JP6255933B2 - コイル装置 - Google Patents
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Description
第1中空筒部を有する第1ボビンと、
前記第1中空筒部の外周壁である第1外周壁に巻回される第1コイルと、
前記第1中空筒部より径が大きく前記第1コイルの少なくとも一部を内部に収納する第2中空筒部を有する第2ボビンと、
前記第2中空筒部の外周壁である第2外周壁に巻回される第2コイルと、
前記第1中空筒部の内部を挿通する軸脚部を有するコアと、を有し、
前記第1ボビンは、前記第1中空筒部における第2方向側の端部において、前記第1外周壁から外径方向に突出するリング状の鍔部を有し、
前記第2ボビンは、前記鍔部に対して前記第2方向側に配置されており前記第2中空筒部の内周壁である第2内周壁から内径方向に突出しており、前記軸脚部を挿通させる貫通孔が形成されたリング状の内周縁部を有し、
前記鍔部には前記内周縁部に対向するように開口しており周方向に連続する溝部が形成されており、前記内周縁部には前記溝部に向かって突出し前記溝部に嵌合する突出部が形成されていることを特徴とする。
前記第2ボビンは、前記第2中空筒部における前記第2方向側の端部に接続し、前記第2コイルの端部が接続される第2端子が設置される第2端子台部を有しても良い。
前記第1ボビンにおける前記第1方向側の端部には、前記凹部に嵌合する凸部が形成されていても良い。
前記第2コイルは、第2ボビンにおける前記第2方向とは反対方向の第1方向側の端部から所定の間隔を開けて設けられる中間鍔部より前記第2方向側に配置されていても良い。
なお、実施形態に係るコイル装置10に関しては、図1に示すように、コイル装置10を実装する実装面に対して垂直な方向をZ軸方向、実装面に平行であってコア50の軸脚部52a,52bが延びる方向に平行な方向をX軸方向、Z軸及びX軸に垂直な方向をY軸方向として、説明を行う。また、X軸正方向を第1方向、第1方向の反対方向を第2方向(X軸負方向)とする。
上述の第1実施形態では、インバータートランスとして好適に用いることができるコイル装置10を例に説明を行ったが、本発明に係るコイル装置としてはこれに限定されない。図6は、本発明の第2実施形態に係るコイル装置100の斜視図である。コイル装置100は、その断面図である図7に示すように、第1コイル60と第2コイル70との結合が、コイル装置10よりよいタイプの構造を有しており、例えば電源トランスとして好適に用いることができる。なお、コイル装置100の説明では、コイル装置10との相違点のみを述べ、コイル装置10との共通点については同様の符号を付して記載を省略する。
本発明に係るコイル装置を、実施形態を示しつつ説明したが、上述した実施形態は本発明の一例にすぎず、第1ボビン20、120及び第2ボビン30、130の形状は、コイル装置の用途等に応じて適宜変更することが可能である。例えば、上述したコイル装置10、100は、実装面に対して軸脚部52a、52bの軸方向が平行である横型のコイル装置であったが、実装面に対して軸方向が垂直である縦型のコイル装置に、絶縁鍔部及び内周縁部を有するボビンを適用しても良い。また、コイル装置には、スペーサーとして、又は絶縁及び補強等のために、任意の場所に絶縁テープが巻かれても良い。さらに、第1コイル60と第2コイル70の軸方向の位置ずれ量も、コイル装置に求められるリーケージに応じて適宜調整することができ、また、内側の第1コイル60と外側の第2コイル70のうち、どちらを一次コイル又は二次コイルとしても良い。
20…第1ボビン
22…第1中空筒部
24…絶縁鍔部
24a、24b…絶縁溝部
29…第1端子台部
30…第2ボビン
32…第2中空筒部
34…内周縁部
34a、34b…突出部
34c…貫通孔
37a…中間鍔部
39…第2端子台部
40…カバー
50…コア
52a、52b…軸脚部
60…第1コイル
70…第2コイル
Claims (5)
- 第1中空筒部を有する第1ボビンと、
前記第1中空筒部の外周壁である第1外周壁に巻回される第1コイルと、
前記第1中空筒部より径が大きく前記第1コイルの少なくとも一部を内部に収納する第2中空筒部を有する第2ボビンと、
前記第2中空筒部の外周壁である第2外周壁に巻回される第2コイルと、
前記第1中空筒部の内部を挿通する軸脚部を有するコアと、を有し、
前記第1ボビンは、前記第1中空筒部における第2方向側の端部において、前記第1外周壁から外径方向に突出するリング状の鍔部を有し、
前記第2ボビンは、前記鍔部に対して前記第2方向側に配置されており前記第2中空筒部の内周壁である第2内周壁から内径方向に突出しており、前記軸脚部を挿通させる貫通孔が形成されたリング状の内周縁部を有し、
前記鍔部には前記内周縁部に対向するように開口しており周方向に連続する溝部が形成されており、前記内周縁部には前記溝部に向かって突出し前記溝部に嵌合する突出部が形成されており、
前記第2ボビンにおける前記第2方向とは反対方向の第1方向側の端部には、前記第1方向側に開口しており周方向に不連続な凹部が形成されており、
前記第1ボビンにおける前記第1方向側の端部には、前記凹部に嵌合する凸部が形成されており、
前記溝部と前記突出部との嵌合部は、前記凹部と前記凸部との嵌合部とは前記第1方向に沿って反対側に形成されていることを特徴とするコイル装置。 - 前記鍔部には複数の前記溝部が形成されており、前記内周縁部には複数の前記突出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル装置。
- 前記第1ボビンは、前記第1中空筒部における前記第2方向とは反対方向の第1方向側の端部に接続し、前記第1コイルの端部が接続される第1端子が設置される第1端子台部を有しており、
前記第2ボビンは、前記第2中空筒部における前記第2方向側の端部に接続し、前記第2コイルの端部が接続される第2端子が設置される第2端子台部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコイル装置。 - 前記鍔部の外縁部の外径は前記第2内周壁の内径と略同一又は僅かに小さく、前記第1中空筒部の内周壁である第1内周壁の内径と前記貫通孔の内径とは略同一であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコイル装置。
- 前記第1外周壁には、前記第1コイルと前記鍔部に挟まれるように絶縁テープが巻かれており、
前記第2コイルは、第2ボビンにおける前記第2方向とは反対方向の第1方向側の端部から所定の間隔を開けて設けられる中間鍔部より前記第2方向側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のコイル装置。
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