JP6254977B2 - ノイズの影響を受けない電流検出回路 - Google Patents

ノイズの影響を受けない電流検出回路 Download PDF

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Description

本発明は、モータ駆動装置内の電流経路を流れる電流を検出する電流検出回路に関する。
工作機械、産業機械、鍛圧機械、射出成形機、あるいは各種ロボット内のモータを駆動するモータ駆動装置においては、交流電源側から入力された交流電力を順変換器により直流電力に一旦変換したのち、さらにこの直流電力を逆変換器により交流電力に変換し、この交流電力をモータの駆動電力として用いている。
図4は、一般的なモータ駆動装置を示す回路図である。例えば、三相交流のモータ200を駆動するモータ駆動装置100において、逆変換器51の直流入力側には直流電源からの直流電圧が印加され、モータ200を駆動するための三相の交流電流が出力される。逆変換器51の直流入力側には平滑コンデンサ53が設けられるが、ここでは特に図示しないが、一般に逆変換器51の直流入力側には、商用の交流電源から入力された交流電流を直流電流に変換して出力する順変換器(整流器)が設けられる。
逆変換器51は、還流ダイオードが逆並列に接続されたスイッチング素子Su1、Sv1、Sw1、Su2、Sv2およびSw2が上アームおよび下アームそれぞれに設けられたフルブリッジインバータとして構成される。より具体的にいえば、u相についてはスイッチング素子Su1およびSu2による直列回路、v相についてはスイッチング素子Sv1およびSv2による直列回路、w相についてはスイッチング素子Sw1およびSw2による直列回路がそれぞれ構成される。各スイッチング素子Su1、Sv1、Sw1、Su2、Sv2およびSw2のゲートには電流制御部52からのゲート駆動指令Gu1、Gv1、Gw1、Gu2、Gv2およびGw2が印加され、このゲート駆動指令Gu1、Gv1、Gw1、Gu2、Gv2およびGw2により各スイッチング素子Su1、Sv1、Sw1、Su2、Sv2およびSw2のオンオフ制御が行われる。これにより、逆変換器51は直流入力側から入力された直流電力を三相交流モータの駆動のための所望の周波数および所望の電圧の交流電流に変換する。
電流制御部52は、入力された電流指令と逆変換器51からモータ200へ流れ込む交流電流をフィードバックした値とに基づいて、ゲート駆動指令Gu1、Gv1、Gw1、Gu2、Gv2およびGw2を生成する。逆変換器51からモータ200へ流れる交流電流は電流検出回路1001によって検出されるが、適切なゲート駆動指令Gu1、Gv1、Gw1、Gu2、Gv2およびGw2を生成してモータ2を高精度に制御するためには、電流検出回路1001によって高精度に検出された電流検出値を用いて上記電流フィードバック制御を行うことが重要である。
電流検出回路における電流検出方法として、電流検出の対象である電流経路に抵抗(シャント抵抗)を挿入し、電流が抵抗に流れる際に発生する抵抗両端の電圧を検出し、この電圧に基づいて電流値を得るシャント抵抗方式がある(例えば、特許文献1参照。)。シャント抵抗は、当該シャント抵抗における電流値をシャント抵抗両端の電圧に変換するためのものであり、この両端電圧はアナログ差動信号の形式で演算回路まで伝送される。しかしながら、この伝送路において外部ノイズの影響を受けると、アナログ差動信号が変動し、結果として電流検出精度が低下する。外部ノイズとして、例えば電磁誘導がある。電磁誘導は、ある電流経路の電流が変動した際に生じる磁束が当該電流経路の周辺に電位差を生じさせる現象である。ノイズ源となる電流経路に流れる電流の変化量が大きいほど、または、ノイズ源となる電流経路との距離が近いほど、当該電流経路で発生する電磁誘導によるノイズは大きくなる。特にモータ駆動装置においては、電磁誘導によるノイズを招く電流変化が大きい電流経路が存在し、モータに流れる電流を検出する電流検出回路は、このような電流経路に近接して配置されることが多い。したがって、それらの電流経路で発生する電磁誘導によるノイズによる影響を受けないように、モータに流れる電流を検出する電流検出回路を設計することが重要である。
