・分離装置11は、転写ローラ13を備え、回動支点14により図中上下方向で回動可能に画像形成装置に取り付けられている。上記定着装置12は、加圧ローラ15と加熱ローラ16とから構成されている。
【0020】
上記作像ユニット10は、樹脂製の感光体周りケース(以下、ケースという)17内に、像担持体としての感光体18、帯電ローラ19を有する帯電装置、現像剤撹拌部材43及び現像ローラ23を有する現像装置20、クリーニング装置21、このクリーニング装置で回収したトナーを現像装置20へ送り込むトナーリサイクルベルト22、トナー搬送スクリュウ42などを有している。
【0021】
図2は、上記作像ユニット10の外観を示す斜視図である。この図に示すように、ケースの上部には、感光体18や帯電ローラ19等が人に接触するのを防止するために、ケース上を覆う上カバー37が設けられている。
【0022】
一方、給紙部(図示せず)から給紙された転写紙Pは、その先端と感光体18上のトナー像の先端とを感光体18と転写ローラ13とのニップ部(以下、転写ニップ部という)で一致するようレジストローラ対24でタイミング調整され、感光体18上のトナー像が転写ローラ13によって転写紙Pに転写される。トナー像が転写された転写紙Pを定着装置12の加圧ローラ15と加熱ローラ16とのニップ部に搬送し、熱と圧力によって転写されたトナー像が転写紙Pに融着されて機外の排紙トレイ(図示を省略)に排出される。
【0023】
図3は、本発明の特徴部を示す作像ユニット10の感光体周りケース17の底面構造の斜視図である。
図3に示すように、上記作像ユニット10には、転写紙Pの感光体18上の転写ニップ部への進入位置よりも転写紙搬送方向上流側、即ち、画像形成装置本体に装着した際に、レジストローラ対24の直上部に位置することになる現像剤撹拌部材43を収納した部位と、感光体18が外部へ露出する部位との間にあたるケース17の底面に、複数のリブ95及び補助リブ96、97が設けられている。
通常、上記のような作像ユニット10あるいは、少なくとも感光体18上の潜像を現像する現像装置20等のケースは、樹脂等の射出成形の都合上1〜4mm程度の薄肉の肉厚(本実施形態においては、2.2mmの肉厚)で形成されている。このため、剛性に乏しく変形しやすいので、上記リブ95、補助リブ96、97を設けて筺体ケースを補強しているものである。
【0024】
次に、本実施形態の特徴部を説明する。
図4は、図3に示すケース17の底面構造を示す平面図である。本実施形態においては、上記リブ95、補助リブ96、97のうち、転写紙搬送方向に平行なリブ95、補助リブ96を、転写紙搬送方向に平行でない補助リブ97に比して突出するよう成形している。また、画像形成装置本体の取り付け部に作像ユニット10が取り付けられた状態において、上記補助リブ96は感光体18寄りの部分のみに設け、リブ95、補助リブ96の先端が他の補助リブ97の先端よりも最も下方に延在するようになっている(図1参照)。また、上記リブ95及び補助リブ96、97は、ケース17と一体に成形している。
【0025】
リブ95は、画像形成装置本体の取り付け部に作像ユニット10が取り付けられた状態において、その頂縁が、転写紙搬送方向上流側で最も下方に延在し、同下流側で最も上方にあるような滑らかなカーブを描くように形成されている。
具体的には、図1に示すように、リブ95の頂縁は、レジストローラ対24の近傍の最も低く延在した部位95aを過ぎた直後から大きな弧を描くようにして比較的上方にせり上がっていき、感光体18近傍においては、上方にせり上がる度合いが小さくなっていくようにしている。
また、補助リブ96は、この上方にせり上がっている感光体18近傍のリブ95の頂縁に、せり上がった頂縁の高さと同じか若干更に上方にせり上がった高さとなるようにして、隣り合うリブ95の間に複数形成してある。
【0026】
本実施形態においては、上記リブ95、補助リブ96の頂縁で、レジストローラ対24で挟持搬送されてきた転写紙Pを転写ニップ部に搬送ガイドするガイド部材としての役割をもっている。
しかしながら、感光体18近傍において、転写紙Pがガイド部材としてのリブ95の頂縁に接触すると、リブ95の頂縁部分だけが接触帯電して他の部分に比して電位が高くなり、また、頂縁という尖った部分の電位が他の部分に比して高くなるために放電しやすくなっているため、感光体18に放電して異常画像を発生させてしまうおそれがある。
【0027】
上記のような異常画像の発生を防止するため、本実施形態においては、リブ95の頂縁を形成している面(以下、頂面という)を平面にし、リブ95の感光体18寄りの部分の頂面及び補助リブ96の頂面に、これらのリブ95、96の頂面を覆うシート部材としての帯状のマイラーシート98を接着している(図4参照)。リブ95とリブ95との間に間隔が開いていても、補助リブ96があるので、マイラーシート98は、撓むことがない。