シャント抵抗方式の電流検出回路において、外部ノイズからの影響を小さくする方法として、差動信号線を近接させて配置する方法がある。図5は、従来のシャント抵抗方式の電流検出回路において、外部ノイズからの影響を小さくする一般的な方法を説明する回路図である。一般的なシャント抵抗方式の電流検出回路1001は、電流検出の対象である電流経路上に設けられるシャント抵抗61と、シャント抵抗61の電流入力側および電流出力側をそれぞれ差動入出力端子とする差分演算部63と、シャント抵抗61の電流入力側および電流出力側と差分演算部63の正極および負極の各入力端子とをそれぞれ接続する伝送路62−1および62−2とを備える。伝送路62−1と伝送路62−2とを近接して配置した場合、外部ノイズ源300から発生する外部ノイズは伝送路62−1および62−2に対して同様に影響を及ぼすが(図中、ノイズ成分の波形を参照符号301で示す。)、伝送路62−1および62−2それぞれを経由して伝送された信号は差分演算部63の正極入力端子(+)および負極入力端子(−)にそれぞれ入力され、各信号のノイズ成分は差分演算部63による差分演算によりキャンセルされ、コモンモードノイズによる影響は消滅する。図中、差分演算部63の出力信号の波形を参照符号401で示す。
図6は、従来のシャント抵抗方式の電流検出回路において、シャント抵抗の電流入力側および電流出力側と差分演算部の正極および負極の各入力端子とをそれぞれ接続する伝送路が近接せずに配置された場合の外部ノイズからの影響を説明する回路図である。シャント抵抗61の電流入力側と差分演算部63の正極入力端子(+)とを接続する伝送路62−1とシャント抵抗61の電流出力側と差分演算部63の負極入力端子(−)とを接続する伝送路62−2とが近接せずに配置された場合、伝送路62−1および62−2間で外部ノイズによる影響に差が生じ(図中、ノイズ成分の波形を参照符号302で示す。)、伝送路62−1および62−2それぞれを経由して伝送された信号のノイズ成分は差分演算部63による差分演算によってはキャンセルされず、差分演算部63の出力信号に外部ノイズによる影響が残ってしまう。図中、差分演算部63の出力信号の波形を参照符号402で示す。
特開2014−14252号公報
上述のように、シャント抵抗方式の電流検出回路においては、外部ノイズからの影響を小さくするために、シャント抵抗の電流入力側および電流出力側と差分演算部の正極および負極の各入力端子とをそれぞれ接続する伝送路を互いに近接して配置するのが望ましい。
しかしながら、実際にはこれら伝送路を近接させて配線することは難しく、特にシャント抵抗近傍の伝送路や差分演算部近傍の伝送路は、シャント抵抗および差分演算部の物理的構造ゆえ近接させて配線することはできない。このため、伝送路それぞれを経由して伝送された信号のノイズ成分は差分演算部による差分演算によってはキャンセルできず、差分演算部の出力信号に外部ノイズによる影響が残ってしまう。また、モータ駆動装置は特に大電流が流れる電流経路が多く存在し、電磁誘導によるノイズの影響が顕著である。電流検出回路によって検出された電流検出値に外部ノイズよる影響が含まれた状態では、この電流検出値をフィードバック制御に用いるモータ駆動装置は、適切なゲート駆動指令を作成することができず、したがって高精度のモータ制御は実現不可能である。
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、モータ駆動装置内の電流経路を流れる電流を、外部ノイズの影響を受けずに高精度に検出することができるシャント抵抗方式の電流検出回路を提供することにある。
上記目的を実現するために、本発明によれば、モータ駆動装置内の電流経路を流れる電流を検出する電流検出回路は、同一の電流経路上に位置し、同じ抵抗値を有する第1の抵抗および第2の抵抗と、第1の抵抗の第1端子側の電位を表す信号を伝送する第1の信号伝送部と、第1の抵抗の第2端子側の電位を表す信号を伝送する第2の信号伝送部と、第2の抵抗の第1端子側の電位を表す信号を伝送する第3の信号伝送部と、第2の抵抗の第2端子側の電位を表す信号を伝送する第4の信号伝送部と、第1の信号伝送部により伝送された信号と第2の信号伝送部により伝送された信号との差分演算を実行することで第1の差分信号を得る第1の差分演算部と、第3の信号伝送部により伝送された信号と第4の信号伝送部により伝送された信号との差分演算を実行することで第2の差分信号を得る第2の差分演算部と、第1の差分信号と第2の差分信号との加算演算を実行することで加算信号を得る加算演算部とを備え、第1の信号伝送部と第4の信号伝送部とは近接して配置され、第2の信号伝送部と第3の信号伝送部とは近接して配置される。
ここで、第1の抵抗と第2の抵抗、第1の信号伝送部と第4の信号伝送部、第2の信号伝送部と第3の信号伝送部、および、第1の差分演算部と第2の差分演算部は、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置されるようにしてもよい。
本発明によれば、モータ駆動装置内の電流経路を流れる電流を、外部ノイズの影響を受けずに高精度に検出することができるシャント抵抗方式の電流検出回路を実現することができる。
本発明による電流検出回路を、モータ駆動装置においてモータ電流検出に用いれば、外部ノイズを受けずに高精度に検出した電流を用いてフィードバック制御を行うことができるので、高精度のモータ制御が実現可能となる。また、本発明による電流検出回路を、モータ駆動装置において、モータ電流検出のみならず、交流電源を整流して直流電源を生成する順変換器(整流器)における電流検出に用いてもよい。また、本発明による電流検出回路を直流モータを駆動するモータ駆動装置における電流検出に用いてもよく、またあるいは、モータ駆動装置に限らずその他の電気機器における電流検出に用いてもよい。いずれの場合においても、本発明による電流検出回路によれば、外部ノイズの影響を受けずに高精度に電流を検出することができるので、各機器の制御精度や検出精度が向上する。
本発明の実施例による電流検出回路を模式的に示す概略図である。 図1に示す電流検出回路を示す回路図である。 本発明の実施例による電流検出回路の動作原理を説明する図である。 一般的なモータ駆動装置を示す回路図である。 従来のシャント抵抗方式の電流検出回路において、外部ノイズからの影響を小さくする一般的な方法を説明する回路図である。 従来のシャント抵抗方式の電流検出回路において、シャント抵抗の電流入力側および電流出力側と差分演算部の正極および負極の各入力端子とをそれぞれ接続する伝送路が近接せずに配置された場合の外部ノイズからの影響を説明する回路図である。
図1は本発明の実施例による電流検出回路を模式的に示す概略図であり、図2は図1に示す電流検出回路を示す回路図である。以降、異なる図面において同じ参照符号が付されたものは同じ機能を有する構成要素であることを意味するものとする。
詳細については後述するが、本発明の実施例による電流検出回路1では、対応する構成要素が、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置される。図1では、プリント基板の表面に配置される構成要素を実線で示し、プリント基板の裏面に配置される構成要素を破線で示ており、当該プリント基板については図面を簡明にするために図示を省略している。なお、プリント基板についての「表面」および「裏面」との表現は便宜上用いたにすぎず、図1において実線で示された構成要素が配置される面を「裏面」、破線で示された構成要素が配置される面を「表面」と称してもよい。一方、図2は、より単純化して、図1に示す電流検出回路1を平面的な回路図上に表したものである。なお、図示の例では、一例として電流が第1の抵抗11−1から第2の抵抗11−2に向かう方向に流れる場合を示したが、電流が第2の抵抗11−2から第1の抵抗11−1に向かう方向に流れる場合であっても電流検出回路1により同様の原理にて電流検出は可能である。
本発明の実施例による電流検出回路1は、第1の抵抗11−1と、第2の抵抗11−2と、第1の信号伝送部12−1と、第2の信号伝送部13−1と、第3の信号伝送部12−2と、第4の信号伝送部13−2と、第1の差分演算部14−1と、第2の差分演算部14−2と、加算演算部15とを備える。
第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2とは、電流検出の対象である同一電流経路上に位置し、同じ抵抗値を有する。
第1の信号伝送部12−1は、第1の抵抗11−1の第1端子側の電位を表す信号を伝送する信号線である。
第2の信号伝送部13−1は、第1の抵抗11−1の第2端子側の電位を表す信号を伝送する信号線である。
第3の信号伝送部12−2は、第2の抵抗11−2の第1端子側の電位を表す信号を伝送する信号線である。
第4の信号伝送部13−2は、第2の抵抗11−2の第2端子側の電位を表す信号を伝送する信号線である。
第1の差分演算部14−1は、第1の信号伝送部12−1により伝送された信号と第2の信号伝送部13−1により伝送された信号との差分演算を実行することで第1の差分信号を得る。
第2の差分演算部14−2は、第3の信号伝送部12−2により伝送された信号と第4の信号伝送部13−2により伝送された信号との差分演算を実行することで第2の差分信号を得る。
加算演算部15は、第1の差分演算部14−1により出力された第1の差分信号と第2の差分演算部14−2により出力された第2の差分信号との加算演算を実行することで加算信号を得る。電流検出回路1は、この加算信号を、当該電流経路を流れる電流を示す信号として、図示しない後段の回路(例えば、モータ駆動装置における電流制御部)へ送出する。