マイラーシート98は、転写紙Pの最大通紙幅よりも若干広幅にする方が好ましい。また、レジストローラ対24の線速は、感光体18線速に比して速く設定している。このため、レジストローラ対24に挟持搬送されてくる転写紙Pは、先端が転写ニップ部に進入したとき、レジストローラ対に押し出されるようにして転写ニップ部との間で上方に向かってアーチ状に撓むので、上記マイラーシート98は、転写紙Pの撓みによってリブ95、96と転写紙Pとが接触する可能性のある通紙方向の範囲に渡って設ければよい。
また、本実施形態においては、シート部材として、マイラーシート98を用いたが、シート部材の材質としては転写紙Pとの接触抵抗の小さいものが好ましく、マイラーに限定されるものではない。
【0028】
上記構成において、レジストローラ対24に挟持搬送されてきた転写紙Pは、リブ95のレジストローラ対24近傍の最も低く延在した部位95aに接触し、感光体18と転写ローラ13のニップ部である転写ニップ部に向かって搬送される。転写紙Pの搬送が進むと、リブ95の感光体18近傍にある頂縁に設けられたマイラーシート98に転写紙Pが面接触し、その後上記転写ニップ部に達する。
転写ニップ部に達した後の転写紙Pは、上記のようにレジストローラ対24と感光体18の線速比により、レジストローラ対24と転写ニップ部との間で上方に撓み、感光体18近傍においてマイラーシート98に接触する通紙方向の距離が多少長くなってガイドされる。
【0029】
上記構成によれば、感光体18近傍においては、転写紙Pはマイラーシート98に面接触してガイドされるので、マイラーシート98と転写紙Pとが均一に帯電し、転写紙Pやマイラーシート98が部分的に電位が上昇することがない。また、部分的に電位が上昇してもマイラーシート98には放電しやすい尖った形状の部分がないので放電しにくい。このことから、感光体18への帯電電荷の放電を防止でき、転写紙とガイド部材との摩擦帯電によって感光体18上の現像像に異常を発生させることがない。
また、特に放電が起こりやすい低湿環境下においても、本発明によって放電を防止できるので、異常画像の発生を防止できる。
【0030】
[実施形態2]
次に、第2の実施形態を説明する。図5は、第2の実施形態にかかる特徴部を示す要部拡大図である。この図5は、図1の画像形成装置におけるC部を拡大したもので、第1の実施形態と異なるのは、ガイド部材の形状である。従って、第1の実施形態と共通の部分については説明を省略する。
【0031】
このガイド部材は、感光体18近傍のハッチングで示している筺体の一部とリブ95、補助リブ96とから構成されている。そして、本実施形態においては、ガイド部材の感光体18近傍側で転写紙Pと接触する面を感光体18から離間した面に対して段差ができる程度に削り取っている。これにより、ガイド部材の転写紙Pに対向する面は、感光体18近傍の段差部の転写紙P搬送方向上流側99aで下方に、下流側99bで上方に位置している。
この構成により、転写紙Pはレジストローラ対24に挟持搬送されてリブ95のレジストローラ対24近傍の最も低く延在した部位95aに接触し、感光体18と転写ローラ13のニップ部に向かって搬送される。転写紙Pの搬送が進むと、筺体のの上記段差部の上流側99aの頂縁に接触し、更に搬送されると、下流側99bには接触せずに転写ニップ部に達する。
(以下、余白)
【0032】
上記のように感光体18近傍のガイド部材の転写紙Pに対向する面に段差を設けることで、感光体18近傍のガイド部材には転写紙Pが接触せず、感光体18から少し離れた位置のガイド部材に転写紙Pが接触するので、ガイド部材が転写紙Pとの接触によって摩擦帯電し放電しやすくなっても、感光体18までの距離が遠いため、感光体18への放電が起こらない。よって、感光体18上の画像に放電による異常画像を発生させることはない。
【0033】
上記第2の実施形態においては、感光体18の最も近くで転写紙Pに接触するガイド部材99aの感光体18からの距離は、感光体18への放電が起こらない程度に離れた距離に設定するものである。この距離は、一定のものではなく、例えば、転写紙Pのこし、レジストローラ対24から転写ニップ部までの間で転写紙Pが描くカーブ等によって異なる転写紙Pのガイド部材にぶつかる衝撃の強さ、転写紙Pに含まれている成分の帯電しやすさ、ガイド部材としての筺体及びリブを形成する樹脂の材質等により異なるものである。このため、諸条件に応じて上記距離の設定を行う必要がある。
【0034】
また、上記第2の実施形態においては、ガイド部材の感光体18近傍の転写紙に対向する面を削るのみに止め、その上方を残している。これは、感光体18と現像ローラ23との対向部がその上方にあり、この対向部で現像ローラ23側から感光体18にトナーが供給される際に、予期せずに落下してくるトナーを受け、その下方の転写紙Pにトナー汚れを発生させないようにしたり、作像ユニット10を構成しているプロセスカートリッジの筺体の剛性を維持するために役立つものである。
【0035】
[実施形態3]
次に、第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施形態にかかる特徴部を示す要部拡大図である。この図6についても、図1の画像形成装置におけるC部を拡大したもので、第1の実施形態と異なるのは、このガイド部材を、感光体18近傍のハッチングで示している筺体の一部とリブ95、補助リブ96とから構成していることと、ガイド部材に拍車100をもうけていることである。以下、第1の実施形態と共通の部分については説明を省略する。
【0036】
図6において、レジストローラ対24によって転写ニップ部に挟持搬送される転写紙Pが接触するリブ95の頂縁の感光体18近傍に、転写紙P搬送方向に対する幅方向にその軸が延在する拍車100を設けている。この拍車100は、感光体18近傍のリブ95の頂縁より下方に突出するよう設けられており、拍車100に接触した後の転写紙Pがその搬送方向下流側でガイド部材に接触することがにようにしている。この拍車100は、転写紙Pが接触しながら移動するとき、転写紙Pと供につれ回り、拍車100と転写紙Pとの接触部が摩擦帯電することがない。
【0037】
本実施形態のように感光体18近傍に拍車100を設ける構成によれば、感光体18近傍でガイド部材としての拍車100が摩擦帯電して感光体18に帯電電荷を放電することがなく、感光体18上の画像に放電による異常画像を発生させることはない。
【0038】
なお、本発明に採用できるリブ95補助リブ96、97の形状については、図示の実施形態のものに限定されず、種々の形状のものを用いることができる。
【0039】
また、上記第1乃至3の実施形態は全て、作像ユニット10のプロセスカートリッジのケース17に一体に形成したガイド部材について説明したが、プロセスカートリッジの筺体に一体に形成していないガイド部材についても適用できるものである。
しかしながら、近年特に機械の小型化が進み、コンパクトに形成したプロセスカートリッジが装置全体の小型化に資することが多くなってきている。また、装置の軽量化や部材の再利用を考慮してプロセスカートリッジを樹脂ケースで形成することが多くなってきている。
このような現状下において、樹脂ケースにガイド部材を一体に形成することは、部品点数の低減、装置の小型化に更に有効であり、本発明をプロセスカートリッジに適用することによって得られる効果は大きいものである。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の画像形成装置によれば、樹脂製のガイド部材と転写材とを面接触させることによって均一に帯電させ、樹脂製のガイド部材の頂面が像担持体側に放電するほどに摩擦帯電しないようにするので、ガイド部材の頂面から像担持体に帯電電荷が放電されることを防止でき、転写材を像担持体上の現像像の転写部に搬送するための樹脂製のガイド部材を設けている画像形成装置において、ガイド部材と転写材との摩擦帯電による異常画像の発生を防止できるという優れた効果がある。
また、請求項2の画像形成装置によれば、ガイド部材が転写紙との摩擦により過度に帯電しても、像担持体上の現像像に異常を発生させない程度にガイド部材と転写材との接触位置を像担持体から離間させているので、転写材を像担持体上の現像像の転写部に搬送するための樹脂製のガイド部材を設けている画像形成装置において、ガイド部材と転写材との摩擦帯電による異常画像の発生を防止できるという優れた効果がある。
また、請求項3の画像形成装置によれば、像担持体近傍において樹脂製のガイド部材の帯電電荷が像担持体に放電されないようにするとともに、このガイド部材を画像形成装置の筺体と一体に形成しているので、転写材を像担持体上の現像像の転写部に搬送するための樹脂製のガイド部材を設けている画像形成装置において、ガイド部材と転写材との摩擦帯電による異常画像の発生を防止できるとともに、ガイド部材としての部品を新たに追加する必要をなくすことにより、部品点数の低減、装置の小型化等が実現できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかる画像形成装置の作像ユニット、転写分離装置、定着装置の配置を示す断面図。
【図2】図1に示す作像ユニットの外観を示す斜視図。
【図3】第1の実施形態にかかる特徴部を示す作像ユニットの感光体周りケースの底面構造の斜視図。