本発明の実施例では、第1の信号伝送部12−1と第4の信号伝送部13−2とは近接して配置され、第2の信号伝送部13−1と第3の信号伝送部12−2とは近接して配置される。より詳細にいえば、第1の信号伝送部12−1と第4の信号伝送部13−2とは、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置され、これと同様に、第2の信号伝送部13−1と第3の信号伝送部12−2とは、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置される。
またさらに、本発明の実施例では、第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2とは、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置される。これにより、第1の抵抗11−1および第2の抵抗11−2についても互いに近接して配置されることになる。同様に、第1の差分演算部14−1と第2の差分演算部14−2とは、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置される。これにより、第1の差分演算部14−1および第2の差分演算部14−2についても互いに近接して配置されることになる。
以上説明したように、本発明の実施例では、第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2、第1の信号伝送部12−1と第4の信号伝送部13−2、第2の信号伝送部13−1と第3の信号伝送部12−2、および、第1の差分演算部14−1と第2の差分演算部14−2は、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置される。すなわち、プリント基板の表面には、第1の抵抗11−1、第1の信号伝送部12−1、第2の信号伝送部13−1および第1の差分演算部14−1からなる第1の差動信号伝送回路10−1(図1および後述する図3では実線で示す。)が構成され、プリント基板の裏面には、第2の抵抗11−2、第3の信号伝送部12−2、第4の信号伝送部13−2および第2の差分演算部14−2からなる第2の差動信号伝送回路10−2(図1および後述する図3では破線で示す。)が構成される。このような配置構成をとることにより、第1の差動信号伝送回路10−1と第2の差動信号伝送回路10−2とは、プリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置され、第1の差動信号伝送回路10−1と第2の差動信号伝送回路10−2とは信号の極性が逆の関係になる。一般にプリント基板の厚みは数ミリ程度であるので、プリント基板の両面に配置される第1の差動信号伝送回路10−1と第2の差動信号伝送回路10−2とは十分に近接しているといえる。特に従来技術では、シャント抵抗近傍の伝送路や差分演算部近傍の伝送路は、シャント抵抗および差分演算部の物理的構造ゆえ近接させて配線することはできなかったが、本発明によれば、第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2、および第1の差分演算部14−1と第2の差分演算部14−2についてもプリント基板に関して面対称となるようにプリント板の各面上にそれぞれ配置することにより、近接配置を実現可能であり、より一層、高精度の電流検出を達成することができる。
図3は、本発明の実施例による電流検出回路の動作原理を説明する図である。図3は、図1に各部の電圧値および抵抗値の表記を追加したものであり、図1と同様、プリント基板の表面に配置される構成要素を実線で示し、プリント基板の裏面に配置される構成要素を破線で示ており、当該プリント基板については図面を簡明にするために図示を省略している。
第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2とは同じ抵抗値を有するものであることから、ともにその抵抗値を「R/2」とする。第1の抵抗11−1と第2の抵抗11−2とは同一の電流経路上にあるので、第1の抵抗11−1に流れる電流は、第2の抵抗11−2にも流れる。ここでは、第1の抵抗11−1および第2の抵抗11−2に同一の電流が流れることにより、第1の抵抗11−1および第2の抵抗11−2それぞれに、電圧値「Vi/2」が発生すると仮定する。すなわち、同一の電流が流れることにより、第1の抵抗11−1および第2の抵抗11−2は合計「Vi」の電圧が発生するが、この時点では外部ノイズ源300によるノイズ成分は含まれていない。