【図4】図3に示す作像ユニットケースの底面構造を示す平面図。
【図5】第2の実施形態にかかる特徴部を示す要部拡大図。
【図6】第3の実施形態にかかる特徴部を示す要部拡大図。
【符号の説明】
10 作像ユニット
11 転写・分離装置
12 定着装置
13 転写ローラ
15 加圧ローラ
16 加熱ローラ
17 作像ユニットケース
18 感光体
19 帯電ローラ
20 現像装置
21 クリーニング装置
23 現像ローラ
43 現像剤撹拌部材
95 リブ
96、97 補助リブ
98 マイラーシート
100 拍車
P 転写紙

Claims (5)

  1. 表面に静電潜像を担持する像担持体と、該像担持体上の静電潜像に現像剤を供給して現像像化する現像装置と、上記現像像を転写材に転写する転写部と、該転写材の該像担持体への進入部近傍に複数のリブを突設し、上記転写材に上記リブの頂面が接触し上記転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材とを有する画像形成装置において、
    上記ガイド部材の上記像担持体に近接した部分における該ガイド部材の上記リブの頂面に転写材幅方向のほぼ全幅にわたって、該転写材との面接触により摩擦帯電する材質からなるシート部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に静電潜像を担持する像担持体と、該像担持体上の静電潜像に現像剤を供給して現像像化する現像装置と、上記現像像を転写材に転写する転写部と、上記転写材に接触して上記転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材とを有する画像形成装置において、
    上記ガイド部材は、上記像担持体と上記現像装置とが対向する位置の下方に位置し、ガイド部材と上記像担持体との対向面に対して段差が生じ、かつ上記ガイド部材と上記転写材とが接触している該ガイド部材の接触位置のうち上記像担持体に最も近接している該接触位置が、該接触位置から上記像担持体上への放電が起こらない程度に上記像担持体から離間するよう、上記ガイド部材の転写材に対向する面が削り取られた形状であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、上記ガイド部材を、上記静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体、上記像担持体に帯電電荷を供給する帯電部材、又は、上記像担持体をクリーニングするクリーニング部材のうち少なくとも1つを収容するプロセスカートリッジの筺体に一体に形成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成装置に対して着脱可能に構成され、表面に静電潜像を担持する像担持体と、静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体、上記像担持体に帯電電荷を供給する帯電部材、又は上記像担持体をクリーニングするクリーニング部材のうち少なくとも1つとを筺体に収容し、転写材の該像担持体への進入部近傍に複数のリブを突設し、該転写材に該リブの頂面が接触し転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材を上記筺体に有するプロセスカートリッジにおいて、上記ガイド部材の上記像担持体に近接した部分における該ガイド部材の上記リブの頂面に転写材幅方向のほぼ全幅にわたって、該転写材との面接触により摩擦帯電する材質からなるシート部材を設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 画像形成装置に対して着脱可能に構成され、表面に静電潜像を担持する像担持体と、少なくとも静電潜像に供給する現像剤を担持する現像剤担持体とを筺体に収容し、転写材に接触して転写部に進入する該転写材の搬送経路をガイドする樹脂製のガイド部材を上記筺体に有するプロセスカートリッジにおいて、上記ガイド部材は、上記像担持体と上記現像剤担持体とが対向する位置の下方に位置し、ガイド部材と上記像担持体との対向面に対して段差が生じ、かつ上記ガイド部材と上記転写材とが接触している該ガイド部材の接触位置のうち上記像担持体に最も近接している該接触位置が、該接触位置から上記像担持体上への放電が起こらない程度に上記像担持体から離間するよう、上記ガイド部材の転写材に対向する面が削り取られた形状であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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