また、図3に示す例では、第2の信号伝送部13−1および第3の信号伝送部12−2の組よりも、第1の信号伝送部12−1および第4の信号伝送部13−2の組に近い側に、外部ノイズ源300が位置するものと仮定し、外部ノイズ源300から発生する外部ノイズとして、第1の信号伝送部12−1および第4の信号伝送部13−2には「+Vn1」がかかり、第2の信号伝送部13−1および第3の信号伝送部12−2に「+Vn2」がかかると仮定する。
上述のような仮定の下で、第1の差分演算部14−1は、第1の信号伝送部12−1により伝送された信号と第2の信号伝送部13−1により伝送された信号との差分演算を実行すると、「Vi/2+Vn1−Vn2」の電圧を示す第1の差分信号を出力する。一方、第2の差分演算部14−2は、第3の信号伝送部12−2により伝送された信号と第4の信号伝送部13−2により伝送された信号との差分演算を実行することにより、「Vi/2−Vn1+Vn2」の電圧を示す第2の差分信号を出力する。加算演算部15は、第1の差分演算部14−1により出力された「Vi/2+Vn1−Vn2」の電圧を示す第1の差分信号と第2の差分演算部14−2により出力された「Vi/2−Vn1+Vn2」の電圧を示す第2の差分信号との加算演算を実行することにより、「Vi」の電圧を示す加算信号を得る。つまり、本発明の実施例によれば、第1の抵抗11−1および第2の抵抗11−2で発生した合計「Vi」の電圧を、第1の差動信号伝送回路10−1および第2の差動信号伝送回路10−2の通過後の信号においても得ることができている。このように、本発明の実施例によれば、外部ノイズ源300が発生した外部ノイズの影響を受けることなく、高精度の電流検出が可能であることが分かる。
上述した電流検出回路1をモータ駆動装置においてモータ電流検出に用いれば、外部ノイズを受けずに高精度に検出した電流を用いてフィードバック制御を行うことができるので、高精度のモータ制御が実現可能となる。なお、電流検出回路1はモータ電流検出のみならず、交流電源を整流して直流電源を生成する順変換器(整流器)における電流検出に用いてもよい。また、電流検出回路1を、直流モータを駆動するモータ駆動装置における電流検出に用いてもよい。
1 電流検出回路
10−1 第1の差動信号伝送回路
10−2 第2の差動信号伝送回路
11−1 第1の抵抗
11−2 第2の抵抗
12−1 第1の信号伝送部
13−1 第2の信号伝送部
12−2 第3の信号伝送部
13−2 第4の信号伝送部
14−1 第1の差分演算部
14−2 第2の差分演算部
15 加算演算部

Claims (2)

  1. モータ駆動装置内の電流経路を流れる電流を検出する電流検出回路であって、
    同一の電流経路上に位置し、同じ抵抗値を有する第1の抵抗および第2の抵抗と、
    前記第1の抵抗の第1端子側の電位を表す信号を伝送する第1の信号伝送部と、
    前記第1の抵抗の第2端子側の電位を表す信号を伝送する第2の信号伝送部と、
    前記第2の抵抗の第1端子側の電位を表す信号を伝送する第3の信号伝送部と、
    前記第2の抵抗の第2端子側の電位を表す信号を伝送する第4の信号伝送部と、
    前記第1の信号伝送部により伝送された信号と前記第2の信号伝送部により伝送された信号との差分演算を実行することで第1の差分信号を得る第1の差分演算部と、
    前記第3の信号伝送部により伝送された信号と前記第4の信号伝送部により伝送された信号との差分演算を実行することで第2の差分信号を得る第2の差分演算部と、
    前記第1の差分信号と前記第2の差分信号との加算演算を実行することで加算信号を得る加算演算部とを備え、
    前記第1の抵抗の前記第2端子側と前記第2の抵抗の前記第1端子側とが接続され、
    前記第1の信号伝送部と前記第4の信号伝送部とは近接して配置され、前記第2の信号伝送部と前記第3の信号伝送部とは近接して配置されることを特徴とする電流検出回路。
  2. 前記第1の抵抗と前記第2の抵抗、前記第1の信号伝送部と前記第4の信号伝送部、前記第2の信号伝送部と前記第3の信号伝送部、および、前記第1の差分演算部と前記第2の差分演算部は、プリント基板に関して面対称となるように前記プリント基板の各面上にそれぞれ配置される請求項1に記載の電流検出回路。
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